夏樹との激闘を制した奈苗が、アルファにリベンジして5★STAR GP制覇!

5★STAR GP2013
9月23日(月・祝) 後楽園ホール 12:00PM
観衆915人
 
▼オープニング

 KちゃんパンダとキッズダンサーズのミニミニKちゃんパンダによるオープニングダンスでスタート。さらに5期生がノボリを掲げる中を、煌びやかな衣装に身を包んだ風香GMが登場! GMが踊り終えると、ミニミニKちゃんパンダが一斉に退場。そしてGMが「去年は決勝戦が台風の中行われて、前回の大阪大会は台風に見舞われて、私が現役の頃から天候に恵まれていなかったのですごく責任を感じてました。でも今日は晴れてくれたので、今日はもう責任を果たした感じです(苦笑)。今日、五つ星の女が決まります! 5★STAR GPの開幕です!」と開会宣言。 

世界でいちばん強くなりたい!』プレゼンツ スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
●脇澤美穂
6分10秒
ウラカン・ラナ 

岩谷麻優

松本浩代

 このシリーズのオープニングマッチ恒例となっていた3WAYマッチは、10月から東京MXテレビでアニメが放送される『世界でいちばん強くなりたい!』のプレゼンツマッチとして行われることに。

 脇澤は大量のたわしを持って入場。松本は新ガウンで登場。この試合の勝者には『世界でいちばん強くなりたい!』イメージレスラーの称号や、脇澤からのたわし30個などの豪華賞品が進呈されることがアナウンスされる。
 三者きっちり握手を交わしてから試合が始まると、三つ巴の力比べへ。松本が脇澤と岩谷に1人で対抗。さらにクロスボディーで2人まとめて押し潰すと、脇澤が松本と共闘して岩谷を攻撃。

 しかしトレイン攻撃をかわした岩谷は松本と脇澤をまとめてタケコプターで投げていく。すると脇澤は岩谷に共闘を申し入れるが、岩谷は松本との共闘を選択。怒った脇澤は2人にベノムアームを見舞っていくが、松本と岩谷は張り手。
 そこから松本が脇澤と岩谷をコーナーにホイップして、コーナースプラッシュ。これをかわした脇澤が松本を丸め込むがカウントは2。松本にバックを取られた脇澤は必死で投げれるのを拒むが、強引にジャーマンで投げ捨てた松本は、続けてバックドロップを狙う。

 脇澤がロープを掴むと、岩谷が松本に飛び付いて回転エビ固め。カウント2で返すと、脇澤が松本と岩谷をまとめてバックスライド・フロム・ベノムで抑え込むがカウントは2。ならばと岩谷をローリングクレイドルで回していった脇澤だが、これもカウントは2。脇澤はコーナーに登っていくが、エプロンから松本が足止め。
 すると岩谷が追いかけていく。だが、その岩谷を松本がパワーボムで叩き付けようとする。岩谷はウラカンで切り返そうとしたが、松本は踏ん張り抱え込み式逆エビ固め。背後から脇澤がカットするが、松本は2人まとめてバックドロップで投げる。

 さらに岩谷に東海道落としを決めるが、これもカウントは2。松本はコーナーに登っていくが、脇澤が追いかけていって雪崩式フランケン。しかし松本もバックエルボーを返すと、カナディアンバックブリーカーの体勢に。
 背後に逃れた脇澤がバックスライド・フロム・ベノム。岩谷がカットすると、脇澤は岩谷にバックスライド・フロム・ベノムを狙ったが、これをウラカン・ラナで切り返した岩谷が3カウントを奪って勝利。

 勝った岩谷にはアニメ『世界でいちばん強くなりたい!』で豊田美咲役の声優・鳴海杏子さんからイメージレスラーの称号が、『ファミ通』からは図書券1万円分が進呈された。さらに脇澤からたわし30個が進呈されると、岩谷は「よっしゃー! 勝ったぞー! ずっと3WAY負けっ放しで今回やっと勝てた。嬉しい! でももうこの3人で闘えなくなるのは寂しく感じがしまう。そう思いません? この3人、すごい絆が生まれたから、この3人で組みませんか? 組むってことはあのベルト、6人タッグのベルト、アーティスト・オブ・スターダムに挑戦するぞー!」と、たわしによって生まれた絆でアーティスト王座へに挑戦を表明。
 最後は3人でたわしを客席に投げ込みながら引き上げていった。

  
  
  
 
★試合後コメント
岩谷麻優&鳴海杏子さん
岩谷「よっしゃ、やっと勝てた! やっとだよ! もう3WAYは4回ぐらいやって、ずっと全敗だったんで。本当、後楽園女として輝けてよかったです。しかも、しかも、しかも、こんなに素敵な! 素敵な、素敵な、豪華な商品を頂いて、ありがとうございました!」
鳴海さん「おめでとうございます!」
岩谷「でも、これ麻優のために用意されたようなもんですよね?」
鳴海さん「私も麻優さんに勝って欲しかったんですよー!」
岩谷「本当ですか? うわー!」
鳴海さん「去年もずっと私、試合を何回か見させていただいてて、(岩谷が)より強くなってるなというのが、今回見ててすごい感じて。もう本当に(せかつよに)出ていただけて嬉しいです」
岩谷「ありがとうございますぅ。本当に楽しみで、楽しみで仕方がないです!」
鳴海さん「いや~、どんなキャラクターになるんですかね?」
岩谷「弱いキャラクター……?」
鳴海さん「えー!?」
岩谷「負けてばっかりな?」
鳴海さん「麻優さんがモデルだったら、絶対すごい可愛くて、強いキャラクターができると思うので」
岩谷「ありがとうございますぅ! 本当にもう! 末永くよろしくお願いします」
鳴海さん「よろしくお願いします」

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●米山香織
[2勝3敗=4点]
5分52秒
4173 

宝城カイリ
[2勝3敗=4点]

 レッドスターズの最終戦はエンジェルと同じく4点の米山香織と、この日が25歳の誕生日の宝城カイリの一戦からスタート。宝城は白と紫を基調とした新コスチュームで登場。一方の米山はハイスピードとアーティストの2本のベルトを手に入場。
 ゴングと同時にスピアーを放った宝城。かわした米山だが、すぐにもう一度スピアーを見舞った宝城。続く串刺し式スピアーをかわして自爆させた米山は卍コブラに捕らえる。ロープに逃れた宝城だが、ロープに貼り付けた米山は背後からドロップキック。

 さらに逆片エビ固めに捕らえた米山だが、これもロープに逃れた宝城はエルボーで反撃。エルボー合戦からロープに飛んだ宝城だが、米山はカウンターのエルボーでなぎ倒す。しかし後方回転エビ固めを防御した宝城はダブルチョップを連打。
 米山もニーリフトを返すが、宝城は串刺し式スピアーからダイビング・エルボードロップを投下。カウント2で返した米山に対し、宝城はスライディングDを狙ったが、米山はラリアットで迎撃すると、後頭部へのランニングニーからミサイルキック。

 続けてコーナーに登った米山だが、追いかけていった宝城。しかしエルボーで叩き落とした米山はダイビング・セントーンを投下。そのまま2段目からもう一発投下すると、最上段から3発目のダイビング・セントーン。これをかわして自爆させた宝城は逆さ押さえ込みから4173を狙うが、米山もエビ固めで切り返す。
 カウント2で返した宝城にカウンターのローリングソバットを顔面に叩き込んだ米山は、米-ZOUを狙う。体勢が崩れたところにエルボーを叩き込んだ宝城だが、続くスライディングDをかわした米山はロールスルージャーマンを狙う。だが、宝城は投げられる前に4173で切り返して3カウント!

 大先輩であり、二冠王からピンフォールを奪い、自らの誕生日を白星で飾った宝城は、顔をクシャクシャにしながら声援を送る観客に深々と一礼した。

  
  
  
 
★試合後コメント
宝城カイリ
「あ~、もう嬉しいぃぃぃぃぃ!(※大号泣)……今日は今までプロレスやってきて、一番良かったなって思える日でした。実は誰にも外の人には言ってなかったんですけど、あの……食中毒になってしまって。3日間何もできなくて、高熱で動けなくて、食べれなくて、練習に参加できなくて、みんなが練習してる中、一人家ですごく不安、寂しい、怖いっていうふうに思っていて。でもすごい周りの選手とか友達が『休む勇気も必要だし、いま出来ることを精一杯やりな』って言ってくれて。その結果、大先輩の……まさか米山さんからスリーカウントを取ることが出来たんですけど。これ、本当に自分の力じゃなくて、応援してくださったみんな、支えてくれたスターダムの選手とかスタッフさんとか、一番はメッセージ送ってくださった皆さんのお陰だと思っているので。今日は誕生日だったんですけど、こんなたくさんの方に祝ってもらえるなんて人生でないと思ってたので、心の底から温かい気持ちになりました。これからも病気とか怪我とかは誰にでもあることなので、気をつけなくちゃいけないですけど、なってしまったとしても、やっぱり一番は気持ちだと思うので。体調も本当は万全じゃなかったんですけど、気持ちだけで向かってきました。嬉しい! めっちゃくちゃ。生きててよかった~! もうみんなが好きですぅ。今日、ミーティングのときにスターダムのみんなが誕生日ドッキリをしてくれて。色紙を書いてくれて。もう、みんな優しいし、温かくて幸せです。もう優しいみんなに囲まれて、大好きなプロレスをできることがすごい幸せ。ありがとう。あ~、笑顔で……今日は笑顔って決めたんだ。笑顔を撮しておいてください。25歳になりました、宝城カイリです。久しぶりにキャッチフレーズをいきます。面舵、あて舵、家の家事、今夜はあなたの舵をとる。海賊レスラー、宝城カイリ25歳独身です! これからもよろしくお願いします! ありがとう!」

▼5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●ダーク・エンジェル
[2勝3敗=4点]
6分53秒
オメガスラム→片エビ固め 
アルファ・フィーメル
[3勝1敗1分=7点]

 9・15大阪大会でイオを倒し、5点でイオを猛追するアルファ・フィーメルはダーク・エンジェルとスターダムのナンバー1外国人決定戦へ。リングサイドの観客を威圧しながら入場したアルファ。
 エンジェルはゴングと同時にエルボーで向かっていくが、ビクともしないアルファ。エンジェルもドロップキックからカニ挟み+ローキックで倒すと、連続で丸め込んでいくがカウントは2。

 ならばとスリーパーに捕らえたエンジェルだが、そのまま立ち上がったアルファ。そこからフロムジャングルに捕らえたエンジェルだが、アルファはロープに脱出。飛び付いてきたエンジェルにニーリフトを見舞ったアルファは、強引に投げ捨てるとブレーンバスターを狙うが、エンジェルは首固めで切り返す。
 カウント2で返されるとエンジェルはコルバタを狙ったが、回転を止めたアルファはサイドバスターで叩き付けると、マシンガンショットをお見舞い。

 向かって来るエンジェルを何度もボディスラムで叩き付けたアルファは、踏みつけフォールするがカウントは2。エンジェルは飛び付き式フロントネックロックでアルファを捕獲。だが、アルファはそのまま立ち上がると、コーナーに叩き付ける。だが、離さないエンジェルはブレーンバスターの体勢に。
 逆に投げようとしたアルファだが、その反動を利用して投げたエンジェルは低空式のウラカンホイップから串刺しジャンピングニー。しかし2発目をキャッチしたアルファはアバランシュホールドで叩き付ける。

 そこから首をかっ斬るポーズをしたアルファはオメガスラムを狙ったが、エンジェルはエビが耐えで切り返す。カウント2で返したアルファはネックハンギングボムを狙うが、エンジェルはまたも丸め込もうとする。だが、回転を止めたアルファは強引にジャーマンで投げ捨てると、エルボーで向かってくるエンジェルを突き飛ばす。
 エンジェルはコーナーに飛び乗るが、足を滑らせている間に立ち上がって捕まえたアルファがマットに叩き付ける。そこからオメガスラムで叩き付けたアルファが3カウント。

 これでアルファが7点となり、次のイオvs彩羽の結果待ちとなった。直接対決でイオに勝っているアルファは、イオが彩羽に負けるか引き分けると優勝決定戦進出となる。

 
  
  
 
★試合後コメント
アルファ・フィーメル
「勝ったわ! アルファ・フィーメルを止められる奴はいない。なぜなら、私がナンバー1だからだ! 私にはこのGPはイージーだった。紫雷イオも潰して、赤いベルトを私が獲る日も近い。このGPでもう一度証明してあげる。私がナンバー1、私が勝者だってことを。分かったらお前はここから出て行け!」
 
 
 
 
 
 
 

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

紫雷イオ
[3勝1敗1分=7点]

15分00秒
時間切れ引き分け 

彩羽匠
[1勝2敗2分=4点]

※7点でアルファとイオが並んだが、直接対決で勝っているアルファが優勝決定戦進出

 レッドスターズは6点で1位の紫雷イオが、3点ですでに優勝決定戦進出の可能性がない彩羽匠と対戦。彩羽とは前回のシングルで引き分けているが、赤いベルト王者のイオとしては勝って優勝決定戦進出を決めたい。

 彩羽は赤と青のバイカー風新コスチュームで登場。まずはバックの奪い合いからグラウンドへ。マウントを取った彩羽はバックに回って胴絞めスリーパーへ。イオが首を抜いて脱出すると彩羽は腕十字の体勢に。すぐに脱出したイオだが、彩羽はショルダータックルでなぎ倒すと、投げようとしたが、着地したイオは側転→バック転フェイントからドロップキックで彩羽を場外に追いやってからトペを発射。
 リングに戻ったイオはスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャー。続けてカバージョに捕らえると、大きく仰け反っていく。だが、彩羽がギブアップしないと判断するとスタンディングのストラングルホールドγのようなジャベに捕らえる。

 さらに619で吹っ飛ばしてからスワンダイブ式ミサイルキック。イオは狙い澄ましたバズソーキックを狙ったが、彩羽がブロックすると回転して低空延髄斬りにスイッチ。さらにコーナーに叩き付けて踏みつけたイオは、ダブルニーを落としていく。
 彩羽もサイドキックで反撃するとパワースラムで叩き付けてから逆片エビ固めへ。逆エビ固めにスイッチするが、仰け反りすぎて体勢が崩れてしまう。すかさずクロスフェースに捕らえたイオだが、彩羽はロープに脱出。

 イオは低空ドロップキックで彩羽を場外に追いやるとケブラーダを狙ったが、彩羽は足を掴んで引きずり降ろして阻止。イオがリングに戻ってきたところに襲いかかった彩羽、イオの右肘に狙いを定めて攻撃。エルボースマッシュで右肘をカチ上げ、さらにロープに巻き付けてから踏みつける。
 串刺しドロップキックを見舞った彩羽は、逆に串刺し攻撃を狙ったイオをドロップキックで迎撃。さらにコーナーでぶら下がり式三角絞めに捕らえた彩羽。10分が経過し、彩羽はエプロンからイオにショルダーアームブリーカー。

 イオも左腕でエルボーを打っていくが、彩羽は右腕にデュランダルを決めると、コーナーからダイビング・ボディプレスをイオの右腕に投下。バックドロップスラムから腕十字に捕らえた彩羽だが、イオも必死でクラッチ。クラッチが切れたところでロープに逃れたイオだが、かなり大きなダメージ。
 残り時間3分となり、イオはカウンターでフランケンシュタイナーを決めるが、カウント2で返した彩羽はサイドキックからコーナーへ。だが、イオはロープに飛び乗ると、コーナー上の彩羽にドロップキック。これで場外に転落した彩羽に対し、コーナーに登ったイオは鉄柱越えのプランチャを投下。

 さらに彩羽をリングに戻し、ムーンサルトプレスを投下するが、焦るあまり飛距離を誤ってしまう。ならばともう一度ムーンサルトプレスを投下。今度はクリーンヒットしたがカウントは2。ならばとマヒカ・デ・イオを狙ったが、彩羽は腕十字で切り返す。
 残り1分となり、何とかロープに逃れたイオだが、彩羽はぶっこ抜きジャーマンを狙う。サムソンクラッチで切り返したイオは、続けてスクールボーイ、首固めで丸め込むが、彩羽は3カウントを許さない。アッパー掌底を至近距離から叩き込んだイオはシャイニング・ウィザード。だが、これもカウントは2。残り10秒で彩羽はジャーマンで投げていくが、イオがカウント3寸前で肩を上げたところで時間切れ引き分け。

 これでアルファとイオが7点で並んだが、直接対決でアルファが勝っているため、アルファの優勝決定戦進出が決定。彩羽がイオに向かって「もう1回」とアピールすると、お互いに張り手を見舞ってから握手。だが、決勝進出を逃したイオは悔しさいっぱいの表情で引き上げていった。

 
  
 
★試合後コメント
紫雷イオ
――15分では足りなかったですか?
「足りなかったですね。いや、もう本当に悔しい。あー、なんか彩羽はすごく可愛がっている後輩だし、彩羽と15分やり合えたっていうのはすごく嬉しい気持ちはあったんですけど。その……決勝に行けない……1つ前の試合でアルファ・フィーメルが勝ってるんですよね? あ~~~、負けて……あ~~~~~悔しい。なんで……」
――(アルファとの)直接対決で負けていますからね。
「そうっすね。途中で肘が……右肘は前に愛川ゆず季と白いベルトの初防衛戦があった時に靭帯を痛めてるんですけど、多分そこをもう1回やったような感じがあって。そこからもう、そっちに気を取られてしまいました。あ~、何かもう、そうなんですよね。リーグ戦だから……そうかぁ。じゃあ、アルファ……まぁ、う〜ん。彩羽は一度ドローで引き分けた経験があって、今回こそは赤いベルトのチャンピオンとして勝っていこうって言ったんですけど。腕を狙われたっていうのは、本当にそこから時間と体力が削がれていった。決勝に行けないんですか? 行けない? 行けないのかぁ。いやー、もう何も言うことないです。確かにある意味完全燃焼だった気がするんですよ。これだけ腕がダメになって、5★STAR GPには魔物が棲んでいるって、開幕から言ってたんですけど、それに取り憑かれたのかもしれない。……大丈夫です、(右肘は)治します」
――優勝者と防衛戦をやることになるが、アルファかもしれない
「それは願ったり叶ったりですね。私が優勝するって言ったのができなかったので、優勝者防衛戦の相手にふさわしいと思います」

彩羽匠
――チャンピオンと引き分けました。
「やっぱり前回と変わらず、すごい難しい部分とかあったんですけど、やっぱりキャリアは浅いですけど、越えないといけない壁だと思ってるし、前回も引き分けで今回も引き分けという結果で……」
――2試合連続引き分けで、(赤いベルトの)チャンピオンに負けてないというのは凄いことだが。
「それはすごく(分かっています)。自分でも粘って、粘って、粘って、粘ってって感じだったんですけど、でもやっぱりこれは勝負だから。本来、引き分けとかいうのはないと思うし、引き分けの中でもどっちかが優勢だったりとか(お客さんは分かると思う)。今回、自分は最後は一発ジャーマンできたんですけど、正直攻撃されて、攻撃されて、必死で抱え上げてって感じだったので(納得いかない)。もうちょっと隙もあったと思うんですけどね。やっぱりムーンサルトも1回失敗していたけど、その前の場外でちょっと頭を打っちゃって動けなくなったんですけど、もうちょっとその辺りとかしっかり入れたらよかったのになと思いますね。次、もう1回! もっと練習しないと勝てない相手ですね」
――コスチュームは?
「後楽園大会ということでコスチューム変えたんですけど。ちょっとガラッと形も変えて、前のコスチュームはもうボロボロで、色褪せてきていたので変えなきゃなと思って変えたんですよ」
――イメージは?
「イメージですか? どちらかというと前のコスチュームはみんなに『あまり強さが見えない』って言われたんですよ。だからもっと強そうな、何かカッコイイ感じのにしようかなと思って。どうですかね?」
――前掛けみたいなやつは……
「これ、ヨダレ掛けとか言われたんですけど、違いますから! あ~、アゴが外れちゃって……」
――リーグ戦の収穫はありました?
「メッチャもう……すごい悔しい思いしましたね、このリーグ戦は。やっぱりキャリアが浅いっていうのもあるし、まず最初のアルファと引き分けたじゃないですか? 結果から見たら本当にすごいことだと思うんですけど、あれは単にアルファの時間のミスっていうか、舐められていましたよね、最初っから。舐められていて……で、舐められているのに、アルファからしたら本気も出してないのに、自分がやり返せなかったっていう。もうやられて、やられて、やられて、必死で肩を上げて、それで引き分けだったので。それからもう最初っから舐められていて、あまり大きい技も出せないまま自分が意地で(肩を)上げて、何もすることが出来ず、悔しかったですね」
――ダーク・エンジェルにも勝ったし。
「ダーク・エンジェルとやった時はすごい嬉しかったですけど。すごく自分が練習してきたものができたんですけど。あと、宝城選手と米山選手はキャリアもあると思うんですけど、やっぱり自分の心に弛みがあると思うんですよ。丸め込みとか抑えこみでスリー(カウントを)取られて。プロレスの難しさをリーグ戦ですごい学びましたね。やっぱりそんな簡単にいかないし、もっともっと頑張らなきゃなというのが、このリーグ戦で一番学びましたね。まだまだです」
――デビューして半年いかないんだから……
「いや、でも、そのやっぱり……でも色々(スーパールーキーとか)言われてる分だけ、結果を出さないといけないし。まだ身体がついてこないというか、ちゃんと、もっと出来るはずなんですよ。もっと出来るはずなんで…」

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世IV虎
[2勝2敗1分=5点]
9分2秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め 

安川惡斗●
[1勝3敗=2点]

 ブルースターズはすでに優勝決定戦進出の可能性がない世IV虎と安川惡斗の一戦からスタート。川葛を脱退して以降、惡斗に対して沸々と怒りを溜めている世IV虎だけに、惡斗にとっては夏樹とのケジメの一戦に続き、厳しい一戦になりそうだ。

 惡斗は川葛時代のテーマ曲で入場。対する世IV虎は5期生がノボリを掲げる中を入場。ヤンキー座りする世IV虎を見下ろすように睨み付けた惡斗だが、世IV虎も立ち上がってメンチを切っていく。独特な緊張感が漂う中、ゴングが鳴ると惡斗はレフェリーに口に含んだ酒を吹きかけ、世IV虎を急襲!
 コーナーで踏みつけながら手に持った酒瓶から酒を降り注いでいくが、怒った世IV虎はハンマーで反撃。惡斗が捨てた瓶が直撃した左目尻から流血した世IV虎は顔面ウォッシュを見舞っていく。

 惡斗もカウンターのドロップキックを返すと、ニーリフトを連打。さらにハーフダウンの世IV虎にランニングニー。だが、ボディスラムを踏ん張った世IV虎は逆にボディスラム。ショルダータックルで何度も惡斗をなぎ倒した世IV虎は世IVコブラに捕らえる。
 何とかロープに逃れた惡斗は串刺し攻撃を狙った世IV虎をコンプリート・ショットでコーナーに叩き付けると、ストレッチマフラーに捕らえる。ロープに逃れた世IV虎だが、口の中を切った惡斗はミサイルキックを発射。

 だが、世IV虎は「舐めんじゃねぇ!」とカウンターでケブラドーラ・コンヒーロを決めると、セントーン3連発。続くコーナー二段目からのダイビング・セントーンをかわした惡斗は、コーナー二段目からの惡トーン3連発。カウント2で返した世IV虎はカウンターでスリーパー。
 惡斗はアクトロックで切り返そうとしたが、世IV虎はパワーで振り解くと胴絞めスリーパーで捕獲。どうにかロープに逃れた惡斗だが、世IV虎はショートレンジラリアットから走り込む。

 カウンターのアバランシュホールドで叩き付けた惡斗は、世IV虎の巨体を持ち上げると、コーナーに叩き付けてからACTスペシャル。朦朧としながらもコーナーに登った惡斗は惡トーンを投下するが、かわして自爆させた世IV虎は惡斗のエルボーとグーパンチを受け止めてからラリアット2連発。
 カウント2で返した惡斗だが、馬乗りエルボーを連打した世IV虎はネックハンギングボム。さらにカバーにはいかずコーナー二段目からダイビング・セントーンを投下して3カウント。

 敗れた惡斗は駆け寄ってきた宝城を突き放すと、自力で這って退場。勝った世IV虎は「見たか!」という表情で堂々と引きあげていった。

  
  
  
 
★試合後コメント
世Ⅳ虎
「惡斗戦……もちろん、自分が勝って終わったんですけど、開始早々酒ぶっかけてきて……何? 酒の瓶で血が出たじゃねぇかよ、オイ。よくもやってくれたな、テメー、オイ。ふざけんじゃねぇぞ、コラ。まぁ何? ケジメ、ケジメって言ってるけど、お前のケジメはあんなもんか? 全然ケジメなんて感じなかったし、どうってことないわ。まぁ自分のケジメならいいんじゃないですか? 自分、アイツに一切興味ないんで、勝手に一人でやっててください」



 

安川惡斗
「負けた…。でも逃げなかった! 逃げなかったし、アイツにひと泡吹かせてやった! まだまだアタシは強くなる! でもアタシは弱い! 弱い! チクショウ! まだ上にあがる方法はまだまだある。アタシは、アタシで動く。以上!」











5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

夕陽
[2勝2敗1分=5点]

15分00秒
時間切れ引き分け 

木村響子
[2勝1敗2分=6点]

 9・15大阪大会で奈苗に勝利し、夏樹とは引き分けている木村は4点で追う夕陽とシングル初対決。木村は勝って奈苗vs.夏樹の結果を待ちたいところ。

 お互いにアップライトの構えから夕陽がローを蹴っていくと、木村はエルボーで対抗。ロープに飛んだ夕陽はドロップキックから、ハイスピードのロープワークで翻弄。さらに側転フェイントからタケコプターを狙ったが、振り払って夕陽を場外に転落させた木村は、ニークラッシャーでイスに夕陽を叩き付ける。
 さらに鉄製のフェンスに夕陽の左足を巻き付けて痛めつけた木村は、夕陽をエプロンに乗せると鉄柱を使って左足を攻撃。リングに戻り、ステップオーバートーホールドで夕陽に悲鳴をあげさせた木村はアキレス腱固めへ。夕陽もアキレス腱固めで対抗すると、さらに張り手をお見舞い。

 だが、木村が思いきり絞め上げると、悲鳴をあげてのたうち回る。何とかロープに逃れた夕陽っだが、木村はなおも観客を煽ってから夕陽の左ヒザを踏みつけてから、ロープに巻きつけ、そこに蹴りを入れようとする。
 辛くもかわした夕陽だが、ダメージで立ち上がることが出来ない。敢えて夕陽のエルボーを受け止めた木村はヒザ十字固めへ。木村はそこからアンクルホールドに移行し、ロープを掴んだ夕陽をリング中央まで引きずり戻す。

 かなり長い時間捕まり、悶絶しながらもどうにかロープに逃れた夕陽。夕陽の蹴り足をキャッチしてヒジを落とした木村だが、カウンターのミドルキックで木村を吹っ飛ばした夕陽は619。さらに掌底のコンビネーションから低空ブレーンバスター3連発を決めた夕陽は、10分経過と同時にコーナーへ。
 だが、背後から突き飛ばした木村は夕陽をコーナーに逆さ吊りにすると、今度は右足にビッグブーツ。さらにレッグブリーカーを見舞っていく。これで右足にもダメージを負った夕陽に対し、木村は容赦ないヒザ十字固め。

 夕陽の両足を痛めつけ、動きを止めた木村は胴絞めスリーパーで仕留めにかかる。それでも何とかロープに逃れた夕陽だが、残り時間3分となり木村は顔面にニーリフト。さらにハーフダウンの夕陽の顔面にビッグブーツを叩き込むがカウントは2。スリーパーを狙った木村にスピンキックを叩き込んだ夕陽だが、ダメージが大きくダブルダウン状態に。
 何とか両者立ち上がると壮絶なエルボー合戦。木村のグーパンチをかわしてジャンピングハイを見舞った夕陽だが、ヒザのダメージでハニーフラッシュは不発。何とかハイキックを連打してロープに飛ぶが、木村は追走式ビッグブーツ。

 だが、残り1分でバックを取った夕陽はジャーマン。カウント2で返した木村はノータッチヘッドバットを叩き込むが、2発目をフロントキックで迎撃した夕陽はもう一度ハニーフラッシュ。これをジャーマンで切り返した木村はカウント2で返した夕陽に張り手。夕陽も野良犬ハイキックを返してカバーするが、ここで時間切れ引き分けのゴング。
 木村は6点で公式戦を終了。次の奈苗vs夏樹の勝者が優勝決定戦に進むことになる。

  
  
  
 
★試合後コメント
木村響子
「なんだよ?」
――15分引き分けで終わりました。
「私は夕陽を女子プロレス界の未来だと思っているよ。そんなさ簡単に心折れてもらっても困るし、簡単に負けてもらっても困るよな。決勝とか優勝とか、結果を出せば手っ取り早いけど、私の目標はそんなちっちゃいところにないから。スターダムをひっくり返す。それが目標だから」






夕陽
――木村さんはどうでしたか?
「……(※涙を拭いながら)木村さんはスゴイと思います」
――ドローという結果には。
「ダメですね。でもいつか絶対倒してやる。木村響子を倒してやるって、そう思います」
――いまのその涙は悔しさですか?
「分からないです。自分でも」
――5★STAR GPの決勝に残ることできませんでした。
「うん。まぁいまの自分……全部試合終わってみて、やっぱり自分が負けたのは当然だなって思います。決勝に行けなかったのも、5★STARで優勝するって言って、できなかったのも、こんな自分じゃ当たり前だなって思います。逆にこんな自分で優勝したらダメだったと思います」
――自分に足りないところというのは?
「自信」
――夕陽選手は6人タッグのチャンピオンですが、第1試合の3人が挑戦表明してましたが。
「いいんじゃないですか?」

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

高橋奈苗
[3勝1敗1分=7点]

14分15秒
チャナラッカ☆百→片エビ固め 

夏樹☆たいよう●
[2勝2敗1分=5点]

※高橋奈苗が優勝決定戦進出

 5点で並ぶ奈苗と夏樹が2011年11月新木場大会以来、約2年ぶりの対決。この直接対決に勝ったほうがブルースターズ代表として優勝決定戦でアルファと対戦する。
 世IV虎をセコンドにつけた夏樹が先に入場すると、脇澤に先導された奈苗が威風堂々と入場。

 お互いに気合いの入った表情で睨み合い。そして奈苗から握手を求めると、夏樹はその手を払いのけて試合開始。ガブり合いから夏樹がグラウンドに持ち込むが、奈苗はサイドポジションを取る。すぐに脱出した夏樹は立ち上がってカンフーポーズ。奈苗はアームドラッグで投げていくが、コーナーに押し込んだ夏樹は慎重にブレイク。
 手四つの力比べを要求した奈苗に対し、クロスアームスリーパーを狙った夏樹だが、奈苗は前方に投げていき、逆にクロスアームスリーパー。だが、身体をくねらせ猫じゃらしの要領で脱出した夏樹は投げてから奈苗の右腕を踏みつける。

 なおも奈苗の右腕を両足で挟んで絞め上げた夏樹はヘッドスプリングで立ち上がると、奈苗の右腕にローキック。しかし奈苗も蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリュー。そこから足4の字固めに捕らえていく。その状態でお互いに張り手を見舞うと、反転しようとする夏樹を奈苗が封じ込める。
 ロープに逃れた夏樹だが、奈苗はフロントブレーンバスターでヒザからマットに叩き付けると、低空ドロップキックを顔面にお見舞い。夏樹もコーナーに飛び乗って翻弄しようとするが、足のダメージで失敗。すかさず奈苗はマシンガン逆水平から串刺し攻撃を狙う。

 だが、ショルダースルーで場外に追いやった夏樹は三角跳びプランチャを投下。奈苗をリングに戻した夏樹はミサイルキックで奈苗を吹っ飛ばすと、串刺し式低空ドロップキック。だが、2発目をヒザへの低空ドロップキックで迎撃した奈苗は起き上がりこぼしショートレンジラリアット。
 さらにロープに飛んだ夏樹をカウンターのラリアットでなぎ倒した奈苗は、ロープ際で夏樹の顔面を踏みつける。立ち上がった夏樹がエルボー合戦を挑んでいくと、そこから奈苗が張り手。

 しかしボディブローから掌底を返した夏樹は、奈苗のグーパンチをキャッチしてフロントネックロック。スピニングチョークでグラウンドに持ち込むが、奈苗はロープに脱出。ならばとコーナーに登った夏樹だが、奈苗が追いかける。エルボーで叩き落とし、右腕にフットスタンプを投下した夏樹は、逆上がり式ボディプレスから腕固め。
 どうにかロープに逃れた奈苗だが、夏樹は右腕を蹴っていく。10分が経過し、夏樹はロープに飛ぶが、奈苗はカウンターのジャンピングハイ。さらにコーナーに登っていくが、駆け上がっていった夏樹は雪崩式アームドラッグからダイビング・フットスタンプを投下。しかしカウントは2。

 夏樹はカンフー殺法からたいようちゃん☆ボムを狙うが、奈苗はフェースバスターで切り返す。イクボムで叩き付けた奈苗だが、カウントは2。ならばとナナラッカを狙う奈苗だが、足をフックして防いだ夏樹はボディブローの連打からたいようちゃん☆ボム。奈苗が踏ん張るとアームドラッグにスイッチし、そこからモモ☆ラッチ。
 これを押し潰した奈苗は残り3分で低空延髄斬りからの冷蔵庫爆弾。だが、剣山で迎撃した夏樹は今度こそたいようちゃん☆ボムを決めたが、これもカウントは2。レッグクラッチ・スープレックス・ホールドもカウント2で返した奈苗に対し、夏樹はもう一度モモ☆ラッチを狙う。

 これを垂直落下式のナナラッカで切り返した奈苗だが、カウントは2。コーナーに登った奈苗だが、夏樹も追いかけていくと、たいようちゃん☆スパニッシュフライを狙う。だが、叩き落とした奈苗。それでも駆け上がっていった夏樹だが、先にマットに着地した奈苗はコーナーに登った夏樹を捕まえると、奥の手であるチャナラッカ☆百で叩き付けて3カウント!
 残り1分を切ったところで勝利した奈苗が優勝決定戦進出を決めた。

  
  
 
★試合後コメント
高橋奈苗
「休憩15分だけ? いいね、面白いね! 絶対勝つ! 勝って、勝って、勝って、勝っていって夏樹ともう1回やりたいね! 後楽園か、もっとデカイところか。(夏樹との闘いは)終わらないぞ! 見ててください、次。パッション!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夏樹☆たいよう
「負けてしまいました。負けて、自分のリーグ戦もこれで終わりました。もう高橋奈苗あっての女子プロレスじゃないぞ! 自分はこれからも夏樹☆たいようの女子プロレスを創り上げて、もう一度奈苗さんの前に立ちたいと思います。オイ、高橋奈苗! 絶対に優勝しろよ!」
 
 
 
 
 
 
 
 

▼5★STAR GP2013 優勝決定戦 30分1本勝負

[レッドスターズ得点1位]
●アルファ・フィーメル 

13分8秒
ラリアット→片エビ固め 

[ブルースターズ得点1位]
高橋奈苗

※高橋奈苗が優勝 

 この日の勝敗予想当選者は残念ながらいなかったが、迎えた5★STAR GP2013優勝決定戦は、レッドスターズ代表のアルファ・フィーメルvsブルースターズ代表の高橋奈苗の元ワールド・オブ・スターダム王者対決。
 試合を終えたばかりの奈苗は汗だくのままノーガウンで入場。今一度「いくぞー!」と気合いを入れてからリングインした奈苗を、アルファは腕組みをして睨み付ける。

 ゴングと同時にラリアットで向かっていった奈苗だが、倒れないアルファは逆にラリアットでなぎ倒すと、夏樹が散々痛めつけた奈苗の右腕を攻撃。右腕にマシンガンショットを落としたアルファは腕十字の体勢に。
 必死でクラッチした奈苗に対し、アルファは上から見下ろしながら「カモーン!」と挑発。串刺し攻撃を狙った奈苗をエプロンに追いやったアルファは、コーナーに叩き付けてからロープ越しのラリアット。

 場外に転落した奈苗を追いかけていったアルファはイスを使って奈苗の右腕を攻撃すると、客席に叩き付けていく。グロッキー状態の奈苗をリングに戻したアルファは、両手を広げて挑発すると、ハンマーを振り下ろす。だが、奈苗もアルファの串刺し式ショルダーをかわして場外に転落させると、トペを発射。
 珍しくアルファにイスを投げつけた奈苗は、リングに戻ると痛む右腕でラリアット2連発。しかしアルファもラリアットで迎撃すると、ショルダーネックブリーカーからブレーンバスターの体勢に。

 これをワキ固めで切り返した奈苗だったが、前転して逃れたアルファはクロスフェース。だが、奈苗もアルバトロスで切り返す。しかし、そのまま持ち上げたアルファはサイドバスターで叩き付けて脱出。今度こそブレーンバスターで投げたアルファだが、すぐに奈苗もブレーンバスターで投げ返す。
 左右の張り手を見舞った奈苗だが、張り手の相打ちに持ち込んだアルファはスピアー。だが、奈苗も返す刀でシャイニング膝アッパー。両者どうにか立ち上がると、ラリアットの相打ちに。

 お互い倒れず踏ん張ると、奈苗のラリアットをかわしたアルファがジャーマンで投げ捨てる。奈苗もすぐにバックドロップで投げ返すが、アルファはもう一度投げ捨てジャーマン。しかし奈苗はバックドロップからショートレンジラリアット。そこから冷蔵庫爆弾を投下するが、アルファは剣山で迎撃。
 10分が経過し、アルファは首をかっ斬るポーズから両ヒザをつくパワーボム。何とかカウント2で返した奈苗に対し、観客からは大「奈苗」コール。アルファはもう一度パワーボムを狙うが、奈苗は首固めで切り返す。

 カウント2で返したアルファはワンセコンドを狙った奈苗を肩口に担ごうとするが、体勢が崩れてしまう。ならばとアルファプレックスを狙ったが、奈苗も必死に防御。アルファを奈苗をコーナーに押し込み、ハンマーを連打。前のめりにダウンした奈苗を見てアルファはコーナーに登っていくが、立ち上がって追いかけていった奈苗は雪崩式ナナラッカ!
 カウント2で返したアルファだが、奈苗は今度こそ冷蔵庫爆弾を投下。カバーにいかずもう一度コーナーに登り2連発で投下したがカウントは2。奈苗はワンセコンドを狙うが、アルファはエルボーからショートレンジラリアットで回避。しかし奈苗もカウンターのラリアットを返すと、そのままガッチリと抑え込んで3カウント!

  
  
  

▼表彰式

 優勝した奈苗にロッシー小川代表から王冠とウィナーズガウンのほか、優勝カップや副賞が贈呈される。観客をどかしてリングサイドの客席を木村と共に陣取っていたアルファにも準優勝のトロフィーが贈呈されたが、アルファはトロフィーを投げ捨てる。
 ベストバウト賞は奈苗vs夏樹、技能賞はイオが受賞。イオは彩羽戦で痛めた右腕を吊ってトロフィーを受け取る。殊勲賞は夕陽、敢闘賞は木村が受賞。一旦引き上げた木村だが、リングに戻ってくると渋々小さいトロフィーを受け取ったが、同時に小川代表から帽子も強奪して去って行った。

▼エンディング 

 マイクを持った奈苗が「ありがとうございました。何を言えばいいか全然分からなくて、何か言ってくださいよ、お客さん」と言うと、大「奈苗」コール。奈苗は「ありがとうございます。このガウンと冠は似合いますか? 今日集まってくださった皆さん、本当にありがとうございました。スターダムのみんなこのリーグ戦にかけて毎試合熱い試合が続きました。その中で一番を獲れて嬉しいです! 優勝したんで……イオ! 赤いベルト、挑戦表明します!」と涙ながらに言い放つ。
 それを聞いたイオは「私は全勝優勝を目標にしてやってくたんですけど、見ての通り決勝にも出られなかった。……本当に悔しくて、この鬱憤は高橋奈苗とのタイトルマッチで晴らすしかないと思います! 11月4日、スターダム100回記念大会! 奈苗さん、そこでどちらがスターダムの顔か決めましょう!」と言って握手。

 すると、そこに木村が入ってきて「お前らよ、みんな分かっているよな? 誰がこの5★STAR GPを盛り上げて、引っかき回したと思ってんだよ。木村響子と安川惡斗、この2人だろ? 惡斗、お前面白いよ。お前、面白いからモンスター軍入れよ」と、改めて惡斗をモンスター軍に勧誘。
 それを聞いた惡斗は「安川惡斗だ。今回1勝4敗、分かっているよ。けどなモンスター軍……入らない! アタシはね、どっかの地名とか名前が入っている軍団とか性に合わないんだよ。でもアタシもバカじゃない。木村響子、お前と対等な立場で組んでやってもいいぞ。以上!」と言い放つと、木村と握手を交わし、肩を組んで退場。

 何とも言えない空気を吹き飛ばすように奈苗が「どーでもいいから勝手にやってくれ! 今日は私が優勝ということで元気に、私が締めたいと思います。よろしいですか?」と言うと、全選手がリング上へ。最後は奈苗の音頭による「今日はどうもありがとうございました。これからもスターダム、よろしくお願いします! いいですかー? いいかー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で5★STAR GP2013を締めくくった。

★試合後コメント
高橋奈苗
「ありがとうございました!」
――試合を終えて、いまの気持ちを。
「ん~~、感無量です。ここまで来るのに、去年からの1年だけじゃなくて、旗揚げしてからの全部のことが蘇って。たぶん旗揚げして3年目……2年半か? すべの総決算が今日だった気がして。最後、アルファのパワーボムで頭を打って、ちょっといまよく分からない状態なんですけど、何かこのリーグが始まる前から、5★STAR GPで優勝したところからの景色が見たいって言ってて。私はそこで何を感じて、何が見えるのかを見たかった。それを知らないまんまでいるのがすごく嫌だったので、いまでも本当に、今日の試合が終わるまでは何も変わらないんじゃないかなって、優勝したところで何も見える景色が変わるわけないしと思ったんですけど、終わって、こうやって、何か色々あって、皆さんが集まってくれてっていうだけで全然景色が違いますよね。いま敗者の前には誰もいない。私の前にはこんなに沢山の人がいて、お客さんもあぁやってリングに集まってくれて、全然違います。だから今日だけは浸って、また明日から立ち向かいたいと思います」
――今までたくさんの栄光を掴んできましたが、今日はまた特別なものになりましたか?
「今日2試合やって、いま頭がぶっ飛んでいてほとんど覚えてないんですけど、夏樹との試合でのお客さんの声とかはすごく覚えてるし、あとアルファと対峙したときのお客さんの声とかが何かすごくて。これはここまで来なくちゃ感じることが出来なかった。スターダムで、5★STAR GPでテッペンを獲れたってことは……それはいままでWWWAのベルトを巻いたり、いろいろあったけども、そのどれとも比べられない感動があります」
――ベストマッチに夏樹選手との試合が選ばれました。
「私、今日の夏樹との試合も2年ぶりで、もしかしたら今日が最後かもしれないと思って。何か分からないんですけど、言い方は悪いんですけど、今日が最後の試合になってもいいようにリングに立ちました。明日、何があるか分からないから。それは見てくれているみんなも同じだと思うんですよ。何があるか分からない世の中で、それでもいまを精一杯立ち向かって生きればいいことがあるよっていうのを、自分が率先して皆さんにも見せていきたい。それを見せるためには、やっぱり相手も強かったり、上手かったりしないと、高橋奈苗のプロレスを存分に見せられないと思うんですけど、そういう意味で夏樹は本当に不足がない。あの子が私の前にいて、私のそばにいて、本当にレスラー人生で幸せなことはないと、今日もう一回思いました。夏樹は『奈苗さんを越えたい』と、ずっと言ってますけど、夏樹とは自分の中での実感は抜かされたり、抜かしたり、そういう関係だと思ってるんですよ。また今日、差を見せたことで夏樹が私を追い越すつもりでやってくれれば、私ももっと強くなれる。そんな素敵な競争がスターダムにはあると思います」
――二人の関係は続いていく?
「続くでしょうね。私がいま、テッペンを獲ったんだから、早く夏樹もテッペンを獲れよって。そうしたら私がまた取り返しに行くし。そうしないとレスラーは強くなれないから。そういういい関係を見せていくことによって、後輩たちも引っ張っていきたい。私が『引っ張る』『引っ張る』と言っても、しっかりした結果を最近は残してなかったんで、最後、赤いベルトに挑戦表明したんですけど、ハッキリ言って私が興味あるのは赤いベルトです。紫雷イオはもっともっと……紫雷イオに対して興味を持たせてほしい。でもいまの現状っていうのは、いまコレ(=5★STAR)を獲った。ここから何を見せていけるか、高橋奈苗の勝負だと思っています」
――紫雷イオに選手として魅力を感じていないと?
「そうですね。実際、最近(イオとは)そこまで手を合わせていないんですけど、私が赤いベルト巻いていたときは、みんなが次から次へと挑戦を表明してきました。じゃあイオに対してはどうですか? こういう声はあまり聞きません。それが一つの物差しになると思うんですけど、私も紫雷イオがチャンピオンだからじゃなく、赤いベルトが欲しい。赤いベルトを返してほしい。そういう気持ちです」
――紫雷イオを倒して、赤いベルトを獲った後の景色は思い浮かんでいますか?
「いや〜、ちょっといまはここに本当に集中していたんで、正直見えてないところはあるんですけど。でも、自分が引き上げていきたいです。プロレスラー人生が終わるまで、一番を目指して進んでいきたいんで。それがパッションだと思います」
――アルファ・フィーメルにリベンジしましたが。
「リベンジしたんですけど、やっぱり(優勝決定戦が)休憩を挟んですぐだったので、自分の中で100%出したと思ってなく、内容的にはすごく悔しいです。やっぱりアルファの一撃が本当にでっかくて。それで頭がぶっ飛んでるというのもあるし、本当の意味で勝ったとは思ってない。これで(戦績は)イーブンだと思うんで、私がもう1回ベルト取り返して、私がチャンピオンでもう一回やりたい相手です。敵は多ければ多いほどいいんで」
――休憩を挟んでほとんど2連戦でしたが、それに関しては?
「逆に中途半端に何十分も開くと、テンションが落ちて難しかったと思うんで。それがたぶんアルファだったんじゃないかと。私がほぼ連戦だから、あっちは油断してたところもあると思うんで、自分の中では問題ないです。それに対応できる練習をいつもしているから。いつも思うんですけど、1日に3時間も、4時間も、5時間も練習しているのに試合の時間って、本当に何十分じゃないですか? なんのために練習してるんだろうって、いつも思いながらやってるんですけど、こういう時のため、チャンスを掴むために私たちは鍛えてるんで、これからも私は(厳しい練習を)やめることはしません。生きてる限り挑戦していきたいなと思います」
※応援に駆け付けた大江(中西)百重さんやその子供たちと一緒に記念撮影

★ロッシー小川代表総括
「5★STAR GPは今年で2年目でして、週1回、5週に渡ってやったんですけど、(新日本プロレスの)G1とかに比べたら、本当に過酷とは言えないんですけど、いまの女子の中では毎週毎週シングルの祭典をやっていくっていうのは、選手たちにとっては結構キツイって声もあった。まぁ後楽園で優勝戦をやれてよかったと思いますね。実際、今日は最後の試合見るまでで、ベストマッチは夏樹vs安川惡斗だと思ってたんですよ。その試合はすごくインパクトがあったんで。でも最後の夏樹と奈苗の試合を見たら、これはちょっと外すわけいかないなというところがあったんで、急遽その分は変えました。まぁ前半の惡斗は割と(今年の5★STARの)ヒロインだったと思うんで。来年も9月23日にココを押さえていますので、また5★STAR GPがこの時期に開催できればいいと思います」
――来年も決まってると?
「来年も決まってます。来年も7回、後楽園でやりますんでね。今年と一緒で」
――奈苗さんの優勝については?
「5★STARというものがこれから歴史を作っていく、重ねていく中で、第1回で愛川ゆず季、第2回で高橋奈苗が優勝したっていうのは、今後歴史を刻んでいく上では非常に重要だったんじゃないかなと(思います)。だから奈苗は勝って当然の実力があるんですけど、そこに名を連ねる12人の中で、1人だけ名を連ねるっていうのが重要で、今後(5★STARを)2回、3回、4回と続いていく中で……来年どうなるか分からないですけど、高橋奈苗の名前がそこに刻まれたかな、と。やっぱりいま、歴史を作っている中なので、非常に意義があったと思いますね、この優勝は。今後、11月4日はスターダム旗揚げ以来、ちょうど100回記念なので、そこで紫雷イオvs高橋奈苗(のワールド・オブ・スターダム戦をやる予定)。恐らく勝ったほうが、今年の女子プロレス大賞を獲るんじゃないかと、私は思ってます。それか勝った負けたは別として、そのぐらいの2人がやると思っています。今年の闘いの中で。勝った方になるのか、負けても頑張ったほうなのか分からないけど、もうこの2人に絞られてきたかな、今日の奈苗の優勝で。11・4はちょっと見逃せないんじゃないかなと、そう思います」
――リーグ戦の中で奈苗vs夏樹が組まれて、あれだけの試合を残したというのはほかの若い選手たちに対して、今後影響が出ると思うが。
「これはね、ある意味鉄板なんで。これに(ベルトバウトを)獲らせては本当はいけないんですよ。でもこれは有無を言わせないものがあった。そういうものを彼女たちは意地で見せたかなと(思います)。若い選手にはやっぱり来年、自分たちが受賞したり、ベストマッチを獲るような状態を作ってほしいです。だからこれは本当に回を重ねる中で、ひとつの重要な日だったかなと。これが5回、10回と続いたときに、『そういえば、高橋奈苗が第2回(の優勝)だったな。愛川ゆず季が最初だったな』と語れるような大会にしたいなというところです」
――ほかに目立った人は?
「前半に惡斗だったかな。あと、世Ⅳ虎は安定してましたね。宝城カイリは最後に今日、25歳のバースデーを自分で祝った。あとはそうだなぁ……まぁ夕陽は着実に力をつけている。あとイオは最初に3連勝して、決して(予選)敗退したわけじゃなくて、直接対決で負けてしまったんで(優勝決定戦に)上がれなかった。そういう意味では奈苗vsイオがスターダムの中での頂上決戦に相応しいかなと。まあ木村響子はいつもの感じなんで。惡斗をさらって行ったんで、どうなるのかなと。来年はこの12人に誰が選ばれるのか? 選ばれなかった選手たちで3WAYをやって、自分たちで盛り上げましたけどね。まぁそれはそれで楽しんでやってたんで。普通は腐っちゃうところを自分たちで、たわしをプレゼントしたり、自分たちで考えていった結果、それがすごく意義があったかなと。出ない人も意義があった。そういう大会だと思います。10月、11月、12月と、あと3ヶ月しかないんでさらに加速して。11月も、12月も後楽園大会はありますからね。来年1月26日、(旗揚げ)3周年(大会を)ここ後楽園でやりますから。そうやって、毎月当たり前に後楽園ができる、そういう状況でやっていきたいと思います」 

 イオと奈苗を撃破した木村&アルファのモンスター軍が、大阪ホームタウン宣言

5★STAR GP2013
9月15日(日) 大阪IMPホール 5:30PM
観衆358人
 
▼オープニング

 風香GMがリングに上がり、台風が近づいている悪条件にも関わらず来ていただいた観客の皆さんに「お足元が悪い中、ご来場本当にありがとうございます。5★STARは東京で3戦やって好評なので、大阪でも盛り上がればいいなと思っています。今日は大阪らしい明るい応援、よろしくお願いします」と挨拶。

 

 

 

裏5★STAR GP2013 シングルマッチ 15分1本勝負
脇澤美穂
5分55秒
バックスライド・フロム・ベノム 

岩谷麻優●

 今年の5★STAR GPに出場できなかった者同士のシングルマッチは「裏5★STAR GP」と題された。脇澤は新木場での3WAYの時と同様、封筒を持参して入場。妙にやる気満々の脇澤と岩谷を見て、思わず観客も風香リングアナも吹き出してしまう。
 この試合の勝者には優勝メダルが贈呈されるとのことだが、マイクを持った脇澤は「そんなメダルだけじゃ物足りない。今日もお金とたわしを用意した。今日のお金は愛川ゆず季のお財布に1万円入っていたので」と言い出す。

 本部席から観戦していた愛川ゆず季さんは「うそー!」と驚きを隠せないが、脇澤はしっかり1万円札を盗んでいた。まずはお互いに自分への声援を煽る中、リストロックの応酬に。ロープを掴んで前転した岩谷は、タケコプターで投げ飛ばす。
 だが、背後から髪の毛を掴んだ脇澤。岩谷が逆水平チョップを見舞っていくと、脇澤も逆水平チョップで応戦。コーナーに押し込んでアイアンクローを見舞った脇澤はヘアホイップで投げていくと、さらに顔面への唾攻撃からスイングネックブリーカー。

 串刺し攻撃を狙った脇澤をミサイルキックで迎撃した岩谷は、ダブルリストアームサルトで投げていくがカウントは2。脇澤もカウンターの低空ドロップキックから逆エビ固めに捕らえると、つま先に噛みついていく。ロープに逃れた岩谷は、フィッシャーマンバスターを狙った脇澤をウラカン・ラナで丸め込むがカウントは2。
 コーナーに登った岩谷だが、下から殴っていった脇澤は雪崩式フランケン。これを回転エビ固めで切り返した岩谷は、カウント2で返されたところを飛び付いてエビ固めで丸め込む。だが、エビ固めで切り返した脇澤は、そこからバックスライド・タイムスを決めて3カウント。

 優勝メダルを首からかけてご満悦の脇澤は、2通の封筒から1通を選び中身を確認。中に入ってきた紙に書かれてあったのはまたしても「たわし」。つくづく引きのなさを露呈してしまった脇澤であった……






5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
宝城カイリ
[1勝3敗=2点]
6分56秒
スライディングD→片エビ固め 

彩羽匠●
[1勝2敗1分=3点]

 ここまで3戦全敗の宝城だが、彩羽に対してはかなりライバル視している模様。その彩羽は前回の新木場大会でワンダー・オブ・スターダム王者のエンジェルからリーグ戦初勝利を奪い、ここまで1勝1敗1分の3点。勝てばまだ優勝決定戦進出の望みがある。
 宝城から握手を求めるが、その手を払った彩羽は、背後からドロップキックで奇襲攻撃を仕掛けると、ロープに飛ばされたところでカウンターのドロップキック。宝城も馬乗りエルボーを返していくが、スイープした彩羽も馬乗りエルボーから腕十字へ。

 ロープに逃れた宝城は手四つでの力比べを要求。下から捻り上げた彩羽に対し、リストロックで切り返した宝城だが、バックに回ってリフトしてからマットに叩き付けた彩羽はジャンピング・ボディプレスから逆エビ固めへ。「まだまだ!」と叫びながらロープに逃れた宝城はチョップを見舞って行くと、胸を突き出して「来いや!」と挑発。
 彩羽の逆水平チョップを受け止めた上で逆水平チョップを返していく宝城。チョップ合戦は彩羽が打ち勝ったが、宝城はスピアーを返すとダブルチョップから串刺しスピアー。

 2発目を顔面へのドロップキックで迎撃した彩羽は、バックドロップの体勢で持ち上げてからフェースバスターで叩き付ける。宝城も首固めで丸め込んでから低空ドロップキックを返すと、ダイビング・エルボードロップを投下。かわした彩羽はエルボースマッシュの連打でコーナーに追い詰めると串刺しドロップキック。
 続くダイビング・ボディプレスをカウント2で返した宝城だが、彩羽はぶっこ抜きジャーマンを狙う。サムソンクラッチで切り返した宝城だが、カウントは2。

 お互いロープに飛ぶとドロップキックが相打ちに。ならばとスピアー2連発を見舞った宝城はもう一度ダイビング・エルボードロップを投下。今度はクリーンヒットしたが、カウントは2。ならばと宝城は身体ごとぶつかっていくスライディングDから、そのままガッチリと抑え込んで3カウント。
 宝城は先輩の意地を見せて、待望のリーグ戦初白星をあげた。彩羽は試合後も宝城から求められた握手を拒否し、悔しさを滲ませた。





 




★試合後コメント
宝城カイリ
ーー待望のリーグ戦、初勝利でした。
「はい。ずっとこれまで1人だけ3連敗で、成績表(星取表)でも自分の名前の横にだけ0っていう数字が書いてあって。本当に悔しくて、どうにかなりそうだったんですけど、今回自分が一番焦点を当てていた大事な一戦で、やっと、やっと白星を獲ることが出来て、本当にどんな形であれ、本当に嬉しいです!」
ーー後輩でありながら、以前タッグでピンフォールを奪われた彩羽匠、初めてシングルで当たってみていかがでしたか?
「う〜ん、やっぱり身体が自分より大きいし、ガッシリしているので、やっぱり1個1個の攻めも当たりが強いし、なかなか倒れてくれないからすごく苦戦はしたんですけど、最後は意地で勝った感じですかね。でも、まだまだちょっとやり合いたいなっていう印象はあります」

▼5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
夕陽
[2勝2敗=4点]
11分12秒
450 °スプラッシュ→片エビ固め 
安川惡斗●
[1勝3敗=2点]

 今年の5★STAR GPで台風の目となっている安川惡斗だが、戦績的には1勝2敗の2点止まり。一方の夕陽も戦績的には1勝2敗の2点で並んでおり、この試合はお互いにとって絶対に負けられない一戦となっている。
 惡斗から力比べを要求すると手四つの力比べに。足を踏んづけていった惡斗だが、腕の取り合いからテイクダウンした惡斗はアキレス腱固めを仕掛ける。夕陽もアキレス腱固めで対抗すると、パスしてサイドポジションへ。

 だが、惡斗はバックに回ると胴絞めスリーパーに捕らえる。首を抜いた夕陽はガードポジションの惡斗を攻撃しようとしたが、下から三角絞めに捕らえた惡斗はさらにサミング。そこからコーナーに夕陽を叩き付け、トップロープに擦りつけてからコンプリート・ショットでターンバックルに叩き付ける。
 ランニングニーから顔面を踏みつけた惡斗は、注意するレフェリーに「お前、誰だよ!」と悪態をつく。すると夕陽はロープに飛び乗ってのジャンピングキックからライオンサルトを投下。さらに足4の字固めに捕らえる。

 ロープに逃れた惡斗に対し、串刺しジャンピングニーを見舞った夕陽だが、2発目をかわした惡斗は打点の高いドロップキックからニーを連打。ACTスペシャルをカウント2で返された惡斗は肩口に担ぎ上げて何かを狙ったが、夕陽は間一髪で背後に逃れて蹴っていく。
 しかし蹴り足をキャッチした惡斗はストレッチマフラー。そこからマフラークラッチに捕らえる。だが、首のフックが甘かったため、夕陽はロープに脱出。

 エルボーを打っていった惡斗に強烈なローを返した夕陽。思わずうずくまる惡斗だが、何とか気合いで立ち上がる。だが、正面からローを叩き込んだ夕陽。惡斗もコンプリート・ショットからそのまま抑え込むがカウントは2。夕陽のローでまたもダウンした惡斗は左足を抱えて悶絶。
 夕陽は厳しい表情で容赦なく惡斗を蹴っていくと、突きのコンビネーションからジャンピングハイ。さらに450°スプラッシュを狙ってコーナーに登ったが、追いかけていった惡斗は雪崩式ACTスペシャルで叩き付ける。

 夕陽がカウント2で返したところで10分が経過。惡斗はミサイルキックでカウント2まで追い込むと、コーナーに登っていくと最上段から惡トーンを投下。かわした夕陽はジャーマンで投げてからミドルを連打するが、惡斗はアクトロックで丸め込む。
 カウント2で辛くも返した夕陽はカウンターの野弾蹴りからカポエイラキック。そして今度こそ450°スプラッシュを投下して3カウント。これで夕陽は2勝2敗の4点となった。









 
5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

夏樹☆たいよう
[2勝1敗1分=5点]

9分50秒
モモ☆ラッチ 

世IV虎●
[1勝2敗1分=3点]

 K-1やZERO1でリングアナを務めていたNAOKIリングアナがコールを担当。奇しくも1勝1敗1分の3点同士で迎えた夏樹と世IV虎の川葛師弟対決。勝ってトップの奈苗を追撃するのはどっちか?
 不適な笑みを浮かべながら夏樹にガンを飛ばしていった世IV虎。対する夏樹はヤンキー座りの世IV虎を真っ直ぐに睨み付ける。

 夏樹からの握手を両手で応じた世IV虎はゴングと同時にショルダータックル。ハイスピードでかく乱しようとする夏樹だが、捕まえた世IV虎はコーナーに叩き付ける。だが、夏樹は世IV虎をコーナー下に座らせると串刺しランニングキック。すると世IV虎も串刺しラリアットから顔面ウォッシュをお返し。
 世IV虎が夏樹をロープに貼り付けて踏みつければ、夏樹も同じ攻撃をお返し。さらにコーナーに飛び乗ってからロープに飛んでまたもかく乱した夏樹だが、世IV虎はカウンターでのケブラドーラ・コンヒーロを決めると逆片エビ固めに捕らえる。

 「重てぇ!」と絶叫する夏樹は、「この金髪!」と髪の毛を掴んでいくが、世IV虎はより絞りあげる。ロープに逃れた夏樹が「世IV虎!」と叫びながらエルボー合戦を仕掛けていくと、世IV虎も「親分!」と叫びながら真っ向勝負。さらに夏樹がカンフー殺法を繰り出すが、世IV虎もカンフー殺法で防御し、お互いに構えで威嚇。
 だが、一日の長がある夏樹がカンフー殺法からミサイルキック。しかしイグチボムを押し潰してハンマーを落とし名食った世IV虎は、カウンターで世IVドンを決めるとセントーンを投下。

 そこから太い腕でスリーパーに捕らえると胴絞め式に移行。ギブアップしないと判断した世IV虎はロープに飛ぶが、夏樹はボディブローを連打すると、世IV虎をコーナーに追い詰めて串刺し低空ドロップキック。夏樹は今度こそ世IV虎の巨体をイグチボムで叩き付けると、コーナー最上段からダイブしたが、世IV虎は世IVドンで迎撃。
 世IV虎もダメージが大きく、なかなか立ち上がれない。ほぼ同時に立ち上がり、エルボーの相打ちからお互いロープに飛ぶ。夏樹はウラカン・ラナで飛び付くが、世IV虎は肩口まで持ち上げるとアティテュード・アジャストメントで叩き付ける。

 そこからコーナー二段目に登っていくが夏樹が追いかける。だが張り手を見舞って叩き落とした世IV虎。ならばと助走を付けて飛び乗った夏樹だが、世IV虎はヘッドバットを見舞ってから肩口に持ち上げ前方に投げ捨てると、そのまま二段目からのダイビング・セントーン。
 カウント2で返した夏樹はウラカンでまたも飛び付きが、シットダウンパワーボムで切り返した世IV虎。ならばと夏樹はチョモランマで抑え込むが、世IV虎もカウント2で返す。だが、夏樹はここで電光石火のモモ☆ラッチで丸め込んで3カウント。

 試合後、勝った夏樹から握手を求めると、世IV虎も素直に応じ、川葛の絆の強さをアピールした。夏樹は2勝1敗1分の5点となり、最終戦の奈苗戦を迎えることになった。









★試合後コメント
夏樹☆たいよう
「これで得点5。まだね優勝狙えると思うので、次の後楽園に向けていい勢いが付けられたと思います」
ーー久し振りに対戦した世IV虎選手はいかがでしたか?
「いや、やっぱり……お互い手の内は分かっているし、相手が何を考えて、どういう癖で動くかっていうのを把握している者同士なんで。もう技を簡単に決まらないし、そこをどう裏切っていくかっていうところの勝負だったと思うんで。そこはまだまだ親分として、経験で勝てたと思います。でもやっぱり世IV虎は強いよ、本当に(苦笑)。セントーンの威力とかもめちゃくちゃ増してて、もう……内蔵破裂するかと思った。いやぁ仲間でよかったなぁ(苦笑)」
ーー来週の後楽園では最後の公式戦として高橋奈苗戦が残っていますが。
「もう自分はずっと打倒高橋奈苗でやってきてますし、2年前に赤いベルトに挑戦して獲れなかったっていうね、自分の現実を突き付けられて。それから……もう、次は奈苗さんと大きい会場でやりたいっていう目標があってやってきたので、これはもう本当にチャンスなので、それを掴める努力はしてきているんで。もう自分のプロレスをして、奈苗さん……女子プロレス……これから自分が新しい女子プロレスを作っていけるように頑張りたいと思います」

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●米山香織
[2勝2敗=4点]
10分13秒
ウイング・スパン 

ダーク・エンジェル
[2勝2敗=4点]

 2勝1敗の4点で首位のイオを追う米山は、1勝2敗2点のエンジェルとチャンピオン対決。握手を交わしてから試合が始まると、まずはエンジェルがショルダータックル。さらにアームドラッグで投げていくが、米山もチェーンレスリングを展開。
 ハンマーロックの応酬からヘッドロックに捕らえたエンジェルだが、ヘッドシザースで切り返した米山は卍コブラに捕らえていく。うまく逃れたエンジェルはエルボーとチョップを見舞って行くと、串刺しジャンピングニー。

 2発目をかわした米山はエンジェルを人工衛星ヘッドシザースで投げていくが、エンジェルもニーリフトを返すとエルボー合戦へ。ロープに飛んだ米山を追走し、ロープに飛び乗ってのミサイルキックを発射したエンジェルは、変型のテキサス・クローバー・ホールド。さらにリバースバイパーホールドに移行するが、米山はロープに脱出。
 突進してきたエンジェルをエプロンに追いやった米山だが、エンジェルはロープ越しにフロントブレーンバスターで叩き付けると、スリングショット式ニードロップを投下。さらにフルネルソンバスターで叩き付けてからコーナーに登っていく。

 追いかけていった米山は雪崩式ダブルリストアームサルトで投げていくと、背後からミサイルキック。さらに後頭部にランニングニーを叩き込んだ米山は、ロープ駆け上がり式の不知火。勝負をかけたダイビング・セントーンはやや当たりが浅くカウントは2。「もう一丁!」とコーナーに登った米山だが、2発目のダイビング・セントーンをかわしたエンジェルはタイガードライバー。
 カウント2で返した米山だが、エンジェルは「OK、イクゾー!」と叫んでレイネーラを狙う。逃れた米山は丸め込むがカウントは2。ならばとローリングソバットから米-ZOUを狙うが、エンジェルはレイネーラで切り返す。

 どうにか丸め込みで逃れた米山はロールスルージャーマンスープレックスを狙うが、投げられる寸前でうまく逃れたエンジェルは、ウイング・スパンで丸め込んで3カウント。
 白いベルトの王者として、二冠王の米山から勝利し、2勝2敗の4点とした。









★試合後コメント
ダーク・エンジェル
「大好きな大阪の地で米山と対戦できて嬉しかったわ。私もチャンピオンだけど、彼女のチャンピオン。チャンピオン同士の対戦で勝ったのは私。常にグッドコンディションをキープしておくことが、この5★STAR GPでは大事になるわね」

 

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

●高橋奈苗
[2勝1敗1分=5点]

14分33秒
ビッグブーツ→エビ固め 

木村響子
[2勝1敗1分=5点]

 2勝1分の5点でブルースターズ首位の奈苗を、練習中に襲撃して冷凍庫に押し込む暴挙に出た木村。木村も1勝1敗1分の3点のため、ここで奈苗に勝てばまだ優勝への望みは十分ある。
 奈苗がリングインするなり、お互いに髪の毛を掴んで睨み合う。ゴングが鳴ると、ロックアップから腕を取った木村だが、リストロックで切り返した奈苗はヘッドロックでグラウンドに持ち込む。木村もすぐに脱出してみせ、額をくっつけながらの力比べに。

 一旦離れた両者はショルダータックルでぶつかり合うと、チョップ合戦に。そこからエルボーを打っていった木村をジャーマンで投げ捨てた奈苗は、木村と同時にロープに飛ぶとラリアットでなぎ倒す。ブレーンバスターの体勢に入った奈苗だが、堪えた木村は逆に投げていく。ロープに飛ぼうとした木村の足に絡みつき、ヒザ十字固めに捕らえた奈苗。
 転がってロープに逃れた木村だが、奈苗は間髪入れず足4の字固め。そのまま張り手の打ち合いになると、馬乗りになった木村は奈苗の髪の毛を掴んでマットに打ち付ける。

 コーナーで馬乗りナックルを見舞っていった木村だが、奈苗は串刺しラリアットを返す。雄叫びをあげてからもう一発串刺しラリアットを叩き込んだ奈苗はコーナー二段目から冷蔵庫爆弾。だが、かわして自爆させた木村は「誰が冷蔵庫だ、コラ!」と奈苗の顔面を足蹴にして踏みつける。木村の串刺し攻撃を蹴りで迎撃し、コーナー駆け上がり式スタナーを決めた奈苗だが、木村はフロントネックロックで飛び付く。
 胴絞め式で奈苗の動きを止めた木村は、そのまま立ち上がるが、フロント・ブレーンバスターで切り返した奈苗は低空ドロップキックからラリアットを狙う。これを卍固めで切り返した木村だが、奈苗は辛くもロープに脱出。

 木村は串刺しフロントキックから「冷蔵庫爆弾!」と叫んでコーナーに登っていくが、「馬鹿にすんじゃねぇ!」と追いかけていった奈苗はヘッドバットを見舞ってから雪崩式ブレーンバスター。さらにコーナー最上段から冷蔵庫爆弾を投下。これを両足をあげて迎撃した木村は、今度こそ掟破りの逆冷蔵庫爆弾を投下。
 カウント1で返した奈苗はショートレンジラリアットを叩き込むが、木村は胴絞めスリーパーで捕まえる。苦悶の表情でロープに逃れた奈苗。10分が経過し、木村は奈苗を引き起こすが、奈苗はそこをバックドロップで投げていく。

 ダブルダウン状態となり、ダウンカウントが数えられるが、先に立ち上がった奈苗はエルボーを連打。木村ももの凄い形相で耐えるとエルボーを返す。そこからロープに飛ぶが、奈苗はカウンターの延髄斬りからイクボム。さらに最上段から冷蔵庫爆弾を投下すると、すぐにもう一度コーナー最上段まで登っていって冷蔵庫爆弾を連続投下。
 何と三度コーナーに上がって冷蔵庫爆弾3連発を投下したが、木村はカウント2で返すとノータッチヘッドバット。しかし奈苗も木村のグーパンチをナナラッカで切り返す。木村も叩き付けれたシュ運間、エビ固めで抑え込むがカウントは2。ならばとリストクラッチ式バックドロップで投げる。木村のビッグブーツをかわしてショートレンジラリアットを叩き込んだ奈苗だが、木村も追走式ビッグブーツ。

 残り1分となり、奈苗のラリアットを腕へのビッグブーツで迎撃した木村はノータッチ・ヘッドバット。奈苗もショートレンジラリアットを返してロープに飛ぶが、木村はカウンターのビッグブーツを叩き込むと、ガッチリと抑え込んで3カウント。
 これで木村は2勝1敗1分の5点で奈苗と並び、一方の奈苗は悔しさを露わにしながら引き上げていった。





 




 
5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

●紫雷イオ
[3勝1敗=6点]

11分15秒
オメガプレックス 

アルファ・フィーメル
[2勝1敗1分=5点]

 3戦全勝の6点でレッドスターズを独走するイオだが、このリーグ戦最大の難関となるのがアルファと両国以来の再戦。1勝2敗の2点と戦績こそ振るわないアルファだが、とにかくイオにリベンジするためにこのリーグ戦に挑んできたといっても過言ではない。それだけにイオ戦に向けたアルファのモチベーションは非常に高い。
 イオの詰め寄っていき、見下ろすように睨み付けたアルファ。イオからの握手も無視したアルファは、イオコールを送るファンを睨み付けて威嚇。さらにイオと額をくっつけて睨み合うと、チョークでコーナーまで押し込んでいく。

 イオも体勢を入れ替えてエルボーを打っていくが、串刺し攻撃をラリアットで迎撃したアルファは「イチバン!」とアピール。ドロップキックを打っていくイオだが、アルファはまったく倒れない。ならばと背後から飛び付いてオンブ式スリーパーに捕らえたイオ。片膝をついたアルファだが、どうにか立ち上がって背後のコーナーに押し込んで脱出。
 イオは側転→バック転で翻弄してからコルバタで投げ飛ばす。アルファが場外に出たところにトペを狙ったが、エプロンでキャッチしたアルファは場外に引きずり出し、イスを使って痛めつける。

 さらに鉄柱や客席に叩き付けていったアルファは、イオをイスに座らせて逆水平チョップ。リングに戻ったアルファはボディスラムで叩き付けると踏みつけフォール。カウント2で返したイオだが、アルファはもう一度ボディスラム。マシンガンショットでカウント2まで追い込んだアルファは串刺し攻撃へ。
 かわそうとしたイオを捕まえて肩口に持ち上げたアルファだが、エプロンに逃れたイオはロープを使ってバックブリーカー。なおもイオは機敏な動きでアルファを翻弄すると、619を避けて場外に出たアルファにケブラーダを発射。

 リングに戻ったイオは新幹線アタックから後頭部へのミサイルキック。さらにクロスフェースに捕らえる。ロープに逃れたアルファに低空延髄斬りを見舞ったイオは、619を狙ったがキャッチして抱え上げたアルファ。しかし肩口に担いだところでバランスを崩してしまう。
 ならばと改めて肩口に担いでいったアルファは、オメガスラムで叩き付けるがカウントは2。「チャンピオン!」と挑発していったアルファは、イオのボディブローを受け止めるが、イオはアッパー掌底からボディへの619。

 さらにスワンダイブ式フットスタンプを腹部に落としたイオはバズソーキック。これでアルファの動きを止めると、その場→二段目とムーンサルトプレスを連続投下したが、最上段の登ったところを捕まえたアルファは、両ヒザをつく形のパワーボム。カウント2で返したイオだが、アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げたアルファ。横十字固めで丸め込んだイオは、続けて高角度前方回転エビ固め。
 カウント2で返したイオを逆に丸め込んだアルファだが、こちらもカウントは2。10分が経過し、アルファはラリアットでなぎ倒すとフィニッシュ宣言をしてからパワーボムを狙う。だが、フェースバスターで切り返したイオはバズソーキック3連発。しかし続くローリングソバットをブロックしたアルファは、必殺のアルファプレックスで投げて3カウント!

 イオにリベンジしたアルファは2勝1敗1分の5点。イオは3勝1敗の6点でまだブルースターズ首位ではあるが、宣言していた全勝優勝はなくなった。










▼エンディング 

 アルファの勝利を称えた木村がマイクを持ち、「大阪の皆さん、今日はお足元の悪い中、紫雷イオの無様な姿を観に来てくれてありがとうございました。お前らニコニコ、ブーイングしやがって! 本当はモンスター軍のこと大好きなのバレてるぞ。大阪、たこ焼きがうまくていい街だな。今日から大阪、モンスター軍のホームタウンにしてやるよ。ということで、今日はモンスター軍が締めさせてもらおうか」と言い放つ。
 なお、この日の勝敗予想当選者はなし。最後はアルファが「イオ、よく聞け! お前のベルトに挑戦させろ! 私が赤いベルトのチャンピオンになってやる!」と引き上げようとするイオに向かってワールド・オブ・スターダム王座への挑戦を表明。

 木村は「いまの(アルファの言葉を)を訳すと、紫雷イオのほっぺたはたこ焼きほっぺたと申しております!」と言い、さらにアルファが「アルファ・フィーメル、イチバン!」と叫ぶと、木村も「キムラ、イチバーン! We are モンスターグーン!」と続いた。
 木村はスターダムの選手のほかに風香GMや愛川さんにもリングに上がるように要求するが、愛川さんはやんわりと拒否。選手たちと共に風香GMも渋々リングに上がると、最後は木村とアルファが「アルファ・フィーメル、イチバン! キムラ、イチバン! We are キムラモンスターグーン!」と勝手に締めて退場。呆然としていた選手たちは四方の一礼してリングを降りた。

★試合後コメント
木村響子&アルファ・フィーメル
アルファ「(※ドイツ語でまくし立てる)」
木村「イエス! チャンピオンベルトが似合うのは、紫雷イオよりこのアルファ・フィーメルだ、と(言ってます)。私はたこ焼きが好きだ! 大阪が好きだ! モンスター軍のホームタウンは今日から大阪だ、と申しております」
ーー赤いベルトのチャンピオンである紫雷イオ、ブルースターズのトップだった高橋奈苗と、ある意味トップ2を倒したわけですが、最終戦に向けて意気込みをお願いします。
アルファ「今度は英語で言ってあげるわ。ドイツ語が分からない愚かなあなたたちのためにね! 私はドイツでナンバー1のレスラー。彼女(=木村)は日本でナンバー1。5★STAR GPの決勝戦ではどちらがナンバー1かを決める闘いになる。木村との対戦は別に構わない。木村に勝って優勝したら、赤いベルトもいただいて、2つのチャンピオンになるわ。カモン! 私こそが真のチャンピオンよ!」
木村「まぁ全部ウ●コばっかりだから問題ないぜ、と(言ってます)。決勝戦、モンスター軍対決をやろうぜと言ってます」
アルファ「もう質問はないわね? 私は忙しいの。もう行くわよ! OK? フ●ックユー」
※アルファが立ち去る
木村「23日、後楽園ホール。アルファvs木村響子の決勝戦、お前ら見に来いよ!」

 イオは全勝をキープし、奈苗は粘る惡斗を撃破!夏樹と木村は両者KO!

5★STAR GP2013
9月8日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆285人
 
▼オープニング

 Kちゃんパンダ(この日は若原めぐみさんとダンサー2人)のオープニングダンスに、風香GMが加わる。踊り終えたGMは「皆さんこんにちは。前回の後楽園大会から4週連続東京大会で、選手はもちろんなんですけど皆さんも疲れが溜まって大丈夫かなと思ったんですけど、こんなにたくさんの方が来てくれて嬉しいです。私もクリーニングが間に合わなくて衣装が違ったりとか、いろいろなハプニングがあるんですけど、もうここまで来たら元気よくいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と挨拶。

スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
BUSU
6分27秒
バックスライド 

MAYUCICA●

マスクドひろよん

 第1試合は前回までの脇澤vs岩谷vs松本の3WAYではなく、この3選手と縁のあるBUSU、MAYUCICA、マスクドひろよんによる3WAY。風香リングアナはBUSUの名前を凝るする際、思わず吹き出してしまう。
 そんなBUSUは脇澤同様またも2通の封筒を取り出し、「あの脇澤さんから伝言を授かって、たわしと誰かの財布から盗んだお金。今日はダーク・エンジェルのお財布から盗んだら100ドル入っていました。だから2つに1つ。よし、始めよう!」と言ってから試合開始。

 まずはMAYUCICAがロープワークから決めポーズ。それを見たひろよんもロープワークから側転して決めポーズ。BUSUもロープに飛ぶが、MAYUCICAが足をかけて転ばせる。するとBUSUが「お前は誰だ!」と言いながらMAYUCICAのマスクに手をかける。
 ひろよんが救出に入るが、BUSUがMAYUCICAをロープに飛ばすと、BUSUとひろよんがダブルのアームホイップ。しかしMAYUCICAもBUSUとひろよんの腕を取り、タケコプターで2人まとめて投げていく。

 しかしMAYUCICAの串刺し攻撃を迎撃したひろよんはミサイルキック。漁夫の利でBUSUがカバーするが、ひろよんが背中にチョップを落とす。「イテーよー!」と嘆きながらベノムアームを見舞ったBUSUだが、脇澤ほどの威力がない。そこにMAYUCICAがダイビング・クロスボディーを放っていくが、ひろよんがかわしてBUSUに直撃。
 MAYUCICAがBUSUをスリーパーに捕らえると、その上からMAYUCICAにひろよんがスリーパー。ロープに逃れたMAYUCICAはひろよんにスリングブレイドを決めるとコーナーへ。

 だが、BUSUが追いかけていく。股下から脱出したMAYUCICAはひろよんをBUSUのいるコーナーに叩き付けていくが、ひろよんもMAYUCICAにジャパニーズレッグクラッチホールド。カウント2で返したMAYUCICAだが、ロープに走ったところにひろよんが追走式体当たり。そこからまだコーナーに上にいたBUSUを追いかけていったひろよん。
 しかしMAYUCICAが背後から襲いかかり、BUSUとひろよんを逆さ吊りにすると、そこに串刺しドロップキック。さらにBUSUをダブルリストアームサルトで投げるがカウントは2。BUSUはクローホールドSTOを決めると、タケコプターを狙ったMAYUCICAを場外に突き落とす。

 そこにひろよんが襲いかかり、BUSUのマスクを剥ぎ取るが、BUSUのマスクの下にもう一枚BUSUのマスクが! 怒ったひろよんはBUSUのマスクをズラして視界を塞ぐと、MAYUCICAにエプロンからロープ越しのスタナーを見舞ってコーナーへ。だが、その間にBUSUがMAYUCICAにバックスライドを決めて3カウント。
 勝ったBUSUは2通の封筒から1通引くが、その中の紙に書かれてあったのは「たわし」。BUSUは「今回もたわしだった! ……と脇澤さんに伝えておく。今までありがとうございました。本日で3WAYを終わりにします」と言うが、MAYUCICAが「負けたままで終わらせたくないから後楽園も3WAYでお願いします! いい商品用意しますから!」と懇願。

 それを聞いたひろよんが「もういいよ!」と訴えるが、BUSUが「お前がそこまで言うなら」と9・23後楽園大会での3WAYを受諾。MAYUCICAはひろよんに向かって「松本にそう伝えておけ!」と言い放った。

  
  
  
 
▼5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
彩羽匠
1勝1敗1分=3点
9分2秒
腕ひしぎ逆十字固め 

ダーク・エンジェル●
1勝2敗=2点] 

 ここまで1敗1分の彩羽匠は8・17後楽園大会で対戦したダーク・エンジェルと再び対戦。白いベルトは奪取出来なかったが、リベンジなるか?
 ロックアップからエンジェルの腕を取ってエルボースマシュでカチ上げた彩羽はワキ固めへ。どうにか逃れようとするエンジェルは、強引にサイドバスターで叩き付けて脱出。アームドラッグで投げていったエンジェルはウラカンホイップからドロップキック。

 彩羽をコーナーに追い詰めて踏みつけたエンジェルは、フラップジャックでコーナーに叩き付けると、彩羽のドロップキックを自爆させてから変型の逆エビ固め。ロープに逃れた彩羽はフロントキックでロープまで吹っ飛んだ勢いを利用してドロップキックを返すとパワースラム。
 エンジェルはミドルキックをキャッチされると、ジャンピングソバットで引き離してロープに。だが、彩羽はカウンターでワキ固めに捕らえる。ガッチリと決まったが、エンジェルは何とかロープに脱出。彩羽のエルボーをフルネルソンバスターで切り返したエンジェルは、串刺しジャンピングニー。

 だが、2発目をドロップキックで迎撃した彩羽は腕十字へ。クラッチが切れて悲鳴をあげたエンジェルだが、どうにかロープに脱出。しかし場外に出た色ははエンジェルの右腕を鉄柱に叩き付けていくとコーナーへ。だが、エンジェルも下から殴っていく。これをぶら下がり式の三角絞めで切り返した彩羽だが、脱出したエンジェルはドロップキックで彩羽を場外に蹴り落とす。
 トペを発射したエンジェルは彩羽をリングに戻すと、ダイビング・クロスボディー。レイネーラを踏ん張り、右腕にコードブレイカーを決めた彩羽だが、エンジェルも続く腕十字は防御。だが、彩羽もフルネルソンバスターを投げ捨てジャーマンで切り返す。

 さらに右腕にダイビング・ボディプレスを投下すると、もう一度コーナーに登って正調のダイビング・ボディプレスを投下。それでもエンジェルはウイング・スパンを狙ったが、ダメージでいつものキレがない。そこを彩羽は回転しながらの腕十字で切り返し、何とワンダー・オブ・スターダム王者のエンジェルからタップアウトを奪ってみせた!
 これで彩羽は1勝1敗1分の3点となり、1勝2敗2点のエンジェルを上回った。

  
  
  
 
★試合後コメント
彩羽匠
「あぁ、嬉しいですっ! 今日の試合前に言っていた作戦っていうのは関節狙いで、(その作戦で)ずっといってました。あぁ、よかった! でもパワーとかテクニックとかでははまだまだ……。でも、(8・17後楽園大会での対戦から)この短期間で自分ができるのは、やっぱり関節を狙ってギブアップを獲ることかなっていうのを一番に考えて練習してきました。それがいま、こうやって結果に出てすごい嬉しいです。リーグ戦でやっと1勝できて、しかもベルトを持ってるダーク・エンジェルから獲れたことは自分ですごく嬉しいし、またチャンスがつかめたのではないのかなと自分で思っています。この1勝は自分の中ですごく大きいです。ありがとうございます」
――腕に集中してましたけど……
「はい。もう腕を狙いましたね」
――今まで対戦しての作戦だった?
「そうですね。後楽園とかの試合とかも、自分で見て狙っていきました」
――入り方っていうのは何か特別な新しいもの?
「フィニッシュですか? そうですね。やっぱりいままでずっと馬乗りになって十字に入るよりも、もう1回あの入り方でスパンといったらたぶんもう獲れないと思うんですよね。もう戻せないというか、腕が伸びきってしまうので。それをずっと何回もしていたら(腕十字の入り方が)バレてしまうので、ここだと思った時に入ったんですけど、それが上手く入れたので良かったです」

ダーク・エンジェル
「すごいハードな試合だったし、タフな相手だった。いまはどんどん順位が下がってるけど、最後には私が一気に駆け上がるから。来週からの私を見ていて。タクミのエルボーはすごいわね。すごく成長している。今度からはしっかりと考えて闘わないといけない相手ね」

 

 

 

 

 

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
世IV虎
1勝1敗1分=3点 
10分5秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め
夕陽●
[1勝2敗=2点] 

 1敗1分の1点といまだ白星がない世IV虎は、約1年前の5★STAR GPで対戦した際、スリーパーで絞め落とした夕陽と対戦。開幕戦で夏樹に勝利し、2日前にはZERO1の大会で師匠・日高郁人と対戦して手荒いエールを受けた夕陽としては是が非でもリベンジしたいところだ。
 試合前からお互いに相手を鋭い目つきで睨み付ける。ゴングが鳴ってもヤンキー座りのままの世IV虎だが、ゆっくり立ち上がるといきなりエルボー合戦。そこから掌底と蹴りを見舞った夕陽だが、世IV虎はショルダータックルで吹っ飛ばす。

 夕陽もリープフロッグからアームドラッグで投げていくが、お構いなしにショルダータックルでなぎ倒した世IV虎はヘアホイップから顔面ウォッシュ。ヘッドロックでねじ伏せた世IV虎はキャメルクラッチに捕らえると鼻フック。夕陽もミドルキックで反撃に出ると、ロープに飛び乗ってのジャンピングキック。
 串刺しジャンピングニーからサッカーボールキックを叩き込んだ夕陽だが、串刺しラリアットを返した世IV虎はスリーパー。すぐにロープに脱出した夕陽は、珍しくヘッドバットを叩き込むと、首相撲からのヒザ蹴りを連打。

 しかし世IV虎もショートレンジラリアットを返すとロープに飛ぶ。カニ挟みで倒した夕陽は619。さらに世IV虎の巨体をショルダースルーで場外に投げ落とすとケブラーダを発射。世IV虎をリングに戻しスワンダイブ式ミサイルキックを見舞った夕陽は、ジャーマンを狙うが、世IV虎が踏ん張ると首固めにスイッチ。
 カウント2で返した世IV虎はハニーフラッシュを狙った夕陽をスリーパーに捕らえる。胴絞め式でガッチリ捕らえ、1年前と同じような状況に。ポイントをズラしながらどうにかロープに逃れた夕陽だが、世IV虎は上からヨシコ。

 カウント2で返した夕陽に対し、世IV虎はコーナー二段目からダイビング・セントーン。かわした夕陽はムーンサルトプレスを投下するが、世IV虎は剣山で迎撃。両者、意地のエルボー合戦になると、世IV虎はそこから左右のハンマー、ヘッドバット。しかし夕陽もカウンターの蹴りを叩き込むと、今度こそハニーフラッシュ。
 さらにムーンサルトプレスを投下するがカウントは2。ならばと450°スプラッシュにいったが、世IV虎がかわすと夕陽は着地。だが、世IV虎はそこにラリアットを叩き込んでからネックハンギングボム。カウント2で返した夕陽だが、10分経過と同時に世IV虎はコーナー二段目からのダイビング・セントーンを投下して3カウント。

 世IV虎は粘る夕陽を退けて、待望の初白星をあげ1勝1敗1分の3点に。対する夕陽は1勝2敗の2点となった。

  
  
  

★試合後コメント
世Ⅳ虎
――夕陽選手いかがでしたか?
「いや、もうこのあいだ、アイツと(対戦)する前に、去年の5★STARのDVDを見たけど、そのときの試合がもう酷くて酷くて……。絶対今日、去年の自分たちにも絶対負けたくなかったし、もちろん夕陽にも負けたくなかったんで、去年同様スリーパーで絞め落としてやろうと思ったんですけど、(向こうも)忍耐力だけはついてたみたいで。なかなかスリーパーが決まらなくて、最後は世Ⅳ虎様のセントーンで下してやりました。やっと3点なんでね、次、大阪、親分となんですけども自分にはこのセントーンがあるので。セントーンもあるし、スリーパーもあるし、ラリアットもあるんで。必ずパワーで親分に勝ってやりたいと思います。そこらへん夜露Ⅳ苦」

夕陽
「虎対犬、誰から見てもそりゃ犬のほうがちっちゃいし、見た目も弱いかもしれないし、そんな常識を覆そうと闘ったけど、やっぱり負けてしまって……。犬は犬だけど、普通の犬じゃない、飼い犬でもない。自分は野良犬! 野良犬魂が入ってるってことを証明して……でも勝つことが出来なかった。虎に勝つ対策をしっかり今度は考えていこうと思います」
――スリーパー対策は万全だったと思うんですけれども。
「まぁ入られたのは入られたので万全という訳でもないんですけれど、入られてそこで体力が落ちてしまったのも事実だし、そこで息が切れてしまったのも事実なので。スリーパーを対策……対策というまで、しっかり対策しきれていなかった自分のミスだと思います」
――世Ⅳ虎選手は予想以上でした?
「そうですね。両国のメインも張って、愛川さん(の引退試合の相手)も張って、いまどんどんどんどん上にあがっていってると思うんですけど、自分もそれに負けずに上にあがってるという意識でやってるので。今日、負けてしまったのはやっぱり自分の至らなさ、自分がまだまだだった。まだまだです」

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
紫雷イオ
[3勝=6点] 
10分53秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

宝城カイリ●
[3敗=0点]

 2戦2勝の4点でレッドスターズ単独首位の紫雷イオは、逆に2戦2敗の宝城カイリとシングル初対決。赤いベルトの王者として全勝優勝を掲げているイオに対し、宝城は一矢報いることが出来るか?

 大きな声で「お願いします!」と言いながら握手をした宝城はロックアップ。しかし突き放した宝城は「イオさん、来い!」と手四つの力比べを要求。イオがこれに応じると、宝城が一気にオイ仕込むが、ブリッジで堪えたイオは押し返していく。宝城もブリッジで堪え押し戻すが、イオは投げていく。
 宝城の突進をかわしてみせたイオは、逆にロープに走っていくが、宝城はダブルチョップを叩き込む。すぐにドロップキックを返したイオはカバージョに捕らえる。かなり長い時間捕まった宝城。

 イオはジャーマンを狙うが、そこをスクールボーイで丸め込んだ宝城は逆エビ固めを寝た宇。だが、今度はイオが丸め込んでいき、さらにキックアウトしたところに逆立ちからのダブルニー。スペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャーを決めたイオはミサイルキックを発射。
 キックアウトしたところをクロスフェースに捕らえたイオだが、宝城はロープに脱出。ダブルチョップで反撃に出た宝城は串刺しスピアー。だが、イオがかわして自爆。逆に串刺し攻撃を狙ったイオだが、スピアーで迎撃した宝城はダブルチョップからもう一発スピアー。

 イカリがロープに逃げられると宝城はもう一度スピアー。カニ挟みから619を狙ったイオだが、かわした宝城はさらにイオのスワンダイブ式ミサイルキックをかわして背後からスピアー。そしてもう一度怒りを決めるが、イオはロープに脱出。
 腰にエルボードロップを落とした宝城はダイビング・エルボードロップを投下。しかしかわして右肘をマットに強打すると、イオはその右腕に低空ドロップキック。だが、バズソーキックをエルボーで撃ち落とした宝城はエグイ角度でイカリを決めるが、惜しくも体勢が崩れてしまう。

 エルボー、バックエルボーを打っていった宝城だが、ダブルアーム・フェースバスターを返したイオは新幹線アタック。それでもエルボーとダブルチョップで向かっていった宝城だが、すべてを受け止めたイオはアッパー掌底からバズソーキック。
 カウント2で返した宝城だが、イオは左右の張り手から追走式アッパー掌底。しかし宝城も追走式スピアーを返すと今度こそダイビング・エルボードロップを投下。10分が経過し、スライディングDを放った宝城だが、ヒジへの蹴りで迎撃したイオはバズソーキックからマヒカ・デ・イオ。

 しかしロープが近かったこともあり、辛くもカウント2で逃れた宝城。ならばとイオはシャイニング・ウィザードから、その場跳び→二段目→最上段とムーンサルトプレス3連発を投下して3カウント。赤いベルトの王者として3連勝の6点。一方の宝城はいまだ白星なしだが、試合後はイオと握手を交わして深々と頭を下げた。

  
  
  

★試合後コメント
紫電イオ
「ハァー、3連勝、よかった! 全勝優勝を開幕以前から目標に掲げていたんですけども、言うだけは簡単ですけれども、実際5★STAR GPが始まってみて、これは過酷だなというのを自分自身すごく思ってました。やっぱり周りの試合結果を見ても、驚くような結果ばかりで。もうチャンピオンだからとか、そんなんじゃ到達できないような目標なので。今日、3戦目勝つことが出来て、その目標達成できるので嬉しいです」
――宝城選手いかがですか?
「シングルマッチは初で、タッグマッチでは宝翔天女だったりで(タッグの)チャンピオンだったわけなので、何回か試合はしているんですけれども。正直、気持ちだったり、彼女のここまで頑張っている折れない心みたいなのは、何となく見えたりしたのかと思いますけど。私は現チャンピオン、団体背負ってると思ってやってますので、こんなところで負けてはいられないですね」
――これで残すは大阪とホールですが。
「はい、そうですね。予選に関しては半分過ぎて折り返しもしたので、あと2戦、あと2戦……まぁアルファ・フィーメルはやっぱり、両国シンデレラで私が赤いベルトを奪った相手なので、相当本気で私のことを潰しに……潰しにどころか、あの過激なスタイルなので、もう本当、殺しに……壊しにかかってくると思うんですよ。ただ、そこをどうやって撃退するのか、ぶっ倒すのか、デカイ奴ほど倒し甲斐がありますので、大阪を楽しみにしていてください」

宝城カイリ
――改めて初シングルだったわけですが、いかがでした?
「(イオさんは)試合の組み立てがブレずに、いつもしっかりされているので、落ち着いて試合をされていて。今日はいつも落ち着いているイオさんから、少しでも自分のファイトで焦らせて、畳み掛けて、不意を突いていきたかったんですけれど、あまり隙がなかったという印象です」
――かなり攻めに対して粘り強かったと思うんですけれども。
「そうですね。いま、自分の武器は打たれ強さであって、そこは少しづつ強い選手と闘うことでパワーアップはできていると思うんですけれど、全然まだまだ……まだまだ心身ともに強くならないとトップには立てないっていうことがよく分かりました。でも、あと2戦。次は後輩の彩羽ですし、後楽園は米山さんとでもあり、自分の誕生日でもあるので、もうこれ以上負けられないし、もう1度ちょっと色々……とくに気持ちの面で、ちょっと考えなおさないと絶対勝てないと思うので。このリーグ戦で自分が一番ライバル視しているのは次の彩羽匠なので、ここを負けたら、もう何か自分に罰を与えるというか……罰というか試練……もし負けたら何かをする覚悟で。その何かはちょっとまた考えますけど、それぐらいの覚悟で勝ち抜きます」 

★劇場版両国シンデレラ告知
 
 休憩明け、4・29両国国技館大会『両国シンデレラ』のDVD発売を記念して、9月29日(日)に千葉県のイオンシネマ市川妙典で、『劇場版スターダム両国シンデレラ』の上映会を行うことが発表された。
 この日、諸事情により試合をお休みした(?)脇澤美穂と岩谷麻優が登場し、出来上がったばかりのポスターを持って『劇場版スターダム両国シンデレラ』をリング上でPRした。
 
5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

米山香織
2勝1敗=4点] 

5分27秒
エビ固め 

アルファ・フィーメル●
1勝1敗1分=3点] 

 二冠王者としてGP初出場の米山香織は、前ワールド・オブ・スターダム王者のアルファ・フィーメルと初対戦。かなりの身長差があるが、秘密兵器として“ベルリンの赤い雨”を習得したという米山だが……。

 腕組みにして睨み付けるアルファに詰め寄っていき、下から睨み返した米山。するとアルファは米山が名前をコールされたところに奇襲攻撃を仕掛ける。さらに場外に米山を引きずり出し、客席に叩き付けるが、米山もガブって殴りかかる。だが、ベアハッグで持ち上げたアルファは、そのまま米山を鉄柱に叩き付けると、リングに戻す。
 マシンガンショットからニーリフトを見舞ったアルファは、串刺しランニングエルボー。2発目をかわした米山は串刺し攻撃を狙うが、キャッチしたアルファはマットに叩き付ける。

 しかし飛び付いていった米山はDDTで叩き付けると、後ろから前からランニングニーを連打。コーナー最上段からダイビング・セントーンを投下した米山だがカウントは2。ならばともう一度コーナーに登った米山だが、アルファも立ち上がって殴りかかる。さらにコーナーからダイブした米山をキャッチしてマットに叩き付けたアルファは、アルファプレックスを狙う。
 これを逃れた米山は後方回転エビ固めで丸め込むがカウントは2。ロープに飛んだ米山にカウンターのラリアットを叩き込んだアルファはオメガスラムで叩き付けるがカウントは2。

 もう一度アルファプレックスを狙ったアルファだが、アルファの首に足をかけていった米山はそのままモモ☆ラッチのような形で丸め込んで3カウント! 足元をすくわれたアルファは観客の間近で叫び声をあげ、威圧することで悔しさを爆発させるが、これで米山は2勝1敗の4点、アルファは1勝1敗1分の3点となった。

  
  
  

★試合後コメント
米山香織
「アルファ・フィーメル対策として、ベルリンの赤い雨を特訓したんですけど……。まぁその特訓は本物なんですけど、別にそれでスリーカウント狙っていわけではなく、やっぱりでっかいアルファ・フィーメルからはクルッと一発逆転の丸め込みを狙ってました。絶対あのバックドロップ、変形のバックドロップホールドで決めてくると思ったんで、そこ狙ってやろうと思いました」
――実際当たってみてどうでした?
「パワーがすご過ぎて! 大体パワーのある選手って、落ち着いてボーンボーンって感じなんですけど、ボンボンボンってすごい強かったですね。はい」
――大きい選手とはやり慣れてると思うんですけど。
「大きい選手とは、もちろんやり慣れています。逆に大きい選手のほうがやりやすいですね。大体、結構ちびっ子相手だと油断しちゃうものなんですよ、本人そう思ってなくても。あー、もうコイツ、このおチビちゃん、これでフィニッシュだぜ〜みたいな。やっぱり余裕が出ちゃうので、油断! そこを狙って。今日もちょうどベルリンの赤い雨じゃなくて、新木場の青い雨が降ってますね〜。心地よい……」

※アルファ・フィーメルはノーコメント

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
夏樹☆たいよう
1勝1敗1分=3点
10分18秒
両者KO

木村響子
[1勝1敗1分=3点] 

 9・1新木場大会で世IV虎をヘッドバットの連打でKOしてみせた木村響子は、世IV虎の親分である夏樹☆たいようと因縁の対決。お互い1勝1敗の2点だが、もはや公式戦ド返しの壮絶な試合になりそうだ。

 リングインした木村は自分の名前が書かれたタスキを風香リングアナに無理矢理かける。世IV虎がセコンドにつく中、険しい表情で入場した夏樹。お互いアップライトに構え緊張感が漂う中、グラウンドでのバックの奪いからガブり合いに。バックマウントを取った夏樹は殴打してからニースタンプ。
 そこから一気に胴絞めスリーパーに捕らえるが、首を抜いた木村は逆にマウントを取ってナックルを連打。夏樹は木村のビッグブーツをかわしてジャンピングバックエルボーを叩き込むと、ソバットからロープへ。

 追走式ビッグブーツを叩き込んだ木村だが、夏樹はモモ☆ラッチ。これをエビ固めで切り返した木村だがカウントは2。ビッグブーツを叩き込んだ木村をなおも丸め込もうとする夏樹だが、木村は回転を止めて抑え込む。カウント2で返した夏樹だが、木村はすぐさま胴絞めスリーパーで捕獲。どうにか“落ちる”のを耐える夏樹だが、木村が自ら技を解くと、レフェリーはダウンカウントを数える。
 どうにか立ち上がった夏樹は突進してくる木村に対し、トップロープを下げてうまく場外に追いやる。その際、右足を痛めた木村は場外で動けない状態に。それでも意地で立ち上がりリングに戻った木村だが、すかさず夏樹はヒザ十字固めに捕らえる。

 ロープに逃れた木村だが、夏樹は木村の右足を蹴り飛ばすと、レッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げるがカウントは2。ならばともう一度ヒザ十字固めへ。しかし木村は強引にジャーマンで投げ捨てて脱出。苦悶の表情で立ち上がった木村は、リストクラッチ式バックドロップ3連発。夏樹もカウント2で返すと、木村の右足に低空ドロップキック。
 両ヒザ立ち状態の木村にエルボーを見舞った夏樹だが、木村も下からエルボーを返す。どうに立ち上がった木村はノータッチヘッドバット。だが、夏樹はローキックから張り手を連打すると、ソバット3連発で木村をダウンさせる。

 夏樹が木村を立たせてグーパンチを叩き込むと、木村も返す刀でグーパンチ。ダブルダウン状態でレフェリーがカウントを数え、10カウント以内に両者立ち上がることが出来ず引き分けに。だが、納得しかない木村はなおも夏樹に殴りかかる。セコンド陣が両者を分けるが、木村は右ヒザを抱え込むと引きずりながら退場。
 夏樹も無念の表情でマットを叩くが、これで両者1勝1敗1分の3点となった。

  
  
  

★試合後コメント
夏樹☆たいよう
――ダブルKOという結果ですが?
「知らないです。終わってないでしょ? 試合、決着ついてねぇよ、アイツと。……終わってないっす。チクショー……ちょっと……もう一回やらせてもらいたいです」
――リーグ戦っていうのは頭になかったですか?
「ありました。アイツとは散々、本当に新人のときからやり合って来ていて。デスマッチもやったし、いつも喧嘩マッチだろうが、なんだろうがやってきたけど、そういうことしか脳にないアイツと違って、自分はハイスピードだけじゃないってこと、コーナーやロープに登らなくても自分は試合を作れる。それはリーグ戦だからこそ、ハイスピード以外の自分を出せると思ってたので、それはリーグ戦を意識してやりましたけど、それ以上に……あ〜、もうアイツを次……。後楽園で自分は勝って、名古屋で負けて、スターダムで(の対戦成績)は1対1なんで、まだまだ終わんないですよ。アイツとの闘いは。どこまででもやってやります。アイツが自分の行くところ、行くところについてくるなら、自分もどこまででもやってやります!」

※木村響子はノーコメント

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

高橋奈苗
[2勝1分=3点] 

13分44秒
ナナロック 

安川惡斗●
[1勝2敗=2点] 

 メインでは開幕戦で木村響子から大金星をあげたが、第2戦では夏樹☆たいように川崎葛飾最強伝説から脱退したケジメをつけるように制裁された安川惡斗が、1勝1分の3点でブルースターズ首位の高橋奈苗と対戦。2大会連続メイン出場の惡斗が、またも波乱を起こすか?

 一匹狼の惡斗だが、前回に引き続きセコンドには同期の宝城がつく。ロックアップからリストロックの応酬になるが、足をすくって倒した奈苗はレッグロック。惡斗は下から腕十字を狙うが、ヘッドシザースで切り返した奈苗。
 だが、首を抜いた惡斗は肘グリからアキレス腱固めへ。ヒザ十字固めで切り返した奈苗は、ロープに逃れた惡斗にショルダータックルからリバースバイパーホールド。爪を立てた惡斗に対し、惡斗の手に噛みついていった奈苗だが、惡斗も噛み返す。

 胴絞めフロントネックロックに捕らえた惡斗だが、首を抜いた奈苗は張り手。惡斗も下から張っていくが、髪の毛を掴んで立ち上がった奈苗は、注意する和田京平レフェリーに「うるさーい!」と暴言を吐くとハーフダウンの惡斗の背中に低空ドロップキックを叩き込む。リバースのインディンデスロックをサミングで脱出した惡斗は、ロープ際で反則カウント4まで踏みつけたり、顔面をロープに擦りつけたりと、奈苗が4月に眼窩底骨折をした目の周辺を集中攻撃。
 奈苗も惡斗の顔面をコーナーに叩き付けるとチョップを連打。さらに串刺しラリアットを叩き込むが、2発目をドロップキックで迎撃した惡斗はコンプリート・ショット2連発。

 しかし3発目を狙った惡斗を逆にコンプリート・ショットで叩き付けた奈苗。惡斗はそれでもコンプリート・ショットで叩き付けると、そのまま抑え込むがカウントは2。ローキックで足を払って倒した奈苗は足4の字固めへ。ギブアップか聞いてくる京平レフェリーに「クソジジイ」と叫びながらロープに逃れた惡斗だが、奈苗はフロントブレーンバスターから低空ドロップキック、ミサイルキックと叩き込んでいく。
 しかしカウンターのスクールボーイからストレッチマフラーに捕らえた惡斗はそのまま両足で首を決めるマフラークラッチを狙う。だが、完全に決められる前にロープに逃れた奈苗はエルボー合戦を仕掛けていくが、惡斗はランニングエルボーを狙った奈苗にカウンターのアバランシュホールド。

 惡斗はすかさず一段目→二段目から惡トーンを投下すると最上段へ。奈苗が追いかけていくが、叩き落とした惡斗はミサイルキック。奈苗もショートレンジラリアットを返すが、先に立ち上がったのは惡斗。だが、奈苗はカウンターの延髄斬りから冷蔵庫爆弾を投下。
 これを剣山で迎撃した惡斗はアクトロックを狙ったが、振り払った奈苗は低空延髄斬り。さらにコーナー二段目からの冷蔵庫爆弾。カウント2で返し、奈苗の延髄斬りをブロックした惡斗はランニングニー。

 そして今度こそアクトロックで丸め込むがカウントは2。もう一度丸め込んだ惡斗だが、奈苗はカウント3寸前で返す。「惡斗」コールが起こる中、残り時間3分でコーナーに登った惡斗だが、追いかけていった奈苗は雪崩式ブレーンバスター。さらにショートレンジラリアットからバックドロップを狙うが、踏ん張った惡斗は掌底から首固め。これもカウント2で返した奈苗はバックドロップ。
 アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた奈苗は、足横須賀のような体勢で惡斗の足をマットに叩き付けると、ナナロックに捕らえてギブアップを奪った。

  
  
  

▼エンディング 

 これで2勝1分の5点でブルースターズ首位に立った奈苗は「おっしゃ、おっしゃ、おっしゃーーーー! ついにメインで勝ったぞ! これでブルースターズ、ぶっちぎりトップ! これで大阪も後楽園もトップのまま独走して優勝したいと思います! 2020年に日本、東京でのオリンピックが決まりましたね。ワッキー、オリンピックに出てくれ!」と絶叫。
 するとセコンドについていた脇澤は「出たいよー! でも出られない!」と絶叫。奈苗は「そりゃ冗談ですけど(苦笑)。2020年といえばあと7年。7年後にスターダムもオリンピック級に出来なければいけません。そのためにも私が優勝してまだまだ引っ張っていかなくてはいけません。まだまだ行くぞー!」と雄叫びをあげた。
 なお、この日の勝利予想の該当者はいなかったとのことだが、最後は奈苗が「勝ったり負けたり、凌ぎを削りながらスターダムは底上げをしていきたいと思います。いくぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で締めくくった。

★試合後コメント
高橋奈苗
――単独トップの5点です。
「おっしゃ! 5点! デカイ! 去年、なんであんなに点数が取れなかったんだろうとよく思い返すんですけど、いま、何か魂が宿ってる。私に。プロレスの神様の魂が宿ってます!」
――惡斗選手はいかがでした?
「サムライ(TV)の放送で(惡斗が)『高橋奈苗に弱点がある』って言っていて。まさかここの目を狙われるとは……。そこは甘かったです。でも逆に7月に眼窩底骨折してから、ここの不安は確かにあって、それをなんで奴に見抜かれていたのか、すっごい悔しいんですけど。でも今日、あれだけ攻撃されてても私の目は折れてないし、増して心も折れてないんで。逆に自信がつきました。たぶんそこに奴の隙が生まれましたね。ここを攻めれば勝てると思ってたのか何なのか知らないですけど。でも去年当たったときより、数段力強くなってました。だからビッグマウスでもなんでも、発言した者には責任ってものがついてくるから、どんどんどんどん……惡斗だけに限らず発言して、行動して、もっともっとリング上は……何て言うんですかね? 言葉はちょっと難しいんですけど、無法地帯と言いますか、誰が輝くかの勝負をもっともっと出来るし、もっともっと上があると、今日思いました。でもまだ奴に付け入る隙はありません、高橋奈苗に。なぜなら神が宿ってるからです」
――残り2戦ですが。
「次が木村響子か。木村響子はいま何点? 今日も勝てなかったでしょ。3点か。まぁ点数をとんなきゃいけないこともあるけど、本当にここ最近の奴の行動には、心底頭にきている部分があるんで。勝つだけじゃ足りないし、何かみんなのことを挑発してやってるけど、プロレスはやっぱりリング上での闘いなので。そこで内容、そして勝敗、そこをキッチリ自分が大阪で見せつけたいと思います。そして9月23日の後楽園、絶対決勝に行きます。さっきリング上でも言った通り、(2020年に東京)オリンピックが決まって、日本がワッてなっていくときだと思いますんで。まだ7年後ですけど、7年後のスターダムを描いて、そこを想像してる人はいまのスターダムではまだいるかいないかの話だと思うんで、私は7年後を見据えていまを生きたいと思います」
――新国立競技場進出ですね?
「そうですね、でっかいところに行きたい! オリンピック級のところに」
――レスラー生活25周年ぐらいまでは絶対やるということですね!
「まぁ見据えて! 絶対とはそりゃ言い切れないですけど、何が起こるか分からないのはこの身を持って学んできてるんで。言い切れないけれども、私は先を見ているんだけど、精一杯いまを生きなきゃ先がないと分かっているんで。オリンピック目指して」

安川惡斗
「……もう……攻めたのに、うぉぁぁぁぁ、もぉぉぉぅ! もう、あいつの顔! 一発一発に、一発一発に……倒れなかった。上手くまとまんない! もうとりあえず……もう、何かっ、いや、もう本当に自分の中で言葉でないけど、くやしぃぃぃ! なんかっ! もう色々、前回は元親分にやられて。でも逃げないって、逃げないって決めて、色々吹っ切れて……逃げないって前回の大会で決めて、今回(の相手が)高橋奈苗で。今度は攻てやるって、逃げないって決めたから、攻めて、攻めて、攻めて倒してやるって思った。このタコッ……次! アタシはまだまだ強くなる! もっともっと、一発一発を重くしていって、もっとぶっ倒せる力を身につけてくぞ! 以上!」

 夏樹が惡斗とケジメの一戦に激勝!イオがエンジェルに、木村が世IV虎に勝利

5★STAR GP2013
9月1日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆275人
 
▼オープニング

 Kちゃんパンダのオープニングダンスでスタートすると、風香GMが登場。踊り終えた風香GMは「皆さん、こんにちは。最近、練習生と一緒に練習していて、選手に近い身体になっていて、そんなときにみんなのアップを見ていたら気合いが入っていて優勝したい気持ちが伝わってきました。開幕戦より熱い試合になればいいなと思っています」と挨拶。

スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
脇澤美穂
6分45秒 
バックスライド・フロム・ベノム 

岩谷麻優●

松本浩代

 開幕戦のときと同じカードとなった3WAYバトル。入場してきた脇澤は「私は5★STARに出たかったんだよー! でも出られない。だから今日も賞金を用意した。夏樹☆たいようの財布から盗んできたんで1000円しかなかった。1000円かたわしだ。よし、始めよう。松本なんていらないんだよ! その前にお前を秒殺してやる!」と松本が入場する前に岩谷に奇襲攻撃を仕掛ける。
 そこに松本が「わ、私の入場……」と寂しそうな表情で登場。リング上ではすでに脇澤と岩谷が試合をはじめていたため、松本は場外からロープに飛んだ脇澤の足をすくっていき引きずり出すと、岩谷も場外に引きずり出してコーナーから飛ぼうとする。だが、脇澤と岩谷は松本を無視して場外で乱闘。

 コーナーで取り残された松本は、リングに戻ると「私を無視するなー!」と脇澤に体当たり。さらに岩谷を脇澤に向けてホイップするが、脇さあは何度もフロントキックで迎撃。怒った岩谷が松本をホイップするが、かわした岩谷。だが、脇澤が岩谷をクローホールドSTOで倒すと、そこに松本が「私を無視するんじゃねぇ!」と踏みつけてからドロップキック。
 脇澤も低空ドロップキックを返すとキャメルクラッチ。すると、セコンドのコグマからマジックペンを受け取った脇澤は松本の顔面に落書き。そこに岩谷がダイビング・クロスボディーを放っていくと脇澤に命中。

 脇澤が松本にバックスライド・フロム・ベノムを仕掛けると、岩谷が松本をジャックナイフ式エビ固めで横取り。しかし脇澤は岩谷の顔面に唾攻撃。そこに松本が体当たりしていくと岩谷は脇澤にドロップキック。その岩谷に体当たりして松本は、トップロープを下げて脇澤をエプロンに追いやると、岩谷にバックエルボーからファルコンアロー。
 そこからコーナーに登っていくが、脇澤が追いかけていって雪崩式フランケンで投げ、続けて岩谷が逆打ち。だが、脇澤がレフェリーに体当たりしてカウントを阻止すると松本にミサイルキック。岩谷も松本にミサイルキックを発射すると、脇澤と岩谷は同時にコーナーへ。

 2人同時にミサイルキックを発射して松本を吹っ飛ばすと、岩谷は松本にドラゴンスープレックスを狙うが、その背後から脇澤がバックスライド・フロム・ベノム。松本はうまく逃れたが、岩谷が逃げられずそのまま3カウント。
 開幕戦のときと同様、2通の封筒から片方を選んだ脇澤。封筒に入ってきた紙に書かれてあったのはまたも「たわし」。納得がいかない様子の脇澤が「本当に1000円入っていたのか? 来週も賞金を取る。あっ、私は用事があった。だから代わりに私の友達のBUSUが参戦する」と言うと、松本も「奇遇ですね。私も出られないんで、友達のマスクドひろよん選手でお願いします」と言うと、岩谷も「奇遇の奇遇ですね。私もスケジュール的に厳しいんで、妹のMAYUCICAにお願いします」と言い出す。どうやら来週の第1試合はBUSUvsマスクドひろよんvsMAYUCICAの3WAYマッチになりそうだ。









 
 
 
5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●彩羽匠
[1敗1分=1点]
6分19秒
後方回転エビ固め 

米山香織
[1勝1敗=2点] 

 開幕戦で前ワールド・オブ・スターダム王者のアルファ・フィーメルと引き分けた彩羽は、開幕戦でイオに敗れた二冠王者の米山と対戦。ガッチリ握手を交わすと彩羽はドロップキックを放っていくが、かわした米山はエビ固めで丸め込む。キックアウトした彩羽はカウンターでドロップキックを叩き込むと、さらにパワースラムからヘアホイップ。
 パワーで押していく彩羽だが、米山もヘアホイップを返すとスリーパー。すぐにロープに逃れた彩羽は、ボディスラムを狙った米山を逆に叩き付けると、串刺しドロップキックをお見舞い。

 モンゴリアンチョップを返していった米山は卍コブラに捕らえる。さらにニーリフトでコーナーまで追い詰めるが、米山を対角線上にホイップして串刺しドロップキックを返した彩羽。米山もドロップキックを自爆させてセントーンを落とすとエルボー合戦へ。米山は身長差を活かして彩羽の攻撃をことごとくかわすと、フロントキックを叩き込む。
 しかしダブルリストアームサルトを踏ん張った彩羽。ならばとDDTにスイッチした米山はランニングニーからミサイルキック。もう一度コーナーに登った米山はダイビング・セントーンを投下。かわして自爆させた彩羽はエルボースマッシュをカチ上げると、バックドロップの体勢からフロントに落とす。

 さらにダイビング・ボディプレスを投下するが、カウント2。そこからぶっこ抜きジャーマンを狙ったが、米山はエビ固めで切り返す。さらに下から丸め込もうとするが、押し潰した彩羽は強引にジャーマンを狙う。だが、スタナーで切り返した米山は、彩羽をロープに押し込むと後方回転エビ固めで抑え込んで3カウント。
 彩羽のパワーと勢いをテクニックで抑え込んだ米山がリーグ戦初白星をゲットした。









★試合後コメント
米山香織
「何か彼女はすごいキャリアは下なんですけど、身体も大きいし、度胸もあるし、すごい期待されてて。私はキャリアがあるからって余裕はまったくなくて……もう逆転でも何でも、おっきい相手を丸め込んで勝とうって狙ってたので、作戦通りにいってよかったです。まずは1勝!」

 

 

 

 

 

彩羽匠
「スリー、入りましたかね、いまの? スリーですか? デビューして自分は1回も3カウント取られたことなかったんですよ。いままで全部(負けは)レフェリーストップとか、そんなんで、今日も負ける気なかったし。先日の仙女のリングで言いましたけど、今度10月に大物の選手たちと試合するんですよ。そこで自分が『女子プロレスを変えたい』っていうことをあそこのリングでも言ったし、デビューした頃からずっと思ってることで……なのに、(米山は)キャリアがだいぶ上の選手だから、ここでやっぱりキッチリ勝たないと。リーグ戦もそうですし、今度の後楽園大会でも、ここだけは絶対勝ちたかったんですよ、自分。丸め込み……まぁでも自分の気の緩みとかもあるかもしれないですけど……悔しいですね。次は絶対勝ちます」

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●宝城カイリ
[2敗=0点] 
8分31秒
オメガスラム→片エビ固め  
アルファ・フィーメル
[1勝1分=3点] 

 開幕戦では彩羽とまさかの引き分けに終わったアルファと、開幕戦でのエンジェル戦に続き強豪外国人との連戦となった宝城。
 ゴングと同時にランニングエルボーで向かっていった宝城だが、アルファはビクともしない。スピアーも受け止めたアルファは首根っこをつかまえて引きずり上げるが、宝城も両足で蹴り飛ばすと、首筋にエルボーを連打で落とす。

 さらに前方回転ネックブリーカーからジャンピングエルボードロップを落とすと、馬乗りになってエルボーを何発も打ち下ろす。一旦場外にエスケープした宝城だが、すぐに追いかけていったアルファは客席やエプロンに宝城を叩き付けてからリングに戻す。
 だが、宝城はボディへのドロップキックから腕を取って極楽固めへ。腰を落とさず思い切り反っていった宝城だが、パワーで押し返したアルファはそのままオンブ状態で立ち上がると、後方のコーナーに叩き付けて脱出。

 だが、アルファのエルボーを宝城がかわすとレフェリーに誤爆。すかさず宝城はスピアーからスライディングDを叩き込むが、レフェリーが倒れているためカウントが数えられない。蘇生したアルファに低空ドロップキックを連発した宝城は逆水平チョップを連打。しかしアルファは胸を張って受け止める。
 宝城も咆哮しながらチョップを打ち続けるとロープに飛ぶが、アルファはカウンターのラリアット。さらにヘアホイップから顎を踏みつける。マシンガンショットを落としていったアルファは、コーナーに追い詰めてショルダーをぶつけていく。しかし宝城もスクールボーイで丸め込む。

 さらに立ち上がろうとするアルファの側頭部に低空ドロップキックを叩き込んだ宝城はダイビング・エルボードロップを投下。もう一度コーナーに登った宝城だが、下から殴っていったアルファはヒザで蹴り上げて叩き落とすとブレーンバスター。ややバランスが崩れたため宝城は受け身を取った際に足を痛めてしまう。
 そこをショートレンジラリアットでなぎ倒していったアルファは、アルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げていくと、一気にオメガスラムで叩き付けて3カウント。文字通り玉砕し、これで2連敗となった宝城は号泣しながら引き上げていった。









★試合後コメント
アルファ・フィーメル
「カイリ・ホウジョウ! お前はベストを出したよ。でもその程度だ。アルファ・フィーメルはスターダムのリアルチャンピオンだ! リーグ戦なんて必要ないんだよ! 紫雷イオ、リマッチしてやるから待っていろ。 私はアルファ・フィーメル、最強のファイターだ!」






宝城カイリ
「(※号泣しながら)悔しい……やり返したいのに、やり返せなかったことがもうぅぅぅぅ悔しい! もっとやりたかった。今日は前回の(エンジェル戦の)反省も踏まえて、一度きりのリーグ戦だし、一番経験も浅い中で、唯一勝てるのは気持ちだと思ったんで。今日はお客さんと一緒に闘うつもりで、自分から攻めていったんですけど、大事なところでカウンターを食らってしまって。そこからが立てていた作戦も出すことが出来なくて……。今日は悔しいけど、でも前の試合よりは宝城カイリらしさを出せたこと……それがお客さんに少しでも伝わっていれば嬉しいです。まだあと3戦あるので。もちろん、まだ諦めてないので、また今日しっかり反省して、次の闘いに備えたいと思います。でも、もう一回、アルファとは闘いたいです。モンスター軍は嫌いだけど、自分と根本は似ているというか、正面からぶつかり合えるので。そういった意味ではすごく闘っていて楽しいというか、感情は出せるので。この悔しさをバネに次もっと頑張ります。それと昨日、ダイヤモンドリングの試合を観に行ったんですけど、北斗(晶)さんが最後のコメントで、『リングの上は上下関係とか、キャリアも、体格も関係なくて、誰もが一番になれるし、その一番を誰かを決めるのはお客さん』っていうふうに言ってて。その言葉を胸に、今日は一番になりたくて……スターダムの中で一番になりたいという気持ちがすごく大きくなって……それは強さとかじゃないかもしれないけど、自分なりの一番をこれから見つけていきたいです」

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗
[1勝1分=3点] 
14分7秒
ナナ☆ラッカ→片エビ固め 

夕陽●
[1勝1敗=2点]

 開幕戦は世IV虎と2年連続時間切れに終わった高橋奈苗は、開幕戦で夏樹☆たいようから悲願の勝利をあげた夕陽と対戦。奈苗としてはこれ以上若い力に押されるわけにはいかないが、夕陽としては夏樹に続き、同じ日高郁人の遺伝子を受け継ぐ奈苗も倒せば、一気に優勝候補筆頭だ。

 鋭い眼光で握手をした夕陽はいきなりミドルキックを連打。奈苗もショルダータックルを返すが、夕陽はアームドラッグで投げていく。しかし奈苗は意表をついてキドクラッチのような形で抑え込む。辛くもキックアウトした夕陽は、一転して手四つでの力比べへ。奈苗が押し込むとブリッジで堪えた夕陽。
 しかしマットに叩き付けた奈苗は腕の取り合いから低空タックルでテイクダウンを奪うと、レッグロックに捕らえていく。そこから変型のカンパーナに移行した奈苗は、串刺しラリアットから2発目をかわした夕陽をエプロンに追いやる。

 スワンダイブを狙った夕陽を場外に突き落とした奈苗はトペを狙うが、エプロンに飛び乗って蹴りで迎撃した夕陽は、ロープ越しのアームブリーカーからスワンダイブ式ミサイルキック。しかしブレーンバスターを踏ん張った奈苗はビクトル投げからヒザ十字固め。ロープに逃れた夕陽だが、奈苗はレッグスピンからリバースのインディアンデスロックへ。変型の逆片エビ固めで絞め上げるが、夕陽は何とかロープに脱出。
 奈苗はなおも足への低空ドロップキックから夕陽の左足を蹴り飛ばす。しかし夕陽もカウンターの二段蹴りからカポエイラキックを返すと、チキンウイング・アームロックに捕らえる。うまく防御して極めさせなかった奈苗だが、ロープに脱出。

 夕陽は左足を引きずりながらも逆水平チョップを連打するが、体勢を入れ替えた奈苗は「よくもやったな」と逆水平チョップを返す。だが、腕のダメージで連打出来ない。そこにハニーフラッシュを叩き込んだ夕陽はバックを取る。踏ん張った奈苗はロープに飛んだ夕陽をショルダータックルで吹っ飛ばすと、ブレーンバスターの体勢からスタナー。
 さらにフロント・ブレーンバスターで叩き付けてから低空ドロップキック。コーナー二段目からミサイルキックはカウント2で返した夕陽だが、奈苗はショートレンジラリアット2連発からラリアットを狙う。だが、右腕に逆立ちキックを見舞って迎撃した夕陽はジャーマンで投げる。

 さらに奈苗の右腕を蹴っていった夕陽は、延髄斬りを食らってもすぐに立ち上がってジャンピングハイ。奈苗もラリアットを返していき10分が経過。奈苗のラリアットを右腕への蹴りで迎撃していった夕陽はワキ固めに捕らえる。ロープに逃れた奈苗に619を叩き込み、すかさず腕十字に捕らえた夕陽。苦悶の表情ロープに逃れた奈苗に、蹴りと掌底のコンビネーションからジャンピングハイを叩き込んだ夕陽は、コーナーに登っていく。
 だが、背後から捕まえた奈苗。蹴って引き離した夕陽だが、それでも追いかけていった奈苗は雪崩式ブレーンバスター。残り時間3分となり、カナディアンバックブリーカーからヒザの上に落とした奈苗はコーナー二段目から冷蔵庫爆弾。これもカウント2で返した夕陽だが、奈苗はコーナー最上段から冷蔵庫爆弾。

 かわした夕陽は顔面を蹴り飛ばすとムーンサルトプレス。当たりが浅かったため、もう一発放ったが、ダメージからかこれも当たりが浅い。すかさずヘッドバットを叩き込んだ奈苗はイクボムで叩き付ける。そこをエビ固めで切り返した夕陽だが、カウント3寸前で切り返した奈苗。夕陽も必死に反撃するが、野良犬ハイキックをかわした奈苗がナナラッカで叩き付けて3カウント!
 時間切れ寸前で辛くも勝利した奈苗は、苦しい表情でガッツポーズ。そして悔しそうな表情で見つめる夕陽を見下ろした奈苗は厳しい表情で引き上げていった。









 

★試合後コメント
高橋奈苗
――かなり時間が厳しかったですが。
「あ? 厳しくないでしょ。15分のうちに決めたらいいんでしょうが! だから私の中ではすべて想定内。夕陽には夏樹に勝ったぐらいで、私を舐めてもらっちゃ困るんですよ。こんなもんかよ! 上に喧嘩売ってきただろうが。こんなもんか? そうじゃなくても、夕陽はデビューしたとき、もっとギラギラしていて野良犬みたいだったんじゃないですか? 今日よりもっともっと。そんな感想ですよ。人間力が違いますよ! そのひと言。今日勝ち点2を取ったんで、次から一個も落としません。優勝……見ているところは優勝です」


夕陽
「(奈苗は)熱いね。私が熱いから逆に冷静になろうと思っても、それを上回る熱さだから。自分が腕攻めするって言っても、アッチはしっかり足攻めしてきたし。5★STARの中のひとつの負けとして、図面では取られるかもしれないですけど、自分の心の中では大きな負けだと思ってるので。5★STARのひとつの星を取れなかったとかじゃなくてね、ひとつの大きな負けだと思ってるので。その点もしっかり直していきたいと思います」
――高橋選手はデビュー当時のほうがギラギラしていたと言っていたが?
「どうなんですかね。自分はほかの団体にも去年よりも、デビューした時よりも(出てる)。違う団体とか、ZERO1のリングとかにも上がらせてもらってて、経験を積んだといえば経験を積んだかもしれないですけど、自分は野良犬魂を忘れた時なんで一瞬もないし、ギラギラが消えたと思うなら、そっちの目がおかしいんじゃないかなと思いますけどね」
――高橋奈苗選手と次にやったら勝てるという自信は?
「勝つっていう自信がなきゃ試合やらないし。次は絶対倒してやりますよ」

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

●世IV虎
[1敗1分=1点] 

12分55秒
ヘッドバット連打→レフェリーストップ

木村響子
[1勝1敗=2点] 

 安川惡斗に丸め込まれ黒星スタートとなった木村響子だが、意外にもサバサバした様子。そんな木村に向かって他団体での試合後に待ち伏せした世IV虎は「JDスターの頃の木村響子と闘いたい」と訴えた。これを木村が拒否すると、激怒した世IV虎が木村を襲撃! 木村も今度ばかりは怒り心頭の様子。大荒れは必至。

 リングインした両者はお互い鋭い目つきで睨み合う。至近距離でのガンの飛ばし合いから髪の毛を掴んだ両者。世IV虎がヤンキー座りで睨み付けると、木村がビッグブーツ。世IV虎もフロントキックを返していった試合開始。フロントキックからエルボーを見舞った木村に対し、タックルでぶつかっていった世IV虎だが、木村も相打ちに持ち込み倒れない。
 そこから木村をコーナーに叩き付けて顔面ウォッシュを見舞った世IV虎だが、蹴り足を掴んだ木村はレッグブリーカーで叩き付けると、レッグロックに捕らえる。

 その状態のままお互いに髪の毛を掴み合う。ピンポイントで足首を極められた世IV虎は悶絶。なおも木村はトーホールドからアキレス腱固めへ。のたうち回りながら、どうにかロープに辿り着いた世IV虎。それでもなかなか離さない木村は、世IV虎の右膝を踏みつけると「どうした、オラ」と挑発。
 世IV虎もエルボーを返していくが、木村は挑発しながら受け止める。ならばとエルボーを連打していった世IV虎は串刺し攻撃を狙うが、蹴りで迎撃した木村。だが、世IV虎はカウンターでケブラドーラ・コンヒーロを決めるとセントーン4連発。ファイアーマンキャリーで持ち上げた世IV虎だが、木村は卍固めで切り返す。

 そこから再び肩口まで持ち上げた世IV虎は前方に投げ捨てると、ヒップドロップから上からヨシコを投下。続けてコーナー二段目からのダイビング・セントーン。これをかわしてビッグブーツを叩き込んだ木村だが、世IV虎はスリーパーに捕らえる。前方に世IV虎をズラして逃れた木村は、腕取り胴絞めスリーパーに捕らえる。
 左腕一本で絞められていたこともあり、どうにかロープに逃れた世IV虎だが、引きずり起こした木村は顔面を足蹴にしていく。カウンターのネックハンギングボムを狙った世IV虎だが、ダメージもあって不完全な形に。ならばとロープに飛んだ世IV虎。

 だが、今度は木村がカウンターのネックハンギングボム。先に立ち上がった世IV虎が木村の顔面にケンカキックを叩き込んだが、木村もビッグブーツを返してからエルボー合戦へ。エルボーの連打からバックドロップで投げた木村だが、すぐに立ち上がった世IV虎はショートレンジラリアット。10分が経過し、木村は追走式ビッグブーツを叩き込むが、世IV虎はラリアットでなぎ倒す。
 だが、二発目を腕へのヘッドバットで迎撃した木村。世IV虎は意表を突いて首固めで丸め込むがカウントは2。木村はノータッチヘッドバットを返してカウント2まで追い込むと、世IV虎を引きずり起こして顔面にニーを連打。さらにハンマーを振り下ろしてからニーリフトでカチ上げる。

 「世IV虎」コールが起こる中、朦朧としながらも立ち上がった世IV虎に木村がノータッチヘッドバットを叩き込むと、世IV虎もヘッドバットを返し、さらにヘッドバットの相打ちに。そこから思い切りヘッドバットを打ち込んだ木村は、グーパンチ気味のエルボーを叩き込む。大の字に倒れた世IV虎だが、木村はあえてカバーにいかず、立ち上がってきた世IV虎にノータッチヘッドバットを打ち込んでいく。
 大の字に倒れ、ピクリとも動かない世IV虎を見て、レフェリーは試合をストップ! 世IV虎との“喧嘩”に勝った木村は、厳しい表情で人差し指を突き上げる。世IV虎はこれで1敗1分といまだに白星がない状況だ。









 

★試合後コメント
木村響子
「売られた喧嘩は買いますよ。それだけ」
――最初からKO狙っていた?
「うん。どうせさ、あぁいう往生際悪い奴はさ、スリー取ろうが、ギブアップ取ろうが、文句言うでしょ?」
――改めてて世Ⅳ虎選手いかがでした?
「まぁアタシに喧嘩を売ってくるだけ見どころはあるんじゃないですか? ほかのウ●コたちより」
――最後の頭突き連発は世Ⅳ虎選手の心を折るようだったが。
「もう、その通り。見たまんま。その通り! 心折ってやるって思いが客席のどこまで届くかっていう。スターダムのかわいこちゃんを、ちょっと可愛いから観に来てみようっていうライトなお客さんを、どれだけドン引かせるかっていうのが今日のテーマ!」

※世Ⅳ虎はノーコメント

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
紫雷イオ
[2勝=4点]
11分8秒
マヒカ・デ・イオ 

ダーク・エンジェル
[1勝1敗=2点] 

 開幕戦でハイスピードと6人タッグの二冠王者である米山香織に勝利し、ワールド・オブ・スターダム王者として白星スタートを切った紫雷イオは、今度はワンダー・オブ・スターダム王者のダーク・エンジェルと対戦。親友であり手の内は知り尽くしているが、イオはここをクリアすれば一気に勢いに乗る可能性が高い。

 白いベルトを持って入場したエンジェルに対し、イオも赤いベルトをたすき掛けにして入場。穏やかな表情で握手を交わした両者は、まずは腕の取り合いからイオがフライングメイヤーからヘッドロックへ。投げて脱出したエンジェルは逆にヘッドロックに捕らえる。ロープに振って逃れたイオだが、エンジェルはショルダータックル。
 イオの串刺し攻撃をかわしたエンジェルは、ロープの反動を利用してのアームドラッグ。イオもロープの間を回転してから側転→バック転からのドロップキックでエンジェルを場外に追いやるとケブラーダを狙う。

 だが、イオがロープに飛び乗ったところでリングに戻ったエンジェルは、イオを場外に突き落とすと、逆に場外ダイブを狙うが、イオはリング下に潜り込む。エンジェルが場外に降りてイオを探していると、いつの間にかロープに飛び乗ったイオがコーナーを飛び越えてのプランチャを投下。
 さらにスワンダイブ式ミサイルキック、619、回転エビ固めからのクロスフェースに捕らえたイオだが、エンジェルはロープに脱出。イオがロープに飛んだところで追走したエンジェルは、ロープに飛び乗ってのミサイルキック。

 これでイオが場外まで吹っ飛ぶと、エンジェルはノータッチトペコンを発射。さらにイオをリングに戻してダイビング・クロスボディーを放っていくと、変型のテキサス・クローバー・ホールドに捕らえる。どうにかロープに逃れたイオだが、なおも腰を蹴っていったエンジェルは、エルボーを連打してからフラップジャックでトップロープに叩き付ける。
 イオもバズソーキックを返すが、当たりは浅い。ならばと新幹線アタックからムーンサルトを狙ってコーナーに上がったが、立ち上がったエンジェルはバックドロップで投げていく。

 フルネルソンバスターで叩き付けたエンジェルは、タイガードライバーを狙うが、イオが踏ん張るとエンジェルはジャンピングソバットを叩き込んでからタイガードライバー。カウント2で返したイオはレイネーラを丸め込みで切り返すとバズソーキック。エンジェルもウイング・スパンで丸め込むがカウントは2。
 10分経過し、イオはアッパー掌底からシャイニング・ウィザードを発射すると、ダブルアーム・フェースバスター。そしてムーンサルトプレスを投下するが、エンジェルがかわすと着地。ならばとウラカンを狙ったが、パワーで回転を止めたエンジェルはウイング・スパン。

 辛くもカウント2で返したイオをエンジェルは間髪入れず丸め込むが、イオは必死でキックアウトすると、もう一度ウイング・スパンを狙ったエンジェルをマヒカ・デ・イオで切り返して3カウント。
 ワンダー・オブ・スターダム王者を下し、これで開幕2連勝となったイオは単独首位。試合後はお互い笑顔で健闘を称え合った。









★試合後コメント
紫雷イオ
――お互い読み合いみたいな試合でした。
「そうですね。読み合いみたいな試合……たぶんダーク・エンジェルの切り返しの多さや、引き出しの多さを知ってるので、そうやって技のほうを読んでくるだろうって私も予想してたので。技の読み合いの多い試合になってましたかね? 夢中だったんで分からないんですけど、お互いの手の内を読み合いながらの感じになったような気がします」
――白いベルトのチャンピオンはいかがでしたか?
「やっぱりいままでとは雰囲気が違いますよね。レスラーとしてのダーク・エンジェル……メキシコ、アメリカ、カナダ、いろんな国を渡ってあぁやって作り上げられた選手なので、やっぱり試合スタイルも今までの(白いベルト王者だった)ゆずポンみたいな、日本で出来たチャンピオンとはまったく違った白いベルトのチャンピオンの姿なんだろうなって、今日肌で感じて、ますます思いましたね」
――シングルで勝つのは初めて?
「いや、赤いベルト挑戦者決定戦のトーナメントがあったので。でも、あの時はお互い(その日)2試合目ということだったので、お互い純粋なシングルマッチっていうのは初めてですね。やっぱりあぁやって手の内を隠したり出したり、そういう風になりました」
――やっぱり格別なものですか? エンジェルさんへの思いは。
「そうですね。やっぱりほかの選手とは違いますよ。ダーク・エンジェルは単身で日本にやってきて、友達も少ない中で、言葉も分からない中で(頑張ってきた)。逆にメキシコ……海外に行っていた経験があるので、心細い中でも反骨精神というか、現地の人間より目立ったり、現地の選手には負けないぞって思いが絶対強いと思うので、そういったところで食らいついて来るだろうなというのは予想通りでしたね」
――無傷で4点キープですが、このまま行きたい?
「そうですよ。宣言した全勝優勝にかなり近づいてはいるんですけど、この5★STAR GPには魔物が棲んでいるので、油断したら何されるか分からない。なので、この調子で気を引き締めて全勝優勝します」

ダーク・エンジェル
「すごくハードな試合だったわ。この試合に向けてすごくトレーニングもしてきたし、私のパートナーであり、友達であるイオ相手だったから、すべてムーブが読まれていたわ。(イオは)赤いベルトのチャンピオンになって、最後に闘った時より強くなっていたけど、またリマッチしたい。彼女との試合は楽しいけど、ワン、ツー、スリーと次にカウントを叩かせるのは私よ。チャンスがあればまた闘いたい相手だわ」

 

 

 

5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

夏樹☆たいよう
[1勝1敗=2点] 

13分31秒
ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め 

安川惡斗●
[1勝1敗=2点] 

 メインでは開幕戦で夕陽に不覚を取った夏樹☆たいようと、開幕戦では木村響子から白星を奪い今年も番狂わせを起こした安川惡斗が対戦。川葛から自分勝手に離脱した惡斗に対し、夏樹は親分としてキッチリ“ケジメ”をつけたいところだ。

 川葛のTシャツを腰にぶら下げて入場してきた惡斗。そして名前をコールされると、そのTシャツを夏樹に向けて突き出してから客席に投げ捨てた。さらに背後からのドロップキックで奇襲攻撃を仕掛けた惡斗は、口に含んだ酒を噴射すると首固めで丸め込む。意表を突かれた夏樹は何とかキックアウトしたが、丸め込みの連発から低空ドロップキックを見舞った惡斗。
 だが、夏樹はドロップキックを返すと、「ふざけるな!」と叫んでジャンピング・バックエルボーを叩き込んでからサッカーボールキック。場外にエスケープした惡斗は、夏樹が場外に出るとラム酒の瓶を手にリングに戻り、それを飲みながら「上がってこいよ!」と挑発。

 和田京平レフェリーが酒瓶を取り上げて「本物じゃねぇか!」と一喝すると、惡斗はエプロンまで上がってきた夏樹に口に含んでいた酒を噴射し、「チビ、来いや!」となおも挑発。顔色が一変した夏樹はリングに戻って惡斗を睨み付けると、強烈な張り手を叩き込んでから倒れた惡斗をもの凄い勢いで蹴っていく。
 それでもコンプリート・ショットを返した惡斗は、馬乗りサミングを見舞っていくと、コーナーに叩き付けてからトップロープに夏樹の顔面を擦りつける。さらにケンカキックからフロントネックロックに捕らえると、振り回してから胴絞め式に移行。

 ロープに逃れた夏樹だが、惡斗はなおも喉元を踏みつける。またしても酒瓶を手にした惡斗だが、ボディブローから奪い取った夏樹はラッパ飲み。そこから酔拳で反撃に出た夏樹は、ニーオンザベリーからバックブロー。さらに惡斗の髪の毛を掴んで張り手を連打すると、倒れた惡斗にサッカーボールキックを連打。
 顔面を踏みつけて「終わりだ、終わり!」と叫んだ夏樹だが、マットを叩き雄叫びをあげながら起き上がってきた惡斗は口から出血しながらランニングエルボー。だが、エルボーでなぎ倒した夏樹は「来いや!」と絶叫。

 ニーリフト、ソバットで蹴り倒すが、ゾンビの如く奇声をあげながら起き上がった惡斗は殴りかかる。しかしボディブローの連打から旋回式ペディグリーで叩き付けた夏樹はたいようちゃん☆ボムを狙う。うまく逃れた惡斗はスクールボーイからストレッチマフラーへ。ガッチリ決まり、夏樹も苦悶の表情。どうにかロープに逃れたが、ならばと惡斗はACTスペシャルを狙う。
 だが、ファイナルカットで切り返した夏樹はダイビング・フットスタンプを投下。かわした惡斗はコンプリート・ショットでコーナーに叩き付けると、顔面へのニーを連打。そこから一度コーナーに叩き付けてからのACTスペシャルを決めた惡斗。10分が経過し、惡斗はコーナー二段目から惡トーンを投下。

 かわした夏樹は今度はダイビング・ボディプレス。これを剣山で迎撃した惡斗は今度こそコーナー二段目からの惡トーン。続けて最上段に登った惡斗だが、駆け上がった夏樹は雪崩式アームドラッグ。そこからお互いに気合いに入ったエルボー合戦を展開すると、惡斗のエルボーをかわした夏樹が投げ捨てジャーマンを連発。さらにハーフダウンの惡斗に回転式ソバットを叩き込むと、イグチボムで叩き付ける。
 カウント3寸前で肩を上げた惡斗だが、夏樹はダイビング・フットスタンプを投下して馬乗りフォール。だが、自ら引き起こした夏樹はもう一度ダイビング・フットスタンプ。かわした惡斗はアクトロックで丸め込むがカウントは2!

 残り3分となり、張り手合戦になると、夏樹が左右の張り手の連打から串刺し低空ドロップキック。さらにダメ押しのダイビング・フットスタンプを投下して3カウント。夏樹の制裁マッチではあったが、自ら川葛を飛び出した惡斗はただ制裁されるだけではなく、きっちり意地を見せた内容だった。










▼エンディング 

 倒れながらも夏樹を睨み付けた惡斗だが、夏樹はコーナーに登ってガッツポーズ。そして惡斗が引き上げていくと、マイクを持った夏樹は「よっしゃ、リーグ戦第2戦、勝ちました! 惡斗……そうだな……。惡斗は何も変わっちゃいねぇよ! パシリだろうが、ヒールだろうが、裏切ろうが、狂っていようが、自分の中では惡斗は惡斗のまんまだよ! 見かけだけ取り繕ってもそんなメッキだから剥がされるんだよ。今度からは今日闘ったみたいに中身で勝負してみろよ、惡斗ーっ! リーグ戦、残り3戦。最終戦の後楽園まで全勝で突っ走りたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします!」とアピール。

 今回、勝敗予想が全試合当たった方が3名いたため、締めの前にリングに上がって選手たちと記念撮影。そして最後は夏樹が「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で締めくくった。

★試合後コメント
夏樹☆たいよう
「やっと2点! 本当は今日、自分はリーグ戦で勝ち進むだけの試合というふうに思ってたんですよね。惡斗に対して伝えることもないし、伝えても無駄だなという思いとか……本当に惡斗に対する思いはなく臨んだはずなんですけど……。でも、やっぱりアイツは変わろうとしている。それは分かるけど……でも、いくらね、もう言葉でもないし、見てくれでもないし、そんなもんはリングに上ったら通用しないというのを……(分かってほしい)。やっぱり川葛を辞めたからといって(知らん顔は出来ない)……でも自分は今日、当たるからには教えなきゃいけないなと思って、思いっ切りいきました。あんなね、『(自分を)変えたい』とか言ってるけど、あんなイスで殴ったくらいで変えられるような簡単なことじゃないんで。中身で勝負出来るかどうかだと思います」
――その希望は惡斗選手に見えました?
「そうですね。最初のほうは小手先というか、酒を使ってきたりだとか、そういうことやってきたんですけど、途中からはやっぱりそんなメッキは通用しない。やっぱりそれを剥がした上での勝負は出来たと思いますよ。惡斗とシングルは初めてだったんですけど、それは分かったんじゃないでしょうかね。アイツがどの道を行こうと、自分は関係ないですし。でもそこに信念持ってやってないんだったら、自分はいつでも潰しにいくし、アイツが本気で自分のこと倒したいと思うんだったら、自分はいつでもやってやります」
(※木村響子が乱入)
木村「おい、川葛よ!」
夏樹「なんだよ! 入ってくんじゃねぇよ!」
木村「守るとか気持ち悪ぃんだよ」
夏樹「オメーに関係ねぇだろうがよ!」
木村「オメーの子分(=世IV虎)にこっちはやられてバナナ食わされたんだよ!(※夏樹を壁に叩きつけバナナを口に押し込もうとする)」
夏樹「やめろよ! やめろ!」
木村「オラァ!(※夏樹の口にバナナを押し込む)文句があるなら世Ⅳ虎に言え、コラ!」
※木村はそのままインタビュースペースから去って行く
夏樹「(※バナナを吐き捨てて)あのゴリラ野郎! アイツが散々好き放題暴れても、自分はいままで黙って見てやってたけど、自分が出てってやるよ。アイツを追い出してやるよ。ヒールだ、ベビーだ、関係ねぇんだよ。アイツこそなんでも屋さんやってたくせによ、偉そうな口叩いてんじゃねぇよ。自分が……自分しかいないと思うんで、アイツを追い出せるの。リーグ戦、次、やってやります」

安川惡斗
「アハ…アハハ……あー、負けた。でも吹っ切れたぞ! アタシは、アタシはまだまだ……まだいける! まだいけるーーっ! あのチビ! チビィィィ! 以上! アハハハハ」
(※不気味に笑いながら立ち去る)

 

 

 

 

 5★STAR GP開幕! イオが王者対決を制し、惡斗が2年連続で番狂わせ!

5★STAR GP2013
8月25日(日)新木場1stRING 12:00PM
観衆285人
 
▼オープニング

 Kちゃんパンダによるオープニングダンス。そこにいつものように途中から風香GMが加わり、ダンスを踊り終えると「皆さん、こんにちは。今年の5★STAR GPいよいよ開幕します。残りの夏も盛り上がれるように、応援している選手の背中を押すような声援を今日もお願いします」と挨拶。
 続いて5★STAR GPに出場する出場選手の入場式へ。名前が書かれたタスキをかけ、レッドスターズ、ブルースターズの全12選手がリングに並び立つ。前年度のGP優勝者である愛川ゆず季も来場し、客席から見守る。

スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
脇澤美穂
7分50秒
バックスライド・フロム・ベノム 

岩谷麻優●

松本浩代

 いきなり紙を取り出し、マイクを持った脇澤が「ちょっと待って! 私は5★STARに出たかった。でも出られなかった。すごく悔しい! だから昨日、考えてきた。あのね松本さん、おいバカ(=岩谷)! 私はいつでもスターダムの主役でいたいんだよ。皆さんの私のことを観に来てくれていますよね? 私は昨日、考えて紙に書いてきたんだよ。私は第1試合を熱くするため勝利者賞を用意してきたんだよ。でも世の中、そんなに甘くない。(※2通の封筒を取り出して)5000円かたわしが入っているんだよ。ちなみにこの5000円は高橋奈苗のお財布から盗んできました!」と紙に書かれた謎の文章を読み上げる。

 ゴング前からある意味で脇澤のペースだが、松本も「5000円! 5000円!」と叫びだし、釣られるように岩谷と脇澤も「5000円!」と叫びながら三つ巴のチョップ合戦へ。体格的に不利な岩谷が松本に張り手を見舞うと、「調子に乗るな!」と頭を叩かれ、さらに松本と脇澤からダブルのチョップを食らってしまう。
 そこから松本と脇澤が「5000円!」と叫びながらのチョップ合戦。そこから唾を吹きかけた脇澤だが、バックを取った松本。投げられるのを必死に堪えた脇澤は「松本さん、かわいい!」と言って松本が油断したところをサムソンクラッチ。

 さらに岩谷がエプロンから松本を足払いで倒してからスリングショット式フットスタンプ。さらに脇澤を転ばせて松本に激突させると、松本をアームドラッグで投げてからコルバタを狙う。しかし足を掴んで回転を止めた松本は抱え込み式逆エビ固め。そこに脇澤が松本にベノムアーム。
 そこから脇澤は岩谷をコーナーにホイップ。しかし岩谷が脇澤を逆にホイップし、松本と腕を絡ませて回転しているところに岩谷がスリングブレイド。さらに脇澤をダブルリストアームサルトで投げた岩谷はコーナーに登っていくが、松本が追いかける。その松本をパワーボムの体勢で持ち上げた脇澤だが、岩谷がローキックを叩き込んで松本が押し潰す。

 岩谷は松本を丸め込むがカウント2で返した松本は、ロープに飛んだ岩谷に体当たりを見舞ってからアルゼンチン・バックブリーカー。そこを脇澤が2人まとめてバックスライド・フロム・ベノムで抑え込むが、カウント2で返した松本は脇澤にバックエルボーを見舞うとバックを取る。そこを岩谷が2人まとめて回転エビ固めで丸め込むがカウントは2。
 脇澤のエルボーを松本がかわして岩谷に誤爆させると、岩谷は脇澤にエルボー合戦を仕掛けるが、背後から松本が2人まとめてバックドロップで投げる。さらに脇澤の上に岩谷を寝かせた松本はリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下すると、岩谷に東海道落とし。

 カウント2で返した岩谷を引き起こそうとした松本だが、そこに脇澤がミサイルキック。岩谷のバックを取った脇澤だが、松本が2人まとめて投げようとする。何とか堪えた脇澤はバックスライド・フロム・ベノムを狙う。そこに岩谷がドロップキックを放っていくが、脇澤がかわして松本に誤爆させると、岩谷をバックスライド・フロム・ベノムで抑え込んで3カウント。
 そこで5000円とたわしが入った2つの封筒から1つを選んで引いた脇澤。封筒に入っていた紙には「たわし」と書かれてあり、それを見た松本が「人生、そんなに甘くねぇんだよ」と捨て台詞。脇澤は呆然としながら引き上げていった。

 

 

 

 

  
 
5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ダーク・エンジェル
[1勝=2点]
7分24秒
ウイング・スパン 

宝城カイリ●
[1敗=0点] 

 2013年の5★STAR GP開幕戦オープニングマッチはワンダー・オブ・スターダム王者のダーク・エンジェルvsアーティスト・オブ・スターダム王者の宝城カイリの一戦。『未来のスターダム』に乗って入場した宝城は1人でも踊ってみせる。
 ロックアップからフライングメイヤーを連発した宝城だが、着地したエンジェルは蹴り倒す。アームドラッグで投げたエンジェルはヘッドロックに捕らえるが、脱出した宝城はダブルチョップを連打。

 しかしコーナーで体勢を入れ替えたエンジェルはチョップを返すと、串刺し攻撃を狙うが、宝城はエプロンに追いやる。宝城の腕を取り前転したエンジェルはアームドラッグからドロップキック。宝城もドロップキックを返すが、エンジェルはカウンターのドロップキックから宝城の左腕にニーを落としてからハンマーロックに捕らえると、両足でフックしていく。
 なおも左腕を固めていくエンジェルは、ロープに宝城の左腕を巻き付けて絞ると、そこから串刺しジャンピングニー。2発目の串刺し攻撃をスピアーで迎撃した宝城は極楽固めへ。

 左腕のダメージで決めきれなかった宝城だが、トップロープにエンジェルを逆さ吊りにすると腰の辺りにドロップキック。エルボーを打っていった宝城だが、かわしたエンジェルは変型のアームロック。ロープに逃れた宝城をレイネーラに捕らえるようとするエンジェルだが、必死に堪えた宝城はその場でスピアー。
 エンジェルの腰にダイビング・エルボードロップを投下した宝城は、カミカゼを狙おうとしたが、エンジェルはフルネルソンバスターで切り返す。さらにメキシカン・バックブリーカーに捕らえたエンジェルだが、宝城は丸め込みで切り返す。

 キックアウトされた宝城は間髪入れずエンジェルの背後→正面からスライディングDを叩き込むと4173。しかしエンジェルはガッチリ抑え込まれる前にウイング・スパンで切り返して3カウント。白ベルト王者の意地で白星スタートを切った。

 


 
 

 

  

★試合後コメント
ダーク・エンジェル
「勝てて嬉しいわ。彼女は私のことを研究してきたみたいで驚くこともあったわ。でも私はどんどん進化していくから。ついてきなさい」
宝城カイリ
「……悔しい……悔しい。あ〜、もう勝てなかった、自分。悔しい。悔しいです、本当に。いつも通りの自分でいこうと思って無理はしないで、派手なことはしないで、自分らしいプロレスをということで、やったんですけど。たぶん緊張か何かで飲まれてた自分が、めっちゃ悔しいです。なんか自分にムカツク」
――入場曲が宝翔天女の曲でしたが。
「自分が好きな曲だし、今までなっちゃんと頑張ってきた証でもある曲だし、やっぱり歌詞が闘う前に聞くとすごく勇気をもらえる…自分自身も勇気をもらえる曲なので、それにしました。あと、お客さんにも宝翔天女を忘れないでほしいという思いで、この曲に。なっちゃんにも連絡して、『使っていいよと言ってくれたんで、そうしました」

5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
アルファ・フィーメル
[1分=1点] 
15分00秒
時間切れ引き分け 
彩羽匠
[1分=1点] 

 アルファは彩羽に詰め寄っていき、超至近距離で見下ろしていく。握手を求めた彩羽だが、アルファは拒否。ロックアップからジリジリとコーナーに押し込んだアルファは余裕のクリーンブレイク。再びコーナーに押し込んだアルファは彩羽の頭を撫でて挑発。
 表情が険しくなった彩羽はコーナーに押し込まれたところからジリジリと押し返す。しかし耳を掴んで押し込んだアルファは離れ際に張り手。彩羽も飛び付き腕十字を狙うが、振り払ったアルファは一旦エプロンにエスケープ。

 リングに戻ったアルファは彩羽をコーナーに押し込んでショルダーをぶつけていくと、さらにコーナーに叩き付けていくが、彩羽もドロップキック3連発を返すとバックドロップの体勢に。しかしヒジを落として防いだアルファは彩羽を場外に投げ捨てると、「アルファ・フィーメル、イチバン!」とアピール。
 リングに戻ってきた彩羽をなおも場外に投げ捨てたアルファは、彩羽が戻ってきたとこと捕まえてマシンガンショット。さらにクロスフェースに捕らえると、キャメルクラッチに移行。

 うつ伏せの彩羽をサーフボードストレッチに捕らえて踏みつけたアルファだが、観客からは「匠」コール。だが、アルファはサッカーボールキックから踏みつけフォールで観客を挑発。ロープ際で彩羽の喉元を踏みつけていったアルファに対し、彩羽もエルボーで向かって行く。肩口に担ぎ上げたアルファだが、スタナーで切り貸した彩羽引き込み式の三角絞めへ。
 持ち上げて叩き付けたアルファは、彩羽のバックドロップを身体を捻って押し潰すともう一度クロスフェースへ。回転して逃れようとした彩羽だが、アルファは再び体勢を戻すと、ベアハッグに捕らえる。

 10分が経過し、どうにかベアハッグから脱出した彩羽だが、アルファは意表を突いてラ・マヒストラル。慌ててキックアウトした彩羽だが、アルファは彩羽の左腕をロープに巻き付けて絞りあげる。さらにサイドバスターで叩き付けたアルファはサッカーボールキックを連打。残り3分でみちのくドライバーIIを出したアルファだが、これもカウントは2。ならばと胴絞めフロントネックロックに捕らえたアルファ。
 必死でもがきロープに脱出した彩羽は、お客さんを睨み付けているアルファの背後から蹴っていく。しかしアバランシュホールドで叩き付けたアルファ。これをカウント1で返した彩羽ランニングエルボーでなぎ倒すとドロップキックからバックドロップの体勢で持ち上げて前方に叩き付ける。

 足元がフラつく彩羽だが、トップロープを下げて突進してきたアルファを場外に追いやる。リングアウト狙いの彩羽は低空ドロップキックでアルファをリングに戻さないようにしたが、強引にリングに戻ったアルファはブレーンバスターからコーナーにホイップしようとする。
 これを引き込み式三角絞めで切り返した彩羽は、残り10秒でコーナーに登っていくが、アルファは下からエルボー。そこをぶら下がり式腕十字に捕らえた彩羽だが、ここで15分時間切れのゴング。悔しがるアルファに対し、一方的にやられながらも前ワールド・オブ・スターダム王者に引き分けで1点をもぎ取った彩羽。試合後、なおも乱闘を起こす両者だが、セコンド陣が割って入って止めると、アルファは「アルファ、イチバン!」と執拗にアピールした。

 

 

 

 

  

★試合後コメント
彩羽匠
――前チャンピオンと引き分けました。
「前の赤いベルトの王者から…イオさんともそうですけど、まだ負けてはないということで。でも今日はやられて、全然自分の技も出せなかったし、一発一発が重くて。エルボー一発もすごい脳まできて動けなくなったし。今日は粘ったっていうのもありますけど、内容的には全然自分はやれてないし。でも関節(技)でちょっと取れるかなと思ったんですけど……まだまだです。でも、まだ引き分け……初戦が引き分けで始まったんで、あとは全部勝って自分が優勝します」
アルファ・フィーメル
「タイムアウト? 私の国にはそんなルールはない。闘うか死ぬかだ。アルファ・フィーメルこそイチバン。タイムアウトなんてなくして闘わせろ! 松本(浩代)の時もそうだった。(カウント)ワン、ツー、スリーで勝利を決めろ。次の闘いはタイムアウトなんて気にせず相手を壊してやる。このリーグ戦を制し、日本でイチバンになってやる」
――タイムアウトには抗議すると?
「スターダムはこんなルールを捨てろ! ロープエスケープもなくせ! 私はファイターだ!」
 
5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
安川惡斗
[1勝=2点] 
1分58秒
スモール・パッケージ・ホールド 

木村響子●
[1敗=0点]

 8・17後楽園大会でメインの紫雷イオvs木村響子戦に乱入し、ロッシー小川代表や川葛の2人に襲いかかるという謀反を起こした安川惡斗。昨年のGPでは愛川からフォール勝ちという大番狂わせを起こした惡斗だったが、今年は開幕戦から木村響子と対戦。川葛を脱退してモンスター軍に合流するかと思われたが、惡斗は「誰かの下につく気はない。すべてを破壊する」と一匹狼を宣言しているが、木村との直接対決で何かが起こるのか?

 ウイスキーをラッパ飲みしながら入場した惡斗に、エナジードリンクの『MONSTER』を差し出した木村。意味ありげに『MONSTER』を受け取った惡斗は、顔には赤いペイント。握手を求めてきた木村に両手で握手に応じた惡斗は、いきなり丸め込みで奇襲攻撃。2連続丸め込みをキックアウトした木村は、首固めをブレーンバスターで切り返す。
 そこから胴絞め式のキムラロックに捕らえ、「落とすぞ、オラ」と凄んだが、惡斗は何とかロープに脱出。

 木村は惡斗の顔面にヒザを叩き込むとビッグブーツを狙ってロープに飛ぶが、和田京平レフェリーを盾にした惡斗はギリギリでストップした木村の頭部を『MONSTER』の缶で殴打すると、そこを首固めで丸め込んで3カウント!
 納得いかない木村は京平レフェリーに詰め寄っていくが、惡斗は昨年の愛川戦に続いて大番狂わせを起こしてみせた。

 

 

 

 
  

★試合後コメント
安川惡斗
「へー、やったよ〜! 勝った、勝った、勝った〜! 木村に勝った〜〜! パシリじゃないよ、もう。ねぇ? モンスター軍のパシリ? 勧誘されてたけど、知るか! アハッ! やった〜〜! アハハ、アタシが勝った〜〜〜! 実績残した〜〜! コレ、ほかの連中も足元、すくわれないように気をつけとくんだなっ! 以上! ウフアハハハハハ! アハハハハハハ!」(※不気味な笑いをしながら退室)
木村響子
――まさかの秒殺でした。
「あ〜、一本取られたね! 面白くなるんじゃないですか? これから」
――GP前には勝っていた惡斗に負けたわけだが……
「いいんじゃない? 正攻法でやるのがすべてか? いいんじゃない? 飛び級したいんだろ、惡斗は。どうしても勝ちたくて、今日あのやり方を自分で選んだんだろ? そこまでして私から勝った以上は、腰据えてこっちに引きずり込んでやるよ」
――まだ勧誘は続けると?
「勧誘っていうか、もうその流れだよね、もう……」
――凶器でやられましたが。
「ビックリしました。本当に想定外って、こういうことだなって。でも今までのスターダムには想定外のことなんて何ひとつなかったから。すべて想定内で話が進んでたんで」
――引きずり込みがいがある?
「アイツはたぶん上に行きたい奴だと思うから、面白いんじゃないですか?」
――試合前にモンスタードリンク差し出したのは、「こっち(=モンスター軍)に来い」という意味?
「MONSTER、飲ましてやるよっていう餌だったんですけどね。イッテェ……。しかもウ●コ京平、何やってんだよ! (凶器攻撃を)見てなかったのかよ、ウ●コ。ウ●コだな」

▼須佐が欠場の挨拶
 
 休憩明けに左肘の負傷により欠場となった須佐えりがリングに上がり、「左肘を負傷してしまい欠場となってしまいました。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。1日でも早くケガを治して頑張るので応援のほどよろしくお願いします。頑張るぞ、パッショーン!」と欠場の挨拶。
 
5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

●夏樹☆たいよう
[1敗=0点] 

10分34秒
ハニートラップ 

夕陽
[1勝=2点] 

 4・29両国大会でハイスピード王座を賭けて対戦し、ハイスピードプロレスの新しい一面を見せた夏樹☆たいようと夕陽がGP開幕戦で再び対戦。夕陽としては是が非でも雪辱したいところだが。

 いきなりはハイピードのロープワークからお互いに丸め込んでいく。お互いにキックアウトしてから縦横無尽のロープワークを展開すると、そこから夏樹がトリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル。辛くもかわした夕陽はカポエイラキック。ブロックした夏樹はロープに飛ぶが、夕陽はカウンターのミドルキックからレッグスピン。
 さらに変型のクランチループに捕らえる。どうにか這ってロープまで辿り着いた夏樹は夕陽をエプロンに追いやると、足払いで座らせてから低空ドロップキックで場外に追いやり、そこに三角跳びプランチャを投下。

 夕陽をリングに戻しミサイルキックから串刺し低空ドロップキックを叩き込んだ夏樹に対し、エルボーで向かっていく夕陽だが、夏樹も喧嘩腰でエルボーを返すとフェイントを入れてからの低空ドロップキック。しかしたいようちゃん☆ボムをフェースバスターで切り返した夕陽はヒザ十字固めに捕らえる。
 悶絶した夏樹だが、どうにかロープに脱出。夕陽は重たい蹴りからハニーフラッシュを放ったが、夕陽がジャンプする前に夏樹はフロントネックロックに捕らえる。

 そこからレッグクラッチ・スープレックス・ホールドを狙ったが、スタナーで切り返した夕陽は今度こそハニーフラッシュ。ミサイルキックからもう一度コーナーに登った夕陽だが、追いかけていった夏樹は雪崩式アームドラッグからダイビング・フットスタンプ。何とかかわした夕陽だが、夏樹は串刺しソバットを連発。
 立ち上がった夕陽は夏樹の攻撃をかわすとジャンピングハイ。さらに首相撲かからのヒザ蹴りを連打すると、野良犬ハイキックを叩き込む。夏樹もレッグクラッチ・スープレックス・ホールドで投げるが、ブリッジが崩れたためすぐにイグチボム。しかしカウントは2。

 夕陽をコーナーに乗せた夏樹は雪崩式ダブルアームの体勢に。しかし夕陽はエルボーで叩き落とすと、駆け上がってきた夏樹より先にマットに着地して背後から持ち上げてそのままジャーマン。カウント2で返した夏樹は夕陽の蹴りを紙一重でかわしてイグチボムを狙ったが、夕陽はそこにハニートラップをズバリと決めて3カウント!
 悔しがる夏樹を「してやったり」の表情で見つめた夕陽は、ニヤリと笑って握手を求める。夏樹も「もう1回」とアピールし、頷いた夕陽と握手。絶対に勝ちたかった相手から白星を奪って幸先のいいスタートを切った夕陽は歓喜の雄叫びをあげた。

 

 

 

 

  

★試合後コメント
夕陽
「夏樹さんから、勝てた! (カウント)スリー! スリーで夏樹さんから! マジ、開幕戦からこうやって夏樹さんからフォール取れたことがすごい嬉しいんですけど。本当に素直に嬉しいんですけど、やっぱりチャンピオンはこうであってこそだと思うので、逆に気が引き締まりました、(アーティストの)チャンピオンとして。これから、5★STARはまだまだ連戦続きますけど、夏樹さんに勝ったからって油断しないで、もっともっとほかにもチャンピオンがいるので。同じリーグにはタッグのチャンピオンの奈苗さんだって、木村さんだって、新人王の世Ⅳ虎選手だっているので、まだまだ油断せずに乗り切って優勝したいと思います」
――最後の丸め込みは狙っていた?
「はい。一筋縄ではいかない選手、しかも15分という限られた時間なので、これはハニートラップっていう自分のオリジナルクイックじゃないと取れないなと思ったので、ずっと狙ってました」
――高校生活最後の夏休みに貴重な1勝でしたね。
「本当ですね。本当に夏休み最後のスターダムなんで。今日が25日……これから新学期がスタートするわけですけど、まだまだ自分の夏は5★STARの優勝を獲るまでは、自分の夏休み終わってないと思ってるんで。夏休みの宿題、5★STAR優勝をしっかりとやり遂げたいと思います」

夏樹☆たいよう
「あ〜、悔しい! 今回もスパニッシュでいけると思ったんですけどね。まぁそこかわされたのしょうがないとして、なんですか、最後の丸め込み? いや、今まで当たってきて、あんなの見たことないですし、そこは油断してましたね。夕陽に打撃と投げ技以外に、あんな丸め込みがあるのを(知らなかった)自分は勉強不足だった。いやー、ガッチリやられたな。いや、本当にこれからもずっとハイスピード戦線でやっていきたい選手だからこそ、本当は負けちゃいけなかったと思う。でも高橋奈苗超えをするためには、逆に気が余計に引き締まりましたね。あとは残り全勝でいきたいと思います」
 
5★STAR GP2013 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗
[1分=1点]
15分00秒
時間切れ引き分け 

世IV虎△
[1分=1点] 

 昨年、得点では愛川に並んでいたものの直接対決で敗れていたため、惜しくも決勝進出出来なかった高橋奈苗は、両国大会で愛川の引退試合の相手を務めた世IV虎と激突。開幕戦からいきなりスターダム世代闘争の頂上対決が実現! 勝ったほうが勢いに乗る可能性は高い。

 入場してくる奈苗はヤンキー座りで睨み付けていた世IV虎は、名前をコールされると奈苗に詰め寄っていき不敵な笑み。奈苗から握手を求めても中指を立てて拒否した世IV虎は、ゴングが鳴ってもヤンキー座りのまま動かない。
 すると奈苗は自ら「奈苗」コールを促す。世IV虎のショルダータックルを受け止めた奈苗は、世IV虎のラリアットをかわしてのショルダータックルでなぎ倒すが、その直後に世IV虎もショルダータックルで倒していく。

 手四つの力比べでは、お互いに額をくっつけて五分の展開に。そこから奈苗がヘッドバットを叩き込むと、世IV虎もヘッドバットを返していき、さらにノータッチヘッドバットで突っ込んでいった奈苗だが、キャッチした世IV虎はフロントネックロックに捕らえる。首を抜いて上になった奈苗はサイドに回ってリストロックに捕らえる。
 しかし蹴りで反撃した世IV虎は奈苗をコーナーに逆さ吊りにすると、顔面に低空ドロップキック。さらに4月に眼窩底を骨折している奈苗の顔面に顔面ウォッシュを見舞ってから、ロープに貼り付けて鼻フック。

 しかし世IV虎の足をすくって倒した奈苗はキャメルクラッチに捕らえると、鼻フックをお返し。そこから両足でハンマーロックに捕らえた奈苗だが、世IV虎は悶絶しながらもロープに脱出。奈苗は串刺しラリアットを叩き込むと、逆に串刺し攻撃を狙った世IV虎をかわしてチョップを連打。世IV虎は奈苗のラリアットをかわすと、何とサイクリングヤッホーに捕らえる。
 意外な攻撃に面食らった奈苗に対し、世IV虎は重たい蹴りを連打すると、カウンターでのケブラドーラ・コンヒーロからセントーンを投下。そこから胴絞めスリーパーに捕らえた世IV虎だが、奈苗は辛くもロープに脱出。

 世IVコブラを狙った世IV虎だが、奈苗はコブラツイストに切り返す。しかし世IV虎は強引に持ち上げて前方に投げ捨てると、今度こそ世IVコブラに捕らえ、さらにストレッチボムで叩き付ける。奈苗も世IV虎の腕を掴んで裏十字で切り返すと、立ち上がってチョップを連打してから延髄斬り。だが、ダメージであまりジャンプ出来る結果的に顔面蹴りに。
 10分が経過して左右のハンマーで殴りかかる世IV虎だが、ワキ固めに切り返した奈苗はフロント・ブレーンバスターで叩き付けてから低空ドロップキックで吹っ飛ばすと、コーナー二段目からの冷蔵庫爆弾。カウント2で返されると、今度はコーナー最上段に登っていくが、追いかけていって世IV虎はヘッドバットから肩口に奈苗を抱え上げて前方に投げ捨てる。

 そのままコーナー二段目からダイビング・セントーンを投下した世IV虎は、続けてコーナーに登っていくが、追いかけていった奈苗は雪崩式ブレーンバスター。残り3分となり、ラリアット相打ちの連発からダブルダウン状態に。先に起き上がった世IV虎は馬乗りチョークからネックハンギングボムを狙ったが、延髄斬りで逃れた奈苗はハーフダウンの世IV虎に低空延髄斬り。
 冷蔵庫爆弾をカウント2で返した世IV虎をショートレンジラリアットでなぎ倒した奈苗はロープに飛ぶが、カウンターのラリアットでなぎ倒した世IV虎はアティテュード・アジャストメント。カウント2で奈苗が返し、残り1分となると、世IV虎はコーナーに登っていくが、奈苗は奥の手・チャナラッカ☆百を狙う。
 ギリギリで逃れた世IV虎は奈苗の延髄斬りをブロックしてセントーン。さらにスリーパーに捕らえるが、奈苗はワンセコンドで切り返そうとする。世IV虎がブロックすると、奈苗はバックドロップを狙うが、踏ん張った世IV虎はロープに飛ぶ。そこでカウンターでのバックドロップを決めた奈苗だが、直後に15分ドローを告げるゴング。

 「あー、ちくしょう!」と悔しさを爆発させた奈苗に対し、世IV虎も睨み付ける。お互いに相手の髪の毛を掴んで睨み会うが、セコンドが両者を分けると世IV虎は中指を突き立ててから引き上げていった。

 

 

 

 

  

★試合後コメント
高橋奈苗
――2年連続のドローでした
「ふざけんなよ! 自分にムカツク! こんなんじゃダメだ! ダメ! ……自分のテーマ、全勝、常勝、熱勝、優勝だったんで、一個崩れてしまった〜! でも、分からない。分からないけど、今なんとも分からないけど、世Ⅳ虎にドローは悔しい。でも、私の持ち前のポジティブさで、こここからもう1回しっかり向き合えるように立て直します。残りは絶対落とさない。このリーグ戦を熱くして、いい試合連発して、もっといっぱいの人に見てもらわないといけないんで! 9月23日後楽園ホールまで私は止まらない。止まらないです。こんなことじゃ止まらないです! 止まらないぞ!」

世Ⅳ虎
――2年連続ドローでした。
「信じらんない。本当、ムカツク。今年こそ絶対アイツに借り返してやろうと思ったのに。もう1回やりたい。次やったら、絶対倒す。あんなの屁でもねぇよ。高橋奈苗、お前を今年中に必ず倒すから。待っとけ!」
 
5★STAR GP2013 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

紫雷イオ
[1勝=2点] 

10分16秒
ムーンサルト・フットスタンプ→エビ固め 

米山香織●
[1敗=0点] 

 ワールド・オブ・スターダム王者の紫雷イオと、ハイスピード&アーティスト・オブ・スターダム王者の米山香織が激突。スターダムにあるベルトを総ナメする気満々の米山だが、8・17後楽園大会での木村響子との壮絶な試合を制し、ひと皮剥けたイオがどう闘うか注目された。

 米山は前奏の付いた入場テーマに乗り、ハイスピードとアーティストのベルトを両手に持って入場。一方のイオもワールド・オブ・スターダムのベルトをたすき掛けにして入場。
 ガッチリ握手を交わしてから試合が始まると、まずは米山がガブっていくが、イオもハンマーロックで切り返す。イオのヘッドロックをヘッドシザースで脱出した米山は、イオをコーナーに叩き付けると、ヒザの連打から踏みつけていく。

 イオもスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャーを狙ったが、すっぽ抜けさせた米山。しかしイオはマトリックスで米山の攻撃をかわすと、側転→バック転からドロップキック。米山もイオの619をブロックして場外に追いやると、エプロンからジャンピングニー。さらにイオをリングに戻し、背後からミサイルキックを発射すると続けてジャンピングニー。
 ロールスルージャーマンスープレックスホールドをロープを掴んで阻止したイオはドロップキックからコーナーに登っていくが、追いかけていった米山は雪崩式ブレーンバスター。続けてダイビング・セントーンを投下。もの凄い飛距離の一撃を何とかカウント2で返したイオだが、ダメージは大きい。

 フロントキックでなぎ倒した米山はも一度コーナーに登っていくが、追いかけていったイオはエルボー。逆にエルボーで叩き落とした米山だが、トップロープに飛び乗ってイオはドロップキックでコーナー上の米山を場外に叩き落とすと、コーナー最上段からケブラーダを発射。
 さらに米山をリングに戻すと、スワンダイブ式ミサイルキック→619→スワンダイブ式ミサイルキックからクロスフェース。どうにかロープに逃れた米山は、イオのダブルーム・フェースバスターを堪えるとエルボー合戦へ。

 エルボーの相打ちからロープに飛んだ米山だが、カウンターのアッパー掌底を叩き込んだイオはダブルアーム・フェースバスター。しかし返す刀で米山も低空ドロップキック。イオも低空ドロップキックを返すと、バズソーキック。キャッチした米山だが、遠心力を使って低空延髄斬りを叩き込んだイオは新幹線アタックからライダーキック。
 さらにカバーにいかずムーンサルトプレス。米山がかわすと着地したイオはシャイニング・ウィザード。これもかわした米山はローリングソバットから米-ZOUを狙うが、イオはマヒカ・デ・イオで切り返す。

 これをエビ固めで切り返した米山だがカウントは2。ならばと米-ZOUをズバリと決めたが、これもカウント2で返したイオ。すると米山はロールスルージャーマンへ。これを着地したイオはバズソーキック。さらに至近距離から顔面へのローリングソバット2連発を叩き込んでから、ダメ押しのムーンサルト・フットスタンプをグサリと突き刺して3カウントを奪った。

 

 

 

 

  

▼エンディング 

 赤いベルトの王者としてGP白星スタートを切ったイオは「お足元が悪い中、たくさんのご来場ありがとうございます。それだけ皆さんの5★STAR GPへの情熱が強いんだと実感します。私は赤いベルトの王者として全勝優勝を掲げていますので、今日はまず第一歩を踏み出せたんじゃないかと思い嬉しく思います」と挨拶。

 プログラム購入者による勝敗予想で、全試合的中した人は残念ながらゼロだったと風香リングアナがアナウンス。最後はイオの「これからも全戦熱い試合が続くと思いますので、9月の後楽園もよろしくお願いします。それではいきますよ、今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」でGP開幕戦を締めくくった。

★試合後コメント

紫雷イオ
「まずは1勝! 本当そうですね。まずはという感じなので、リーグ戦ですからドンドンドンドン試合が続いていくので。今日の1勝で気を抜かず、全勝優勝が目標にあるので、この調子でそのまんま赤いベルトの王者(の実力)を見せつけたいと思います」
――二冠王はいかがでした?
「いやー、二冠王……やっぱりテクニックとか……セントーンね! いやー、逆に(米山は)体格が小さい中でもウエイトを持っていて、万事休すといったところなんですけど、逆に最後はムーンサルトフットスタンプでお返ししてやって勝てたので。赤いベルトの王者の姿、米山香織に刻んでやったという感じですね」
――今日の試合が天王山だと思っていたが。
「天王山? 最高峰? いやー、自分はそうだと思ってないというか、全試合気を抜いたら……本当に5★STAR GPには魔物が住んでると思って臨んでいるので。全試合、すべてにおいて油断は本当に禁物なので。今日の試合も最高峰とまでは言い切りはしないですけど、もちろん気を抜かずに臨みましたね」
――後楽園でモンスター軍からベルトを守って、いい方向に進んでいますか?
「いい方向……やっぱり自分の中で自信になったので。あと何よりもムーンサルトフットスタンプ、いま女子プロ界……いや、プロレス界でもやってる人がいないぐらいの技ですよね? いないですよね? その技にドンドン磨きがかかってるなって(実感している)、自分で言うのも何ですけど。難易度が高いだけあって、当てることが難しい技だっていうの自分でも重々わかってる中で、しっかり相手のみぞおちに打ち込むことが出来るので。本当にモンスター軍との試合を経て、世Ⅳ虎との防衛戦も経て、自信はドンドンついていってます」

米山香織
「イオとのシングルは2回目で、2回連続で負けてしまったので。ん〜、いまの時点では本当に負けを認めざるを得ないんですが、リーグ戦では初戦負けた選手が大体勝ち上がるっていうプロレス界の常識があるので! その通り、私はドンドンドンドン勝って、勝って、勝って優勝したいと思います!」
――前回のイオとは違いました?
「やっぱりベルトが立場が人を作る感じで、自信に凄い溢れてて。最後のムーンサルトフットスタンプだけは食らわないようにと思ったんですけど……」
――セントーンで決まったと思ったが……
「圧殺しようと思いました。イオを潰してやろうと、ペシャンコに。ムーンサルトフットを受ける前に、セントーンでペシャンコにしてやろうと思ったんですけど……ん〜、悔しい!」

 
 
 
 
 
DVD 5★STAR GP2013
2枚組 6,000円

DVD 両国シンデレラ
2枚組 定価6,000円

DVD 宝城カイリのルチャ探究 定価4,000円

 DVD  Season14
定価/6,000円(2枚組)
 
夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール