イオvs中島は時間切れドロー!超世代闘争DXは奈苗が花月に激勝!

STARDOM YEAREND CLIMAX2013
12月29日(日)後楽園ホール 12:00PM
観衆1450人(満員)
 
▼オープニング

 後楽園大会恒例となったKちゃんパンダとミニミニKちゃんパンダ(キッズダンサーズ)が登場し、オープニングダンス。途中から加わった風香GMは踊り終えると、「皆さん、こんにちは。2013年は両国大会からはじまって、選手の離脱や怪我もあって本当に山あり谷ありだったんですけど、皆さんのお陰でいい形で1年を締めくくれます。これからもいいことも悪いことも付いてくると思うけど、ファンの皆さんと一緒に成長し続ける団体でありたいと思うので、2014年もよろしくお願いします」と挨拶。

 オープニングVTRではイオと中島がお互いのプロレス感を語るが、相手への評価も含めてまったく交わることがない。どこまでいっても平行線……。そしてカバーされた『everybody goes 〜秩序のない現代にドロップキック〜』に乗せて、声優の鳴海杏子さんによる本日のカードを紹介。

シングルマッチ 15分1本勝負
宝城カイリ
9分30秒
イカリ
コグマ●

 マスクを被って登場した宝城は、宝箱の中から耳のついたカチューシャを取り出してリングサイドの観客にプレゼントすると、さらにボールを客席に投げ入れる。
 ガッチリ握手を交わした際、まるで「思い切り来い!」とでも言っているかのようにコグマの手をパーンと叩いた宝城。グラウンドに持ち込もうとする宝城に対し、転がって捕まえさせないコグマ。

 片足タックルでどうにかグラウンドに餅音だ宝城は袈裟固めで抑え込む。ヘッドシザースで切り返したコグマはガブっていくが、フロントネックロックで切り返した宝城。さらに足を刈って倒した宝城はレッグロックに捉える。リストロックに移行した宝城だが、ヘッドスプリングで切り返したコグマはアームドラッグからドロップキック。
 宝城も串刺しドロップキックを返すと、腰に乗ってフットスタンプ。しかし続くイカリを脚力ではね除けたコグマ。ならばと腰にエルボーを落とした宝城は極楽固めへ。どうにか耐えたコグマはエルボーで反撃。

 「来いや!」と敢えて受け止めた宝城に対し、逆に「来いや、コラ!」と胸を突き出したコグマだが、宝城は容赦ないダブルチョップを連打。ランニングエルボーをかわしてバックを取ったコグマはヘッドロックのまま投げると、馬乗りエルボー。スイープした宝城は自らの頬を叩いて、奈苗直伝のパッションを注入。
 しかしコグマはそこから横十字で丸め込む。ならばと宝城のダイヤル固めから4173を狙ったが、コグマは外道クラッチで切り返す。辛くもカウント3寸前で返した宝城はロープに飛ぶが、コグマはカウンターの首固め。これもカウントは2。

 横回転の飛び付き回転エビ固めでもカウント3寸前まで追い込んだコグマはボディスラムを狙ったが、上げさせなかった宝城はスピアー。立ち上がったコグマの腰に背後から串刺し式スピアーを叩き込んだ宝城はダイビング・エルボードロップを腰に投下。そのままイカリに捉えていき、大きく背中を反らしたところでコグマは無念のタップアウト。
 コグマの健闘が光ったが、白いベルト挑戦に向けて宝城の腰への一点集中攻撃は大きな武器になりそうだ。マイクを持った宝城は「皆さん、こんにちは! 第1試合ですが、何とか勝利することが出来ました。コグマ選手、デビューして2カ月足らずであそこまで動けるのは凄いと思います。スターダムの魅力は1人1人個性があって、ガッツと若さ漲るのが魅力なので2014年も楽しみにしてください!」とアピール。

 すると、そこに5期生のゆうながリングに上がってきて「いま2人の試合を見ていてカイリさんと闘いたくなりました! 小川さん、風香さん、1月16日の1stRINGでデビュー戦お願いします!」とデビュー戦の相手に宝城を指名。
 本部席の小川代表がOKサインを出すと、宝城は「ゆうなちゃん、覚悟と勇気はありますか? 私も愛川ゆず季さんとデビュー戦をやらせてもらってボコボコにしてもらったのが逆によかった。手加減なしでやるので、ぜひやりましょう!」と承諾して握手を交わした。










★試合後コメント
宝城カイリ
――今年最後の後楽園ホール大会の第1試合を務めましたが。
「デビューしてもうすぐ3年になるんですけど、第1試合を後楽園ホールでやるのは2回目か、初めてか……2回目だと思うんですよ。すごく1試合目って私の中では逆にすごく緊張して、やっぱり入口の試合なのでとても重要で。そこからドンドンあとの選手に、いいタスキを繋いでいく上で、スタートっていうのは一番大事な役割だと思っているので、すごく緊張しました。コグマ選手と初対決だったんですけど、やっぱり試合をしてみて、思った以上にガッツもあるし、技がすごく器用で、今日もまさか4173に入ろうとした外道クラッチの入りで、まさかの外道クラッチ返しをされて、正直ビックリして。自分が慌ててしまった瞬間もあったので、そこはすごく反省しているし、コグマ選手これからもっともっと強くなるのかなって思いました。私は来年に向けて同期の安川惡斗との白いベルト戦を、いま頭の中に一番に置いて練習や試合をやっているので。そうですね。この後、惡斗の試合があるんですけど、試合をシッカリ見て。いまの時点では私も試合を見ていて負ける気はしないです。実は一度も安川惡斗とはシングルで対決したことないんですけど、タッグでやった時には自分が勝ったこともあるし、負けたこともある。タッグに関しては五分五分の選手だと思ってるんですけど、シングル対決でどうなるか。それはお客さんも楽しみだと思うし、私もすごく楽しみなので、まぁこのあとの惡斗がベルトを守れるかっていうところが、まず大事だと思うので、この後の試合じっくり見させてもらいたいと思います」
――試合後、ゆうなのデビュー戦の相手に決まりました。
「嬉しいですね、メチャクチャ! 何か感慨深いというか、私もデビュー戦を(愛川)ゆず季さんにデビュー(の相手をしてもらった)……ゆず季さんも2年目でデビュー戦をやってくれて。私も同じように(デビュー戦の)相手を今回できるようになって。指名してもらえるなんて超嬉しいですね。でもやっぱりデビュー戦って、私もそうだったように、すごくすごくレスラーにとって、一番か二番目に大事な試合だと思うので、そこは私も絶対に失敗したくないし、ゆうなちゃんの良い所も引き出した上で、そこで自分がしっかりいい試合をして勝利するっていう目標のもとに、これから練習を頑張っていきたいと思います。2013年、ありがとうございました」

コグマ
「後楽園で試合するのはデビュー戦と今日が二戦目なんですけど、(会場が)広い分お客さんも多いし、すごい温かくてすごい楽しかったです」
――宝城カイリ選手から何か感じるものはありました?
「やっぱり、その全力ファイトっていうのがすごい伝わってきて。でも負けないように私も全力でやり切りました」
――1月に同期のゆうなのデビューが決まりました。
「同期なんですごいライバル視というか、意識はするんですけど、同期がデビューしてくれることはすごい嬉しくて。何か仲間が増える感じで、すごい歓迎してます」
――今年最後の大会でしたが、1年振り返っていかがですか?
「デビューしてからは本当に短い期間なんですけど、デビュー前とか色々な思いがなんか最後……今年最後というので思い返されて。でも来年は選手として成長できるような年にしたいと思いました」
 
彩羽匠 試練の10番勝負・第3戦 15分1本勝負
●彩羽匠
9分37秒
野良犬ハイキック→片エビ固め
夕陽

 いきなり額をくっつけての睨み合いから彩羽がショルダータックルでなぎ倒す。夕陽はハイスピードのロープワークで翻弄してからハーフ津案の彩羽にローキック。しかし彩羽も串刺しドロップキックを返す。夕陽がエルボーと蹴りのコンビネーションを叩き込んでいくと、彩羽はエルボーで応戦。
 だが、背後に回って足をすくった夕陽はヒザ十字固めへ。彩羽はそのまま立ち上がってジャーマンでぶっこ抜こうとするが、夕陽はビクトルヒザ十字で切り返す。ロープに逃れた彩羽だが、夕陽はレッグスピンからのレッグロックでなおも彩羽の左足を攻撃。

 しかし夕陽がブレーンバスターを狙ったところを踏ん張った彩羽は、ドロップキックからバックを取る。今度は夕陽が投げられるの踏ん張り、そこからミドルキックを連打。バックを取った夕陽だが、背後のコーナーに押し込んで脱出した彩羽は変型のブルーサンダー。
 ロープに飛ばされた夕陽は、ロープに飛び乗ってのジャンピングキックを返すとミサイルキックを発射。さらにコーナー下の彩羽にランニングローを叩き込むと、掌底、ニー、ミドルのコンビネーションからハニーフラッシュ。

 カウント2で返した彩羽に対し、夕陽はムーンサルトプレスを狙ってコーナーに登るが、背後から捕まえた彩羽は投げ捨てジャーマン。さらにバックを取った彩羽だが、夕陽はロープを掴んで阻止。それでも彩羽は強引にぶっこ抜いて投げ捨てる。彩羽はフロッグスプラッシュを投下すると、もう一度バックを取る。
 だが、エルボーで逃れた夕陽はスピンキックから野良犬ハイキック。大の字にダウンした彩羽を引き起こしてエルボーを連打した夕陽だが、和田京平レフェリーはダウンと判断してカウントを取る。

 カウント9で辛くも立ち上がった彩羽だが、夕陽はロープに飛ぶ。パワースラムで叩き付けていった彩羽はサソリ固めを初公開。足のロックが外れてしまい、ロープに逃げられると、彩羽は腰へのストンピングを連打。しかしバックに回った夕陽はジャーマン。辛くもカウント2で返した彩羽だが、夕陽は掌底、ニーリフトから野良犬ハイキック。
 右はブロックした彩羽だが、左のハイキックを叩き込んだ夕陽は、さらに右の野良犬ハイキックを2連発で叩き込んで3カウントを奪った。試合後、夕陽から彩羽に握手を求めるが、彩羽はその手を払って悔しさを露わにした。










★試合後コメント
夕陽
「正直、自分も今回の試合のタイトルが試練の十番勝負ってなっていて、自分が三番目。試練側になるとは思っていなかったので。自分は奈苗さんのパッション注入マッチとか受ける側だと思ってたので、今回は奈苗さんとか、先輩方がやってくれたように自分もスターダムのリングで返していかないといけないなと思ったので、がっちりエルボーも入れたし。でもそれに(彩羽も)立ち向かってきて、自分もこんな感じだったのかなって。1年前、自分も奈苗さんとかに対して何も出来なかったと(思うし)。すごい何か上から目線みたいな発言ですけど、自分もこんな感じだったのかなって。だから新人王同士で闘いましたけど、今度からは新人という括りを抜けて、また闘いたいなと思います」
――彩羽選手はどんな選手でした?
「そうですね。気持ちが折れないと思うけど、自分がガツガツ行ったら怯んでしまったところがあったと思うので……もっと……。自分がそれを引き出せなかったっていうのも、自分の試練でもあったと思うので、もっともっとスターダムの人達を知っていきたいし、自分もそれに伴って成長していきたいなと思います」

彩羽匠
「十番勝負……いままで三戦やった中で、キャリアがある選手と試合してきて、今回はたった1個上、1年上の先輩だったんで、絶対負けたくなかったし、ここが若い者同士の闘いだと思ってたのに負けたのがすごい悔しいし、やっぱりキックの練習してるだけあって、すごいフラフラしてしまって……。ん~、悔しいですけど、絶対次やったら自分が潰します」
――夕陽選手は去年の新人王ということで、そこを意識することはありましたか?
「そうですね。今年はやっぱり同期がいなくて、1個下のデビュー4戦目だったコグマと(新人王決定戦を)したんで、正直、新人王の価値がないんじゃないかとか言われてたりしたんですけど。向こうはやっぱり去年のトーナメント戦で争ってきた分だけ、それで舐められるのも嫌だったし、やっぱり新人王っていうのは世IV虎さんだったり、夕陽さんだったり、自分であったり、やっぱり上の先輩とかもいま活躍してる選手なので。自分はそこで絶対負けたくなかったんですけど、ん~、ダメでしたね。でも絶対、自分が潰します、あの人を。これはベテランと試合をするのもいいと思うんですけど、やっぱり若手同士っていうのが本気でやり合って、今の女子プロレスを作っていかなきゃいけないので。自分は絶対に夕陽さんを潰します」
――来年に向けては。
「来年、誰とするのか分からないんですけど、1個1個、一人ひとり吸収して、かつ気持ちも絶対に負けないし、ずっと勝ちを狙っていきます。ずっとシングル続きなんで、これでシングル最強になってもいいんじゃないかと。自分の中でもこの十番勝負が終わったら、タイトルマッチとかも組んでもらいたいし。そのために絶対に成長します」
 
ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]
安川惡斗
5分20秒
ACTΩ→エビ固め
[挑戦者]
ケリー・スケーター●
※安川惡斗は初防衛に成功

 安川惡斗がダーク・エンジェルを下して奪取したワンダー・オブ・スターダムには、ケリー・スケーターが挑戦。2014年1月26日の3周年記念大会で宝城カイリの挑戦を受けると宣言してしまった手前、惡斗は絶対に負けが許されない状況だ。

 日本酒をラッパ飲みしながら入場した惡斗。ケリーが握手を求めると、「よろしくお願いします!」と応じた惡斗だが、コンプリート・ショットで奇襲攻撃。そこからドロップキックを連打していった惡斗は、ケリーの顔面を踏みつけるが、ケリーもチョップとボディブローで反撃。
 惡斗もエルボーを返していくが、ケリーはカウンターのローキックで惡斗に片膝をつかせてのローキック。さらにDDTからサッカーボールキックを叩き込むと、フロッグスプラッシュを投下。これをかわした惡斗は逆に惡トーンを投下。

 バックを取ってフェースバスターで叩き付けたケリーは肩口に担ぎ上げてターンバックルに投げつけるとラリアット。惡斗も走り込んできたケリーをオクラホマスタンピートで叩き付けると、コーナーに登ろうとするが、ダメージから足元がフラつき場外に転落。それでも何とかミサイルキックを発射した惡斗はACTスペシャルを狙う。
 だが、背後に逃れたケリーは後頭部にバズソーキックを叩き込むと、惡斗の両腕をクロスしてからの河津落とし。しかしブレーンバスターを逃れた惡斗はアクトロックを狙う。

 これをケリーは防御したが、バズソーキックをかわした惡斗はランニングニーを叩き込むと、コーナー最上段から惡トーンを投下してからACTΩで叩き付けていって3カウント。









 試合後、この試合をリング下からじっと見つめていた宝城に向かって、マイクを持った惡斗が「安川惡斗だー! 勝ったぞー! 初防衛に成功だ。これでテメーらが楽しみにしていた宝城カイリ、お前と闘えるな。上がってこいよ!」と挑発。

 宝城がエプロンに上がると惡斗は「ミステリーハンターとかで活躍してるらしいけど、同期として1月26日、生え抜きのベルトとして高めていこうじゃねぇか! 以上!」と改めて3周年記念大会での防衛戦をアピール。
 それを聞いた宝城は「惡斗、ついに! ついにシングルをあんたと闘えるときが来た! 同期なんですけど、一度もシングルで試合をしたことがありません。なので次の3周年大会、ぶつかり合って……私は流血も覚悟しています。すべての人生を賭けて惡斗と闘う! お客さんにも絶対に見て損をさせない試合をすることをここで宣言します!」と同期ながら初の惡斗との一騎打ちに向けて“覚悟”を口にする。
 すると惡斗は「簡単にすべてとか言うんじゃねぇよ! 流血? させてやるよ! お前は所詮アイドルレスラーなんだよ! 力の違いを見せてやるから覚悟しておけよ。以上!」と言い放った。

★試合後コメント
安川惡斗
「イエーイ! 初防衛成功だぁ! ケリー・スケーター? 何分? 5分? まぁまぁ初防衛、ガイジン受け入れるとか言ったし、まぁいいよ! ケリー、ケリー、OK! まぁアイツとまた闘うことがあるんだったら、蹴り主体らしいし、もっともっと蹴って防衛してやりてぇと思うよ。ケリーは置いておいて……おっしゃぁ、ついに! ついにね、これ防衛したからね、1月26日、宝城カイリと同期初対決。白いベルト賭けてアタシはカイリなんかに負けるつもりはない。アイツはただのアイドルレスラーに過ぎない! 強さを感じない。アイツは一生賭けてとか簡単に言ったけど、アタシはアイツに負けない。負けるつもりもない。これ(=白ベルト)賭けて、2度目の防衛してやるよ。以上」

※ケリー・スケーターはノーコメント 

ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王者]
●米山香織
3分45秒
モモ☆ラッチ
[挑戦者]
夏樹☆たいよう
※米山香織は3度目の防衛に失敗。夏樹が第7代王者となる

 12.23大阪大会で夕陽を相手に2度目の防衛に成功した米山香織のハイスピード王座には、満を持して前王者の夏樹☆たいようが挑戦。米山は勝って“ハイスピード版ゴム人間のうた”を夏樹と一緒に歌うと予告していたが……

 米山は手書きの歌詞カードを持って登場。ゴングと同時に放った米山のドロップキックをかわした夏樹はハイスピードのロープワークで翻弄してからフェイントを入れたサッカーボールキック。さらに投げ捨てジャーマンで投げていくが、米山もいきなりロールスルージャーマンスープレックス。
 辛くもカウント2で返した夏樹は、続くダイビング千豚♪はかわしたが、ロールスルーのダメージで立ち上がれない。

 どうにか立ち上がった両者はエルボー合戦から意地剥き出しの張り手合戦。すると夏樹が蹴りと張り手の連打で米山をコーナーまで追い込み、串刺し低空ドロップキック。さらにたいようちゃん☆ボムを狙ったが、ブロックした米山は串刺し攻撃を狙う。
 これをたいようちゃん☆ボムで切り返そうとした夏樹だが、米山は夏樹の両足を掴んだままシットダウンしてフェースバスターで切り返す。しかし背後からランニングニーをかわした夏樹はエビ固めで丸め込む。米山も丸め込みで切り返すと、お互いに立ち上がってローリングソバットの相打ちに。

 しかし米山は走り込んできた夏樹にカウンターのローリングソバット。夏樹はレッグクラッチ・スープレックスを狙うが、うまく防御した米山。ならばとロープに飛んだ夏樹はモモ☆ラッチをズバリと決めて3カウント!
 まさしくハイスピード決着で至宝を奪還した夏樹。米山はマットを叩いて悔しさを露わにするが、夏樹が「よっしゃー! 年内最後のハイスピードバトル、ハイスピードの勝ってやったぜ! 米山さん、残念ながら歌を歌うこと出来ませんでしたね!」と言うと、米山は「ベルト獲られて歌もうたえなくて、この気持ちをどうしたらいんだ、オラ!」と絶叫。

 夏樹が「どうしたらいいって言われてもなぁ(苦笑)」と言うと、場内から「うたえ!」コール。すると夏樹は「分かりました。米山さん、ハイスピードチャンピオンの歌ですよね? ってことはハイスピードチャンピオンしかうたえないってことですよね? 米山さんが自分のために作ってくれた歌、この際だからうたっちゃおうか!」と言って、米山が持参した歌詞カードを見ながら「♪わったしはハイスピードチャンピオン〜」と、“ハイスピード版ゴム人間のうた”をアカペラで熱唱してみせた。










★試合後コメント
夏樹☆たいよう
「ハイスピードチャンピオン! ハイスピードだけに、ハイスピードで勝ってやりましたよ! いまの時間、何秒でした? 試合時間? あのね、前に米山さんとやった時、30分ドローっていう展開になってしまった時に、ハイスピードがこれじゃいかんと思ったんで。もうハイスピードはすべてハイスピードじゃなきゃと思ってね、ハイスピード決着。そしてこのベルト、何度目だろう? ね、このベルトはやっぱり自分のものだし、このベルトがない夏樹☆たいようは夏樹☆たいようじゃないと思うんで。これからもハイスピードの未知なる道をね、自分が先頭切って切り開いていって、もう色んな人を巻き込んでスターダムをハイスピード王国にしたいと思います。でもね、ハイスピード王国、本当に着々と近づいてるんですよね。分かりますか? スターダム=女子プロレス、スターダム=最先端プロレス。最先端ってスターダムが言われているのは、スピーディーだからっていうのもあると思うんですよ。スターダムのプロレスはスピードがあります。自分が、その最先端のプロレス、スターダムをハイスピードにこれからも引っ張って行きたいと思います」
――これからもハイスピードチャンピオンのうたは歌っていくんでしょうか?
「これは…どうしましょう? 今日はあの…米山さんがすごい張り切って、こんなのを作ってきて、すごい可哀想だなって思ったのがあったんで……。あと、勝って気持ちが良かったっていうのもあったんですけどね。まぁ機会があれば、また自分がノリにノッた時はうたわせてもらいたいと思います。これも自分の歌にしちゃいましょうか? ♪わたしは~夏樹☆たいよう! 光の速さで動きま~す~。わたしは〜夏樹☆たいよう! 素早いソバットかわし~ま~す~~~♪」

米山香織
「ん~、くやしぃぃぃ! 最後、ハイスピードのベルト防衛して、夏樹と一緒にハイスピードチャンピオンのうたを歌おうと思って、歌詞も自分のために考えてきたのに~~~~! 悔しい~~~! でも、まだまだスターダムでハイスピードのベルトも狙っていくし、ライブのチャンスもどんどん狙っていくからな!」
 
アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者チーム]
木村響子
アルファ・フィーメル
●ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”
16分10秒
ウラカン・ラナ
[挑戦者チーム]
松本浩代
脇澤美穂
岩谷麻優
※キムラモンスター軍☆は初防衛に失敗。たわしーずが第4代王者組となる

 キムラモンスター軍☆の持つ6人タッグ王座アーティスト・オブ・スターダムには、いまだに1勝もしていないものの、本人たちの勢いとファンの後押しにより挑戦権を得た松本浩代&脇澤美穂&岩谷麻優のたわしーずが挑戦。

 たわしーずはGReeeeNの『キセキ』(ただし歌は脇澤と岩谷)に乗って、南側客席最後方からたわしを投げながら入場。するとたわしーずにあの「亀の子束子」が公認サポーターになったことが発表され、たわし300個と公認凶器の巨大たわしが進呈される。
 脇澤は「じゃあこの試合で公認凶器として使わせてもらっていいですかね? いいですよね? とりあえず使わせてもらいます!」と、勝手に巨大亀の子束子を本当に“公認凶器”として使用することを宣言。

 脇澤はニコニコプロレス出演時に宣言していた通り、ピンクのコスチューム。たわしーずは円陣を組んで気合いを入れると、ピンクの脇澤が先発を買って出てアルファと睨み合い。「ワッキー」コールが起こる中、まずはロックアップ。ロープに押し込まれた脇澤だが、エルボーを連打。しかしパワーで押し倒したアルファは突進。
 トップロープを下げてうまくアルファを場外に出した脇澤はコーナーからプランチャ。さらにアルファをリングに戻してキャメルクラッチに捉えると、たわしーずは3人で「うぃあーたわしーず」とアピール。

 だが、木村とアマゾンが入ってきて、逆にたわしーずの3人をキャメルクラッチに捕らえる都、奪い取ったわたしで攻撃。岩谷がアルファに向かっていくが、エルボー一発で吹っ飛ばしたアルファはマシンガンショット。モンスター軍はクイックタッチで岩谷を代わる代わる痛めつけていく。
 木村は岩谷に対し、コーナーで馬乗りになってたわしで殴打。さらに串刺したわし攻撃。レッグロックで捕まった岩谷に脇澤と松本はたわしを渡そうとするが、木村が阻止。さらにアルファがアバランシュホールドで叩き付けてからショートレンジラリアットを連打。

 しかしコルバタを返した岩谷は松本にタッチ。アルファとラリアットの相打ちとなった松本だが、串刺し攻撃をかわすと脇澤と岩谷が入ってきてトレイン攻撃。だが、アルファはラリアットでなぎ倒していく。松本は何とかパワーボムで持ち上げようとするが、アマゾンがカット。だが、松本はアマゾンにクロスボディーを見舞っていくと、アルファをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。
 アルファも投げ捨てジャーマンを返すが、気合いで立ち上がる松本。なおもジャーマンで投げ捨てたアルファだが、松本もバックドロップを返す。しかし木村が入ってきてタッチを阻止。木村のノータッチヘッドバットをかわしてバックエルボーを叩き込んだ松本は、脇澤にタッチ成功。

 脇澤のたわし攻撃を防御した木村は唾故激には唾攻撃をお返し。だが、脇澤はカウンターのネックブリーカーからミサイルキック。これを余裕でかわした木村はコーナーに登っていくが、脇澤が追いかける。すると岩谷がマットに大量のたわしを撒き散らす。だが、木村は逆に脇澤をたわしの海に叩き落とす。
 それでも松本が追いかけていき、雪崩式ブレーンバスターで木村をたわしの海に叩き付ける。10分が経過し、木村は脇澤を卍固めに捉えると、そこからスリーパーへ。落ちそうになりながらもカウント2で返した脇澤は何とか木村を丸め込むと、続けてバックスライド・フロム・ベノム。

 これをアマゾンがカットすると、岩谷が向かっていくが木村はビッグブーツで迎撃。しかし岩谷はボディブローからタケコプター。さらに低空ドロップキックを顔面に叩き込んでいく。そんな岩谷に唾を吐きかけた木村だが、岩谷はチョップを連打するとロープへ。しかし木村は追走式ビッグブーツから正調ビッグブーツ。
 カウント2で返した岩谷はアマゾンに低空ドロップキックを叩き込むと、往復ビンタを連打。だが、チョークでコーナーまで押し込んだアマゾンはショートレンジラリアット。そこに木村とアルファが入ってきてトレイン攻撃。

 だが、岩谷もカウント2で返す。アマゾンはモンスタークラッシュを狙ったが、岩谷はエビ固めで切り返す。そこに松本が入ってきて巨大たわしでアマゾンを殴打すると、脇澤が木村に雪崩式フランケン。さらに松本がアマゾンにコーナースプラッシュを見舞うと、脇澤がダイビング・ボディプレス on the 巨大束子。岩谷も同じ攻撃で続くがカウントは2。
 絶叫した岩谷は巨大たわしを振りかぶるが、そこに木村がビッグブーツ。さらにアマゾンがブレーンバスターで投げたところで15分が経過。アマゾンがアマゾンスプラッシュを投下すると、木村とアルファも入ってきてたわしーずに同時フェースバスター。

 これもカウント2で返した岩谷にアマゾンはネックハンギングボムを狙ったが、岩谷がかわすと、松本が巨大束子で殴打。そこを岩谷がウラカン・ラナで丸め込んで3カウント! たわしーずが悲願の初勝利をあげると共にキセキのアーティスト王座を奪取!










 それぞれのイメージカラーのベルトを受け取ったたわしーずは思わず涙。「たわし」コールの中、マイクを持った岩谷が「やったー! はじめてたわしーず勝ちました! ベルト巻くまで3年もかかっちゃいました。やっと今日、この3人で巻けることが嬉しいです。ずっと3WAYでスポットが当たらなくて苦しかったんですけど、この3人でベルト巻けて嬉しいです! よかったです! ありがとうございます!」と感動のアピール。
 そして脇澤が「麻優ちゃん、おめでとう! 亀の子束子もサポーターに付いてくれたことだし、たわしーずはもっともっと大きくなります。そして何と私はスターダムで二冠王になってしまいました。どうしましょう……これからもたわしーずで奇跡を起こしていきますので、よろしくお願いします。うぃあーたわしーず!」で締めくくった。

★試合後コメント
たわしーず
岩谷「あーーー、勝ちました。とうとう! たわしーず! たわしーず、ベルト獲っちゃいましたよ!」
松本「わたしーずとしてもやっぱり半年間、ちょっと苦労もあってね。本当にいろいろ灯火が消えそうな感じで、ずっとやってたんですけど、ようやく今日報われたっていうのもあるし。たわしーず、ちょっとアラサー世代としては、この麻優が……」
脇澤「リーダーなんですけど」
松本「ようやく初ベルトという!」
岩谷「いや~~~、3年間ですよ! 3年間、ずっと獲れなくて!」
脇澤「ねぇ。後輩にも抜かれて……」
岩谷「はい。それちょっと言わなくてもいいです(苦笑)」
脇澤「だから私は、本当に麻優に巻いて欲しかった。むしろ本当にベルトを持った後輩たちをブチ倒して欲しかったし、本当に……(※泣き始める)麻優ちゃんが“まけて”嬉しいです」
岩谷「いま“負けて”って…」
脇澤「ベルトが“巻けて”ね。本当に嬉しいです! 麻優ちゃんが主役なんで、麻優ちゃんを紙面にいっぱい出してあげてください。本当に。3年かかってベルトがやっと巻けて……」
松本「たわしーずはベルト獲った後とか、そんな考えられないぐらいココ(=アーティストのベルト)しか見てなくて。獲ったあとの事とか考えてなかったけど、なんと! 見てください! 亀の子束子がサポーターにつきましたよ! こんなことってある? 本当に5☆STARの裏側で3WAYをやり続けてて、私らどうなるのって感じだったけど、まさかの亀の子束子サポーター! ベルトを獲ったこのタイミングで。たわしーず、絶対ここでは終わらないです。これからもっともっとビッグになって、まだまだたわしーずが奇跡を起こします!」
脇澤「どんどん歌が上手くなってきてスミマセン(苦笑)。本当、落ちこぼれの3人が、5☆STARに出れなかった落ちこぼれの3人が……落ちこぼれというか、私は怪我して(5☆STARに)出れなかったんですけど、松本さんたちは負けたんでしょ、予選に?」
岩谷「いや、もう仲間割れみたいのは、いいじゃないですか!」
松本「そうだ~! 仲良しだ~! たわしーず、これからも頑張っていくぞ~! ウィーアー……」
三人「たわしーず!」
――たわしとベルトはどっちが大事ですか?
松本「たわしは身体の一部です。なくてはならないもの」
――公認凶器として認められたが、これからもその大きいたわしは使っていく?
松本「そうですね」
脇澤「使っていきますね」
松本「わたしーずなんで、たわしを……」
脇澤「めっちゃ痛いです、たわし!」
岩谷「もー、痛い! 本当に痛かった」
――たわしがマット一面に広がって、デスマッチのようにもなりました。
脇澤「このあと、大日本さんでも使ってもらって(苦笑)。本当、麻優ちゃん、嬉しいね」
岩谷「嬉しいです! 本当に嬉しいです。3年間、初めてのベルトがこの三人で巻けるのも本当に嬉しいです」
脇澤「(※カメラに向かって)麻優ちゃんをどアップで写してください! 私たち切れちゃってもいいんで! 本当に嬉しいですよ。麻優ちゃん、よかった! めっちゃ苦労したもん。本当に」
岩谷「ありがとうございます。(脇澤が)お母さんみたい! お母さんみたいだ!(笑)」
脇澤「お母さんて、言わないで(苦笑)。そんな歳だから」

※キムラモンスター軍☆はノーコメント 

超世代闘争DX 30分1本勝負
高橋奈苗
里村明衣子
20分16秒
ワンセコンドEX→片エビ固め
世IV虎
花月●

 センダイガールズプロレスのリングで行われている重鎮vs新星の超世代闘争。そこで同じ新星として共闘しつつも、どちらが先に重鎮を倒すかで激しくライバル心を燃やしている世IV虎と花月が、スターダムでもタッグを組んで高橋奈苗と対戦することに。すると奈苗はパートナーとして里村明衣子を招聘。この結果、奈苗が超世代闘争に初参戦することになった。

 まずは花月が入場すると、続いて世IV虎がデビュー時から使用していた入場テーマで入場。そして里村が険しい表情で入場すると、最後に奈苗がいつものようにパッションを爆発させながら入場。超満員の観客が見つめる中、リング上はまさに役者が揃った感じ。
 奈苗&里村を花月が睨み付けると、里村は奈苗に握手を求めてガッチリと握手。そして奈苗vs花月で試合開始。ロックアップからまずは奈苗がロープに押し込むが、ここはクリーンブレイク。

 背負い投げからグラウンドに持ち込んだ奈苗はボディシザースから腕十字の体勢に。花月はすぐに防御してヘッドロックで切り返すが、奈苗はフロントネックロックに捉える。しかし花月が自軍のコーナーに押し込むと、すかさず世IV虎が攻撃していき、勝手にタッチしてリングイン。
 不満そうな花月だが、ヘッドロックに捉えた世IV虎はロープに飛ばされるとショルダータックルでぶつかっていく。倒れない奈苗に対してカウンターでのショルダータックルでなぎ倒した世IV虎だが、すぐに立ち上がった奈苗もショルダータックルで倒してからサッカーボールキック。

 世IV虎もサッカーボールキックを返すと、チョップ合戦になる。すると奈苗は座って「来い!」と挑発。サッカーボールキックを叩き込んだ世IV虎が座って挑発すると、奈苗がサッカーボールキック。またも奈苗が座り込むと、今度は花月が入ってきてランニングロー。世IV虎と花月が2人揃って「来いや!」と挑発すると奈苗はドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばす。
 勢いに乗った奈苗は「里村、来いや!」とパートナーの里村を挑発。里村がサッカーボールキックを叩き込んでから、奈苗と合体して世IV虎と花月を蹴散らし、さらに世IV虎に合体ブレーンバスターを狙ったが、花月が入ってきて新星組が合体ブレーンバスターで2人まとめて投げていく。

 さらに新星組は2人同時顔面ウォッシュを決めていくが、奈苗は世IV虎にエルボードロップを返すと里村にタッチ。ヘッドロックに捉えた里村をアトミックドロップで叩き付けた世IV虎は花月にタッチ。スワンダイブ式ミサイルキックを放った花月だが、強烈な張り手を返した里村は串刺しジャンピングエルボー2連発。
 花月もエルボーの連打を返すとドロップキック2連発そこからデスバレーを狙うが、ヘッドシザースで切り返した里村。世IV虎がカットに入ると、里村は控えの世IV虎にジャンピングエルボー。そこに花月がドロップキックを放っていくが、里村がかわして世IV虎に誤爆させる。

 里村は花月にバズソーキックを叩き込むとバックドロップ。朦朧とする花月にスクリューキック、バズソーキックと叩き込んでコーナーに登るが、世IV虎が足止めすると、立ち上がった花月がデスバレーボムで叩き付けてからバックフリップ。タッチを受けた世IV虎はセントーンから馬乗りになってチョークを見舞っていく。
 10分が経過し、世IV虎はネックハンギングボムを狙うが、うまく防御した里村はエルボー合戦を仕掛ける。そこから左右のハンマーを叩き込んでいった世IV虎はロープに飛ぶが、里村はカウンターのハイキックから側転キック。これをかわした世IV虎はネックハンギングボムで叩き付けるがカウントは2。

 里村の背中にハンマーを振り下ろしていった世IV虎はヘッドバットを見舞って行くが、里村はソバット、エルボースマッシュ、オーバーヘッドキックと返して奈苗にタッチ。コーナーでショートレンジラリアットを連打した奈苗は串刺しラリアット。世IV虎もラリアットの相打ちに持ち込むと、奈苗のバックドロップをどうにか防御して、カウンターのケブラドーラ・コンヒーロ。
 世IVコブラに捉えた世IV虎はそのままストレッチボムで叩き付ける。セントーン3連発でカウント2まで追い込んだ世IV虎は、上からヨシコ。

 だが、両足をあげて迎撃した奈苗はバックドロップで投げる。奈苗は起き上がりこぼしショートレンジラリアットを叩き込むが、世IV虎も必死でスリーパー。しかし背後から里村が蹴りでカットすると、奈苗&里村は合体攻撃を狙う。これをダブルラリアットで迎撃した世IV虎は、奈苗にきりもみ式の上からヨシコを投下。
 続けてアティテュード・アジャストメントを狙ったが、うまく逃れた奈苗はラリアットを狙う。これを相打ちに持ち込んだ世IV虎はダブルダウンしながらも花月にタッチ。花月は奈苗にデスバレーを狙うが、奈苗は左右の張り手からロープへ。

 だが、花月はカウンターでバックフリップを決めると、リバースの弓矢固め。15分が経過し、ロープに逃れた奈苗だが、花月はエアプレンスピン。奈苗がスリーパーで切り返すと、花月はビクトル投げから変型腕固めに捉える。里村がコーナーからダイブしてカットしようとするが、世IV虎が場外に叩き落とし、さらにエプロンからフットスタンプを投下。
 リングに戻った世IV虎は花月の頭を叩き、「何やってんだよ、いくぞ!」と指示してトレイン攻撃を狙うが、奈苗はラリアットの連打で迎撃。そこからコーナーに登った奈苗は花月に冷蔵庫爆弾を投下するが、世IV虎がその上からセントーンを落としてカット。

 奈苗は1人で新星の2人に張り手を見舞っていくが、世IV虎がラリアットを返すと花月がドロップキック。さらに花月がバックフリップで叩き付けたところに、世IV虎がコーナー二段目からのダイビング・セントーンを落とすと、さらに花月がデスバレーボム。カウント2でカットした里村はさらに世IV虎にニールキック。
 さらに里村が花月にデスバレーボムを決めると同時に奈苗も世IV虎にイクボム。しかし花月が奈苗にドロップキックを返してから腕固めに捉える。そこに里村が後頭部へのバズソーキックでカットに入るが、花月は奈苗はハリケーンドライバーで叩き付ける。カウント2で返した奈苗はエルボーを打ち合う。

 やや花月が優勢になったが、ロープに飛んだ花月にカウンターのラリアットを叩き込んだ奈苗。20分が経過し、奈苗が花月を肩口に担ぎ上げると、そこに里村がオーバーヘッドキックで合体し、そのまま奈苗がワンセコンドEXで叩き付けて3カウント。
 新星組が追い詰めはしたが、やはり女子プロレス界の二大巨頭タッグの強さはズバ抜けている。花月はなおも奈苗に「もう1回」をアピールするが、そこに世IV虎がエルボー。奈苗&里村が引き上げていくと、世IV虎と里村は悔しさを滲ませながらバラバラに引き上げていった。










★試合後コメント
高橋奈苗&里村明衣子
奈苗「とりあえず勝利ということで。あの最後、私が担いだところに何ていういいタイミングでキックを……」
里村「いやー、タイミング良かったですね!」
奈苗「でも私、そんなに望んでなかったんですけども。自分が勝てるところだったので。そんなに……」
里村「そこはさ、そこはさ……」
奈苗「はい」
里村「ベテランチームとしては」
奈苗「はい」
里村「ちょっと一丁ね、加勢しないとね」
奈苗「そうですね。お客様にもそういう夢のタッグを味わっていただけたかなと。結果的には。はい、そう思いました。どうだったんでしょうか? 世代闘争と言いましても、自分は里村選手も敵だと思ってますし。だけれども隣に立ってみるのもすごく新鮮で、やっぱり他の誰とも違う間だったり、オーラだったり、この眼光の鋭さだったり、負けらんねーって思いました。なので、ちょっと……やっぱり女子プロ大賞も取って。里村選手は『もう過去のものだ』とかっこいいことも言ってるんですけど、私は全然かっこよくないので、いつまでもと言いますが、また試合もさせていただきたいと思っています。世代闘争といっても個人闘争、両方意味があった試合でした。その中で自分がフォール取ったってことを、皆さん、書いといてください。今日は里村選手、ありがとうございました」
――仙女で始まった超世代闘争が他団体に飛び火し、こういう形で闘うことになりましたが、世IV虎選手と花月選手はいかがでした?
里村「やっぱり、いま若手と……若手というか、本当にキャリアの浅い選手で、あれだけ伸びてる選手っていうのは、あの2人がツートップだと思ってるんで。やっぱり自分の後輩が多ければ多いほど、そして成長すればするほど、追われる立場としてはやっぱり練習も疎かにできないですし、いろんな視点から見ることが多くなってきますし。高橋さんも私も、その先輩たちを追い越すためにっていうところは経験してきてるんで。それを経験してきて、またさらに下に超されないようにしていくっていうのは、本当に体力が追いつかない時もあるけれども、それでもやらなきゃいけない時もある。そこはもうある意味、上じゃなくてすごい深いと思いますね。今日にしても高橋さんにチェンジに行く、チェンジ権の長さだとか、やっぱりどのタイミングで行けばいいのかっていうのも分からないですし、逆にチェンジしようと思っても、まだまだ自分がやるぞってところを譲らないところもありますし。でも私はハッキリ言って、シングルでは負け越してるんで、もう一回……もう一回、高橋vs里村をやりたいなと」
奈苗「やりましょうよ」
里村「ここは絶対やらなきゃいけないなと思いますね」
奈苗「やりましょう」
里村「2014年のうちに、私はやりたいと思ってる。また是非お願いします」
奈苗「お願いします。もう横に立っても、対角にいても構わないので、里村明衣子とどんどん絡んでいきたいなと私は思います。それが自分が伸びるための理由の一つにもなると思うし、はい。この際、タッグ組んじゃいましょうよ」
里村「タッグ?」
奈苗「タッグチームでもいいんじゃないですか?」
里村「(※狼狽しながら)それでもいいですしね……」
奈苗「あんまりノリ気じゃないな」
――闘うと言ったばかりだからでは?
里村「そう。闘うと……」
奈苗「闘いたいなと思う人とは組みたくもなるので。はい、すいません」
――いずれにしても絡んでいくと。
奈苗「はい」
里村「でも、やはりスタミナすごいですね。スタミナがよくあれだけ持つなと思いますよ!」
奈苗「そうですね。どんどんどんどん、歳を重ねるごとに、体力がどんどんついていって疲れなくなってるという」
里村「見ていて、これだけやられてるのに、まだ力があるか、と!」
奈苗「効きましたけど、意地だけです! 下の者に負けるかっていう意地と、里村明衣子にいいところを持っていかれるかっていう意地です! この意地で高橋奈苗、2014年も行きます! よろしくお願いします!」

※世IV虎と花月はノーコメント
 
ワールド・オブ・スターダム&JWP認定無差別級二冠選手権試合 30分1本勝負
[ワールド・オブ・スターダム王者]
紫雷イオ
30分
時間切れ引き分け
[JWP無差別級王者]
中島安里紗
※紫雷イオは4度目の防衛に成功。中島安里紗は初防衛に成功

 2013年最終興行のメインでは、11.24スターダム100回記念大会で高橋奈苗を下してワールド・オブ・スターダム王座3度目の防衛に成功した紫雷イオと、華名に奪われていたJWP無差別級王座を奪還したばかりの中島安里紗が、お互いの団体の看板と至宝を賭けて激突!

 煽りVではJWPのリングでイオと中島がタッグを組んだときの映像や、中島の復帰宣言の映像も使用。「プロレスとは?」の問いに中島は「闘い」と応え、イオは「ドラマ」と応える。奈苗戦では緊張と運動量で両足が痙ったまま試合をしていたことを告白したイオ。それでもあの奈苗から勝利したイオは奈苗に「まだ上に行きますよ」と約束。
 何とも言えない緊張感が場内を包む中、まず中島がJWP勢と共に入場。続いて真っ白なIOTICAマスクを被ったイオがコーナーから前転してジャンピングリングインし、中島を至近距離から睨み付ける。

 慎重に握手を交わしてからゴングが鳴ると、ホームだけあって「イオ」コールが上回る。まずグラウンドの展開になるとイオがボディシザースに捉えていく。ガブっていった中島は強引にフロントネックチャンスリーで投げていくと背後に回ってスリーパー。しかし身体を反転させたイオは強引に脱出して立ち上がる。
 手四つの力比べになると、中島が押し込んでいくが、ブリッジで堪えるイオ。強引に押し潰した中島に対し、バックを取ったイオはサイドポジションから腕十字を狙う。はね除けた中島はタックルを狙うが、うまく切ったイオはスリーパーを狙う。

 決めさせない中島はアンクルホールドを狙うが、イオもアンクルホールドを狙う。レフェリーがブレイクを命じると、イオはスタンディングのドラゴンスリーパーからそのまま中島の背中をヒザの上に叩き付ける。腕を取った中島は巻き投げで投げていく。グラウンドの攻防になると、和田京平レフェリーが中島のシューズのヒモを結び直すように指示するが、イオが突っ掛かっていく。
 すると中島もイオをヘアホイップで投げていって、喧嘩腰にやり合う両者。イオは飛び付きアンクルホールドを狙っていくが、中島は決めさせずバックに回る。ここで10分が経過。フロントネックロックに捉えた中島はハンマーを落とすが、イオはコーナーにホイップしてスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャー。

 カバージョに捉えたイオは肘グリも加えていくが、中島は指に噛みついて脱出。そこからドロップキックを叩き込んだ中島はワキ固めへ。イオが防御すると、中島はスリーパーにスイッチ。イオの顔面にニーを入れていった中島だが、イオもエルボーで反撃。中島もエルボーで応戦するとDDTから倒れているイオにスライディングキック。
 イオも側転→バック転フェイントからのドロップキックで中島を場外に追いやるとトペを発射するが、中島がかわして自爆。すかさず客席にイオを投げつけた中島は、さらに鉄柱にも叩き付けてからボディスラム。

 イオは走り込んできた中島の攻撃をかわして、素早くリング下に潜ると、違うコーナー下から出てきてスワンダイブ式コーナー超えプランチャを発射。15分経過と同時にリングに戻ったイオはスワンダイブ式ミサイルキック、619、背後からのスワンダイブ式ミサイルキックを続けてお見舞いすると、一気にクロスフェースに捉える。
 どうにかロープに足が届いた中島に対し、イオは新幹線アタックからスワンダイブを狙ったが、中島がエプロンに蹴落とす。それでもロープ越しにハイキックを叩き込んでコーナーに登ったイオだが、イオはエプロンに突き落とすと奈落式DDTでエプロンに叩き付ける。

 イオもコーナーに登った中島を追いかけていくが、エルボーで叩き落とす中島。ならばと横のトップロープに飛び乗ってのドロップキックで場外に蹴落としたイオは、コーナー最上段からケブラーダを発射。さらに正調ケブラーダを狙ったイオだが、中島はイオを肩車してそのまま場外に落とすと、コーナー最上段からダイビング・フットスタンプを投下。
 中島はさらにイオをリングに戻してミサイルキック。イオは2発目を狙った中島を追いかけていくが、エルボーでイオを逆さ吊りにした中島は垂直にフットスタンプを落とす。20分が経過し、ダイビング・フットスタンプを投下してカウント2まで追い込んだ中島は、バックを取る。

 必死に投げられるのを防いだイオだが、中島は強引にバックドロップ。意地のエルボー合戦になると、中島がエルボーを打ち抜いてからのジャーマン。さらにドラゴンスープレックスを狙ったが、イオは垂直落下式のダブルアーム・フェースバスターで叩き付けてから新幹線アタック。
 中島もダルマ式ジャーマンえお狙うが、イオはもう一度ダブルアーム・フェースバスターで切り返す。そしてムーンサルトプレスを投下するが、中島は両足をあげて迎撃。顔面を何度も蹴っていった中島だが、イオはスリーパーで捕獲。中島はなおも後頭部にエルボーを返すとダルマ式ジャーマンで投げるがカウントは2。

 イオの顔面にニーを叩き込んでいった中島はドラゴンスープレックスを狙うが、必死に堪えるイオ。中島はなおも顔面にヒアや蹴りを入れていくが、イオはガムシャラに蹴って殴っていくと、その場跳び→二段目→最上段から3連続ムーンサルトプレス。25分を経過し、イオはバズソーキックを放っていくが、キャッチした中島はアンクルホールド。
 前転して逃れたイオは低空延髄斬りからアッパー掌底3連発。中島もスクールボーイで丸め込んでいくと、そこからストレッチマフラーへ。さらに強引にジャーマンで投げ捨てた中島は、残り時間3分となりランニングローで蹴り上げてからロコモーションジャーマン。だが、これもカウントは2。

 イオも関節蹴りでヒザをつかせてからバズソーキックを叩き込むがカウントは2。残り2分となり、ラ・マヒストラルから横十字で丸め込んだイオだが、中島もカウント2で返す。ならばと首固めで丸め込んでいったイオだが、中島も張り手からダルマ式ジャーマン。イオも必死で肩を上げてみせ、残り時間は1分に。
 ヘッドバットを見舞った中島はヒザをついたイオにヘッドバットを打ち下ろす。だが、立ち上がったイオもヘッドバットを連打するとパッケージ・ジャーマンスープレックスで投げるがカウントは2。中島は投げ捨てドラゴンスープレックスから丸め込むがカウントは2。イオは奈苗を残り1秒で破ったマヒカ・デ・イオを決めたが、カウント2で返されたところで時間切れのゴング!










▼エンディング

 中島は憮然とした表情で足早に退場。イオも納得いかない表情でマイクを持って「30分……時間切れ……引き分け防衛……あぁ、分かってる、分かってる。60分時間あったらいくらでもやりたいよ。無制限でもいいんだよ、こっちは。でも帰っちまっただろ! 私は立ってるんだ。悔しいよ……だた1つ言わせてもらっていいですか? 闘いがない? 闘いなかったですか? いま、このリングに。あるわ、ボケって話なんだよ! まず前提として闘いがあって、その先に輝くものがあるのがスターダムのリングなんだよ! いつでもどこでも中島安里紗、今日じゃ足りない。いつでもやりますから。そこんとこ覚えてもらっておいていいですから。やりたいけど、いねぇから」と客席からも「延長」コールや引き分け決着への不満の声が飛ぶ中、イオ自身も苛立った様子で吐き捨てる。

 気を取り直して「というわけで私が4度目の防衛に成功しました。不本意だけど、次のスターダム3周年記念大会1月26日、ここにベルトがあるってことは防衛戦をやりたいんですけど、誰か挑戦してくる人はいますかね?」とイオが言うと、腰にハイスピードのベルトを巻いた夏樹が登場。
 夏樹は「イオ! ひとまず防衛おめでとう。お前さ、まだ自分と赤いベルトやってないよな? いま、ここに赤いベルトがある。そして来年、スターダムが3周年を迎える舞台で次に挑戦するのは……いや、次に赤いベルトのチャンピオンになるのは夏樹☆たいようでいいんじゃないでしょうかね! 何なら獲りたてホヤホヤのハイスピードのベルトを賭けてもいいぞ!」とイオの赤いベルトに挑戦表明……いや、ハイスピードとの“二冠戦”をも示唆。

 赤いベルトを奪取した直後から木村響子、高橋奈苗と並んで夏樹とも防衛戦をやりたいと公言していたイオは、夏樹からの対戦表明に「やりたかったんですよ。夏樹さんとだったら本当に本当に凄い試合をしる自信がありますから。次の後楽園ではハイスピードを超える凄い闘いをしましょう! よろしくお願いします」と笑顔で受諾。
 最後はいつものように選手たちがリングに上がり、イオの「いくぞー! よっしゃー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で2013年のスターダムを締めくくった。
 ……すると、場内が暗転。スクリーンではスターダムの2013年を振り返るVTRが流された。来場していた愛川ゆず季さんも食い入るように見つめる中、最後は「この興行を故・今井良晴リングアナに捧ぐ…」の文字が映し出された。

★試合後コメント
紫雷イオ
「あー、引き分け! 悔しいですよね。私も悔しいけど、たぶんお客さんも悔しいと思います。今日あれだけ沢山の人が集まって応援してくれたのに決めれなかった。それは本当、心残りですね。試合に勝てなかった…」
――グラウンドの攻防が序盤多かったですが、どんな気持ちで?
「いや、何か私の最大の武器は飛び技だし、誰にも真似できない、自分が一番だって自覚も自負もしてますけども、別にそれしか出来ないわけじゃないですしね。そう思い込んでいるんだったら、分からせてやろうと思って」
――それは中島さんにですか? それともファンにですか?
「ん~、主に中島安里紗ですけど、それは離れて見てる中島安里紗の意見。JWPの意見なんだったら、今日、JWPのファンが今日、会場に来てるかもしれないんで、そのファンだったり、中には私のファンの人でもそう思ってる人がいるんだったら、いい機会だと思ってやりました。スターダムはやってるんですよ、ちゃんと。闘いを。ただ、その中で輝くものを見せるために個性がある。だから私は飛び技を大事にしている。ただ出来ないわけじゃないですよ。そういうことですね」
――前回、奈苗選手に勝利し「今一番ベルトが私に似合う」と宣言しましたが、今はどう思ってますか?
「いや…事実として悔しいし、試合に勝てなかった。試合に勝てなかったとはいえ、勝負に勝ってた……勝負には自分は勝ってた。どうなのかなって、考えたいですね。中島安里紗より上ってところを見せつけたかった。結果、(試合)時間は越えてしまって、引き分けにはなってしまったけれども、今日の中で試合には引き分けだけど、勝負には紫雷イオは勝ったって見せれたんじゃないですかね」
――奈苗選手には残り1秒で勝利し、今回は残り1秒でマヒカ・デ・イオを出したが、30分越えてしまった。この1秒の差をどう感じますか?
「たぶん、その……ん~、奈苗さんには自分はチャンピオンだったけど、挑む気持ちがやっぱり強くて。壁だと思ってやっていた中で、中島安里紗は壁じゃないから、白黒つけたかったんですよ、自分のが上だって。そこにこだわりすぎて越えてしまったのかもしれないです。そこは本当に反省して次に行かなきゃいけない。やっぱりチャンピオンだけど完成はしてないし、まだまだ伸びしろあると自分で思ってるんで改善します」
――ダブルタイトル戦を体験したことで収穫はありました?
「ありましたね。やっぱり反応……これだけ集まってくれたお客さんの見方が全然違いますよね、何をやるにしても。応援も違う。見方も違う。でもゾクゾクしましたね。楽しかったですよ。楽しかった。だからまたやりたいですよ。次は白黒つけます。私が勝ちます」
――JWPのリングに乗り込む可能性もある?
「まぁそれは別にどこでもいいんじゃないですか? 今回、来てもらったんだから、(JWPでも)やりますよ」
――ベルトを持って正月を越せるというのは、今まで……
「ないです。ないですよ。あの、私ごとですけど2013年がいまで、2012年が本当にすごく大変な年だったので。2012年のお正月と2013年のお正月が、こんなにも好転して、ベルトもあって、すごい幸せな正月を過ごせるということが……(※涙をこらえながら)やっぱり嬉しいし、無事にお正月を迎えられるのは、本当に何よりですよね。そこはプロレスラーとしてもそうですけど、一人の人間として無事にお正月をゆっくり過ごせるのは嬉しいです」
――夏樹☆たいようが挑戦表明してきました。
「いやー、嬉しいですね! 夏樹さん、ハイスピードで何度も闘ってて、一回も勝ってないっていう。夏樹☆たいようには一度も勝ててないんですよ。ハイスピードのベルトも一度も巻いてない。それが夏樹さんも『二冠も賭けていいんじゃないか』まで言ってくれて。実際、(二冠を)賭けるかどうかは今日、二冠をやったばっかりなんでね。まだゆっくり時間もあるんで考えたいとは思うし、スターダムのほうも色々考えるとは思うけど、嬉しい、本当に。絶対、夏樹さんとだったら本当にものすごい試合して、その上で私が白黒つけたいし、つけます! チャンピオンとしてスターダムを引っ張るんで」

※中島安里紗はノーコメント

ロッシー小川代表総括
「今日、(年内)最後が超満員の観客の中で二冠戦ができたことは、非常に有意義だったかな。この時期にできたのが有意義だったのかなと(思います)。中島安里紗が先に帰ってしまったのは、ちょっと……。逆に言うと、イオに負けたんじゃないの? っていう(感じがする)。試合は時間切れなんですけど、すごい本人の中で納得がいかないから帰っちゃったんだろうし。イオが堂々としていたんじゃないかな、と。奈苗戦が終わってからかなり自信をつけて。試合前に中島安里紗が何を仕掛けてくるか分からないけど、『仕掛けてきたらやりますよ』っていうところもあったんで。ただ、お互いプロレスラーだからね。そういうことはするわけじゃないし。この対決がまた次、いつなんていうのは全然分からないことだし、とりあえず1月26日に紫雷イオvs夏樹☆たいようのワールド・オブ・スターダムと、安川惡斗vs宝城カイリのワンダー・オブ・スターダムは一応決定ということで。来年、また1月12日に一人選手がデビューしますので。どんどんどんどん、来年も(新人を)デビューさせて、層の厚い団体にしていきたいですね。来年1年はじっくり育てる時間かな、と。選手も観客も含めてね、育てていきたいと。じっくりやっていきたいと思います。今日は時間は押しちゃったんですけど、非常にいい大会だったと思います」
――夏樹選手はハイスピードも賭けると言ってますが。
「う〜んとね、今日も二冠賭けたけど、こんな(結果に)なっちゃったんで、二冠戦よりも一つに集中してもらいたいなという(感じ)。ややこしくなるでしょ? それは」
――イオvs夏樹は決定?
「決定です。あとは中島安里紗とイオが(もう一度)どこでどう出会うか分からない。今のところ、まったく予定もないし。またお互いに、もうちょっとキャリアを重ねてからやったらいいと思う。あっという間の30分で。お互いに(しばらく)やったことがないから、手探り状態でやってて時間がきてしまったみたいな。お互いもったいないなと思いますよ、そういう意味では」
――来年、ビッグマッチは?
「両国みたいなのはやらないです。もう後楽園をしっかり。7回あるんで、しっかりやっていきたいなと(思います)。目標は再来年、毎月後楽園。(2014年は)そのための1年間にしたいと思います」 

 米山に勝った夕陽がハイスピード王座に挑戦表明!彩羽が今年度の新人王に

スターダム Season14
Goddesses in Stars2013
12月8日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆295人(満員)
 
▼オープニング

 Kちゃんパンダによるオープニングダンス風香GMが加わり、年内最後の新木場大会はスタート。踊り終えたGMは「皆さん、こんにちは。今日は私が1年間で一番楽しみにしている新人王を決める試合です。どちらの選手も思い入れが強いので、複雑な心境なんですけど、いい試合にしてほしいと思います。2013年は山あり谷ありだったのですが、最後にひと山作って来年につなげたいと思います」と挨拶。

 なお、当初第1試合に予定されていたキッズファイターマッチは、あずみが高熱を出したため中止となった。

スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
●岩谷麻優
7分49秒
アマゾン・スプラッシュ→体固め 
世IV虎
ザ・フィーメル・プレデター"アマゾン"

 岩谷は大量のたわしが入ったカゴを抱えて入場。タッグトーナメント準決勝での因縁がある世IV虎とアマゾンは早くも睨み合い。たわしを持ったまま握手を求める岩谷だが、世IV虎もアマゾンもまったく応じない。
 すると岩谷は世IV虎とアマゾンに手四つでの力比べを要求。世IV虎とアマゾンは仕方なく三つ巴の力比べへ。そこから世IV虎は岩谷と協力してアマゾンにダブルタックルを見舞っていくが、アマゾンはビクともしない。

 岩谷を放り投げてショルダータックルでぶつかっていった世IV虎。それでもアマゾンが倒れないと、場外の岩谷がアマゾンの足をすくって倒し、そこに世IV虎が蹴りをお見舞い。さらに世IV虎がキャメルクラッチに捉えると、岩谷はロープに飛んで低空ドロップキック……を世IV虎にヒットさせる。
 怒った世IV虎は岩谷に詰め寄るとアトミックドロップ。しかし2発目を狙ったところで、岩谷は近づいてきたアマゾンもろともヘッドシザースで投げていき、さらにアマゾンに逆打ちを狙う。

 しかしアマゾンはそのまま岩谷を抱えて回転。世IV虎にも激突していったが、岩谷は串刺し攻撃を狙ったアマゾンを蹴りで迎撃するとミサイルキックを発射。そこで世IV虎がアマゾンに馬乗りになってチョーク攻撃を見舞って行くと、岩谷はコーナーからたわしの雨を降らしていく。
 さらに世IV虎が岩谷をリフトアップしてアマゾンに投げつけると、1期生コンビはトレイン攻撃。しかし世IV虎は突進してきた岩谷をカニ挟みで倒すと、アマゾンに世IVドンを決めながら岩谷の上に落下。

 グロッキー状態の岩谷を尻目に世IV虎とアマゾンはエルボー合戦を展開。そこから世IV虎がチョーク攻撃、セントーンを見舞っていくがカウントは2。世IV虎が世IVコブラを決めていると、岩谷がそこの上に乗っかって謎の瞑想……。そんな岩谷ごと吹っ飛ばしたアマゾンは世IV虎と岩谷に、コーナースプラッシュを連発。
 さらに岩谷を場外に蹴落とすと、世IV虎のバックを取る。踏ん張った世IV虎は何とかロープを掴む。そこに岩谷が回転エビ固めで飛び付き、2人まとめて丸め込むがカウントは2。ならばとアマゾンに飛び付いて丸め込むが、カウント2で世IV虎がカット。

 珍しくヘッドバットを連発していった岩谷だが、ロープに飛んだところに世IV虎がカウンターのラリアット。何とかカウント2で返した岩谷だが、世IV虎はコーナーに登っていく。そこにアマゾンが攻撃して場外に転落させると、コーナーから掟破りのたわしの雨を降らしてから、ダメ押しのアマゾン・スプラッシュを投下して3カウント。
 試合後もアマゾンと世IV虎はお互いに中指を突き立てると、激しく睨み合った。









 
★試合後コメント
ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”
「今日の試合はいつもと違う意味で、タフな試合だったわ……たわし? 何、アレは? スターダムはすごいところね(※半ば呆れた表情で)。でも一番強いのは私だと証明はできたと思うわ」

ゴッデス・オブ・スターダム前哨戦 6人タッグマッチ 20分1本勝負

高橋奈苗
●脇澤美穂
宝城カイリ

17分24秒
木村のビッグブーツ→エビ固め 
木村響子
安川惡斗
アルファ・フィーメル

 第3回GODDESSES OF STARDOM〜タッグトーナメント〜で優勝し、12・23大阪大会で高橋奈苗&脇澤美穂のタッグ王座挑戦が決まった木村響子&安川惡斗の対等タッグは、アルファ・フィーメルを加えたトリオで、ナナミホ&宝城カイリと前哨戦を行う。

 対等タッグの曲ではなくモンスター軍の入場曲が流れると、惡斗は「なんだよ、この曲!」と文句を言いながら入場。そんな惡斗をなだめながら、アルファとの間に立つ木村。ナナミホはタッグトーナメントの時と同様にお揃いのゴーグルで登場したが、脇澤だけは水中メガネ……。それでもナナミホは腰に巻いてきたタッグのベルトを対等タッグに向かって見せつける。
 モンスター軍の奇襲攻撃で試合いが始まると、まずは奈苗組の3人をぶつけて、そこに値当たり。しかし奈苗組も3人同時の串刺し攻撃を返すと、3人で同じコーナーに登り、ゴーグルを装着。

 宝城のダイビング・エルボードロップ、奈苗の冷蔵庫爆弾、脇澤のミサイルキックと3連続で放っていく。しかし惡斗が脇澤を捕まえると、木村が尻を叩いていき、水中メガネを剥ぎ取ってからコーナーで馬乗りナックル。続いてアルファのマシンガンショットから木村が逆エビ固め。
 これを宝城がエルボーでカットするが、宝城を場外に投げ捨てた木村は再び脇澤に逆片エビ固め。またも宝城がカットするが、木村は宝城を排除すると惡斗にタッチ。スリーパーで絞め上げていった惡斗だが、これは奈苗がカット。

 惡斗は木村とアルファに足を出すように指示、そこに脇澤を叩き付ける。木村も惡斗とアルファに足を出すように指示し、そこに叩き付ける。脇澤も惡斗に唾を噴射すると、ジャンピングネックブリーカーを決めてタッチ。
 ナナミホは惡斗にチョップを連打していくが、木村が入ってきて惡斗を救出。しかし奈苗のアシストを受けて宝城が対等タッグの2人を投げていくと、そこから2人がかりの攻撃。さらに宝城は惡斗を極楽固めに捉える。これを脱出した惡斗はエルボーを打っていくが、体勢を入れ替えた宝城もエルボーで反撃。

 しかし惡斗はカウンターのドロップキックを返すとアルファにタッチ。エルボーで宝城を吹っ飛ばしたアルファは踏みつけフォールでカウント2まで追い込むとコーナースプラッシュ。宝城も2発目をかわしてショルダーをぶつけていくと、串刺し式スピアーを決めて奈苗にタッチ。串刺しラリアットからラリアットを叩き込んだ奈苗だが、倒れないアルファもラリアットを返す。
 奈苗も倒れずエルボー合戦を挑んでいくが、アルファはカウンターのラリアットでなぎ倒す。しかしバックドロップを返した奈苗。そこに脇澤が入ってきてベノムアームを見舞っていくが、アルファが吹っ飛ばしてみせ木村にタッチ。

 ナナミホで木村を合体ブレーンバスターで投げていくと、奈苗は木村とエルボー合戦。ロープに飛んだ奈苗に木村が追走式ビッグブーツを叩き込むと、奈苗も追走式ラリアットを返し、さらにカウンターのラリアット。10分が経過し、コーナーに登った奈苗だが、追いかけていった木村は雪崩式ブレーンバスター。
 奈苗もコーナーに登った木村を追いかけていき、雪崩式ブレーンバスターを返すと、フロントネックロックに捉える。しかし木裏はそのまま立ち上がると、ブレーンバスターでぶっこ抜いていく。奈苗の顔面を蹴飛ばしてからビッグブーツを叩き込んだ木村はノータッチヘッドバット。

 奈苗も延髄斬りを返し、ダブルダウン状態からお互いにタッチ。惡斗が飛び込んできて脇澤にドロップキック。脇澤もショルダーネックブリーカーを返すが、惡斗はコンプリート・ショットからサンセットフリップ。さらにコーナーに登っていくが、エプロンから宝城を足止めすると、脇澤が追いかける。しかし背後から木村が脇澤を引き剥がして羽交い締めに。
 そこに惡斗がミサイルキックを放っていくが、脇澤がかわして誤爆。すると惡斗は脇澤を羽交い締めにして木村にコーナーに上がるように指示。しかし木村のミサイルキックもかわされて誤爆。アルファの体当たりも木村に誤爆すると、ナナミホの連係攻撃から宝城がダイビング・エルボードロップ。

 さらに脇澤がジャーマンで投げてからダイビング・ボディプレスを投下。これをかわした惡斗はストレッチマフラーに捉える。15分が経過し、宝城がカットすると、ナナミホが合体攻撃を狙うが、脇澤のベノムアームは奈苗に誤爆。それでも脇澤はバックスライド・フロム・ベノムを決めるが、カウントは2。
 場外からアルファが脇澤の足をすくって倒すと、木村とアルファは脇澤にモンスタークラッシュ。そこを惡斗がカバーするが、カウント2で奈苗がカット。ならばと惡斗がコーナーに登っていくが、またも宝城が足止め。

 脇澤が追いかけていって雪崩式フランケンを決めるが、木村が入ってきてビッグブーツ。体勢が入れ替わり惡斗がそのままエビ固めで抑え込んで脇澤から3カウント。前哨戦で挑戦者チームの惡斗が王者組の脇澤からピンフォールを奪ったが、試合後も惡斗は脇澤にマウントエルボー。木村が脇澤を場外に放り投げ、モンスター軍+惡斗はリングを占拠して堂々と勝ち名乗りを受けた。
 試合後、マイクを持った惡斗が「イエーイ、安川惡斗だ! 勝ったぞー! 勝ちまくって勝ちまくって波に乗ってるな、対等タッグ。そんな感じで大阪、これでゴッデスをうちら対等がいただくんでよろしくね。それからアタシの白いベルト、次の後楽園で誰かやりたい奴、いるのかよ? 誰でもいいんだけど、誰か? 誰でもいいから生え抜きでかかってくる奴いたら、いたらいつでもかかってきていんだぞ! 以上!」と言うと、場内からは宝城に期待する声が飛ぶ。

 しかし宝城はその場で挑戦表明することなく、木村がマイクを持ち「惡斗さん、いや惡斗ちゃん。いつものやつ、やってねぇよ」と言うと、お互いに張り手を見舞ってから抱き合う“対等タッグ流の儀式”で勝利を分かち合った。
 モンスター軍+惡斗が引き上げたあと、マイクを持った脇澤は「奈苗さん、スミマセン。負けてしまいました。でも必ず23日の大阪はリベンジします! 必ず勝ちます! よろしくお願いします!」と言うが、ガックリと肩を落とす。
 それを聞いた奈苗は「脇澤さん、今日は負けちゃったけどさ……もちろんさ、23日大阪のタイトルマッチは2人で力を合わせて勝ちにいきたいと思う。でも最近ちょっとさ、たわしーずのほうに気持ちがいってるんじゃない? たわしーずのストラップとかカバンに付けてるじゃん。……ま、まぁ23日は気持ちを入れ替えてさ、私の誕生日なんで、東京から皆さん、大阪に来てくださいよ! とにかく自分で35歳の誕生日を祝いたいなと、ナナミホで祝いたいな思います。それからほーちゃんはやっぱりパッションがいいね。そんなほーちゃんは、何とミステリーハンターになりました!」と言って、宝城にマイクを渡す。

 宝城は「23日、まずは大阪。ナナミホタッグって大事なときにみんなを感動させる熱い試合が出来て、しかも勝てる2人だと思うので、私もセコンドから精一杯応援します。頑張ってください」と言ってから、自身が14日放送のTBS『世界ふしぎ発見!』で、ミステリーハンターとして「メキシコ人はなぜマスクを被るのか」というミステリーをハントしてきたことを告知。
 さらに奈苗が「みんな、ミステリーハンターを見てくれるかな?」と叫ぶと、観客が「いいともー!」と叫ぶというテレビ局を飛び越えた締め。すると脇澤が自分だけゴーグルではなく水中メガネだったことに文句を付け、「宝城カイリ、お前は一生私の敵だ!」と吐き捨て、1人先に引き上げていった。









★試合後コメント
木村響子&安川惡斗&アルファ・フィーメル
惡斗「対等タッグ+1、勝ったぞ! この調子でね、大阪(タッグベルトを)獲ってやろうぜ! なぁ!」
木村「でっけぇプラスワンだな。ビッグワン!」
惡斗「大阪ね、獲るよな、コレ」
木村「獲らないと面白くねぇだろ! なぁ?」
惡斗「獲ってやるぜぇぇぇ! そして後楽園、白いベルト、誰でもいいんだけどさ! やりたい奴が手を上げてくれれば、誰でもいいんだけどな。かかってこいよって、アタシの言いたいこと終わり! 以上!」
木村「オイ、誰もいないんだったらよ、白いベルト挑戦してやってもいいぞ」
惡斗「え? マジで?」
木村「いなかったらな」
惡斗「(※顔をひきつらせながら)いるでしょう! いるって。いるから!」
木村「いや、スターダムだからね」
惡斗「まぁね」
木村「分からねぇな、スターダムだから」
惡斗「いや、いるよ! あれ、ベルト、欲しがってる奴ら、いるよ。絶対! なんでお前が出て来るんだよ―! 赤いベルト狙えよ、もう一回」
木村「そうだな、タッグ獲ったら(次は)赤だな」
惡斗「そうだ!」
アルファ「試合はよかったが、このタッグはどうだろうな。後楽園はキムラモンスター軍でいきたい。私はこいつ(=惡斗)を認めていない」
――モンスター軍と対等タッグはうまいこと回って?
木村「そうですね。ちっちゃいことにこだわるからダメなの。あの……枠とか決めない、自分で境界線を決めない! ね? ね? 貪欲に、勝つためには手段を選ばず。まぁ面白い方向に行きますよ」 

高橋奈苗&脇澤美穂&宝城カイリ
奈苗「いやー、いやいやいや、決してたわしーずに気持ちが行ってるわけじゃないですよ。ね?」
脇澤「はい」
奈苗「脇澤さん、23日の大阪、二人でゴッデス・オブ・スターダム決まってます。そして29日後楽園はアーティスト・オブ・スターダム、6人のタッグベルトに挑戦が……」
脇澤「決まってます」
奈苗「こんな近々でタイトルマッチ2本あるっていうのは、結構気持ちの持って行き方が難しいじゃないですか?」
脇澤「はい。難しいですけど、私は23日に、こう……支点? 中心? 23日に重心? 終点?」
奈苗「照準を合わせて」
脇澤「照準を合わせていますんで」
奈苗「そうだよ。23日、うまくいったら(29日に向けて)勢いがつくもんね。そうしたらね」
脇澤「先に二冠王にならせていただきます、奈苗さん」
奈苗「え? 何それ。悔しい」
脇澤「でも本当に今日負けたのは、本当に私のせいなので」
奈苗「いや、いや、いや」
脇澤「なので必ず、23日にリベンジして。ちょっと23日まで時間があるので、頑張って気合入れていきます」
奈苗「気合入れてこう! やっぱナナミホが……ほーちゃんがすごくいいこと言ってくれたの。ね? 聞いた? すごくいいこと言ったんだよ、ほーちゃんが」
脇澤「セコンドついてくれるって?」
宝城「そこ?」
奈苗「いや、そこじゃなくて。そこじゃなくて、ナナミホは……何て言ったっけ?」
宝城「え?」
奈苗「感動する……感動する試合をして、そして勝つっていう、すごいこと言ったんだよ。感動させてやりましょうよ、また大阪で!」
脇澤「うん、そうだね。それが、(肘の)骨が外れてまで獲ったベルト、絶対獲られてたまるもんか!」
奈苗「そうだ! やっと初防衛戦なんで、そこは絶対守りましょう」
脇澤「はい。大阪ですからね」
奈苗「じゃあ、ほーちゃん。セコンドからパッションを!」
宝城「そうですね」
奈苗「ぜひ! お願いします」
宝城「私もさっき惡斗が白いベルトがどうのこうの言ってたんで。白いベルトは去年からの目標だったので、タイミングいい時にバッチリ狙っていきたいと思います」
奈苗「おう、いってこいよ。皆で」
宝城「皆で。そうですね」
脇澤「お前、そうしたら(白ベルトを)獲れよ。もし挑戦できるなら、お前に挑戦する」
宝城&奈苗「え?」
脇澤「そして、三冠王になる」
宝城「いいですよ」
脇澤「お前、ずいぶんな自信だね」
奈苗「せっかく3人組んだんだからいいじゃん! ちょっと今日は今日で」
脇澤「私、チーム名考えたんですよ」
宝城「お!」
奈苗「今さら? (試合が)終わった後に?」
宝城「早く言ってくださいよ!」
脇澤「734海里ですよ。(私が)美穂だから34で、(七海里の7と)海里で734海里ですよ。どうですか? このチーム名。もう(試合は)終わってしまったんですけども」
奈苗「ハハ…」
宝城「シーンとしちゃいましたね」
脇澤「イマイチだったみたいで」
奈苗「イマイチだったのか……落ち込んじゃったじゃないですか!」
脇澤「はい……。負けて落ち込んだのに、さらに落ち込みましたね」
奈苗「うまいこといかないね。皆、いこうよ。さっきの締めを(もう1回)いこうよ。みんな、ミステリーハンター見てくれるかな?」
奈苗&脇澤&宝城「いいとも~~~!!」
宝城「結構、他局さんの番組が交錯してますね(苦笑)」
脇澤「世界・ふしぎ・発見ですよ! 目のところをこうしないと(=指でゴーグル風に)」
奈苗「ゴーグルじゃん」
脇澤「そうだ。世界・ふしぎ・発見!」

▼KちゃんパンダSPインタビュー

 休憩明け、風香GMと紫雷イオ、宝城カイリがリングに上がり、来場していたメキシコマットのプロモーターであるマヌエルさんに感謝状を贈呈。
 その後、Kちゃんパンダが登場し、いつもスペシャルパンダインタビューへ。この日のゲストは世IV虎。「本当にこれ、うち多くないですか?」といきなりぼやく世IV虎だが、観客は大きな拍手で歓迎。

 まず声優デビューしたアニメ『世界で一番強くなりたい!』を見て、ある超大御所の声優さんが世IV虎の声をやりたいと名乗り出たことを報告。場内からどよめきが起こる中、まだその声優さんの名前は明かせないが、みんなが知っている超大物だという。
 続いて花嫁修業として12月なのにお雑煮を作ったことに関してKちゃんパンダからつyっこまれると、「ダーリンも二団体契約としか忙しそうなんで」とノロけた世IV虎。ちなみに得意料理は肉じゃがだという。

 さらにKちゃんパンダのダンスイベントが来週あることに触れた世IV虎は「自分、(ゲストに)呼ばれてないんですよけど」とイチャモンを付けると、Kちゃんパンダにその場で踊るようにムチャぶり。
 踊りを目の前で見た世IV虎は改めて「凄いですね。ぜひ(ゲストに)呼んでください!」とオファーするが、Kちゃんパンダから「だったら踊ってくださいね」と言われると、風香GMも「見せちゃえばいいじゃん!」と言い出す。すると突然、AKB48の『ヘビーローテーション』が流れたため、世IV虎はその場で見事なダンスを披露。大「世IV虎」コールが起こると、「アイドルデビューできそうですね!」とまんざらでもない様子。

 最後は「自分が第1回の新人王なんですけど、自分は熱い試合を期待しています。彩羽匠もコグマも頑張ってほしいと思います」と後輩たちにエールを送った。

ROOKIE OF STARDOM2013〜スターダム新人王決定戦 30分1本勝負
彩羽匠
13分40秒
ブレーンバスター→体固め 
コグマ●
※彩羽が2013年度の新人王となる

 毎年年末に行われる『ROOKIE OF STARDOM』。その年にデビューした選手の中から新人王を決める闘いだが、今年デビューした4期生は3人。しかし1人が退団、横尾由衣がケガにより長期欠場中ということで彩羽匠1人という状態。それだけに開催が危ぶまれていたが、プロテスト合格後わずか2週間でデビューした5期生のコグマが、彩羽との新人王決定戦を直訴したため、両者のシングルマッチによって新人王決定戦を行うことなった。

 「お願いします」とお互いにガッチリ握手を交わすと、まずはロックアップ。体格で勝る彩羽がロープまで押し込むが、体勢を入れ替えたコグマはエルボーを連打。さらにリストロックに捉えていくが、彩羽も切り返していくとフロントネックロックに捉える。
 ハンマーロックに切り返したコグマだが、足をすくって倒した彩羽トーホールド。体勢を入れ替えたコグマは、逃れようとする彩羽を逆片エビ固めに捉える。ロープに逃れた彩羽は突進してきたコグマをボディスラムで叩き付ける。

 そこから逆エビ固めを狙ったが、決めさせないコグマはヘッドロックでグラウンドに持ち込む。彩羽が体勢を入れ替えると、コグマはヘッドシザースで切り返す。そこから回転エビ固めで丸め込むが、キックアウトした彩羽はショルダータックルでなぎ倒すと、低空ドロップキック。
 変型のストレッツプラムに捉えた彩羽は、逆エビ固めに捉えるとどっしりと腰を落とす。どうにかロープに逃れたコグマはガムシャラにタックルにいくが、ガブって止めた彩羽はヘッドロックでねじ伏せる。

 そこから全女式押さえ込みでカバーした彩羽だが、必死で肩を上げるコグマ。立ち上がってエルボー合戦を挑んでいったコグマは、エルボースマッシュを狙った彩羽をアームドラッグで投げると、串刺しドロップキック。だが、彩羽は逆にコーナーに投げつけると、串刺しドロップキックをお返し。
 ブレーンバスターを狙った彩羽を丸め込んで腕十字で切り替えしたコグマ。うまくクラッチを切っていったが、彩羽はロープに脱出。再びエルボー合戦になるが、彩羽はエルボースマッシュから逆水平チョップ。

 さらにロープに貼り付けてのドロップキックを叩き込むが、コグマもフロントネックロックに捕らえる。首を抜いた彩羽に張り手を見舞ったコグマはボディスラムで叩き付けると、カニ挟みで倒してから丸め込もうとしたが、彩羽三角絞めで捕獲。10分が経過し、コグマはどうにか堪えてロープに脱出。
 それでもダメージから立ち上がることが出来ないコグマ。強引に引き起こした彩羽ボディスラムで叩き付けるが、コグマはそこから横十字で丸め込む。慌てて肩を上げた彩羽は、バックドロップの体勢で持ち上げてフェースバスターで叩き付ける。

 続くダイビング・ボディプレスをかわしたコグマは、飛び付き式の横回転エビ固め。これもカウント2で返した彩羽だが、バックを取ったコグマ。だが、エルボーで脱出した彩羽はパワースラムで叩き付けると、ぶっこ抜きブレーンバスターで叩き付けて3カウント。









 2013年スターダム新人王となった彩羽には、ロッシー小川代表からトロフィーと金メダルが贈呈された。敗れたとは大健闘だったコグマには銀メダルが贈呈された。

 マイクを持った彩羽は「新人王、獲りましたー! この新人王は1回目が世IV虎さん、2回目が夕陽さん。この新人王は歴史を作っていかなきゃいけないものと自分は思って、この試合に挑みました。たった2人しかいなかったんですけど、勝てたことはすごく嬉しいです。本来ならば同期と争いたかったんですけど、ケガとかもあって間に合わなかったんですけど、同期の(横尾)由衣さんの気持ちも背負って、この試合に挑みました。その試合で勝てたことはすごく自分の中でも嬉しいし、いい報告が出来ると思っています。いま自分は10番勝負をやっているんですけど、この新人王を獲った勢いで、次は大阪でアマゾン、後楽園では夕陽さんとシングルが組まれているので、この勢いで突っ走っていきたいと思います! ありがとうございました!」と喜びのマイクアピール。

★試合後コメント
彩羽匠
「いやー、絶対負けられない相手っていうのはあったんですけど、いろいろ新人王の歴史を作っていかなきゃいけない……スターダムのひとつのイベント、おっきいイベントとして(ROOKIE OF STARDOMは)あるので、ここは歴史を作っていかなきゃいけないというのもあったし、同期が出れない(状況)……(横尾は)本当はずっと『出たい、出たい』って言ってて。小川さんにも『新人王を復帰するまで遅らせることはできますか?』とか、由衣さんが言ってたみたいなんですけど、やっぱそれはできなくて。すごい『出たい、出たい』って言ってたので、由衣さんの気持ちとかも自分は背負って、この試合に挑んで。その分、プレッシャーとかもすごくあって。でもやっぱり優勝できたことは嬉しいし、優勝してみたら、それ以上にすごい嬉しいっていうか。一番っていうのはやっぱ嬉しいし。でも、やっぱり新人王だけに留まらず、この先もずっと一番を狙っていきたいと思います」
――コグマ選手はいかがでした?
「そうですね。すごいちっちゃいんですけど、力とかもあって、気合い? ガッツ? ガッツがあるっていうか、隙をあんま見せられない(相手)。自分が隙を突かれた感じがして、そこは自分も勉強になったと思います。もっと自分も抜かされないように頑張りたいと思います。でも今日は自分が勝ったんで。一番なんで」
――余裕はありました?
「余裕? どうなんですかね? 余裕はないですけど……でも何回やっても負けないです」

コグマ
――残念ながら準優勝でした。
「すごい悔しいです」
――実際闘ってみていかがでした?
「やっぱり想像と見てるのとは違って、すごい強かったし、思ってた匠さん……彩羽選手とは全然違う印象でした」
――どういうところが?
「スピードとか。丸め込みを速くすれば勝てたりできたかなと思ったんですけど、体格差というのを感じさせない速さもあったので。何も敵わなかったです」
――自分自身の全力は出し切れました?
「全力出しました。出した結果が銀(メダル)でした」 
 

ベスト・オブ・ハイスピード 30分1本勝負

紫雷イオ
●米山香織

13分35秒
ハニートラップ 
夏樹☆たいよう
夕陽

 同じ日高郁人の弟子である夏樹と夕陽はショーンキャプチャーTシャツで入場すると、ハイスピードのロープワークからショーンキャプチャーポーズ。米山はもちろん保持しているハイスピードのベルトを肩に掛け入場し、最後にイオがクリスマス仕様のIOTICAマスクを被って入場。
 4者握手を交わすと、米山vs夏樹で試合開始。いきなりトップギアでハイスピードな攻防を展開。イオと夕陽にチェンジし、アームドラッグの応酬を見せると、そこに米山と夏樹も入ってくる。夏樹&夕陽がトレイン攻撃を狙うが、イオが回避。

 しかし夏樹が1人でイオと米山を翻弄すると、夕陽が戻ってきて2人でロープに飛ぶ。ミドルキックで同時に迎撃してから夕陽がイオと米山を場外に連れ出すと、夏樹が三角跳びプランチャを狙ったが、バランスを崩して転落。マットを叩いて悔しがった夏樹はコーナーに登ってプランチャ。
 しかし米山もエプロンに駆け上がると、左右を行ったり来たりしてからプランチャ。イオもリングに戻ってトペを発射すると、夕陽はケブラーダを発射。リングに戻ったイオに夏樹がミサイルキックを発射すると、続けて夕陽がスワンダイブ式ミサイルキック。

 夏樹&夕陽は同時にショーンキャプチャーを狙ったが、これはイオ&米山が回避。イオは夕陽を胴絞めスリーパーで捕まえていくと、カバージョに移行。そして米山にタッチすると、米山はヘアホイップで投げてから鎌固め、弓矢固めへ。続いてイオが逆立ちからのダブルニーを夕陽の腰に落とすと、もう一度カバージョへ。
 米山も入ってきてイオに加勢していくが、夕陽もロープに飛び乗ってのジャンピングキックを返すと夏樹にタッチ。夏樹はコーナーに駆け上げるが、イオがロープを揺らして転落させると米山と同時ドロップキック。

 しかし夏樹&夕陽はアイルビーバックで戻ってきて、そこから夏樹が米山に串刺し低空ドロップキック。米山も連続で丸め込むが、キックアウトした夏樹はローリングソバット。これを相打ちに持ち込んだ米山はロープに夏樹を叩き付けると、背後からニーアタック。続いてイオはスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャー。
 クロスフェースに捉えたイオだが、夏樹もランニングローを狙う。これをマトリックスでかわしたイオはダブルアームフェースバスターを狙ったが、夏樹はイオを肩車。そこに夕陽がダイブしてスカイハイ式ダイビング延髄斬りを叩き込む。

 夏樹&夕陽はイオの両足にショーンキャプチャーを決めていくが、これは米山がカット。イオと夏樹はエルボー合戦を展開。そこから夏樹がカンフー殺法を繰り出すが、イオはカウンターのアッパー掌底。しかし夏樹もイグチボムからハーフダウンのイオにソバット。イオも返す刀でバズソーキック。
 お互いにタッチして米山と夕陽が入って来ると、夕陽はミドルキックを連打。米山もバイシクルキックを返すと、コーナーに登っていくが、夏樹が駆け上がっていって雪崩式アームドラッグで投げる。そこから夕陽と一緒に同じコーナーに登って同時にダイビング・フットスタンプを投下。

 しかし米山がかわすとイオが新幹線アタック。さらに米山のミサイルキックからイオがムーンサルトプレスを投下すると、米山がダイビング・セントーンを投下。これを夕陽がかわすと、夏樹がダイビング・フットスタンプ。イオもミサイルキックを返すが、夕陽は夏樹を踏み台にしてイオの顔面に野良犬ハイキックを叩き込むと、米山にハニーフラッシュ。
 そこに夏樹がコーナーからダイブしていくが、イオが横からスワンダイブ式ミサイルキックで撃墜。その間に米山が夕陽にロールスルージャーマンスープレックス。これをカウント2で返した夕陽はハニートラップをズバリと決めて米山から3カウント!










▼エンディング

 ハイスピード王者の米山からピンフォールを奪った夕陽は「今日、年内最後のスターダム新木場大会。私がメインで……ハイスピード戦で、私が勝ちました! 米山さん、ちびーずで一緒にやってきたときから、ずっとずっとあなたが持っているハイスピードのベルトを狙ってきました。年内中にハイスピードのタイトルマッチをお願いします」とハイスピード王座への挑戦を表明。

 それを聞いた夏樹は「ちょっと待てよ! 自分だって米山さんと闘いたいんだよ! 米山さんとはやってもやってもまだまだ闘い足りねぇよ! だから自分もハイスピードに挑戦したい……でも今日、米山さんからフォールを獲ったのは夕陽だ。だからここは大人になって、ハイスピードに先に挑戦させてやってもいいよ。だけど年内のスターダムの興行は残り2試合。だから23日、大阪で夕陽が米山さんのハイスピードに挑戦して、年内最後の後楽園ホール大会では米山さんが(夕陽に)勝っても負けても自分と試合してくださいよ!」と夕陽に挑戦権を譲りつつも、米山との対戦を熱望。

 米山は「今日は負けた! けど……ヤバイよ、米山香織、生まれてはじめてモテキ到来! OK、OK、子供とも子供大人ともやるよ、やる! じゃあ大阪でも後楽園でも、1週間に2回防衛戦とかやっちゃって、両方勝ったときにはゴム人間の歌、うたっちゃうからね!」と大阪での夕陽戦、後楽園での夏樹戦を承諾した上で、2試合ともハイスピード王座を賭ける勢い。
 続いてイオが「私は赤いベルトのチャンピオンになって、今日こうやって久し振りにハイスピードの輪に入りましたけど……やっぱりハイスピードって奥が深くて楽しいですねー! 赤いベルトのチャンピオンですけども、あなたたちハイスピードのチャンピオンを狙っているあなたたちと同じように、私もハイスピード、自分の射程圏内に入れていきますよ。期待しててくださいね。だけども、年内最後の後楽園ホール大会、私はやっぱり赤いベルトのタイトルマッチをやりたいと思ってます。その気になる防衛相手は来週あたりに決めたいと思っていますので、乞うご期待ということでよろしくお願いします!」と久し振りのハイスピードに興奮しつつも、赤いベルトの防衛戦に意欲を燃やした。

 最後は夕陽が「今日は私が勝ったので私が締めさせていただきたいと思います。その前にひとつ。今日、今年度の新人王になった彩羽匠。後楽園でシングルあるけど、絶対に負けないし、お客さんにも2013年集大成の夕陽を見せたいと思っていますので。年の瀬ということで、初日の出を期待している方も多いと思いますが、年末の夕陽にもご注目下さい! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で、照れながらマイクアピールをしたあとにいつもの決め台詞で締めくくった。

★試合後コメント
夏樹☆たいよう&夕陽
夏樹「チーム・ショーンキャプチャー、勝ちました~~」
夕陽「相手には赤いベルトを持ってるチャンピオンとか、ハイスピードのチャンピオンとかいるけど、やっぱり日高郁人さんの教え子である私たち……野良犬・小林聡さんの教え子である私たちが勝利を決めるというのは、必然的なことじゃないかと思ってます」
夏樹「もう、この調子で夕陽が23日の大阪でね、ハイスピード。いいよ、先に(挑戦権を)譲るよ。今日、マジで、本当にすごいよ、最後。米山さんから(ピンフォールを)取って。だからハイスピード、大阪で頑張ってもらって。自分は米山さんと……米山さんが(夕陽に)勝っても負けても、年内最後……やっぱり米山さんと闘って、1年を締めくくりたいと思ってますので。まだまだ気合入れてやります」
夕陽「楽しかったです、今日!」
夏樹「楽しかった!」
夕陽「ハイスピードのこの4人が集結するということはあまりないので」
夏樹「もう女子プロレス界で、本当に一番の、最先端の、最速の闘いが出来たと思います」
夕陽「でも私、ミスしてしまって。スミマセン! ミスしてしまったんですけど、そこのところとかも、もっともっと出来たらいいなと思います。もっと練習するんで、またお願いします」
夏樹「ハイスピードの道はいくらでも、これからまだまだ未知なところがあるから、作っていけると思うんで。また今日、いい経験になって。ね?」
夕陽「はい。川葛とかで忙しいと思うんですけど、私とまた組んでください」
夏樹「やっぱり組んだことがなくても、教えっていうかね、根本に持ってるもの、根っこが共通する部分があるから。知らないうちに(息が)合ったりして、そういう部分もすごい楽しかったです」
夕陽「デビュー前も練習とかすごいしてもらってたので、そういうところとかも……」
夏樹「自分が目指してるハイスピードっていうのは、そういう動きとかが速いだけじゃないし、そういう技打撃力とか、攻撃力っていうのも速さの中に入れていきたいと思ってるので。本当に夕陽はハイスピードにもってこいの選手だと、両国の時から思ってたので。これからも一緒に作り上げていけたらなと思います」
夕陽「お願いします!」
夏樹&夕陽「ショーンキャプチャー!」 

紫雷イオ&米山香織
――すごい試合でした。
イオ「すごい試合でも勝たなきゃ意味ないですよね」
米山「う~~~(※泣きそうな顔になる)」
イオ「いや、(米山を)責めてるわけじゃないですけど! 責めてるわけじゃないんですけど、ハイスピードって決められた枠の中で、やっぱり勝ちたかったなっていう。自分のせいでもありますので。っていうか、やっぱり自分のせいがあると思うので、そこは素直に反省して。でも赤いベルトのチャンピオンとしてのハイスピードの姿っていうのも、やっぱり視野に入れていきたいなって改めて思いました」
米山「いや、う~ん……夏樹選手とはやりたいと思ってたんですけど、挑戦してもらいたいとも思ってたんですけど~。負けて!(※地団駄を踏みながら)負けて、負けて挑戦受けるの悔しい。う~、う~、う~、う~~、でも、大阪と後楽園で決まるなら、1週間に2回ハイスピードを防衛して。それこそ赤いベルトを射程圏内に入れたいと思いまーす」
――ダブルタイトルマッチも考えられますが。
イオ「赤いベルトとハイスピードのベルトを賭けて」
米山「ブタカワとエロカワ対決でもあり、赤いベルトとハイスピードの対決でもあるっていう」
イオ「すごい(ブタカワとエロカワを)押しますね(苦笑)。まぁそうですね、いろんなカワイさがありつつ、いろんなチャンピオンがいつつっていうところで、自分たちは切磋琢磨して(いければ)。もちろん、ハイスピードと赤いベルトのタイトルマッチもいいと思いますけど、まずはそれぞれ相手を見据えて防衛することが先だと思うので。お互い、それぞれ頑張ればいいと思います」
――改めて夕陽選手いかがでした?
米山「いや、ちびーずで3人で組んでたときに、キャリアとか浅いのにすごいなというのはあって。う~! 当たるともっとすごかった!」
――大阪で闘うわけですが。
米山「シングル自体が初なので。初シングルでタイトルマッチで、そこはしっかり防衛して(ゴム人間のうたを)歌いたいと思います」
――次は夏樹選手も決まってます。
米山「はい。その2人相手にハイスピードを防衛したら、また次はハイスピードのベルトを持ったまま、別のものを狙っていかなきゃなという。(それが)来年の抱負です」
――モテモテですね。
米山「はい! 人生最大のモテキが来ちゃって。どうしようかな〜」
――イオ選手は赤いベルト、お客さんからいろいろな声が飛んでましたが。
イオ「いろいろな声? どんな声が?」
――対戦相手について。
イオ「あぁ、そうですね。前回の後楽園ホールに来場していた中島安里紗選手。中島選手にも使命があるということだったので。そういう返答だったんですけど、そんな中島選手もタイトルマッチが決まって。華名選手が持つJWPのベルトを奪いにいくという話なので、そこで取り返すのであれば、余裕が生まれるんじゃないかなと思うので。私は中島選手とやりたいと思ってますので、それが中島選手に届けばいいなと思ってます」

 100回記念大会、残り1秒でイオが奈苗に勝利!白と6人タッグは王座移動!

スターダム100回記念大会
11月4日(月・祝)後楽園ホール 12:00PM
観衆1020
 
▼オープニング

 スクールガール風の新しい衣装を着たKちゃんパンダがミニミニKちゃんパンダ(キッズダンサーズ)と共に登場し、オープニングダンスを披露。さらにこちらもゼブラ柄の新しい衣装に身を包んだ風香GMが登場し、ダンスに加わる。
 踊り終えたGMは「皆さん、こんにちは。こんなに早くこの日を迎えられたのは皆さんのお陰だと思っています。これからも200回を目指して成長する団体だと思うのでよろしくお願いします」と挨拶。
 続いて『リング☆ドリーム』の声優さん2人と、主題歌を歌う三好りえさんがリングに上がってゲームのPRを行った。

 オープニングVは各選手が100出来る特技を披露。宝城は二重跳び、彩羽は竹刀の素振り、世IV虎はメンチ切り。最後はBGMの『We Will Rock You』に合わせて、奈苗とイオが「Rock You!」。なお、今大会の煽りVのナレーションは、アニメ『世界で一番強くなりたい!』の豊田美咲役で活躍中の鳴海杏子さんが務めた。

コグマデビュー戦 15分1本勝負
●コグマ
7分2秒
ダイビング・ボディプレス→片エビ固め

夏樹☆たいよう

 10月18日に行われたプロテストに合格した5期生の中から、成績優秀だった15歳のコグマが電撃デビューすることに。対戦相手は入場時まで明かされないが、記念すべき100回記念大会のオープニングマッチで、どんなデビュー戦をやってのけるか注目だ。

 コグマは白とブルーのスポーティーなコスチュームで登場。入場時発表となっていたデビュー戦の相手は夏樹☆たいよう。世IV虎に先導されて登場した夏樹に「お願いします」と握手を求めたコグマ。夏樹も握手に応じて試合開始のゴングが鳴ると、まずはリストロックに捕らえていく。
 コグマも切り返すと、夏樹からエルボーを叩き込んでいき、さらにフライングメイヤーで投げていく。だが、ハンマーロックで切り返したコグマは、夏樹のエルボーにエルボーで応戦。エルボーでなぐ倒した夏樹は、突進してきたコグマにカウンターのドロップキック。

 さらにドロップキック3連発からカバーするが、コグマもカウント2で肩を上げる。しかし逆エビ固めに捕らえた夏樹。5期生の明日香とゆうなもマットを叩いて檄を飛ばす中、どうにかロープに逃れたコグマは、もう一度逆エビ固めを狙った夏樹を脚力ではね除けると、アームドラッグからドロップキック。
 しかし夏樹は倒れずにストンピングを落とす。夏樹がロープに飛び乗ったところでロープを揺らして落としたコグマは、股下をくぐり抜けようとした夏樹にストンピングを落とし、さらにドロップキックからボディスラムを狙う。

 だが、夏樹は逆にボディスラムの体勢に。これを背後に逃れたコグマは首投げから袈裟固めを狙うが、夏樹はスイープしてヘッドロック。これをヘッドシザースで切り返したコグマは、回転エビ固め。カウント2で返した夏樹は串刺しドロップキックを狙ったが、かわしたコグマはモンキーフリップで投げると、飛び付き式高速回転エビ固め。
 カウント2で返した夏樹はニーリフトを叩き込むと、串刺しドロップキック。さらにボディスラム3連発で叩き付けた夏樹は、ダイビング・ボディプレスを投下して3カウント。

 試合後、夏樹がコグマに語りかけると、コグマは夏樹に抱きついて感無量の様子。夏樹はそんなコグマに肩を貸しながら四方に一礼。まずは5期生から一人、無事にデビューした。









★試合後コメント
コグマ
――デビュー戦を終えられていかがですか?
「いろいろ自分に足りないものを実感出来ました。悔しかったです」
――練習とリングの上での夏樹選手はどう違いました?
「夏樹さんが出てきた時のオーラとか、全然違うものがありました」
――後楽園ホールでデビューしたことについては?
「お客さんがすごい温かかったです」
――練習してきたものは出し切れました?
「まだ出し切れてない気がします」
――デビュー戦を終えて、今後どのような選手になっていきたいですか?
「どんな形でもいいので、興味を持ってもらえるレスラーになりたいと思いました」
――入門はいつだったのでしょう?
「4月です」
――高校は行ってないんですよね?
「はい」
――やっていく自信は?
「デビュー戦を終えて悔しかったのもあったんですけど、すごい楽しかったので。これからもっと楽しくやっていけそうなので自信はあります」
――家族や友達はいらっしゃってました?
「家族はいました」

彩羽匠試練の10番勝負 第1戦 15分1本勝負
●彩羽匠
10分4秒
ひろよストーン→片エビ固め

松本浩代

 仙女で行われた超世代闘争で何も出来なかったこともあり、自ら志願して試練の10番勝負に挑むことになった彩羽匠は、第1戦でその超世代闘争に対して「私を舐めるな!」と怒りを露わにした中間世代の松本浩代と対戦。

 タックルを仕掛けていった彩羽だが、ガブっていった松本は一旦立ち上がって距離を取る。ロックアップからエルボーを連打した彩羽はヘッドロックに捕らえるが、ロープに振った松本は彩羽のショルダータックルを受け止める。逆にショルダータックルでなぎ倒した松本は、ヘアホイップで投げ飛ばすと、顔面にドロップキック。
 しかし松本の串刺し攻撃をドロップキックで迎撃した彩羽はエルボー合戦を挑む。打ち勝った松本だが、彩羽はサイドキックから腕十字へ。クラッチした松本は腕を抜いて脱出すると、彩羽の突進をエプロンに出てかわし、ロープ越しにスタナー。さらにミサイルキックで彩羽を吹っ飛ばす。

 エルボーで反撃しようとした彩羽にカウンターの張り手を見舞っていった松本だが、彩羽はカウンターでパワースラムを決めると、バックドロップの体勢から前方にヒザからマットに叩き付けてからダイビング・ボディプレス。これをかわした松本はファルコンアローで叩き付けると、アルゼンチンを狙うが彩羽も何とか防御。
 エルボーで反撃に出た彩羽だが、ロープに飛んだところに追走式体当たりを見舞った松本は東海道落とし。続けてリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下した松本は、敢えて彩羽が立ってくるまで待つとエルボーで吹っ飛ばしてみせる。

 口の中から出血した彩羽は、松本がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げたところを腕十字で切り返す。クラッチが切れて松本の腕が伸びきってしまったが、ポイントをうまくズラした松本は再びクラッチ。そのクラッチも切った彩羽だったが、松本の足がロープに届く。ならばとぶっこ抜きジャーマンで投げていった彩羽、もう一度ぶっこ抜きジャーマンを狙う。
 これをバックエルボーで切り返そうとした松本だが、彩羽はキャッチしてワキ固め。さらにエルボーを連打してロープに飛ぶが、松本はカウンターのバックエルボー。さらにひろよストーンを決めて3カウント。腕十字を極められた右腕にかなりのダメージを負った松本だったが、最後は力の差を見せつけるような勝ち方だった。









★試合後コメント
松本浩代
――10番勝負第1戦の相手ということでしたが。
「そうですね。彩羽にとってこの10番勝負は、すごいターニングポイントとなる、始まりの時だったと思うので、たぶん過去最大に気合が入っているんじゃないかなと思うんです。体の大きさ、力、いろいろなものはいいものを持ってると思うんですけど、イマイチその気持ちが……私的にはもっと調子に乗ったらいいんじゃないかなと思います。調子に乗ることは、自分でハードルを上げること。その自分で上げたハードルを超えられるか超えられないかは、そこでの頑張りのひとつによってすごく変わるので。謙遜するとすごく低いハードルを自分で設定してしまうと思います。だから彩羽には……彩羽はすごく真面目でいい子だと思うんですけど、もっともっと調子に乗って、自分自身でハードルを上げて、それを乗り越えて(ほしい)。また、今回100回記念という大会だったんですけど、もし200回記念で同じカードが組まれるとしたら、もっと違う試合順、シチュエーション、そういうところで闘えたらなと思いました」
――仙女の世代闘争では「新星チームが勝ったら新星を潰す」という言葉もありましたが、その中での彩羽との闘いでもありました。
「まぁ彩羽自身、あの大会を終えて手応えを感じたり、彼女自身悔しい思いをしたと思います。新星チームとして括られてはいるけど個人の気持ちは全然違うと思うし、それをたぶん彼女は仙女の大会では……こては私の想像ですけど、悔しい思いをしたと思うので。それで今回、10番勝負という機会が与えられたと思うので、気合入ってるだろうし、その彩羽と一番目で闘えたというのは、自分にとってもさらに加速できる、調子のいい人を潰して挑発していく、もっともっと女子プロ界を盛り上げれる、自分がその最初になれたらと思う。自分はこういう闘いを続けていって、勝ち負け+イメージ的にもトップであると誰にでも言わせてやる。仙女の大会、そして今日の大会を終えて、改めてそう思っているので、今後の自分にも期待してほしいなと思います」

彩羽匠
――10番勝負第1戦を終えられたわけですが。
「やっぱり10番勝負っていう、こういうチャンスをもらえるのは、自分にとってもすごい嬉しいことで。その分の期待に応えなきゃいけないし、絶対大きくならなきゃいけないし、やっぱりそれのプレッシャーとかもいろいろあって。やっぱりそんな10番勝負に付き合ってくださる先輩方っていうのも、すごく強く当たってこられる。それはすごい辛くて、今日みたいに苦しい試合になると思うんですけど、それは自分がどんなにやられても絶対諦めちゃいけないし、逃げちゃいけないし、負けてばっかりでもいけない。その中で絶対勝ちは取らないといけないと思うし、そういうプレッシャーとかもいっぱいありますけど、これを超えることができたら自分はもっと大きくなれると思うので。自分は気持ちとかも弱いので、絶対諦めない(と強く思う)し、もっともっと前しか見ないです。今日、松本さんはパワーファイターっていうことで、すごい力で。エルボー一発で脳が揺らされるっていうか、尻もちついてしまったのが、すごい自分でも情けなくて。やっぱり気持ちももっともっと強く持たなきゃいけないし、パワーとしてもまだまだだし。今日はこんな結果で終わってしまったんですけど、また次(第2戦を)やりますし、気持ちでは絶対負けないです」

▼「世界で一番強くなりたい!」プレゼンツ
 100回記念ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負

<たわしーず>
脇澤美穂
●岩谷麻優

8分50秒
ダイビング・セントーン→体固め
<川崎葛飾最強伝説>
夏樹☆たいよう
世IV虎

 先に入場した川葛は息の合ったヌンチャクパフォーマンスを披露。続くたわしーずは自ら歌ういきものがかりの『ブルーバード』が鳴り響く。そのジャイアン級の歌唱力(とくに脇澤)に笑いが起こる客席に向かって、お揃いのマスクにたわしーずTシャツ姿で、たわしをバラ撒きながら登場したたわしーず。
 さらに明らかに手に凶器と思えるたわしを持ったまま握手を求めたたわしーずは、川葛がシカトするとすかさずそのたわしで襲いかかるが、あっさり返り討ちにされる。川葛は岩谷のクロスボディーをキャッチするが、そこに脇澤がベノムアームを見舞っていくと、岩谷が脱出してたわしーずがダブルドロップキック。

 だが、脇澤に攻撃を世IV虎がかわすと、今度は川葛がダブルの串刺し攻撃。川葛は同時にキャメルクラッチを決めると、たわしを脇澤と岩谷の顔面に擦りつける。夏樹の腕を取った岩谷はタケコプターで投げると脇澤にタッチ。
 たわしで夏樹を殴打していった脇澤だが、コーナーに飛び乗って脇澤を翻弄した夏樹はクロスボディーを浴びせて世IV虎にタッチ。奪い取ったわたしで殴り付けた世IV虎だが、脇澤はカウンターでの低空ドロップキックから足4の字固め。そこに岩谷がたわしをパスするが、世IV虎が奪い取って脇澤を殴打。

 さらに雑巾を投げる岩谷だが、これも世IV虎がキャッチして脇澤の顔面をゴシゴシ。そこから世IV虎がケンカキックを叩き込むと、夏樹がダイビング・ボディプレス。さらにフェイントを入れてからハーフダウンの脇澤に低空ドロップキックを叩き込んだ夏樹はコーナーへ。岩谷が足止めすると脇ソーあが追いかけるが、股下から脱出した夏樹。そこに唾攻撃を見舞った脇澤は岩谷にタッチ。
 だが、夏樹はソバットで岩谷を吹っ飛ばすと、世IV虎と合体世IVドンを狙うが、かわした岩谷は世IV虎のバックを取る。だが、夏樹が股下をくぐって引き剥がすと、世IV虎は岩谷にドロップキック。さらに夏樹がイグチボムで叩き付けると、世IV虎がセントーンを投下。

 上からヨシコをカウント2で返した岩谷。もう一度コーナーに登った世IV虎だが、脇澤が追いかけていって雪崩式フランケンで投げ飛ばすと、岩谷がダイビング・クロスボディーを浴びせてから逆打ちを狙う。これは防御した世IV虎だが、岩谷はウラカン・ラナで丸め込んでカウント2まで追い込むと、今度こそ逆打ちを決める。
 辛くも夏樹がカットすると、岩谷はドラゴンスープレックスを狙うが、これも夏樹がカット。脇澤が世IV虎を羽交い締めにし、そこに岩谷がミサイルキックを発射するが、世IV虎がかわして誤爆。すかさず川葛は世IV虎が夏樹をトスして岩谷に串刺しドロップキック。さらに世IV虎が世IVドンからコーナー二段目に登ってのダイビング・セントーンを投下して3カウント。

 試合後、夏樹が脇澤を場外に蹴り出すと、ジャカル東条役の声優・たかはし智秋さんから川葛に勝利者賞と目録が贈呈されると、“声優仲間”の世IV虎もご満悦の表情だった。









★試合後コメント
川崎葛飾最強伝説&たかはし智秋さん
世IV虎「100回記念大会、川葛勝ったぜ!」
夏樹「よっしゃ〜〜〜! もうホントこういうね、記念(大会)とか、こういう時にはやっぱ川葛でしょう」
世IV虎「間違いないっすよね」
夏樹「もう100回まで世IVちゃんと……スターダムの歴史と同じぐらいの歴史ありますからね、川葛。(旗揚げ)2戦目から組んで。ねぇ?」
世IV虎「記念すべき100回(大会で)、親分と組めて本当に嬉しいです」
夏樹「それでタッグトーナメント中でもあるんで、(11・10名古屋での)初戦に向けていいんじゃない?こ の調子でいけば。あとはベルトを獲るだけなんで。そして!」
世IV虎「またせかつよプレゼンツということで、自分頂いちゃいました! ありがとうございます!」
夏樹「もう世IV虎しかいないでしょ」
世IV虎「でもね本当、(たかはしさんが)リングに上った時に胸が揺れててびっくりしました。自分も張り合いましたけどね!」
たかはしさん「ちょっとやっていただきましたね(笑)」
夏樹「脱いだほうが……」
世IV虎「ちょっとヤバイです(苦笑)」
夏樹「世IV虎が金のタイツを……タイツじゃないや」
世IV虎「タイツじゃないですよ! どうでしたか、試合?」
たかはしさん「いやー、初めて生で女子プロレスを見させていただいたんですけども、すごい迫力で。しかも闘い+エンターテインメントが入っている」
夏樹「ちょっとアレは……。普通だと思わないでください、たわしは」
世IV虎「あれが普通じゃないんですよ!」
夏樹「あいつらがちょっとふざけ過ぎなんで」
たかはしさん「あとはアフレコ現場が(試合前の)VTRで流れていて。私もアフレコでは絵は知っていたんですけど、本物の方が、まさかね……」
世IV虎「たぶんアレですね。アニメよりも胸はデカイと思います」
たかはしさん「アハハハ……そうなんだ(笑)」
夏樹「胸ばっかり強調してるよ(笑)」
たかはしさん「でもアニメよりも本物の……あの声を録音して、アニメにすればよかったのかなというぐらい、ものすごい迫力で。(本物は)違うなと思いましたね。格好良かったです」
世IV虎「ありがとうございます」
たかはしさん「チームプレイが本当に格好いいですね。目配せとか、こっちがやってる時にこっちとか、あの空気はどうやって読むんですかね? 長年の(経験)?」
世IV虎「そうですね〜」
夏樹「組んでもう少しで4年経つんですよ。だからもう……テレパシー?」
世IV虎「本当に分かるんですよ。お互いに思ってることも、感じてることも」
夏樹「言わなくても(世IV虎は)やってくれる」
たかはしさん「テレパシーの練習とかするんですか?」
夏樹「しないです(苦笑)」
世IV虎「生まれ持って出来たものなんで」
たかはしさん「運命?」
夏樹「運命ですね。波長がね」
たかはしさん「感動しました」
夏樹「ちょっと、川葛入りません?」
世IV虎「どうっすか?」
たかはしさん「それはもう……胸がいっぱいなので。それはちょっとアレですけども、また応援に来させてください」

アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者チーム]
米山香織
●宝城カイリ
夕陽
15分39秒
ビッグブーツ→片エビ固め

[挑戦者チーム]
木村響子
アルファ・フィーメル
ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”

※第2代王者組ちびーずが3度目の防衛に失敗。モンスター軍が第3代王者組となる

 米山香織&宝城カイリ&夕陽のちびーずは、アーティスト・オブ・スターダム王座防衛戦の時にしかタッグを組まないが、すでに2度の防衛に成功しているが、今回は木村響子&アルファ・フィーメル&ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”のキムラモンスター軍☆と対戦。野良犬道場で合同練習も行い、万全の状態で3度目防衛戦に挑んだ。

 木村は自身が着ていたキムラロックTシャツを風香GMに着させる。握手を求めていったちびーずに対し、髪の毛を掴んで突き飛ばしたモンスター軍。米山とアマゾンの先発で試合開始となったが、睨み合うだけでものすごい身長差。さらにアルファも入ってきて2人がかりで小さな米山の頭を抑え付ける。
 しかし米山はトップロープを下げてうまくモンスター2匹を場外に追いやるとコーナーに登っていく。しかし木村が場外に引きずり降ろし、そのまま場外乱闘に。木村は抱擁を南側客席に連れ出し、階段から蹴落としていく。

 アルファは夕陽を本部席前のステージの上に乗せて踏みつける。リングに戻された米山を踏みつけていった木村はボディスラムを連発。しかし自軍のコーナーに木村を叩き付け、米山と夕陽が抑え付けたところに宝城が突進。だが、ビッグブーツで迎撃した木村は宝城をロープに貼り付けると、顔面を踏みつける。
 続いてアルファがマシンガンショットを落としてから、アマゾンにタッチ。ボディスラムで叩き付けたアマゾンはワンハンドバックブリーカーで叩き付けて木村にタッチ。

 宝城のエルボーを敢えて受け止めた木村は、上から打ち下ろすようなエルボーで吹っ飛ばすとアマゾンと合体攻撃を狙う。そこにスピアーを放った宝城だが、モンスター軍はキャッチ。だが、背後から夕陽がスワンダイブ式ミサイルキックを叩き込むと、宝城は木村にスピアー。夕陽と米山は同じコーナーからアマゾンのヒザにミサイルキックを同時発射すると、ダブルのジャンピングニーからブレーンバスターを狙ったが、アマゾンは逆に2人まとめて投げていく。
 しかし米山が飛び付いてDDTを決めると、背後からランニングニー。しかしロールスルージャーマンを吹っ飛ばしたアマゾンはのど輪で米山を捕まえるとネックハンギングボム。

 どうにか米山は夕陽にタッチするが、アマゾンがコーナースプラッシュをお見舞いすると、アルファがマシンガンショット。10分が経過し、夕陽がボディブローと蹴りの連打で反撃。ロープに飛び乗ってのジャンピングキックを叩き込んで宝城にタッチすると、宝城はドロップキック2連発からエルボー。これでも倒れないアルファに低空ドロップキックをヒザをつかせた宝城はダブルチョップを連打。
 中指を突き立てるアルファは宝城のスピアーをキャッチしてカナディアンバックブリーカー。夕陽と米山がカットに入るが、木村とアマゾンが捕まえてモンスター軍は3人同時にカナディアンバックブリーカーでちびーずを捕まえる。

 宝城の顔面を足蹴にしていった木村だが、モンスター軍のトレイン攻撃をかわした宝城は木村にスピアー。誤爆したアルファとアマゾンが小競り合いしているところに米山と夕陽が襲いかかる。モンスター軍は3人がかりで体当たりを狙ったが、かわしたちびーずは3人同時にジャーマンで投げると、宝城のダイビング・エルボードロップ、米山のダイビング・セントーン、夕陽のムーンサルトプレスを同時投下。
 さらに米山のランニングニー→夕陽の619から宝城がスライディングDを叩き込むが、カウント2で返した木村はレフェリーを宝城に投げつけるとジャーマン。だが、そこに夕陽が入ってきて木村をジャーマンで投げ捨てると、宝城がロープに飛ぶが、アルファが足をすくって倒して宝城を羽交い締め。

 そこに木村がエルボーを放っていくが、かわしてアルファに誤爆させた宝城は木村に4173。しかしレフェリーはまだ倒れたまま。すかさずアルファが宝城をチョークスラムで叩き付けると、モンスター軍はちびーずに3人同時でフェースバスターを決めていく。
 15分が経過し、木村はビッグブーツを放っていくが、かわした宝城はスクールボーイ。木村がカウント2で返すと宝城はロープに飛んだが、木村はカウンターのビッグブーツを顔面に叩き込んで3カウント。









 オレンジのベルトをたすき掛けした木村は「オイオイオイ、お前らな、素直に拍手しちゃっていいのかよ? お前らの心はお見通しだぞ。いまの拍手はモンスター軍がいたからスターダムは100回を迎えられた、お疲れ様って拍手だよな! お前らのほうがよっぽど、そこに座っているロッシーより利口だわ。これからもよ、お前らが心の底で思っている通り、モンスター軍が仕切って面白くしてやるからよぉ。形ばかりのブーイング、いつもありがとな!」と、ブーイングを飛ばす観客に向かって言い放つ。
 そこに松本浩代&脇澤美穂&岩谷麻優のたわしーずが入ってくると、場内からは「たわしーず」コール! リングに上がった脇澤は「オイオイオイ、キムラモンスター軍☆、よーく聞け! ガイジンは言葉が分からないから木村から伝えておけ。ここにいるたわしーずがよ、そのベルトを必ず獲ってやるから怖がらず待ってろよ、木村さんよ」とアーティスト王座への挑戦を表明。

 それを聞いた木村は観客に向かって「お前ら、ノリで『フー』とか言ってるけど、コイツらはまだ1回も勝ったことねぇんだよ。1回も勝ったことねぇってことはよ、この間デビューした彩羽匠より、お前ら下だぞ!」と、実はまだたわしーずとしては1勝もしたことがないのに、早くも2度目のアーティスト王座挑戦を表明したことを鋭く突く。
 だが、岩谷までもが「オイ、木村響子。たわしーずはな、どんどん成長していくんだよ。次、リング上で会うとき、お前ら逃げんじゃねぇぞ!」と、睨み付けてくる木村に多少ビビりながらも、なぜか強気な発言。
 「なんでリング上でお前らと会わなきゃいけねぇんだよ、おかしいだろ!」と木村がまったく挑戦を受ける気がない態度に出ると、松本が「分かった。お前らがそこまで言うんだったら、たわしーずの実力を今、ここで見せてやるよ。たわしと掛けてまして……」と言い出す。すると脇澤が「キムラモンスター軍☆と解きます。その心は……」と続き、最後は岩谷が「茶色くてバリバリ〜」と言って観客を凍らせる。それでも脇澤と松本は「おあとがよろしいようで。お前ら逃げるなよ!」と相変わらず強気。これに激怒した木村が岩谷に襲いかかるが、岩谷は逃走した。

★試合後コメント
キムラモンスター軍☆
(※逃走した岩谷を木村が追いかけてきて、そのままコメントスペースまで雪崩れ込む。木村が岩谷から奪い取ったたわしで暴行していると、松本と脇澤が岩谷を救出し、控室へ逃げ帰る)
木村「東スポ! 東スポ、来てない? ……おめでとうの言葉はねぇのか、テメーら! 気が利かねぇな。誰か言えば? 代表して、おめでとうとか。あ? 週プロ! おめでとうございます! まぁ正しい人が、(ベルトを)巻くべき人が巻いたよな? 何か異論ある? 何か異論ある? サムライ(TV)? 映んの? 本当に。映せよ。人手不足のスターダム。モンスター軍だけだぞ、誰もどこもケガせずにピンピンしてんの。当たり前のことだよ。OK?」
アルファ「モンスター軍こそ最強。会見で米山が歌をうたえって言っていたらから歌ってやるよ」
※QUEENの『We are the CHAMPIONS』を歌いはじめる
木村「ノリが悪いな、テメーら! だからテメーらはモテねぇんだよ! 拍手!」
アルファ「このベルトを獲ったのは、これからの侵略の始まりだ」
木村「お前ら次までにノリを良くしておけ」

ちびーず
米山「私はスターダムに参戦してからユニットに入ったりはなかったんですけど、初めてちびーずでタッグ組んで、やっぱりこの3人で組むことに思い入れもあるので。身体は小さいけど、心はもっともっとデッカクということで。もっと野良犬先生(=小林聡氏)の練習とか(やって)野良犬魂を受け継いで、もう1回狙っていきたいと思います」
宝城「私もこのちびーずがすごく大好きで。今回で3回目の防衛戦だったんですけど、いつも違う場所で練習している私たちですけど、こうやって試合になると一緒に練習したりして。今回も野良犬道場の小林先生に一緒に練習を見てもらったりして、すごく今回の試合に対しての意気込みというか、やる気というか、団結力は絶対に負けてなかったと思うんですけど。やっぱり最後は個人としての実力不足もあって、宿敵であった木村響子からスリー(カウント)を取られてしまいました。今回、野良犬先生とも約束してたし、奈苗さんともベルトを防衛して次のタッグトーナメント(準決勝で)ベルトを巻いて試合しようねっていう約束をしていたので、それが果たせなかったのは、本当に……本当に悔しいです。だけど米山さんの言った通り、これで終わりではないし、今回は100回記念だったけど、200回、300回……スターダムはこれからも続いてくと思うので、次からはもっと大きな舞台で、東京ドームとかでベルトを獲って(やりたい)。身体は小さいけど、技術や心を大きくして、次の試合に挑みたいと思います」
米山「そうだよね! 100回って記念だけど、やっぱり101匹ワンちゃんとか、101回目のプロポーズとか、101は新たなスタートだから。次、いける気がする」
宝城「はい。終わりは始まりです」
夕陽「そうですね。このベルトを初めて獲った時、覚えてますか?」
米山「それも(相手は)キムラモンスター軍」
夕陽「宝城さんが獲ってくれて。それまで『ベルトを獲ろうね』って言ってきて、宝城さんが勝ってくれて、すごい嬉しくて。3人で喜んだし。今回負けて悔しいけど、喜んだり悔しかったり、そういう気持ちを共有出来たから、また頑張れると思うので、またよろしくお願いします」
宝城「また組みたいです。これからも」
米山「そうだよ。ちびーずはこれで終わりじゃないよ!」
夕陽「もしかしたら(メンバーが)増えるかもしれないですしね」
米山「そうだよ! 小さい人、結構いるからね。ちびーず増殖するかも……」
宝城「そうですね。野良犬先生にも約束通り、練習をもっと見てもらって強くなります」
米山「野良ちび、頑張ろうぜ!」

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

[王者]
●ダーク・エンジェル

8分49秒
ACTΩ→体固め

[挑戦者]
安川惡斗

第2代王者エンジェルが4度目の防衛に失敗。惡斗が第3代王者となる

 ダーク・エンジェルの持つワンダー・オブ・スターダム王座には、4・29両国大会に続き安川惡斗が再び挑戦。愛川ゆず季に執着し、白いベルトに固執してきた惡斗はこれが4度目の挑戦となるが、肉体改造・川葛脱退・木村響子との対等合体などを経て、“4度目の正直”となるか?

 「お願いします!」と両手で握手をした惡斗だったが、次の瞬間、奇襲攻撃を仕掛けていく。エンジェルをコーナーに叩き付けてからドロップキックを連打した惡斗だが、串刺し攻撃を蹴りで迎撃したエンジェルはコーナーに飛び乗ってミサイルキック。さらにアームドラッグからドロップキックを叩き込むと、ヘッドスプリングで立ち上がる。
 しかしメキシカンバックブリーカーを防いだ惡斗は対角線にホイップしようとする。これを逆にホイップしてみせたエンジェルは串刺しジャンピングニーからメキシカンバックブリーカー。そのまま屈伸する余裕を見せたエンジェルはコーナーに登っていくが、下から掴んで投げ飛ばした惡斗はACTスペシャル。

 エンジェルの顔面にヒザを連打した惡斗はランニングニー。さらにミサイルキックで吹っ飛ばした惡斗はコーナー二段目から惡トーンを投下。当たりが浅いと見るや続けてもう一発投下。さらにコーナー最上段に登っていった惡斗だが、追いかけていってエンジェルは雪崩式ブレーンバスターを狙う。
 これをマットに叩き付けて阻止した惡斗はミサイルキック。だが、かわしたエンジェルはロープに飛び乗ってのドロップキックで惡斗を場外まで吹っ飛ばすと、トペ・コンヒーロを発射。惡斗をリングに戻したエンジェルはダイビング・クロスボディー。カウント2で返した惡斗はタイガードライバーをうまく逃れると、コンプリート・ショットでエンジェルをコーナーに叩き付ける。

 さらにフロントネックロックを狙ったが、エンジェルはフルネルソンバスターで切り返してからタイガードライバー。辛くもカウント2で返した惡斗だが、エンジェルは必殺のレイネーラ。ガッチリ決まったが、サミングで脱出した惡斗は丸め込みからストレッチマフラーへ。
 そこからマフラークラッチに移行したが、エンジェルは辛くも脱出するとウイング・スパンを狙ったが、惡斗はアクトロックで切り返す。カウント2で返したエンジェルだが、惡斗はACTスペシャルの体勢からドリラーで落とす新技ACTΩで叩き付けて3カウント!

 公約通り4度目の正直で悲願の白ベルトを奪取し、腰に巻いた惡斗は「惡斗」コールの中、「イエーイ、安川惡斗だー! 白いベルト獲ったぞー! 4度目の正直だ! 為せば成る! 為さねば成らぬ! 諦めなくてよかったー! このベルトは愛川ゆず季の歴史がいっぱい詰まっていると思う。そしてこれからのスターダム新時代をアタシが引っ張っていくぞー! 作っていくぞー! もっともっとこのベルトの価値を高めるのと一緒にアタシは強くなっていく。テメーら目を離すんじゃねぇぞ! 以上!」と絶叫した。









★試合後コメント
安川惡斗
「白いベルト、4度目の正直。欠場の時、復帰も含めていろいろ……もう、しばらくチャレンジ出来ないと思ってたベルトだけど、やっぱり諦められなくて、認められなくて……ちゃんと練習して。4回目だけどチャンスをもらえて、やっと手に入れた! いろいろ……いろいろとアタシは足りないけど、このベルトと共に歴史を創っていって、この価値を上げていく! そして新時代を創り上げてくぞ! よっしゃー、活きるぞ! 以上!」
――愛川ゆず季さんに巻いて欲しかったと思うが……
「(愛川は)仕事がある。仕方ねぇよ。でも愛川に……何でもない。愛川は愛川で『頑張れ』って思ってんじゃない? まぁそんな感じ。だから別にいい。以上!」

※ダーク・エンジェルはノーコメント

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

[王者]
紫雷イオ

29分59秒
マヒカ・デ・イオ

[挑戦者]
高橋奈苗●

第3代王者・紫雷イオが3度目の防衛に成功

 紫雷イオの持つワールド・オブ・スターダム王座に、5★STAR GP2013で優勝した高橋奈苗が挑戦する一戦が、記念すべきスターダム100回記念大会のメイン。
 煽りVはDragon Ashの『陽はまたのぼりくりかえす』をBGMに、「プロレスとは何か?」と聞かれたイオが「希望」と答えるところからスタート。あの事件の謝罪会見の映像のあと、奈苗に対して「感謝している」と語ったイオ。奈苗はそんなイオに対して「だから私はイオを一人前のレスラーにしたい」と語ると、「イオは弱いんです」と苦言を呈した上で敢えてイオを追い込むという。

 前奏付きの『NANARACKA』で入場した奈苗は深紫のロングガウンを羽織って入場。対するイオは白のIOTICAマスクに、いつものように赤いベルトをタスキ掛けにして入場。

 王者イオから握手を求めると、奈苗も慎重に応じてから試合開始のゴング。自らを鼓舞するように叫んだ奈苗は組み付いてきたイオをグラウンドに持ち込むが、イオは自ら立ち上がって距離を取る。力比べを要求した奈苗は手四つの力比べでイオを押し込むが、ブリッジで堪えたイオ。その上に乗っかっていった奈苗だが、イオはカサドーラの体勢で飛び付きアームドラッグ。
 しかし奈苗は張り手をお見舞い。張り手を返してショルダータックルでぶつかっていくイオだが、逆にカウンターのタックルでなぎ倒した奈苗は腕を取ってグラウンドに持ち込む。ロープに振って逃れたイオだが、奈苗はショルダータックル。だが、イオはショルダースルーを着地すると、側転→バック転からドロップキック。

 胴絞めフロントネックロックに捕らえたイオだが、首を抜いた奈苗はリバースバイパーホールド。リバースのインディアンデスロックに捕らえた奈苗は、アンクルホールドに移行。回転して逃れたイオだが、奈苗は釣り鐘ストンピングからヒザ十字固めへ。うまく脱出したイオは奈苗の顔面を足蹴にしていくが、奈苗は張り手をお返し。イオも張り手を返すが、奈苗はヘッドバットで吹っ飛ばす。
 朦朧とするイオにドロップキックからレッグドロップを落としていった奈苗だが、イオは張り手を連打。奈苗は敢えて受け止めてみせると、イオはグーパンチ。しかし奈苗もグーパンチを返すと倒れたイオに足4の字固め。上半身を起こすイオの顔面にグーパンチを叩き込んだ奈苗だが、イオは反転して形勢逆転。

 奈苗が上体を起こしてデスロックで切り返すと、イオはロープに脱出。奈苗はイオの右足を踏みつけるが、イオも立ち上がってブレーンバスターを狙う。だが、逆に投げていった奈苗はフロントブレーンバスターでヒザからマットに叩き付けると、側頭部に低空ドロップキック。10分が経過し、奈苗は逆水平チョップを連打すると串刺し攻撃を狙う。これをエプロンに逃れて逆上がりキックで迎撃しようとしたイオだが、キャッチした奈苗はリバースDDTで叩き付ける。
 これで場外に転落したイオに奈苗はトペを発射。イオをリングに戻した奈苗は串刺しラリアット2連発からバックドロップ。コーナー最上段に登った奈苗だが、横のトップロープに飛び乗ったイオはドロップキックで奈苗を場外に蹴落とすと、トップロープに飛び乗っての宇宙人ケブラーダを発射。

 自ら右ヒザを叩いて喝を入れてからコーナーに登ったイオだが、奈苗はエプロンに飛び乗ってイオを捕まえると奈落式を狙う。だが、エプロンに逃れたイオはハイキックで奈苗を場外に蹴り落とすと、コーナーからプランチャを投下。奈苗を南側の客席に連れ出して階段を登っていったイオだが、通路で奈苗がエルボーで反撃。イオもエルボーで応戦すると、ランニングエルボーでなぎ倒す。そこから出入り口の壁に登ったイオはケブラーダを発射。
 15分が経過し、奈苗をリングに戻したイオはリバーススプラッシュ式ダブルニーから、立ち上がろうとする奈苗の背後から新幹線アタック。さらに四つん這いの奈苗にミサイルキックを2連発で撃ち降ろす。ダブルアーム・フェースバスターで叩き付けたイオはバズソーキック。

 これをキャッチした奈苗だが、前転したイオはクロスフェースに捕らえる。ロープに逃れた奈苗は、イオの足をすくって倒しアンクルホールドを狙ったが、イオは低空延髄斬りから619、そしてスワンダイブ。だが、奈苗は空中でキャッチしてスタナーで切り返すと、延髄斬り2連発。ラリアットをかわし、バックドロップを着地したイオだが、アッパー掌底をブロックした奈苗はバックドロップ。
 イオもダブルアーム・フェースバスターで叩き付けてからライオンサルトを落とすと、再びクロスフェースへ。20分が経過し、ロープににじり寄る奈苗を回転してリング中央に戻したイオ。「奈苗」コールが起こる中、何とかロープに辿り着いた奈苗だが、イオは右足を引きずりながらコーナーに登っていく。

 しかし追いかけていった奈苗は雪崩式ブレーンバスターを狙う。必死に抵抗するイオだが、奈苗は最上段から投げてみせる。カウント2で返したイオはエルボーを打っていくが、奈苗はショートレンジラリアットからロープに飛ぶ。カウンターのウラカン・ラナでカウント2でまで追い込んだイオはバズソーキック。キャッチした奈苗はイオの手首を掴んでエルボーを連打。
 ダウンしたイオを見下ろし、自身のアームカバーをかなぐり捨てた奈苗はロープに飛ぶが、イオが追走式エルボー。奈苗もロープに飛んだイオに追走式ラリアットから正調ラリアットを叩き込むと、ウラカンを狙ったイオをパワーボムで叩き付ける。

 そこから冷蔵庫爆弾を投下するが、イオは剣山で迎撃するとシャイニング・ウィザード。25分を経過し、残り時間5分に。時間切れなら王者防衛となるが、先に立ち上がったイオ。しかしそのまま崩れ落ちるようにダウン。両者マットにヒザをついたままエルボーを打ち合うと、立ち上がったイオはバズソーキック。しかしキャッチした奈苗はドラゴンスクリュー。
 久し振りに出したバックドロップ・ホールドでカウント2まで追い込んだ奈苗は、起き上がりこぼしラリアットを連打。それでも立ち上がってきたイオに張り手を見舞った奈苗だが、大きく振りかぶってからのヘッドバットを返したイオは、その場飛びムーンサルト→コーナー二段目からのムーンサルト→最上段からのムーンサルトを連続投下。

 カウント2で返した奈苗に対し、イオはソバットを放つが、かわした奈苗は延髄斬り。これをかわしてバズソーキックを連打したイオはラ・マヒストラルで丸め込むがカウントは2。アッパー掌底からロープに飛んだイオだが、カウンターのラリアットを叩き込んだ奈苗はナナラッカで叩き付ける。
 これもカウント2で返したイオは奈苗のラリアットをかわしてダルマ式ジャーマン。だが、これもカウントは2。残り時間1分となり、イオは至近距離からのローリングソバットを2発叩き込むと、奥の手ムーンサルト・フットスタンプ! しかし惜しくも決まらない。ならばとソバットで奈苗をダウンさせたイオは、残り10秒でもう一度ムーンサルト・フットスタンプを投下するが、これもやや当たりが浅くカウントは2。残り時間わずかなところでイオは、最後まで残しておいた秘技マヒカ・デ・イオをズバリと決めて3カウント!









 
▼エンディング 

 残り試合時間1秒というところでの丸め込みとはいえ、完璧な3カウントを奪われた奈苗はがっくりと倒れ込む。ついに奈苗超えを達成し、初めて腰に赤いベルトを巻いたイオは両腕を突き上げる。そしてリング上に座り込みながらマイクを持つと「ワールド・オブ・スターダム、守ったぞ! いまベルトを巻いているのは、この紫雷イオです! 本当にたくさんの応援、どうもありがとうございます。嬉しくて、嬉しくて……(※声を詰まらす)。高橋奈苗……今日は勝ちましたけど、1回勝っただけで高橋奈苗の歴史を超えたとは思っていません。高橋奈苗ともまだまだ何度もやるでしょうし、ほかにも負けているアルファ・フィーメルや一度も勝っていない夏樹☆たいようとも闘っていくでしょう。でも何はともあれ今日は私がチャンピオンなんです! 奈苗さんと試合を出来たことは本当に……実際はいまだに夢のようですし、今日出来てよかったと本当に思っています。今日はどうもありがとうございました」と言ってマイクを奈苗に渡す。

 奈苗は「負けたけど、1つしゃべらせてもらっていいですか。私は今日負けた……でも、死んでない。今日負けたことによって、また新しい感情を感じさせてもらったよ。逆にありがとうございました。ここからの道を見つけるのも高橋奈苗ってもんじゃないでしょうか? 歴史はな、作ろうと思ったって作れないんだよ。ただ進んでいくしかない。諦めずに進んでいけば、勝ち進んでいけば、それがいつか自分の歴史になるんだ! イオ、またやるぞ!」と絶叫すると、お互いマットに両ヒザをついまま抱き合って健闘を称え合いながら、ガッチリと握手を交わしたあと、奈苗が突き出した拳にイオが拳を合わせた

 奈苗がリングを降りると、イオは「今日こうやって腰にベルトを巻いて、ある意味今日から新たな自分のチャンピオン人生のスタートだと思っています。こうしてチャンピオンになって、やりたいことがあるんですよ。今日、この会場に来ている人がいるんじゃないですかね? J・W・P、中島安里紗!」と、会場の隅でこの試合を見つめていたJWPの中島安里紗を呼び出す。

 中島がリングに上がるとイオは「(女子プロレス)エロカワ(主義IV)の撮影ぶりですね。中島さん……中島さんが復帰をされてからずーっと闘いたいと思っていたんです。この赤いベルトに挑戦するでもいいですし、何なら中島さんがまたJWPのシングルのベルト、返り咲いたときにチャンピオン同士で闘いましょうよ。私はその日をずーっと待ってます。よろしくお願いします」と宣戦布告。
それを聞いた中島は「そのベルトだけに挑戦するってわけにはいかないんで、もう少し……ほんの少し待っててほしい。今、華名の腰に巻かれているJWPのベルトを、必ず私の腰に取り戻して、その時はお互いのすべてを懸けて闘いましょう」と、今年8月に華名に敗れて奪われたJWP無差別級王座のベルトを取り戻した上で、イオとダブルタイトル戦をやろうと提案。イオも「楽しみにしています」と言って握手を交わした。
 中島がリングを降りると、イオは全選手をリングにあげてから「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で100回記念大会を締めくくった。

★試合後コメント
紫雷イオ
――初めてベルトを腰に巻きましたが。
「似合ってますよね? いまは自信持って、私が一番似合ってるって皆に言えます! もう腰に据えちゃったら動かないですよね、ベルト。もうどこにも離さないです」
――この闘いは未来と歴史の闘いとおっしゃられてましたが。
「そうですね。やっぱり……いや、半端ないですね。本当に半端ない。すごい……すごいですよ、歴史の重みが。いや、簡単に(未来vs歴史と)言ったつもりはなかったですけど、本当に簡単なもんじゃなかったですね。高橋奈苗の背負ってるものは。でも(奈苗から)ズルいとか、ゆとりとか、全然ダメって、試合前になんだかんだ言われてましたけど、勝ったの私ですから。四の五の言わずにスターダムの顔は紫雷イオだって言って、私も歴史を創っていきます」
――試合時間ギリギリでした。
「そうですね。本当に時間を気にしてられる余裕すらなかったっていうのはあるんですけど、もうフラフラで丸め込みを決めて、(奈苗が)返せなかった。それだけじゃないですか? 高橋奈苗に勝った(のは事実)」
――最後にはJWPの中島安里紗選手がリングに上がりました。
「いや、(会場に)来てたんで、試合をやりたいのかなと思って。こっちはやりたいと思ってたんで。向こうは興味があるからスターダムに来てるんだと思うんで、だったらやるしかないじゃないですか。来たのに何も受けずに、手ぶらで帰らせるって……まぁ、きっとスターダムで一番深い縁と言うか、中島安里紗と何らかの縁があるのは私だけだと思うんで。これも運命なんじゃないですか?」
――これからは積極的に他団体との防衛戦を?
「そうですね、やりたいですね。他団体ともやりたいし……まぁ元々フリーの選手としていろんな団体や、いろんな選手と接点を持っていて、その中に中島安里紗もいて。私にしか出来ないこと、私がチャンピオンになったからには自分にしか出来ないことをやっていきたいって思うので、積極的にやっていきたいと思います」
――中島安里紗選手をプロレスラーとしてどう捉えてきましたか?
「えっとですね……なんか偉そうで嫌いでした。中島さん、ちょっとブランクがあるじゃないですか? 一時期欠場というか、活動休止されてて。その前がすごく接点があったんですよ。よくJWPの試合に私が出たりして、(中島と)タッグ組んだり、試合したり。実は(中島のほうが)先輩なんですけど、同世代とか、年齢だったり(共通点が多い)。デビューした年に試合した中で、私、1回も(中島に)勝ってないですし、その中ですごい舐められていて。中島さんって、すごく気が強いじゃないですか? なので完全にその当時は舐められていて、何かもう、虫ケラのように扱われてた気がするんで。それをこうやってスターダムのトップって言えるようになったんで、これはもう互角? っていうか、自分のほうが上だと思ってますし、早くJWPのチャンピオンに返り咲いてほしいですね」
――奈苗選手は戦前から「(イオには)パッションがない」と繰り返し言っていて、新しいものを引き出そうとするシーンも見られたが、芽生えたものはありました?
「……パッション? パッションがない、ないと試合前に言われてましたけど、パッションって何ですかって思ってて。気合いだったり、気迫だったりだと思うんですけど、ないって言われても全然ピンとこなくて。自分がパッションというものを完全に持ってないから。だからさっぱりピンとこなかったです。ないつもりもないし、あるつもりもなくて、さっぱり言ってる意味が分からなかったですけど、いまこうやって試合が終わったら、パッションが何か分かった気がします。それは収穫ですね」

高橋奈苗
「負けちゃった……。何もないです。でも終わりじゃないでしょ。何も終わらないでしょ。ここからでしょ。もう1回、高橋奈苗が……もう1回、一番を目指す。そうしたらもっと、いまよりおっきな道に私は立ってると思うんで。いま負けたけど、何にも……全部がなくなったわけじゃないと思っている。今日、応援してくれたみんなの期待を無駄にしてしまったのかな? それが悔しい。それが本当に申し訳ない。でも、また……またですよ。道は自分で創る! それがパッション! それが一生懸命の精神です! 終わらないです。東スポさん、女子プロ大賞も諦めませんよ。負けたからって。丸坊主にだってならないですよ。ちゃんと見といてくださいよ、高橋奈苗という人間を! みんな! みんな! みんなですよ! 見とけって。私がいるから、101回目のスターダムも大丈夫なんです。大丈夫なんだ! そこを忘れないでください」

★ロッシー小川代表総括
「スターダム100回記念ということで、あっという間に来ましたね。今日は第2章の中での後楽園でも、いままでで一番(お客さんが)入ったし、メインの試合もギリギリの闘いだった。29分59秒、本当にギリギリの勝負になってしまったので、すごいいい闘いをしてくれたかなと思いました。そして最後に中島安里紗とイオがやるとお互いの中の約束をして……いつやるのか分かりませんけども。まぁあそこで言ったように(中島がJWP無差別級の)ベルトを奪回したあかつきには、2人の闘いっていうのもあるだろうし、奈苗も負けたけど、次の闘いもあるだろうし。ある意味、いろいろなバラエティな闘いが多かったので、いい興行だったと思います。次の12月29日、1月24日は3周年なんで、そこに少しづつ加速をつけていきたいですね。今日、コグマがデビューしましたけど、まだ(デビューを控えている選手が)いますので。どんどん追随していきますんで、またスターダムの層が厚くなってくるかなっていう(気がする)。そうやって盛り返していきたいと思います」
――またキムラモンスター軍☆がベルトを獲ってしまいましたが。
「また厄介なことになったけど、それはそれで流れの中で。惡斗も新チャンピオンになって、どんどん入れ替わってきてる。本当に第1章の終わりから第2章に入って、またどんどん展開が変わってくるから、まぁ見逃せないってところじゃないですか?」
――年末に赤いベルトの防衛戦は?
「赤いベルト(の防衛戦)はとりあえず、後楽園の度にやっていきたいなというのはありますね。だからさっきイオがアルファ・フィーメルとか夏樹とか奈苗の名前を挙げたし、中島安里紗も含めてその辺とやるという可能性が強いんじゃないですか?」
――彩羽の10番勝負も今後は毎回やっていく?
「こういう場所では毎回やりたいなと(思っています)。他団体含めてシングルをいろいろ……まだちょっとね。(彩羽に)勢いがちょっと、今日はなかったから。まぁ最終的には長与千種に伝授してもらわなきゃ、10番勝負は終わらないかなと思いますよ」

 タッグトーナメントがスタート!まずは七海里と対等タッグが準決勝進出

スターダム Season14
Goddesses in Stars2013
10月20日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆275人(満員)
 
▼オープニング

 いつものようにKちゃんパンダのオープニングダンスからスタート。風香GMはハロウィンということで、お菓子を客席に撒きながら登場し、ハロウィン仕様の衣装でダンス。踊り終えたGMは「仙台女子で超世代闘争がありまして、スターダムから夕陽選手、彩羽選手、世IV虎選手の3選手が出て、見事重鎮軍に勝って世代交代を達成することができました。金曜日はプロテストがあって、コグマが11月4日にデビューすることが決まりました。明るい話題が続いていますが、これから寒くなります。でもスターダムが熱くなって盛り上げますのでよろしくお願いします。噛みやすい季節ですが、噛まないように気を付けます」と挨拶。

キッズファイターマッチ 3分1本勝負
あずみ
3分00秒
時間切れ引き分け 

金虎

 キッズファイターあずみの第2戦の相手は、またも入場時に発表。するとMAXの『TORA TORA TORA』が流れ、4・14『STARDOM MASK FIESTA』に登場した金虎(ゴールデンタイガー)が約半年ぶりに登場!
 怯むことなく「お願いします」と握手を求めたあずみだが、手を握った金虎はあずみの手に噛みついていく。ゴングがなると、なおも力比べを要求したあずみに対し、金虎は左手一本でロープに押し込む。

 あずみがヘッドロックに捕らえるが、金虎はハンマーロックで切り返す。しかしあずみはロープを掴んで1回転して脱出すると、ボディブローの連打から背後に回ってスクールボーイ。だが、金虎はカニ挟みであずみを倒すと619! これはかわしたあずみだが、金虎はネックハンギングで持ち上げると、容赦なくコーナーに叩き付け、そこから顔面ウォッシュ。
 踏みつけフォールする金虎だが、あずみは必死にキックアウトすると、金虎のボディプレスをかわしてドロップキック。踏みつけフォールをやり返してみせたあずみは、さらにカサドーラで丸め込むがカウント2。

 バズソーキックからダイビング・クロスボディーを見舞ったあずみは、人差し指を突き上げると、得意技のブレーンバスターを狙うが、さすがに盛り上がらない。逆にボディスラムで叩き付けた金虎はボディプレスを投下するが、ここで3分時間切れを告げるゴング。
 ドローに納得がいかない金虎はバーブ佐々木レフェリーに襲いかかるが、調教師(?)の夏樹が止めに入ると、唸り声をあげながら引き上げていった。









★試合後コメント
あずみ
「最後、フォール取られなくてよかった。悔しかったけど」
――かなり体重差があったが。
「まぁでも負けたくなかったので。そこでギリギリ時間切れで」
――蹴りの手応えは?
「蹴りはあっちも少し固かったので、自分の足も痛かったんですけど、倒れたのでやってよかったです」
――デビュー戦より緊張はなくなりました?
「デビュー戦で頑張ったから頑張れると思ってやったら勝てなかったです」
――次こそは勝ちを。
「勝てるように頑張りたいです」

タッグマッチ 20分1本勝負
ダーク・エンジェル
●岩谷麻優
11分12秒
オメガスラム→片エビ固め

アルファ・フィーメル
ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”

 アマゾンが久し振りに来日してモンスター軍に合流。ヨーロッパではライバル関係にあるアルファと超強力タッグを結成し、エンジェル&岩谷と対戦。岩谷は名古屋でのタッグトーナメント1回戦でアルファ&アマゾンと対戦するため前哨戦となる。
 腕組みをして並び立つだけでド迫力なアルファとアマゾン。さらにゴングと同時に2人で奇襲攻撃を仕掛けていき、場外に追いやる。リングを占拠したアルファとアマゾンだが、エンジェルがエルボーとミドルキックでアマゾンに襲いかかる。

 しかしパワーで突き飛ばしていったアマゾンは、コーナーで踏みつけると串刺し攻撃を狙うが、コーナーに飛び乗ったエンジェルはミサイルキック。続いて岩谷がアルファに向かっていきドロップキックから、背後に回ってオンブ式スリーパー。だが、振り解いたアルファはショートレンジラリアットからチョーク攻撃。
 岩谷をコーナーに叩き付けたアルファはレフェリーを引きつけ、その間にエプロンからアマゾンが岩谷を攻撃。そこからエルボーで岩谷をなぎ倒したアルファはアマゾンにタッチ。ハンマーやエルボーを打ち下ろしていったアマゾン。

 さらにアルファもハンマーを打ち下ろす。必死にエルボーを返していく岩谷だが、アルファはワンハンド・ボディスラム。ロープに飛び乗ってのクロスボディーをキャッチしてサイドバスターで叩き付けようとしたアルファだが、フェースバスターで切り返した岩谷は、ハリケーンラナからハーフダウンのアルファに低空ドロップキック。
 タッチを受けたエンジェルはミサイルキックから左右のエルボーでコーナーに追い詰めると、串刺しジャンピングニー。だが、キャッチしたアルファはオクラホマスタンピートで叩き付けると、マシンガンショットを叩き込む。

 パワーボムをウラカンホイップで切り返したエンジェルだが、そこにアマゾンが体当たり。だが、エンジェルもエルボーを返すとスクールボーイを狙う。だが、回転食い止めたアマゾンはチョークスラムの体勢に。丸め込みで切り返そうとしたエンジェルだが、ヒップトスで防御したアマゾンはショートレンジラリアット。
 しかし飛び付いていったエンジェルは、ロープに反動を仕様してのフェースクラッシャー。タッチを受けた岩谷がダイビング・クロスボディーを放つとキャッチしたアマゾンだが、エンジェルがミサイルキックで加勢。さらにエンジェルが岩谷を抱え上げて回転しての蹴りを見舞うと、エンジェルを踏み台にした岩谷がアルファに串刺しドロップキック。

 しかしアマゾンが岩谷を捕まえてシュミット流バックブリーカーで叩き付けてからアルファにタッチ。アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げたアルファだが、アルファがローキックでカットに入る。だが、そこにアマゾンも入ってきてアルファと同時にフェースバスターで叩き付けると、トレイン攻撃を狙う。
 これをかわした岩谷とエンジェル。岩谷がアルファをウラカンで丸め込んでいる間に、エンジェルは場外に追いやったアマゾンにプランチャ。しかしアルファはカウンターのラリアットで岩谷を吹っ飛ばすと、アルファプレックスを狙う。

 これを丸め込みで切り返した岩谷はマウントエルボーを連打すると、逆打ちを狙って飛び付くが、アルファはオクラホマスタンピートで切り返す。さらに岩谷をカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、オメガスラムで叩き付けて3カウント。まさしくモンスター級の強さで、タッグトーナメントに向けて弾みをつけた。









★試合後コメント
アルファ・フィーメル&ザ・フィーメル・プレデター“アマゾン”
アルファ「アマゾンとアルファ・フィーメルがスターダムの新しい勢力だ。私たちがタッグトーナメントですんなりと優勝してしまうだろう。後楽園ホールではアーティスト・オブ・スターダムを手にしてハッピーになれるし、そのあと(11・10名古屋で)麻優と脇澤を真っ二つにしてさらに幸せになれる。私たち二人が日本のプロレス界で一大勢力になるだろう。このタッグトーナメントが終わったとき、スターダムがどうなっているかよくイメージしておくんだな」

ダーク・エンジェル&岩谷麻優
エンジェル「トーナメントだと1回負けただけで、権利がなくなるのは残念ね。でも絶対麻優とリベンジしてやるし、タッグトーナメントでも麻優は負けないわ」
――タッグトーナメントの前哨戦的な意味合いもあったが。
岩谷「本当にエルボーの一発が効いて……。体重の差もすごいですし、身長の差もすごいあって、向こうはエルボー一発ですごいダメージが来るんですけど、自分は数で勝ってやろうとかそういう気持ちがあって。いやー、強い! 強いですね! 強いけど、向こうは全然アレがない、チームワーク。チームワークが全然ないと思うので、一人をどっかにやって、もう一人をずっと攻めて、一瞬の隙とかを(突いて)やれば勝利はつかめると思うので。ちょっと何言ってんだろう? 分からない……。でもタッグのトーナメントで、あの二人と初戦で当たるんですけど、今日闘えてよかったです。あなたたちのいろんなことを知れたというか……まだまだだけど、全部は知れてないけど、少しは知れたからそれを自分のアレにして勝ってやりたいと思います。でもダーク・エンジェルは最高のパートナーだと思います」
エンジェル「アリガトウ! 私もグッドパートナーだと思ってるわ」

▼スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
●脇澤美穂
7分40秒
ラ・マヒストラル
夏樹☆たいよう
世IV虎

 スターダム名物の3WAYだが、事実上川葛vs脇澤のハンデキャップマッチになりそうな一戦。川葛はタッグ用の赤いニッカポッカコスチュームで登場し、同じコーナーに立って肩を組む。当然、脇澤は「おかしいだろ?」と抗議するが、バーブ佐々木レフェリーはあっさり「こういう状態になるだろ」。
 握手をお求めていった脇澤だが、川葛がその手を払うと、後ろを向いた夏樹の頭を叩いて吉野がやったと主張。だが、当然夏樹が信じるわけがなく、川葛は2人がかりで攻撃。両手でベノムアームを見舞った脇澤だが、川葛はあっさりと連係攻撃からロープに貼り付け、両側から踏みつける。

 一気に合体式世IVドンで試合を決めようとしたが、どうにか防いだ脇澤は夏樹を場外に追いやる。さらに世IV虎をローリングクレイドルで回そうとしたが、重たくて回らない。そこに夏樹が戻ってきて強引に脇澤に卍固めを決めようとしたが、世IV虎が「重い!」と2人を弾き飛ばす。
 脇澤は世IV虎をキャメルクラッチに捕らえると、夏樹に「全女魂を忘れたか?」と訴え、ナナミホポーズで「全女魂!」。本部席の小川代表に向かってもう一度「全女魂!」と決めると、脇澤は足4の字固めの移行。

 そこに夏樹が「全女魂!」と叫びながらダイビング・ボディプレスを投下するが、投下されたのは脇澤のほう。抱き合って絆を確かめ合った川葛は脇澤にダブルの串刺し攻撃。しかし三つ巴のバックの奪い合いになると、そこから脇澤が夏樹に逆エビ固め。世IV虎がスリーパーで「離れろ!」と迫るが、結果的に下の夏樹にダメージが。
 何とか抜け出した夏樹は世IV虎もろとも脇澤を丸め込むと、続けて低空ドロップキック。これで世IV虎は場外に。コーナーに登った夏樹だが、追いかけていった脇澤は雪崩式フランケン。そこに世IV虎が戻ってくると、脇澤が夏樹の腕を取ってダブルのクローズラインを狙うが、かわした世IV虎は脇澤にだけラリアット。

 だが、夏樹に世IVドンを決めながら脇澤にセントーンを落とすと、脇澤にコーナー二段目からのダイビング・セントーン。続いて夏樹がダイビング・フットスタンプ。これをかわした脇澤は世IV虎を場外に追いやるが、世IV虎が足をすくって場外に引きずり出すと、そこに夏樹が三角跳びプランチャ。
 これは脇澤がかわして世IV虎に誤爆。リングに戻った脇澤は、たいようちゃん☆ボムを狙った夏樹を逆にバックスライド・フロム・ベノムで抑え込もうとしたが、うまく逃れた夏樹は逆にラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント。1人場外に追いやられた世IV虎は納得いかない表情だが、夏樹と共に脇澤を場外に蹴り出すと、川葛の結束力の強さをアピールした。









★試合後コメント
夏樹☆たいよう&世IV虎
夏樹「よっしゃ勝ったぜ〜!」
世IV虎「ちょっと待ってくださいよ、親分」
夏樹「(※世IV虎を無視して)3WAYと言ったら夏樹☆たいようだよ、本当に」
世IV虎「あの…」
夏樹「メッチャ得意なんですよ! ぶっちゃけ3WAYは。ね?」
世IV虎「はい…」
夏樹「本当、今日は世IV虎と力を合わせたお陰で勝てたからね」
世IV虎「ちょっと、ちょっと…」
夏樹「さすが川葛、最強!」
世IV虎「う〜ん…」
夏樹「な?」
世IV虎「そうですね。最強ですね! もう川葛最強ですね! いや、もう今日も親分の強いところもまた改めて見られたということで、この3WAYは価値がありましたね」
夏樹「すごい今日も息が合ったね」
世IV虎「そうですね〜。やっぱ自分たちのタッグに勝てるところいないでしょう。ねぇ。いや、ね……大丈夫です(※顔を手で覆いながら)」
夏樹「どうしたの、世IVちゃん?」
世IV虎「いや〜…夢ですね」
夏樹「夢?(苦笑)」
世IV虎「ちょっと、親分、ひと言だけいいですか?」
夏樹「……」
世IV虎「自分、親分にマヒストラルかけられて、(カウント)スリー取られそうになったあとに、ドロップキックで場外に出されて……」
夏樹「いやいや、あの……嘘? ワッキーにやったつもりだった、自分」
世IV虎「アイツがうちの前にいるからですね!」
夏樹「全女魂出されちゃうと、自分もさ…」
世IV虎「いやいや、ちょっとそれもおかしいですよね! しかもなんでロッシーに見せるんですか? 見せなくていいじゃないですか」
夏樹「全女だから」
世IV虎「自分、結構長かったですよ、アレ(食らっている)時間」
夏樹「でもちゃんと行くとこ行ったし、この調子で後楽園も川葛だし、タッグトーナメントのほかのチーム、今日どうなるかわかんないけど、まぁうちらのタッグトーナメント(1回戦)は名古屋から進めるね! いい試合になったと思います、今日は」
世IV虎「そうですね…改めて良いところも悪いところも見られた…」
夏樹「シングルでも、タッグでも、3WAYでも川葛最強!」
世IV虎「最強!」

※脇澤はノーコメント

▼Kちゃんパンダコーナー

 休憩明け、あずみと真綾が登場して「ハロウィンの季節ですね。お菓子いる人!」と言って、観客に向かってあずみはお菓子を投げるが、横で真綾が食べ出してしまう。そこに風香GMとKちゃんパンダが登場。
 今回はインタビューをお休みして告知があるとのこと。女子プロレス専門ゲームの『リング☆ドリーム』を制作する株式会社サクセスのスタッフが登場し、『リング☆ドリーム』とスターダムがコラボレーションすることを発表。

 早速、スターダムから3人がゲームに登場するということで、風香GMと紫雷イオがゲームキャラクターになったカードを拡大パネルで公開。そして最後の1人は世IV虎! 1人だけリアルな劇画チックなイラストだったため、観客からもどよめきが起こる。
 そこに世IV虎本人が登場! GMとイオのイラストを見て「めっちゃかわいい!」と大興奮。しかし自分のイラストを見ると「なんでうちだけこんな見たままなの! 紫雷イオとか、こんな細くないでしょ! ふざけんな!」とスタッフに詰め寄り、イラストが描かれたパネルでスタッフを殴打。

 パネルを叩き割った世IV虎は、作者の方に詰め寄り「次の後楽園までちゃんと美化したもの描いてこいよ!」と脅すように(?)注文をつけたが、果たして……。なお、11・4後楽園大会に来場した方に、ここで発表されたコラボレーションカードのうち1枚が無料配布されるとのこと。今後、さらにスターダムのレスラーがキャラクター化されていくのでお楽しみに!

第3回GODDESSES OF STARDOM〜タッグトーナメント〜1回戦 時間無制限1本勝負
米山香織
●夕陽
15分39秒
スクールボーイ

木村響子
安川惡斗

※木村&惡斗が準決勝進出

 10・6新木場大会から始動した木村響子と安川惡斗の“対等タッグ”。コンビネーションに不安はあるものの、「惡ちゃん」「木村♪」と呼び合うなど何か大きな化学反応を起こそうとしている。1回戦ではアーティスト・オブ・スターダム王者の米山香織&夕陽と対戦。惡斗にとって夕陽は因縁の相手であり、木村も5★STARで引き分けに終わっている。

 コスチュームこそバラバラだが、ドクロのマークが入ったお揃いの片手グローブをして登場した対等タッグ。惡斗が「夕陽、出てこいや!」と指名するが、夕陽は木村を指名。しかし木村は米山を指名。
 すると米山&夕陽が木村に奇襲攻撃を仕掛けていく。惡斗が飛び込むが、かわした米山と夕陽は木村と睨み合い。惡斗は「木村、下がっておけ」と先発を買って出るが、夕陽がミドルキックで蹴り倒す。さらにドロップキックからタケコプターで投げてから米山にタッチ。

 ヘアホイップから惡斗をロープに貼り付けると、夕陽がエプロンからミドルキック。さらに米山が鎌固めに捕らえるが、サミングを返した惡斗は木村にタッチ。ヘアホイップで投げていった木村は米山をロープに貼り付け、惡斗と両側から踏みつける。
 続けて惡斗が米山をトップロープに擦りつけてから、木村に足を出すように指示してそこに叩き付ける。だが、ボディスラムを狙った惡斗を押し潰した米山は夕陽にタッチ。串刺しジャンピングニーから低空ブレーンバスターで投げた夕陽は、惡斗の頬を張って「来い」と挑発。

 エルボーを打ち込んでいった惡斗だが、夕陽は控えの木村を蹴ってから惡斗を蹴っていく余裕を見せる。夕陽は米山とのダブルフロントキックで惡斗を吹っ飛ばす。だが、惡斗も米山にドロップキックを返すと、サミングを見舞って木村にタッチ。ランニングエルボーで米山と夕陽をなぎ倒した木村は、夕陽に串刺し式ビッグブーツを叩き込むと、米山をボディスラムで叩き付ける。
 パワーボムの体勢に入った木村だが、リバースで切り返した米山はエルボー合戦へ。さらにビッグブーツ合戦になるが、これは木村が蹴り勝つ。しかしローリングソバットを返した米山はロープを蹴っての不知火を狙ったが、木村が防御。

 ならばとレッグクラッチホールドを狙った米山だが、木村はスリーパーで切り返す。後転して逃れた米山はランニングニーを叩き込むが、正面からの一発をキャッチした木村はハリケーンドライバーで叩き付けていく。米山もローリングソバットを返すが、木村はノータッチヘッドバット。だが、倒れない米山はローリングソバットで蹴り倒して夕陽にタッチ。
 惡斗が飛び込んでくるが、夕陽はロープに飛び乗ってのジャンピングキック。惡斗のコーナーにコンプリート・ショットで叩き付けると、スクールボーイからストレッチマフラー。ロープに逃れた夕陽だが、惡斗はACTスペシャルで叩き付ける。

 一気にコーナーに登った惡斗だが、米山が追いかけていって雪崩式ダブルリストアームサルトで投げ飛ばす。10分が経過し、夕陽のランニングローと米山のランニングニーのサンドイッチ攻撃から、夕陽がライオンサルトを投下。木村がカウント2でカットすると、惡斗が「木村、アレだ、アレ!」と指示。
 すると木村はフロントブレーンバスターで惡斗を夕陽に叩き付ける独特な合体攻撃。木村はタッチを要求するが、「嫌だ〜」と絶叫して拒否した惡斗は夕陽にランニングニー。だが、カウント2で返されると仕方なく木村にタッチ。顔面を何度も蹴り飛ばした木村だが、夕陽も走り込んできた木村に二段蹴り。

 さらにカポエイラキックからハニーフラッシュ、ジャーマンと畳みかけるがカウントは2。夕陽の野良犬ハイキックをかわした木村は胴絞めスリーパーに捕らえるが、夕陽は辛くもロープに脱出。馬乗りカバーした木村だが、これもカウントは2。米山が飛び込んでくると、惡斗に指示を出してから米山をブレーンバスターで持ち上げた木村。すると惡斗がミサイルキックで合体。
 さらに木村が夕陽をネックハンギングボムで叩き付けたところに、惡斗が惡トーンを投下するが、カウントは2。ならばと木村が夕陽のバックを取り、そこに惡斗がミサイルキック。これを夕陽がかわして木村に誤爆させると、夕陽はハニートラップ。

 カウント2で返した木村は惡斗が羽交い締めにした夕陽にビッグビーツ。これもかわして誤爆を誘い込んだ夕陽は、木村にジャンピングハイからの野良犬ハイキック。そこに惡斗が飛び込んできて木村を突き飛ばし、代わりにハイキックの餌食に! だが、その混乱によりバランスを崩した夕陽を木村がスクールボーイで丸め込み、ガッチリと抑え込んで3カウント!
 相変わらず冷や冷やする場面がありながらも勝利した対等タッグだが、惡斗が木村に張り手を見舞い、木村も惡斗を張ってから抱き合って勝利を喜びあった。11・4後楽園では惡斗が白いベルト、木村が6人タッグベルトに挑戦するが、その前にまずタッグトーナメント準決勝進出を決めた。









★試合後コメント
木村響子&安川惡斗
惡斗「(次は)準決勝だ、準決勝!」
木村「準決勝だな! 当然だろ」
惡斗「当然だな!」
木村「うちらが勝たなくて誰が勝つんだ?」
惡斗「うちらでしょー! このまんま優勝して、タッグのベルト獲っちゃおうぜ!」
木村「OK! 優勝したら東スポが何かくれるらしいぞ! 何くれんだ、東スポ?」
惡斗「よろしく!」
木村「オイ、サムライ(TV)も何かくれるらしいぞ! オイ、何くれんだ、サムライ! サムライ? サムライ、来てねぇのかよ?」
惡斗「マジかよ―!」
木村「マジかー、あとどこ?」
惡斗「あと、バトル・ニュース!」
木村「バトル・ニュースは何かくれるな。みんなあとでうちらに優勝記念にあげるもの決めたら、それもモバイルに載っけとけよ!」
惡斗「OK!」
木村「うちらの欲しいものをくれろよな!」
惡斗「よっしゃー!」
木村「オイ、週プロは何くれんだ?」
――……検討してみます。
惡斗「ありがとぉぉぉぉぉぉ! OK! 楽しみだな!」
木村「OK!」
惡斗「よっしゃ! これからも対等にい行くぞ!」
木村「OK! あとは対等に惡斗がみんなをやっつけて、優勝するらしいぞ〜!」
惡斗「おーー! ……おぉ? 以上! …おぉ?」

米山香織&夕陽
夕陽「自分がハイキックが決まったと思って……。自分のハイキックで木村を倒したと思っていたら、(逆にカウント)スリー取られてた……」
米山「ん〜、もう作戦的には惡斗無視的な感じだったんですよ。それがちょっと……(※夕陽に)ゴメン!」
――試合としてはかなり木村選手に2人がこだわっていたようだが?
米山「そこんところが惡斗に足すくわれたみたいな感じになっちゃって」
夕陽「ムカつくよ、惡斗。本当にムカつく! アイツ」
――とくに夕陽選手は木村選手にだいぶ突っ掛かってましたが。
夕陽「自分は元々安川惡斗なんて眼中にないんで。まぁでも安川が自分に負けてるから、突っ掛かってくるのは当たり前だけど。そこは自分の……ちょっと(惡斗を)舐めすぎていたな、と。木村ばっかり見てたな、と。次! 次は? 次もキムラモンスター軍と」
米山「アーティストのベルトをかけたタイトルマッチは…」
夕陽「それは必ず自分が取ります。今回負けてしまったのも自分のせいなので。次、木村響子からフォール取ります」

第3回GODDESSES OF STARDOM〜タッグトーナメント〜1回戦 時間無制限1本勝負

紫雷イオ
●彩羽匠

17分50秒
ラリアット→片エビ固め

高橋奈苗
宝城カイリ

※七海里が準決勝進出

 現ゴッデス・オブ・スターダム王者の高橋奈苗は、一発勝負のトーナメントということでより新星味のあるコンビで出場しようと、正パートナーの脇澤美穂ではなく6月の後楽園大会で緊急タッグを組んだ宝城カイリとの“七海里”で出場。1回戦ではこれまで何度もコンビを組んでいる紫雷イオ&彩羽匠の“平成スター”と対戦。イオと奈苗は11・4後楽園大会の前哨戦でもある。

 まず七海里は奈苗が宝城のガウンに合わせて紫のロングガウンを羽織り、2人で頭にゴーグルをし、ポルノグラフィティの『ハネウマライダー』に乗って入場。一方の平成スターはリングインすると、彩羽がハロウィン仕様のマントとIOTICAマスクを被ったイオをオンブして決めポーズ。宝城と彩羽は握手をしたが、奈苗とイオは握手をせずに睨み合い。
 宝城と彩羽の先発で試合が始まり、まずはドロップキックの相打ちからエルボー合戦に。宝城はそこから丸め込むと、ダイヤル固めへ。カウント2で返した彩羽をなおも丸め込んでいった宝城は、いきなりスライディングDへ。だが、蹴りで迎撃した彩羽は腕十字へ。

 どうにか逃れた宝城は奈苗にタッチ。いきなり首固めで丸め込んでいった奈苗は、逆に丸め込もうとした彩羽を押し潰してカバーするが、イオがドロップキックでカット。彩羽がタッチすると、イオが飛び込んでくるが、奈苗はヘッドロックで捕獲。ロープに飛ばして逃れた奈苗はショルダータックルからアームホイップ。
 さらにサイドバスターで叩き付けていくが、イオもマトリックスで奈苗の攻撃をかわすと、側転→バック転からのドロップキック。座り込んだ奈苗に低空ドロップキックを叩き込んだイオはクロスフェースに捕らえる。

 どうにか逃れた奈苗は胴絞めスリーパーに捕らえるが、首を抜いたイオはアンクルホールドを狙う。しかし奈苗は強引にぶっこ抜いてジャーマンで投げ捨ててから宝城にタッチ。前方回転ネックブリーカー2連発からストンピングでイオをコーナーに追い詰めた宝城だが、イオは張り手でなぎ倒すと彩羽にタッチ。
 スリーパーに捕らえた彩羽だが、すぐに脱出した宝城。ガブっていった彩羽を自軍のコーナーに押し込んだ宝城は奈苗にタッチ。2人でダブルチョップを叩き込んでいった七海里は、奈苗が宝城を上空にトスすると、宝城は高さのあるエルボードロップを投下。しかし宝城の串刺し式スピアーをかわした彩羽は逆水平チョップからエルボースマッシュ。

 宝城もドロップキックを返すが、彩羽はカウンターでパワースラム。タッチを受けたイオはスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャー。ダブルアームフェスースバスターを逃れた宝城はダブルチョップで反撃。しかしロープに飛んだ宝城に彩羽が飛び込んできてドロップキック。平成スターも彩羽のサイドキック→イオがダブルアームフェースバスターを決める。
 だが、奈苗がエプロンからイオに張り手を見舞うと、宝城がスピアーからダイヤル固め。続いて4173にいくが、カウント2で切り返したイオはバズソーキック。

 これをキャッチした宝城はイカリに捕らえるが、奈苗を払いのけた彩羽がカット。七海里はイオに2人がかりで攻撃していくが、ことごとく避けたイオ。だが、宝城がバックを取ったところに奈苗が延髄斬りを叩き込むと、宝城のスピアーと奈苗のラリアットの合体攻撃。
 10分が経過し、奈苗がイオに串刺しラリアットからショートレンジラリアットを連打。しかしイオもエプロンに出て逆上がりキックを返すとミサイルキックを発射。すぐに立ち上がった奈苗はラリアットでなぎ倒すと、イオのウラカン・ラナを受け止めて抱え込み式逆エビ固め。抱え込み式の逆片エビ固めに移行した奈苗だが、イオは何とかロープに脱出。

 イオはカニ挟みで奈苗を倒すと619からスワンダイブ式ミサイルキックを狙う。だが、飛ぶ前にキャッチした奈苗はカナディアンバックブリーカーでイオを持ち上げると、そこに宝城がダイビング・エルボードロップを投下。続けて奈苗は冷蔵庫爆弾を投下するが、イオは剣山で迎撃。
 シャイニング・ウィザードを発射したイオはムーンサルトプレスを投下するが、カウントは2。イオはバズソーキックを放つが、かわした奈苗は張り手。イオも張り手気味のアッパー掌底を返すが、奈苗はショートレンジラリアットでなぎ倒す。しかしイオもスピンキックからバズソーキックを叩き込みダブルダウン!

 イオが先に彩羽にタッチし、控えの宝城にエルボーを見舞った彩羽は奈苗にぶっこ抜きジャーマンを狙ったが、何とか防御した奈苗。しかし彩羽はカウンターのドロップキックから三角絞めへ。これをカットした宝城だが、彩羽は張り手で宝城を蹴散らす。15分が経過し、彩羽はコーナーに登っていくが、奈苗が追いかける。だが、イオがスワンダイブ式ミサイルキックで奈苗を蹴落とす。そこからコーナー上に座った彩羽がブレーンバスターの体勢で持ち上げたイオをそのま落とすと、イオが奈苗にフットスタンプ。
 続けて彩羽がダイビング・ボディプレスを投下したが、カウント2で返した奈苗は延髄斬り。彩羽も奈苗のラリアットをかわしてジャーマンで投げ捨てるが、宝城がカウント2でカット。さらにコーナーに登った彩羽を宝城が足止めすると、奈苗が雪崩式ブレーンバスター。続けて宝城がダイビング・エルボードロップを投下すると、奈苗がダメ押しの冷蔵庫爆弾。

 だが、これもカウント2でイオがカット。そのイオを奈苗がナナラッカで叩き付ける。続けて奈苗は彩羽にラリアットを叩き込んで3カウント。イオの目の前で勝ち誇った奈苗は、イオとお互いに髪の毛を掴んで睨み合いに。









 
▼エンディング 

 マイクを持った奈苗は「七海里、勝ったぞー! タッグトーナメント初戦突破……ホッとしたんですけど、まず、次11月4日後楽園ホール大会。もう2週間程度になりました。紫雷イオとはタッグで何度か当たってきましたが、正直私の勝つ姿しかイメージがない。一切負ける気がしない。だからこそ、負けたら怖いよな。負けるのは怖いよ。負けないことには闘わないのが一番。だけど、私は“今は”あんたの赤いベルトを本気で獲りにいくから覚悟しておけ!」と改めてイオに宣戦布告。
 それを受けてイオは「高橋奈苗…高橋奈苗…高橋奈苗は強いよ。本当に強い。今日も負けだ! 負けました。勝ったのは高橋奈苗。認めます。高橋奈苗……本当に強い。こんなに高い壁、本当に見たことないですよ。今日、こうやって負けてしまって、また壁がもっと高くなりました。でも壁は高ければ高いほど、超えたときに得るものが大きいんじゃないですかね。高橋奈苗は間違いなく最高峰にいますよ。女子プロレスの歴史を背負っている。だったら私も最高峰まで登っていって、女子プロレスの未来を背負ってやりますよ! 最高峰の闘い、歴史vs未来、どっちが強いか…ケリつけましょう」と言い返した。

 すると奈苗は「未来なんてクソ食らいだー! 私にだって未来はあるんだよ、それの闘いだ。今という時間を懸命に生きていく。それがパッションの精神! 11月4日は11月4日にしかない闘いを絶対に見せますから、観に来てください。これが女子プロレス最大の闘いだってものを見せてやるー! ということで、今日勝ったのは七海里だー!」と絶叫してから宝城にマイクを渡す。

宝城「今日はタッグトーナメント初戦ということで、本当に緊張して、私的にも……今日は奈苗さんのお陰で勝てたと思うので、自分としてはめっちゃ納得はいってないです。だから勝ったのは嬉しいんですけど、次はもっともっと気持ちを入れ替えて、今度は私がフォールを取ります! 私も11月4日にアーティスト・オブ・スターダムのベルトの防衛戦があるので。相手は強敵ですけど、絶対に気持ちで勝ってベルトを守って、奈苗さんもベルトを守って次のタッグトーナメントは2人ともベルトを巻いて、決勝に突き進みたいと思います! 七海里ということで、距離が1万ナンボでしたっけ? あ、いつ来るの! 12964メートルなんですよ! で、七海里、いつ来るの!」
奈苗「今でしょ!」
宝城「七海里の波はいつ来るの?」
観客「今でしょ!」

 そして選手たちにリングに上がるように言うと、最後は宝城が「今日はこんな大雨の中、こんなたくさんの方が来て下さって、本当に幸せです。後楽園、11月4日、お待ちしています。今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で締めくくった。

★試合後コメント
七海里
奈苗「七海里の波が来ましたね」
宝城「来ましたね」
奈苗「来たよ」
宝城「でも奈苗さん。自分、ちょっと今日の闘いは奈苗さんに助けてもらったという感じで…」
奈苗「助けてないよ」
宝城「も〜、本当……」
奈苗「助けてないっす。そんなに」
宝城「もっと私……もっともっと頑張ります!」
奈苗「いいね! こういう前向きな気持ちが素晴らしいと思います。七海里、行けますよ!」
――タッグチームとして(結成してから)短期間だったが、連携がすごかったが。
奈苗「あのね、たぶんねパッションとテンションの方向性が一致してるんですよ。試合で組んだのは今日で2回目なんですけど、練習ではタッグを組んだりするんです。だから何も話さなくても出てくる連携がいっぱいあって、すごく呼吸の仕方が合いますね。なので、来ると思わなかったところで来てくれたりとかもするから、すごくやりやすかったです。で、やっぱり私が最後決めにかかってるところでもしっかりアシストしてくれたんで、結構何て言うんですかね? 想像していた以上のものが今日、リング上で描けた気がします。今日は後楽園前なので、絶対に私は勝たなきゃいけなかったと思ってたので。その気持ちを(宝城が)すごい理解して、勝利に導いてくれたと思うんで。素晴らしいパートナーだと思います」
宝城「ありがとうございます! でもこの奈苗さんと組むってことが決まってから、ずっと頭の中で(シミュレーションしていた)……練習中とかも、普段の練習で奈苗さんはこういう動きするからって。自分、今日やった連携なんですけど、(上空に)送ってもらってその場のエルボードロップとか、こういうの出来るかなとか(考えていた)。体格がそれぞれ違うので、奈苗さんはパワーで、自分は小柄なのでスピードとかだったりすると思うので。お互いの個性を活かした連携が今日出来たのですごく嬉しかったんですけど、個人的にはちょっと食らい過ぎてしまって……。ちょっと急所に当たったりして動けなくなったりした時があったんで。そこは本当に自分の中で反省して。でも、次までに……次は私もベルトの防衛戦なんですよ。なので、本当に今日はたくさん奈苗さんから気持ちの面でも、技術の面でも学んだことが…感じたことが身体の中に入ったので、きっとこれは後楽園で活かせると思います。気持ちの面で。私、木村響子となんですよ」
奈苗「そうだね。因縁の対決だね」
宝城「絶対に、絶対にここは負けられないので。もう本当に最後は気持ちだと思うので」
奈苗「そうだよ、気持ちだよ。気持ち! 食ってやれ!」
宝城「食います」
奈苗「モンスター軍を食うんだ!」
宝城「そうですね」
奈苗「モンスター以上のモンスターになるんだよ!」
宝城「……」
奈苗「モンスターカイリだよ!」
宝城「モンスターカイリ? そうですね…モンスターカイリで、じゃあ……」
奈苗「ほーちゃんは謙虚だから。『奈苗さんのお陰で』とか言ってくれるのは本当に嬉しいし、私はすごく鼻が高いんだけど。だけれども私のお陰で勝ったんだよっていう上から目線……上から目線というか、モンスターだよね。だから11月4日に関しては『全部、自分のお陰』ぐらいの気持ちで行ったほうがいいよ」
カイリ「そうですね。で、私も防衛して奈苗さんに、いいモンスターバトンを……」
奈苗「モンスターバトンはいらないんだけど(苦笑)。……モンスターバトン?」
カイリ「モンスターバトンを繋いで」
奈苗「バトンを繋いで?」
カイリ「私、セコンド(についますから)。本当に声が出なくなるまで応援するんで。私も力になります」
奈苗「バトンを(渡してくれればいい)。モンスターはいらない。バトンを繋いでください」
カイリ「はい!」
――改めて後楽園の試合について。前哨戦では圧倒していますが、イオ選手はいかがですか?
奈苗「そうですね。何かまだまだお互い(前哨戦は)タッグなんで、引き出しが開けきれてないと思うんで。出たとこ勝負っていうのあるんですけど、でも紫雷がどんな引き出しを開けてきたところで、私の引き出しの多さにも敵わないし、心・技・体、すべてでまったく劣ってないと思うんで。もう必ずベルトを獲って、今日、私がフォール取ったんですけど、ほーちゃんに締めるのを託したのは、後楽園で私が締めるので。そのつもりで(宝城にマイクを渡した)。2大会連続はさすがにアレだなと思って。今日の99回目の大会はほーちゃんに締めてもらったんで、100回目の後楽園は最後、私が締めたいなと思ってます」
――負ける要素はまったくない?
奈苗「ないですね。ないです。で、(イオは)未来を背負うと言ってますけど、未来なんて行ってみなきゃ分からない。もう何があるか分からないし、紫雷イオが何を描いて生きているかも分からない。私はそこに期待はできない。今、何を見せられてるか、どれだけの覚悟を持っているか、それで勝負した場合、私はまったく負ける要素がありません」
――イオに対するイメージの変化はまったくないですか?
奈苗「さすがに(前哨戦で)3回当たったのかな? 回を追うごとにドンドンドンドン目つきが鋭くなって来てましたし、攻撃力も増しては来てました。だけれども、私がスリーカウントを取られるようなものは何もないと思います。それが今、紫雷イオの作戦なのか何なのか分かりませんけども、修羅場をくぐった数も違いますし、いけると思います」
――試合後、「私にも未来はある」と言ったのは、どのような気持ちからなんでしょう?
奈苗「どのような気持ち? うん…そうだな。私は常に全日本女子プロレスから、最後のWWWA王者っていう記録に残るものがあったり、いろいろ歩んできた中で、たくさんのベルトも巻いてきましたし、いろいろ経験もしてきましたけど、それに一切奢ることなく努力をやめていないので、自分が歴史だけの人間かと言われたらそうじゃないんですよ。常に進化してきたからこそ今があって、もう後楽園のメインを張ったのが、どれだけの数なんだって話で。もしかしたら、現女子プロレスラーの中でも上の方にいるんじゃないかと思うぐらいメインを張ってきて、それで女子プロレスのトップだと私が胸を張って言い切りたいんですけど……でも、今、ベルトを持ってるのがイオなんで。私がイオにそこまで興味があるわけじゃなく、赤いベルトに興味がある。今、私に赤いベルトが足りないんです。だから、イオの唯一の心の拠り所である赤いベルトを獲ってしまえば、未来なんて言ってられないと思うよ。今、もっと何をやるべきか、何を見せるべきか、もっともっとチャンピオンとして考えるべきだと私は思います。でも、そこの勝負で私は負けてないと思うんで、11月4日に勝つ姿が鮮明に浮かんでます。で、そこからの未来を見せていくのは、私でもまだまだできる。18年目ですけど、まだまだできます。イメージができてます。もっと女子プロを大きくしたいし、もっと伝えていきたい。私ができることはまだまだできます」

平成スター
イオ「いやー、強いですね、高橋奈苗。試合をやる前から前哨戦という意味もありつつ、タッグトーナメント開幕ということで、高橋奈苗もちろん意識するんですけど、やっぱりタッグはタッグだから。タッグトーナメントだから、タッグ力の勝負になってくるとは言ってたんですけど、思っていた以上に高橋奈苗と宝城カイリのタッグチームの完成度が高かったなという印象がありますね。私たちも準備してなかったわけじゃないんですけど、その辺りの差はちょっと見えてしまったかなって。初戦敗退……まぁあとは高橋奈苗との赤いベルトをかけたタイトルマッチ……面白い試合にしかならない、ちょっとワクワクしてきた。選手として負けたのに嬉しそうにしちゃいけないんですけど、あれだけ高い壁を超えた瞬間を想像すると、本当にゾクゾクしますね。ただ、それだけ負ける可能性も、リスクも大きい。分かっていますけど、超えるしかない。超えるしかない。女子プロレスの最高峰を見せた上でそのトップに立つ。赤いベルトを守る。でも勝っても負けても、高橋奈苗と試合をしたら何かが変わると思うんです、自分の中でも。とにかく11月4日を迎えるしかないですね」
彩羽「初戦敗退というすごい悔しい結果に終わってしまって、ちょっと自信が(なくなった)。たぶんアッチはほぼ初のタッグで、すごい悔しい部分もあるし、コーナーでの連携もうまくいったんで決まるかなと思ったんですけど。奈苗さんがすごいっていうのもありますし、やっぱりパワーで自分も負けてしまって、最後は動けなくなってしまったんで。この結果はすごい悔しいし、イオさんには次の赤いベルトのタイトルマッチに向けて勢いをつけてほしかったんですけど、自分がスリーカウントを取られてしまって、すごい悔しいです。自分も最近、負けてばっかりで全然結果出せてないので。次の後楽園で試練の10番勝負という大きなチャンスをもらってるので、そこでもっと大きくなっていきたいと思います」
――先ほど奈苗さんが改めて『負ける要素がない』とおっしゃってましたが。
イオ「ん〜、高橋奈苗がそう言うなら本気でそう思ってる。高橋奈苗は嘘をつかない。高橋奈苗はまっすぐ生きてる人間なので、本気で高橋奈苗は負ける要素がないって思ってると思うので。だったら勝ってやればいいだけじゃないですか? その持ってる気持ちを砕いて、高橋奈苗を超えて、自分が女子プロレス界のトップに立つ。それだけです」

 ちびーず(仮称)が勢いに乗るたわしーずを下して6人タッグ王座V2

スターダム Season14
Goddesses in Stars2013
10月14日(月・祝)道頓堀アリーナ 6:00PM
観衆225人
 
▼オープニング

 まず風香GMが「皆さん、こんばんは。久しぶりにこの会場に来させてもらいました。大阪は東京の次に開催数も多くて、大阪の皆さんに楽しんでもらえたらいいなと思います。第1試合から人気抜群の世IV虎が登場し、メインではいま乗りに乗っているユニットのたわしーずが登場しますので、楽しんでいってください」と挨拶。

 すると松本浩代、脇澤美穂、岩谷麻優のたわしーずが登場し、マイクを持った岩谷が「皆さん、こんばんは。たわしーずでーす! 私たち大きな声では言えませんが、組むのがはじめてでーす!」と挨拶。
 続いて脇澤が「今日、メインでアーティスト・オブ・スターダムに挑戦します。アーティストといえば芸術家、芸術家といえばピカソ。というわけでピカソの絵を描いてきました」と言って、ピカソ調の絵を広げて披露。それを見た松本が「私たちアーティストだー!」と叫ぶ。
 最後に岩谷が「大きな声では言えませんが、私たち自信がありません! 皆さんの声援が必要です。皆さんでたわしーって叫んでください」と言って、手に持ったたわしを掲げると、観客も「たわしー」と叫び、最後は「We are たわしーず!」と叫んでみせた。

スラーダム3WAYバトル 15分1本勝負
世IV虎
15分00秒
時間切れ引き分け 

アルファ・フィーメル

安川惡斗

 川葛の世IV虎、元川葛で現在は木村響子と対等タッグを組んでいる惡斗、そしてモンスター軍のアルファという3人で3WAYマッチ。「よっしゃー、いくぞー!」と絶叫した惡斗だが、世IV虎とアルファがそんな惡斗を無視して睨み合い。
 「入れろよ!」と割って入ろうとする惡斗だが、突き飛ばされてしまう。それでもしつこく詰め寄った惡斗は世IV虎をロープに飛ばすと、アルファと合体ビッグブーツ。そして「木村響子、フレンド!」とアピールしてアルファに共闘を申し入れる。

 世IV虎はアルファに羽交い締めにされながらも、突進してきた惡斗をショルダーブロックで吹っ飛ばす。またも世IV虎とアルファの睨み合いになり、手四つの力比べになりそうなところに惡斗が割って入り、三つ巴の力比べに。だが、世IV虎が惡斗を蹴飛ばして吹っ飛ばすと、アルファが世IV虎にリストロック。
 世IV虎がバックを取ると、その背後から惡斗が組み付く。だが、後方のコーナーに押し込んでいって脱出すると、3人が串刺し攻撃を狙う。最終的に惡斗が世IV虎のラリアットとアルファのコーナースプラッシュを食らってしまう。

 さらに世IV虎は顔面ウォッシュを見舞って行くが、アルファが場外から足をすくって倒すと、惡斗がランニングニー。これはエプロンのアルファにヒット。「ソーリー」と謝りながらもなおもアルファを攻撃していった惡斗は、世IV虎をコンプリート・ショットでコーナーに叩き付けるが、世IV虎もケブラドーラ・コンヒーロを返す。
 惡斗のドロップキックでダウンした世IV虎にアルファがボディスラムで惡斗を叩き付ける。さらに惡斗はサンセットフリップを投下してカバーするが、アルファがカット。「いいところだったのに!」とアルファに詰め寄る惡斗だが、アルファはボディスラムからマシンガンショット。

 さらにヘアホイップで投げたアルファは、ターンバックルに叩き付けてからショルダーネックブリーカー。耳元で絶叫したアルファを首固めで丸め込んだ惡斗は、続けてスクールボーイからのストレッチマフラー。だが、そこに世IV虎が入ってきて惡斗にスリーパーを決めながら、ストレッチマフラーに力を加えていく。
 さらにアルファにニーを叩き込んでいった世IV虎は、エルボーを見舞ってきた惡斗を世IVコブラに捕らえる。背後からアルファがスリーパーに捕らえると、アルファのバックに回った惡斗がオンブ式スリーパー。

 2人まとめて前方に投げ捨てた世IV虎はセントーンを投下。これはアルファがかわして惡斗にだけヒット。アルファが世IV虎をブレーンバスターで投げようとすると、惡斗が加勢して投げていく。だが、アルファが張り手を見舞うと、世IV虎がアルファをブレーンバスターで投げようとする。今度は惡斗がこれに加勢して投げていくが、世IV虎も惡斗に張り手。
 ならばと惡斗は1人で世IV虎とアルファを投げようとするが、当然これは投げられず蹴散らされる。アルファを世IV虎をブレーンバスターで投げると、さらに世IV虎と惡斗を2人まとめて投げていく。

 だが世IV虎もカニ挟みでアルファを倒し、倒れている惡斗にボディプレスになるように持ち込むと、コーナーに登っていく。これを惡斗が足止めすると、アルファがデッドリードライブ。その間に惡斗がコーナーに登っていくが、立ち上がった世IV虎が惡斗を投げ飛ばしてアルファに叩き付ける。
 怒った惡斗は「好き勝手しやがって!」とアルファに惡トーンを投下すると、世IV虎をACTスペシャルで叩き付ける。さらにアルファにコンプリート・ショットからフロントネックロック。そのままの状態で立ち上がったアルファはネックハンギングボムで叩き付けるが、世IV虎がカウント2でカット。

 世IV虎とアルファがラリアットの打ち合いを展開するが、アルファはカウンターのスピアーからオメガスラムの体勢に。そこに惡斗がドロップキックを見舞っていき、世IV虎は不完全な状態で叩き付けられる。ならばともう一発狙ったアルファだが、これは惡斗がカット。すると世IV虎がダブルラリアットで惡斗とアルファをなぎ倒してから、惡斗に世IVドン。
 さらに残り30秒のところで、惡斗にコーナー二段目からのダイビング・セントーン。カウント2で返されると、アルファに上からヨシコを投下するが、これもカウント2となったところで15分ドローを告げるゴングが鳴らされた。

 試合後も世IV虎とアルファは激しい睨み合い。1人蚊帳の外の惡斗は不満そうな表情で、1人足早に引き上げていった。





 
シングルマッチ 20分1本勝負
夏樹☆たいよう
9分47秒
レッグクラッチ・スープレックス・ホールド 

DASH.チサコ●

 タッグトーナメント1回戦で対戦する川葛の夏樹と、センダイガールズ・十文字姉妹のチサコがシングルマッチで対戦。
 腕の取り合いからハイスピードのロープワークを展開すると、お互いにアームドラッグで投げ合う。夏樹が力比べを要求するが、拒否したチサコはコーナーに叩き付けて踏みつける。しかし串刺し攻撃をかわした夏樹は、逆にチサコをコーナーに叩き付けて踏みつける。

 ロープに飛び乗ってのクロスボディーをかわしたチサコは、「調子に乗るんじゃねぇ、ボケ!」と叫びながらキャメルクラッチに捕らえると「大阪、最高やねぇ」。袈裟固めに捕らえたチサコだが、夏樹はロープに脱出。
 コーナーに飛び乗り、スピードでチサコを翻弄した夏樹はジャンピングバックエルボーを見舞うと、エルボー合戦へ。そこからチサコがドロップキック。アイルビーバックで戻った夏樹だが、もう一発でドロップキックで場外に追いやったチサコはコーナーへ。

 だが、エプロンに飛び乗って叩き落とした夏樹は、セコンドの世IV虎にチサコを抑えるように指示すると、三角跳びプランチャを投下。さらにミサイルキックから串刺し低空ドロップキックを見舞うと、ダイビング・フットスタンプを投下。これをかわしてヒザに低空ドロップキックを叩き込んだチサコは、そこから夏樹の左ヒザを集中攻撃。
 串刺し攻撃をかわそうとした夏樹だが、捕まえたチサコはネックブリーカーを決めると、串刺し低空ドロップキックからリバーススプラッシュ式串刺しドロップキック。そして一気にホルモンスプラッシュを投下。

 これを剣山で迎撃した夏樹はトリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラルから顔面へのソバットを連打。だが、たいようちゃん☆ボムを逃れたチサコは張り手。それでも夏樹は強引にジャーマンで投げ捨てるとコーナーに登っていくが、追いかけていったチサコは雪崩式ブルドッキングヘッドロック。
 辛くもカウント2で返した夏樹だが、「今度こそ!」とホルモンスプラッシュを狙って、もう一度コーナーに登ったチサコ。だが、夏樹はコーナーに飛び乗って雪崩式アームドラッグで投げると、続けてダイビング・フットスタンプを投下。続くたいようちゃん☆ボムをかわし、イグチボムもウラカンで切り返したチサコだが、夏樹はミドルキックとニールフトを連打すると、一気にレッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げて3カウントを奪った。





 
▼5タッグマッチ 20分1本勝負
紫雷イオ
ダーク・エンジェル
14分56秒
ウイング・スパン
高橋奈苗
彩羽匠●

 11・4後楽園大会でワールド・オブ・スターダムをかけて激突するイオと奈苗の前哨戦だが、タッグの名手と言われる奈苗とスーパールーキー彩羽の初タッグにも注目だ。
 エンジェルは白いベルト、イオは赤いベルトを持って入場。イオからの握手を奈苗が拒否すると、まずはエンジェルvs彩羽で試合開始。腕を取って投げていったエンジェルはガブって彩羽を抑え込むと、ロープに飛ばした彩羽の目の前でストップ。

 腰を振って挑発すると、向かってきた彩羽をかわしてドロップキック。華麗なテクニックで完全に彩羽を翻弄してみせたエンジェル。続いてイオと奈苗がリングイン。イオのタックルを切った奈苗は組み付いていって腕を取ると、ヘッドロックでグラウンドに持ち込む。
 首を抜いてガブっていったイオはフロントネックロックからニーリフトを叩き込むが、奈苗はサイドバスターで叩き付ける。イオもエルボーを返すが、奈苗がショルダータックル。それでも雄叫びをあげながら立ち上がってきたイオだが、奈苗はエルボーでなぎ倒す。

 イオが髪の毛を掴んでいけば、奈苗もイオの髪の毛を掴んでヘッドバット。さらにワキ固めでねじ伏せると彩羽にタッチ。彩羽もイオの左腕をハンマーロックで絞め上げるが、イオはバックに回ると胴絞めスリーパー。ロープに逃れた彩羽だが、イオは低空ドロップキックを叩き込むとエンジェルにタッチ。
 丸め込みから一転してワキ固めに捕らえたエンジェルに続き、イオは腕固めを決めながら控えの奈苗を睨み付ける。腕十字に移行したところで彩羽はロープに逃れたが、エンジェルがエルボードロップを落としてから串刺しジャンピングニー。

 しかし2発目の串刺し攻撃をドロップキックで迎撃した彩羽は奈苗にタッチ。串刺しラリアットから逆水平チョップを連打した奈苗は串刺し攻撃を狙う。そこにイオが飛び込んできて阻止すると、エンジェルとの合体攻撃を狙うが、奈苗はクロスボディーで2人まとめてなぎ倒す。
 さらにエンジェルをカナディアンバックブリーカーで抱え上げてからコーナーに逆さ吊りにすると、コーナースプラッシュを狙う。しかし背筋の力で上体をあげたエンジェルは張り手で迎撃。さらにロープに飛び乗ってのミサイルキック。

 タッチを受けたイオは奈苗の串刺し攻撃を逆上がりキックで迎撃すると、新幹線アタックを見舞い。ダブルアーム・フェースバスターを狙ったイオだが、踏ん張った奈苗は逆にブレーンバスター。だが、着地したイオはアッパー掌底からバズソーキック3連発。3発目をブロックした奈苗はバックドロップで投げるが、イオもカウンターのウラカン・ラナでカウント2まで追い込むと、続けて横十字で丸め込む。
 カウント2で返した奈苗にバズソーキックからラ・マヒストラル。これはカウント2で彩羽がカット。10分が経過してムーンサルトプレスを投下したイオだが、奈苗は剣山で迎撃。奈苗のラリアットはマトリックスでかわしたイオだが、奈苗はそこにエルボーを落とすと冷蔵庫爆弾を投下。

 カウント2で返された奈苗は彩羽にタッチ。エルボースマッシュと逆水平チョップを叩き込んだ彩羽はパワースラムで叩き付けると、しつこく全女式押さえ込み。そこからぶっこ抜きジャーマンを狙ったが、イオはヘッドロックで防御するとバズソーキック。これはブロックした彩羽だが、イオは低空延髄斬り。
 タッチを受けたエンジェルが彩羽の左腕を掴んで何度も投げていくが、彩羽もサイドキックを返すとドロップキックからエルボースマッシュ。しかしかわしたエンジェルはフルネルソン。そこに奈苗が延髄斬りを放っていくが、エンジェルがかわして彩羽に誤爆。

 すかさずイオがドロップキックで奈苗と彩羽を場外に追いやると、エンジェルと同時にトペを発射。さらに彩羽をリングに戻したエンジェルはダイビング・クロスボディーを放ってから彩羽の両足をトップロープに乗せて平行に固定。そこにイオがミサイルキックを発射。だが、奈苗が入ってきて、エンジェルに彩羽のサイドキックと奈苗の延髄斬りのサンドイッチ攻撃を決める。そこから彩羽がダイビング・ボディプレスを投下。
 そして腕十字に捕らえていくが、これはイオがカット。奈苗がイオを場外に放り投げ、彩羽と合体攻撃を狙ったが、エンジェルがかわしたところにイオがスワンダイブ式ミサイルキックを発射。さらにエンジェルは彩羽をアームドラッグで投げると、そのままウイング・スパンで丸め込んで3カウント。









★試合後コメント
紫雷イオ&ダーク・エンジェル
ーーイオ選手にとっては奈苗選手との前哨戦でしたが、見事勝利しました。
イオ「う〜ん、自分的には見事って感じではなくて。試合前、高橋奈苗から私が直接フォールを取るっていうのを、いまの目標にしているので。私が(カウント)3取れなかったので。まぁ勝ちは勝ちですけど、悔いが残るっていうか反省点が残る試合になってしまいましたね」
ーー普段組むことが多い彩羽選手と、対戦してみていかがでしたか?
イオ「なんですかね……押さえ込みだったり、チョップだったり、エルボースマッシュの一発一発が全部体重が乗って重くなっているので、やっぱり成長してきているんだなって(思いました)。最初とは比べものにならないくらい強いので成長しているなって実感しました」
エンジェル「タクちゃんは確かに成長しているのは感じるけど、タクちゃんにしてみれば私とイオの攻撃はまるでマジックにかけらているように感じるかもね。私たちチャンピオンチームに勝つことは非常に難しいことよ。テキーラサンセット、Hoooo! メヒカーノ!」

高橋奈苗&彩羽匠
ーー初タッグでしたが、いかがでしたか?
奈苗「正直、試合がはじまると試合前と打って変わって、紫雷イオしか自分の中で目に入らなかった。それだけ向こうもこの間の新木場で当たったときより、意識しはじめているのも分かる。今日、この結果は悔しいんですけど、匠は匠で何個か…何個かといっても1個くらいしか連係は出せなかったんですけど、でも数打てばいいってものじゃなくて、匠は身体もあるし、一発にかける魂っていうものを磨けば一発でフォールを取れる、ギブアップを取れる、そういう力を秘めていると私は思っているので、そういう意味でちょこまか動くのではなく、いま持っている大事な気持ち……1個か2個でいいと思うんですよ。それをこのまま続けていってほしいな、と今日(試合が)終わって思いました。自分からしたら、今日本当に負けたのは悔しいし、赤いベルトと白いベルトのチャンピオンチームだか何だか知らないですけど、そのままで、この状況のままでいるのは私はまったく面白くない! お客さんが楽しんでいるのかも私は分からない! だから自分で、この手で風景を変えていきたいと思います」
彩羽「最後、ウイング・スパンですかね……で、負けちゃったんで。前はそこを腕ひしぎでギブアップ取って……。でも今回はそこで(腕十字に)入れなくて、(カウント)3を取られてしまったんですけど……。でもその前にも結構一発一発(の攻撃)で自分が動けなくなったりして、まだまだ足らないところもいっぱいるあるし、さっき奈苗さんが言われたように、もっと一発一発を強く、もっと重くいけばフォールも取れると、自分も信じているので、もっともっと練習して自分の手でちゃんとスリーカウント取れるようになりたいです。でも奈苗さんとの初タッグは、自分でもすごい勉強になったし、やっぱり奈苗さんはすごい……何て言うんですかね、明るさとパワーでこっちも『わーっ、やろう!』っていう気持ちになったし。自分、いつも緊張で入場のときも下向いたりとかしてしまって……でも、そういうのはまったく……奈苗さんも緊張しているのは同じだと思うんですけど、堂々としているっていうか、そういうところとかも見習っていきたいです」
奈苗「お客さんの前に立っているんだから! 立たせてもらっているんだから、胸を張って。私、試合前に隣を見たら下を向いている匠がいたからビックリしました。だから思わず叩きましたよ! そんなんじゃダメだ! 前向いて…上向いて行こう!」
彩羽「ハイ!」
奈苗「あんた、まだ紫雷イオにだって負けてないでしょ! シングルやったってドローだったんだし、自信持ってよ!」
彩羽「ハイ!」
奈苗「私は、紫雷イオはスターダムの歴史の中で一番努力していないチャンピオンだと思っています。だから、ここは努力していく者が勝っていく、そういうふうにしていきたいんで。それは私も匠も勝負。上とか下とか関係ない、リングに上がったら関係ないんだよ! その気持ちで20日は(彩羽と)対戦するので。今日はタッグを組んだけれども、いまからは敵ということで。仙女さんにも出させてもらうんだから、彩羽匠っていう名前をしっかり刻んできてください」
彩羽「ハイ! いまからこの女子プロレスを自分が変えます! 奈苗さんも潰して、仙女でベテラン軍も潰して、自分が女子プロレスを変えてトップに立ちます!」
奈苗「お前、調子に乗りすぎなんだよ(※彩羽にチョップ)もう調子に乗っていこう! 調子に乗っていくぞ、パッション!」
彩羽「ハイ!」

アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者チーム]
米山香織
宝城カイリ
夕陽
12分17秒
ロールスルージャーマンスープレックスホールド 

[挑戦者チーム]
松本浩代
脇澤美穂
岩谷麻優●

※王者チームが2度目の防衛に成功
 
 米山&宝城&夕陽の持つ6人タッグ王座に、5★STAR GP期間中、第1試合で何度も3WAYマッチを行い、その度に残念賞となっていた“たわし”がキッカケとなり、結成された松本&脇澤&岩谷のたわしーずが挑戦。
 『たわし de こすって』なる曲に乗り、お揃いのたわしーずTシャツを着て、手にたわしを持って入場したたわしーず。さらにたわしーずは巧みにレフェリーチェックをすり抜け、たわしを持ったまま握手を求める。王者チームが「あれは凶器だろ」と抗議するが、たわしーずはたわしを振りかざして奇襲攻撃。

 さらに王者チームを場外に連れ出すと、脇澤がコーナーからプランチャを投下。場外でもたわし攻撃を見舞っていくと、米山をリングに戻してから岩谷と松本が固定。そこに脇澤が「たわしの雨を降らせます!」とコーナーから大量のたわしを投下。
 一転して米山の顔面に松本がドロップキックを叩き込むと、脇澤がフロントキック。米山もフロントキックを返すと、そこに宝城と夕陽が入ってきてトリプルフロントキックからトリプルエルボードロップを投下して決めポーズ。

 宝城が前方回転ネックブリーカー3連発から串刺し式スピアーを狙ったが、かわした脇澤はネックブリーカーを決めて松本にタッチ。松本の串刺し攻撃をかわした宝城だが、背後から岩谷と脇澤が抑え付ける。後方のコーナーに押し込んだ宝城だが、そこに松本が走り込んでコーナースプラッシュ。
 宝城がかわしてたわしーずの同士討ちを誘い込むと、米山と夕陽が入ってきて松本に一斉攻撃。だが、かわして誤爆させた松本は、岩谷を持ち上げて王者チームに投げつける。さらに夕陽をオンブした松本は宝城にダブルニードロップを狙ったが、脇澤がクローホールドSTOでカット。

 ならばと松本は宝城に東海道落としを決めるが、宝城も前方回転ネックブリーカーを返す。タッチを受けた夕陽はミサイルキックからミドルキック、ライオンサルトを投下。夕陽にバックを取られた松本はバックを奪い返す。そして強引に投げ捨てジャーマンで投げて脇澤にタッチ。唾攻撃を見舞っていった脇澤だが、夕陽は回転エビ固めで丸め込む。キックアウトした脇澤はローリングクレイドルで回していくが、カウントは2。
 続いてダイビング・ボディプレスを投下した脇澤だが、これもカウントは2。ならばとフィッシャーマンバスターを狙った脇澤に、蹴りと突きのコンビネーションを叩き込んだ夕陽はハニーフラッシュを叩き込んでから宝城にタッチ。

 宝城&夕陽の合体攻撃をかわして『まとめて』で叩き付けた脇澤は、宝城にバックスライド・フロム・ベノム。しかしカウントは2。タッチを受けた岩谷が超高角度ミサイルキックを発射。さらにハーフダウンの宝城に低空ドロップキックを叩き込むが、立ち上がった宝城はダブルチョップの連打からスピアー。
 これをドロップキックで迎撃した岩谷はダブルリストアームサルト。カウント2で返した宝城に対し、岩谷はコーナーに登っていくが、追いかけていった米山が雪崩式ダブルリストアームサルトからランニングニー。すかさず宝城がイカリに捕らえるが、これは脇澤と松本がカット。

 王者チームの3人は同時にコーナーに登ると、米山のダイビング・セントーン、宝城のダイビング・エルボードロップ、夕陽のムーンサルトプレスを同時に投下するが、たわしーずがかわして自爆。宝城は岩谷に張り手を見舞っていくが、岩谷も張り手を返すとスリングブレイド。だが、突進してきた岩谷にカウンターのスピアーを見舞った宝城は、ダウンしている岩谷にスライディングDを打ち下ろす。
 米山がコーナーに登っていくが、追いかけていった脇澤が雪崩式フランケンで投げると、岩谷がジャックナイフ式エビ固め。辛くもカウント2で返した米山に、たわしーずは3人で合体式スタナーを決めると、岩谷が逆打ち。カウント2で返した米山は米-ZOUを狙ったが、松本が飛び付き米山をバックドロップで投げると、続けて岩谷がドラゴンスープレックスを狙う。

 米山が踏ん張っているところに、脇澤がたわし攻撃でアシストしようとしたが、米山がかわして岩谷に誤爆。すかさず宝城がスピアーで2人まとめて吹っ飛ばすと、夕陽が岩谷に619、さらに米山がローリングソバット。そこから米山はロールスルージャーマンスープレックスで投げて3カウント。勝負が決まった瞬間、たわしーずの勝利を信じていたファンから落胆のため息が漏れた。









 
▼エンディング 

 マイクを持った米山が「たわしーず、敗れたりー! もう負けたんだから茶色い軍団はお帰りよ」と言うと、宝城も「また機会があったらやりましょう」とあっさり言い放つ。それを聞いたたわしーずがたわしを投げつけて「チビ」「チビ」悪口を言うが、夕陽が「たわしーずに対抗して私たち160センチ未満の軍団がたわしーずを制しました」と勝つ誇る。なお、王者チームはブログなどで正式にチーム名を募集するとのこと。
 そこにアルファが入ってきて王者チームに向かって、突き出した親指を下にさげて宣戦布告。場内がどよめく中、アルファは木村響子、フィーメル・アマゾンと組んで11・4後楽園大会で、6人タッグ王座に挑戦させろと要求。それを聞いた米山が「OK、OK! キムラモンスター軍☆vsちびーずでアーティストの防衛戦、やってやるよ! カモーン!」とモンスター軍の挑戦を承諾。

 それを聞いたアルファは「私たちが新チャンピオンになるのよ! アルファ・フィーメル、イチバン!」と吐き捨てて引き上げていく。
 左目を大きく腫らしながらも宝城が「身長は小さくても、心は大きく、技も大きく、強く闘います! よろしく願いします!」と言うと、勝率が悪いスターダムの大阪大会で勝ったことで興奮状態だという米山が、我闘雲舞ではお馴染みの“持ち歌”『ゴム人間のうた』を歌い始める。
 たわしーずも交じってみんなで『ゴム人間のうた』を歌い終えると、最後は宝城が選手たちにリングに上がるように言ってから「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で締めくくった。

★試合後コメント
米山香織&宝城カイリ&夕陽
3人「イエーイ!(※拍手)」
米山「2度目の防衛に成功しましたー!」
宝城「やりましたね! どうでした?」
米山「いや〜、たわしってアレはすごい痛くて擦りむけているんだけど、アレは凶器で、反則だよね?」
宝城「そうですよ。最初から使ってきましたよね」
米山「ねぇ。何か薄茶色の小汚いTシャツ、着てさぁ。そこからして、このカラフルなベルトと似合わないっていうかね」
宝城「やっぱりすごく身長差が向こうのチームともあったんですけど(苦笑)、団結力っていうかベルトを守りたいっていう気持ちが私たちのほうが強かったんですね! 私、序盤かいつかで目が……」
夕陽「目がヤバイです!」
宝城「(左)目が開かない感じなんですけど(苦笑)、でも全然平気ですよ。イエイ! 打たれ強いのが私なんでね」
夕陽「次、アルファ・フィーメルとアマゾンと木村響子、このキムラモンスター軍☆が挑戦するって言ってきたけど…」
宝城「さらにデカイ……」
夕陽「さらにデカイ(苦笑)。そしてこのピンクのベルトを誰が似合うんですかね?」
米山「似合わないよ! パステルカラーとか似合わないよ! あと、私たちに唯一足らなかったのは、正式なチーム名だよね」
宝城「あ、そうですね」
米山「だからチーム名を公募しようよ。みんな、いいチーム名があれば弾みがついて、また3度目の防衛いけるね!」
宝城「ハイ、行きましょう! またブログとかでチーム名、募集しますので。よろしくお願いします! 夕陽ちゃんは何か(ある)?」
夕陽「大丈夫です(笑)」
宝城「大丈夫?(苦笑)ハイ、じゃあ今日は私たちちびーずが勝ちました! イエーイ、ありがとうございました!」

たわしーず
ーー惜しくも6人タッグ王座奪取なりませんでした。
松本「うぅ……負けちゃった〜」
脇澤「絶対獲れると思っていたんですけど……」
松本「原因はなんだろう?」
岩谷「1つ言っていいですか? 最後、逆打ち決まってからドラゴン(スープレックス)行ったんですよ」
松本「私、そのあとバックドロップしたの」
脇澤「ねぇ」
岩谷「バックドロップのあと、もう1回ドラゴン狙ったんですけど、次に脇澤さんがたわし持って乱入っていうか、入って来ましたよね?」
脇澤「ん?」
松本「違うの! そういうことじゃないと思うの、私!」
脇澤「入ってないよ」
松本「今回、アーティストのベルトを狙いに行ったでしょ。あのベルト、水色とオレンジとピンクなんですよ! 何で(脇澤は)黄色、着ているんですか?」
脇澤「私はオレンジのベルトを巻くからですよ」
松本「違う! オレンジ、私の色だから。脇澤さん!」
脇澤「はぁ? 松本さん」
松本「もしかして今日、負けた原因ってコレですよ、コレ!」
脇澤「黄色(のコスチューム)? ……そうか」
松本「私たち、まだ希望があるかもしれないです。原因が分かりましたよ」
脇澤「原因は……私の色だ。私、ピンクにします!」
松本「次、アーティストのベルトにモンスター軍が来たけど……」
脇澤「たぶんちびーずは守るでしょ」
松本「守ると思う」
脇澤「アイツらから勝ちたいです、私は。松本さん」
松本「勝ちたい! 勝ちます! 次、挑戦するとき……」
脇澤「ふざけるんじゃねぇよ、あのゴム人間!」
松本「アイツから取ってやりましょうよ」
脇澤「アイツから取りましょうよ。ふざけるなよ! 伸ばしてやりますよ、ゴム! たわしで」
松本「そう! 全部たわしで擦ればゴムがちぎれるかもしれない!」
脇澤「たわしのほうが強いっしょ?」
松本「次、じゃあ、たわしvsゴム、どっちが強いかリベンジしてやりましょう」
脇澤&岩谷「はい」
脇澤「絶対、次は勝つので応援よろしくお願いします」
松本「お願いします」

 イオvs奈苗の前哨戦で岩谷が脇澤に勝利!木村&惡斗の対等タッグが始動!

スターダム Season14
Goddesses in Stars2013
10月6日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆245人 
 
▼オープニング

 めぐめぐだけのKちゃんパンダと2人のダンサーズによるオープニングダンスに、風香GMが加わる。そして踊り終えたGMは「皆さん、こんにちは。今日私は久し振りに緊張し過ぎて、噛む気満々なんですけど。本当に久し振りに緊張しています。今日は2人目のキッズファイターがでデビューします。あずみちゃんは今日まで約2年間練習を積んできました。大人顔負けの動きをすることもあるので、キッズファイターが大人のファイターになるまで応援してあげてください。相手もデビュー戦で3人組のボスがやってきます。第1試合から盛り上げて、第2試合にバトンを渡したいと思いますので、温かい応援をよろしくお願いします」と挨拶。

キッズ・ファイターあずみデビュー戦 3分1本勝負
あずみ
3分00秒
時間切れ引き分け 

パッション2号

 約2年間の練習期間を経て、キッズファイター・あずみが待望のデビュー。まずは当日発表になっていたあずみの対戦相手として、どこかで見たことがあるような怪覆面3人組が登場。
 覆面の額に「2」と書かれたハイスピードが出来そうなボス、その名もパッション2号があずみの対戦相手として立ちはだかり、額に「3」と書かれたスカイブルーな選手と、「4」と金色の虎のような選手がセコンドにつく。

 あずみは迷彩服のコスチュームにドライバーズグローブというなかなか格好いいスタイル。セコンドには脇澤、イオ、宝城、彩羽がつく。そして2号と握手をかわしたあずみは、牽制の蹴りからロックアップ。リストロックの応酬から、絞りあげていったあずみ。
 そこからヘッドロックに捕らえたあずみだが、ロープに振った2号はフライングメイヤーからストンピング。観客からブーイングが起こる中、2号は容赦ないチョップ。エルボーの連打で反撃したあずみは、ボディブローを連打。

 さらにカウンターのカニ挟みから逆エビ固めに捕らえたあずみだが、脚力で脱出した2号は「お返しだ!」と逆エビ固めへ。腕立てで耐えたあずみはロープに脱出。引っ張ろうとする2号だが、あずみはロープを掴んで踏ん張る。もう一度逆エビ固めを狙った2号を丸め込んでいったあずみはサッカーボールキックを連打。
 2号もボディスラムで叩き付けてるが、カウントは2。あずみは下からパンチを突き上げると、ウラカンホイップからブレーンバスター。カウント2で返されると、あずみはコーナーからダイビング・クロスボディーを放つ。しかし、ここで3分となり時間切れ引き分けのゴング。

 キッズファイターとして見事なデビュー戦をやってのけたあずみを2号が肩車すると、3号と4号も一緒に囃し立ててあずみのデビューを祝福した。









★試合後コメント
あずみ
「同点(※恐らく引き分けの意味)だったんですけど、失敗せず色々と出来てよかったです」
――初めてのリングいかがでした?
「緊張したけど、皆が応援してくれてよかったです」
――全部自分の技は出し切れましたか?
「はい。ブレーンバスターもちゃんと出来てよかったと思います」
――相手はいかがでした?
「自分が思ってたのと違かったんでビックリしたけど……でも、すごいと思ったけど……これからももっと練習して勝てるように頑張りたいです」
―― 一番練習した技は?
「デビュー戦前に練習した技はブレーンバスターもあるんですけど、コーナージャンプも高く飛べるように頑張りました」
――今日でプロレスラーになりましたね。
「嬉しいですね。応援よろしくお願いします」
――これからどんなレスラーになっていきたいですか?
「これからは技も綺麗に出来るように頑張りたいです」
――目指してるレスラーは?
「奈苗さんみたいに、ちゃんと声だして技もできるようになりたいです」

5★STAR GP2013スペシャル・シングル 15分1本勝負
●夕陽
7分19秒
テキサス・クローバー・ホールド 

アルファ・フィーメル

 5★STAR GP2013は2勝2敗1分の5点と、夏樹、世IV虎と並ぶ成績だった夕陽が、『5★STAR GP2013スペシャル・シングル』として、準優勝だったアルファ・フィーメルに挑む。
 上から睨み付け威圧するアルファに対し、先制のローキックからソバットを叩き込んだ夕陽は、ロープに走ってかく乱してからジャンピングキック。しかし腕を掴んだアルファはショートレンジラリアットで夕陽をなぎ倒すと、ヘアホイップで投げつける。

 さらにエルボーから夕陽をロープに貼り付けたアルファは、マシンガンショットを落とす。夕陽もローキックとエルボーで向かっていくが、一発の重さが違い過ぎる。高さのあるボディスラムで叩き付けたアルファは踏みつけフォール。カウント1で返した夕陽だが、アルファは豪快なブレーンバスターで叩き付ける。
 もう一度ブレーンバスターの体勢にで持ち上げたアルファは、トップロープに叩き付けてアッパーカット。しかしエプロンに立った夕陽もスワンダイブ式ミサイルキックで反撃すると619から蹴りのコンビネーション。

 しかしレフェリーに夕陽の足をチェックするように抗議したアルファは、その隙を突いてサミングを見舞っていくと、すかさず夕陽の右膝を攻撃。コーナーに追い込んで右膝を踏みつけていったアルファだが、夕陽も隙を突いてスクールボーイ。
 カウント2でアルファが返すと、夕陽はアルファの腕を掴んでロープに飛び乗るが、アルファは引きずり落とすとリバースパワーボムの体勢からフェースバスター。そこから鎌固めに捕らえたアルファは、そこからフィニッシュ宣言。

 だが、オメガスラムを狙ったアルファをリバースで投げていった夕陽はエルボードロップからサッカーボールキック。だが、蹴りをブロックしたアルファはオクラホマスタンピートで叩き付ける。夕陽もジャンピングハイからアルファをロープに押し付け、その反動を利用してジャーマンで投げていく。
 だが、蹴りのコンビネーションをブロックしたアルファはスピアー。さらにマウントパンチを連打したアルファは右膝へのハンマーを振り下ろすと、テキサス・クローバー・ホールドに捕らえていきギブアップを奪った。試合後も夕陽を踏みつけ、勝ち誇るアルファ。5★STAR GPで優勝できなかった鬱憤がかなり溜まっているようだ。









★試合後コメント
アルファ・フィーメル
「勝つのは当然でしょ。アルファ・フィーメルは強い。アルファ・フィーメルは大きい、そしてスマート、そしてセクシー。日本のファンは私の味方につくべきだ。ブーイングや文句を言っている場合じゃないだろう? 私の味方について、私を応援しろ。私が日本のプロレス界の未来だ。アルファ・フィーメル、イチバン!」

 

 

 

 

夕陽
「(アルファは)パワーだけだと思ってましたね。実際、パワーで足をやられてアレですけど、サブミッション……関節技とかもすごいかけてきたし、パワーだけじゃないなというの(分かりました)。印象としてはそうなんですけど、自分としては……そうですね。ずっと足を……デビューしてからもそうなんですけど、ずっと足を攻め続けられて、やっぱり、いまここで限界が来てしまったということで……。限界と言ってもこれで終わりというわけではないんですけど、一気に足に(ダメージの蓄積が)来てしまったというのが現状です」
――アルファは赤いベルトの二代目チャンピオンだったが、実力差は感じました?
「そうですね。あまり試合を見たことなかったので、どうせ身体がデカイだけだとか、そういう自分の中で勝手なイメージがあって。パワー対策としてはいろいろ考えてきたんですけど、それだけじゃなかった、と。やっぱり赤いベルトっていうのは、簡単に手の届くものではないので、今日はやっぱり赤いベルトを巻いただけはあるなと(思いました)」
――夕陽選手はこの試合で課題はありました?
「そうですね。体重を増やすとか、そういうのは自分的には……。体重を増やしてしまうと……いま、体重は増えてるんですけど、それをやったことでやっぱり……それが原因か分からないですけど、空中技ができなくなったり……できなくなったりというか、足にもきてるっていうのひとつ原因であるんですけど。そういう自分の得意技であるものができなくなったっていうのがあるので、体重が重ければパワーが出るってわけでもないというのが、今回わかったので。難しいですけどちゃんと調整していきたいと思います」

▼タッグマッチ 20分1本勝負
米山香織
●宝城カイリ
10分19秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め 
夏樹☆たいよう
世IV虎

 タッグトーナメントが控えている川葛は、相変わらず息の合ったヌンチャクパフォーマンスを披露。握手を拒否した川葛は米山に奇襲攻撃をしかけていくが、スピーディーなロープワークでかわしてみせた米山。だが、一度米山を捕らえた川葛は合体攻撃をお見舞い。
 米山も2人の腕を取ってロープに飛び乗り、投げていくと宝城にタッチ。夏樹の前方回転ネックブリーカーを連発した宝城はクロスアームスリーパー。

 これを切り返して逆にクロスアームスリーパーに捕らえた夏樹だが、宝城は極楽固めで切り返すと米山にタッチ。卍コブラに捕らえていった米山は、鼻フックをプラス。ロープに逃れた夏樹をロープに貼り付けた米山は、宝城と一緒にチョップをお見舞い。コーナーに叩き付けて踏みつけた米山は、串刺し攻撃を狙う。
 しかし夏樹がかわすと世IV虎がショルダータックル。そこに夏樹だダイビング・ボディプレスを投下すると、すかさず世IV虎が串刺し攻撃から顔面ウォッシュ。さらにケブラドーラ・コンヒーロからセントーンを落とした世IV虎は夏樹にタッチ。

 エルボー合戦から米山がドロップキック。アイルビーバックで戻ってきた夏樹は、米山がロールスルージャーマンスープレックスを狙ったところをうまく切り返して、丸め込み合戦に持ち込む。しかし米山は片足を掴んできた夏樹にヒザ蹴りを見舞ってコーナーへ。
 夏樹は追いかけようとしたが、エプロンから宝城がカットすると、米山はミサイルキック。タッチを受けた宝城はダブルチョップを連打すると、串刺し式スピアーをお見舞い。2発目をかわすと世IV虎が飛び込んできて串刺しラリアット。さらに夏樹とのダブルの串刺し攻撃。

 さらに世IV虎が串刺しラリアットから馬乗りチョーク。もの凄い形相で宝城の首を絞めていった世IV虎は、宝城の串刺し式スピアーをかわしてみせたが、カウンターのスピアーを叩き込んだ宝城は咆哮してからイカリへ。夏樹のカットを背中を反らしてかわした宝城だが、夏樹は背後からフェースクラッシャー。
 だが、宝城が続く合体式世IVドンをブロック。すかさず米山が世IV虎をダブルリストアームサルトで投げると、宝城はダイビング・エルボードロップを投下。スライディングDを狙った宝城だが、横から夏樹がドロップキックでカット。ならばとダイヤル固めから4173を狙った宝城だが、これも夏樹がカット。

 宝城は米山との合体攻撃を狙うが、世IV虎はダブルラリアットで迎撃。夏樹が入ってきて米山に合体式世IVドンを決めながら、宝城にセントーンを投下。さらに10分が経過したところで、世IV虎がコーナー二段目からダイビング・セントーンを投下して宝城から3カウント。
 川葛はタッグトーナメントを前に、6人タッグ王者の米山&宝城から盤石の勝利をあげ、好調ぶりをアピールした。









★試合後コメント
川崎葛飾最強伝説
――開幕戦、白星スタートです。
夏樹「そうですねぇ。もう、また新シリーズも川葛から始まって。本当、タッグのトーナメントに向けてのウォーミングアップ?」
世Ⅳ虎「そうですね。タッグトーナメントに向けて、体力温存という感じですね」
夏樹「ずっとシングルのリーグ戦だったから、もう今日は川葛を楽しんで。そして、(5★STARの)リーグ戦でうちらシングルも当たって、さらにお互いの絆を深めて成長できたと思うんで。それをトーナメントで発揮させたいなと思いますね」
世Ⅳ虎「いや、もう本当に親分最高ですね! もうあのスピードも、親分としかできないですよ!」
夏樹「さすが、金色みたいな?」
世Ⅳ虎「さすが親分って感じですよ。やっぱタッグは親分としか無理ですね」
夏樹「もう、なんだろう……タッグのベルト? ナナミホが巻いてるけどさ、トーナメントには別々に出るんだよね? そういうところとかも意味分かんないし、うちらは常に一緒だから」
世Ⅳ虎「もう3年目ですからね。そういうところからして、うちらがベルト獲るしかないなと思ってるんで。まぁ負けるわけないなというか。そういう感じ」
夏樹「そして米山さん。ハイスピード、早くやろうぜ!」

米山香織&宝城カイリ
――黒星スタートになりました。
米山「来週、夕陽ちゃんと3人で持ってるアーティストの初防衛戦があるので、その前に2人で組んで負けちゃったのは痛かったんですけど。でも、これで来週に向けての課題がまた見えてきたので、来週は絶対防衛したいと思います」
宝城「米山さんの言う通り、自分もいまの焦点は次の大阪でのアーティスト・オブ・スターダムの防衛戦で。今日は強敵でもある川葛と対戦だったんですけど、やっぱり序盤で米山さんばかりがリングで闘っていたので、もっと自分が組み立て方とか(考えないと)。サポートしてもらってばっかりじゃなくて、次の防衛戦ではしっかり自分のすべきことに集中して、今日はしっかり反省して、この失敗を絶対次に活かそうと思います」
――来週、たわしーずと対戦ですが、相手チームの印象は?
米山「どう? いや、でも闘って闘って闘って組むことになった人たちって、結束力とかは固いと思うので、そこは油断せずに。……え? それって試合中にたわしとか投げてくるとかじゃないですよね?」
宝城「やっぱり、どんな相手でも全力で闘うのが自分のファイトスタイルなので、決して油断せずにいつも通りの全力ファイトで勝ちたいと思っています」

▼KちゃんパンダSPインタビュー

 休憩明け、風香GMとKちゃんパンダが登場し、まずはめぐめぐからみずみずはニューヨークに修行に行っているため、10月は1人で頑張ると報告。この日のゲストはデビューしたばかりのあずみ。
 無事にデビュー戦を終えてホッとした様子のあずみは「自分は(相手が)パッションナッキーって聞いていたんですけど、パッション2号とか出てきて。あれは誰だったんですか?」。GM曰くパッションナッキーは来日出来ない事情が出来たとのこと。

 長い期間練習していたことについて聞かれたあずみは、「ずっと出来ない技があったけど、デビューまでに出来るようになってよかったです。受け身が頭が当たっちゃって大変だったんで、出来てよかったです」と回答。
 コスチュームはGMと一緒に渋谷に買いに行ったとのことで、当初はかわいい系にしようと思ったが、サイズが合わなかったため迷彩柄にしたとのこと。ライバルのまーやに関しては「いまはデビューしてないから。パッション3号と闘いたい。(正体は)知らないけど、2号の次は3号がいいかなと思って」とスカイブルーな選手を指名!

 次戦はあずみの気持ち次第とのことだが、「頑張る!」とキッパリ言ってのけたあずみは、「最初にはるちゃん(=初代キッズファイターの夢)を見てすごいなと思ったので、はるちゃんみたいになりたいです!」と目標を語った。

タッグマッチ 20分1本勝負
●ダーク・エンジェル
彩羽匠
14分46秒
レイネーラを切り返して→エビ固め 

木村響子
安川惡斗

 5★STAR GP2013最終戦の9・23後楽園大会で、安川惡斗をモンスター軍に勧誘した木村響子。惡斗はモンスター軍入りは拒否したが、“対等な立場なら”という条件付きでタッグ結成を承諾。この対等タッグがタッグトーナメントを前に、ダーク・エンジェル&彩羽匠を相手に初始動。
 『ミッション:インポッシブル』のテーマ曲で入場した木村と惡斗は、ロープ上げをする練習生に蹴りを入れてリングインすると、惡斗が木村に指示をしてリング中央で記念撮影。エンジェルは彩羽の頬を叩いて緊張を和らげると、相手チームに握手を求めるが、惡斗は「ノーセンキュー」と拒否。

 「英語がワカリマセン」と返したエンジェルが控えに下がると、両国大会でエンジェルに敗れた借りがある惡斗がエンジェルを指名。仕方なく先発で出ていったエンジェルは、フルネルソンからヘッドロックに捕らえると、アームドラッグで投げてから張っていく。
 惡斗もサミングからドロップキックでエンジェルを吹っ飛ばすが、彩羽が入ってきてドロップキック。だが、「お前はお呼びじゃないんだよ」と吐き捨てた惡斗は木村にタッチ。ヘッドロックに捕らえた木村は、ショルダータックル。彩羽もショルダータックルでぶつかっていくが、木村は倒れない。

 雄叫びをあげながらのショルダータックルで木村をなぎ倒した彩羽だが、木村は胸ぐらをつかんで自軍のコーナーに押し付けると、惡斗と両側から踏みつける。タッチを受けた惡斗はサッカーボールキックから低空ドロップキック。さらに惡斗が「木村、足出せ!」と指示し、木村が出した足に彩羽を叩き付ける。
 そこから木村はコーナーでの馬乗りナックル。「お前もやってこい!」と指示されタッチを受けた惡斗は、コーナーで馬乗りナックルにトライするものの、バランスを崩して転倒。なおも脱出出来ない彩羽にニーリフトを見舞った木村は、「オイ、ホープよぉ。終わりか?」と挑発しながら足蹴にしていく。

 彩羽の反撃のエルボーを受け止めた木村は、雄叫びからエルボー一発で彩羽を吹っ飛ばすが、彩羽もカウンターのドロップキックを返してエッジェルにタッチ。ドロップキックで木村を場外に追いやったエンジェルはトペを狙うが、木村がかわしてストップしたエンジェルを惡斗を捕まえて、木村との合体攻撃を狙う。
 だが、これをかわして同士討ちを誘い込んだエンジェルは惡斗をモンキーフリップで投げると、2人まとめてヘッドシザースで投げていく。だが、駆け上がり式DDTは惡斗だけ脱出して木村にだけ決まる。

 エンジェルは木村を変型首4の字固めに捕らえていくが、ロープに逃れた木村はビッグブーツ。2発目をかわしたエンジェルはウイング・スパン。だが、木村はうまく逃れて卍固め。カットに入ろうとした彩羽に惡斗が飛び付いてコブラツイストに捕らえるが、彩羽はブロックバスターで叩き付けるとエンジェルを救出。
 そこから木村をショルダータックルで吹っ飛ばした彩羽だが、木村は一瞬の隙を突いてワキ固め。エンジェルのカットを惡斗がカットするが、彩羽は自力でロープに脱出。10分が経過し、木村は彩羽の左腕を踏みつけると、もう一度ワキ固めへ。

 どうにか踏ん張る彩羽は強引に振り解くと、パワースラムで叩き付けてからジャーマンを狙う。だが、キムラロックで切り返す。これはエンジェルがカットしたが、タッチを受けた惡斗が左腕へのニーリフトを連打。さらにランニングニーから彩羽のサイドキックをかわしてストレッチマフラーを狙う。
 強引に振り解いてサイドキックで吹っ飛ばした彩羽は、エンジェルと合体攻撃。そこから交互にランニング・ボディプレスを投下してからエンジェルがダイビング・クロスボディー。カウント2で木村がカットすると、彩羽とエンジェルはトレイン攻撃。

 だが、木村は彩羽にビッグブーツを叩き込むと、エンジェルにネックハンギングボム。そこに惡斗をフロントブレーンバスターで叩き付けた木村は、コーナー二段目からダイビング・セントーン。続いて惡斗はコーナー最上段から惡トーンを投下。カウント2で彩羽がカットしたが、木村が吹っ飛ばす。
 木村が惡斗を羽交い締めにしたところに惡斗がパンチ。だが、エンジェルがかわして木村に誤爆。ならばと惡斗が羽交い締めにしたところに木村がビッグブーツを放っていくが、これもエンジェルがかわして惡斗に誤爆!

 すかさずエンジェルは惡斗をフルネルソンバスターで叩き付けると、レイネーラに捕らえるが、木村が今度こそビッグブーツで惡斗を救出すると、そのまま惡斗がエンジェルをスクールボーイで丸め込んで3カウント!
 不穏な空気を漂わせたが、勝てば官軍とばかりに抱き合って喜ぶ木村と惡斗。惡斗がマイクを持つと木村は先に帰ろうとするが、「よっしゃー! オイ、木村! そこにいて」と惡斗が指示すると、木村がリングサイドの客席に座る。

 惡斗が「初タッグ、勝ったぞー! この調子で最強な感じで、アタシはどんどん飛び上がっていくけど、それには必要なものがあるよな? そうだベルトだ! ダーク・エンジェル、白いベルトかけろや! 逃げないよな?」とエンジェルに対して、両国大会の再戦を要求。
 珍しくエキサイトしながらエンジェルが「これは私のベルトよ! 木村がいたから勝っただけでしょ? いつでもやってやるから獲ってみろ!」と返すと、惡斗は「後楽園100回大会で白いベルトかけようぜ! 以上!」と11・4後楽園大会での再戦を指定。エンジェルも「分かったわ、後楽園へ! 以上!」と受けて立った。









★試合後コメント
木村響子&安川惡斗
惡斗「ハイ、ハイ、ハイ。ヨッシャー、勝ったなぁ! 木村、勝ったな!」
木村「勝ちましたね、惡斗さん!」
惡斗「“さん付け”かよ! じゃあ、アタシも“さん付け”しなきゃいけないだろ?」
木村「いいよ、惡ちゃん」
惡斗「え? 何? 木村♪」
木村「なに? 急に」
惡斗「アッハッハッ! まぁね、そんな感じで。対等な感じでね。いやいや、すごいアシストだったね。いいタッグかもしれないな! アハハハハ」
木村「何かお前、よく分からないけど、何かテンション高けぇな」
惡斗「それだけが取り柄だ! でも勝った! これでダーク・エンジェル、(11・4)100回記念大会で、白いベルトをアタシは獲りに行くぞ! そうたらハクが付くぜ、最強タッグに! OK?」
木村「あぁ、あのな! このな! ビジュアル重視のスターダムでな! 異色のこの勢いとテンションでな、対等タッグが生まれたってことはな……これはな、今までのな、スターダムの歴史をひっくり返す事件だよ。分かってる?」
惡斗「分かってる」
木村「お前ら、ちゃんと書いといてくれ」
惡斗「よろしく! 以上!」

ダーク・エンジェル&彩羽匠
彩羽「今回は自分、何も出来なかったし。いま5★STARがやっと終わって、久しぶりのタッグマッチということで気合十分だったんですけど、全然力になれなくて。最後も全然カバーにいけなくて……ソーリー」
エンジェル「気にしなくていい。最後、2対1でまったくクリーンな闘いじゃなかった。惡斗はベルトに挑戦してきたが、クリーンなファイトをしてから言ってほしいわ! 木村! ふざけるな! あのビッグブーツは絶対に許さない! ベルトが欲しいならいつでも獲りに来ればいい。でも木村が邪魔してくるなら、そのときは容赦しない。惡斗、後楽園でかかってきなさい。絶対にこの借りは返してあげる。そして後楽園大会が終わったとき、このベルトは私の手の中にある!」

タッグマッチ 30分1本勝負

紫雷イオ
岩谷麻優

15分40秒
マヒカ・デ・マユ(?) 

高橋奈苗
脇澤美穂●

 メインでは11・4後楽園大会でワールド・オブ・スターダムをかけて対戦することが決まっている王者・紫雷イオと、5★STAR GP2013覇者の高橋奈苗が前哨戦を行う。
 ナナミホはタッグのベルトを持参して入場。一方のイオは赤いベルトと共にハロウィン仕様のマスクとマント姿で登場。

 険しい顔付きで握手を交わした両チーム。岩谷vs.脇澤のたわしーず対決で試合開始。エルボーを連打していった岩谷に対し、脇澤はロープに叩き付けてからフロントキック。しかし岩谷もカウンターのスリングブレイドからタケコプター。
 続いてイオと奈苗がリングイン。手四つの力比べから奈苗が押し込むが、イオはブリッジで耐える。ブリッジの上に乗っていった奈苗だが、イオはモンキーフリップの体勢から飛び付いて投げていく。

 ショルダータックルでのぶつかり合いから奈苗がなぎ倒すが、ヘッドスプリングで立ち上がったイオはドロップイキックを返していく。しかしアッパー掌底をブロックした奈苗は、マトリックスでかわそうとしたイオにエルボードロップを投下。腕固めに捕らえていった奈苗は、脇澤にタッチ。
 イオの右腕にスレッジハンマーを落とした脇澤は首4の字固めに捕らえる。首を抜いたイオは変型のカバージョに捕らえると、岩谷にタッチ。胴絞めスリーパーに捕らえていった岩谷だが、うまく脱出した脇澤は逆片エビ固めに捕らえる。そこに奈苗が入ってきてキャメルクラッチで加勢。

 だが、イオが飛び込んできて奈苗を蹴散らす。ナナミホはダブルのフロントキックからダブルのブレーンバスターで岩谷を投げる。アルバトロスからワキ固めに移行した奈苗は岩谷をロープに押し込んでチョップを連打。
 だが、ロープに飛ばされた岩谷は控えの脇澤にドロップキック。そこにイオが入ってきて奈苗をコーナーに叩き付けると、岩谷とダブルの串刺しドロップキック。だが、奈苗は岩谷をヒザ十字固めに捕らえると、足4の字固めへ。そこに脇澤がダイビング・ボディプレスを2連発を投下。

 岩谷もコルバタを返すと、立ち上がろうとする奈苗に低空ドロップキック。タッチを受けたイオも背後から奈苗に低空ドロップキック。さらにミサイルキックからリバーススプラッシュ式ダブルニー。奈苗も串刺し攻撃を狙うが、イオはエプロンから逆上がりキック。だが、リバーススプラッシュ式ダブルニーをかわした奈苗は、投げ捨てジャーマンからフロントブレーンバスターでヒザから落とす。
 イオも後頭部へのバズソーキックを返すが、10分が経過し、奈苗は低空ドロップキックからバックドロップの体勢に。そこに脇澤がクローホールドSTOで合体。さらに奈苗は冷蔵庫爆弾を投下するが、かわして自爆させたイオはバズソーキック3連発。

 奈苗も丸め込もうとしたイオを押し潰すと、張り手から延髄斬り。だが、かわしてイオが逆に張り手から延髄斬り。ラリアットを返した奈苗が脇澤にタッチすると、脇澤はフラップジャックから顔面への低空ドロップキック。回転エビ固めで丸め込んだイオに唾を噴射した脇澤だが、イオはアッパー掌底から低空延髄斬りを返して岩谷にタッチ。
 超高角度ミサイルキックで吹っ飛ばした岩谷だが、脇澤はヒザへの低空ドロップキックからショルダーネックブリーカー。だが、イオがエプロンから脇澤を捕まえる。そこに奈苗が入ってきて脇澤を救出すると、脇澤はクローホールドSTO。岩谷もウラカン・ラナを返してカウント2まで追い込むと、コーナーへ。

 だが、奈苗が足止めすると、脇澤が追いかけていって雪崩式フランケン。エビ固めで切り返した岩谷は続けて逆打ちを決めるが、カウント2で奈苗がカット。そこにイオが入ってきて合体式のダブルアーム・フェースバスターからお互いに対角線上のコーナーに登る。だが、それぞれナナミホが追いかけていき、脇澤が岩谷に雪崩式フランケン。そこに奈苗がイオを雪崩式ブレーンバスターで叩き付ける。
 さらに脇澤がダイビング・ボディプレスを投下するが、カウント2。15分が経過し、岩谷は脇澤に張り手。だが、そこに奈苗が延髄斬りで飛び込むと、脇澤がバックスライド・フロム・ベノム。カウント2でイオがカットしたが、脇澤はもう一度バックスライド・フロム・ベノムの体勢に。これは逆にバックスライドで切り返してから、さらに後転してダブルリストアームで抑え込む新技マヒカ・デ・マユ(?)で3カウント!









 
▼エンディング 

 メインで勝利した岩谷はマイクを掴んで「よっしゃ、勝ったぞー! メインではじめて勝った! やったー!」と絶叫すると、フォールを奪った脇澤に向かって「脇澤さん、今日は対戦相手でしたけど、次の大阪、たわしーず結成ですよ! 6人タッグのベルト必ず……必ず獲りましょう! 今日は勝ったけど力を合わせて頑張りましょう!」と10・14大阪大会でのアーティスト・オブ・スターダム挑戦に向けて、脇澤に握手を求める。
 岩谷との握手に応じた脇澤は「奈苗さん、スミマセン! 奈苗さんがカットに来てくれないから負けちゃったじゃないですか! 悔しいです」と言っておいて、岩谷に向かって「闘いが終われば……今日から仲間だ。10月14日、力を合わせてたわしーずで必ずベルト獲ろう!」と、あっさり気持ちをたわしーずに切り替えた。

 唖然とする奈苗に対し、イオが「奈苗さん、今日は直接フォールは獲り合わなかったけど、私たちの勝ちです。この調子で大阪、新木場と前哨戦勝って、勝って、必ず11月4日後楽園ホールも必ず勝ってこのベルトを防衛します。どうぞよろしくお願いします」と宣戦布告すると、奈苗は「こんなものでな、私に勝ったと思うんじゃねぇぞ! 甘いんだよ。脇澤が負けただけだ。負けは負けって認めますけど、高橋奈苗はこんなものじゃない。まだまだ引き出しはある。お前が私の引き出しを開けられるのか? 11月4日まで1カ月を切りました。いつでも全開が私の信条ですけど、まだまだここからピッチ上げていくから覚悟しておけ!」と言い返す。
 最後は岩谷が「ありがとうございました。はじめて単独で締めます! 嬉しい! さて、締めさせていただきます。いいいですか? いきますよー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と新シーズン開幕戦を締めくくった。

★試合後コメント
紫雷イオ&岩谷麻優
岩谷「やったー! やったーー!」
イオ「メインに出るのも久々だよね?」
岩谷「本当、そうですよ!」
イオ「そんな中で……」
岩谷「ありがとうございます! 一発のガツンていう技ではなく、丸め込みで取ったっていうアレなんですけどね。勝ちは勝ちですよね?」
イオ「鮮やかな勝ちだったよ」
岩谷「あ〜、やったー! サンダーロックって、やっぱりイオさんと自分って(実力に)差があったと思ってるのは誰が見ても明らかで。実際そうなんですけど、ちょっとずつ、ちょっとずつですけど、差を縮められてるんじゃないかなと自分では思ってるんですけど、どうですか?」
イオ「まぁ私も進んでるからね! 差が縮まってるかどうかは分からないけども、麻優も成長してることは確か。本当にいつもは結構、麻優が取られちゃってとか、麻優を助けに行って試合を組み立てようとか多いんですけど、今日は本当に5★STAR GPで自分もすごくしのぎを削ってると思っていた中で、麻優もこうやって脇澤さんとの闘いで、やっぱり得たものがあって、こうやって対策をひねってきたりとか、成長してるんだなと思うと、ビックリしました」
岩谷「もう自分はたわしーずのリーダーですから。リーダーとして、たわしーずを……(※イオがクスクス笑う)なんで、そこで笑うんですか? 止めてくださいよ。リーダーとして、たわしーずを引っ張って行きたいという気持ちもあったし、やっぱり3WAYでずっと脇澤さんと闘ってきて、(フォールを)取られてばっかりだったんで、ここで脇澤さんから取れて本当によかったです。よかったー! イオさんは高橋奈苗に一直線で」
イオ「本当は私が高橋奈苗からフォールを取ってやろうって思って、ワーって向かって行ったつもりなんですけど、麻優に最後はちょっと主役というか、フォールの座を譲った……っていうよりは、奪われた感じになるんですけど(笑)。そこはやっぱり、ちょっと反省ですね。チャンピオンとして。でも、タッグチャンピオンであるナナミホから勝ったっていうのはすごく大きいと思いますし、前哨戦で高橋奈苗とぶつかって……やっぱり強いですよ。強いですけれども、こうやって勝ったりしてるってことは勝機は絶対あると思うし、もちろん勝つ気でいるので、11月4日の防衛戦、そこに向かって突っ走っていくだけですね」
――岩谷選手は来週、大阪で6人タッグ王座挑戦ですね。
岩谷「来週からたわしーずが発動するんですけど……そうですね。やっぱり滅多にないじゃないですか? 3WAYを4回連続ぐらいでするっていうのは。本当にプロレス業界の中でもなかなかないことで、やっぱり3人の絆とかすごい芽生えて。何かたわしーずがすごい楽しみです。普段はすごいオチャラケている3人なんですけど、ミーティングとかしたり、たわしを持って掃除に行ったりとか、そういうのをする計画をしてるので。もっともっと絆を深めて、次の大阪、3人でベルトを巻きたいと思います。脇澤美穂選手はその6人タッグのベルトを獲るために、ピンクと白の水玉のコスチュームを発注したそうです。脇澤さんピンク色をつけるそうなので」
イオ「いやー、似合うかな?」
岩谷「似合わないと思います(キッパリ)。まぁ脇澤さんだからいいと思います」
イオ「何で似合わないって、最初に言わなかったの?」
岩谷「いや、だって余ってたんですよ。麻優は水色がいい。松本さんはオレンジがいい」
イオ「じゃあ、しょうがない」
岩谷「そうなんです。とりあえずタッグのベルトを巻いて、大阪、笑顔で……笑顔で終われればいいなと思います」
イオ「とにかく、(麻優が)初めてスターダムの興行を締めたということで」
岩谷「あー、嬉しい! もうイオさんのお陰!」
――最後の新技は狙ってたんですか?
岩谷「そうですね。イオさんに練習台になっていただいて、イオさんが逆さ押さえ込みに入ろうとするのを、何百回も『こういうのはどうですかね?』という感じで(切り返して)」
イオ「バックスライド対策、やってきました」
岩谷「なので、本当にイオさんと2人で『これでいけるんじゃない?』っていう(ところまで練習した)。しっかり両手もクラッチしてますし、結構ガッツリやってるので」
イオ「これからはバックスライド以外にも、勝っていければいいんじゃないかなと」
岩谷「技名は来週、正式に発表します!」
イオ「じゃあ、大阪でもそれで勝って。名前をつければね」
――脇澤さん対策だったと?
岩谷「はい。最初は脇澤さん対策だったんですけど、何回もやっていくうちに、これはほかの切り返しとかでも取れるんじゃないかなと、そういうのはすごい考えたので。脇澤さんだけではなく、これから大型の選手にもあぁいうクルッとした丸め込みで、隙を突いてというか、あの技で取れていければいいなと思います」

高橋奈苗&脇澤美穂
――黒星スタートになりました。
奈苗「新シリーズが始まって、11月4日に自分は目指すべきところが決まっていて、今日の敗戦は正直痛いですよ。タッグチャンピオンですし。今日の負けはあってはならないものであったと思うんですが……でも、リング上で言ったように、こんなもんじゃないし、まだまだ自分の……高橋奈苗の17年間で築きあげてきた技の、そしてプロレスの引き出しっていうのはこんなもんじゃないんで。自分が創っていたワールド・オブ・スターダムのベルトの輝きを今、いまのイオから感じないんで。自分があのベルトをブン獲って、また道を創りたいと、今日改めて試合をして思いました」
脇澤「そうですね。本当にタッグチャンピオンなんで負けてはいけない、このナナミホのチームなんですけど、最後バックスライドに行こうとして、何か分からないあいだに取られちゃって。それを奈苗さんが助けに来てくれなかった。負けてしまって……でも、私は奈苗さんの一番の味方です!」
奈苗「え?」
脇澤「一番の味方なんで、後楽園……11月4日、私は一番応援します! 奈苗さんのファンよりも一番応援します! 私が一番大好きなんです!」
奈苗「でも、たわしーずとかさ盛り上がってたじゃん」
脇澤「奈苗さんが何言っても、私は奈苗さんに赤いベルトを獲ってもらって、ナナエ軍団を盛り上げていきたいと思ってるんで」
奈苗「すごい! 素晴らしい! ありがとう」
脇澤「私は奈苗さんが何言っても、奈苗さんが大好きです」
奈苗「ごめん。脇澤が負けただけだとか言って」
脇澤「そう。私は奈苗さんの一番の味方なんです。誰と組もうとも、私が一番大好きです。奈苗さん、タッグリーグ……」
奈苗「タッグトーナメントも今シリーズ始まるんですけど、今回はあえてチャンピオンのナナミホでは出ずに……まぁ脇澤はたわしーずの仲間である岩谷と組んで……」
脇澤「奈苗さんが楽しそうにしてるから!」
奈苗「何が?」
脇澤「奈苗さんが宝城と組みたいとか、ダーク・エンジェルと組みたいとか言ってるから! 私だって仲間を作りたいと思いますよ。奈苗さん、私いっつもブログとか見てますよ」
奈苗「ブログの話をここでしないで(苦笑)」
脇澤「大体いつもブログに『宝城カイリと組んでみたい』とか『とても楽しかった』『ダーク・エンジェルとトレーニングをした。タッグを組んでみたい』とか(書いているじゃんですか)。私はいっつもチェックしてますよ」
奈苗「ストーカーかよ?」
脇澤「私と組みたいとか、ひと言も書いてないじゃないですか!」
奈苗「いや、だってそれは隣にいるのが当たり前だからじゃんよ!」
脇澤「へ?」
奈苗「当たり前じゃんよ!」
脇澤「……当たり前って言葉いいですね。当たり前だから強いんですよ、私たちは!」
奈苗「そうですよ。だけど、今回はスターダムのことを考えてだよ。私は(自分を)タッグの名手だと思ってるんで。宝城カイリと隣で立って……じゃあさ、宝城カイリだってスターダムを背負って立たなきゃいけないんだよ。私も背負ってる。脇澤も背負ってる。そして宝城カイリも、もっともっとでっかくなって背負ってかなきゃいけない。その時に私が隣にいたって、伝えられることがあるじゃないか! 私とナナミホだけしか出来ないこともあるじゃないか! それでいいんだよ。それで私、11月4日に赤いベルトを獲るんだよ。そしたらもっと道がでっかくなるじゃないか!」
脇澤「赤いベルトを獲るしか分からなかったですけど、私は……」
奈苗「なんで分からないんだよ! 全部、道は繋がってるんだよ!」
脇澤「だから奈苗さんが、とにかく赤いベルトを獲ればいいんですよ!」
奈苗「そうだよ!」
脇澤「誰と組もうと、奈苗さんが赤いベルトを獲ればいいんですよ!」
奈苗「ちょっと待って! 考えてみて。赤いベルトを私が巻くよ……巻くよね? タッグのベルトはナナミホだよね? じゃあさ、脇澤がたわしーずで6人タッグのベルトを獲ったらどうなる?」
脇澤「ベルトを全部制覇ですね」
奈苗「ナナミホが全部制覇だよ。すごいじゃん!」
脇澤「すごいです」
奈苗「そしてスターダムの中心は誰?」
脇澤「奈苗さん」
奈苗「……え? まあまあ、ベルト獲ったら私かもしれない(苦笑)。でもその隣にいるのは?」
脇澤「私です。宝城でもない」
奈苗「宝城をライバル視しすぎだけど……。話がごちゃ混ぜになっちゃう。まとめてんだから、まとめよう」
脇澤「まとめましょう」
奈苗「そうやったらさ、みんな夢が見れるじゃんよぉ。うちらが真ん中だって、おっきな声で言えるんだよ! そして叫ぼうよ! パッションがあれば大丈夫って!」
脇澤「世界の中心ですね」
奈苗「そうだよ」
脇澤「パッションがあれば大丈夫!」
奈苗「世界の中心で?」
奈苗&脇澤「パッションがあれば大丈夫!」
――……イオさんはどう感じました?
奈苗「そ、そうですね……。やはりさすがに……なんだろう……こうやってタイトルマッチが決まったことにより、お互いビシビシ意識してるのもあるんですけど、技の重みが増していました。それは正直、自分にとてつもなく(プレッシャーとして)来てる部分はあるんですけど、それを今日の負けと一緒に次、やった時に返しますよ」
――イオに物足りなく思っていた部分が改善されてきた?
奈苗「そうですね。チャンピオンというのは誰がどう見てもチャンピオンであってほしいんですよ、私の理想像として。だからそうやって、この私にデカイ一撃を食らわせたことが、どれだけ伝わってるか分からないですけど、そうやって有無を言わせぬものじゃないといけないんですよ。じゃないと、11月4日のタイトルマッチだって面白くならないし、もっともっともっともっともっと! 自分にも火つけて、イオにも火つけて、全部燃やす勢いで11月4日を迎えたいです」

 
 
 
 
DVD 5★STAR GP2013
2枚組 6,000円

DVD 両国シンデレラ
2枚組 定価6,000円

DVD 宝城カイリのルチャ探究 定価4,000円

 
夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール