夏樹がライバル米山を下してハイスピード初防衛!彩羽が白ベルトへの挑戦表明

STARDOM Season15 NEW YEAR STARS2014
2月2日(日)名古屋テレピアホール  5:30PM
観衆305人

▼オープニング

 リングに上がった風香GMが「5期生がデビューしてから初めて名古屋に来ることができました。これからもスタッフ、選手一同頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と挨拶すると、選手入場式へ。
 木村響子を除く全選手がリング上に登場すると、選手を代表してイオが「名古屋の皆さん、こんにちは。すごく元気たっぷりで嬉しく思っています。3カ月ぶりに来られて嬉しく思っています。いまみたく元気よく声を出して応援よろしくお願いします」と挨拶。

タッグマッチ 15分1本勝負
松本浩代
●コグマ
7分39秒
野良犬ハイキック→片エビ固め 
夕陽
愛星ゆうな

 5期生のコグマと愛星がそれぞれ夕陽、松本と組んで激突。コグマvs.愛星の5期生対決でスタート。腕の取り合いからお互いトリッキーな動きを見せると一転してエルボー合戦。そこからサーフボードストレッチに捉えたコグマだが、身体が柔らかい愛星は耐えてみせる。
 ならばと松本が入ってきてコグマを抱え上げて愛星を蹴倒すと、ロープに張り付けていく。ここで夕陽が救出に入り、コグマを逆エビ固めに捉える。ロープに逃れたコグマだが、夕陽はサッカーボールキック。

 愛星が入ってきて再びエルボー合戦になると、コグマは愛星のハイキックをかわしてDDT。タッチを受けた松本は「食らえ30キロ!」「食らえ10キロ!」と大ウソをつきながらのダブルニードロップ。夕陽が入ってきてダブルのクローズラインを狙ったが、かわした松本はクロスボディーで2人まとめてなぎ倒すと、愛星にコーナースプラッシュ。
 愛星も松本をコーナーにホイップして串刺しフロントキックを叩き込むと、夕陽がスワンダイブ式ミサイルキック。続く619はかわされたが、なおも松本を蹴っていった夕陽はロープに飛び乗ってのジャンピングハイ。

 ハニーフラッシュを防御した松本は強引にバックドロップで投げると、コグマをオンブして夕陽にダブルニードロップを投下。さらにリバーススプラッシュ式ダブルニーでカウント2まで追い込むと、タッチを志願したコグマにタッチ。ドロップキックを連発したコグマは横入り式回転エビ固め。
 さらに長野美香から伝授されたアームクロスレインボーに捉えていったが、これは愛星がカット。一気に蹴りと突きのラッシュで反撃に出た夕陽は愛星とトレイン攻撃。さらに低空ブレーンバスターで投げた夕陽だが、松本がカットに入る。

 松本にジャンピングハイを叩き込んだ夕陽を首固めで丸め込んだコグマだが、カウント2で返した夕陽は右の野良犬ハイキック。腕でブロックしたコグマだったが、夕陽は間髪入れず左のハイキックを叩き込むと、続けて右の野良犬ハイキックで仕留めて3カウント。

 

 

 
 
シングルマッチ 15分1本勝負
世IV虎
5分57秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め 
ケリー・スケーター●

 「世IV虎、お願いシマス!」と握手を求めるケリーだが、世IV虎はヤンキー座りしたまま無視。「私はトモダチ!」とアピールするケリーだが、世IV虎はまったくの無反応。ハンマーロックに捕らえた世IV虎だが、ヘッドロックで切り返したケリー。
 ロープに飛んだ世IV虎がショルダータックルでなぎ倒すと、ケリーは「もう1回お願いしマス」。世IV虎がもう一度ショルダータックルでなぎ倒すと、今度はケリーからショルダータックルでぶつかっていく。

 世IV虎が倒れないと、ケリーはアームドラッグからドロップキック。しかし世IV虎は串刺しラリアットを返すと顔面ウォッシュをお見舞い。逆片エビ固めに捉えた世IV虎だが、ケリーはどうにかロープに脱出。そこに雷電ドロップを投下した世IV虎はランニング・セントーン。
 これをかわしてトラースキックを叩き込んだケリーは、逆上がりで飛び付いてからリバースDDT。さらにロープに飛び野って背面エルボーアタック。

 世IV虎のエルボーに対して逆水平チョップを打っていったケリーだが、世IV虎は左右のハンマーからブロックバスターで叩き付けると、上からヨシコを投下。カウント2で返したケリーは、突進してくる世IV虎に「チョット待って!」と言ってストップさせると、そこから連続で丸め込む。
 すべてカウント2で返した世IV虎は「舐めるんじゃねぇ!」とカウンターのラリアットで吹っ飛ばすと、コーナー二段目からのダイビング・セントーンを投下して3カウント。

 

 

 
タッグマッチ 20分1本勝負
紫雷イオ
彩羽匠
14分27秒
ラウンディング・ニールキック→片エビ固め 
木村響子
安川惡斗●

 対等タッグと平成スターが激突。平成スターはリングインすると、彩羽がイオをオンブして一緒に「ちかっぱ、やったるたーい!」。先発を買って出た彩羽が惡斗を指名。惡斗が先発で出ると、タックルで倒した彩羽がマウントエルボーを連打。
 しかし木村がエプロンから攻撃してから羽交い締めにすると、そこに惡斗がエルボー。彩羽がかわした誤爆すると、今度は惡斗が彩羽が羽交い締め。そこに木村がエルボーを打っていくが、これも彩羽がかわして誤爆。

 「なんでいつもこうなんだよ!」と小競り合いを始める対等タッグに彩羽が突進していくが、対等タッグは蹴りで迎撃すると、そこから場外に連れ出して観客の応援団扇を奪い取ってアピールしながら痛めつける。彩羽をリングに戻した惡斗はドロップキックを叩き込むと、木村に足を出すように指示して、そこに彩羽を叩き付ける。
 続いて木村がニーリフトを突き上げてから、控えのイオに唾を吐きかけていく。さらにイオを挑発しながら彩羽を羽根折り固めに捉えた木村。

 彩羽も惡斗が入ってきたところで逆水平チョップを連打すると「ふざけるな!」とドロップキックを返してイオにタッチ。だが、木村が出会い頭のエルボーを見舞ってから惡斗と合体攻撃を狙う。これを側転でかわしたイオはラ・ブファドーラでなぎ倒すとその場飛びムーンサルト。
 さらに惡斗にスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャーで叩き付けてのクロスフェース。ロープに逃れた惡斗だが、イオはリバーススプラッシュ式ダブルニーから新幹線アタック。

 これをかわした惡斗はコンプリート・ショットでコーナーに叩き付けると、串刺しドロップキックを叩き込んで木村にタッチ。イオの顔面を足蹴にしていった木村はスリーパーに捉えるが、うまく逃れたイオは背後から低空ドロップキック。さらに木村のオクラホマスタンピートを着地し、ビッグブーツもマトリックスでかわしたイオはアッパー掌底。
 木村はイオのバックを取るが、さらに背後から彩羽が木村のバックを取ると、イオがスワンダイブ式回転エビ固めで飛び付き、その勢いを利用して彩羽がジャーマンで投げ捨てる。イオのムーンサルトプレスをかわした木村は、着地したイオを胴絞めスリーパーで捕獲。

 何とかロープに逃れたイオはスクールボーイからバズソーキック。さらにノータッチヘッドバットまで叩き込むが、木村もノータッチヘッドバットを返すと、リストクラッチ式バックドロップで投げて惡斗にタッチ。10分が経過し、彩羽とエルボー合戦になった惡斗。木村がエプロンからサミングでアシストすると、惡斗はコンプリート・ショット。
 しかしコーナーに登った惡斗をイオが叩き落とすと、彩羽がコーナーに。今度は木村が足止めしている間に惡斗が追いかけていくが、イオが横からロープに登ってドロップキックで惡斗を蹴り落とすと、コーナー上の彩羽がフロントブレーンバスターでイオを投げ捨て、イオは惡斗にフットスタンプ。

 さらに彩羽がフロッグスプラッシュを投下するが、木村がビッグブーツでカット。イオが木村を場外に追いやると、リング上は彩羽と惡斗が両ヒザをマットについたままエルボーの打ち合いに。彩羽ガムシャラにエルボーを連打すると、突進してきた惡斗にパワースラム。惡斗も突進してきた彩羽をアバランシュホールドで叩き付けると、そこに木村が入ってきて彩羽をセット。
 コーナー二段目から惡トーンを投下した惡斗に続き、木村もダイビング・セントーン。さらに惡斗は「(セットする距離が)近いよ!」と文句を言いながら惡トーン。これを彩羽がかわすとイオがバズソーキック。そこに彩羽の新兵器・ニールキックを叩き込んで3カウント。

 

 

 

 勝った彩羽はマイクを持つと「よっしゃ、勝ったぞー! ずっと前から今日は3カウントを取ろうと思っていた。お前の白いベルト、生え抜き、生え抜きとこだわるなら自分に挑戦させろよ」とワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を表明。それを聞いた惡斗は「はい、今日は負けましたよ、負けましたよ! 白いベルト、嬉しいね。欲が出てきたな! いつでもどこでも白いベルト受けてやるよ! 喜べ! 以上!」と彩羽の挑戦を歓迎ムード。
 ところが、惡斗が「木村!」と叫ぶと、木村は惡斗を睨み付けてから「負けたときだけ木村ってどういうことだよ!」と言って強烈な張り手を叩き込む。惡斗も殴り返すが、あっさりとマウントを取った木村は惡斗をタコ殴りにする。

 慌ててセコンドたちが止めに入ると、木村は惡斗に向かって「対等、対等言っているんだったら、もっとやることあるだろ! 自分のことを見つめ直せ! 人のせいにする前に」と捨て台詞を吐いて引き上げていった。

★試合後コメント
紫雷イオ&彩羽匠
イオ「タクちゃん、フォール取ったね。おめでとう!」
彩羽「実のところを言うと、自分、安川惡斗に負けたことがないんですよ。前、5☆STARの予選ですかね。スクランブル(ウォーズ)的な。それでも自分が安川惡斗から腕ひしぎでギブアップを獲って、前回は大阪ナスキーでドローだったんですけど、そこで不甲斐ない試合をしてしまって。自分でもすごく納得がいっていないんで。自分では負けていないのに、あの人は白いベルトを持っている。チャンピオン……何か、それで後楽園のセミを張っていて、すごい見ていて……自分がベルトを賭けて勝負したいって、後楽園のときに思いました。それで前回の後楽園で初めて出したニールキックなんですけど、これは自分が憧れている長与千種さんがずっと使っていた技で。自分はデビュー前からあの技を使いたい、使いたいと思っていて、練習してきたのをやっと出せて、今日これでスリーカウント取れたことはすごく嬉しいし、これからもっともっと精度を上げていって、ドンドンそれでスリーカウント取れたらなって思っています。ずっと10番勝負とかだったので、今日は久し振りのタッグ。それもイオさんと組むのも本当に久々で」
イオ「そうだね。まぁ平成生まれってことで平成スターって名前で組んではきたけど、今日久し振りで。試合前から今日はタクが『イオさん、自分いきたいんです』ってことを言われていて、すごくやる気が漲っているなっていうのが試合前から分かっていたので。私はあの2人で意識するとしたら木村響子のほうであるかなと思いましたんで。タクが初めてベルトに挑戦したいって自分から言ったんじゃないかな」
彩羽「そうですね」
イオ「やっぱり長与千種さんと接してきたりとか、何度も後楽園ホールを経験してきて、タクの中でも成長がすごく出てきていて、いいことだと思うので絶対挑戦するからには白いベルトを獲って、結果残して。平成スター、白いベルトと赤いベルトのチャンピオンタッグ! 平成スターの名の通り、お互い腰に星を手に入れましょう!」
彩羽「はい。やってやりますよ。ちかっぱ、やったるたい!」

▼タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗
宝城カイリ
15分56秒
4173 
脇澤美穂
岩谷麻優●

 たわしーずの2人は川葛のテーマ曲である『神風特攻隊』をカラオケで歌った曲に乗って入場。当然、世IV虎がエプロンまで上がってきて文句を言うが、岩谷と脇澤はたわしヌンチャクで川葛のヌンチャクパフォーマンスの真似をして逆に神経を逆撫でする。
 例によってたわしを持ったまま握手して、相手の手を擦りつけていったたわしーず。岩谷は宝城の突進をリープフロッグでかわすと、ヘッドシザースの応酬を展開。

 続いてナナミホ対決に。脇澤は奈苗との対戦を拒み、岩谷にタッチしようとするが、岩谷は「やれ! 今はたわしーず!」とタッチを拒否。意を決して奈苗に向かっていった脇澤だが、奈苗はサッカーボールキックを叩き込むと、座り込んで「来い」と挑発。脇澤がサッカーボールキックを返すと、そこからお互いに座り込んでサッカーボールキック合戦に。
 「まだ来い!」と絶叫する脇澤に低空ドロップキックを叩き込んだ奈苗は、リバースインディアンデスロックに捉える。そこに岩谷が入ってくるが、インディアンデスロックを決めたままブレーンバスターで投げた奈苗。

 宝城も怒濤のストンピングを落とすとダブルチョップを連打。エルボードロップから逆エビ固めに捉えると、岩谷が脇澤にたわしをパス。地味にたわしでこすっていく脇澤に対し、怒った宝城が脇澤の顔面をたわしでゴシゴシ。
 奈苗が入ってきて七海里はダブルのチョップ。そこから奈苗が足4の字固めに捉えると、岩谷はたわしをパスしようとするが、奈苗が横取りして脇澤を攻撃。ようやくたわしをキャッチした脇澤はそれで奈苗の顔面をゴシゴシ。すかさず岩谷が入ってきてドロップキック。だが、奈苗はアルバトロスに捉える。

 脇澤がたわしを投げつけていくが、奪い取った奈苗は岩谷にたわしゴシゴシ攻撃。さらに串刺しラリアットを叩き込んだ奈苗だが、岩谷もホイップされたコーナーに飛び乗るとミサイルキックを返す。カナディアンバックブリーカーの体勢からヒザの上に岩谷を叩き付けた奈苗はラリアットを狙ったが、かわした岩谷はコルバタで投げ飛ばして脇澤にタッチ。
 巨大束子で殴打していった脇澤はロープに奈苗を叩き付けていくが、奈苗はショートレンジラリアットを返す。しかし脇澤もエプロンからちょっかいを出してきた宝城に奈苗を誤爆させると、奈苗にネックブリーカー。

 脇澤が奈苗のバックを取ると、岩谷が奈苗に巨大束子を投げる。奈苗がキャッチしたところに串刺しドロップキックを叩き込んだ岩谷はトレイン攻撃を狙ったが、奈苗は連続ラリアットで迎撃すると冷蔵庫爆弾を投下。続いて宝城が串刺しドロップキックから串刺し式スピアー。
 10分が経過して極楽固めで絞め上げた宝城。そこに奈苗が掟破りの逆巨大束子攻撃を見舞っていくと、奈苗が宝城を上空にトスしてからのエルボードロップ。脇澤も宝城に唾攻撃からフィッシャーマンズ・スープレックス。

 フィッシャーマンバスターを首固めで切り返した宝城はコーナーに登っていくが、岩谷が足止め。追いかけていった脇澤は雪崩式フランケンで投げると、岩谷にタッチ。超高角度ミサイルキックから低空ドロップキックを叩き込んだ岩谷はノーザンライト・スープレックス。カウント2で返した宝城はエルボー合戦を挑んでいくと、そこから矢のようなスピアー。
 そこに奈苗が入ってきて七海里は連続で岩谷に向かって突進。奈苗の延髄斬りから、宝城のスピアーと奈苗のラリアットを同時に決めるが、脇澤が宝城を背後から攻撃すると、岩谷はサイクリングヤッホー。

 これを奈苗がカットすると、脇澤が巨大束子で奈苗を殴打。さらに大量のたわしをマット上にバラ巻くと、岩谷がその上に宝城をボディスラムで叩き付けてからコーナーに登る。だが、宝城が巨大束子を投げつけると、奈苗が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。さらに宝城がダイビング・エルボードロップを投下したところで15分が経過。
 岩谷のカサドーラをカウント2で返した宝城に張り手2連発を叩き込んだ岩谷はドラゴンスープレックスの体勢に。背後から奈苗が延髄斬りを叩き込むと、宝城はスライディングD。カウント2で返した岩谷だったが、宝城は間髪入れず4173で抑え込んで3カウント。

 勝った宝城がマイクで「奈苗さん、七海里、名古屋で初めてだたんですけど、勝利することが出来ましたー! たわしーずと初めて試合したんですけど……2回目ですか? 忘れてました(苦笑)。アレはありなんですか? 次は新木場でちびーずとの闘いがあるので、こっちは正々堂々いきますのでよろしくお願いします」と言うと、6人タッグ王者の岩谷は「今日は負けてしまったんですけど、次は絶対に勝ちます! せっかく獲れたベルトなんで」と新木場での雪辱を宣言。

 さらに脇澤が「たわしーずは負けてもいいんです。負けて負けて負けてやっと獲れたベルトなのでたわしーずは七転び八起きなんで。意味知ってる? あとでメールしておきます」と奈苗を挑発すると、奈苗は「脇澤さん、たわしーずにすっかり心奪われているじゃないですか? たわしってー! もうお前なんかたわしになっちゃえばいいんだよ! 次、ほーちゃんがアイツからベルトを獲って……そしたら3人、頭をたわしにしろ!」と、すっかりナナミホを忘れてたわしーずに染まった脇澤に三下り半を突き付け、その後も乱闘を繰り広げた。

 

 



 

  
 
ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王者]
夏樹☆たいよう
5分28秒
たいようちゃん☆スパニッシュフライ→片エビ固め
[挑戦者]
米山香織●
※第7代王者・夏樹☆たいようが初防衛に成功

 6月1日の後楽園大会で引退することを発表した夏樹が、ハイスピード王座を賭けてこれまで幾度となく激闘を繰り広げてきた米山を相手に初防衛戦。ハイスピード版名勝負数え唄はこれが見納めとなってしまうのか?
 世IV虎に先導されて入場した夏樹はベルトを高々と抱えながら米山と睨み合い。ガッチリ握手を交わしながら互いに絶叫すると、いきなりトップギアでのロープワークから米山がアームドラッグ。

 エプロンに出た夏樹は、コーナーやロープに飛び乗りながら米山を翻弄していくが、米山もドロップキックを返す。ならばとジャーマンで投げ捨てた夏樹はミサイルキックから串刺し低空ドロップキック。これをかわしてニーを叩き込んだ米山は不知火の体勢に。夏樹が踏ん張るとその場跳び不知火を決めた米山は背後からランニングニー。
 ダイビング千豚♪をかわした夏樹はエルボー合戦を挑んでいくと、チョップの相打ちからソバットの相打ち。そこからダッシュした夏樹だが、米山はローリングソバットで迎撃するとコーナーへ。

 下から蹴り上げていった夏樹は追いかけていくが、米山はエルボーで叩き落としてからミサイルキック。さらにエビ固めや横十字で丸め込む米山だが、夏樹も切り返していくと、立ち上がろうとする米山にソバット。さらに張り手、ソバットからたいようちゃん☆ボムを狙うが、米山が防御。
 ならばとモモ☆ラッチを決めたが、さらに丸め込みで切り返した米山は、カウント2で返した夏樹にロールスルージャーマンスープレックス。そこからコーナーに登った米山だが、駆け上がっていった夏樹はたいようちゃん☆スパニッシュフライをズバリと決めて3カウント。

 

 



 

  
 
★エンディング

 ライバルを下して虎の子のハイスピード王座を防衛した夏樹はマイクを持つと「よっしゃ、ありがとうございました! 名古屋でハイスピードのタイトルマッチが出来て、そして防衛できて嬉しいです。自分は6月1日に引退することを発表したので、名古屋で試合ができるのはこれが最後になるかもしれないですけど、最後まで突っ走りたいと思うのでよろしくお願いします! そしてスターダムのこともよろしくお願いします!」と挨拶。
 一方の米山は悔しさいっぱいの表情で「夏樹! 今日はハイスピードのベルトを獲って『オイ、夏樹! 引退するまで何度でも挑戦してこいよ』って言うつもりだったのに〜! ハイスピードの歌もうたいたかったのに〜!」と嘆く。それを聞いた夏樹は「分かりました! まだ4カ月あるんですよ! これからも米山さんとやるために今日はうたいます!」と言って、米山が作った『ハイスピードチャンピオンの歌』を熱唱。

 最後は全選手がリングに上がると、夏樹が「いくぞー! いくぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で最後のテレピアホール大会を締めくくった。

★試合後コメント
夏樹☆たいよう
世IV虎「よー、親分! かっこいいー! 親分、凄ーい! さすがチャンピオーン! いやもう最高っす、親分! 本当最高です!」
夏樹「ありがとう、世IVちゃん(笑)。すごい、乗りの乗っているっていう。7代目(ハイスピード王者として)初防衛です。もう米山さん! もう米山さんとはね、これでもまだまだやり足らないんですよ、自分は。ハイスピードの道をまだまだ……道は未知だから、もっともっと切り開いて。今日はハイスピードのタイトルマッチがメインでしたけど、どんどんこうやって(いきたいし)スターダムがハイスピード王国になってきているんじゃないでしょうか。引退は発表したんですけど、全然なんか……引退したからって自分は何も変わらないですし、引退を決めていたからとかではなくて、もう常に昔から『これが最後になるかもしれない』とか『悔いのない試合にしよう』とか思いながらリングに上がり続けていたので、発表したからといって自分は何も変わらないので。そして自分がいなくなるからと言って、いなくなったあとにここまで作ってきたものが、なくなられたら困るんですよ。米山さんにはここまで一緒にやってきたからこそ、その自覚と誇りを持って、もう1回自分に挑戦してきてもらいたいと思います。まだまだこれからだー!」

ーー歌をうたってどうでしたか?
「歌はあれは米山さんが自分で作ってきた歌んですけど、ハイスピードチャンピオンの歌っていう題名でね、あれはもうチャンピオンしか歌えない歌なので。自分の持ち歌にしちゃおうかなと思います。いや、でもリングで歌うのがこんなに気持ちのいいものだとはね(笑)。そこも新しい発見です。ハイスピードをやってきて」

 イオに敗れた夏樹が6・1後楽園で引退を発表!惡斗が宝城との初一騎打ちに勝利

スターダム3周年記念日
1月26日(日)後楽園ホール(6:00PM)
観衆1150人  

▼オープニング

 いつものように風香GMとKちゃんパンダによるオープニングダンスを踊り終えると、GMが「皆さん、こんばんは。3年前に旗揚げしたとき、3年間続くとか続かないとか考えなかったんですけど、3年間コンスタントに続けて来られたのは応援してくださる皆さんと、マスコミの皆さんだと思います。この大会は女子プロレスの未来を照らす大会だと思います。新人選手が未来を照らして、ベテラン選手がいまを照らす、そんなバランスで出来るているのがスターダムだと思うので、これからも突っ走っていきたいと思います」と挨拶。

 オープニングVTRは選手たちが思い出の試合を語り、その映像が流れるという構成。4期、5期生が自分のデビュー戦を挙げる中、惡斗は愛川ゆず季戦、宝城と岩谷が世代闘争、脇澤はヒジを脱臼しながらもタッグ王座を奪取した試合、世IV虎は初後楽園での愛川戦、夏樹は奈苗戦、イオはスターダムへの参戦表明した場面、奈苗は里村戦。BGMは奈苗と村田アナが歌う故大瀧詠一さんの『君は天然色』だった。

ルーキー・オブ・スターダム 15分1本勝負
●コグマ
7分55秒
カカト落とし→エビ固め 
愛星ゆうな

 これがデビュー2戦目となる愛星は初の後楽園で同期のコグマとシングルマッチを行う。握手を交わしてからゴングが鳴ると、コグマはタックルのフェイントからヘッドロックに捉えて投げていく。脱出した愛星は腕の取り合いを展開。しかしコグマはフェイントを入れてからのドームドラッグで投げるとドロップキック。
 愛星も串刺しドロップキックを返すと、串刺しフロントキックを叩き込む。コーナー下に座り込むコグマにストンピングを浴びせていった愛星に対し、立ち上がったコグマはエルボー合戦を挑んでいく。

 愛星のエルボーをかわしてDDTで叩き付けたコグマはスリーパーに捉える。サーフボードストレッチにスイッチするが、身体の柔らかい愛星は完全に開脚状態から脱出すると、「お返しだ!」と腕固めに捉えた状態で大きく仰け反っていく。
 ロープに逃れたコグマは愛星のフロントキックをかわすと張り手。愛星も張り手を返すとカカト落とし。だが、キャッチして大外刈りで倒したコグマはジャックナイフ式エビ固め。キックアウトした愛星は後転してグラウンドでのフロントネックロックに捉える。

 そのまま立ち上がった愛星はネックスクリューホールドで押さえ込むがカウントは2。2回目のネックスクリューを狙った愛星だが、横から飛び付いたコグマは回転エビ固め。愛星もすぐに立ち上がってフロントキックを叩き込むと、「終わり!」とフィニッシュ宣言すると脳天にカカト落としをお見舞いして3カウント。
 愛星の初勝利は同期のコグマから後楽園ホールという大舞台で奪ってみせた。



 





 
★試合後コメント
愛星ゆうな
――見事5期生対決で勝利しました。
「よかった! よかった。何か……いや、もちろん勝つ気でやってはいたんですけど、コグマが強いのをたぶん私が一番良く知ってますし、負けたくないって気持ちで一生懸命やったので嬉しいです」
――後楽園ホールでの試合はいかがでした?
「とても広くって、大きいです(笑)。こういうところでドンドンできるように……もちろん、新木場も大事ですけど、後楽園も聖地ですので。そこでドンドン闘っていけるようになりたい」
――カカト落としは愛川さんを意識して?
「そうですね。練習始めた時に、すぐ風香さんがカカト落としの練習をつけてくださって。もちろん愛川さんの事は知ってたんですけど、なぜカカト落としなのかっていうことは分からないままスターダム来てたので。でもそうやって期待してもらえるのは嬉しいので、期待に応えられるようになりたいです」
――愛川さんが使うとゆずポンキックですが、名前は?
「『ゆずポンキックを伝承してもらえば?』という話は前回してもらったんですけど、あの……こないだ箱根合宿で愛川さんと一緒になって、その話を一緒に脇澤さんとしたんですけど、『ゆずポンキックと名乗るには、まだかな』と脇澤さんに言われまして。脇澤さんに教えていただいた『筋トレをマスターできたら、ゆずポンキックができるようになるよ』と言われたんで、その練習をしてちゃんと……そうですね。スターダムの象徴とも言っていい愛川さんの技なので、ちゃんとできるようになってから使うようになりたいです。(カカト落としは)使ってるんですけど、(ゆずポンキックを)伝承できるかはまだ練習が足りないかなと思いますね」
――初勝利はどんな気持ちですか?
「ビックリしちゃって、よく分からない(苦笑)。分からなかったんで……そうですね、あのちっちゃいコグマ選手は、リングに立つと力強くとても重く(感じる)。私もこう、身体は大きいんでね、そうなれるようにさらに練習していきたいと思います」
――愛川さんと直接話したりは?
「何度もお会いさせていただいて、試合に出る前も『頑張って』と言って頂いて、力が入りました」
――愛川さんからアドバイスは?
「それは脇澤さんの筋トレがちゃんとできないと、そういうところまではできないので。まずは脇澤さんをクリアしてから、一緒に愛川さんのところにいけたらいいなと思います」

コグマ
――5期生対決で負けてしまいました。
「負けるとは思ってなくて。私のほうが先にデビューしたというプライドというか、そういうのがありまして。身体はゆうなさんのほうが大きいし、体重も重いですけど、でもそういう……とにかく負ける気はしなかったはずなので、負けてしまってすごい悔しいです」
――ビッグブーツやかかと落としをくらった感触は?
「初めて食らったんですけど、すごい脳が揺れるというか、一瞬空に飛んで行くというかそんな感じで。すごい不思議な技で、ちょっとヤバかったです」
――彼女をライバルとして今後はやっていく?
「はい。同期というのは一番ライバル視するので、まずは倒したいですね。やっぱり。はい」

6人タッグマッチ 20分1本勝負
豊田真奈美
松本浩代
岩谷麻優
11分25秒
ライガーボム→エビ固め 
米山香織
夕陽
ケリー・スケーター●

 6人タッグ王座を奪取し、公認サポーターの亀の子束子を表敬訪問したたわしーずは、社長さんから公認ウェポンを進呈された。今回はタッグのタイトルマッチがある脇澤の代わりに“脇澤コネクション”から豊田真奈美を助っ人として招聘し、米山&夕陽&ケリーのトリオと対戦。
 豊田が入場曲の『ブルーバード』を歌い出すと、脇澤に先導され、松本と岩谷がたわしの入ったダンボールを担いで登場。たわしーずはそのたわしを客席に投げ込む。さらに公認ウェポンを振り回す岩谷に向かって紙テープが投げ込まれると、岩谷の身体中に紙テープが巻き付く。

 早速たわしのネックレスを公認凶器と言い張って首にかけて先発で出ていった岩谷。「たわし」コールが起こる中、夕陽は容赦ない前蹴り。ロープに飛んだ夕陽に対して、リープフロッグを狙った岩谷だが、夕陽は避けて走ると岩谷に体当たり。
 しかし岩谷の腕を取った夕陽がロープに飛び乗ろうとすると、松本がロープを揺らして阻止。しかしケリーが入ってきて夕陽と同時にオールドスクールを決めると、岩谷にサンドイッチローキック。

 米山も入ってきて3人がかりでフロントキックを狙ったが、岩谷がかわすと豊田がダイビング・クロスボディーで3人をなぎ倒す。さらにたわしーずは米山組をロープに張り付けると、背後から3人同時ドロップキック。松本が「これを使え!」と豊田に亀の子束子公認ウェポンをパスするが、米山が奪い取ろうとする。
 引っ張り合いになったときに手を離して米山をずっこけさせた豊田だが、夕陽とケリーが入ってきて豊田にトレイン攻撃。さらに米山がミサイルキックを発射するが、立ち上がった豊田はバックを取ってぶっこ抜きジャーマン。

 米山を肩車した豊田だが、高角度前方回転エビ固めで切り返した米山。ならばとローリングクレイドルをお返しした豊田だがカウントは2。タッチを受けた岩谷がミサイルキックを発射して米内山を吹っ飛ばすが、夕陽が入ってきて蹴りまくる。しかしコルバタで投げた岩谷は低空ドロップキックからダブルリストアームサルト。
 飛び付いていって逆打ちの体勢からアームドラッグで投げた岩谷だが、蹴り倒した夕陽はライオンサルト。ケリーはニーリフトから岩谷を自軍のコーナーに押し込む。そこに米山は夕陽がダブルの串刺しニーを叩き込むと、3人で同じコーナーに登っていくが、松本が巨大たわしで殴打して岩谷を救出。

 ケリーをコーナーに追い込んだ岩谷は巨大たわしをセット。そこに松本がコーナースプラッシュをお見舞い。自分にもダメージがあったが、今度は松本が倒れたケリーの上に巨大たわしをセットし、その上に岩谷がダイビング・ボディプレスを投下。「豊田」コールが起こる中、ケリーの上に大量のたわしの雨を降らせると、その上に豊田がムーンサルトプレスを投下。
 だが、かわして自爆させたケリー。すかさず夕陽が岩谷をジャーマンで投げて、ケリーがジャックナイフ式エビ固めで合体するがカウントは2。ケリーはクロスアーム式河津落としで叩き付けるが、今度は松本がたわしを投げつけてカット。

 さらにたわしによるクローズラインから岩谷がウラカン・ラナで丸め込むがカウントは2。10分が経過し、米山と夕陽が入ってくるが、松本はまとめてバックドロップで投げていくと、ケリーをコーナーにホイップして巨大たわしで殴打してから突進。だが、ケリーも巨大たわしを投げつけて迎撃。怒った岩谷は巨大たわしを奪い取ってケリーの顔の前にセットすると、そこに豊田がミサイルキックを発射。
 一気に松本がライガーボムで叩き付けて3カウント。あれほど勝てなかったたわしーずだが、6人タッグのベルトを奪取してからというもの勢いが違う。

 







 
 
★試合後コメント
たわしーず
松本「今回、たわしーずに豊田真奈美選手が助っ人として入ってくれたんですけど、見事、やっぱり勝利をおさめました!」
岩谷「よっしゃー!」
松本「やっぱり今、たわしーずはアーティスト・オブ・スターダムチャンピオン、そして、何と亀の子束子さんがスポンサーについてくださって、毎回たわしの武器を作ってくれているという心強いスポンサーがいるので」
豊田「これ、すごいねー!」
岩谷「聞いてないですね。今、たわしに夢中になってる(苦笑)」
松本「たわし、お気に入りですか? ありがとうございます」
豊田「何に使えばいいんだろう、このたわし?」
松本「これはもう本当に身を持って体験されたと思いますけど」
豊田「これ、マジ痛いよ」
松本「痛いから相手にやっぱりダメージを……」
豊田「でも私達もダメージじゃない、これ?」
松本「痛みを分かっていたほうがまた成長できるかなって。まぁこれからももっともっとたわしーずは成長できるし、もっともっとすごい武器がこれからも出来ると思うので。そして次回の新木場大会、2月9日に初防衛戦が決まっていて。ちびーずと再戦。前回、大阪でこっちが挑戦者として当たって、その時は負けてしまったんですけど、それ以来の再戦。リベンジを果たす時が来たので。今日はいい勝利だったのではと思います」
岩谷「いやー! 本当たわしは痛くってですね、松本さんにカットされて、カットに来たのはいいんですけど、誤爆をしてしまいまして、ちょっと(※擦り傷がついた腹を見せる)」
松本&豊田「うわーーー!」
松本「たわしの威力は……」
岩谷「これは本当に痛いので、相手にもすっごいダメージを与えられるんですけど、気をつけないと自分たちも食らってしまうので」
松本「そうですね」
豊田「だって私が飛んだ時なんか、これ(=巨体束子)はもちろん痛いんだけど、『痛い』と思ってゴロッとなったら、ちっちゃいのいっぱいあるじゃない! 痛くて!」
松本「慣れないとね」
豊田「これはすごい武器だね」
松本「これは最強です」
岩谷「次のタイトルマッチでは誤爆に気をつけながら、はい」
松本「頑張ります」
岩谷「また豊田さんも是非助っ人に」
松本「よろしくお願いします」
豊田「私も仲間入り。今日、風邪引いてたから次はちゃんと歌うので。次、カラオケにしといてくんないかな? 歌入りだと私の綺麗な声が聞こえない」
松本「そうですね。今度はカラオケ用意しときます!」
豊田「用意しといてよちゃんと」
松本「フルで歌っていただきます」
――久々のスターダムでしたが。
豊田「何か若いね」
松本「ありがとうございます!」
豊田「え? あんたほんとに20代?」
松本「はい。20代です、もちろん」
豊田「ほんと? 何歳ごまかしてんの?」
岩谷「あははは(笑)」
豊田「こういう疑惑を作ると、絶対嘘だから。年齢」
松本「見ての通り20代でございます」
豊田「(岩谷は)20代だよね?」
岩谷「ピチピチのハタチでございます」
豊田「ピチピチとか付けなくていいんだよ!」
岩谷「申し訳ございません!」
豊田「私だってピチピチの43歳になりますから」
岩谷「はい。おめでとうございます!」
松本「ふた回り違う」
豊田「何どし?」
岩谷「酉年」
豊田「酉か」
松本「24歳……」
豊田「酉だったら22じゃない? 私、イノシシ」
松本「はい、すいませんでした。23歳違うのかなと思って」
豊田&岩谷&松本「あははは(※目を合わせて笑い合う)」
※豊田が無言でたわしを松本の太ももへ
松本「きゃー!」
岩谷「松本さん、女性に年齢の話を振るのはダメですよ」

米山香織&夕陽&ケリー・スケーター
夕陽「いやー、たわしーず。たわしーずと言っても正規のメンバーではなくて、今回豊田真奈美選手がたわしーずに加わったということでね、私自身としては(豊田からは)仙女の大会の時にフォールを奪っているので、その勢いで今回もフォールを取ろうと思ったんですけど、なかなか岩谷選手にも敵わない部分があって悔しいです」
米山「たわしはさ公認凶器とか言って、これ見てよ!(※ケリーの傷跡を見せる)何? 大日本のデスマッチとかでも使えそうなぐらいのさ(凶器じゃん)」
ケリー「アブナイヨ」
米山「危ない危ない。次はちびーずでたわしーずのベルト挑戦するから。この負けはキッチリ返してベルト取り戻そうぜ! ちびーず+何? バカガイジン?」
ケリー「……OK(苦笑)!」
米山&夕陽&ケリー「ちびーず+バカガイジ~~ン!」

彩羽匠 試練の10番勝負・第4戦 15分1本勝負
●彩羽匠
7分27秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め 
世IV虎

 試練の10番勝負第4戦に臨む彩羽匠は、世IV虎と“歴代新人王対決”を行う。新人王のときの金メダルを口にくわえながら入場してきた世IV虎。彩羽も新人王のメダルを首からさげて入場。
 ヤンキー座りでメンチを切った世IV虎は、手四つの力比べを要求。彩羽が応じるが、世IV虎がジリジリと押し込んでいき、一気に押し倒してからストンピング。さらにヘアホイップで投げていった世IV虎は顔面ウォッシュ。

 逆エビ固めに捉えた世IV虎は腰をドスンと落としてから逆片エビ固めに移行。かなりキツイ状態だったが、辛くもロープに逃れた彩羽。すると彩羽もサイドキックから逆水平チョップを連打。さらに世IV虎のお株を奪うように中指を立てて挑発するが、世IV虎は「舐めるな!」とショルダータックルでなぎ倒す。
 しかし彩羽もカウンターのパワースラムを返すと腕十字へ。何とかクラッチした世IV虎は持ち上げてからまっとに叩き付けて脱出。エルボー合戦になると、お互いにロープを揺らして気合いを入れてから打ち込んでいく。

 だが、背後から襲いかかった世IV虎はロープに飛ぶ。これをカウンターのドロップキックで迎撃した彩羽は変型のブルーサンダーで叩き付けるとサイドキック。しかしキャッチした世IV虎はヘッドバットからネックハンギングで吊り上げると、そのままマットに投げつけてからのセントーン。
 続く上からヨシコをかわした彩羽はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、踏ん張った世IV虎はラリアットを狙う。これをかわした彩羽はニールキックを初公開すると、続けてフロッグスプラッシュを投下。

 カウント2で返した世IV虎に対し、彩羽もう一度ぶっこ抜きジャーマンを狙う。世IV虎の巨体を見事に投げてみせた彩羽だが、これもカウントは2。ブレーンバスターを狙う彩羽だが、踏ん張った世IV虎はショートレンジラリアットでなぎ倒す。ネックハンギングボムもカウント2で返してみせた彩羽だが、世IV虎はコーナー二段目からのダイビング・セントーンで、昼のDDT後楽園大会での赤井沙希に続き、彩羽もマットに沈めてみせた。
 上から見下ろすように彩羽を睨み付けた世IV虎は、同じ新人王でも格の違いを見せつけた形。これで彩羽は10番勝負、1勝3敗となった。



 





 
★試合後コメント
世IV虎
――初対決でした。
「今日、昼のDDTと夜のスターダムで2試合目だったんですけど、まぁ余裕ですね! 2試合とも勝っちゃったし。これが3年間、自分がやってきたこと。4年目一発目に見せられたんじゃないかなと思います、この格の違いをね。なぜか向こうも新人王のメダル持ってアピールしてきたり、やる気はあったみたいですけど、全然自分のほうが強かった。それだけです。強いて言うなら、久々にジャーマンを食らって。今までずっと食らいたくなくて。マジ、ヤバイんで避けてきたジャーマンを、今日久々にやられたっていう事は、アイツも自分を持ち上げられる力がついてきてるんだなというのは思いましたけど、まだまだです。あのジャーマンでは自分からスリー(カウント)は取れません。いつか自分からジャーマンでスリー取ってください。そこんとこ世露Ⅳ苦」

彩羽匠
――世IV虎選手はいかがでした?
「いや、ひとことで言うと強いですね。セントーンで内臓が潰されました。いやー、パワーファイターって感じですね。やっぱ重量もあるし、パワーもあるし、きっついですね」
――初代の新人王が相手で、新人王対決でもありました。
「ん~、まぁでも新人王は新人王ですけど、あっちはすごい生え抜きの中で、何回か勝ち抜いて取った新人王で、こっちはただ1回しか(試合を)してないっていう。そういうふうに思われる人もいるかもしれないですけど、でも新人王は新人王ですから。世IV虎さんが前、会見で言ってたように、新人王獲った人は出世するってジンクスがあるらしいんで、やっぱそれを自分もこれからちゃんと出世して、新人王の歴史を作っていきたいですね」
――10番勝負はいかがですか?
「きつい! 正直、精神的にもやられる。そういうこと言ったらアレかもしれないけど、でも精神的にきついし、シングルばっかりで。やっぱりリングの中では自分しか頼れる人いないし。まぁでも、こうやって自分のシリーズを組んでいただける事がすごい試練でもあるけど、やっぱりチャンスがゴロゴロあるっていうのもあるし、やっぱりそれはどんどんチャンスを活かしていきたいですね」
――今後は誰と当たりたいですか?
「誰と? ん~、まぁでも、(対戦希望は)ありますけど。でもまぁ言わないでおきます(苦笑)」
 
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者チーム]
高橋奈苗
●脇澤美穂
13分29秒
アルファプレックス 
[挑戦者チーム]
木村響子
アルファ・フィーメル
※第5代目王者チーム、ナナミホ2度目の防衛に失敗。モンスター軍が第6代王者となる 

 高橋奈苗&脇澤美穂の“ナナミホ”が持つゴッデス・オブ・スターダム王座には、木村響子&アルファ・フィーメルのキムラモンスター軍☆2トップが挑戦。
 東京スポーツ紙上でナナミホの写真にかけていたケチャップを持って入場した木村。一方、キッスの世界の『バクバクKiss』を踊りながら入場してきたナナミホ。

 記念撮影の際にベルトを強奪したモンスター軍が奇襲攻撃を仕掛けていくが、逆にナナミホが同時串刺し攻撃を返していき、さらにナナミホの2人で木村を捕まえるが、逆に木村が掟破りの逆ベノムアーム。しかしナナミホも2人がかりでベノムアームを返すと、脇澤がキャメルクラッチに捉えて「ナナミホ最高!」とミホカヨポーズ。
 だが、ダブルドロップキックを自爆させた木村がアルファにタッチすると、アルファは脇澤をボディスラムで叩き付ける。さらにマシンガンショットをお見舞いしたアルファがタッチすると、木村が脇澤の両腕を足で固定。

 奈苗が飛び込んでくるが、張り手で蹴散らした木村は脇澤をロープに張り付けると、顔面にケチャップをかけまくり。さらに背後からビッグブーツを叩き込んでからアルファにタッチ。ケチャップまみれの顔面を踏みつけたアルファは、脇澤を挑発。すると脇澤も何とか回転エビ固めで切り返す。
 だが、木村が入ってきて奈苗へのタッチを阻止。ならばと脇澤は唾攻撃から首固めで丸め込む。カウント2でアルファが返すが、奈苗へのタッチは成功。モンスター軍の2人をクロスボディーでなぎ倒した奈苗は串刺しラリアットを木村とアルファに連続で叩き込むと、アルファに二段目からの冷蔵庫爆弾を投下。

 さらにアルバトロスに捉えるが、サイドバスターで切り返した脱出したアルファはブロックバスターで投げ捨ててから木村にタッチ。またもケチャップを手にした木村はニーリフトの連打からケチャップを顔面にかけようとしたが、パワーで吹っ飛ばした奈苗は起き上がりこぼしラリアット。
 木村も追走式ビッグブーツを返すが、奈苗も追走式ラリアット。さらに脇澤の唾攻撃から奈苗のバックドロップ+脇澤のクローホールドSTOの合体攻撃を決める。だが、木村も奈苗にノータッチヘッドバットからリストクラッチ式バックドロップ。返す刀でシャイニング膝アッパーを返した奈苗だがダブルダウン。

 両者立ち上がると激しいエルボー合戦から張り手合戦へ。左右の張り手を連打した奈苗はイクボムで叩き付けるが、木村も走り込んできた奈苗にビッグブーツ。さらにアルファが脇澤をリング内に引きずり込んでバックドロップ。さらに首をかっ斬るポーズからオメガスラムを狙うが、脇澤は背後に着地。
 そこに奈苗が入ってきて合体攻撃を狙うが、アルファはダブルラリアット。それでも倒れない奈苗はラリアットの相打ちに打ち勝つと、コーナーに登っていく。脇澤が追いかけていって雪崩式フランケンで奈苗を投げてアルファに叩き付けると、脇澤はジャーマンで投げる。

 10分を経過。カウント2で返したアルファはコーナーに登っていくが、奈苗が足止めしている間に脇澤が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返したアルファに対し、脇澤はコーナーに登っていくが、エプロンから木村が足止め。追いかけていったアルファだが、先にマットに飛び降りた脇澤はもう一度コーナーに登っていって雪崩式フランケン。
 しかしアルファが回転を止めて逆さ吊り状態にすると、そこに木村がビッグブーツ。続けて合体技のモンスタークラッシュを決めるがカウント2で奈苗がカット。さらにアルファのオメガスラムもカウント2で奈苗がカット。

 奈苗のアシストを受けて脇澤がバックスライド・フロム・ベノムを決めたが、こちらもカウントは2。ならばと奈苗がショートレンジラリアットで木村をなぎ倒し、ナナミホは同時に対角線上のコーナーに登って冷蔵庫爆弾を投下。しかし足を上げて迎撃したモンスター軍。
 アルファは脇澤にショートレンジラリアットを叩き込むと、そこからアルファプレックスで投げて3カウント。タッグ王座を奪取した上、奈苗の顔面にケチャップをぶちまけた木村。敗れたナナミホは悔しさで顔をクシャクシャにしながら引き上げていった。









 
★試合後コメント
キムラモンスター軍☆
木村「おめでとうとか、ねぇのか? 気が利かねーな」
――おめでとうございます。
木村「何か? 当然の結果ですけど」
――ケチャップにこだわってましたが。
木村「うちらにタブーはない。モンスター軍にタブーはない。こういうところの、ひとつの表現方法。100ある中のひとつの表現方法。別にケチャップだけにこだわる気はない。何でもいいよ、そこに思いがあるなら何でもいいよ。うちらにタブーはない」
――ナナミホの印象は?
木村「ナナって言ったら! ナナって言ったらナナモモだろう? 違う? 正直、みんなそう思ってんだろ? ナナって言ったらナナミホが出て来るか? ナナモモのおまけだろう、ナナミホは。何年前のこと言ってんだ。現在のプロレスしてるつもりだから。過去の名前だけでやってる人にいつまでも付き合ってられない。異議ありますか? スターダム全選手、異議ありますか?」
――今後は?
木村「誰でもいいよ。片っ端から受けてやるよ。その代わり、負けたらモンスター軍に入れって、東スポが言ってたよ。東スポの名のもとに、負けた奴は全員モンスター軍入りだからな」
――キムラモンスター軍でベルトを獲って、今後の対等タッグは?
木村「惡斗がどう捉えるか(次第だな)。あのモンスター軍の4WAYで惡斗が勝ってれば、ここにいたのは惡斗だよ。その場にいなかったんだ。結果を出した人がチャンスを与えられるのは当たり前の話だから、対等タッグを続けたいんだったら、自分自身で変えろと。方向性を変えろと(言いたい)。スターダムっていうビジュアルばっかり推しの会社の方針の流れを変えるぐらいの勢いで来い。私は惡斗はビジュアル系じゃないと思ってるから。以上です」

※ナナミホはノーコメント 
 
▼aa7がダンスを披露
 
 休憩明け、スターダムプロモーション所属第1弾アーティストのaa7(エーツーセブン)がダンスパフォーマンスを披露した。
 
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]
安川惡斗
12分57秒
マフラークラッチ→レフェリーストップ 
[挑戦者]
宝城カイリ●
※第3代目王者、安川惡斗が2度目の防衛に成功

 セミでは同じ三期生ながらこれまで一度も一騎打ちを行ったことがなかった安川惡斗と宝城カイリが初の一騎打ちを行う。愛川ゆず季さんにこだわり続け、愛川引退後に悲願のワンダー・オブ・スターダム王座を奪取した惡斗だが、愛川に立会人になってくれるように打診した宝城が、師匠の目の前で白ベルト奪取に挑む。
 まずは特別立会人の愛川ゆず季が『パイレンジャー』に乗って登場。以前使っていた『パイレーツ・オブ・カリビアン』の曲を前奏に使ったビッグマッチバージョンのテーマ曲で入場した宝城。一方、いつも以上に口から酒を噴射しながら入場した惡斗。

 宝城から握手を求めるが、その手を惡斗が払うと、宝城は背後からのドロップキックで奇襲攻撃。そのまま試合開始となると、宝城はコーナー下で惡斗を踏みつけてからエルボードロップ。逆片エビ固めはすぐに惡斗がロープに逃れる。すかさず宝城をコーナーポストに叩き付けていった惡斗はドロップキック。
 宝城の顔面を踏みつけていった惡斗は、「テメーらシャッターチャンスだ!」と叫んでから、アイドルレスラー専用の技である惡斗様固めを久し振りに出す。屈辱的な攻撃を受けた宝城はエルボーで反撃に出るとスピアーへ。

 だが、キャッチした惡斗はガブった状態からスイングしてブン投げる。宝城も背中をバンバン叩いてから前方回転ネックブリーカーを決めると極楽固めへ。惡斗の腰を踏みつけた状態で決めていった宝城は、コーナー二段目からダイビング・エルボードロップを投下。これをかわして場外にエスケープした惡斗は「じっくり行こう、じっくり」と言って観客の飲み物を拝借。
 宝城が追いかけていくと、素早くリングに戻った惡斗。苛つく宝城がリングに戻ろうとしたところに蹴りを入れ、ロープ越しのスタナーを決めた惡斗はミサイルキックを発射。1回転した宝城に対し、なおもドロップキックを叩き込んだ惡斗は、顔面を踏みつけて「カイリ」コールをして挑発。

 宝城も横十字で丸め込むと、続けて足を取って倒しておいての逆エビ固めへ。さらに腰にエルボーを落としていった宝城だが、惡斗はスクールボーイからストレッチマフラー。しかし腰にダメージですぐに離してしまう。すかさず串刺し式スピアーから正調スピアーを叩き込んだ宝城はイカリを狙う。
 だが、決められる前にロープに逃れた惡斗はエルボーで宝城を吹っ飛ばす。宝城もエルボーを返していき、声を張り上げながらのエルボー合戦に。だが、飛び付いてきた宝城をキャッチしてアバランシュホールドで叩き付けた惡斗は、コーナーに登っていく。

 しかし下から攻撃した宝城がデッドリードライブで投げ捨てると、逆にコーナーに登ってダイビング・エルボードロップを惡斗の腰に投下。辛くもカウント2で返した惡斗だが、宝城は間髪入れずイカリで思い切り反り返る。チョーク攻撃で何とか逃れた惡斗。
 10分が経過し、両者マットに両ヒザをついたままの状態から宝城がエルボー。さらにヘッドバットを見舞っていくがカウントは2。惡斗の宝城がエルボーに来たところをコンプリート・ショットで切り返すと、コーナー二段目からの惡トーン。

 だが、ACTΩを背後に逃れた宝城は、背後からスライディングDを叩き込むと4173。しかし、カウント2で返した惡斗は続くスライディングDをかわしてのストレッチマフラー。さらにマフラークラッチに移行。リング中央で決まり、動けない宝城を見たレフェリーは試合をストップ!









 「ギブアップしていない」と必死にレフェリーに食い下がる宝城だが、勝った惡斗は特別立会人の愛川さんに向かって、自分の腰にベルトを巻くように指示。愛川さんが惡斗の腰にベルトを巻くと、両者は握手。その姿はかつての憧れの人との握手ではなく、対等……いや、現役バリバリのチャンピオンとOBか。
 そしてマイクを持った惡斗が「イヤー! 安川惡斗、完全防衛! 愛川ゆず季に腰に巻いてもらうのも果たしたしな。アタシはこれで何も言うことなし! 以上!」と言い放つと、場内からは「惡斗」コール。

 惡斗からマイクを投げられた宝城は「待て。今日は私が負けた……。だけど愛川さんの前で勝つ姿を見せられなかったのはほんとうに悔しいけど、絶対もう1回……私は白いベルトを諦めないから、絶対持ってイテよ! それまで持っていてよ。もう1回、お願い……」と懇願。
 それを聞いた惡斗は「そうだな。いいこと教えてやるよ。白いベルトがこの団体で一番似合うのは宝城カイリだよな! それはファンも望んでいるよな? ……あれ? アタシのほうが似合ってる。見ろ、この客の反応。お前はアタシが持っていないものを持っている。だからもっともっと頑張れよ。きっと似合っている。それが分かっているからお前に巻かせない。何度やっても巻かせない。それでもやるなら何でもかかってこいよ!」と、何とも惡斗らしい独特な言い回し。

 そして惡斗から「愛川、何か言う?」と強引にマイクを渡された愛川さんが「スターダム3周年、皆さんありがとうございます。3期生の惡斗選手と宝城カイリ選手の試合を見るのは感慨深いです。2人とももっともっと頑張ってください。ありがとうございました」と言うと、2人の腕をあげて健闘を称えた。

★試合後コメント
安川惡斗
「安川惡斗だー! 防衛ね、しました。しましたよ。宝城カイリ! なんかね……いやー、同期だなんだかんだ言って、よう泣く奴だ。アイツはやっぱり私の言った通り、ただのアイドルレスラーです! アイツはもっともっと強くなってもらわないと困る。それが今日の客の反応……客の反応が自分の思ったものではなくてビックリした。そのためには! もっとカイリが強くなって、これ(=白ベルト)に相応しくなってもらうしかないっすね。以上!」
――愛川さんの前で白いベルト防衛しましたが。
「そうっすね。やっと愛川ゆず季に『巻け、巻け』って言って巻かせたし、アタシは1つずつ夢を実現していってるのは事実なんで。このまま新しい目標……目標が愛川ゆず季を倒すから始まって、倒して、白いベルトをゲットする。本当は愛川ゆず季から獲りたかったけど、白いベルトをゲットする……ゲットできた。愛川ゆず季に白いベルトを巻かせる。巻かせた! じゃあ次はなんだ? それはね、お楽しみに。アタシはどんどんどんどん自分の夢を1つずつ、1つずつ叶えていくタイプだから! 地道なんだよ、こう見えて。地道に行くぞ! 以上!」 

宝城カイリ
「……なんか、最後があんな感じだったので、試合がまだ終わった……負けてしまったっていう実感がないです。…すごくコメントはしづらいんですけど……ん~、全然自分の中で納得が、納得がいかない……。まだ色々と自分に足りない部分が分かったんで、ちょっと…しばらく考えたいと思います。あ~…もっとやりたかったです。ん~、まだまだ本当に。でも今日が初対決ということで、何か当たってて楽しかったですし、でもまだ惡斗のほうが強いんでしょうね。へへ(苦笑)。
 お客さんの反応がすべてだと思うので、それを流さずしっかり受け止めて。凹んではいられないので、私も……今ちょっとまだ浮かばないですけど、私には私の使命があるので。これからも今日の負けはしっかり受け止めて進んでいきたいと思っております。お客さんの応援もすごく、私への応援もすごく届いたので、すごく感謝したいです。私を応援してくれる人はいるので、少なからず。その方々に恩返しをしていきたいので、応援してくださった方にも悲しい思いをさせて申し訳ないですけど、もっともっと……次、もっと、倍以上の恩返しをしたいと思うので、自分を信じてこれからも諦めないで頑張ります。ありがとうございました。
 言い訳はしたくないんですけど、ちょっとおとといの最終練習で、滅多に怪我をしないんですけど、首のほうを怪我をしてしまって。昨日、一昨日と針を打ってもらって。なので、大丈夫だと思ったんですけど、その隙を作ってしまった自分が悪いので。次はもっともっと準備をしっかりして、肉体的にも精神的にも強くなりたいと思います。ありがとうございました」

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]
紫雷イオ
20分38秒
スープレックス・デ・イオ(仮) 
[挑戦者]
夏樹☆たいよう●
※第3代目王者、紫雷イオが5度目の防衛に成功

 メインでは高橋奈苗や木村響子を下し、JWP中島安里紗とのダブルタイトルマッチをも経た紫雷イオの持つワールド・オブ・スターダム王座に、デビュー10周年を迎え、米山香織から虎の子のハイスピード王座を奪回した夏樹☆たいようが挑戦。

 南側客席通路に女性ダンサーが2人登場し、ヒップホップのダンスを披露していると、夏樹のテーマ曲にチェンジ。すると入口から腰にハイスピードのベルトを巻き、新コスチュームの夏樹が登場し、リングへ。世IV虎がロープを開け、夏樹をリングに招き入れると、夏樹もダンサーズと一緒にカンフー式のダンスを披露。
 一方のイオも白いIOTICAマスクを被り、南側客席から登場。腰に赤いベルトを巻いたままコーナー最上段から前宙でリングイン。

 なぜか風香リングアナは涙ぐみながら選手をコール。試合が始まると、ロックアップから夏樹がトリッキーな動きを見せるが、イオも付いていってみせる。手四つの力比べになると、夏樹が気合いで押し込んでいくが、イオが押し返すと夏樹はブリッジ。そこから巴投げで投げていくが、イオもカサドーラの体勢で飛び付いてのアームドラッグ。
 ハイスピードらしい攻防から夏樹がイオのバックに回ってスリーパー。イオは夏樹の両足をロックして切り返すと逆片エビ固めへ。イオはそこからロープに飛んでいくが、夏樹も伏せてかわす。

 イオがバック転フェイントを見せれば、夏樹もロープに飛び乗ってかわしてみせ、さらに場外に転落したところにイオが飛ぼうとすると、素早くリングに戻ってイオの左腕を攻撃。フットスタンプからオモプラッタに捉えると、変型の羽根折り固めへ。さらにサッカーボールキックを見舞った夏樹はイオの左腕を蹴り飛ばすと、コーナーを駆け上がってイオを翻弄してからアームブリーカーで叩き付けてのワキ固め。
 そこからエルボー合戦を仕掛けていった夏樹は、ランニングエルボーでイオをなぎ倒す。さらにカンフー殺法からバズソーキックを狙うが、イオはことごとくかわす。それでも蹴っていった夏樹に対し、イオもすぐに立ち上がって蹴り返す。ヘッドスプリングえ立ち上がった夏樹は左右の張り手を連打。

 コーナーまで後退したイオに対し、夏樹は串刺し低空ドロップキック。そこからミサイルキックを発射した夏樹はもう一発串刺し低空ドロップキック。かわしたイオは新幹線アタックを発射。コーナーに登ったイオだが、駆け上がっていく夏樹。だが、イオはトップロープへのエームブリーカーで叩き付けると、続けてミサイルキック。
 ダブルアーム・フェースバスターで叩き付けたイオはクロスフェース。世IV虎が必死に激を飛ばす中、10分が経過。かなり長時間捕まった夏樹だが、ギブアップしないと判断したイオはコーナーに登っていく。だが、またも追いかけていった夏樹は雪崩式アームドラッグで投げてからコーナーに飛び乗ってのムーンサルトアタック。

 腕固めに捉えていった夏樹。悲鳴をあげながらも必死に耐えるイオだが、夏樹は腕十字に移行。辛くもロープに逃れたイオだが、夏樹はフロッグスプラッシュを投下すると、間髪入れずワキ固めへ。そこからジャパニーズ・レッグクラッチ・ホールドに移行した夏樹に対し、逆立ち状態から肩に飛び乗ったイオはミステリオ・ラナを狙うが、夏樹はライガーボムで切り返す。
 だが、イオも何とかドロップキックで夏樹を城外に追いやるとトペを発射。「もう一発!」と叫んだイオはコーナーからケブラーダを発射。リングに夏樹を戻したイオはスワンダイブ式ミサイルキック→619→背後からのスワンダイブ式ミサイルキックと畳みかける。

 15分が経過し、イオはバズソーキックをキャッチされると、低空延髄斬り。さらにバズソーキック。夏樹もイグチボムを返すが、イオは返す刀でバズソーキック。ダブルダウン状態から先に立ち上がったイオはその場飛びムーンサルト→二段目からのムーンサルト→最上段からのムーンサルトを連続投下。これもカウント2で返した夏樹は再びコーナーに登っていくイオを追いかけていって雪崩式ジャーマン。
 だが、着地したイオはシャイニング・ウィザード。パッケージ・ジャーマンスープレックスホールドを逃れた夏樹はたいようちゃん☆ボムを狙うが、イオが防御すると左右の張り手からミドルキック。レッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げるが、これもカウントは2。

 夏樹はダイビング・フットスタンプを投下するが、イオも王者の意地でキックアウト。ならばと夏樹はソバットからたいようちゃん☆ボムをズバリと決めるが、イオはカウント3寸前で返す。イオは鼻血を出しながらもカウンターのウラカン・ラナ。カウント2で返した夏樹はエルボー合戦からへ。さらに張り手合戦になると、夏樹が左右の張り手を乱打。
 しかしイオもヘッドバットからアッパー掌底を返すと、シャイニング・ウィザードを叩き込む。20分を経過し、イオは奥の手ムーンサルト・フットスタンプを出すが、やや当たりが浅い。ならばともう1発ムーンサルト・フットスタンプ。今度はズバリと決まり、夏樹は悶絶! それでもイオはダメ押しにパッケージ・ジャーマンで投げてからレッグクラッチホールドで押さえ込む新技「スープレックス・デ・イオ(仮)」で3カウント!









 
★エンディング

 腰に赤いベルトを巻いたイオはマイクを持つと「スターダム3周年記念大会、勝ったのはこの紫雷イオです! 夏樹さん、夏樹さんにはシングルで1回も勝ったことなかったですけど、今日こうして夏樹さんが赤いベルトに挑戦してくれて、5度目の防衛に成功して本当に嬉しく思います。夏樹さんのお陰です。ありがとうございます。相手なくしてプロレスは出来ませんし、相手なくしてチャンピオンなんて全然格好良くないです。夏樹さんは本当に本当に偉大な先輩です」と言ってからマイクを渡す。
 健闘空しく敗れた夏樹は「ありがとうございました。イオ、お前が名実共にスターダムのトップでエースだよ。今日は完敗を認めます。あともうひとこと言わせてください。自分は今年で10周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます。これはずっと前から考えていたことなんですけど、10周年を迎える今年、プロレスラー夏樹☆たいように区切りをつけさせてもらいます。だからこそ今日は勝ちたかったんですけど、自分は6月1日、後楽園大会で引退します! まだ半年くらいあるので最後まで自分は進化をするように頑張りますので、引き続きスターダムの応援をよろしくお願いします」と衝撃発言!

 それを聞いてイオが「夏樹さんがこうして引退を心に決めたのは、本当にたくさんたくさん考えての結果だと思います。私たちスターダムの選手もこのことを聞いたのは最近のことですし、とにかくビックリしていますし、寂しいんですけど、寂しがったり悔しがったり引き止めるのは簡単なことだと思いますけど、夏樹さんが6月1日までにいかに笑って、安心して引退できるかどうか、どこまで私たちがそう思わせるか、それがこれからの私たちの仕事だと思っています。6月1日は最高の引退試合をしてもらえるよう、残された時間、頑張っていきますので、まだまだ私たちスターダムから目を離さないでください」と言うと、イオは奈苗にマイクを渡す。
 リングに上がった奈苗は「夏樹さ……私を倒してから行けよ! 言いたいことはいっぱいあるけどさ、こうやって『辞めないでくれ!』って声が出ることはレスラーとして幸せなことだと思う。辞めないでほしいよ……でもずっと夏樹の傍で闘ってきたから、いまの高橋奈苗がある。そしてスターダムもあるんですよ。ねぇ、皆さん! スターダムに夏樹☆たいようの試合があるのは本当に宝なんですよ! 6月まで何試合しかないですけど、もう目を離すんじゃねぇぞ! 夏樹、お前を精一杯送り出す。それがパッション! だけど最後まで倒されなかったら、いつまでも引き止めるかもしれないぞ。往生際が悪いのがパッションなんだよ! 人生まるごとパッション! 最後までパッション! パッション! パッション! いろんなことがあるスターダム。動いていくのがスターダム。4年目もよろしくお願いします! 夏樹、最後までパッションだぞ!」と絶叫してから夏樹を抱きしめた。

 最後は選手と風香GM、愛川さんもリングに上がってから、イオが「4年目のスターダムを絶対に目を離さないでくださいね! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で3周年記念日を締めくくった。

★試合後コメント
紫雷イオ
「いやー、本当、さすが夏樹☆たいようです。まぁ私がチャンピオンとして防衛することが目標というか大前提として。そういったものが勝たなきゃいけないって当たり前なんですけど、試合内容も伴わせなきゃいけないっていうのが、夏樹さんと私のカードだからこそのテーマとしてあるんじゃないかと思ってて。それができてたと思うし、私が思っていた以上のものを夏樹☆たいようが発揮してきて、自分もきっと負けずに出せてたんじゃないかと思って。でもやっぱりさすが夏樹☆たいようですよ。そのひと言ですかね」
――途中、鼻血を出して追い込まれた部分もありましたが。
「そうですね。もう、あの、もう……猛烈なラッシュ? 張り手? 殴り? もう何をやられてるか分からないぐらいの、文字にしたら“ボコボコ”って感じだったと思うんですけど。いや、でも心が折れなかったですよ。やっぱり私にはこれ(=赤いベルト)がありますから。守るものがある人間は強くなれますし、アレさえも楽しかったと思いましたよ。夏樹さん、6月1日、笑って送り出したいですね」
――夏樹選手に勝って、木村響子、アルファ・フィーメル、世IV虎、高橋奈苗に勝って、そうなるとスターダムでは一巡した感じがあるが、今後チャンピオンとしてはどうしてくのか?
「ん~、そうですね。一巡しちゃったのかな? いや、もちろん防衛だったり、ベルト獲得だったりっていうことはしてきたんですけど。ん~、次の対戦相手の候補的な事ですか?」
――このあとは、過去の挑戦者から外せば、初めてタイトルに挑戦する人か、外国人になると思うが。
「ん~~そうですね、もちろん3月16日も後楽園ホール大会ありますので、ここまで防衛したからには私今年の目標赤いベルト連続防衛10回、まずは10回を目指してるので、もちろん防衛戦やりたいと思ってます。ただ、まあ相手に関しては夏樹選手とこうやって引退も発表されて、そこまでは今のところは頭にはないですね」
――スターダムの選手も夏樹選手の引退は直前に知ったとおっしゃられていたが、今回の試合は知った上でだったと思うんですが、今までと違う思いが試合にあったと思うんですが
「ありましたね~。ありましたよ、そりゃ。もう、やっぱり尋常じゃないぐらい思いがありました。ただやっぱり夏樹さんの口からキチッとお客さんに発信するまでは、それを私達が見せてはいけないというか、それを私達が言うことではないので。どうしても隠すというか、そこを悟られてしまうわけにはいかないので、口にしたりは出来なかったんですけど、もう思いが尋常じゃないぐらいありましたね。入場を待つ間の試合前の映像だったりとかも耳に入ってる時とか、何かちょっとこう、しんみりしたりしてしまって。でも、『いやいや、これから試合だし』って、持ち直したりとか、色んなやっぱり複雑な思いありましたけど、最後に言った通り、いかに夏樹さんを安心させて、笑って送り出せるかが私達の仕事だと、使命だと思ってますので。6月1日まで全力でやっていくだけですね」

夏樹☆たいよう
「あー、あのムーンサルトフットだけは絶対に食らわないようにしようと思ったんですけどね。アレは今まで受けた技の中で一番キツイかも。いやー、効きました。完敗です」
――引退発言については?
「そうですね。これは結構前から決めてたというか、ちょうど今年で10周年で30歳になる節目でもありますし。はい、結構……うん。自分の中で夢が叶ったかなと思いまして、ここで区切りをつけようと思いました。でも、まだまだ。今日も負けてしまったし、やり残したことがあるので。奈苗さんにも最後、あぁいう風に『私を倒してから(引退しろ)』と言われてしまったのでね。はい。それは必ず、自分は実現してからリングを降りたいと思います」
――前から決めてたというのは要因はあったんですか?
「いや、(プロレスを)始めた頃から最初は20歳になる年でデビューして、はじめは『25(歳)で辞める』とか言ってたんですけど、その時は全然目標も達成してないし、自分のプロレスも出来あがってないし、楽しくて楽しくて辞めれないと。じゃあ30歳と決めてたわけじゃないですけど、目安としていいかなぁと思ってやってきたんです。こうしてスターダムに入って、すごい濃い3年間を過ごしてきて、後輩たちも沢山育ってきて、自分ははじめは赤いベルトに興味なくて、奈苗さんにしか興味なかったんですけど、ハイスピードで争っていたイオがいつのまにか団体を背負うトップになっていて、前回の中島(安里紗)との試合を見た時に、自分は初めてイオのベルトに挑戦したいなと思って。そう思えるところまで来たっていうのは、安心して任せていけるというふうに思ったんでね。だからこそ、まだまだな自分は最後の最後まで進化したいと言いましたけど、(後輩たちの)壁にならなければいけないと思ってたから、今日も勝ちたかったですけど。はい」
――今日、もし勝ってたら引退という決意は伸びたりとかはあったんですか?
「それはないですね」
――勝とうが負けようが6月(1日で引退)と
「はい」
――今日、タッグのベルトが移動しましたが、川葛でタッグのベルトを巻くというのも常々口にしていたと思いますが、それも6月までに(実現したい)?
「はい、そうですね。ナナミホが負けたのショックだった(苦笑)。もう自分の予定ではね、今日赤いベルトを巻いて、ナナミホからタッグのベルトを獲るっていう予定だったんですけど色々狂ってしまって……。でも、だからこそ面白いんじゃないですかね、プロレスって」
――残り約4カ月で、そんなに長くはないと思いますが、スターダムの選手とひと通りやりたいと思います。団体外の選手はもう希望を出さないと実現しなくなると思うが、誰かいますか?
「いますけど、本当に少ないです。それだったら自分、あの…思い出づくりとかいらないんで。本当に残された時間、スターダムの人達と出来る限り闘いたいのが一番ですね。そして女子プロレスっていうものをしっかり残していく。それができるのは絶対、スターダムしかないので」
――少ない選手でも名前を挙げられる選手は?
「う~ん……言っていいんですかね? やめとこうかな。やめときますね」
――引退後の予定は?
「う~んと、自分の中では……はい。そうですね、まだ周りの人にも言ってないですけど、決めてます」
――プロレスからは離れる?
「そうですね。辞めたら世界一周に行きたいなと思って。1年間ぐらい(笑)。それから考えようかなと思って。本当に女子プロレス、満足しました」
――引退試合のカードは頭に浮かんでるものはありますか?
「そうですね、はい」
――今、言えますか?
「いえ、まだですね」

★ロッシー小川代表総括
「最後はすごく壮絶な試合になって、常々夏樹が言ってた最先端プロレス? そういうのを示したんじゃないかなと思いますね。夏樹☆たいようから引退というのは、去年の暮近くに聞かされまして。選手に対しては1月19日に箱根で強化トレーニングやった時に、本人の口から言いました。それで今日は本人の口から(公の場で)話さなきゃいけない。タイミング的にはあと4カ月しかないんで、これを逃してしまったら、次は3月の後楽園っていったら、もう2カ月切ってしまうタイミングなんで、今日言わなきゃならないというところでした。あと惡斗vs宝城カイリも、(デビューから)2年間で初めてのシングルで、これは育てていくって意味で敢えてセミでやらせて(みた)。やがてこれがメインでやるカードに育っていければいいかなというところで、敢えてそういう扱いをしてます。今日はある意味、理想的に、ゲストというのも豊田真奈美ぐらいでほとんどレギュラーメンバーとスターダムの選手だけで出来たんで。この路線は変わらないと思います。他団体と絡むとしたら年に1回あるかないかじゃないかなっていう。基本的にこの路線で突っ走っていくんで、4年目もよろしくお願いします」
――イオ選手はひと通りの相手と闘ったと思うんですが。
「まだいますよ。名前を出すとアレになるんで。いっぱいいます、まだ」
――それは未挑戦の人も?
「います、います、います。別に何回挑戦してもいいんだし、とりあえず今までの5回(の防衛戦)は初めての人とやってたんですけど、まぁ6回目で終わるか、6回目以降になるのか、次は3月16日を防衛戦にしたいなと(思います)」
――二巡目もあり得ると?
「あり得ますね。ただまぁとりあえずひと通りやったほうがいいんじゃないですかね、やれるんだったら」
――夏樹選手の引退を小川さんは聞いて、引き止めたりは?
「自分もこの世界に入って長いんで、もう『辞める』って口に出した時点で受け入れるしかないんですよ。それはこの仕事の宿命なんで、それで止める・止めないとかじゃなくて、本人が言い出したことっていうのは覚悟を持って言ってるんだから、じゃあそれまで一生懸命やってくださいというところなんで。それはもう36年間やってきたんで、宿命ですよ。これは本当に。引退とか、辞めていくっていうのは」
――箱根の全体合宿の時、皆さんの中で動揺などはあったと思うんですが。
「奈苗が一番ショックだったんじゃないですか? 他の人はあまり感情を出さないんで、そういう場では。奈苗は感情出すんで、そういう意味では」
――夏樹選手にとっては絶頂期だと思うんですが。
「そうですね。絶頂期で辞めるって人もあんまりいないと思うんで、まぁいいんじゃないですか?」
――もう少し続けてもいいと思うんですが。
「昔から決めてたみたいですよ。10年ひと区切りで。それはそれで、そういう引退もありなのかなと。今、ボロボロになってまでやる人もいるけど、それは人それぞれのプロレスなんで。夏樹が選んだプロレスを、スターダムは最後まで後押ししていければいいかなと(思います)」
――団体としては引退ロード的なものは?
「引退ロードといっても4カ月しかないですからね。1試合、1試合、全部(が引退ロード)。次、2月2日に米山とハイスピードやるし、この二人だって1回で終わるか分からないし、何回もやるかもしれないし。さっき夏樹が言った通り、他の団体(の選手)とチャンスがあればやることもあるだろうし。ただ、チャンスがなければやらない。このままでいいかなと」
――すぐにリマッチですね。
「それが二人が見せたい試合なんじゃないですか。(スターダムは)また今年もコツコツとやりますんで、コツコツ、派手にやりますんで」 

 夏樹が自らのデビュー10周年を勝利で飾る!5期生の愛星がデビュー

STRADOM Season15
NEW YEAR STARS2014 開幕戦
1月12日(日)新木場1stRING(12:00PM)
観衆325人(満員)  

▼オープニング

 いつものようにKちゃんパンダによるオープニングダンスから風香GMが登場。踊り終えたGMは「皆さん、こんにちは。あけましておめでとうございます。2014年初めての新木場にお越し頂き、ありがとうございます。今日は第1試合でデビュー戦があって、メインに10周年記念試合があって、最初から最後までお祭りみたいな感じなので、皆さんもそんなテンションでお願いします。今年もスターダムをよろしくお願いします」と挨拶。

 続いて新木場では久し振りとなる選手入場式へ。1人ずつ登場し、マイクで今年の意気込みを語っていった。

愛星「デビュー戦、頑張ります」
コグマ「今年は選手としてレベルアップしたいと思います」
彩羽「2014年、今年もちかっぱやったるたい!」
宝城「今日はゆうなちゃんのデビュー戦の相手ということで、力の限り頑張りたいと思います」
ケリー「ミナサン、コンニチハ。ワタシはケリーデス」
岩谷「今年も頑張っていきますので、よろしくお願いします」
米山「今年はアクティブ・アグレッシブにいくぞー!」
脇澤「皆さん、ハッピーニューイヤー! みんなの太陽、脇澤美穂は今年も頑張りまーす!」
惡斗「イエーイ、安川惡斗だー! 2014年も引っかき回していくぞー! 以上」
世IV虎「あけおめ! 何と明日は成人式です。ハタチもぶっ飛ばしていきたいと思うんで、そこんとこ世露IV苦」
夏樹「今日は夏樹☆たいようデビュー10周年です。今年もハイスピードに駆け抜けていきたいのでよろしくお願いします」
奈苗「今年は午年。何の年だか分かりますか? 私の年です。年女としてもっともっと盛り上がっていきたいと思います」
イオ「今年はこの赤いベルトの最多防衛記録を塗り替えていきたいと思います。目指せ、防衛10回!」

 その後、風香GMが「スターダム、シーズン14……15」と、噛んでしまうと、ケリーが「噛み噛みおばちゃん」と言って会場の爆笑を誘った。そして最後は選手が観客に年賀状をプレゼント。

愛星ゆうなデビュー戦 15分1本勝負
宝城カイリ
9分47秒
ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め 
愛星ゆうな●

 コグマに続いて5期生の愛星(まなせ)ゆうなが宝城カイリを相手にデビュー戦を行うことに。新体操のほかにグラビアや舞台出演の経験もある愛星は、ビジュアル系ファイターとしての期待もかかるが、白ベルト挑戦を控えた宝城相手にどんなデビュー戦を行うか注目だ。

 青い大胆なコスチュームで入場してきた愛星に、観客が花束をプレゼント。緊張した面持ちで宝城と握手を交わした愛星は、まずはロックアップ。そこからリストロックに捉えた愛星だが、宝城が切り返すと、愛星は側転してから腕を取り返す。
 足をすくって倒した宝城はトーホールドに捉えていくが、下から蹴り上げた愛星。ならばと袈裟固めで抑え込んだ宝城はスリーパーに移行。さらにサーフボードストレッチに捉えるが、新体操をやっていた愛星は身体の柔らかさを活かして脱出。

 宝城はエルボードロップを腰に落とすと逆エビ固めへ。エグイ角度で決まったが、これも身体の柔らかい愛星は、悲鳴をあげながらも何とかロープに脱出。宝城はなおも腰にエルボードロップを落とすと、敢えて愛星が立ち上がってくるのを待ってエルボー合戦を要求。劣勢になった愛星に対し、宝城はボディへのダブルハンマーから前方回転ネックブリーカー。
 さらにドロップキックからロープに飛ばそうとしたが、スピンキックで防御した愛星はフロントネックロック。さらに串刺しフロントキックを叩き込むと、ストンピングの連打からボディスラムを狙う。

 宝城は必死で踏ん張るが、どうにか持ち上げて叩き付けていった愛星は執拗にカバー。カウント3を許さなかった宝城はダブルチョップを連打していくが、愛星もカウンターのガットショットから腕固めに捉えていく。大きく仰け反って宝城の腕を伸ばしていった愛星。あわやギブアップかとも思われたが、宝城は先輩の意地で耐えてみせる。
 ならばと愛星はフロントキックからカカト落とし。愛星の長い足が高く上がり、宝城の脳天にクリーンヒットすると、愛星は首をかっ斬るポーズからネックスクリューで叩き付けたままブリッジしてホールド。

 カウント2で返した宝城はスピアーを叩き込むと、イカリを狙ったが、愛星は身体の柔らかさを活かして丸め込む。だが、カウント2で返した宝城は串刺し式スピアーからダイビング・エルボードロップを投下して3カウント。
 宝城は愛星を抱きしめて健闘を称える。宝城の肩を借りて四方に一礼した愛星に、観客からはデビュー戦に合格点を与えるような温かい拍手が送られた。









★試合後コメント
愛星ゆうな
「こんな早く終わるつもりじゃなかったのに悔しいです(涙)。全然…何かやりたかった事とかもちゃんとできなくって、やっぱり先輩は…カイリさんはすごいなと思いました」
――緊張しました?
「そうですね。入場式らへんはすごい緊張してたんですけど、その後、結構すぐ(試合)だったんで、何かあんまり考える時間もなくって。だから激しい緊張はなくって済んだのでよかったんですけど、あまりにもあっという間すぎて、悔しいです」
――もっと自分自身、色んな技を出したかったとか?
「そうですね。出したかったし、今持ってる技ももっともっとちゃんとしたかったんですけど、出来ませんでした」
――カイリ選手の技はどうでした?
「めっちゃ痛い(苦笑)。めっちゃ痛いです! セコンドでついて応援している時、見てたんですけど、それよりも何倍も何倍も力強くって。でもその分だけ、カイリさんが私に熱い気持ちをぶつけてくれたんだなと思うと、嬉しいです」
――蹴り技を色々出してきましたが、手応えは?
「もっとがっつりブッ飛ばすつもりだったんですけど、まだ力不足です。もっと練習します」
――カカト落としも打点が高かった。
「ありがとうございます。そうですね、スターダムの先輩を皆、カカト落としで倒せるように。脇澤さんに愛川さんがゆずポンキックをやってたじゃないですか? それを愛川さんから『もらいなよ』って言ってもらったので、ちょっと愛川さんに連絡してみようかなと思います」
――デビュー戦を終えて安心しました?
「いやー、なんか安心ていうか、始まったんだなっていうのもよく分からないままスタートしちゃったので……。なんだろう? 安心……スッキリ、今日はよく寝れそうです」
※宝城カイリがインタビュースペースへ
宝城「ゆうなちゃん! お疲れ様でした! ナイスファイト!」
愛星「ありがとうございます! 張り手、めっちゃ痛かった〜。アザになっちゃった〜」
宝城「うわ〜、武器のおっぱいがこんな赤くなっちゃって。今日はありがとうございました」
愛星「ありがとうございました」
宝城「どうだった? 試合」
愛星「あっという間でした」
宝城「あっという間だった?」
愛星「もっとカイリさんを倒すつもりでしたけど、全然できなくて」
宝城「本当? でも何かすごいエルボー合戦の時とか眼の色がガラッと変わっていて、すっごい伝わってきたよ。たぶん見てる人にも、ゆうなちゃんの頑張りがすごく伝わったんじゃないかなって思います。闘ってる私がすごく感じたので、きっとお客さんにも伝わってると思うよ」
愛星「はい」
宝城「今日、ゆうなちゃんのキックを食らったんですけど、ベロも切れちゃったし。出血するぐらい強烈な蹴り…あと、まだ痛いんですけど、見てましかね? こういう(=ブリッジ式腕固め)メキシコでも食らったことない関節技。見たこともなくて、それはびっくりした。もうちょっとゆうなちゃんが離さなかったら、もしかしたらギブアップが取れると思う。もっとあれを極めて行けば」
愛星「極めます。ダイビングエルボーを出されたくなかったんでやったんですけど、もっとやればよかった」
宝城「力を振り絞って。それはたぶん先輩としての気持ちというか、意地だけでやったと思う。やっぱりプロレスって、どうしてもダメな時、身体がもたない時、やっぱり大事なのは気持ちで……。今日もすごくお客さんが『ゆうな、頑張れ』って応援、聞こえたでしょ? 聞こえたらすごく頑張れない?」
愛星「頑張れる〜」
宝城「もう本当はダメなんだけど、そういうお客さんの声だとか、スターダムの先輩がセコンドについてくれて激を飛ばしてくれて、そういうので頑張れるんだよね」
愛星「頑張れる。もっと頑張れるように頑張るんで」
宝城「ゆうなちゃん、きっと身長も体格も恵まれてるからこれからだね。私も負けないように頑張るから、一緒に頑張っていこうね」
愛星「よろしくお願いします」
宝城「今日はお疲れ様でした」

宝城カイリ
「えー、とりあえず感想から言うと、すごく楽しかったです。なんでかって言うと、ゆうなちゃんの気持ちが見えたから。私は先輩としてはまだまだ、デビューして2年弱ですし、その引っ張るっていう上でまだまだ。もちろん、私以外にもすごい選手がいっぱいいて、奈苗さんとか夏樹さんとかにデビュー戦をやってもらったほうがいいって思った時もありましたけど、自分がやらせてもらうからには、自分の一番の伝えたいことってやっぱり“プロレスは気持ちだよ”っていうことだったので。それを私は全力で(伝えました)。チョップだって一切妥協しませんでしたし、すべての技に気持ちを込めて闘いました。後半の方、ゆうなちゃんが盛り返して、すごい関節技とったりとかキックとか、カカト落としも久々に……(愛川)ゆず季さん以来でしたよね、使う選手も。すごい久々にカカト落としを食らって、何か自分も自分がデビュー戦の頃を思い出したというか、何か痛いんだけど懐かしいっていう……食らった瞬間、嬉しいっていうか、全部が何か自分のデビュー戦の頃がフラッシュバックしました。もっともっと極めてもらって、もっともっとゆず季さん以上のカカト落としできるように(なってほしい)。足も長いし、これからの選手だと思います。私自身は気持ちを切り替えて、次の1月26日が惡斗との白ベルト戦なので。それはまた全然、今日のデビュー戦とは違った闘い方をするつもりです。やっぱり惡斗ってずる賢い面だとか、タフな面がすごくあるので、なかなか強敵だとは思いますけれども、同期として絶対に一番越えなければいけない壁だと思うので。そこは乗り越えて、白いベルトを持ってさらに自分に自信をつけていきたいと思います。ありがとうございました」 

タッグマッチ 20分1本勝負
脇澤美穂
彩羽匠
9分30秒
ブレーンバスター→体固め 
米山香織
コグマ●

 米山とコグマは同じくらいの身長で体型も似ている。巨大束子を持参した脇澤だが、「今日は使いません」と宣言。しかし米山&コグマが奇襲攻撃を仕掛けていき、脇澤を無視して彩羽に合体攻撃。そして「新木場、今年もよろしくお願いします!」と叫ぶ。
 彩羽もコグマをアームドラッグで投げると低空ドロップキックを返し、「チェンジだよ!」と絶叫する脇澤にタッチ。スレッジハンマーからコグマをロープに叩き付けて吹っ飛ばしていった脇澤は逆片エビ固めを決めながら、彩羽と一緒に「実家がボロボロ〜」と叫ぶ。

 コグマもアームドラッグを返すとモンキーフリップで投げてから米山にタッチ。ヘアホイップからコーナーで踏みつけていった米山はモンゴリアンチョップ。しかし唾を吹きかけた脇澤は彩羽にタッチ。米山は控えの脇澤に向かっていった唾を吹き返すと、その間にコグマが入ってきて彩羽を踏みつける。
 すかさず米山が鎌固めを狙うが、そこに脇澤が卍固め。するとコグマが脇澤の背後からオンブ式スリーパー。脇澤の唾攻撃をブロックした米山に対し、脇澤はバックスライド・フロム・ベノムを狙う。後転して逃れた米山だが、脇澤はショルダーネックブリーカーからミサイルキック。

 米山もDDTを返すと、背後からランニングニー。しかし正面からのランニングニーをキャッチした脇澤はフィッシャーマンズ・スープレックス。米山はもう一発後頭部にランニングニーを叩き込むと、コーナーに登っていくが、彩羽が足止めすると脇澤が追いかけていって雪崩式フランケン。
 タッチを受けて彩羽ジャーマンを狙うが、米山はうまく防御。しかし彩羽はサイドキックを叩き込むと、脇澤と一緒にコグマも同じコーナーにホイップしてトレイン攻撃を狙う。しかし米山とコグマはキビキビとした動きでかわすと、逆に合体攻撃。さらにコグマは彩羽にドロップキックから踏みつけ、リバーススプラッシュと決めてからボディスラムを狙うが、これは逆に彩羽が叩き付ける。

 踏みつけをお返しした彩羽はダイビング・ボディプレスを投下するが、かわしたコグマはエビ固めで丸め込む。カウント2で返した彩羽はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、米山のアシストを受けてサムソンクラッチで丸め込んだコグマは、もう一度米山のアシストを受けて後方回転エビ固め。
 カウント3寸前で彩羽が返すと、背後から脇澤が巨体束子で殴打。そこから彩羽の変型昇天と脇澤のクローホールドSTOの合体技でコグマを叩き付けると、彩羽がダメ押しのぶっこ抜きブレーンバスターで叩き付けていって3カウント。









★試合後コメント
脇澤美穂&彩羽匠
脇澤「2014年、初勝利だ! たくちゃん、ありがとー!」
彩羽「よっしゃー! いやー、実は脇澤さんと絡むのは初めてなんですよ」
脇澤「そうですね」
彩羽「試合もしたことなくて」
脇澤「タッグでも組んだことない、当たったこともない。同じリングに立つのが初めて」
彩羽「初めてなだけあって、どうかなと思ったんですが……」
脇澤「私も不安でした。絶対負けると思ってました」
彩羽「なんでですか!」
脇澤「でも私がいるから、絶対勝てる。そう信じてくれてありがとう」
――初・脇澤選手はいかがでした?
彩羽「そうですね。どうなるかと思って、自分も何かペースに引き込まれないようにしようと思ったんですけど、やっぱ脇澤さんが隣にいるとテンション上がってしまって」
脇澤「本当の性格が出てました」
彩羽「いつもと何か違う感じになってしまったんですけど、でもまぁ面白かったんで。勝てましたし」
脇澤「勝ててよかったね」
彩羽「そうですね。ちょっと戸惑いも色々あったんですけど、実家がボロボロっていう共通点があって……」
脇澤「コンプレックスを武器にする」
彩羽「ビフォー・アフターですね。匠の技で」
脇澤「匠の技であいつらをリフォームさせて、ビフォー・アフターをしてきました! 上手いね、リフォーム! チーム匠・ビフォー・アフター」

米山香織&コグマ
――初タッグマッチでしたが。
コグマ「初タッグで、全然何が来るかとか分からなかったんですけど、今日、米山さんがサポートしてくれて。でも負けてしまって悔しいです」
米山「え? 初タッグって私とが初めてのタッグじゃなくて、タッグマッチが初ってこと?」
コグマ「はい」
米山「おー! でも、そうは見えなかった」
コグマ「それはよかったです」
米山「私がコグマの初めてのタッグパートナーか。私、ブタカワって言われてるの。豚っぽくて可愛いみたいな。で、コグマは熊っぽくて可愛い。ブタカワとコグマで、なんかこう…アニマルズみたいなのまた組みたいな」
コグマ「ぜひまたよろしくお願いします」

シングルマッチ 20分1本勝負
紫雷イオ
8分12秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め 

ケリー・スケーター●

 ケリーから握手を求めていって試合開始。ロックアップからロープまで押し込んでいったイオがクリーンブレイクすると、ケリーは「トモダチ!」と喜んでからハグしていくが、「うるせぇ!」と突き飛ばしていったイオはハンマーロック。ロープに飛んだケリーがショルダータックルを見舞っていくと、イオもロープに飛んでいくが、ケリーはリープフロッグでかわす。
 しかし振り返ってチョップを叩き込んだイオは、低空ドロップキックからカバージョに捉える。そこから腕十字に移行したイオだが、ケリーはロープに脱出。ケリーの左腕をロープに巻き付けて痛めつけていったイオは、その場飛びムーンサルト。

 ケリーもイオの串刺し攻撃を迎撃すると、エプロンから回転エビ固めで飛び付き、さらにミドルキックからカウンターエルボー。さらに串刺しジャンピングエルボーからブレーンバスターを狙ったがイオは脱出。ケリーはアームホイップからレッグドロップを落としていったが、バズソーキックをかわしたイオはクロスフェースに捉える。
 ロープに逃れたケリーに対し、619を叩き込んだイオはスワンダイブ式ミサイルキックから新幹線アタック。これをかわして腰にミドルキックを叩き込んだケリーはバズソーキックからフェースクラッシャー。

 カウント2で返したイオはダブルアーム・フェースバスターを狙ったが、ケリーはリバースで切り返す。しかし着地したイオはアッパー掌底からバズソーキック。蹴り足をキャッチしたケリーはアンクルホールドに捉えるが、イオは何とかロープに脱出。
 ケリーは滞空時間の長いブレーンバスターで叩き付けるが、これもカウントは2。カウンターでウラカン・ラナを決めたイオは、カウント2で返されたところにバズソーキックを叩き込むと、今度こそ新幹線アタックを決めてからムーンサルトプレスを投下して3カウント。









★試合後コメント
紫雷イオ
――今年、初の新木場でした。
「2014年、初新木場もムーンサルトで無事3カウント取れて、いいスタート切れたんじゃないかなって思います」
――ケリーとは初シングルですか?
「何回かやってるんですけど、前の記憶だとプロテインを沢山飲んだりとか、そういう思い出があったんですけど。(今日は)プロテインを持ってなかったですし、前より強くなってる感じがしたなという印象ですね」
――改めて今年の目標は。
「1月26日に夏樹☆たいよう選手との防衛戦がスターダム3周年記念大会のほうで決まってますので、そこでもキッチリ5回目の防衛をして、今年10回……防衛回数10回を目指して、赤いベルトの最多防衛記録を塗り立てたいと思います」

ケリー・スケーター
「スターダムのチャンピオンに勝って、次の挑戦者になりたかったけど、まだまだね。これからもまたベストな試合をし続けていくわ」

★KちゃんパンダSPインタビュー

 風香GMとKちゃんパンダが登場すると、まずはGMが「今年は後楽園ホールが8回あるので全部満員にしたいのと、また来年大きなことが出来るように土台を固めるために新人をデビューさせたいです」と抱負を語った。
 その後、ヒソヒソ声で夏樹への10周年をお祝いするどっきりの説明。メインで最後に夏樹が入場してきたところで、クラッカーを鳴らそうというどっきりを仕掛けることに。

▼キムラモンスター軍☆&対等タッグ4WAYバトル 20分1本勝負
木村響子
10分49秒
パワーボム→エビ固め 
安川惡斗
アルファ・フィーメル
ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”●

 タッグ王座も獲れず、6人タッグ王座からも陥落したキムラモンスター軍☆と安川惡斗は仲間割れが絶えないため、木村響子の提案により弱肉強食のモンスター軍らしく木村、惡斗、アルファ・フィーメル、ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”による4WAYマッチを行い、勝った者が一番意見を言えることになった。

 まずは四つ巴のロックアップになったが、木村と惡斗がスルリと抜け、アルファとアマゾンがエルボー合戦。そこを対等タッグの2人が丸め込んでいくが、キックアウトしたアルファとアマゾンが対等タッグに詰め寄る。木村は「惡斗、スカせ!」と指示してアルファをホイップするが、惡斗がかわせずアマゾンとサンドイッチされてしまう。
 木村はアルファに握手を求めていき、アルファが応じたところにガットショット。そこに惡斗が入ってきて木村に協力するかと思いきや木村にヘッドロック。しかしそこから対等タッグは連係攻撃をアルファに決めていったが、惡斗は木村を場外に追いやってアルファにスリーパー。

 アルファがスリーパーで切り返すと、その背後からアマゾンがスリーパー。すると木村がドラゴンリングインからアマゾンに背後からスリーパー。先頭の惡斗が脱出すると、ドラゴンリングインしてかた木村の背後からスリーパー。亀の親子状態でスリーパーにかけ合いの中から、惡斗がアルファのバックを取ると、「木村! アタシごと投げろ!」と指示。
 眉山を狙った木村だが、その後ろからアマゾンがバックを取る。アルファが3人をコーナーに押し込んで突進するが、かわした木村がビッグブーツ。そこを惡斗がカバーするがカウントは2。

 「何してんだよ?」と詰め寄っていった木村が惡斗をボディスラムで叩き付けると、続けてアマゾンもボディスラム。そこにアルファが詰め寄っていくが、木村が仲裁に入り、3人で惡斗を攻撃しようと提案。惡斗は1人で3人のモンスターに向かっていくが、袋叩きにしていったモンスター軍は一斉に体当たり。これを惡斗がかわし、誤爆したアルファとアマゾンが小競り合いをしている背後からドロップキック。
 さらにアルファのラリアットをアマゾンに誤爆させると、木村のビッグブーツをかわしてストレッチマフラーに捉える。これをアルファとアマゾンがカットするが、その直語に2人はエルボー合戦。アルファのエルボースマッシュでアマゾンがダウンするが、エプロンに出たアマゾンはスタンガン。

 リングに戻ってアルファをブレーンバスターで投げたアマゾンは、「私のほうが強いって英語で言ってみろ!」と挑発するが、アルファもカウンターのラリアットを返す。惡斗は木村に串刺し攻撃を狙うが、蹴りで迎撃した木村はドロップキック。惡斗もドロップキックを返すとボディスラムを狙うが、木村が踏ん張ると惡斗は張り手。木村も張り手を返すと惡斗はロープに飛ぶが、アルファが場外から足をすくって倒す。
 アルファのダブルラリアットをかわした木村は首固めで丸め込むが、カウント2で返したアルファが木村に詰め寄ると、背後から惡斗がスクールボーイで丸め込み、惡斗も加勢。し歌詞カウント2でカットしたアマゾンがアルファにラリアット。

 木村はアマゾンに共闘を申し出て、惡斗と一緒にコーナーに登っていくが、アマゾンは対等タッグに協力せずに、コーナーに登った対等タッグを追いかける。だが、背後から近づいていったアルファがアマゾンを捕まえてパワーボムで叩き付けて3カウント。
 発言権を得たアルファは「私はアルファ・フィーメル、イチバン! 木村、アマゾンも惡斗もいらない! 木村とならタッグを組んでもいい。木村とのタッグで奈苗&脇澤からタッグ王座を奪い取ろう! モンスターグン、イチバーン!」と発言。
 
 それを聞いた木村は「アルファはこう言ってますが、私は去年から引き続きロッシー小川が大嫌い! アルファ、アマゾン、こいつらわがままばっかり! 惡斗、意外と頑固だし。面倒臭いの嫌いなんだよ。だから今日でモンスター軍解散! ……しちゃおうと思ったんだけど、ここに居座ってロッシーの好きにはさせねぇぞ。3周年? めでたくないけど、タッグタイトル組むんだよね? ここで1月26日のタイトルマッチ決定しろ」とモンスター軍は解散せずに、アルファとのコンビでナナミホの持つタッグ王座挑戦を表明。
 その場で返答を求められたロッシー小川代表だが、「チャンピオンの意向もあるので即答は出来ないけど、その意向を伝えて決めます」と明言せず。これには場内からブーイングも飛んだが、木村が「1月26日、タッグタイトル挑戦決定! アルファが決めた」と独断で決めて、最後は4人で手をあげようとしたが、惡斗は「嫌だ!」と拒否した。









★試合後コメント
キムラモンスター軍☆+安川惡斗
――これからもキムラモンスター軍は続行でよろしいんでしょうか?
木村「そうだね、辞めるのは簡単なんで。いつだって嫌がらせしてやりますよ」
――勝ったフィーメルはあまり望まない状況だと思うが。
木村「ん? どういう意味?」
――惡斗選手やアマゾン選手と一緒にやっていくという……
木村「というよりも、私を正式パートナーにして、さっきもタイトルが欲しかったと(言っていた)。誰をパートナーにするかってなったら、私が一番強いから私と組みたいと。組んでタイトルに行きたいというのがアルファの願い。本当、ロッシーもさ、ウダウダウダウダ言いやがってよ。お年玉代わりにバンと決めろよな! ねぇ東スポ」
東スポ記者「その通りでございます」
木村「ガッチリ書いてくださいね。『お正月から煮え切らないロッシー小川』って書いといてくださいね」
東スポ記者「最低ですね」
木村「最低です(笑)」

夏樹☆たいようデビュー10周年記念試合 30分1本勝負
夏樹☆たいよう
高橋奈苗
18分11秒
レッグクラッチ・スープレックス・ホールド 
世IV虎
岩谷麻優●

 夏樹☆たいようのデビュー10周年記念として、夏樹が高橋奈苗とのパッションレッドを結成。対するはこれが初タッグとなる世IV虎と岩谷麻優の1期生タッグ。旗揚げメンバー4人によるタッグマッチ。

 王冠を被った夏樹はハイスピードのベルトを掲げながら入場。Kちゃんパンダコーナーで仕込んだサプライズとして一斉にクラッカーが鳴らされると、夏樹はびっくりとした表情。続いて記念羽子板がプレゼントされると、翌日が成人式の世IV虎にも飯伏幸太との2ショットが描かれた羽子板がプレゼントされた。
 そして『audience KILLER LOOP』が流れ、夏樹の憧れの先輩でえる大江(中西)百重さんがサプライズ登場。夏樹に「このスタイルで10年やるっていうのはやった者にしか分からない部分があるので素晴らしいと思います。自分は8年半で辞めたんですけど(苦笑)。おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べると、思わず夏樹ではなく奈苗の目に涙が……

 世IV虎は奈苗との握手は無視して夏樹とだけ握手。そして夏樹と岩谷の先発で試合開始。縦横無尽のロープワークからハイスピードの展開を見せた両者。そこから岩谷はタケコプターで投げていくが、夏樹も岩谷の腕を取ってロープに飛び乗る。
 しかし世IV虎がエプロンから「来るな!」と立ちふさがる。奈苗が入ってきて世IV虎をどけると、岩谷の腕を取って奈苗もロープに登っていき「10周年おめでとう!」と叫ぶが、敢えなく転落。

 するとエプロンから世IV虎が夏樹の両足を持って逆さ吊りにし、そこに岩谷がドロップキック。さらに1期生コンビが両側から夏樹を踏みつける。夏樹も岩谷にエルボーを返すとドロップキックを叩き込んでから奈苗にタッチ。パッションレッドは2人がかりで岩谷のヒザをマットに叩き付ける。そこから奈苗がリバースインディアンデスロックとキャメルクラッチの複合技に捉えるが、世IV虎がケンカキックでカット。
 だが、夏樹が入ってきて合体式フェースクラッシャーを奈苗と決める。奈苗がチョップを打っていくと、岩谷もチョップを返していく。さらに首固めで丸め込んだ岩谷は世IV虎にタッチ。世IV虎は夏樹を相手コーナーに叩き付けると、「親分、来い!」と夏樹を指名。

 お互いにカンフーの構えからバックを取った世IV虎がスリーパーに捉えるが、夏樹は素早く脱出。ならばと世IV虎は逆片エビ固めに捉えていくと、キャメルクラッチにスイッチしてから岩谷を呼び込む。すると岩谷は「10周年おめでとう!」と叫んでから巨大束子で殴打。
 さらに巨大束子を振り回して夏樹に叩き付けた岩谷だが、奈苗がその巨大束子を奪い取って岩谷を殴打。すかさず夏樹が串刺しドロップキックを連発してから奈苗にタッチ。カナディアンバックブリーカーで担ぎ上げた奈苗はコーナーに叩き付けて逆さ吊りにすると、夏樹と共にトレイン攻撃。

 しかし対角線にホイップされた岩谷はコーナーに飛び乗ってミサイルキックを返す。だが、ロープに飛ばそうとした岩谷にショートレンジラリアットを叩き込んでいった奈苗。岩谷も飛び付いてのアームロックを決めていくが、奈苗は強引にブレーンバスター。しかし世IV虎が入ってきて岩谷をファイアーマンキャリーで担ぎ上げ、奈苗に投げつけていく。
 これを剣山で迎撃した奈苗は岩谷と世IV虎をまとめてドラゴンスクリューで投げると、岩谷をヒザからフロントブレーンバスターで叩き付けてからドロップキック。岩谷も何とかロープに飛び乗ってのクロスボディーを返して世IV虎にタッチ。

 ケンカキックからセントーンを落としたIV虎だが、かわした奈苗はジャンピングボディプレス。10分が経過し、張り手の相打ちから奈苗が串刺しラリアットを決めれば、世IV虎も同じ技をお返ししてからラリアットでなぎ倒す。さらに奈苗のエルボーを夏樹に誤爆させた世IV虎だが、その直語パッションレッドはダブルのドロップキック。奈苗がコーナー二段目から冷蔵庫爆弾を投下してから夏樹にタッチ。
 怒濤のサッカーボールキックの連打からミサイルキックで吹っ飛ばした夏樹だが、串刺し低空ドロップキックをかわした世IV虎はエルボーから左右の張り手を連打。だが、ラリアットをブロックした夏樹はボディブローの連打からロープへ。

 カウンターのラリアットでなぎ倒した世IV虎は馬乗りになってチョークを見舞っていくとネックハンギングボムを狙ったが、これを巴投げで切り返した夏樹はイグチボムで世IV虎を叩き付ける。カウント2で返した世IV虎だが、奈苗も入ってきてナナモモ☆ダイバーを狙う。しかし世IV虎はダブルラリアット。
 そこからコーナーに登った世IV虎に飛び付いていって夏樹だが、世IV虎はヘッドバットをから夏樹を突き落とすと二段目からのダイビング・セントーンを投下。カウント2で返した夏樹を岩谷がダブルリストアームサルトからブリザードスープレックスで投げていくがカウントは2。

 コーナーに登っていった岩谷だが、「なめんじゃねぇぞ!」と奈苗が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。そこにダイビング・ボディプレスを投下した夏樹はたいようちゃん☆ボムを狙ったが、これは世IV虎が後頭部ラリアットでカット。すかさずヘッドシザースで飛び付いた岩谷が変型の逆片エビ固めに捉えるが、奈苗がカット。
 パッションレッドは岩谷にサンドイッチ延髄斬り。そこから夏樹がダイビング・フットスタンプを投下するがカウントは2。イグチボムを狙った夏樹をウラカン・ラナで丸め込んだ岩谷だがカウントは2。ならばとドラゴンスープレックスを狙う岩谷だが、そこに奈苗が延髄斬り。

 これをかわして夏樹に誤爆させた岩谷は逆打ちを夏樹に決めるがカウントは2。ならばと世IV虎がコーナー二段目からのダイビング・セントーンを投下すると、岩谷がドラゴンスープレックスで投げていったが、カウントは2。すると奈苗が岩谷と世IV虎に連続ラリアット。そして今度こそナナモモ☆ダイバーを決めるが、カウント2で世IV虎がカット。だが、奈苗が世IV虎を抑え付けている間に、夏樹が岩谷をレッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げて3カウント!









 
★エンディング

 自らの勝利でデビュー10周年記念試合を締めくくった夏樹は、「ありがとうございました。1期生タッグ、お前ら強くなったじゃねぇかよ。旗揚げした頃は組めなかった奈苗さんと組んで、こうしてメイン飾ってるよ。でもな、まだまだお前らには負けねぇんだよ! 今日は自分の10周年記念試合、応援いただきありがとうございました。今まで辛いことも楽しいこともいっぱいあって、プロレスを辞めた時期もありました。でも、こうして10年続けてこられたからこそ見える景色もあるし、出会いもいっぱいあって、だからいま自分がここにこうして立ててます。本当にありがとうございます。自分も10周年ですけど、スターダムももう少しで3周年を迎えるので、これからも皆さんに熱い闘いをお届けできるように頑張っていきますので応援よろしくお願いします。そして、その3周年記念興行として後楽園ホールで、自分はイオの持つ赤いベルトに挑戦します。自分の10年の集大成とこれからを賭けて、イオと最先端プロレス、どっちが一番を獲るか真剣勝負で。もうこんな舞台はないと思うので、赤いベルトを獲って11年目はチャンピオンとして突っ走りたいと思います。よろしくお願いします!」と挨拶。

 それを受けてイオが「夏樹さん、まずはデビュー10周年おめでとうございます。ちなみに私は今年でデビュー7周年なんですけど、まだまだ10周年には届かない。本当に偉大なる先輩なんですけど、私はスターダムのチャンピオンとして1月26日、本当にすごい最高の試合をしてやりたいと思っています。夏樹さん、夏樹☆たいようとならそれが出来る、最高の挑戦者だと思っています。ただし、それは挑・戦・者としてですからね。必ず私が5回目の防衛を成功させて、10回目目指してドンドンドンドン防衛していきます。1月26日、こちらこそよろしくお願いします」とチャンピオンとして発言。

 脇澤も「♪たよたよたよたいようちゃ〜ん、10周年おめでとうございます! 記念品を用意しました、たわしです。どうぞ受け取ってください。どうぞたわしーずに入ってください」と言うが、夏樹はたわしを投げ捨てて拒否。すると奈苗が「脇澤さん、たわし推し過ぎだから。本当に。もういいよ。とりあえずたわしーずは置いておいて、さっき裏で聞いたんですけど、またモンスター軍がごちゃごちゃ言ってましたね。タッグのタイトルマッチ、やってやりましょうよ!」というと、脇澤は「奈苗さん、やってやりましょうよ! 後楽園でタッグ、やりましょうよ! でも今、たわしーずが大人気なんですよ。後楽園ホールはたわしーずやらないといけないんです。亀の子束子様も後楽園、大勢で見に来てくれるなんですよ。だから私はたわしーずの助っ人を用意しました。私に縁がある人です。だから私は後楽園で奈苗さんとタッグをやるぞー! やるぞー! やるぞー! 私は2014年二冠王だ! お前(=イオ)からもお前(=夏樹)からもベルトを獲って四冠王になるぞ!」と興奮気味にまくし立てる。

 そんな脇澤を「落ち着いてよ。たわしーずとかタッグとか四冠王とか話が飛びすぎだよ! 2014年はもっとしっかりしようよ。だからとりあえず後楽園、3周年でタッグのタイトルマッチやりますのでよろしくお願いします!」と宥めながら、タッグ王者として木村&アルファの挑戦を受けると宣言した奈苗。
 すると岩谷が「今日は負けてしまいましたが、旗揚げからずっと3年間ご指導していただいた夏樹さんに今回はお礼の気持ちを込めて、世IV虎ちゃんと手紙を書いてきました」と言って「夏樹さんと初めてあったのは2010年の頃でした。練習生の頃、何も分からなかった自分にプロレス技をたくさん教えてくれたり、海に行って一緒に練習したり、ラウウンドワンに行って練習したり、すごく楽しかったです。夏樹さんはスタミナもあって、技術もすごくて、頭の回転も速くて本当にすごいです。自分もいつか夏樹さんのようになりたいです。これからもたくさんのことを教えてください。1期生としてこれからみんなを引っ張っていけるように頑張ります」という手紙を読み上げる。

 続いて世IV虎が「親分へ。10周年おめでとうございます。親分の10周年の今日、旗揚げメンバーの4人で試合が出来て本当に嬉しいです。旗揚げメンバーもかなり人が減ってしまいましたけど、残ったこの4人は本当に、本当に大事な仲間です……。……泣いてないよ(苦笑)。旗揚げ2戦目から川葛として、親分・子分でやってきて、川葛がやってこれたのも自分の親分が夏樹さんだったからです。たくさん叱ってくれて、たくさん褒めてくれる親分だったからだと思います。初めてタッグのベルトを巻いたときの喜びは忘れられません。また必ずあのベルトを巻きましょう。今日は本当に親分、10周年おめでとうございます! 自分は川葛の親分である夏樹☆たいようが大好きです。親分、大好きです!」と涙を必死で堪えながら手紙を読み上げた。

 さらに夏樹とは同期の風香GMも手紙を書いてきたという。リングに上がった風香GMは「人前で手紙を読むのは心の中を覗かれているみたいで、すごく恥ずかしくて、リングで朗読する姿を想像して緊張で吐きそうになりながら書いています」と前置きしてから「私が初めて夏樹さんを知ったのは、我闘姑娘の方に『夏樹☆ヘッドというワンパクな子がいるから気を付けて』と言われたからでした。他団体の私にわざわざ言うくらいだから、相当ひどいなんだろうなと思いながら見ていたら、想像以上にひどくて完全に引いてしまったのが第一印象です。それから2年間はあまり接点がなくて、ファーストコンタクトはデビュー3年目のPOPリーグ戦だったと思います。その頃から一緒にジュニア世代を背負う仲間意識はあったけど、まともに話したのは夏樹さんが所属するSUNにレギュラー参戦が決まったときでした。楽しそうに私に近づいてきて、足を引っ掛けてきて、その日5回以上転ばされました。それから栗原あゆみちゃんのお見舞いに行ったのも2回目の接点でした。病院で騒ぎ立てたり、鬼ごっこみたいなことをする姿を見て、私生活ではますます距離が出来てしまったけど、プロレスではSUNに初参戦したときも、ジュニアオールスターのときも、ここって時にはいつも対角線に夏樹さんがいました。当時、周りは私たちをライバルみたいにしていたけど、実力派の夏樹さんに対して私がライバルに見られるのはおこがましくて、ライバルと口にすることはなかったけど、振り返ってみればやっぱりいてくれないといけない、私を成長させてくれたライバルだったと思います。それから私は先に引退しました。安定の警戒心があったはずなのに、愛川(ゆず季)さんのコーチを一緒にお願いしたのも、スターダムを作ると一番に話したのも夏樹さんで、一番に入団に手を挙げてくれたのもそうでした。認めたくはないけど、あの時から心のどこかでは信用していたのか、何か不思議な縁があったんだと思います。スターダムが始まってからは本当に感謝だらけです。試合で引っ張ってくれたり、後輩のために時には犠牲になってくれたときもありました。BY砲が猛烈に売り出されているとき、どんな気持ちなんだろうって気になっていたときも、不満1つ言わずに『誰がチャンピオンでも、お客さんがなんで川葛がチャンピオンじゃないんだって思う試合をするだけ』と笑顔で返してくれたとき、すごいプロ意識とスターダムへの愛を感じて嬉しかったです。エピソードを書き出すとキリがないけど、10周年を終えてすごくおめでたいと思う一方で、30歳になる年とか10周年とか、節目を迎えたことで引退を意識するじゃないかなって寂しくなります。それがいつになるか分からないけど、夏樹☆たいようのプロレスラー生活にいつも高橋さんがいるように、私も節目に必ずいると思っているから引退も必ず見届けたいと思っています。でも、まだまだまだまだスターダムを引っ張っていってください。夏樹☆たいようのプロレスが大好きです。これからも程よい距離感で仲良くしてください」と、時折観客の笑いを誘う内容の手紙を朗読。
 思わず風香GMに抱きついて「これからはこの距離で!」と言った夏樹は、最後に「いや〜、びっくりです。みんな、本当に……ありがとうございます。自分はやっぱり1回デビューして辞めた時間とか、再デビューした時間があるので、何周年っていう数え方は申し訳なくてしてこなかったし、お祝いとかもこうやってみんなにしてもらったことがなかったので本当に嬉しいです。ありがとうございます。もう自分はスターダムという素晴らしい家が出来て幸せです。ありがとうございます! それでは最後、締めさせてもらいます。スターダム3周年記念大会、後楽園に向けてまだまだ突っ走っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。いくぞー! いくぞー! いくぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で締めくくった。

★試合後コメント
高橋奈苗&夏樹☆たいよう
奈苗「よかったね」
夏樹「奈苗さん、何やってるんですか? 本当」
奈苗「何をですか。いや、今のプロレスですと、やっぱ私も17年やってますけど、10年ひとつのことをやり続けるっていうのはすごく努力がいることだし、精神的にも体力的にも努力をやめずに続けてきた。ただプロレスをやってるっていうんじゃなくて、ハイスピードを代表する選手になったっていうのは、本当に努力してきたっていうのを一番近くでずっと見てきたので。10年というひと区切りは、何か大きくお祝いしてあげたいなと思って、出来る限り(やったつもりです)。モモを呼んだりとか、私ができることでお祝いさせていただきました。(※持っていた夏樹の羽子板を壊す)」
夏樹「奈苗さん…」
奈苗「ごめん、力が入り過ぎた(苦笑)。パッション。はい、どうですか? でも、よかったね! 旗揚げメンバーで試合できて」
夏樹「はい。何かどうしましょう、これから」
奈苗「何を? これからさらに頑張るんでしょうよ! 26日、赤いベルト獲ってよ、イオから!」
夏樹「獲りますよ」
奈苗「本当だよ。私が負けたのパッションでやり返してよ! パッションだよ、パッション!」
夏樹「はい。スターダムをね旗揚げから創ってきた者として。あの、今までね、なかなか自分から欲というものを出してこなかったし、そういう発言もしてこなかったんですけど、自分はイオがトップのスターダムじゃなくて、自分がトップに立って、(レスラー生活)11年目はさらに自分が女子プロレス界のトップに立って、団体ごと一番にしていきたいなと思います」
奈苗「普通の人みたいになってしまいましたね(苦笑)」
夏樹「いや、本当に試合前、もうびっくりして。でも『試合モードにしないと』と思って必死だったんですけど、試合終わった後の、本当に夢みたいな……リングに、何でここにいるんだろうってなって。で、手紙とかも、そんなこと言われたの初めてだし……」
奈苗「初めて!」
夏樹「手紙とかだって、風香とかこんなことする人じゃないじゃないですか!」
奈苗「夏樹だからだよ! 人となりが分かりますね」
夏樹「でもリングを降りて写真を撮った時に、何か……リング降りた時に(感動が)きましたね。何か……」
奈苗「10年やっても夢の中にいるような気持ちになってしまうプロレスっていうのは、私は素晴らしいなと聞いてて思いました。夢を叶えても夢の中にいるっていう」
夏樹「夢が叶ったよ、本当に。だってモモに憧れてずっとやってきて……。でもそれだけじゃ絶対ここまで来られなかったと思うんで。奈苗さんがずっとキャリアをこれだけ詰まれても、ずっと努力し続けて女子プロレスというものを創り上げて来てくれたから。どんなにダメな時も……自分がダメになりそうな時もあるんですよ。もう女子プロレス、ダメかなって思いそうな時も、奈苗さんが絶対に諦めないでいてくれるから、自分も女子プロレスを諦めずにこうやって……まだまだ進化し続けて、女子プロレスを創っていこうって気持ちでやってこれたので。これからは、自分がそういうふうに団体とかも引っ張っていけるように、女子プロレス界……純粋な女子プロレスを残していきたいと思っているので、11年目もよろしくお願いします」
――女子プロレスの世界に入ってみてよかったですか?
夏樹「よかったです。何かこんなに……なんだろう。すべてを曝け出さなければいけない場所というか、自分はそういうのをずっと避けてきたので。でも、そういう……強さを持つことができたし、やっぱりプロレスだけじゃなくて、すべてに通じることなんだなと、10年続けてきて思うので。今までもだし、これからまだプロレスやっていく上でも、辞めた上でも、今やっていることは絶対に活かされていくことだと思うので、しっかり自分の人生として生き様をぶつけていきたいと思います」
――岩谷と世IV虎には追い込まれるシーンもありましたが。
夏樹「ありましたね。いやー、あの2人がタッグ組むことって、今まで3年間やってきて本当になかったので、本当に未知だったんですよね。あの2人が組んだら、どうなるんだろうっていうのは。そして、自分と奈苗さんが組んだことで、どれだけ(世IV虎&岩谷が)闘えるのかなっていうのが(分からなかった)。今までは実力差がありすぎると思っていたんですけど、こんなに立派に……立派にって言ったらアレですけど」
奈苗「確かに旗揚げの時を思えばレベルアップしていると思うんですけど、あの人たちよりも私たちのほうが進化してるんじゃないかなって、私は今日の試合で思いました。だから、さらに挑戦状をまたこっちから(若い世代に)叩きつけてやりたいなと。今日もこの試合の結果をもって、何を感じているのかは結構重要なことだと思うので。3周年を迎えるスターダムをさらに熱くするために、まだまだ高橋奈苗、そして夏樹☆たいようは熱く進んでいかないといけないなと思います」
夏樹「もっともっと。(奈苗の)17年、(自分の)10年というものを、あの子たちは3年だけど引き出してもらいたいし」
奈苗「でもスターダムに夏樹☆たいようの試合があるっていうのは、本当に宝だと思います。スターダムの」
夏樹「ありがとうございます」
奈苗「もっともっと……この人は職人気質で、自分から全然アピールしない。私みたいに『もっと取り上げてよ』『もっと写してよ』みたいなのがないんですけど、スターダムの宝だと思います。皆さん、お金を払って見に来る価値があります」
夏樹「頑固親父って呼ばれてます」
奈苗「はい。頑固親父のプロレス、1月26日は赤いベルトの試合で……」
夏樹「頑固親父のプロレスっておかしくないですか?(苦笑)」
奈苗「とくと堪能できると思うので、見せてもらいたいと思います! そしてまた私が(赤いベルトを)獲りに行きます!」
夏樹「締めた!(苦笑)そして最後は自分(の話)!」
奈苗「見習って」

世IV虎&岩谷麻優
岩谷「今日は旗揚げから3年で、初めての世IV虎ちゃんとのタッグで。本当に心強かったし、私生活でもプロレスでも3年間、ずっと仲良く一緒に歩んできたので。時には一緒に寮で生活しながらも、一緒に頑張ってきたので、本当に今日は組めてよかったです。本当に。でも何か1回きりじゃなくて、これからももっと組みたいと思ったし、この旗揚げメンバー4人でまた試合もしたい。その時にはまた違った成長を、自分たちが見せられればいいなと思うし。今日は負けてしまったけど、いつかは絶対1期生が越さなきゃいけない相手なので、またこれからも世IV虎ちゃんと組んでテッペンを獲りに行きたいと思います。(ニヤつく世IV虎に向かって)笑うな」
世IV虎「フフフ……はい。本当、夏樹さん10周年おめでとうございます」
岩谷「おめでとうございます」
世IV虎「いや、本当に嬉しいね。この4人で試合が出来るっていうのは」
岩谷「ね!」
世IV虎「夏樹さんもそうですけど、高橋奈苗も自分たちがデビューした時からずっと一緒にいる存在なので。やっぱりいま貴重になったこの1期生で、1期生と旗揚げメンバーで試合が出来たのは本当に……3年目にして出来たのが、自分にとってすごい大きいことだなと思いました。え〜、ちょっと最後の手紙……」
岩谷「手紙!」
世IV虎「手紙の時にちょっと……絶対、泣きたくないんですけど。いや、泣いてないんですけどね(苦笑)」
岩谷「いや、お前、絶対、100%泣くと思ってた」
世IV虎「いや、でも……そうですね。いろいろ3年間の思い出とか、いろいろ感極まるものがこみ上げてきてね。これからもまたこの旗揚げメンバー4人で試合をしていきたいよね」
岩谷「たくさん(試合)したいね」
世IV虎「あと、この羽子板も。ヤバイでしょ!」
岩谷「麻優、これ『ください』って言っても、全然もらえないんですけど」
世IV虎「自分、もらえることを全然知らなくて。いきなり『世IV虎さんにも』(って言われて)。夏樹さんからの世IV虎さんにもみたいな、チョー気まずいじゃん、みたいな(笑)」
岩谷「(※羽子板に描かれた)世IV虎ちゃんの唇がすごいセクシー」
世IV虎「そこじゃないでしょ! こっち(=飯伏)でしょ! この2人の絵、ちょっとどう?」
岩谷「(※無視して)すごいセクシー」
世IV虎「これは本当に家宝にします。本当にありがとうございます」
岩谷「次、(自分の羽子板を)お願いします」
世IV虎「やっぱ、スターダム最高ですね!」
岩谷「スターダムでよかった! 本当、スターダムありがとう!
世IV虎「1期生最高!」
岩谷「スターダム最高!」

 2014年のスターダムは福島から開幕!モンスター軍+惡斗に不協和音

東日本大震災復興支援 チャリティーイベントFUKUSHIMA  DREAM Vol2
New Year‘s STARDOM Festival&食・美味フェスタ~
1月4日(土)郡山・ビッグパレットふくしま
 
▼オープニング

 スターダムの2014年は“1・4”郡山からスタート。ビッグパレット福島で開催の「東日本大震災復興支援チャリティーイベントFUKUSHIMA  DREAM Vol2~New Year‘s STARDOM Festival&食・美味フェスタ~」に参加、プロレスの試合はもちろん、ちびっこをリングに上げてのプロレス教室も開催した。プロレス教室では予想以上に多くのちびっこがリングに上がり、あっという間に“満員状態”。イオ、奈苗、脇澤、宝城が指導にあたった。準備運動から始まり前転&後天の回転運動、さらに受け身、ロープワークも織り交ぜ、プロレス式のトレーニングを体験。最後には選手たちがプロレス技を目の前で披露し、脇澤はベノムアームをちびっこに仕掛けていた。入場式では選手を代表し奈苗があいさつ。「みなさんこんにちは! あけましておめでとうございます! 今回の大会も東日本大震災復興支援イベントとしておこなわれることになりました。本当にご来場ありがとうございます。スターダムにとって2014年のスタートとなりますので選手一同、本当に張り切っております。今回は男子プロレス、力道山先生の力道山三世の親子タッグの実現もあります。ぜひ最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします!」

シングルマッチ 15分1本勝負
岩谷麻優
6分57秒
ミサイルキック→体固め
コグマ●

 オープニングマッチは12・29後楽園で初戴冠(アーティスト・オブ・スターダム王座)を果たした岩谷と、昨年の新人王“第2位”コグマがシングルで激突。両者握手をかわして2014年の第1戦がスタート。腕の取り合いから岩谷がヘッドロック。コグマがヘッドシザーズに入ると岩谷が脱出する。コグマがヘッドスプリングから岩谷の腕を取りにいくと岩谷がすぐに取り返す。コグマがエルボーを連発も岩谷がやり返してみせる。岩谷は逆エビ固めにいこうとするがコグマがステップオーバーを許さず。ならばと岩谷は強烈なボディースラムを連発。岩谷が観衆にアピールすると、コグマが後ろから丸め込み。コグマはフロントネックロックへ。これを岩谷が抜け出しドロップキックを放つが、コグマも打ち返す。2発目は岩谷がかわしてエプロンからフットスタンプ。さらに逆エビ固めに移行しギブアップ勝ちを狙う。リング中央からコグマがロープに到達。コグマは背後にまわりボディースラムにきってとる。片足で踏み潰すと岩谷を立ち上げロープを走る。すると岩谷はカウンターのドロップキック。岩谷はコグマを立ち上げるが回転エビ固めに丸め込まれる。5分経過。岩谷が張り手を見舞うとコグマがフラフラしながらも倒れずに打ち返す。そこへ岩谷がノーザンを放つも2カウント。岩谷はコーナーに上がりミサイルキック。そのまま押さえ込むとコグマが返せず、岩谷が勝ち名乗りを受けた。










★試合後コメント
岩谷麻優
「開幕戦で第1試合ですからすごいプレッシャーもありました。しかもコグマとは初シングル。練習でもあまり肌を合わせたことがなくて、どうなるんだろうと思ったんですけど、100%の力を出せたとも思えないので、でも今年の開幕戦の第1試合を任せていただいたということはすごくうれしいです。チャンピオンになって? あまり変わらないですね(笑)。でもベルトは肌身離さず持っていたい気持ちがあります。チャンピオンとしてもうちょっとしっかりしなきゃいけない部分もあるし、引っ張っていけるような選手になりたいです。6人タッグだけじゃなく、シングルのベルトにも挑戦したい。ハイスピードやりたいです。前回が無残な結果だったので、こんどはうれし涙を流せるようにしたいと思います」
 
コグマ
「(岩谷を)いつも見ていてすごい動きが軽くて速いなと思ってました。やってみるとそれにすごく力も強くて、すごい先輩って感じました。昨年はデビューが目標だったんですけど、今年は選手としてもうちょっとレベルアップできるような年にしたいと思います。同期もデビューするのですごいライバル視しています」
 
シングルマッチ20分1本勝負
●彩羽匠
6分2秒
コブラクラッチ
アルファ・フィーメル

 第2試合は昨年度の新人王、彩羽がアルファ・フィーメルと一騎打ち。彩羽には十番勝負の相手になってもおかしくない強豪だ。彩羽が握手を求めるもフィーメルは後退。ゴングが鳴るとフィーメルのほうから額をぶつけていく。彩羽のショルダータックルにフィーメルは微動だにせず、カウンターで吹っ飛ばす。ロックアップからフィーメルが押し込むと彩羽が反転。彩羽がエルボーにいくとフィーメルが打ち返す。フィーメルはグラウンドに持ち込みパンチの連打。押さえ込まれた彩羽が返すとフィーメルはエルボースマッシュ、コーナーに追い込みストンピングとエルボー。フィーメルが突進すると彩羽がドロップキックを放ちエルボースマッシュの連打へ。彩羽が飛びつきの三角締め。フィーメルはパンチの連打から脱出しブレーンバスター。彩羽が返すとフィーメルは変形のスリーパーホールドで締め上げる。彩羽がなんとかロープにエスケープ。彩羽への声援にフィーメルは「シャラップ!」。フィーメルがコーナーに上がると彩羽がぶら下がりの腕十字にもっていく。彩羽は気合を入れてコーナーへ。ダイビングボディープレスが決まるがフィーメルがクリアー。すると彩羽がバックドロップ。5分経過。フィーメルは彩羽のキックをブロックしラリアット。フィーメルはフィニッシュを予告しオメガスラムで叩きつける。彩羽が返すとフィーメルはコブラクラッチからグラウンドへ。彩羽がタップしフィーメルが勝利。ゴングが打ち鳴らされるもフィーメルは容易にサブミッションから彩羽を解放しなかった。










★試合後コメント
彩羽匠
「練った作戦は関節とかで取ろうと思ってました。でもデカいというのもあって脚もまわらないし、そういう点とかうまくいかなかった部分もあります。でも隙はあったと思う。納得はいってないですね。でも新年の一発目がこれだから、あとは上がっていくのみ。負けたけど絶対に次はやり返すんで」
 
スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
松本浩代
9分14秒
リバーススプラッシュ式ニードロップ→片エビ固め
ケリー・スケーター●
世IV虎

 世Ⅳ虎、松本、ケリーが、同時に闘う3WAYで対戦。ケリーは入場時に「コンニチワ―。ワタシハーケリースケーターデース」と日本語であいさつしただけでなく「♪アイラブユーベイビー、フクシマー、フクシマー、フクシマガースーキー♪」と唄い、喝さいを浴びる。ケリーが半ば強引に松本をハグ。「オネガイシマ~ス」と握手を求められた世Ⅳ虎はシカトする。3人が手四つから松本と世Ⅳ虎が合体のショルダータックル。つづいて松本と世Ⅳ虎が全身をぶつけあう。打ち勝ったのは松本。ケリーが「スゴイ」と褒めたたえ松本と合体、世Ⅳ虎をコーナーに追い詰めストンピングの雨を降らせる。ケリー、松本が次々と串刺し攻撃を見舞いダブルのエルボードロップ。世Ⅳ虎が返すと松本とケリーはもう一度ロープに振る。しかし世Ⅳ虎は「いい加減にしろ!」とラリアットからセントーン。松本が場外に転落し、世Ⅳ虎はケリーに顔面ウォッシュを見舞う。世Ⅳ虎はケリーをロープに張り付け「福島サイコー」と絶叫。松本が仲間に入ろうとすると世Ⅳ虎は拒否。すると松本が世Ⅳ虎の脚を引いて場外戦にもっていく。ケリーも巻き込み松本は客席へ。松本はケリーに水を噴射。その間、世Ⅳ虎は場内の店を物色。フランクフルトを余裕で食する。リング内では松本がケリーへミサイルキック。5分経過。松本がインディアンデスロックに極めると世Ⅳ虎がリングイン。世Ⅳ虎が蹴るたびにケリーには激痛が走ることに。松本がケリーに脚をかけた状態で世Ⅳ虎がコブラツイスト。ケリーはふたりまとめてコルバタで投げ飛ばす。松本へのネックブリーカーでカバーするも3カウントには至らず。世Ⅳ虎がケリーにセントーン。ケリーと世Ⅳ虎がやりあうと松本が割って入る。松本はふたりをコーナーに追い込むが世Ⅳ虎がかわしてケリーに一直線。世Ⅳ虎は松本を担ぎ上げようとするがバックの取り合いに。そこへケリーがふたりまとめて回転エビ固め。丸め込み合戦からケリーがランニングキック。世Ⅳ虎が返してネックハンギングボム。ケリーが返して反対に押さえ込むがカウンターのラリアットを浴びる。世Ⅳ虎はコーナーへ。背後から松本がボディーアタックをかまし、リング内のケリーへスプラッシュ式のニードロップ。ケリーが返せず、松本が3カウントを奪ってみせた。









★試合後コメント
世IV虎
「新年一発目だったけど、自分は3WAYが大っ嫌い! 何回もやってきたけど勝敗に絡んだことがない。これじゃ新年を迎えられないので、12日の新木場、スターダムの旗揚げメンバーでの黄金カード。この試合で勝って改めて新年を迎えるようにしたいですよ」

タッグマッチ 20分1本勝負
HIROKI
●がばいじいちゃん
11分22秒
バックドロップ→体固め
百田光雄

 “力道山三世”力がスターダムの大会でデビュー第2戦。この試合も父、百田光雄とのタッグで登場。もちろん、地方大会では初のお披露目となる。力道山世代(?)のじいちゃんは長すぎる入場シーンの途中で息切れ、リングサイドでイスに腰掛けてしまう。それでも何とか腰を押さえながらもリングイン。風香リングアナの「大変お待たせしました」がやけに説得力に満ちている。杖を手放せないじいちゃんに百田は「大丈夫か?」。じいちゃんと百田が先発も、百田は「試合にならないよ!」とクレーム。相手がよく見えないのかうろつきまわるじいちゃんに百田は「試合やる気あんのか?」。じいちゃんは杖を突きつけ百田を挑発? 百田が組もうとするとじいちゃんが吹っ飛ばされてしまい、場内はブーイングに加え「百田やりすぎ!」の声も。百田が何か言うもじいちゃんには聞こえない様子。じいちゃんのほうから手四つを申し込むが百田が手を握ったところでダウン。しかし杖を使ってロープエスケープに成功、一命を取り留める。じいちゃんが弱々しいチョップで百田を攻撃。百田が一発で倒すとまたもやブーイング。百田がロープに振るとじいちゃんはロープにぶつかり転倒。じいちゃんは杖を使って百田の動きを止めHIROKIにタッチ。ようやくまともなチョップ合戦に。百田は力に交替。力がHIROKIにエルボーからスリーパー。HIROKIがロープエスケープしようとすると力の目の前にはじいちゃんが。びっくりした様子の力だが気を取り直してHIROKIへ攻撃。HIROKIが切り返しチンロック。サーフボードストレッチにとられた力がロープに脚を伸ばす。HIROKIがボディースラムで力を叩きつけじいちゃんに代わる。じいちゃんは杖で力の頭を突く。HIROKIが自軍コーナーで力を攻撃。力がHIROKIにチョップの連打。HIROKIはヘッドロックから力へショルダータックル。力が前蹴りからランニングエルボー。こんどは力がHIROKIを自軍コーナーにもっていき脳天へチョップ。代わった百田がHIROKIに捕まりコーナーへ追い込まれる。じいちゃんが杖で百田のノドを突く。じいちゃんを追い越してHIROKIが串刺しボディーアタック。じいちゃんがコーナーへゆっくりと上がり前を向く。百田が近づくとじいちゃんは手を取ってロープ渡りへ。百田が杖を引っ張るとじいちゃんは股間からロープへ。ロープに振られたじいちゃんが急に早くなってドロップキック、ダイビングボディーアタック。10分経過。じいちゃんが百田にチョークスラムの構え。百田が切り返しチョップの乱れ打ち。そしてパイルドライバーを敢行。万事休すと思われたがじいちゃん腕が上がる。しかし百田がバックドロップからカバーすると、じいちゃんに返す力は残されていなかった。この結果により、力は父とのタッグでデビューから2連勝に。









 
タッグマッチ 20分1本勝負

サスケ・ザ・グレート
マスクド・エストレージャ

14分39秒
ウラカン・ラナ
ミステル・カカオ
はやて

 カカオ組のコール終了と同時にグレート組が突っかかり場外戦で試合がスタート。グレートはゴングを打ち鳴らし試合をかき乱す。リングに戻るとグレートがムーンサルトアタック。かわしたカカオがフライングクロスチョップを連打。グレートは場外にエスケープしカカオの空中弾も阻止してみせる。エストレージャがはやてにマンハッタンドロップ。しかしはやてはふたりまとめてコルバタで吹っ飛ばす。はやての空中技にグレート組は退散、花道の奥まで引き下がる。グレートコールでも戻ってこないふたりへカカオも場外へ追いかける。ようやくグレートとエストレージャがカムバック。エストレージャがカカオに握手を求められると困惑。応じたところでカカオが攻撃、グレート組の同士討ちを誘う。カカオの欽ちゃんジャンプでペースを狂わされたグレートは場外へエスケープ。カカオとはやてが連係でエストレージャを攻めていく。カカオはエストレージャにミサイルキック。しかしはやてがエストレージャに捕まり、グレートからも追い込まれる。10分経過。はやてがニールキックからようやくカカオにタッチ。カカオはグレートとエストレージャを場外に送り出し、はやてとともにトペスイシーダを敢行。カカオがグレートにスパインバスターからロック式のエルボードロップ。グレートが返してエルボーの打ち合いへ。カカオのミサイルキックを不発に終わらせ、グレートがコンプリートショット。勝負ありかと思われたがはやてのカットが間に合う。エストレージャとはやてがラリアットを打ち合う。エストレージャがコーナーに上がるとはやてがカットし雪崩式フランケンシュタイナーへ。エストレージャが返すとケブラドーラトドアルト。グレートとエストレージャが合体でカカオに串刺し攻撃。グレートがカカオにスパイダージャーマン狙い。そこへはやてがドロップキックでカット。グレートは場外へケブラーダ。はやてがエストレージャのチョークスラムを切り返して丸め込む。これをエストレージャが返せず、はやてが逆転の3カウントを奪った。










シングルマッチ 20分1本勝負
●脇澤美穂
10分56秒
ラ・マヒストラル
夏樹☆たいよう

 セミファイナルは脇澤vs夏樹。脇澤は、たわしーずでアーティスト・オブ・スターダム王座を奪取し、ゴッデス王座と合わせて2冠王。ハイスピード王座を奪回したばかりの夏樹は1・29後楽園でのワールド・オブ・スターダム王座戦が決まっており、さらに勢いをつけたい試合だ。「握手しなければ始まらないだろ!」脇澤が手を差し出す。夏樹がいやいや応じると脇澤は唾を吐きつけ試合開始。怒った夏樹がドロップキックにいくと脇澤がかわしてキャメルクラッチ。脇澤はこれを解いて早くも「必殺ベノムアーム!」へ。夏樹は背後からドロップキックの連打。さらにロープへ張り付けて顔面をかきむしる。夏樹がベノムアーム封じか両手を踏みつけると、脇澤があまりの痛さに悲鳴を上げる。脇澤は唾を吐きつけネックブリーカーから逆片エビ固め。マウントポジションに移行するとここでも唾を吐きつける。5分経過。夏樹がロープワークで脇澤を翻弄しエルボーアタックでダウンさせる。引き起こされた脇澤は夏樹とのエルボー合戦へ。夏樹がミサイルキックも脇澤が脚を固めてギブアップを狙う。夏樹がロープへ到達すると脇澤は正面からミサイルキック。脇澤はジャーマンを予告も仕掛けたのは夏樹のほう。しかし夏樹がコーナーに上がると脇澤が雪崩式フランケンを決める。返した夏樹を引き起こす脇澤だがジャーマンをかわされソバットを3連発で食らう。夏樹の突進に脇澤がジャーマン。返された脇澤はダイビングボディープレスへ。夏樹がかわし串刺しの高速ドロップキック、イグチボム。たいようちゃんボム狙いをかわされた夏樹だが、すぐにマヒストラルへ。脇澤が返せず、夏樹が3カウントをゲットした。試合後、脇澤が襲いかかろうとするも後の祭りだった。夏樹は悔しさをあらわにしてリングを下りた。対照的に夏樹はコーナーに上がり豪快に勝利をアピールした。












★試合後コメント
夏樹☆たいよう
「最悪ですよ! 新年一発目で心新たにやろうと思ってんのにうがい水を受けたっていう。10周年を迎えますけど、あそこまで心が折れたことはなかったです。まあ記念すべき日にはなりました。最悪だけど、地方の全女を思い出しましたね、脇澤さんとのカードで。でもね、紫雷イオ、高橋奈苗じゃなくて脇澤vs夏樹のカードでもっとタイトルマッチとかメインを張るようにならないとダメだと思うので、あの2人がスターダムの顔みたいになってますけど、ウチらがやんなきゃいけないと思いますね」
 
スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
紫雷イオ
高橋奈苗
宝城カイリ 
21分32秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め
木村響子
安川惡斗
ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”●

 メインは赤いベルトの王者イオと奈苗&宝城の七海里が合体し、木村モンスター軍&対等タッグの混成軍と対戦。木村のセコンドにはフィーメルがつく。この状況に惡斗は「(自分は)モンスター軍じゃないからな!」と執拗にアピールする。イオ組が握手を求めるも木村軍は応じず、木村が奈苗を挑発する。先発はその木村と奈苗。木村のショルダータックルを奈苗がこらえる。両者全身をぶつけあい奈苗が木村を吹っ飛ばすことに成功。木村をコーナーに設置すると奈苗は串刺しでボディーアタック。イオが奈苗と合体しロープワークで競演、左右からのドロップキックで木村を射抜く。木村がイオをコーナーにもっていくと惡斗が飛び出しコーナーポストに叩きつけていく。イオはカウンターのドロップキック。宝城がエルボードロップを惡斗に連打。宝城のスピアを惡斗がかわし片足で踏みつけてみせる。惡斗と宝城は白いベルトをかけ1・29後楽園で対戦することが決まっており、この試合は前哨戦でもある。5分経過。アマゾンはもちろんフィーメルも加わり宝城を攻撃。すると惡斗はモンスター軍に「おかしいだろ!」とクレームをつける。木村がイオ組に見せつけるよう宝城を攻撃。惡斗が出てくると宝城が蘇り串刺しドロップキック。つづいて奈苗がラリアットの乱れ打ち。しかし惡斗がランニングの一発をかわしモンスター軍乱入。それでも奈苗は立て続けにラリアットを見舞い相手を蹴散らしていく。奈苗は惡斗に冷蔵庫爆弾投下。これを惡斗がカットし、ミサイルキック。奈苗はラリアットから惡斗へ張り手、延髄斬り。惡斗が自力で返すと宝城がネックブリーカーを3連発。七海里が合体し惡斗に連係で攻め込む。10分経過。宝城がイカリで惡斗を追い込むが木村がカット。宝城と惡斗がエルボー合戦。宝城の突進を惡斗が捕まえ振り回す。木村が宝城を蹴りまくりビッグブーツ。イオ組に見せつけるようカバーするが宝城がクリアー。宝城がダブルチョップを木村に連打。木村もやり返し打撃戦に。木村がカナディアンバックブリーカーをしかけたところで木村組全員が相手を担ぎ上げていく。木村はトップロープにかけた宝城を場外に蹴落とす。戻ってきた宝城が木村にスライディングD。イオが木村へ側転ボディーアタック、フェースバスター。15分経過。イオが木村へミサイルキックも余裕でかわされる。木村とイオがエルボーの応酬。イオの連打に木村はカウンターでビッグブーツ。イオも掌底で対抗し619をぶち込む。イオが木村の側頭部に蹴りをぶち込む。木村が3発目をかわしヘッドバット。両者ダウンから木村が先に立ち上がりブレーンバスターの構え。イオが切り返してフロントネックロック。それを木村が持ち上げてブレーンバスターにきってとる。アマゾンがイオにキックの連打。イオがかわして背後から飛びつく。切り返したイオがアマゾンに串刺しで突進。2回目はアマゾンがラリアットを叩き込み木村と合体ラリアット。アマゾンがイオに豪快なブレーンバスター。イオが返すもアマゾンがネックハンギングツリーからマットに叩きつける。奈苗が背後からアマゾンにバックドロップ。イオがアマゾンに飛びつきウラカンラナ。しかし場外からフィーメルがレフェリーの足を引く。フィーメルがイオに羽交い絞め、木村組が次々に攻撃。しかしアマゾンとは同士討ち。仲間割れしているとイオがスワンダイブでアマゾンへ。つづいて宝城がダイビングエルボードロップ、奈苗が冷蔵庫爆弾。そしてとどめはイオがムーンサルトプレス。奈苗が木村のカットを阻止している間にイオが3カウントを奪ってみせた。イオ「みなさん、スターダム楽しんでいただけたでしょうか? 今日は本当にたくさんの方にお集まりいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。完全な復興はまだでしょうが私たちも小さな力でも日々助けていけたら、より福島を浴していきたいと心より思っております。今日はその一歩が魅せられたと思っています。スターダムもまだまだ、日本中まわっていきたいと思っておりますのでこれからもよろしくお願いします。私が1発目、スリーカウントを取りましたんで、締めをやらせていただきたいと思います」選手たちがリングに上がると、がばじいちゃんも呼ばれる。「いまを信じて明日に輝けWE ARE STAARDOM!!」









★試合後コメント
紫雷イオ&高橋奈苗&宝城カイリ
奈苗「ほうちゃんが泣いてる」
宝城「いやあ、福島の方がすごく温かく声をかけてくださって、ハイ、声援のおかげでがんばれました。ほとんどお二人の力なんですけども、私も精いっぱい。惡斗とのタイトル戦も控えてるので、気持ちだけは負けないようにと前に前に向かっていったつもりです。でもまだまだお二人のように強くなれてない。心身ともにまだまだ成長できると思うので、もっとタイトル戦までに鍛え直したいです」
奈苗「2014年一発目ということで張り切っていたんですけども、イオに最後いいところもっていかれたのは、そこが悔しい。でもリング上から勝った後にみなさんの笑顔がすごいたくさん見えたので、これぞプロレスの醍醐味だなってすごく思って、逆にパワーをいただいてしまったので、2014年はいっちゃうぞ! パッション!」
イオ「2014年一発目、私は白星でスタートすることができました! 本当にこういうゲン担ぎというか縁起物というか、そういった者はすごくうれしいですね。もちろんほうちゃんのダイビングエルボー、奈苗さんのスプラッシュ、そういったアシストもあってスターダムとしての勝利だったとは思うんですけども、すごくやってて楽しかったです。木村モンスター軍いろいろやってきますけども、こうやって私たち勝てるんですから、どんどん退治して、私も赤いベルトのチャンピオンとして防衛を重ねていきたいと思います!」

木村響子
「結局ね、モンスター軍も惡斗もみんなわがまますぎる。アルファはアマゾンが気に入らないし、アマゾンはアルファが気に入らない。惡斗はモンスター軍が気に入らないし。こうなったら次回新木場(1・12)、弱肉強食でもんすたー軍の4WAYをやる。そこで勝ったヤツがイチバン意見を言える。そこでスッキリさせるよ」

 これを受けて木村vsフィーメルvsアマゾンvs惡斗の4WAYマッチが決定。

 
 
 
 
 
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2枚組 6,000円

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2枚組 定価6,000円

DVD 宝城カイリのルチャ探究 定価4,000円

 DVD  Season14
定価/6,000円(2枚組)
 
夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール