奈苗が愛川に激勝!川葛はタッグ初防衛!木村が挑戦権獲得

STARDOM YEAREND CLIMAX2012
12月24日(月・祝)後楽園ホール 6:30PM
観衆1,030人(満員)

▼タッグ選手権調印式

 大会開始前に、セミファイナルで行われるゴッデス・オブ・スターダム選手権の調印式が行われた。

夏樹「うちらの相手じゃない。うちらは2年間、(タッグを)組み続けてきて、夕陽なんてゆずポンと組んでいたのに、今度は松本と組んで。そんなチームに負けるわけがない!」
世IV虎「チームって呼べるんですか? 負けたくせに、よくまた来られたな? ふざけるなって話ですよ。ベルトの価値はそんなに低いものじゃないので、この試合で分からせてやりますよ」
松本「新人王と夕陽が獲ったことでチャンスにしてくれて、私をパートナーに選んでくれた。川葛には目標が見えない。私たちは上を目指しているのが共通しているのと、夕陽がデビューする前から一緒に練習をしている。夕陽の思いも知っているし、いいパートナーだと思います。川葛とは見ているところが違う。勝ってベルトを手に入れたいです」
夕陽「初めてのタイトルマッチなんですけど、夏樹さんと世IV虎さんは女子プロの中で生きてきている。私たちはZERO1で男子に混ざって練習しているので、男子のものを取り入れたり、女子プロだけに捕らわれないことをしていきたい」
世IV虎「それはうちらも言ってたし(苦笑)」
夏樹「男子かぶれしてる」 

▼オープニング

 オープニングVTRでは『涙そうそう』に乗せて、愛川の引退会見やデビュー戦、栗原戦、5★STAR GPでの奈苗戦などが流れる。
 Kちゃんパンダと共にサンタの格好をしたミニミニKちゃんパンダ(キッズダンサーズ)が登場。ダンスの途中でサンタの格好をした風香GMが加わり、大人数での迫力あるオープニングダンスを披露。

 踊り終えた風香GMがマイクを持つと、ミニミニKちゃんパンダが一斉に退場。「皆さん、こんばんは! 今日は第1試合からスターダムに新しい選手が誕生します。ヘイリーが相手ということで厳しい試合が予想されますが、皆さんの大きい声援で背中を押してあげてください。また愛川ゆず季が引退を発表して初めての大会になるのですが、仲間がいなくなるのは寂しいけど、すべてをやりきっての引退は悪いニュースではないと思います。これから愛川ゆず季を明るく送り出すためにも1人1人が大丈夫だっていうのを皆さんに見て頂けたらいいなと思います」と挨拶。

横尾由衣デビュー戦 15分1本勝負
●横尾由衣
8分30秒
ビッグブーツ→片エビ固め 
ヘイリー・ヘイトレッド

 白を基調に金のアクセントが入ったセパレートのコスチュームで登場した横尾は、緊張した面持ちで四方に一礼。セコンドには同じ四期生の吉乃と田久保がつく。
 ゴングが鳴ると横尾が「お願いします」と握手を求めるが、ヘイリーはその手を払いのける。ロックアップからパワーで吹っ飛ばしたヘイリーは腕を取ってリストロック。

 横尾も腕を取り返し、再びバックに回るとフルネルソンで絞めていく。だが、ヘイリーはパワーでなぎ倒すと、ヘアホイップからサッカーボールキック。だが、蹴り足をキャッチして倒した横尾は足4の字固めへ。
 すぐにロープに逃れたヘイリーだが、横尾はすぐに逆エビ固めへ。脚力だけではね除けたヘイリーだが、横尾は「上げるぞー!」と叫んでボディスラムの体勢に。しかしニーリフトで突き放したヘイリーはコーナーに横尾を叩き付けると、串刺し式ヒップアタック。

 倒れた横尾の上に乗っかって踏みつけたヘイリーは、ニーオンザベリーでカバーするが、横尾もカウント2で返す。ヘイリーのランニングローはかわした横尾だが、足に絡みついた横尾を踏みつけたヘイリー。横尾はドロップキック、エルボーを打っていくが、ヘイリーの一発のエルボーでダウン。
 チョークスラムを狙った横尾だが、ヘイリーはエルボーでなぎ倒すと、5分経過と同時に逆エビ固めへ。腕立てをしながらロープににじり寄った横尾は何とかエスケープ。

 横尾は張り手を見舞うと、ココナッツクラッシュ。さらに武藤敬司ばりにドラゴンスクリューからの足4の字固め。ロープに逃れたヘイリーに対し、足を踏みならしてからダッシュした横尾は串刺しドロップキック。さらにココナッツクラッシュからヘイリーを持ち上げようとするが、ヘイリーはアイアンクローでコーナーまで押し込む。
 さらに強烈な串刺しラリアットを叩き込んだヘイリーは、エクスプロイダーでカウント2まで追い込むと、グッタリと倒れた横尾を引き起こして突進。

 うまくスクールボーイで丸め込んだ横尾だが、カウント2で返したヘイリーは追走式ラリアットを叩き込むと、片膝をついた横尾の顔面にビッグブーツを叩き込んで3カウント。大の字に倒れた横尾を尻目にヘイリーは、まだまだ余裕綽々の様子で引き上げていった。 













★試合後のコメント

横尾由衣
「いままでセコンドとしてリングを見ていて、1ファンとしてリングを見ていて……実際に自分がプロレスラーとしてリングに上がるっていうのは、全然見ている方とは違くって。リングもすごく大きく見えたし、お客さんもすごく見えて。初めてだったので、何がなんだか分からなくなっちゃったんですけど、ヘイリーだけは倒すという気持ちはずっと持ってて。でも、相手に全然かなわなくて(涙)。いままで一緒に練習してきたことを思い出して、でも絶対に負けない気持ちばかりで。力も技術も絶対に向こうの方が上だし、でもそれはこれからどんどんキャリアを積んでいけばいいと思って。私がどんどん何年かキャリア積んで、またヘイリーと闘って、次は絶対に勝てるような、そんな選手になりたいし、これからもどんどん上を目指して、努力に優るものはないんだっていうことを身上に持って、日々これから練習を始めたいと思うので、それまで皆さんに応援していただければうれしいです」
ーー全日本プロレスのファンということで、ドラゴンスクリューからの足4の字固めを出した?
「そうですね。いつも朝起きてご飯を食べながら全日本プロレスを見て。プロレスの練習に行って、帰ってきてからもずっと(テレビを)付けっぱなしで支度をしてたりしてて。やっぱり一番見ていてキレイだなと思うのは、武藤さんのドラゴンスクリューからの足4の字で。すごく華があるから、私もそういうふうになりたいなと思って。ひと目見ればあって思うと思うので、私も使える選手になりたいなと思って、今回使ってみました。これからもその技をどんどん磨いて、武藤さんに失礼のないようにしたいです」
ーーどんなレスラーを目指している?
「スタイル的にはキックとか総合系ではなくて、技術的には全日本の真田聖也選手のようなグラウンドを主体としたレスラーになりたいと思っていて。気持ち的には一番、心打たれて私がプロレスにハマった(涙)大和ヒロシ選手のような、強い心を持った、一番その気持ちを前面に出せる素敵な選手にはなりたいと思います」
ーーココナッツクラッシュを使ったが?
「全日本と言っても、私は武藤さんの全日本から入ったので、馬場さんとか正直、あんまり分からないんですけど、風香さんから『全日オタだから使ってみたら』ということで使わせていただきました」
ーー馬場さんの映像を見て研究した?
「しました」

 
タッグマッチ 20分1本勝負
脇澤美穂
須佐えり
9分00秒
バックスライド・フロム・ベノム 
岩谷麻優●
ケリー・スケーター

 岩谷はクリスマス仕様の猫マスクを被って入場。須佐もオリジナルマスクを被って入場。自称女子プロレス流行語大賞受賞のベノムアーム脇澤は金色の腕カバーを新調。さらにゴングと同時に観客に「パッション」コールを要求。
 まずは須佐と岩谷がロックアップ。ロープに押し込んだ岩谷がエルボーを連打すると、串刺し攻撃を狙うが、これは須佐がドロップキックで迎撃。スイングDDTは防御した岩谷だが、ドロップキックでなぎ倒した須佐は、馬乗りになってパッション張り手。

 さらに須佐が懐かしの女子高生固めを決めると、横で脇澤もケリーに同じ技を決めながら「メリークリスマス!」。岩谷も須佐にタケコプターを返すと、ケリーにタッチ。
 ケリーはシーサーホイップで須佐をロープに叩き付けると、ブレーンバスターを狙ったが、須佐は首固めで切り返す。さらにDDTで叩き付けた須佐だが、ケリーもDDTを返す。その後もDDT合戦を展開した両者だが、須佐は逆上がり式DDTを決めて脇澤にタッチ。

 まだ立ち上がっていないケリーにドロップキックを落とした脇澤は、救出に入ってきた岩谷ごと『まとめて』で叩き付けると、ケリーにクローホールドSTO。さらにケリーをコーナーに乗せて雪崩式フランケンで投げるがカウントは2。
 脇澤のバックに回ったケリーは尻横須賀で叩き付けると腕十字へ。何とかロープに脱出した脇澤だが、コーナーに登った岩谷がミサイルキックで吹っ飛ばしてから、ロープ際に倒れた脇澤にドロップキック。さらにスリングブレイドからダブルリストアームサルトで投げていく。

 逆打ちを脇澤はバックスライドで切り返そうとしたが、岩谷は変型の雁之助クラッチで丸め込む。カウント2で返した脇澤は見事なブリッジでジャーマン。カウント2で返した岩谷をフィッシャーマンバスターで叩き付けるが、カウント2でケリーがカット。ケリーが岩谷にプロテインを飲ませてから、自分にもプロテインを注入!
 覚醒したケリーは岩谷をファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、そのままスクワットしてから脇澤の上に投げつける。さらに岩谷がコーナーに登るが、追いかけていった須佐が雪崩式ハーフハッチで投げると、続いて脇澤がダイビング・ボディプレス。

 さらに脇澤がバックを取ると、そこに須佐がロシアンフック。これをかわして誤爆させた岩谷はダブルリストアームサルト。続けてケリーのアシストを受けて逆打ちを決めたが、カウントは2。奥の手ドラゴンスープレックスを狙った岩谷だが、脇澤はこれをバックスライド・フロム・ベノムで切り返して3カウントを奪った。 













★試合後のコメント
脇澤美穂&須佐えり
脇澤「勝ちました! 今年勝ちで締めくくることが出来てよかったね!」
須佐「はい、よかったです! 脇澤さんのお陰です」 
脇澤「こっちはもう……パンチ効きました」
須佐「本当にもうすみませんでした」
脇澤「ナナエ軍団、絶好調なので、来年もぶっ……」
須佐「ぶっ飛ばして?」
脇澤「ぶっ飛ばして(苦笑)」
須佐「来年もパッションで」
脇澤「パッションでベルトをそう、そう……」
須佐「総ナメ?」
脇澤「そう、当たり(苦笑)。総ナメしていきたいと思いますので、皆さんナナエ軍団をよろしくお願い致します!」 

▼タッグマッチ 20分1本勝負
宝城カイリ
翔月なつみ
10分11秒
4173 
鹿島沙希●
安川惡斗

 鹿島と安川はかなり距離を空けて入場。鹿島は2人揃ってのポーズも拒否。一方の宝翔天女(仮)は揃いのユニフォーム姿で入場すると、羽根扇子ではなくグローブをしてダンスを披露すると、ボールを客席に投げ込んだ。
 青森島根レベルアップストーリー奮闘記伝説から奇襲攻撃を仕掛けていき、いきなり宝城をコーナーに叩き付けてトレイン攻撃。さらに宝城をロープに張り付けて2人で踏みつけるかと思いきや、やっぱり鹿島は拒否。そこに初津右記が戻ってきて、逆に宝翔天女(仮)が合体式ニードロップから、翔月が変型クロスフェースで捕まえた惡斗に、宝城がダブルチョップ。

 惡斗も翔月を捕まえて自軍のコーナーに戻ると鹿島にタッチ。翔月の顔面を踏みつけた鹿島は、アピールする惡斗を突き落とし、絶対に一緒に踏みつけるのを拒否。翔月をアームドラッグで投げてドロップキックを見舞った鹿島だが、翔月も卍固めで切り返す。
 ロープに這っていった鹿島に対し、婦論に出た翔月が卍固めを決めると、横から宝城が踏みつける。怒った鹿島は翔月の頭をマットに叩き付けると、クリストを決める。ようやく惡斗が横から踏みつけて決めポーズ。

 勢いに乗った惡斗は翔月を担ぎ上げると、左右のコーナーに叩き付けてからACTスペシャル。さらに鹿島の荒っぽいアシストを受けてストレッチマフラーを決めてから、鹿島がダブルアームフェースバスターで惡斗を翔月に叩き付けてから、惡斗をフェースクラッシャーで翔月に叩き付ける独特の合体攻撃。
 翔月もシーサーホイップで惡斗を投げ、そこに宝城がエルボードロップ。惡斗が爆弾を抱える腰にダブルニードロップを落とした翔月は、シーサーホイップからそのまま逆片エビ固めへ。

 宝城が翔月を肩車し、そのまま倒れた惡斗に向かって投下して超高層ダブルニー。宝城は前方回転ネックブリーカーから串刺し式スピアーを狙うが、かわした惡斗は串刺しドロップキックからコーナー二段面からの惡トーン。これをかわしてスピアーを宝城が決めると、翔月がトラースキック。すかさず宝城がジャックナイフ式エビ固めで丸め込むがカウントは2。
 宝城がイカリを決めると、鹿島が蹴りでカットしようとしたが、逆にシャチホコ式で決まってしまう。何とか脱出した惡斗だが、腰に大きなダメージ。

 それでもフロントネックロックからブン回した惡斗は鹿島にタッチ。コーナー二段目からのダイビング・フットスタンプを落とした鹿島は、串刺しドロップキック。だが、翔月が蹴りでカットに入り、宝翔天女(仮)は2人揃ってコーナーに登ると、翔月のダビングニーと宝城のダイビングエルボーを時間差投下。
 スライディングクロスボディを放った宝城だが、鹿島は後転して丸め込む。カウント2で返されると、鹿島はダブルアーム・スープレックスホールド。カウント2で返した宝城にケンカキックを叩き込んだ鹿島はしじみを狙うが、宝城はエビ固めで抑え込む。

 カウント2で返した鹿島はコーナー二段目からダイビング・フットスタンプ。惡斗も同じコーナーに登っていたため、続けてダイブしようとしたが、翔月がカット。その間に宝城が鹿島を外道クラッチで丸め込んでから上体を起こし、エビ固めでガッチリ抑え込む新技の4173(良い波)で3カウント!
 試合後、結局仲違いする青島に対し、宝翔天女(仮)はピンフォールを取った宝城を翔月が肩車して勝利をアピールした。 













★試合後のコメント
宝城カイリ&翔月なつみ
翔月「宝翔天女、勝ったぞー! ほーちゃんがずっと負け続けていた沙希さんから(ピンフォールを)獲ることが出来て。何回かそのアシストが出来たし、今回私は惡斗に勝ちたかったんですけど、それはシングルに置いておいて、今日は沙希さんからほーちゃんが勝ってほしかったっていうのがあるので、力を合わせるタッグだったら、うちらのほうが全然上だっていうのを見せられたんじゃないかなと思います。もうあんな青島とかいう意味分からないのとは、もう二度とやらなくて済むと思います。ねぇ、ほーちゃん?」
宝城「ねぇ。今日のために新人戦で2人とも負けて悔しい思いをして、今日まで2人で一生懸命頑張ってきました。自分個人的的にはずっと沙希さんから、シングル、タッグ、どちらでも負け続けてきていました。それでずっと勝ちたいと思っていて、ある程度どんな技が来るかっていうのは、これまでの試合で研究できていたので、フットスタンプのあとに丸め込んでしまえばうまいこと意表を突けるかなっていう作戦で、ずっと考えていて。実行できたことがすごく嬉しいです。
 で、全力女子の(愛川)ゆず季さんが引退されるってことが、今月発表されて。美闘選手もいなくなってしまって、スターダムの中の全力女子は来年から私だけになってしまうので責任を持って、これからどんどん強くなって、ゆず季さんが引退するまでにはもっともっと強い選手になりたいです」
翔月「次は勝ったことだし、タッグのベルトにも挑戦していって、個人的にはお互いベルトを取り合っていきましょう!」
宝城「うん。1年で最後の大会をいい感じに締めくくれて嬉しいです。応援ありがとうございました」
 
鹿島沙希&安川惡斗
※鹿島は先に控室へ
惡斗「はい、川葛……川葛じゃない、青島な。はいはい、負けました。負けましたね。全然、1回も勝ったことないね。鹿島は親分しか手綱とれないかもしれない。ホント、あのじゃじゃ馬! いいよ! もう親分に相談する。以上! 最悪だ……」 
 休憩時間前、風香リングアナからスターダムが6人タッグ王座を新設し、2013年1月14日の後楽園ホール大会で、初代王者チーム決定1DAYトーナメントが行われることが発表された。
 
次期タイトルマッチ挑戦者決定戦 30分1本勝負
●紫雷イオ
13分4秒
ビッグブーツ→エビ固め 
木村響子
※木村がタイトル挑戦権を獲得

 木村はヘイリーをセコンドにつけて入場。イオはクリスマス仕様のタヌキマスクを被って入場。いきなりゴング前にイオの髪の毛を掴んでいった木村。ムッとした表情のイオは、ゴングと同時にリストロックに捕らえるが、髪の毛を掴んで引き倒した木村は、さらにヘアホイップで投げていく。
 しかし着地してみせたイオは側転フェイントから足をすくって倒すと、木村が脱出した瞬間にヘッドスプリングで立ち上がる。

 手四つの力比べを要求したイオに対し、応じてみせた木村は舌から捻り上げる。しかしイオはカサドーラの体勢で飛び付いてアームドラッグ。木村もすぐさまショルダースルーで投げ飛ばすと、対角線にホイップするが、イオは串刺し攻撃をかわして腕を取りトップロープに駆け上る。
 しかし木村はロープを蹴飛ばしてイオを落下させる。マットに左ヒザを強打したイオは悶絶。木村はすかさず徹底的に左ヒザを狙っていき、そこからアキレス腱固めへ。さらにイオの顔面を蹴飛ばした木村だが、イオは何とかロープに脱出。

 なかなか離さない木村にブーイングが飛ぶが、木村はお構いなしにロープ際でイオの顔面を踏みつける。ロープに飛ばされるのを拒んだイオに逆水平チョップを叩き込んだ木村だが、イオも電光石火の速さでクロスフェース。しかしそのまま持ち上げていき、コーナーに逆さ吊りにした木村は、イオの顔面を踏みつける。
 ロープに飛ばされたイオはバック転フェイントからのドロップキックで木村を場外に追いやると、場外ダイブを狙ってロープに飛ぶが、セコンドのヘイリーが足をすくって倒す。

 すかさず木村はイオを西側客席最後方まで連れ出して壁に叩き付けると、南側の客席まで連れていき、客席に叩き付ける。さらにヘイリーが通路ダッシュラリアット。だが、かわして誤爆させたイオは、出入り口の塀に登るとケブラーダを発射し、「舐めるな、コラー!」と絶叫。
 イオは木村をリングサイドまで連れ戻し、鉄柱に叩き付けてからリングに戻すと、串刺し式新幹線アタックから、まだ片膝立ちの木村の顔面へミサイルキック。続くムーンサルトプレスはかわした木村だが、着地したイオはダブルアームフェースバスターから、今度こそムーンサルトプレス。

 カウント2で返されると、イオはマヒカ・デ・イオを狙ったが、木村はブリッジするところをスリーパーで切り返す。10分が経過し、胴絞めスリーパーをガッチリ決めた木村だが、イオは何とかロープに脱出。顔面へのビッグブーツを叩き込んだ木村は、ブレーンバスターを狙う。
 イオはフロントネックロックで切り返そうとしたが、木村はそのままぶっこ抜いて投げていく。イオもエルボーをガムシャラに連打するとロープに飛ぶが、木村は追走式ビッグブーツ。

 しかしイオも木村のビックブーツをブリッジでかわしてスクールボーイ。カウント2で返した木村はイオの側頭部にビッグブーツを連打。イオもカウンターでウラカン・ラナを決めるがカウント2で返されると、バズソーキック2連発。さらにアッパー掌底からダメ押しのバズソーキックを叩き込む。
 これもカウント2で返した木村は、ノータッチ・ヘッドバット。イオもアッパー掌底を返すが、木村のノータッチ・ヘッドバットを食らってダウン。さらに木村はイオがユラリと立ち上がったところにビッグブーツを叩き込むと、ガッチリ抑え込んで3カウントを奪った。













★試合後のコメント
木村響子
「コンタクトがどこかに吹っ飛んだよ。どうしようかね? 請求するね。払うように(小川代表に)言っておいて。何か?」
ーーベルトへの挑戦権を獲りましたが、狙うは赤いベルトでしょうか?
「当たり前だよね。大体、どのベルトか決まっていない挑戦権を争う、そのこと自体が意味不明だし、どのベルトを狙うかハッキリ分かっていない奴に負ける要素が1つもないし、勝って当然」
ーーメインの勝者はどちらも因縁があると思うが
「うん。でも最初は本当に高橋奈苗のことしか頭になかったんだけど、ゆずポンが女子大賞獲ったよね。まぁ女子プロ大賞獲った人間に勝てば、女子プロ大賞獲ったも同然なんで。まぁどっちが勝っても、自分のとっておいしい相手には変わりはないね。何か?」
ーー今日のメインの勝者に挑戦する?
「そうですね。ベルト……赤いベルトっていうのがあるので。大体、今日何の日だか知ってます? 皆さん。何の日か知ってます?  知ってます? クリスマスイヴですよね! こんな日に試合を組むな、と。みんな思っているでしょ? 言ったほうがいいよ、みんなも。本当に。クリスマスイヴくらいね、家族とか、ね? いろいろ大事な人と過ごすべきですよ。まぁでも今日、私が勝ったのは、今日集まった暇なスターダムファンに対するクリスマスプレゼントですよ。メリークリスマス!」

紫雷イオ
「ありがとうございました」
ーー残念ながら敗れてしまいましたが
「見ての通りです。本当に……悔しい気持ちと応援してくれていた人に申し訳ない気持ちでいっぱいなのと……意識が朦朧としているので、スミマセン」
ーーベルト挑戦という目標は出来なくなったが、来年の目標は?
「う〜ん、あの……本当にスターダム所属にならせていただいてから、白いベルトだったり、ハイスピードだったり、今回もそうなんですけど、すごくベルトに挑戦するチャンスっていうのは、たくさんいただけているんですよ! なのに、1回も自分のものに出来ていないっていうのが本当にもう悔しくて、悔しくて。ずっとそれが溜まっていて、それが今日勝ったらどのベルトにも挑戦できるってことだったので、これは絶対自分の身体が壊れてもベルトに挑戦したいって思っていた中で。お客さんもベルトを巻く姿を期待してくれていたみたいで。このカードが決まってから、ファンの方にいっつも『この試合、頑張ってね』って、応援の声もいただいていましたし、『ベルトを巻く姿が見たいです』って、みなさんにたくさん言っていただいてて、意気込んだのに、そのチャンスをまたモノに出来なかったっていうのが本当に申し訳ない、ごめんなさいっていう気持ちでいっぱいで……まぁ悔しい年越しになってしまうなっていう印象で。来年は本当にもう悔しい思いはしたくないですね。これからチャンスも手にしたいし、チャンスからベルト自体もモノにしたいな、と思います」
 
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者チーム]
夏樹☆たいよう
世IV虎
13分4秒
たいようちゃん☆スパニッシュフライ→片エビ固め 

[挑戦者チーム]
松本浩代
夕陽●

※夏樹&世IV虎が初防衛に成功

 挑戦者チームが握手を求めるが、川葛は拒否。すると2人同時に奇襲攻撃を仕掛けていき、夕陽を場外に追いやり、世IV虎が松本にショルダータックルでぶつかっていく。だが、倒れない松本は、逆にショルダータックルでぶつかっていき、世IV虎をなぎ倒すと夕陽にタッチ。
 そこに夏樹が入ってきて川葛は見事な連係攻撃を繰り出す。夏樹がリストロックを決めると、夕陽もトリッキーな動きで切り返すが、ロープに飛んで徐々に加速していった夏樹はジャンピングエルボー。

 夕陽も夏樹の腕を取ってロープに飛び乗ると、場外に落下してアームブリーカー。さらにエプロンから松本が押さえた夏樹を蹴っていった夕陽だが、反対側のエプロンから世IV虎が夕陽を押さえると、背後から松本を振り切った夏樹が襲いかかり、夕陽をロープに張り付けて踏みつける。
 世IV虎はヘアホイップで夕陽を投げるとチョーク攻撃。しかし夕陽も串刺しジャンピングニーを返してロープに飛ぶ。カウンターのケブラドーラ・コンヒーロを決めた世IV虎は夏樹にタッチ。

 夏樹がキャメルクラッチに捕らえると、松本がカットに入るが、世IV虎が入ってきて蹴散らす。すると川葛は夕陽をコーナーに追いやってダブルの串刺しドロップキック。夕陽をドロップキックで場外に追いやろうとした夏樹だが、アイルビーバックで戻った夕陽は松本にタッチ。
 夏樹をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた松本だが、背後から世IV虎がカット。すると松本は合体攻撃を狙った川葛をクロスボディでまとめてなぎ倒す。さらに世IV虎を場外に追いやってから夏樹を抱え上げると、場外の世IV虎に向かって投げつける。

 続けて夕陽がケブラーダを発射。夏樹をリングに戻すと、松本がコーナーにセットしてからコーナースプラッシュをお見舞い。ファルコンアローで叩き付けた松本は、串刺し攻撃を狙うが、かわした夏樹はスクールボーイ。さらに腕吉野でなぎ倒してから顔面にソバットを叩き込んで世IV虎にタッチ。
 世IVドンからセントーンを投下した世IV虎だが、かわした松本は夕陽をアームホイップで世IV虎に叩き付けると、東海道落とし。

 そこからコーナーに登っていくが、足をすくってコーナー二段目に固定した世IV虎は、背後から世IVドン。続く上からヨシコを剣山で迎撃した松本は、ラリアットを狙うが、相打ちに持ち込んだ世IV虎は左右のショートレンジラリアットを連打。松本もカウンターエルボーを返すと、夕陽が夏樹を抑え付けている間に、リバーススプラッシュ式ダブルニーを投下。
 10分が経過し、タッチを受けた夕陽はロープに飛び乗ってのジャンピングキックからライオンサルト。なおも世IV虎を蹴り飛ばしていった夕陽だが、世IV虎もエルボーで応戦。夕陽はボディブローからソバット、そしてハニーフラッシュを狙ったが、世IV虎はその瞬間、胴絞めスリーパーで捕獲。

 ロープに逃れた夕陽に雷電ドロップを投下した世IV虎は夏樹にタッチ。フロッグスプラッシュを投下した夏樹は、さらにコーナー最上段からミサイルキックを発射すると、続けて串刺しドロップキック。朦朧とする夕陽にソバットを見舞った夏樹は世IV虎との合体技を狙うが、松本がカットし、逆に夕陽との合体攻撃を決める。
 松本が世IV虎を抑え付けると、夕陽は夏樹にハニーフラッシュ。カウント2で返した夏樹に夕陽は450°スプラッシュを狙ってコーナーに登るが、追いかけた夏樹は雪崩式アームドラッグで投げる。そこに世IV虎がダイビング・セントーンを落とすと、続けて夏樹がコーナー最上段からダイビング・フットスタンプ。

 15分が経過し、川葛は合体式世IVドンを決めると、夏樹がたいようちゃん☆ボムを狙うが、松本が組み付いてバックドロップで夏樹を投げる。さらに夕陽がジャーマンで投げるがカウントは2。夕陽はミドルキックを打って行くが、キャッチした夏樹はレッグクラッチ式バックドロップ。
 世IV虎も松本をネックハンギングボムで叩き付けるが、松本もバックブローを返す。ダブルダウンの中、夕陽が夏樹の蹴りをかわしてジャンピングハイ。さらに野良犬ハイキックを叩き込むが、辛くも世IV虎がカット。

 夕陽は今度こそ450°スプラッシュを投下しようとするが、世IV虎が飛び込んでいって張り手。さらに走ってきた夏樹を世IV虎がコーナー上にトスして、ジャンプした夏樹がコーナー上の夕陽に飛び付き、そこからたいようちゃん☆スパニッシュフライを決めて3カウント。川葛が見事タッグ王座初防衛に成功した。 













★試合後のコメント
夏樹☆たいよう&世IV虎
夏樹「よっしゃー!」
世IV虎「親分が本当に最高ですよぉ」
夏樹「めっちゃ嬉しい! 初防衛に成功しました! 最高だね」
世IV虎「親分が最高ですよ。いや〜、ホントよかった〜。負ける気はしてなかったんですけど、最後に出したあの技! また急に出ちゃったんですけど」
夏樹「だからこそだね。今までずっとこのベルトを追い求めてきて、初めて追われる立場ってことで防衛戦をやってみて、やっぱり今までとは違う緊張感っていうのもあったんですけど、これで自信がつきましたね」
世IV虎「もう後楽園だし、クリスマスだし、スターダム年内最後の興行だし、もう川葛にとっては最高の場で初防衛が出来て。もうね、うちらが暴れないわけがないって、この条件で」
夏樹「松本、タッグとか辞めたほうがいいよ。あの人」
世IV虎「合ってないわ」
夏樹「シングルプレイヤーとして生きていったほうがいいよ。それで、夕陽はね……生まれも育ちもまったく違うんですけど、ただ1つ日高(郁人)選手のDNAが入っているという共通点があって、自分たちにしか出来ない闘いっていうのはもっとあると思うんで。今日やってみて、ハイスピードとかやってみたいなと思いましたね」
世IV虎「ホント、ホント松本浩代さん! 何、アイツ挑戦してきたんのって感じなんですけど。別に(タッグベルトが)欲しくなのに挑戦しないでほしいわ〜。これからはもっともっと価値をね……」
夏樹「もっと強い奴がいい! 挑戦してこい!」
世IV虎「男子でもいいぞ」
ーー最後の技は?
夏樹「あれは自分のスパニッシュフライなんですけど、世IV虎のアシストを何て言うんだろうね?」
世IV虎「なんだろう……何にします?」
夏樹「世IVちゃん行くよ」
世IV虎「いや、一緒じゃないですか(笑)。そういう技もあるっていう」
夏樹「何か考えます、名前を。エスカレーター世IVちゃんみたいな感じで」
世IV虎「またいきなり出ちゃうんで、メールで送ります。年賀状に書いておきます(笑)」

松本浩代&夕陽
ーー惜しくも敗れてしまいましたが
夕陽「速さっていうのも、重さっていうのも自分には備わっていなかったモノだから、負けてベルトが獲れなくて。クリスマスイヴで自分でプレゼントにベルト巻きたかったですけど……このクリスマスイヴは絶対に忘れないと思います!」
松本「今回、夕陽が新人王を獲ったっていう実力、結果、勢い、いろいろあって挑戦したわけですけど、負けてしまって。でも当たったことで思ったのが、まぁスターダムに高橋奈苗しか見てなかったんですけど、タッグとしてああいううちらじゃ勝てない人に巡り会ったっていうね。今回勝てなかったけど、それがうちらのクリスマスプレゼント。また超える壁が出来た。まだ夕陽は(デビューして)1年経ってない。次は絶対に違う結果……まぁすぐに挑戦できるってわけじゃないと思うけど。まぁそこに近いタッグはうちら以外にないと思います。なので、また結果を残せと言われるなら残して、次のホール、次、両国もあります。また諦めずに私は夕陽とスターダムで挑んでいきたいです」
夕陽「休憩中に言っていたんですけど、ユニット対抗のベルトが新設されるってことで。私たちは全力女子として闘っているので、そこも今日(ベルトが)獲れなかった分、巻き返していきたいなと思います」
ーー2人のタッグは何回もやっているの?
夕陽「やってないです。初めてです」
ーーいいタッグでしたね
松本「こっちに勢いがあったのは試合中も感じていたし、向こうもそれは感じていたと思う。言葉にしなくても闘えば分かるものなので、まだ始まったばかり。まぁそうは言っていられない状況にあるんで、またこれから一緒に練習して結果残していきたいと思います」
 
ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

[王者]
高橋奈苗

20分50秒
ワンセコンドEX→片エビ固め 

[挑戦者]
愛川ゆず季●

※高橋奈苗が6度目の防衛に成功

 王者・奈苗はド派手な新コスチュームで登場すると、リングインするなり愛川を指差す。そんな奈苗を鋭い目つきで睨み付けた愛川。被っていたフードを取り去った奈苗は、決意の表れか髪を短くカットしていた。
 お互いに厳しい表情で握手を交わすと、まずは愛川がローキック。さらにサイドキックでコーナーまで奈苗を吹っ飛ばすと、猛然と襲いかかるが、奈苗は体勢を入れ替えて喧嘩腰でやり合う。

 和田京平レフェリーが2人を分けると、愛川は憮然とした表情でロックアップ。奈苗はそこからグラウンドに持ち込むが、愛川はヘッドシザースで切り返すと、バックを取って胴絞めスリーパー。首を抜いた奈苗だが、愛川はなおもボディシザースで絞め上げる。ボディを叩いて脱出した奈苗は逆片エビ固めへ。
 そこから横四方にパスした奈苗だが、愛川はまたもヘッドシザースで脱出。リストロックの攻防からエルボーでなぎ倒した奈苗は、矢のようなドロップキック。愛川に馬乗りになって髪の毛を掴んだ奈苗だが、愛川もスイープして上になる。

 だが、スイープし返した奈苗は腕十字へ。クラッチした愛川に対し、下から腕を取ってチキンウイング・アームロックにスイッチした奈苗だが、愛川はロープに脱出。愛川の蹴りをかわしてショルダータックルでなぎ倒した奈苗だが、愛川もカウンターのレッグラリアットを叩き込むと、ガンガン奈苗を蹴飛ばしていく。
 耐える奈苗の顔面を張り飛ばし、なおも蹴り続けた愛川はコーナーに追い込んでエルボーから張り手。さらにパイパイアタックからフィッシャーマンズ・スープレックスの体勢に。

 しかし逆に愛川を持ち上げてコーナーに押し込んだ奈苗はチョップを連打。さらに串刺しラリアット2連発から足を取るとアンクルホールドへ。さらにグラウンドのアキレス腱固めに移行したが、愛川は何とかロープに辿り着く。奈苗はそこから愛川の右ヒザを集中攻撃。コーナー二段目に登った奈苗だが、愛川は下からのYKイエロー(ハイキック)で蹴り落とすと、逆にコーナーに登ってぶら下がり式三角絞め。
 さらにエプロンから二段蹴り式YKレッド(カカト落とし)を落とした愛川は、エプロンダッシュのランニングロー。これをブロックした奈苗は足元へのラリアットで愛川を場外に落とす。

 10分が経過してトペを発射した奈苗は、愛川をリングに戻すとコーナーに乗せ、トップコーナーからの雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返した愛川だが、奈苗は続けて冷蔵庫爆弾を投下。これを剣山で迎撃した愛川は、シャイニングゆザード。続けて気合いもろともフィッシャーマンズ・スープレックスで投げると、左右の張り手からYKイエロー。
 ブロックした奈苗はローキックで倒すと、シャイニング膝アッパー。なかなかクリーンヒットしなかったが、ガムシャラに連発。しかし愛川も水面蹴りからゆずポン・アームロック。ガッチリと決まったが、奈苗は何とかロープに脱出。

 愛川は左右の張り手、YKイエロー、YKブルー(後ろ回し蹴り)を放っていくが、キャッチした奈苗はバックドロップで投げていく。「ゆずポン」コールと「奈苗」コールが交差する中、エルボー合戦から張り手合戦に。目元を赤く腫らした愛川は、ガムシャラに蹴りと張り手を打っていくが、奈苗はショートレンジラリアットの連打から渾身のラリアット。
 15分が経過し、奈苗はさらに起き上がりこぼしラリアットからバックドロップ。冷蔵庫爆弾も完璧に決まったがカウントは2。奈苗はカナディアンバックブリーカーを狙ったが、背後に着地した愛川はゆずポンスタナーからタイガースープレックスの体勢に。

 しかしアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた奈苗は、そこから半回転させてフェースバスターで叩き付ける。カウント2で返した愛川は背後から蹴って奈苗が尻餅をつくと、顔面に蹴りを叩き込む。足を引きずりながらも愛川はダッシュしてYKレッド。かわした奈苗は投げ捨てジャーマン。
 しかしすぐに立ち上がった愛川。奈苗は延髄斬りを放っていくが、愛川もYKイエローを連打。さらにバックブローからYKブルー2連発、YKレッドで倒れた奈苗の頭になおもYKレッドを連打。

 天を指差した愛川は必殺のタイガースープレックスで投げていったが、奈苗はカウント2で返す。愛川は執拗にカバーするが、奈苗は肩を上げる。20分を経過し、愛川の蹴りをキャッチした奈苗はナナラッカで叩き付けるが、これもカウントは2。愛川のバックブローに対し、グーパンチをストレートで叩き込んだ奈苗は奥の手ワンセコンドEXで叩き付けて3カウント。













▼エンディング

 大の字に倒れた愛川の横で赤いベルトを受け取った奈苗は歓喜の雄叫び。そしてマイクを持った奈苗は「ありがとうございました! 12月24日、このクリスマスイヴの夜、スターダム最終戦で最後に勝ち名乗りを受けたのは高橋奈苗です! ありがとうございました! 愛川ゆず季、東スポ大賞2年連続、そして引退発表、いろいろやらかしてくれますが、今日見てくださった人にはどちらが強いか届いているといいなと思うんですけど。でも本当にシンドかった。赤いベルトの防衛の中でも一番シンドかったと言ってもいいくらいのシンドさがあった。だから今日のこの勝ちはサンタさんが、私に勝利というプレゼントをしてくれたんだな、と思います。ありがとうございます、サンタさん! そして皆さん、ありがとうございます。
 でも、これで終わったわけじゃない。愛川ゆず季、まだ引退まであるな。お客さんもまだ高橋奈苗vs愛川ゆず季、見たくないですか? まだまだですよ。シングル3回やって、私が2勝しただけだ。このぐらいじゃ気が済まない。なぁ? いつでもどこでもアンタとはやってやるよ!」と叫んだ。

愛川「今日は赤いベルト、私は獲ることしか考えていなかったので、獲れなくてすみませんでした。あと突然の引退発表、ごめんなさい。残りの4カ月間、全力で頑張りますので応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

奈苗「いまこの試合のあとじゃ何も言葉が簡単には出ないんです。それは私も一緒です。でも今日、確実にスターダムの歴史にこの闘いは刻まれたんじゃないかと思います! でも私は今を活きるチャンピオンなので、次の挑戦者、そいつとしっかり闘って防衛したいと思います。よろしくお願いします」

 そこに木村響子が現れ、エプロンから奈苗に向かって「次の挑戦者……」と言ったところで、観客から「まだ早いぞ!」という声が飛ぶ。すると木村は「おい、うるせーぞ! 文句あるならこっち来いよ! オイ、高橋奈苗の赤いベルト、獲りに行くよ。そんでスターダム2周年らしいけど、アタシがベルト獲って盛大にお祝いしてやるよ。大体よ、正直さ、みんなだって、お前もお前もお前も、お前らみんなそろそろチャンピオンの高橋奈苗に飽きてきた頃だろ? 分かってんだよ。オイ、次の後楽園ホールではコイツが這いつくばっている姿、見せてやるから。だからお前ら観に来いよ! お前ら観に来いよ! そして盛大に祝えよ!」と言って引き上げていった。

 そこに宝城カイリがリングに上がってきて、愛川に向かって「愛川ゆず季選手、私は来月でデビュー1周年になります。ゆず季さんにデビュー戦(の相手)をやっていただいたんですけど、次回の後楽園で私とシングル、もう1回シングルをやっていただけないでしょうか? それで図々しいとは思うんですけど、白いベルトを賭けてやっていただきたいです! よろしくお願いします」とワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦を表明。
 それを聞いた愛川は「フフフ……って言ってますけど、どうですか? 私もまだまだほーちゃんには負けるわけにはいかないので、喜んでお願いします」と余裕の笑みを浮かべながらタイトルマッチを受諾した。

 奈苗が「まぁ闘ってくださいよ。潰し合ってくださいよ。いろいろな動きが出てきているんですけど、スターダムではユニット対抗戦の形を作るべく、6人タッグのベルトが新設されることになりました。そこで1月(14日の後楽園大会)に6人タッグのトーナメントを行うわけなんですが、何と! 私は赤いベルト防衛戦が決まっているので、ナナエ軍団は脇澤さん、えり、2人しか闘える人がいなくて……ベルトはちょっと厳しい……」と言っているところに、横尾がリングイン。
 横尾は「スミマセン、私、本日デビューしました! 前々からユニットに入るなら熱い、熱い、情熱のパッションであるナナエ軍団に入りたいと思ってました! なので、ナナエ軍団にぜひとも入れてください! お願いします」とナナエ軍団に入って6人タッグトーナメントへの出場を直訴。

 奈苗は「おぉ! お前か、有望な新人っていうのは? ナナエ軍団に入りたいとはなかなかいいアレがありますよ。アレってなんだよ! いいじゃないか! この3人で6人タッグのベルトを獲りにいくぞー!」と横尾のナナエ軍団入りを受諾。
 すると、そこにPLANETが入ってきて、イオが「今日は負けてしまって、タイトルマッチの挑戦権を獲得できなくてすみませんでした。でも私はPLANETのリーダーです。今年はいろいろあってPLANETの活動のほうがイマイチだったんですけど、今回6人タッグのベルトが出来るってことで、そのベルト、私たちPLANETが獲得して復活したところを見せつけてやりますよ! いくぞ、PLANET!」と叫ぶ。

 そこに川崎勝最強伝説の4人が入ってきて、夏樹が「オイオイオイ、6人タッグのベルトが出来るって? またうちらのベルトが増えちゃうじゃん、世IVちゃん! 川葛からも3人エントリー出来るみたいだから、どうしようか?」と語るが、世IV虎は「親分、ちょっと待ってくださいよ。オリジナル川葛って言ったら、うちら2人だけですよね? 3人もいなくないですか?」と、あくまでもオリジナルメンバーにこだわる。
 そこに惡斗が「いや3人、3人……」と割って入ろうとするが、世IV虎は「なにお前、出しゃばって。川葛はうちら2人なの! 3人もいらないの! 4人もいらないの!」と拒絶。

 惡斗が「じゃあ3人ベルトいらないんですか?」と食ってかかると、世IV虎は「いらない」と即答。それを聞いた惡斗は「分かりました! 親分! このじゃじゃ馬、コイツと2人を……よろしくお願いします。あと青島を! ベルトを! あの……あの……青島を……育ててください。親分さえいればこのじゃじゃ馬も何とかなるんで、この3人で6人タッグ獲りにいきましょう!」と、夏樹&鹿島&惡斗の3人で6人タッグトーナメントへの出場を勝手に決めてしまう。
 当然世IV虎は「お前、何ふざけたこと言ってんだよ!」と惡斗を制裁するが、そんな川葛からマイクを取り上げた奈苗が「もうちょっと放っておくと大変なことになっちゃうんで、今日は誰が勝ったんだー! よっしゃ、今日は私が締めさせてもらいます。スターダム、今日で最終戦になります。この1年、闘ってこられたのも皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。2013年は4月29日に両国大会があります。そこに向けて選手、スタッフ、マスコミさん、そしてどうか来てくれている皆さん、来られなかった皆さんも一緒になって、一丸となって盛り上げていけたらなと思っていますので、来年もどうかスターダムをよろしくお願いします! それではいつもやつ、行きますかー! みんなこの1年、健康であったのも、プロレスを闘ってこられたことも幸せに思います。皆さんが笑顔で会場に来ていただけることを祈って、締めさせていただきたいと思います。今日はクリスマスイヴですね。明日も皆さん、よいクリスマスをお過ごしください! それでは行くぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM! ありがとうございました! メリークリスマス!」と2012年を締めくくった。

★試合後のコメント

高橋奈苗
「ありがとうございました。うん、何かいつもと違ってリング上で出し尽くしました。言葉より試合で感じてもらいたいというか……試合、純粋にタイトルマッチというだけではもうなかった。愛川ゆず季が迫ってきていた。いろんなモノが彼女のほうに付いていっているのが身をもって分かったし、今までにないくらいの追い込まれ方を……自分で勝手に追い込んだのかもしれないけど、精神的に。キツかったですね。だからこそ、いつもいつも自分は追い込まれて、悔しい思いをして、そこから、そっからパワーを得ている部分もあるので、逆に愛川ゆず季に感謝したいと思います。ありがとうございました」
ーー今日の試合というのは、愛川選手の引退発表がなければ違った内容になっていたと思いますか?
「う〜ん……今言われて思ったのは、まだあるだろう、と。当然、スターダムの仲間なので、まだ次があるって思っていたと思うんですけど、これが最後かもしれないって思ったら……ねぇ? もし負けたら、万が一負けたら、やり返す場がなくなってしまうし。そうしたら私が今までやってきたことが、なんだったんだろうってことになりかねないし。本当に、いろいろ悔しい思いをアイツにもらったんで、その思いをぶつけないと後悔すると思ったんで。本当に……うん、やり切った感はあります。その上で勝ったし。私もめちゃくちゃやられてキツかったし。
 でも、こうやってクリスマスイヴの夜に、皆さんたぶん忙しいと思うんですけど、スターダムを選んで、足を運んでくださって、観に来て下さった皆さんの本当に感謝で。この1年、スターダムが闘ってこれたのも、来て下さる皆さんのおかげだし、応援してくださる周りの皆さん、スタッフの皆さん、マスコミの皆さんのおかげだと思うので。本当に感謝していまして、その中で私が最後勝てたということが最高に気持ちいいことです。2012年、悔しい思いも嬉しい思いも、全部プロレスで味わえたので、高橋奈苗としては非常に満足です。だからまた2013年の闘いを思い切り闘ってですね……1月から木村響子ですか? アイツが目の前に立つということで、まぁ簡単にはいかない相手ですしね。また年明け早々から激しい闘いになるかと思うと、まったく気は抜けないんで。またそれを通り越して両国大会に向けてもっともっと成長していきたいですね」
ーー愛川選手に「もう1回」という話もしていましたが、それは両国での引退試合も含めて?
「これだけね……私、デビュー戦、1年記念、2年記念と相手しているんですよ。これだけ記念試合に呼ばれる私が、最後に呼ばれないわけがないな、と思っているんですけどね。まぁまぁまぁ、それはいろいろな意向もあるでしょう! 私は有力候補なんじゃないかなぁとは思いますけど。まぁそれまで時間はたっぷりあるので、愛川ゆず季ってもんを自分の中にもっともっと刻み込みたいなぁ、と。私にとってそんなレスラーです」
ーー愛川選手は現時点では再戦することは考えていないそうですが
「ウソッ!? あの子はいつもそう言っておいて、選ぶんですよ、私を。私のことが大好きなんですよ。全部私のおかげでやってきていると思うので。ハイ。まぁその感謝を返してほしいな!」
ーー危機を感じるような相手とやりたいっていう気持ちはどこから沸いてくる?
「さっきも言ったんですけど、追い込まれると非常に燃えるタイプで。そりゃ人間なので、ラクな方を選んだ方が気は楽なのかもしれないけど、そんなのプロレスラーやっている意味がないんで。こうやって同じ団体の中で、あれだけ勢い持って来た選手っていうのは、今までいなかったと思うので。その感覚はレスラーとしてゾクゾクする。まぁ勝ったから、今言えるんですけど。こうやってドンドンドンドンしのぎを削って闘っていける人が、もっともっと増えていかないといけないと思うし、みんなもっと早くこういうふうになってほしい。私はもうずっと待っています」
ーー半年ベルトを守ってきて、中には完全に決着がついていない選手もいますよね?
「あの、アイツですよね……ドイツから来た(=アルファ・フィーメル)。それはもう早く再戦したいと思っていますし。それには防衛ロードをしっかり防衛していかないと話にならないんで。もっともっと高橋奈苗っていうレスラーを高めつつ、お客様に楽しんでいただけるように闘ってですね。パッションと感動を皆さんに感じていただいて、そして勝って、赤いベルトの感動をみんなで築き上げていきたいなと思っています。その先にまたでっかいアイツが来てくれるんじゃないか、と思っています」
ーー今日は客席から「奈苗、強いよ」という声が飛んでいましたが、大阪では逆に「アルファのほうが強いよ」って言われていました
「そう、だから今年起きた1個1個の悔しい出来事は、しっかり脳に刻まれていて、それを塗り替えるように、塗り替えるようにやってきた、そんな1年でした。防衛してきたけど、その度に何かが悔しくて、反省して、反省して。何だこの野郎って自分を追い込んで、トレーニングして。そうやってちょっとずつでも進んでこれたと思うので、私はまだまだ行けます! 34歳になったばかりなんですけど、34歳、まだまだ行けます! 世の中の30代の皆さん、頑張りましょう! パッション! 30代パッション! 頭、痛い……」

愛川ゆず季
「えっと……負けてしまったんですけど、赤いベルトを獲ることだけを考えて今日まで来たので、とても悔しいですけど……赤いベルトを獲ってグラレスラーは強いっていうのをみんなに分かってほしかった。でも、やはり高橋奈苗選手は強かった、それだけだと思います。でも、こうやって応援してくれる人はいてくれるし、『辞めないで』って言ってくれる人もいるので、そういう気持ちを知ったからこそ残りの4カ月、一切手を抜くことなく全力で突っ走りたいなと思います。両国大会、必ずみんなで成功させたいなと思います。ありがとうございました」
ーー試合を振り返ってみていかがですか
「もう本当に……高橋奈苗選手っていうのは身体もデカイし、力も強いし、もう……とても苦しい闘い。でも絶対に諦めないっていう気持ちで闘いました」
ーー先週、来年の4月で引退を表明して、周囲の反響とかは?
「いや〜、そうですねぇ。私の中ではこんなに『辞めないで』って言ってもらえるって思っていなかったんですよ。『ゆずポンはもういいや』って思われていると思っていたので。本当にそういう声を聞いたり、気持ちを聞いたりすると……何かとても……何とも英内寂しい気持ちもあるっていう……申し訳ない気持ちもあるけど、でも私は出来ることは全部やってと思うので。残り4カ月しかないですけど、グラレスラー愛川ゆず季、みんなの胸に刻んでほしいなと思います」
ーー白いベルトの防衛戦が決まりましたけど、両国まで持ち続けたい?
「そうですね。両国までというか、白いベルトは私がずっと持って、引退してからも実家に飾りたいと思っているので。もうアレは私のベルトです! 負けることは考えられないし、次の防衛戦、ほーちゃん? シングルは1年ぶりですけど、まぁ負ける気はしないです」
ーー奈苗選手から「もう1回シングルでやってやる」という話が出来ましたけど
「う〜ん……私はこの闘いが一生で最後だと思って挑んだので、今、それは考えられません!」
ーー年が明けたら引退ロードみたいな感じになると思いますが、やってみたこととかありますか?
「そうですね……でも私はもう引退のことを頭にしながら、1年前から進んでいたので。地元凱旋だってそうだし、自分のやりたいことすべて思いついた時にすべてやってしまっているので。今まで通りの私が見せられればいいなと思います」
ーー左目が結構見えづらそうですが、張り手ですか?
「見えづらいです、はい。そうですね、そこから全くこっち(左目)がまったく機能しなくなって、虫が飛んでるみたいなやつが見えたので。視界が遮られてどうしょうかなと思いました。これが高橋奈苗選手の怨念だと思います。でも私はもうどんな姿になっても、赤いベルトを獲ろうと思っていたので。もうグラレスラーは私しか出来ないんだっていう気持ちがあるので……この気持ちを持って、あとの4カ月闘っていきたいなと思います。ありがとうございました」
 
 夕陽が2013年のスターダム新人王に!イオと木村がタイトル挑戦を表明

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
ROOKIE OF STARDOM2012〜スターダム新人王決定トーナメント〜
12月9日(日)新木場1stRING(12:00PM)
観衆315人(満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダとのオープニングダンスを踊り終えた風香GMが「皆さん、こんにちは。本日は今年最後の新木場大会にご来場いただきありがとうございます。今日はROOKIE OF STARDOM新人王トーナメントで、いつも以上に気持ちが出る試合が多いと思うので、皆さんも最後の新木場で声出して応援していってださい」と挨拶。

 

ROOKIE OF STARDOM2012〜スターダム新人王決定トーナメント〜
 1回戦 15分1本勝負
●翔月なつみ
7分48秒
ACTスペシャル→体固め
安川惡斗

 ロックアップしようとした惡斗に対し、手四つの力比べを要求した翔月。惡斗が応じようとしたところをリストロックに捕らえた翔月だが、惡斗は腕固めに切り返す。そこからリストロックに移行した惡斗は、翔月の目をトップロープに擦りつける。
 怒った翔月はローキックを連打。対角線にホイップした惡斗が串刺しドロップキックを返すと、翔月は串刺しドロップキックから串刺しダブルニー、ダブルニードロップと一気呵成に攻め込む。

 そこをコブラツイストに捕らえて流れを止めた惡斗は、スクールボーイで丸め込んでからのストレッチマフラー。下からサムソンクラッチで丸め込んで脱出した翔月だったが、惡斗はトップロープに翔月を逆さ吊りにすると、ヒザにフロントキック。
 エルボー合戦を仕掛けていった翔月だが、敢えて受け止めた惡斗。だが、惡斗のエルボーをキャッチして小手投げで投げた翔月はランニングニーから卍固め。パワーではね飛ばした惡斗はフロントネックロックの体勢から振り回していく。

 さらにサンセットフリップ2連発からコーナー二段目に登った惡斗は惡トーンを投下。カウント2で返されると、ACTスペシャルを狙うが、背後に着地した翔月はソバットからコーナー二段目に登ってダイビング・ダブルニードロップを投下。
 しかし翔月のソバットをブロックし、バックエルボーで吹っ飛ばした惡斗はフロントキックから今度こそACTスペシャルで叩き付ける。

 カウント2で返した翔月に対し、惡斗は対角線上のコーナーにぶつけてからマットに叩き付ける改良型ACTスペシャルを決めて3カウントを奪った。この結果、まずは惡斗が決勝戦進出を決めた。



★試合後のコメント

安川惡斗
「勝ったな。負ける気しなかったけど、スキルアップしたACT(スペシャルを)出せたし、あいつ、まぁいいよ。あいつこれから、色々舞台とか封印してもっともっとプロレス強くなるって言ってたから、あいつはもっと強くなる。だからなつみの挑戦はいつでも受けるし、もっと私も強くなる。以上。次は夕陽だ!」

翔月なつみ
「すごーく悔しいです。こんな体格の差はあっても、技術の差はないと思ってますし、やっぱり同期にこう何回やっても勝てないのは悔しいしかないですね、本当に。もう自分の努力が足りなかったと思うので、新人王ダメでしたけど、プロレス人生はもっと続くと思うので。あと後楽園もなんですけど、来年はシングルで惡斗を倒すことを、まず第一目標に頑張ります」
――先ほど惡斗選手が翔月選手は舞台を封印するとおっしゃってましたが。
「今回の12月の舞台も来週本番を控えてるんですけども、今まで両立できてこその翔月なつみというのもあったんですけど、すごいやっぱり今日も負けてしまったし、結果がついてこないっていうのは、やっぱりそれに専念してる時間が少ないので。来年はもう全てをプロレスに捧げて、何一つ文句を言わせない。そういう負ける理由も作らせないし、それで負けてしまったら自分のどこかに不足があると思うので、今回で舞台は終わりにして、来年はまずさっきも言いましたけど、同期には勝つ。そして先輩に勝って、両国に向けてタッグのベルトも獲りたいですし、個人でもベルトにどんどん挑戦していけるようになりたいです。同期にはヒケをとらないように全力でやりたいと思います」

 
ROOKIE OF STARDOM2012〜スターダム新人王決定トーナメント〜
 1回戦 15分1本勝負
夕陽
7分7秒
ハニートラップ
宝城カイリ●

 折れている右指をギプスで固めた宝城は、入場時の宝箱を封印。ゴングと同時にダッシュして左腕でのエルボーを連打した宝城は、串刺し式スピアー。すぐさま夕陽も串刺しニーから低空ブレーンバスターを返すと、チキンウイング・フェースロックに捕らえていく。
 夕陽のジャーマンを踏ん張った宝城だが、夕陽は背後から蹴っていくと619。しかしライオンサルトをかわして自爆させた宝城は、エルボー合戦を仕掛ける。利き腕ではない左腕でのエルボーの宝城に対し、張り手を見舞った夕陽。

 ニヤリと笑った宝城は張り手を返すと、なおもエルボー合戦。さらに突進してくる夕陽にカウンターのチョップを見舞った宝城は、左腕でチョップを連打。それでも右手でもチョップを出していった宝城だが、痛みで顔を歪める。
 だが、宝城はエクスプロイダーで投げていくと、イカリに捕らえる。背中を大きく反らせていった宝城だが、夕陽は何とかロープに脱出。口の中を切った宝城だが、夕陽の腰辺りにダイビング・エルボードロップを投下。

 カミカゼを狙った宝城だが、夕陽は背後に回ってジャーマン。カウント2で返した宝城にハニーフラッシュを狙った夕陽だが、宝城はスクールボーイで丸め込む。カウント2で返して蹴っていった夕陽だが、野良犬ハイキックをかわした宝城は張り手からスライディングD。
 これを横十字固めで切り返した夕陽だが、カウント2で返した宝城はスピアーから強引に抑え込んでいくが、何度抑え込んでも夕陽はカウント2で返す。

 宝城は痛む右腕でスライディングDを放っていくが、腕に力が入らず威力がない。仕方なくハーフダウンの夕陽に全身を浴びせていった宝城だが、カウント2で返した夕陽はミドルキック。何とかキャッチした宝城だが、そこに飛び付いていった夕陽は首固めで丸め込んで3カウント。
 夕陽が新技ハニートラップで勝利したが、宝城のコンディションが万全の時にもう一度見たい試合だ。









★試合後のコメント

宝城カイリ
「最後は初めての丸め込みに入られて、負けてしまったんですけど、それがすごく悔しいです。この怪我が治ったら、もう一度、夕陽選手とシングルで闘いたいと思いました」
――キック対策は考えてましたか?
「そうですね。キック……ちょっとミドルからの丸め込みとかは考えてたんですけど、最後入ろうとしたら丸め込まれてしまったので、めっちゃ悔しいです」

夕陽
「宝城選手、右手を怪我してたみたいなんですけど、すごいガツガツ来てたし、でもまぁ何と言っても宝城さんが使ってるスライディングDっていう技は、ZERO1の田中将斗さんが使っている技なので、そこは日高さんに返し方とかすごい練習をしてもらって、そこもしっかり対応できたし、最後ハニートラップっていう新技なんですけど。キックを蹴ると見せかけて丸め込むっていう。直訳すると密のように甘い罠っていう技です。ハニートラップ、これからもどっかで使えたらいいと思います。次は安川選手、それに向けて今から気持ちを切り替えて勝ちます」
――ひと癖もふた癖もある選手ですが
「大丈夫です。今はもう、なんて言うんですかね? 今、宝城さんとの試合でもそうですけど、新人戦、今までやったことを出すんではなく、新人戦の中でも成長するっていうか、この試合で成長するっていうのを目標にしてるので、次の安川戦でも成長できたらいいなと思います」

 
▼変則タッグマッチ 20分1本勝負
岩谷麻優
●須佐えり
鹿島沙希
13分26秒
モンスタークラッシュ→体固め
<キムラモンスター軍☆>
木村響子
ヘイリー・ヘイトレッド

 キムラモンスター軍☆2人vsスターダム1・2期生混成チーム3人の変則タッグマッチ。岩谷、須佐とはかなり距離を置いて鹿島は入場。すると須佐がマイクを持って「なんで私がこの人たちと組まないといけないんですか? 小川さん!」と訴える。すると鹿島も「だいたい岩谷麻優なんてマイナス1じゃねぇか!」と文句をつける。須佐はマイクを奪いとり、モンスター軍に向かって「ビビってんじゃねぇぞ!」と言い放つと奇襲攻撃を仕掛ける。
 木村とヘイリーをコーナーにホイップして1・2期生混成チームでトレイン攻撃を仕掛けていくが、岩谷の攻撃だけは木村がビッグブーツで迎撃。

 場外に岩谷が投げ捨てられると、ヘイリーが須佐をボディスラムで叩き付け、木村が鹿島の髪の毛を掴んでロープに張り付け、ヘイリーと両側から踏みつける。吉牟田の串刺し攻撃をかわした鹿島だが、エプロンに追いやった木村。
 そこに岩谷が向かっていくが、蹴散らした木村はヘイリーにタッチ。岩谷をコーナーに追い込んで蹴っていったヘイリーはサッカーボールキック。続いて木村が強烈なエルボーを叩き込んでダウンさせる。

 倒れた岩谷に走り込んだヘイリーがレッグドロップを落としてからキャメルクラッチ。完全に捕まった岩谷に対し、木村はコーナーで馬乗りナックル。さらにヘイリーとの合体攻撃を狙うが、逆に2人の腕を取った岩谷はタケコプターで投げ飛ばす。
 そこに須佐が入ってきて木村をDDTの体勢に捕らえると、岩谷がフェースクラッシャーで合体。さらに倒れた木村の上に鹿島が須佐をダブルアーム式フェースバスターで叩き付ける。そこから鹿島はしじみを狙ったが、肩口で止めた木村はマットに叩き付ける。

 だが、鹿島はコーナーに登って串刺し攻撃を狙った木村に、今度こそしじみを決めると、続けてクリスト。だが、フロントネックロックで切り返した木村。その間にヘイリーが須佐と岩谷を場外に連れ出して痛めつける。
 リング上では木村が胴絞めフロントネックロックに捕らえるが、何とか須佐が飛び込んでいってカット。さらに岩谷がヘイリーに向かっていくが、ケブラドーラ・コンヒーロで叩き付けたヘイリーは、ミドルキックの連打からランニングロー。

 さらに逆水平チョップを打ていったヘイリーだが、岩谷もコルバタから飛び付きエビ固め、さらにウラカン・ラナを狙う。だが、回転を止めたヘイリーはパワーボムを狙う。背後に逃れた岩谷だが、回転エビ固めは失敗。その間に須佐がコーナーに登るが、ヘイリーは岩谷を投げつけると、鹿島をエクスプロイダーで投げていく。
 そこに木村がミサイルキックを発射するが、須佐がかわしてヘイリーに誤爆。すかさず木村にスイングDDTを狙った須佐だが、ストマックバスターで切り返した木村。だが、鹿島が入っていてハイキックを叩き込むと、須佐が飛び付き式スイングDDT。

 さらに岩谷がウラカンを決めると、鹿島がそこに入ってきたヘイリーのバックを取る。岩谷と須佐もバックを取るが、ヘイリーは背後のコーナーに叩き付けて脱出。それでも3人一斉ドロップキックを叩き込んだ1・2期生混成チームは一斉にコーナーに登っていくが、鹿島と岩谷は同じコーナーに登ってしまう。するとヘイリーが鹿島と岩谷を、木村が須佐をカナディアンバックブリーカーで抱え上げる。
 木村は須佐に追走式ビッグブーツを叩き込むが、須佐も追走式ロシアンフック。だが、これは木村がかわし、背後にいた岩谷に誤爆。それでも須佐は木村にパンチを叩き込むが、ヘイリーっが入ってきてぶっこ抜きジャーマンで投げると、木村がノータッチヘッドバット。

 辛くもカウント2で鹿島がカットしたが、ヘイリーがラリアットで鹿島を場外に追いやると、木村が須佐をゴリースペシャルで担ぎ上げ、そこにヘイリーがコーナーからダイブしてフェースクラッシャーで合体するモンスタークラッシュ。これで木村が須佐から3カウントを奪った。
 試合後、負けた悔しさを須佐と岩谷にぶつけて1人先に引き揚げていった鹿島。木村とヘイリーも須佐と岩谷を踏みつけてさらに制裁。セコンド陣が止めに入るが、ヘイリーは横尾を投げ飛ばす。すると横尾は立ち上がってヘイリーに向かってエルボーを連打!

 場内がどよめく中、マイクを掴んだ横尾は「スミマセン。キムラモンスター軍のやり方があまりにも卑怯だったので、つい入ってしまいました。だからと言うわけじゃないですけど、私のデビュー戦の相手、キムラモンスター軍を逆指名します! リングでやられたことはリング上できっちりやり返します!」と、12・24後楽園大会で予定されている自身のデビュー戦の相手に、何とキムラモンスター軍☆を逆指名!

 横尾を蹴り飛ばしてマイクを奪い取った木村は「オメー誰だよ! オイ、風香! おめーの躾どうなってんだよ。リングの上はプロデビューしてもいない奴が上がっていい場所じゃないんだよ。おめーみたいな奴勘違いした奴が増えて、こっちは忙しいんだよ。おめーの立場を見極めろ。おめーみたいな奴と後楽園でやりたくねぇよ。だけど、行儀の悪いことしたんだから、うちのヘイリーがキッチリ落とし前つける」と吐き捨てる。
 木村から横尾のデビュー戦の相手に任命されたヘイリーは「ユーファイト? ガンバッテー!」と笑みを浮かべながら余裕のエール。さらに木村は横尾に向かって「1個だけ言っておくと、デビュー戦のあとに消えるのはやめてくれよ。そういうの多いから。逃げんじゃねぇぞ」とクギを刺した。







★試合後のコメント

木村響子&ヘイリー・ヘイトレッド
――2対3でも問題ないと
木村「2対3のハンディキャップマッチがしれっと組まれてること自体がおかしいだろ、と。どれだけうちらが桁外れに強いか? まぁスターダムが馬鹿みたいに証明してくれてるわけだよ。普通ハンディキャップマッチなんてさ、組まれなくない? 女子で。ね? そういう事だよね? だって3人かかったって勝てないんだもん。次はどうする? 2
対4にする? 2対5にするって話だよ」

――試合後に練習生がつっかかって来ましたが
木村「あれは風香の躾の問題だね。犬と一緒でしょ。犬は悪くねぇよ、飼い主が悪いんだよ。だけどまぁ馬鹿犬だから、制裁くわえないと勘違いした犬に育つからね。あぁいう奴いるから、本当に忙しいよな、うちら」
ヘイリー「次の試合は本当に簡単ね。コスチュームを着ないでジーンズにTシャツでもいいぐらいよ」
木村「ちょっとイージーすぎてギャラ泥棒だよ~(笑)イージーマッチ!」
ヘイリー「彼女がデビューする後楽園ホールから、彼女は生きて帰れるかしら?」
木村「大体いつからデビュー戦の奴が相手を逆指名できるようになったんだよ、この業界は。その業界を憂うよ、私は。自由ももちろん結構だけど、そりゃ違うんじゃない?」

横尾由衣
――正直皆驚いています
「いや、でも何か今までのキムラモンスター軍☆をリングサイドで見てて、セコンドで見てて、やっぱり納得いかないことも多くてやりたい放題やってたので、この機にですね、小川社長にも『対戦相手は誰?って聞いても答えてくれず、今まで不満に思っていたフラストレーションがたまっていたので、ここでもう爆発しちゃいました」
――2対3の試合を見てもその気持ちはかわらない?
「そうですね。まぁなんか、熱くなってバーって後先考えずにちょっと行動してしまったんですけど……」
――ヘイリーとのシングルマッチになりました
「やるしかないですね。退きたくないし負けたくないし、もうプロレスに対する情熱でぶつかって、絶対負けたくないですし、気持ちだけでいくしかない!」
 
▼Kちゃんパンダコーナー

 Kちゃんパンダと共に風香GMとあずみが登場。この日はインタビューではなく、いろいろな告知があるということで、まずは宝翔天女(仮)が登場し、『週刊ファミ通』のゲーマーズコンテストの最終選考に残っているので、ぜひ投票してほしいとアピール。
 続いて風香GMから、世IV虎が最終選考に残っているヤンキーアイドルオーディションの人気投票が17日辺りからDMM.comで始まるとの発表。詳細が決まり次第ホームページ等で告知するとのこと。

 さらにKちゃんパンダも22日に渋谷でダンスイベントをやるとPRすると、突如あずみが「クリスマスプレゼントください」と言い出す。GMは「まだクリスマスじゃないからダメだよ」と言うが、あずみが「風香先生のブーツ、ちょうだいよ」とさらにお願い。
 仕方なくGMがブーツを脱いでプレゼントすると、あずみは「いらないよ」とブーツを投げ捨て、いきなりGMに対して“試合”を仕掛ける!

 串刺しドロップキックを見舞ったあずみだが、風香も大人気なくフィッシャーマンズ・スープレックス。それを見た翔月があずみに加勢。首固めで丸め込んでもカウント2で返してしまう風香。
 ならばと翔月が卍固めで動きを止めた直後に、あずみがラリアット。そこですかさず宝城が高速カウントで3つ叩いてあずみが勝利。するとあずみは「今日、風香先生を超えました。だからこのコーナーを締めていいですか?」と言い出す。

 だが、GMが「もう1人告知したい人がいるので」と待ったをかけると、そこにJWP女子プロレスの中島安里紗とラビット美兎が登場! スターダムが後楽園大会を行う12月24日の昼の12時からJWPも後楽園大会を行うということで、「スターダムファンの方も6時間早く後楽園に来てください」とPR。スターダムの後楽園大会のチケットをもっている方なら、JWP後楽園大会も前売り価格で観戦できるという。
 最後はあずみがエンディングよりひと足早く「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と言って、PRコーナーを締めくくった。

 
スターダム・インクレイブル6人タッグ 30分1本勝負
高橋奈苗
夏樹☆たいよう
●脇澤美穂
18分45秒
マヒカ・デ・イオ
愛川ゆず季
紫雷イオ
世IV虎

 6選手が抽選によってチームを決め、6人タッグマッチで激突する“スターダム・インクレイブル6人タッグ”。世IV虎、脇澤、イオ、夏樹、愛川、奈苗の順に1人ずつ入場すると、風香GMが持った赤コーナー、青コーナーとそれぞれ書かれた封筒を一斉に引く。その結果、赤コーナーは奈苗、脇澤、夏樹。青コーナーは愛川、イオ、世IV虎に決定。
 早くも夏樹と脇澤が口論を始めるが、奈苗が仲裁に入る。世IV虎は頭を抱えて1人コーナーに下がってしまう。先発を巡って揉める夏樹と脇澤を下がらせて先発を買って出た奈苗は、イオと手四つの力比べへ。

 押し倒した奈苗がヘッドロックに捕らえると、イオはロープに飛ばしていくが、奈苗はショルダータックルから串刺しラリアット。だが、2発目をドロップキックで迎撃したイオはブレーンバスターを狙う。これを奈苗が逆に投げていくと、夏樹が入ってきて奈苗とダブルのカウンターエルボーから合体式フェースクラッシャー。奈苗と夏樹の息の合ったところを見て、脇澤と世IV虎は複雑な表情。
 さらに脇澤を入れて3人でパッショントレインから決めポーズまで決めると、さすがの世IV虎も「ちょっと……」と夏樹に抗議。

 その世IV虎がリングインすると、脇澤が入ってくるが、世IV虎は鬱憤を晴らすようにチョーク攻撃から串刺しラリアット。さらにロープに脇澤を張り付けると、そこに夏樹が入ってきて世IV虎と両側から踏みつける。世IV虎が顔面ウォッシュを見舞っていくと、勝手にタッチした愛川が入ってきて脇澤を蹴っていく。
 納得いかない世IV虎は渋々コーナーに。すると脇澤は愛川の顔面に唾を噴射。すかさず夏樹がミサイルキックを発射する、イオが入ってきてロープワークでかく乱。夏樹はスピードで上回ってみせると、ソバット、ローキック、ドロップキックと鮮やかに決めていく。

 だが、エプロンから愛川が羽交い締めにすると、すかさずイオが攻撃。バック転からドロップキックを決めたイオは世IV虎にタッチ。戸惑いの表情を浮かべながら突進した世IV虎に対し、夏樹はカニ挟みからドロップキック。すると世IV虎も「ごめん!」と叫びながらショルダータックルでなぎ倒し、ジャイアントスイングでブン回してからセントーンを投下。
 さらに世IVコブラに捕らえていくが、これはナナミホがカット。そこに愛川も入ってきて夏樹を羽交い締めに。そこに世IV虎がラリアットを放っていくが、夏樹がかわして愛川に誤爆。すると夏樹が世IV虎の背後から抱きつき、そのまま世IV虎が愛川の上にプレス。

 だが、イオが入ってきた夏樹にスペース・ローリング・エルボーを決めると、愛川もパイパイアタック。夏樹も仕方なく愛川を世IV虎に向かってホイップしてからの串刺し攻撃。
 奈苗が入ってくると、世IV虎がラリアットで向かっていくが奈苗は倒れない。世IV虎も奈苗のラリアットを受け止めたが、相打ちを狙ったラリアットは奈苗が打ち勝つ。さらにスリーパーに捕らえた奈苗だが、愛川が入ってきて蹴りでカット。10分が経過し、世IV虎は奈苗に張り手を打っていくと、ファイアーマンキャリーで持ち上げようとしたが、逃れた奈苗はロープに飛ぶ。

 カウンターのラリアットでなぎ倒した世IV虎は、控えの夏樹と脇澤にダブルラリアットを見舞ってから奈苗にセントーン。「連れて来い!」と指示した愛川は奈苗にサッカーボールキック。しかし愛川の蹴りをキャッチした奈苗は延髄斬り。これをかわして背中にYKレッド(カカト落とし)を落とした愛川は串刺し式のYKレッド。
 これをかわした奈苗はロープに乗っかった愛川の右足を蹴り上げる。脇澤もエプロンから低空ドロップキックを売っていくと、夏樹も脇澤を愛川の右足に叩き付ける。さらに奈苗が足4の字固めに捕らえると、夏樹と脇澤が連続でダイビング・ボディプレスを投下。

 さらに夏樹が愛川を抑え付けたところに奈苗が冷蔵庫爆弾を投下。だが、愛川も奈苗にYKブルー(後ろ回し蹴り)を返すと、痛み右足を引きずって張り手。張り手とショートレンジラリアットを返した奈苗は脇澤にタッチ。
 ドロップキックあらベノムアームを狙った脇澤だが、蹴りで迎撃した愛川はゆずポンスタナー。続くYKブルーをかわした脇澤はジャーマンで投げるとコーナーに登る。だが、下からイオがヴィーナスを叩き込むと、愛川がコーナーに叩き付けるようなゆずポンスタナー。

 さらにフィッシャーマンズ・スープレックスから張り手の連打。さらにYKイエロー(ハイキック)、YKブルー、背中へのYKレッドを決めてからイオにタッチ。新幹線アタックからウラカンを狙ったイオだが、脇澤はバックに回る。イオはロープを利用しての不知火のような体勢で背後に着地すると、背中への新幹線アタックからスワンダイブ式ミサイルキック。
 イオはコーナーに登るが、奈苗が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。さらに夏樹のダイビング・フットスタンプから脇澤がフィッシャーマンバスター。カウント2で返したイオだが、脇澤はイオをコーナーに乗せると雪崩式フランケン。イオはエビ固めで切り返すがカウントは2。

 脇澤がイオの足にしがみつくと、奈苗の延髄斬りと夏樹のソバットをサンドイッチで叩き込む。さらに脇澤がバックスライド・フロム・ベノム(堀口元気公認)で抑え込むがカウント2。奈苗、夏樹、脇澤はコーナーに登って一斉にダイビング・ボディプレスを投下。これをかわしたイオはムーンサルトプレスを投下。
 逆に愛川、イオ、世IV虎が3人一斉にシャイニング・ウィザードを発射すると、さらにイオは脇澤にダブルアーム・フェースバスター。イオのバズソーキックをキャッチした脇澤だが、丸め込みで切り返したイオはそのまま立ち上がる。今度こそバズソーキックを叩き込むと、そこからマヒカ・デ・イオを決めて3カウント。

 混戦を制したイオはマイクを持ち、「スターダムを代表するこの6人タッグの中で、私が3カウントを獲りましたー! こんなタイトル持っているチャンピオンばかりが集まっている6人タッグの中での価値ある勝利ということで、この私がタイトルの次期挑戦者として名乗りをあげたいと思います!」と表明すると、木村が「ちょっと待てよ!」と入って来る。
 だが、イオは「とりあえず話を聞いてくださいよ」と木村を制してから「次の後楽園はカードが決まっているので、その次、1月14日の後楽園大会でタイトルに挑戦するっていうのはどうでしょうか?」と2012年最初の後楽園大会でのタイトル挑戦を提案。

 それを聞いた木村が「スターダムを代表する6人? GPに準優勝したのを忘れてるんじゃねぇか? こっちは準優勝してんだよ」と、5★STAR GP準優勝という実績をアピールしてタイトルへの挑戦を要求。
 現ワールド・オブ・スターダム王者の奈苗は「分かった、分かった。ゆずポンの白いベルトでもなく、夏樹のハイスピードでもなく、私の赤いベルトに挑戦したいってことだろ? だったら2人で次の挑戦者を決めればいいじゃないか! どんどんやれ!」とイオvs.木村の次期挑戦者決定戦を提案。

 だが、奈苗の赤いベルトへの挑戦が決まっている現ワンダー・オブ・スターダム王者の愛川が「ちょっと待ってください。次の12月24日に私がベルトを獲るので、次の相手は私になると思います。その辺をお忘れなく」と言うと、現ハイスピード王者の夏樹も「お前らが欲しいのはハイスピードだと思うけど、残念ながら木村には挑戦の資格はないから。イオ、勝って挑戦してこいよ」とハイスピードの防衛戦をやる気マンマン。結局最後はイオが「最終的な結果は会社に任せます!」と、どういうカードになるかを団体側に一任してリングを降りた。










★試合後のコメント
紫雷イオ&愛川ゆず季&世Ⅳ虎
――意外にチームワークが合ったような感じでしたが。
イオ「本当ですか?」
世Ⅳ虎「ねぇよ」
イオ「いやー、私は結構ね、キャリアも長いんで間を取り持とうと頑張ったつもりなんですけど、チームワークに関しては二人はどうだったのかなって」
世Ⅳ虎「そんなもんあるわけねぇだろ!」
イオ「いやいや、せっかく……ね?」
世Ⅳ虎「せっかくじゃねぇよ。マジ、ほんと最悪なんだけど。このマジ……」
イオ「勝ったから」
世Ⅳ虎「マジ、嫌だ」
イオ「いやー、ね? 彼女ツンツンしてますけど、実はいい奴かもしれないんで」
世Ⅳ虎「はぁ? お前、何言っちゃってんの?」
イオ「勝ててよかったです」
――イオ選手はその後、挑戦表明ありました
イオ「はい、そうですね。あの、ここ最近タッグリーグとか5★STAR GPとかも、色々そういった正式な公式な闘いがあったんですけど、その中でなかなか結果を出せなくて。自分としてもモヤモヤした期間をおくっていたので、今日だけはというか、今日は特に出し抜いて。後楽園大会に続いていくので、その中で存在感を出していかなきゃと思って。今日はまぁチームワークは難しかったですけど頑張りました」
――タイトル挑戦ということでしたが、何に?
イオ「何にっていうのは、まぁ1月14日の後楽園大会のカードが決まるまでには明らかになると思うので、まぁその辺も追々発表されるのを皆さん楽しみにしていただければと思います」
――その前に木村戦が?
イオ「別に木村戦をやってもやらなくてもいいので。とにかくタイトルマッチに挑戦したい気持ちは強く持っているので、誰でも大丈夫です」
――愛川選手は前哨戦的な意味合いもありましたが
愛川「そうですね。絶対に後楽園ホールに向けて、高橋奈苗を倒すことだけを考えてベルトを必ず獲りたいなと思います」
――改めて肌を合わせていかがでした?
愛川「今日、かなり足攻めをされて。やっぱり私の足というのは勝利へのものだと思ってるので、やっぱりここは潰されても勝ちに繋げられるように、24日までやっていきたいなと思います」
――世Ⅳ虎選手は
世Ⅳ虎「マジ最悪。以上」
 
ROOKIE OF STARDOM2012〜スターダム新人王決定トーナメント〜
 決勝戦 30分1本勝負
●安川惡斗
11分12秒
450°スプラッシュ→片エビ固め

夕陽

※夕陽がROOKIE OF STARDOM2012〜スターダム新人王決定トーナメント〜優勝
 
 気合いのあらわれか後ろ髪を縛ってきた惡斗は、まずは腕を取ってリストロック。だが、トリッキーな動きで切り返していった夕陽。すると惡斗は強引に押し倒してアキレス腱固めへ。そこからリバースのインディアンデスロックに移行すると、ヒザを踏みつけてからヒザ十字固めへ。
 さらにアンクルホールドも加える複合技を極めていくが、夕陽はロープに脱出。一転してドロップキックを連発していった惡斗はサンセットフリップ。これをかわした夕陽は串刺し攻撃を狙うが、惡斗はエプロンに追いやる。

 スワンダイブを狙った夕陽だがロープを踏み外して失敗。すぐにリングに戻って蹴っていった夕陽は逆エビ固めへ。腰に爆弾を抱える惡斗に対し、そのまま横回転して下になった夕陽はシーサーホイップで投げてロープに叩き付けると619。ライオンプレスから夕陽は怒濤の蹴りと突きを出していくが、惡斗も突きを返すと組み付いていってコンプリート・ショット。
 5分が経過し、惡斗はコーナーに登っていく。夕陽は何とか引きずり降ろすと、ロープに飛び乗ってジャンピングキック。これで場外に出た惡斗に対してケブラーダを発射。

 惡斗も夕陽を客席に叩き付けると、エプロンに登ってトペ・コンヒーロ。夕陽をリングに戻した惡斗はフロントネックロックの体勢から振り回すが、夕陽はバックに回る。振り解いた惡斗だが、ジャンピングハイを叩き込んだ夕陽はコーナーへ。
 追いかけていった惡斗は、夕陽を肩口に担ぐと反対側のコーナーに叩き付けてからACTスペシャル。カウント2で返した夕陽だが、惡斗はフロントネックロックに捕らえ、振り回しながら胴絞め式に移行。

 グッタリした夕陽を踏みつけた惡斗は、トップコーナーから惡トーンを投下するが、夕陽は剣山で迎撃。夕陽のヒザがモロに腰に入った惡斗は立ち上がれない。夕陽は四つん這いの惡斗に低空のハニーフラッシュ。
 10分が経過し、夕陽は絶叫しながら惡斗を引き起こすと野良犬ハイキック。だが、キャッチした惡斗はアクトロックで丸め込む。カウント2で返した夕陽はジャーマンで投げるがカウントは2。夕陽はコーナーに登ると、天を仰いでから450°スプラッシュを投下。そのままガッチリと抑え込んで3カウントを奪った。









▼エンディング

 小川代表からトロフィーを受け取り、首から金メダルをかけた夕陽は思わず涙。悔しさいっぱいの表情の惡斗の首に銀メダルがかけられと、惡斗は絶叫しながら突っ伏す。
 マイクを持った夕陽は「新人王になりましたぁ! シングルのリーグ戦も、タッグのリーグ戦も結果を出せなくて、やっと今、こうやって三度目の正直で新人王になれて嬉しいです。でも、ただ新人王になれたのが嬉しいんじゃなくて、ずっと参戦してきている、このスターダムのリングで、スターダム新人王決定トーナメントで優勝できたから嬉しいです。応援ありがとうございました」と喜びの挨拶。

 さらに夕陽は「それで新人王になったので1つ言いたいことがあります。この間のタッグリーグで私はベルトを獲れませんでした。だけど次、12月24日後楽園ホール大会で、タッグのベルトに挑戦したいです。同じYダッシュとして闘ってきた愛川さんは赤いベルトに挑戦するので、タッグを組むことは出来ないのですが、今回は同じ全力女子であり、ZERO1のリングで練習してきた松本浩代選手に(パートナーを)お願いして挑戦を表明します!」と松本とのタッグで川葛の持つタッグ王座への挑戦を表明した。
 惡斗のセコンドについていた夏樹と世IV虎もリングに上がる。そして世IV虎が「ちょっと待てよ、お前。この間うちらに負けたばっかりだろ? 何デカイ顔してるんだよ、新人王になったくらいで。つーかさ、お前なんか顔じゃないんだよね……って、言いたいところだけど、新人王になった奴はスターダムで出世するっていうジンクス知ってるか? まぁうちは試しにやってみてもいいけど。どうですかね、親分?」と昨年度の新人王だけに夕陽の挑戦を受ける構え。

 夏樹も「そのジンクス、知ってる! 知ってる! まぁいいんじゃないの」と承諾すると、「そんなことより、オイ惡斗! お前、何やってんだよ。新人王獲るって言っただろうが。何だその目! 子犬みたいな(苦笑)。まぁそりゃメダルは銀より金のほうがいいに決まっているよな! また来年からうちらが鍛え直してやるから、もっと強くなれ!」と、捨てられた子犬のような目で見つめる惡斗に檄を飛ばした。
 最後に風香GMが横尾のデビュー戦の相手にヘイリーが指名された件と、イオと木村が何らかのベルトへの次期挑戦者決定戦を行う件については、改めて協議すると発表。そして新人王になった夕陽が「今日は私が新人王になったので締めていいですか? 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と締めくくった。

★試合後のコメント

夕陽
「リング上でも言ったんですけど、シングルでもタッグでも何も結果を出せなくて、ずっと悔しくて、悔しくて、でもずっと頑張ってきて、今やっと3度目の正直こうやって結果を残すことが出来ました。今日でちょうど30戦目なんですけど、ほとんどこのスターダムのリングで闘わせてもらってて、スターダムに成長をさせていただいた部分もあるので、すごく本当にこのトロフィーが嬉しいです。それとでも私は、ZERO1野良犬道場の夕陽なので、このトロフィーとメダルを道場に持って帰って、師匠の日高さんと小林(聡)さんに早く見せたいです」
――金メダルを首にかけた感触はいかがでした?
「私、こういうメダルとかもらったことないので、すごい嬉しいです! 本当になんか……嬉しいです、本当に。コレ、もらっていいんですか?(笑)嬉しいです、本当に!」
――改めて惡斗選手との試合はいかがでした?
「もう本当に、私はこの新人王にかける思いが強くて。あっちも強かったと思うんですけど、それよりも私のほうがこのトロフィーとメダルの方に執着があって、金という色を見据えて対策が練れてたんじゃないかなと思います」
――プレッシャーはありました?
「そうですね、すごいありました。やっぱプレッシャーというか、まずスターダムに参戦すること……私はデビューして自分がずっと練習してきたZERO1じゃなくて、全然違う場所に入って不安がなかったわけじゃないし、ずっと不安とかもあったんですけど、ずっと闘ってきて、初心を忘れずに闘ってきたことが、今日の勝利に繋がったんじゃないかなと思います」
――試合後タッグへの挑戦を表明しましたが
「この間、タッグリーグで負けてずっと悔しくて。でもタッグリーグの前まではベルトが欲しいっていう思いはあまりなくて、ただ勝ちたいとかがそうだったんですけど、一回、やっぱりベルトをかけた闘いっていうのを経験したら、すごいベルトが欲しくなって。で、また負けたんですけど、ベルトに挑戦したいなっていう気持ちがあったので、今回はZERO1で一緒に練習してきた松本浩代選手と一緒にベルトを巻きたいです」
――パートナーの松本浩代選手はいかがですか?
「すごくお姉さん的な存在で、練習中とか試合中とかも色々気にかけてくれる本当に信頼出来る選手で、やっぱりタッグのなんていうんですかね? 信頼関係とかも出来てるんじゃないかなと思ってます。松本さんがどう思ってるかは分からないですけど」
――川葛の壁は厚いと思いますが
「でも、松本さんのパワーと野良犬魂をかけあわせて、いい試合かつベルトを巻けるんじゃないかなと思います」
――スターダムの新人王をとり、あらためて今後どういう選手になっていきたいですか?
「私がプロレスを始めたキッカケはお客さんを喜ばせたいとか、自分が勝ちたいって気持ちはもちろんなんですけど、周りの人に喜んでもらいたいというのがあるんで。その自分が初めて見たプロレス、日高さんの試合なんですけど、それを見た時の気持ちをお客さんに味わってもらいたい。すごく心が熱くなったので日高さんの試合を見て。私は日高さんじゃなく、夕陽という選手なので、日高さんの要素だったり小林さんの要素だったり、それと自分の持ってる女子プロレスの……なんて言うんですかね? 自分にしかできないことをやりたいと思いました」

安川惡斗
「はい、負けました! 負けましたけど、何か? はい、分かっています、分かっています。自分の反省点、分かっている。腰……腰ばっかり攻めやがって……いや、分かっている。アタシがあいつの足を出させる余力を与えた、アタシの詰めが甘かった。分かっている、分かっている! だけどアタシはこれじゃへこたれない。親分たちも鍛え直してくれるって言ってたし、アタシはまだまだ強くなる。シルバー? シルバーが次は銀……違う! シルバーが次、ゴールドに! シルバー、アタシのカラーだからな! 似合うだろ? でもアタシこれ金にするから! 以上!」

 
 オリジナル川崎葛飾最強伝説がタッグリーグを制し、第2代タッグ王者となる

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜最終戦
11月25日(日)新木場1stRING(12:00PM)
観衆403人(超満員札止め)

▼オープニング

 Kちゃんパンダとのオープニングダンスを踊り終えた風香GMが「皆さん、こんにちは。久しぶりにこんなに火事になったら逃げ遅れそうなくらいたくさんの人が来てくれて嬉しいです。あ、ちょっと例えが悪かったですね(苦笑)。今年もあと3大会になりまして、見逃せない大会ばかりですが、最後まで見逃さずに今年あと1カ月よろしくお願いします」と挨拶。

 

レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
紫雷イオ
●岩谷麻優
[1勝2敗=2点]
8分54秒
バックブロー→片エビ固め
須佐えり
NOZOMI
[1勝2敗=2点]

 色違いのマスクを被って入場したサンダーロック。握手を交わしてから、イオがゴングと同時に須佐にドロップキック。さらに首固め、逆さ押さえ込み、回転エビ固めと連続で丸め込む。須佐もDDTを返すとキャメルクラッチに捕らえるが、足をすくったイオはまたも丸め込み。
 須佐はスリーパーで切り返したが、イオは自軍のコーナーまで連れていった岩谷にタッチ。エルボー合戦から岩谷がロープに飛ばすが、逆に須佐がランニングエルボーを叩き込んでNOZOMIにタッチ。

 ドロップキックから串刺し攻撃を狙ったNOZOMIだが、かわした岩谷はスリングブレイド。タッチを受けたイオはスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャー。短期決戦を狙うイオはダブルアーム・フェースバスターを狙うが、NOZOMIも踏ん張る。
 そこに岩谷が入ってきてダブルのフライング・クロスチョップからサンドイッチ・ドロップキック。しかし須佐が入ってきて逆にノ尾ぞみと同時に飛び付きDDTを決めていく。NOZOMIがイオをホイップしたところに須佐がロシアンフック。そこからNOZOMIがアサイDDTを決めるがカウントは2。

 須佐が入って来るが、イオは低空延髄蹴りを叩き込んでから新幹線アタック。さらにムーンサルトプレスを投下するが、カウントは2。須佐はイオのバズソーキックをキャッチするとパンチからスロイダーで投げていく。そこから足を掴んだ須佐はアンクルホールドへ。
 NOZOMIが岩谷を抑え付けてカットに入れないようにしたが、イオは自力でロープに脱出。すると須佐はコーナー2段目からのスイングDDTを狙う。これを突き飛ばしたイオはバズソーキック。

 イオが岩谷にタッチすると、岩谷はダブルリストアームサルトからドラゴンスープレックスの体勢に。だが、須佐がバックを取り返すとNOZOMIがミサイルキックを発射。だが、岩谷がかわして須佐に誤爆させると、イオが入ってきて同時河津落とし。イオのダブルニーアタックから岩谷がダブルリストアームサルトで投げるがカウントは2。
 ならばと岩谷はエビ固めで丸め込むが、これもカウントは2。イオが須佐を羽交い締めにするが、須佐はスイングDDTで切り返す。そこからコーナーに登った岩谷を追いかけていき、雪崩式ダブルアーム・スープレックス。

 そこにNOZOMIがスライディングラリアットを叩き込むと、続けて須佐がロシアンフック。だが、場外のイオがレフェリーの足を引っ張って辛くもカウント2。なかなか微妙なタイミングでのカットだったが、須佐はなおもロシアンフック。岩谷もかわしてみせるが、須佐はそこにバックブローを叩き込んで3カウント。
 須佐&NOZOMIは最終戦で待望の初白星を挙げた。













★試合後のコメント

須佐えり&NOZOMI
須佐「勝った〜(涙)」
NOZOMI「おう、おめでとう!」
須佐「負けるかと思った〜、もう……(号泣)」
ーー最後は岩谷選手への意地ですか?
須佐「もうタッグリーグに出たいっていうのがいっぱいあったし、今回のタッグリーグ、今まで闘ってきて全部負けてきたから、もう……今日勝てて、すごく嬉しいです! ありがとうございました!(号泣)」
NOZOMI「勝てたことも嬉しいんですけど、須佐えりが本当何て言うんですかね……自分ももう言葉はないんですけど、この子のパッション! パッション! っていう元気の良さに何とかここまでやらせてもらったというか。この子と組めて本当によかったです。もうこれしか言えないんですけど、本当によかった!」
須佐「ありがとうございます(涙)」
NOZOMI「最後の最後で勝ちを獲ってくれて、本当にありがとう! 頑張った! 優勝できてはいないけど、これは優勝だよ!」
須佐「パッションがあれば何でも出来るんですよぉ(涙)」
NOZOMI「パ、パッション、よかった! 最後の最後で本当によかった、うん! ベストマッチだった、うん」
ーーこれでパッション入りですか?
NOZOMI「入りかどうかは分からないですけど、自分、この子大好きです! 機会があったらとかじゃなくて、自分から声かけてまた組ませてもらいたいと思います」
須佐「ハイ(涙)、あぢがどうございばした……」

 

紫雷イオ&岩谷麻優
ーー残念な結果に終わりましたが
イオ「いや〜……そうですね……。須佐えりと闘うのが半年ぶりだったんですけど、半年の間に彼女、いろいろ変わっていて。変化しているなっていう部分が予想外だった部分もありますし、NOZOMIと……私、結構、たくさん頭を打ってしまって。そういう攻撃を食らってしまったせいで、失速しちゃって。そこですね。タッグであそこまで機能するとは思ってなかったですね。本当、負けてしまったのが予想外ですね」
岩谷「完全に足を引っ張ったというか……っていうか、(須佐の)パンチって反則技だろって感じなんですけど、根本的にまず(苦笑)」
イオ「何回やられたんだって話ですよね(苦笑)。ボディへのパンチはセーフだと思うんですけど、顔面は……」
岩谷「イオさん、途中で顔面を思い切り殴られてましたよね?」
イオ「そうだね。何かやられた。いや〜、変化っていうか反則を使うように進化してましたね(苦笑)。とにかく負けたのが予想外ですね。ショックで、残念です……」
岩谷「気持ち的には今日の夕方頃にはイオさんとコーラを一緒に飲みながら、乾杯って」
イオ「そうだね。ベルト持ってね」
岩谷「やってた感じをイメージ……」
イオ「ベルトを眺めながらの乾杯が……分からない! プロレスは何があるか分からないから、今日がダメでもまた2人で巻くチャンスがあることを願って」
岩谷「ハイ。今度こそ必ずイオさんとベルトを巻いて」
イオ「頑張っていくしかないね」
岩谷「ハイ。これからもよろしくお願いします」

 
▼ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
宝城カイリ
翔月なつみ
[1勝2分=4点]
15分00秒
時間切れ引き分け
安川惡斗
鹿島沙希
[2敗1分=1点]

 宝城&翔月は2人がかりで惡斗を捕まえて集中攻撃。翔月が変型のクロスフェースに捕らえたところに宝城がチョップを連打。だが、惡斗も宝城をドロップキックで蹴散らすと、翔月に連続サンセットフリップ。
 すると背後から鹿島がドロップキックで惡斗を倒し、さらに翔月の上にダブルアーム式フェースバスターで惡斗を叩き付ける。

 「バカー!」と叫びながら翔月をボディスラムで叩き付けた惡斗は鹿島にタッチ。胴絞めスリーパーからボディシザースに捕らえた鹿島だが、スイープした翔月はマウントエルボー。しかしフロントネックロックに切り返した鹿島は惡斗にタッチ。
 コブラツイストに捕らえた惡斗は。髪の毛を掴んでいくが、腰投げで逃れた翔月は腕十字を狙う。だが、そのまま持ちが上げてバスターで脱出した惡斗は、走り込んでケンカキック。

 鹿島にタッチしようとするが、鹿島は「もっと行ってこい!」と指示。仕方なくなおもケンカキックを叩き込んでいった惡斗。ようやく鹿島がタッチを受けるとドロップキックを連発。翔月もエルボー合戦を仕掛けていくが、ロープに飛んだ鹿島はクリストに捕らえる。
 翔月も卍固めに捕らえていくが、鹿島はロープに脱出。タッチを受けた宝城はショルダーで鹿島をコーナーに追い込むと、ダブルチョップの連打から串刺し式スピアー。だが、これをかわしてコーナーに誤爆させた鹿島はワキ固め。

 そこから宝城の左腕をアームブリーカーや腕固めで集中攻撃。グラウンド卍に捕らえたところで翔月がカットに入るが、すぐさま惡斗が抑え付ける。すると鹿島はロープに宝城の左腕を巻きつけていき、反対側から惡斗が踏みつける。惡斗がエプロンで宝城を羽交い締めにすると、鹿島がそこにドロップキック。
 さらに鹿島がまたも惡斗をダブルアーム式フェースバスターで宝城に叩き付ける。宝城も鹿島はエビ固めで丸め込むが、カウント2で返した鹿島はケンカキック。さらに惡斗がコーナー2段目から惡トーンを投下。

 10分が経過し、惡斗はフロントネックロックでブン回していくが、宝城も渾身のエルボーから張り手。しかし倒れない惡斗はエルボーを連打すると突進。これをかわした宝城はスピアーを叩き込むと、イカリに捕らえる。翔月を振り切った鹿島が蹴りを叩き込むが、余計にイカリが反ってしまう結果に。
 それでも何とか鹿島がカット。残り時間3分となり、翔月が串刺しダブルニーからダブルニーアタックをお見舞い。そこから宝翔天女(仮)の2人で同じコーナーに登り、翔月のニードロップに続いて宝城がダイビング・エルボードロップを投下。

 これをカウント2で返した惡斗は翔月をストレッチマフラーに捕らえると、宝城がカットに入るが、鹿島も入ってきてフロントネックロックに捕らえる。惡斗も翔月をフロントネックロックに捕らえるが、残り時間は1分に。残り30秒のところで鹿島が翔月にダイビング・フットスタンプ。
 さらに惡斗はトップコーナーから惡トーンを投下。翔月がカウント2で返すと、惡斗はアクトロックで丸め込むが、その瞬間15分ドローを告げるゴングが鳴った。この結果、宝翔天女(仮)は1勝2分と負けなしで公式戦終了となったが、優勝決定戦に進出できるかどうかはナナミホvsモンスター軍の結果待ちとなった。













★試合後のコメント

宝城カイリ&翔月なつみ
ーー引き分けという結果に終わりましたが
翔月「やっぱり勝ちたかったですけど、それはお互い……チームワークとしてはこっちが上だってことを見せられたと思いますし、最後のほうは向こうも息合ってきたかなってところだったんですけど、自分たちのほうが絆は深いので、絶対今日は何をされても諦めないっていうのを2人で試合前に決めていたので。少し危ない場面もありましたけど、お互い信じ切ってやった結果だと思うので、この後は次の試合の結果に応じて、自分たちが決勝に出られるかが懸かっているので、あとは見守るだけで。いつ試合してもいいように、また準備して待っておきたいと思います」
宝城「やっぱり向こうも最後の一戦ということで、ガムシャラになってどんどん向かっていって、来られて危ない場面もたくさんあったんですけど、なっちゃんが言ったようにチームワークでも繫ぎができたと思うので、負けることはなかったです。次でどうなるか……次の試合でブルー(ゴッデス)の結果が変わるので、次の試合を静かに見守りたいと思います」

 

安川惡斗&鹿島沙希
ーー引き分けという結果でした
惡斗「ないっすね」
鹿島「全敗も同然だよね」
惡斗「何か……なんなんだろうね? 何で負けたんだろ? いやぁ」
鹿島「もう終わったしさ、レベルアップストーリーとか言ってさ、マジ、アップする前に終わってんだけど」
惡斗「ハハ(※乾いた笑い)、いや、まぁそこら辺はね、いろいろ反省点はありますけど、勝てるのを落とした感じ……なんなんだろう、コレ。まあまあ、落ち着こう! 落ち着こう!」
鹿島「自分が勝てなかった点といえば、惡斗と組んだことだと思うんだよね!」
惡斗「ハハハ(※乾いた笑い)。ケガしたの誰かなぁ? 最初にケガして全然動けなくて、2対1とか、どうしたのかなぁ? まぁ置いておいて。ここはね、大人の対応で。ちょっと大人の対応で。あとで話し合う、話し合うから……」
鹿島「もうマジ、顔も見たくないわ!」※退席してしまう
惡斗「これからですね……これから話し合ってきます。以上! オイ、鹿島!っ」

 
▼ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗
脇澤美穂
[2勝1敗=4点]
14分32秒
冷蔵庫爆弾→片エビ固め
木村響子
クリスティーナ・フォン・エリー●
[1勝1敗1分=3点]
※宝城&翔月と奈苗&脇澤が4点で並んだが、直接対決で勝っている宝城&翔月が優勝決定戦に進出決定

 キムラモンスター軍☆はリングインすると、この日も風香リングアナに紫のTシャツを無理矢理着させる。一方のナナミホは『バクバクKiss』に乗って入場。
 握手を求めたナナミホに対し、木村は奈苗の髪の毛を掴んでいく。熱くなる2人を下げてまずは脇澤とクリスティーナの先発で試合開始。「オイ! オイ!」と雄叫びをあげながら脇澤を殴っていったクリスティーナは、倒れた脇澤の髪の毛を踏みつけ、抗議する奈苗に中指を立てる。

 だが、奈苗は脇澤に馬乗りになったクリスティーナに「うるせぇんだよ!」と蹴りを叩き込むと、脇澤と合体攻撃。そこに木村が入ってきてナナミホのダブルドロップキックを自爆させると、奈苗とお互いに髪の毛を掴んで揉み合う。
 グラウンドに持ち込んだ奈苗だが、スイープした木村は立ち上がって蹴りまくるが、奈苗も立ち上がってヘッドバットを返すと、コーナー二段目からミサイルキック。だが、これをかわした木村はクリスティーナとダブルのヘッドバットからサンドイッチ・バックブロー。

 クリスティーナはサッカーボールキックから飛び付き式アームロック。奈苗もロープに飛ばすが、ロープに飛び乗ったクリスティーナはクロスボディを浴びせる。続いて木村がコーナーで馬乗りナックル。さらにエプロンに奈苗を出すと、側頭部にビッグブーツを叩き込んでから倒れたところにフットスタンプ。
 リングに奈苗を戻しドラゴンスリーパーに捕らえるが、奈苗はロープに脱出。クリスティーナが入ってきて合体攻撃を狙ったが、奈苗はクロスボディで切り返すと脇澤にタッチ。ロープに飛んだ脇澤だが、場外のクリスティーナが足をすくって倒す。

 だが、脇澤は2人がかりで攻撃しようとした木村とクリスティーナを『まとめて』で叩き付けると、木村にミサイルキックからジャーマン。さらにフィッシャーマンを狙うが、踏ん張った木村は卍固めに切り返す。奈苗がカットに入ろうとするが、クリスティーナがコブラクラッチで捕獲。どうにか耐え抜いた脇澤だが、木村は顔面を足蹴にしていくと、脇澤のベノムアームにビッグブーツ。
 脇澤も何とかバックスライドで抑え込むがカウントは2。しかし奈苗にタッチすると、奈苗は串刺しラリアット2連発からショートレンジラリアット。だが、腕を取った木村はアームロックに捕らえる。

 強引に肩口まで担ぎ上げた奈苗だが、木村はフロントネックロックに切り返す。10分が経過し、胴絞め式に移行した木村だが、奈苗は辛くもロープに脱出。木村はエルボーの連打からビッグブーツで借り倒すが、意地で立ち上がった奈苗はラリアット。木村も立ち上がってビッグブーツを叩き込むが、奈苗は再びラリアットを叩き込むとシャイニング膝アッパー。
 しかし立ち上がった木村はヘッドバットを返す。奈苗もロープに押し付けてからジャーマンで投げ捨てるとバックドロップ。木村も投げ捨てジャーマンを返してクリスティーナにタッチ。サッカーボールキックを連発するクリスティーナは、延髄斬りからヘッドバット。

 クロスアーム式バッククラッカーでカウント2まで追い込んだクリスティーナは、木村とトレイン攻撃。さらにクリスティーナのビッグブーツから木村がパイルドライバーの体勢に。これをリバースで切り返した奈苗は、クリスティーナをコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスター。
 だが、コーナー二段目からの冷蔵庫爆弾はクリスティーナが剣山で迎撃。そこから木村がゴリースペシャルで担ぎ上げると、クリスティーナがコーナーからダイブしてフェースクラッシャーで合体。木村は場外で脇澤を羽交い締めにし、そこにクリスティーナがコーナー最上段からのプランチャを投下。

 これをかわして誤爆させた脇澤は、逆にコーナー最上段からプランチャ。残り1分となり、クリスティーナをリングに戻したナナミホは奈苗のバックドロップと脇澤のクローホールドSTOの合体技。カウント2で返したクリスティーナだが、奈苗はコーナー最上段から冷蔵庫爆弾を投下して3カウント。この結果、ナナミホは2勝1敗の4点となったが、同じ4点の宝翔天女(仮)が直接対決で勝っているため、宝翔天女(仮)の優勝決定戦進出が決定した。
 マイクを持った脇澤が「奈苗さん、スミマセン。私が負けたから決勝に行けなかった」と謝るが、奈苗は「脇澤の負けは私の負け。また2人で頑張ればいいじゃんな! 悔しいけどまた頑張ります」と言って盟友・脇澤に檄を飛ばした。













★試合後のコメント

高橋奈苗&脇澤美穂
ーー勝利したけど優勝決定戦には行けないということなのですが
奈苗「……まぁルールは、そういうルールって初めから決まっているんで。これが結果なら受け止めるしかないし。でも今日の試合を捨てなかった、そして時間もまた残り少なくなってしまったけど、その中でしっかり結果を出した。それは今日、私が獲ったけど2人で得た勝ちだから、それは絶対に次につながると思うので。たった3戦だったんですけど……今日、4戦したかったんですけど、この3試合で感じた気持ちを忘れないで、またパッション、燃えて繋げていきたいと思います」
脇澤「1戦、2戦、3戦、奈苗さんと組ませてもらってタッグリーグに出場させてもらって、本当によかったと思います(涙)。本当に決勝に行きたかったんですけど、やっぱり私が足を引っ張ってしまい、本当……悔しい結果になったんですけど……本当にナナミホでタッグのベルト獲りたいです! やっぱり……10年目の出戻りなんですけど、デビューしたばっかりの子に負けて悔しかったです! 絶対に……リベンジしてベルトを獲りたいです(涙)」
奈苗「まぁこのリーグ戦を通して、結果としては決勝に進めなかった。それで終わりかもしれないけど、このリーグ戦を間違いなく盛り上げたのはナナミホだと思います! 内容見てください。結果も1敗だけで2勝しているんで。だから今日誰が勝つか分からないけど、挑戦の資格はあると思うので。だから斬り込んで行きましょうよ!」
脇澤「ハイ」
奈苗「もう脇澤さんの明るさで! そして私の強さ! これがスターダムに必要なものです! 間違いない!」
脇澤「なんで14分いっちゃうんですかね? 全部……それだけが本当に……(涙)」
奈苗「あ〜……まぁうちら改善の余地はたくさんあるね。そこちょっとね」
脇澤「(試合時間が)15分って知ってたのに、全部14分でしたね」
奈苗「もっと早く決めようとしてたのにね。予定通りにはいかないよね。やっぱり……」
脇澤「楽しんでるんですかね、試合を?」
奈苗「楽しいよね。できれば最大限にいたいよね(笑)。技ですよ、技! 14分台で終わるっていう技だ、これは! 見たか! わざとだ! 焦ってないぞ!」
脇澤「技?(苦笑)ハイ」
奈苗「30分1本なら29分で終わる!」
脇澤「お客さんは迷惑じゃないですか?(苦笑)」
奈苗「え、そうですかね? じゃあ早く決めます。じゃあ挑戦させてください。ありがとうございました」

 

※木村響子&クリスティーナ・フォン・エリー組はノーコメント

レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
愛川ゆず季
●夕陽
[2勝1敗=4点]
14分00秒
たいようちゃん☆ボム
夏樹☆たいよう
世IV虎
[2勝1敗=4点]
※夏樹&世IV虎と愛川&夕陽が4点で並んだが、直接対決で勝っている夏樹&世IV虎が優勝決定戦に進出決定

 Yダッシュの握手を無視した川葛は奇襲攻撃を仕掛けると、愛川を2人がかりで攻撃。トレイン攻撃から2人同時の串刺しキックを叩き込むと、ロープに愛川を張り付けて両側から踏みつける。
 愛川にエルボー合戦を仕掛けた世IV虎は、愛川の蹴りをすべて防御するとチョークでロープまで押し込んでからロープに飛ぶ。だが、愛川はカウンターのYKイエロー(ハイキック)を叩き込んで夕陽にタッチ。
 Yダッシュはダブルのミドルキックからサンドイッチ・ランニングロー。しかし世IV虎も夕陽にケブラドーラ・コンヒーロを返して夏樹にタッチ。

 ドロップキックからスピーディーなロープワークで翻弄する夏樹だが、夕陽もよく付いていくとカウンターのミドルキックで場外に追いやってからケブラーダを発射。夏樹をリングに戻した夕陽はスワンダイブ式ミサイルキック。これをかわした夏樹だが、着地した夕陽は夏樹をコーナーにホイップ。
 コーナーに飛び乗ろうとした夏樹だが、珍しく失敗。すかさず世IV虎が入ってきて夕陽の串刺し攻撃をかわしてエルボーを叩き込むと、顔面ウォッシュをお見舞い。

 夕陽はミドルキックを連打するが、夏樹が入ってきれ川葛は連係攻撃。世IV虎のセントーンから夏樹をオンブした世IV虎がボディプレスを浴びせる。だが、愛川が入ってきて今度はYダッシュが合体攻撃を狙う。これをダブルラリアットで迎撃した世IV虎だが、ロープに飛び乗った夕陽はジャンピングキックを返すと愛川にタッチ。
 パイパイアタック2連発を狙った愛川だが、2発目を体当たりで迎撃した世IV虎は踏みつけてセクシーポーズ。だが、夕陽が入ってきて619。さらにYダッシュは水面蹴りとミドルキックのサンドイッチ攻撃。

 愛川は世IV虎の髪の毛を掴んで張り手やヒザ蹴りを叩き込むと、喧嘩腰で顔面を蹴っていく。これに怒った世IV虎はヘッドバットを叩き込むと、馬乗りになってチョーク攻撃。さらに愛川の髪の毛を掴んで振り回すと、ロープに飛んだ愛川に追走してラリアット。さらにロープに押し付けてショートレンジラリアットを連打。
 止めに入るバーブ佐々木レフェリーを張り手で吹っ飛ばした世IV虎は、セントーンからホップトスを投下。タッチを受けた夏樹はフロッグスプラッシュからミサイルキック、串刺しドロップキックと怒濤の攻撃。

 しかし合体式世IVドンをYKレッド(カカト落とし)で迎撃した愛川は、夏樹の往復ビンタからYKイエロー。さらにローキック、ミドルキック、背中へのカカト落としを見舞うが、蹴り足をキャッチした夏樹は足抱え式ジャーマン。さらにハーフダウンの愛川にソバット。
 10分が経過し、夏樹のたいようちゃん☆ボムを逃れた愛川はYKブルー(後ろ回し蹴り)。さらに夏樹を踏み台にして世IV虎にシャイニングゆザード。なおもYKブルーからのYKレッドを叩き込んだ愛川は夕陽にタッチ。

 お互いバチバチと蹴り合い、殴り合うと、夕陽の野良犬ハイキックに対して夏樹もアッパー掌底を返す。夏樹のハイキックをかわした夕陽はジャンピングハイ。残り3分となり、ハニーフラッシュがクリーンヒットしたが、カウント2で世IV虎がカット。
 夕陽は450°スプラッシュを狙ってコーナーに登るが、夏樹は駆け上がっていくと雪崩式アームドラッグ。そこに世IV虎がコーナー二段目からのボディプレスを投下。さらに夏樹がダイビング・フットスタンプ。さらに川葛は合体式世IVドンを決めるがカウントは2。ならばと夏樹がたいようちゃん☆ボムをズバリと決めて夕陽から3カウント。

 この結果、川葛が2勝1敗の4点でYダッシュと並んだが、直接対決で勝っている川葛の優勝決定戦進出が決定。第2回タッグリーグの優勝決定戦は宝翔天女(仮)vsオリジナル川葛というカードに決定した。














★試合後のコメント
愛川ゆず季&夕陽
愛川「あ〜、悔しい!」
夕陽「すみませんでした」
愛川「いやいや、本当に悔しいっていう言葉しかないですけど、私たちYダッシュ、勝って絶対に人でベルトを巻きたかったのに、こうやって優勝決定戦に行くことも出来ず、本当に悔しい」
夕陽「すみませんでした。本当にすみませんでした……」
愛川「いや、2人のことだから。やっぱり川葛は私たちより一枚も二枚も上手だったんじゃないかな、と。悔しいけど今の時点では。だからまだタッグリーグで組んだばかりのYダッシュなので、絶対にあのベルトまで届いてみせようと思います」
夕陽「本当にもう、3カウントを取られて愛川さんのほうを見たとき、本当にすごく申し訳ない気持ちになって。(タッグベルトは)初代も愛川さんが巻いていて……自分も悔しいんですけど、それ以上に申し訳ないって気持ちが大きいです」
愛川「タッグは2人でひとつなので、私が助けてあげられなかった。私もたくさん助けてもらったし。で、この部分をどんどん磨いて、ナンバー1の(タッグチームに)Yダッシュがなれるように頑張っていきたいと思います」
ーーこのタッグに手応えは感じていますか?
愛川「私自身はあまり人との協調性がないので、なかなか合うことがないんですけど、夕陽ちゃんとは年齢もひと回り違うせいか、同じキックも使うし、私に出来ないことも出来るし、本当にいいタッグパートナーだと思っていて。これからどんどん進化していくんじゃなかなと私は思っています」
夕陽「ずっと愛川さんとタッグを組ませていただいてて、すごく引っ張ってもらっているのも分かるし、負けちゃったけど愛川さんのお陰で成長出来たんじゃないかなと思います。また機会があればって言うか、絶対小川さん……いまいないと思うんですけど、機会があれば次、川葛にベルトを獲ってもらって」
愛川「ね、また闘いたいね、川葛と」
夕陽「挑戦者としてベルトを奪いたいです」

▼KちゃんパンダSPインタビュー

 Kちゃんパンダ、風香GMと共に先日プロテストに合格した横尾由衣、田久保愛梨、吉乃すみれが登場するが、段取りが違ったらしく4期生は一旦帰される! 改めてあずみとまーやを連れて4期生の3人が登場。
 まずは12・24後楽園大会でのデビューが決まった横尾がプロテストを振り返り、「まさか当日惡斗さんって言われて。惡斗さんって身体大きいじゃないですか。強かったです。女子プロまったく見ていないんですけど、スターダムを見ていて高橋奈苗選手のパッションが私の大好きな全日本プロレスの大和ヒロシ選手の情熱と交わるんじゃないかなと思って、私は女板大和ヒロシを目指します!」と語った。 

 続いて田久保が散々「怖い話があるんです」と振っておいてから「目のない怖い話をしまう……まみむも!」と、とびきりのネタを披露して、会場の空気を凍らせた。Kちゃんパンダから「見た目強そうだけど絶対NOと言わないそうだけど」と言われた田久保は「お店とか行ってお金がなくても薦められると断れないで買っちゃうんですよ」と吐露。
 クラッシュ・ギャルズを見てプロレス入りを決めたという田久保が目指すレスラーはやはりクラッシュ・ギャルズだという。 

 最後に吉乃はニックネームに関して、GMに「スミレーヌ」を却下されたとのことだが、「夢見させてくださいよ!」と訴える。だが、GMは「デビューして夏樹に怒られる時にスミレーヌじゃ怒りにくいじゃん!」と力説。
 プロテストを振り返って吉乃は「明らかにこの2人に遅れを取っている感じなんですけど、ここから巻き返してデビュー戦の時は『すみれもなかなかやるやんか』と言われるようにしてみせます」と語り、目指している選手に関しては「人に勇気や笑顔を与えられるような選手になりたいので、スターダムでは脇澤美穂選手に憧れています」とのこと。

第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦優勝決定戦 30分1本勝負
[レッドゴッデス得点1位チーム]
夏樹☆たいよう
世IV虎
9分50秒
ダイビング・セントーン→片エビ固め

[ブルーゴッデス得点1位チーム]
宝城カイリ●
翔月なつみ

※夏樹&世IV虎が第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦優勝と共に、第2代GODDESSES OF STARDOM王者となる
 
 まずは刺繍もきっちり入った真っ赤な特攻服に団旗を持った川葛が入場。続いて宝翔天女(仮)は羽根扇子を持たずに入場し、川葛を睨み付ける。ロッシー小川代表がタッグのベルトを四方に見せて、勝ったチームが第2代タッグ王者になることをアピール。

 握手を求めた宝翔天女(仮)だが、川葛が無視すると背後から奇襲攻撃。夏樹と宝城、世IV虎と翔月が揉み合う中、世IV虎を場外に追いやった宝翔天女(仮)は夏樹にトレイン攻撃。そこから宝城がエルボー合戦を仕掛けていくが、夏樹がランニングエルボーでなぎ倒す。
 続いて世IV虎がボディスラムで叩き付けてから張り手。さらにバックを取るが、宝城が自軍のコーナーに押し込むと、タッチした翔月が串刺しドロップキックを連発。

 だが、世IV虎は「舐めるな!」とヘアーホイップで投げると、顔面ウォッシュをお見舞い。夏樹は敢えて翔月のエルボーを受け止めてから、ロープに飛ばしてドロップキック。さらに左右の張り手を連打。翔月も打撃を返し、バチバチと蹴り合い殴り合いうと、翔月がソバットからダブルニーを投下。
 そこに宝城が入ってきて合体攻撃を狙うが、翔月の腕を取った夏樹は宝城にミサイルキックを発射しつつ翔月を投げていく。さらに世IV虎が入ってきて翔月にダブルの串刺し攻撃。ハーフダウンの翔月にソバットを叩き込んだ夏樹だが、カウント2で宝城がカット。

 世IV虎が入ってきて世IVコブラを狙うが、決められる前に宝城がカット。宝翔天女(仮)は合体攻撃を狙うが、世IV虎はダブルラリアットでなぎ倒すと、翔月を抱え上げようとするが、丸め込みで切り返した翔月は宝城にタッチ。
 前方回転ネックブリーカーから極楽固めに捕らえた宝城は、続いてイカリを狙うが、世IV虎は決められる前にロープに脱出。ならばとダブルチョップを連打した宝城だが、のど輪でロープに押し込んだ世IV虎は逆水平チョップを連打。

 宝城が世IV虎の串刺し攻撃をかわすが、夏樹が入ってきて三角跳び式ミサイルキック。続いて世IV虎がセントーン。さらに上からヨシコを投下するが、これを宝城がかわすと、翔月がコーナー二段目からダブルニーを投下。続けて宝城がダイビング・エルボードロップ。
 さらに夏樹のミサイルキックをかわして世IV虎に誤爆させた宝城は、スライディングDを狙ったがかわした世IV虎は丸め込む。カウント2で返した宝城はカミカゼを狙うが世IV虎は持ち上がらない。するとそこに翔月が卍固め。だが、2人まとめて世IV虎が吹っ飛ばすと、夏樹も入ってきて宝城に合体式世IVドン。さらに世IV虎はコーナー二段目からダイビング・セントーンを投下して3カウント!









▼エンディング

 終わってみれば川葛の圧勝だったが、小川代表からベルトを受け取った川葛は嬉しそうに抱き合うと、2人揃ってヤンキー座りで記念撮影。そしてマイクを持った世IV虎は「よし! 川葛が勝ったぞー! 1年……1年遅くなっちゃったけど、やっぱ川葛最高! このベルトは絶対うちらが持っていく。そのためにどこであれ挑戦を受け入れる。でもこのベルトの価値をうちらは高めたいから、弱い奴とはやらない。ねぇ親分、今日は本当にありがとうございます」と初のベルト奪取に歓喜の雄叫び。
 夏樹も「やっと(ベルトを)巻けたぞー! もうね、やっとだよ、本当に。でもうちらがチャンピオンになるのは当たり前のことなんだけどさ、やっぱ嬉しいね、世IVちゃーん! このままの勢いで初防衛戦は、後楽園ホールでどうでしょうね? それまでに強い奴、うちらに立ち向かってこられるような勇気のあるタッグチームがいるんなら、どんどん名乗りを挙げてほしいと思います。誰でも来いやー!」と早速初防衛戦を12・24後楽園大会で行うと予告し、挑戦者チームを募った。

 一方、敗れた宝城は「今日は負けてしまいました。でもまだまだ自分たちが経験不足、練習不足ってことがよく分かったので、もっと練習を一生懸命して追いつけるように頑張ります。その時はまたお相手よろしくお願いします。今日は負けてしまったんですけど、次の新人戦に向けて気持ちを切り返していきたいと思います。私は新人戦の相手に夕陽選手を指名したいです」と12・9新木場大会で行われる新人王決定トーナメント1回戦の相手に、同じ全力女子の夕陽を指名。
 それを聞いた夕陽は「私も今日は負けました。でもベルトには負けても負けても、何回も挑戦して、闘って、いつか奪えればいいと思っています。でも新人王っていうのは新人のうちにしか獲れないから、新人王では絶対に優勝して結果を残したいです。だから宝城選手、よろしくお願いします」と対戦要求を受諾。

 すると同じく新人王決定トーナメントに出場する惡斗が「何、勝手に決めてんだよ。お前も何、さっきの試合! それで夕陽選手とって、何先取りしてんだよ、オイ! まぁいいよ、いいよ。楽しみはあとに取っておくタイプなんで。なつみ、アタシと闘うことになるけど……楽しみだねぇ。楽しみだね! まぁまぁそんな感じで私が新人王……夕陽、この2人もアレかもしれないけど、お前を狙っていくから上に上がってこいや。アタシはコイツ潰して上がっていくんで。そこんとこ世露IV苦」と1回戦で翔月と対戦し、決勝で夕陽と対戦すると宣言。
 決め台詞の「世露IV苦」を取られた世IV虎が「オイ!」と惡斗に文句をつけると、すかさず惡斗は「おめでとうございまーす! まぁね、アタシはタッグでケガして足カセみたいなのがいたけど、もうねタッグじゃなくてシングルは自由なんで、シングルのアタシはタッグと違う。その辺楽しみにしていろよ、以上!」と鹿島を足カセ呼ばわりした上で、昨年の新人王トーナメントは世IV虎が優勝しているため「私が川葛の次の優勝者! 続いて頑張りたいと思います!」と絶叫しながら宣言。

 それを聞いた世IV虎は「惡斗、言ったな? お前、川葛の恥になるようなことするんじゃねぇぞ! 分かったか? つーことで、去年の新人王は自分ですが、今年は川葛から惡斗が新人王に……お前、なれよ」と檄を飛ばすと、惡斗は「なりますっ!」と絶叫。
 そして世IV虎が「自分たちがタッグチャンピオンになったってことで世IV虎の締めが聞きたいですよね? オイ、雑魚上がれよ」と呼び込むと、雑魚呼ばわりされたことに不服そうにしながらも、ほかの選手たちはリング上へ。最後は世IV虎が「ご起立お願いします。じゃあ自分たちがタッグリーグになった記念に……間違いました(苦笑)。ひさびさ過ぎて。タッグチャンピオンになったぞー! つーことで世IV虎様が締めたいと思います。今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」とタッグリーグ戦を締めくくった。

★試合後のコメント

夏樹☆たいよう&世IV虎
ーー改めて今の気持ちをお願いします
夏樹「よっしゃー!」
世IV虎「あー、マジ、本当に嬉しい!」
夏樹「やっと巻いたぜ〜。うちらのベルトだよ、うちらの」
世IV虎「うちらのっすよ!」
夏樹「いや最高! 同じベルトをさ、巻いたことなかったからさ。いやこんな最高だと思わなかった」
世IV虎「前から親分は『世IVちゃんとベルトが巻きたい』って言ってくれて、もう自分も親分とだからベルトを巻きたいってずっと思っていて、1年かかっちゃいましたけど」
夏樹「本当に悔しい思いとかもいっぱいしてきたし。それでも諦めずにずっとやってこられたのは、本当に世IVちゃんのお陰だよ」
世IV虎「親分〜! もうやめてくださいよ、親分〜」
夏樹「世IVちゃんが最高だよ」
世IV虎「いや親分が最高なんですよ。これからドンドン、自分たちがこのベルトの価値を上げていきたいと思っているので。このベルトの価値を上げるような闘いが出来る奴としか、自分たちはこのベルトを賭けて試合をしません!」
夏樹「あんな愛川ゆず季なんかに二度とベルトを巻かせて堪るかって!」
世IV虎「もう巻く資格ないよ」
夏樹「決勝なんて決まった時点で勝ったようなもんだしね。まぁ最後が雑魚タッグに当たったってことで不完全燃焼だった部分もあるんだけど、やっぱ向こう(=ブルーゴッデス)で当たっていないチームもあるので。ナナミホとかモンスター軍とか。やっぱそういう奴らを倒してこそだと思うので。まぁアイツらの挑戦っていうのは視野に入れているし、スターダムの中だけではなく、女子プロ界、女子だけじゃなく男子だとかさ、ドンドン防衛していきたいね」
ーー世IV虎選手は初のベルトですよね?
世IV虎「初です」
夏樹「信じられないよ!」
世IV虎「本当ですよ〜。でも初のベルトが親分と2人で巻くこのタッグのベルトってことが、自分にとっては本当にもう……」
夏樹「マジ、夢叶っちゃうね〜。このままバイクで町内走りに行こうか、川崎葛飾を! 走るのが夢だったんですよ、ずっと!」
世IV虎「自分たちがこのベルトを獲ったってことで、今年、東スポ大賞! 分かってんだろうな、テメーら? 去年、あの偽パイにしやがって。マジ腹立ってんだからな」
夏樹「もうベルトも、賞も、うちらが総ナメするんで」
世IV虎「まぁ今年、このタッグのベルトが獲れたのが一番大きいと思っているので」
夏樹「これからドンドン価値上げていこうぜ。ずっと可哀想だったもん、ベルトが」

 

宝城カイリ&翔月なつみ
翔月「やっぱり実力差が観ているお客さんもあったと思うんですけど、でも気持ちで絶対に負けたくなかったし、本当にベルトを獲っていく気持ちで向かっていったんですけど……やっぱりいろいろ足りていない面があって。私はやっぱり私たちのタッグが一番ベルトを獲りたいっていう気持ちが強いと思っていたんですけど、川葛もすごいそれが試合中に伝わってきて、気持ちで少し負けていた部分もあったし、もっともっと技術もつけていかないとダメだなと感じた試合だったので。でもここで終わりじゃないし、私の本当の目標はベルトを持っている川葛からベルトを奪うことなので、絶対次また防衛戦でやるときは、私たちがもっと強くなって今度故度絶対に獲りたいと思います」
宝城「……体も気持ちも技術も、すべてをイチからまたやり直そうと思った試合でした……でも、ずっとクヨクヨしてても仕方がないので、また次の試合に向けてイチからやり直していきたいと思います。ありがとうございました(※声を震わせながら)」
翔月「勝手に終わらせるな!(苦笑)」
ーー一番足らないものって何だと思いますか?
翔月「やっぱり技術とかは、夏樹さんなんてもっと何倍もやっている方なので。でも本当に今日の試合は8気持ちが足らなかったなとお観ます。私たちは気持ちでは負けてはいけないのに、向こうのほうが勝つぞっていう(気持ち)のがあったので、それがすごい悔しいです。その気持ちの面では私たちも負けていなかったはずなので、もっと自信もつけて気持ちももっともっと出していきたい」
宝城「同じく、今日の一番の敗因は気持ち……だと思います。気持ちは持っていたんですけど、それを試合の中ですべて、自分の心の中の気持ちをすべて技に乗せることが出来なかったので、それは本当に悔しいです」
ーーこのタッグは継続ってことでいいんですか?
翔月「分からないですけど、私たちはやっぱりタッグベルトを持っている川葛の2人に、この2人で挑戦してベルトを獲って……私の夢は両国でそのベルトを持っていることなので、それに向けて自分たちももっともっと努力して、今日の悔しい気持ちを忘れずに。いつか分からないですけど、ベルトを獲りたいと思います」
宝城(※頷く)
ーー今日の公式戦の試合のほうはすごく粘りが感じられたんですけど、決勝に勝ち上がった時点で少し気持ちの切り替えが出来なかったというか、乗り込めなかったような感じがあったんですけど
翔月「向こうのペースが……お客さんの空気感とかも含めて、すべて向こうが制覇していたっていうか。開幕戦の時は私たちが勝つぞっていう空気をお客さんも感じていたと思うんですけど、決勝の時になって川葛がお客さんを制覇している感じがあったので、それはすごく悔しいですね」
宝城「私たち第2試合で惡斗と沙希さんと闘った時に、勝つか引き分けるしかなかったので。そこで決勝のことは考えるけど置いておいて、その一戦にすべてを注ごうって話をして、第2試合ではそれが出来ていたと思うんですけど……やっぱりスタミナ不足とかもあって、決勝ではもう技術とかスタミナで負けているのは分かっていたのに、気持ちを出せば……もっともっと何かすごいことを起こせる可能性があったと思うんですけど……うん……気持ちが出せなかったです……」

 モンスター軍相手に宝城&翔月がドロー!Yダッシュ2勝目、ナナミホ待望の白星

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜

11月11日(日)新木場1stRING(12:00PM)
観衆322人(満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダと風香GMのオープニングダンス後、マイクを持ったGMが「皆さん、こんにちは。今日は8大会連続大会の最終週となりました。松本浩代と安川惡斗の誕生日が近かったので、さっき誕生日ドッキリをしたんですけど、ビビり過ぎて惡斗が泣き出してしまって化粧が酷いことになっているかもしれませんが、そんな惡斗の応援もよろしくお願いします」と挨拶。

▼スペシャル・スクランブル・バトル 15分1本勝負
世IV虎
11分15秒
ラリアット→片エビ固め
須佐えり●
※あとの3人は夏樹☆たいよう松本浩代ヘイリー・ヘイトレッド

 5選手が参加するが、リング上は2選手で闘い、他の選手はコーナーに待機でタッチ可能。最初に勝負が決まった時点で試合終了となるこの試合。

 仲良く肩を組みながらレフェリーチェックを受けた川葛。すると須佐が「松本、出てこい!」と松本を指名。そこに川葛とヘイリーも入ってきて4人で一斉で松本を攻撃していくが、松本も突進してきた須佐を「舐めるなー!」とショルダータックルで吹っ飛ばすと、「出てこい、アイドル!」と世IV虎を指名。
 「アイドル、舐めんじゃねぇ!」と挑発に応じた世IV虎はショルダータックルでぶつかっていくが、松本は倒れない。エルボー合戦から世IV虎は顔面掻きむしりを見舞っていくが、松本がショルダータックルで倒せば、すぐさま世IV虎もショルダータックルでなぎ倒す。

 続いて夏樹がアッパー掌底からスピードでヘイリーをかく乱。座り込んだヘイリーにドロップキックを叩き込んだ夏樹は、コーナーに飛び乗ってクロスボディ。キャッチしようとしたヘイリーだが、これは失敗。だが、ヘイリーは強引に投げ捨てジャーマンでぶっこ抜くと、ダブルタックルを狙った須佐と松本をダブルラリアットで迎撃。
 さらに須佐にサッカーボールキックを見舞ったヘイリーが首4の字固めに捕らえると、松本と夏樹が首4の字の数珠つなぎに。すると世IV虎が逆エビ固めで4人まとめてステップオーバー。

 世IV虎は須佐に逆水平チョップを連打すると、ヘアーホイップで投げて夏樹にタッチ。須佐をロープに張り付け、両側から踏みつけた川葛。須佐も夏樹にドロップキックを返すと、羽交い締めに。そこにヘイリーと松本が逆水平チョップを叩き込む。
 ここで「世IV虎」コールが起こるが、世IV虎は躊躇。すると夏樹が体勢を入れ替え、すかさず世IV虎が須佐にエルボー。さらに世IV虎が須佐をジャイアントスイングで回していくと、松本も回していくが5回転で目を回してしまう。

 須佐は飛び付き式高角度DDTを決めると夏樹にタッチ。ボディブローからソバットを叩き込んだ夏樹は、ハーフダウンの松本にローリングソバット。さらにエプロンから世IV虎が松本を捕まえると、川葛は合体攻撃を狙うが松本はクロスボディでなぎ倒す。さらに夏樹にリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下した松本は、ニーリフトを連打。
 夏樹は松本を対角線にホイップすると、そこにヘイリーが入ってくるが、夏樹は世IV虎にタッチ。世IV虎とヘイリーは注目の初対決。ヘイリーが追走式ビッグブーツを叩き込めば、世IV虎も追走式ラリアットを返し、さらに世IVドンからファイアーマンキャリーで担ぎ上げた世IV虎は前方に投げ捨ててからセントーンを投下。

 10分が経過し、ヘイリーが世IV虎をノーザンライト・スープレックスで投げていくと、横から須佐が漁夫の利カバー。しかしカウントは2。松本がヘイリーを場外に追いやると、夏樹は三角跳びプランチャを発射。その間、リング上では須佐が世IV虎に飛び付きDDTからロシアンフックを叩き込む。
 しかし、そこに夏樹が戻ってきて須佐を背後から抱え上げると、世IV虎が世IVドンで合体。さらに世IV虎がラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。勝った世IV虎はレフェリーに夏樹の腕も上げるように指示し、川葛として勝ち名乗りを受けた。









★試合後のコメント

夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎
夏樹「いやね、ルールがどうだろうとね、うちら揃った時点でね、こうなるっていうのは」
世Ⅳ虎「うちらを闘わせるのは無理だから」
――ヘイリー選手はいかがでした?
世Ⅳ虎「なんかあんま、なんだろうな? もっとやりたい。あんな持ち上げて拍手が起こる選手とか」
夏樹「軽々上げてたじゃん!」
世Ⅳ虎「それは日々の練習の賜物ですね。まぁ親分からしごいてもらってるお陰で、あのデッカイ怪物も持ち上げられるようになったっつうことで」
夏樹「うちらは一切さ、ルール破ってないしね」
世Ⅳ虎「ほんとっすよ。全然破ってない。むしろなに? あの松本、気持ち悪い。自分のことアイドルだと思ってるんでしょ? ここに本物のアイドルがいる前でよく言えるよ。愛川と一緒だな。偽パイと」
夏樹「ペチャパイのくせにな」
世Ⅳ虎「今回自分たちがタッグということで、やっぱスターダムの最強タッグチームと言ったら?」
夏樹「川葛なんで。決勝戦のために今日もいいアップさせてもらったね」
世Ⅳ虎「アップって感じ」
 
▼ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗
脇澤美穂
[1勝1敗=2点]
14分35秒
フィッシャーマンバスター→片エビ固め
安川惡斗●
鹿島沙希
[2敗=0点]

 中島みゆきの『宙船』で入場した青森島根最強伝説改め青森島根レベルアップストーリー奮闘記伝説だが、リングインするなり鹿島は「入場曲、違うだろ!」と惡斗に猛抗議。一方のナナミホはキッスの世界のアルバム収録曲『カクゴ』を奈苗が歌いながら入場。
 鹿島を下げて先発を買って出た惡斗は、脇澤にドロップキックと奇襲攻撃を仕掛けると、脇澤をロープに張り付けて鹿島と両側から踏みつけようとしたが、鹿島が乗ってこない。そこに奈苗が入ってきて、逆にナナミホがダブルドロップキックを叩き込んでから、脇澤がキャメルクラッチに捕らえてナナミホポーズ。

 脇澤のボディスラムを首固めに切り返した惡斗は、文句を言いながら鹿島にタッチ。鹿島が脇澤のベノムアームをロープに巻き付けると、惡斗もエプロンから踏みつけていくが、鹿島は合体攻撃を拒否。タッチを受けた惡斗は奈苗に手四つの力比べを要求。そこからお互いに足を踏みつけていくと、奈苗が惡斗の背中をバチバチと叩いてからヘアーホイップ。
 さらにブレーンバスターで投げてから腕固めに捕らえていくが、鹿島がカットに入らないため惡斗は自力でロープに脱出。どうにかドロップキックを返した惡斗だが、奈苗はショルダータックルでなぎ倒す。

 しかし惡斗もスクールボーイからストレッチマフラーに捕らえる。ここで鹿島がようやく入ってきてカットしようとする脇澤を抑え付ける。だが、奈苗は自力でロープに脱出。タッチを受けた鹿島は奈苗をシットダウン式コブラツイストに捕らえると、そこから胴絞め式フロントネックロックへ。だが、首を抜いた奈苗はチョップを振り下ろすと、カナディアンバックブリーカー。
 しかし鹿島は背後に張り付いてスリーパーへ。これを背後のコーナーに叩き付けて脱出した奈苗は鹿島に串刺し攻撃を狙うが、惡斗が前に立ちはだかる。すると奈苗は惡斗に張り手。怒った青森島根は2人がかりで奈苗を踏みつけていくが、奈苗は連続ラリアットでなぎ倒す。

 そこに脇澤が入ってきて鹿島にダブルのフロントキックから奈苗が鹿島の足を掴み、脇澤がベノムアームでアイアンクロー。しかし鹿島はナナミホの頭を持ってお互いをぶつけ合うと、フェースクラッシャーでまとめて叩き付ける。そこに惡斗が入って来るが、鹿島はダブルアームフェースバスターで惡斗をナナミホに叩き付ける。
 さらに鹿島がコーナーに登ると、惡斗はACTスペシャルで鹿島をナナミホに叩き付けたいようだが、鹿島が拒絶。そこから鹿島は奈苗にアストロシザース式回転エビ固めを決めると、脇澤をしじみでカウント3寸前まで追い込む。

 脇澤も惡斗にショルダーネックブリーカーを決めるが、惡斗は10・21大阪で脇澤からピンフォールを奪った秘技・ベノム固めで抑え込むがカウントは2。さらにサンセットフリップを連発した惡斗は、コーナー二段目からの惡トーン。コーナー最上段に登った惡斗だが、下から張り手を見舞った脇澤は雪崩式フランケンで投げると、タッチを要求する奈苗に向かって「私が決める!」と言い張ってジャーマン。
 だが、惡斗はカウント2で返す。ならばとフィッシャーマンバスターを狙った脇澤だが、惡斗も踏ん張る。そこに奈苗が入ってきてシャイニング膝アッパーを叩き込むと、脇澤はバックスライドを狙うが、これは惡斗が逆に逆さ押さえ込みで切り返す。

 カウント2で脇澤が返すと、奈苗が場外から青森島根の足を引っ張って場外に引きずり出す。そこに脇澤がコーナー最上段からのプランチャを投下。残り3分となり、リングに戻った惡斗は脇澤にACTスペシャルからのアクトロックを決めるがカウント2で奈苗がカット。
 すると鹿島も戻ってきて青森島根が同時に胴絞めフロントネックロックを決める。先に脱出した奈苗が脇澤を救出したが、惡斗は奈苗にコンプリート・ショット。しかし奈苗もカナディアンバックブリーカーの体勢からヒザの上に惡斗を叩き付けると、ジャンピングボディプレス。さらにショートレンジラリアットを叩き込むが、鹿島がカットに入る。

 残り1分のところで惡斗のフロントキックを奈苗がかわし鹿島に誤爆! そこから惡斗に対し、奈苗のバックドロップ+脇澤のクローホールドSTOの合体技を決めると、脇澤が惡斗をフィッシャーマンバスターで叩き付けて3カウントを奪った。これでナナミホは優勝決定戦進出に首の皮一枚つながった。









★試合後のコメント

高橋奈苗&脇澤美穂
奈苗「ギリギリになってしまったのはホント想定外で、余裕勝ちでいくつもりだったんですけど、予想以上に向こうのチームが力を合わせてた。もっとぐっちゃんぐっちゃんのバラバラだと思ってたら、ちょっとうちらと変わらないぐらいだったんじゃないの? 息は合ってなかったもん、うちら」
脇澤「今回で汚名返上したんで。奈苗さん!」
奈苗「最後一発、結構私が追い込んで最後のやってるから、ラッキー的な」
脇澤「チェンジチェンジって言ったら、ちゃんとチェンジしてきてくれたんで」
奈苗「脇澤さんはしてくれなかったけどね」
脇澤「そうですね、私は自分でフォール取りたかったんで」
奈苗「やばかったよ」
脇澤「次からは考えて、タッグは力を合わせてやるものです」
奈苗「お前が言うな!」
脇澤「ヤー!」
奈苗「(苦笑)…お笑いじゃないんだよ! お笑い軍団じゃありません、ナナエ軍団は」
――次、木村戦ありますが
奈苗「時間が短い気がするんで、伸ばしてもらえないでしょうか?」
脇澤「これは短いですね。15分は」
奈苗「いやだってさ、やっと2点じゃん? やっと勝ったわけじゃん。次、どうしても勝たなきゃいけない」
脇澤「決勝にいくには」
奈苗「だから、時間変えましょうか? ダメなんですか?」
脇澤「ダメなんですか?」
――公式戦ですので
奈苗「ダメなのか。じゃあもう今日以上にね、ちょっと余裕ぶってしまうクセがあるんで、初めからガンガンいきましょう」
脇澤「ガンガンいきましょう。チームガンガンです、よろしくお願いします」
奈苗「それは去年ですけど。うちら初戦で負けたってことは! 本当にやばいことだと思うんで、だから次勝って決勝進んで、ベルトも獲って、そしてあいつら指名してやりましょうよ。挑戦者として、翔月と宝城を」
脇澤「挑戦者として指名してやります」
奈苗「うちらに感謝しろって話ですよ」
脇澤「ほんとですよ」
奈苗「そういう勢いでやりますんで、次回もご期待ください!」
脇澤「応援よろしくお願いします」

安川惡斗&鹿島沙希
――負けてしまいました
惡斗「でも、あれだよ、青森島根、なんだっけ? レベルアップ…」
鹿島「もういいよ」
惡斗「とりあえずあれだ! 名前変えて、入場曲変えた。ちょっとだけ息合ってきたよ!」
鹿島「ちょっとも変わってねぇじゃねーかよ」
惡斗「それは気持ちの問題だよ! やっぱね、やっぱタッグだよ! ここからアタシ達、負けたけどめげないよ! 私達のタッグは、ストーリーはこれから始まる! 以上!」
鹿島「始まるって、あと1戦で終わるんだぞ!(惡斗をどつく)もう…」
惡斗「や、優しくして……」
鹿島「なんだよ」
惡斗「うちらはこれから! 次、次にもっといい連携…出してこうぜ! 以上!!」
鹿島「以上です、はい」
惡斗「待って…」
鹿島「気持ち悪い」
 
▼風香GMコーナー

 この日はKちゃんパンダが別の仕事のため、風香GMが練習生の横尾由衣と田久保愛梨を連れて登場。この練習生2人にこの日は体調不良のため欠席した満腹ミキティを加えた3人が、近日プロテストを受けることをファンに報告。

横尾「プロテストが来週の金曜日にあるんですけど、練習して7カ月になります。身体能力もないけど、情熱っていうかプロレスLOVEでここまでやってきて……プロテストの前日が誕生日で23歳になるんですけど、プロテストが最高の誕生日になるように情熱を持ってビチッと頑張りたいと思います」
田久保「由衣さんがこんなにマイクがうまいと思わなかったので……。実は一番身体はガッシリしてるって言われるんですけど、一番心が弱くて……。まだ2カ月しか練習してないくて、練習をいっぱいして不安とか取りたいと思ったんですけど、もう練習するほど不安になって……。もう絶対に受かりたいと思うので……もう絶対に受かります! 頑張ります!」

 GMも田久保のメンタルの弱さが心配ということで、先輩の須佐を呼んでアドバイスをもらうことに。須佐は「プロテストは人生の中で一番辛いから! 練習したほうがいいよ!」とアドバイス。
 そこに世IV虎が乱入して「お前2回落ちて何を言ってるの? 話にならない」と吐き捨てる。だが、須佐はお構いなしに練習生の2人に受け身を披露するように指示。2人が前回り受け身をリング上で披露すると、須佐は「まぁいいでしょう。頑張れば何とかなるんだよ」と上から目線で“鬼軍曹”っぷりをアピール(?)。
 横尾が「私はえりさんを尊敬しているので」と言うので、調子に乗った須佐はモーゼを伝授するというが、それはキッパリと拒否。それでも須佐は強引に観客と共に、GMと練習生にモーゼを唱和させた。 

▼レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
愛川ゆず季
夕陽
[2勝=4点]
12分42秒
ゆずポンキック・ブルー→片エビ固め
紫雷イオ
岩谷麻優●
[1勝1敗=2点] 

 イオはタヌキマスク、岩谷は猫マスクを被って登場。Yダッシュは2人並んでハイキックシャドーを披露してから両手を広げてYポーズ。いきなり夕陽の蹴りをかいくぐって、ジャックナイフ式エビ固め、逆さ押さえ込み、首固めと丸め込みを連発した岩谷だが、夕陽も回転エビ固めを狙った岩谷に対し、後転してドロップキックを返す。
 続いて愛川とイオがリングイン。グラウンドに持ち込んだイオは、背後を取るとボディシザースからヘッドロック。しかし愛川もすぐに脱出するとミドルキック。だが、イオは愛川の攻撃をかわしながらロープに飛んでドロップキック。

 だが、背後から夕陽が蹴りを叩き込むと、リングインしてYダッシュがダブルのミドルキックからサンドイッチ・ランニングロー。愛川が首4の字固めに捕らえると、夕陽が足4の字固めで合体。さらにそのまま反転し、夕陽がイカリのような体勢に捕らえた横で愛川はセクシーポーズ。
 夕陽は串刺しジャンピングニーを叩き込むが、2発目をかわしたイオは逆立ちキックからミサイルキックを返して岩谷にタッチ。串刺しドロップキックを決めた岩谷だが、愛川が入ってきて夕陽と共に岩谷を蹴っていく。

 しかし岩谷も愛川あの足をキャッチして夕陽に叩き付けると、Yダッシュの手を持ってタケコプターで2人まとめて投げ飛ばしてからドロップキック。さらに夕陽をダブルリストアームサルトで投げた岩谷はロープに飛ぶが、追走した夕陽がランニングキック。
 蹴りで岩谷を吹っ飛ばすとイオがリングイン。ショーンキャプチャーで飛び付いた夕陽だが、蹴って脱出したイオはクロスフェースからライオンサルト。これをかわした夕陽は逆にライオンサルトを投下して愛川にタッチ。

 ランニングローからフィッシャーマンズ・スープレックスを狙った愛川だが、踏ん張ったイオはアッパー掌底。さらに蹴り足をキャッチしてエルボーを落とすと、ダブルアーム・フェースバスター。さらにムーンサルトプレスをトカしたが、クリーンヒットせず。イオのシャイニング・ウィザードをかわした愛川は、イオの背中にカカトを落とすと、フィッシャーマンズ・スープレックスからシャイニングゆザード。
 タイガースープレックスの体勢に入った愛川だが、イオはバックを取り返す。だが、そこに夕陽がスワンダイブ式ミサイルキックでカット。そこに岩谷が入ってきて「不細工が!」と叫びながらダブルリストアームサルト。

 さらにドラゴンスープレックスを狙った岩谷。愛川はロープに足を伸ばすが、イオがそこにミサイルキック。すかさず岩谷は逆打ちを決めるがカウントは2。夕陽がカットに入ると、イオも入ってきてサンダーロックが同時にドラゴンスクリュー。愛川に対してイオのシャイニング・ウィザードから岩谷が回転エビ固めで丸め込むがカウントは2。
 すると夕陽が愛川を踏み台にして岩谷にハイキックを叩き込み、続けてイオにジャンピングハイ。そこからYダッシュは水面蹴りとミドルキックの合体攻撃を決め、愛川が岩谷にYKブルー(後ろ回し蹴り)を叩き込むがカウント2でイオがカット。ならばとゆずポンスタナーからYKレッド(カカト落とし)を叩き込んだ愛川だが、イオがまたもカット。

 そのイオにも愛川がゆずポンスタナーを決めると、背後から夕陽がジャーマンで投げる。残り3分となり、愛川は岩谷にダメ押しのYKブルーを叩き込んで3カウント。Yダッシュが盤石の2勝目をあげた。









★試合後のコメント

愛川ゆず季&夕陽
――攻め込まれるところが多かったですが
愛川「なんか、狙われてたんだなと思ったんですけど、そこはやっぱタッグチーム。夕陽選手に助けてもらったり指示をもらったりして、状況を把握できたので、この勝利に繋がったんじゃないかなと思います」
夕陽「試合前に目標としてた、イオさんからフォールっていうのは自分ではできなかったんですけど、愛川さんがきちんとフォール、3カウントとってくれたので。今回勝てて本当に嬉しいです」
愛川「次は川葛。私が一番闘いたくない相手なんですけど、この二人で勝って決勝戦進んでいきたいと思います」
――2勝でトップですが
愛川「このまま油断せず、Yダッシュで頑張っていこうと思います」

紫雷イオ&岩谷麻優
イオ「いやー、なんだろう、試合前に秘策がありますか? と言われて、言わなかったんですけど、ダブルのドラゴンスクリューとか繰り出せたり、愛川選手を挑発する気持ちを込めてシャイニング・ウィザードをやってみたり、そういう細かいのは入れてたんですけど、ちょっと敵わなかった部分が…」
岩谷「蹴りが…蹴りが痛い」
イオ「体力面とか連携とかも数が少なかったですね。課題は残る感じに感じました。結構いい流れにもっていけたりしたんですけど、そこから返されちゃったりしたんで。そこの応用力というか、上手さが足りなかったかもしれないです」
――愛川選手を狙っていたように思えましたが
イオ「タッグリーグなのでどちらからとっても勝ちは勝ちなので、そこまでそこにこだわっていたというわけじゃないですけど、一個人的な気持ちとしては、愛川選手に矛先は向いてましたね。完全に」
――あと1戦ありますが
イオ「試合前に言った通り、あそこは確実に星を取らなければいけない場所ですので、そこを勝てば決勝進出の望みがあるとは思ってますので、気を落とさず切り替えて頑張っていこう」

ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
宝城カイリ
翔月なつみ
[1勝1分=3点]
15分00秒
時間切れ引き分け
木村響子
クリスティーナ・フォン・エリー
[1勝1分=3点]
 
 キムラモンスター軍☆はヘイリーを帯同し、エナジードリンクの『モンスター』で乾杯しながら入場。そして風香リングアナにチームカラーである紫のTシャツを着させると、「オイ! オイ!」と拳を突き上げる。

 握手を求める宝城&翔月に対し、お尻を叩いて小バカにしていくモンスター軍。まずは翔月とクリスティーナがバックの取り合いに。そこからヘッドロックに捕らえたクリスティーナはヘッドバットからハンドスプリングエルボー。さらにヘッドシザースで投げ飛ばしてからロープに飛ぶが、エプロンから宝城が抑え付ける。

 ならばと木村もエプロンから翔月を抑え付け、そこに宝城を振り払ったクリスティーナがエルボー。さらにモンスター軍が合体のローリングエルボーを叩き込むと、それぞれ場外戦に持ち込む。ヘイリーも加勢してモンスター軍が圧倒的に場外戦を支配。そこから翔月をリングに戻したクリスティーナは、サッカーボールキックを叩き込む。
 タッチを受けた木村はヘアーホイップで投げてから翔月の頭に噛みついていく。「なつみ」コールが起こる中、木村は串刺しエルボーからバックを取る。これをサムソンクラッチで切り返した翔月は宝城にタッチ。

 2人がかりでガムシャラに木村を蹴っていき、串刺し攻撃を狙ったが、逆に木村が2人まとめてコーナーに叩き付けてから串刺しビッグブーツ。クリスティーナは宝城の首を捻りあげながら振り回すと、サッカーボールキックからドロップキック。さらに立ち上がろうとする宝城にビッグビーツを叩き込む。
 続いて木村が連続ボディスラムから逆片エビ固めへ。悲鳴をあげながらも「カイリ」コールの中、ロープの逃れた宝城だったが、木村はリング中央に引きずり戻すと、シャチホコ式の逆片エビ固めに捕らえる。

 それでも必死にロープへ脱出した宝城だが、今度はクリスティーナが荒っぽい攻撃で痛めつける。10分を経過し、ブレーンバスターで投げたクリスティーナは木村にタッチ。エルボー合戦を仕掛けた木村は、必死にしがみつく宝城をブレーンバスターでぶっこ抜くと、串刺し攻撃を狙う。
 これを蹴りで迎撃して回転エビ固めを狙った宝城だが、木村が押し潰す。ならばと逆さ押さえ込みを狙うがこれもカウント2。すると木村はクリスティーナと合体攻撃を狙うが、そこに翔月が飛び込んできてダブルドロップキックで迎撃。

 翔月は打撃でクリスティーナを追い込むと、ジャンピングニーを叩き込んで宝城にタッチ。逆立てたクリスティーナの髪の毛を掴み引き起こした宝城はダブルチョップを連打。しかしクリスティーナも逆水平チョップ一発で宝城をダウンさせると、突進してきた宝城にカウンターのサイドバスター。さらにロープに飛び乗ってのクロスボディ。
 さらに木村が容赦なく宝城の顔面を蹴り上げていく。宝城もビッグブーツをかわしてスピアーを見舞うと、木村の顔面を蹴り飛ばす。翔月が入ってきて横からサイドキックで加勢。残り1分となり、宝城が翔月を肩車しての合体技を狙うが、バランスを崩してしまう。

 ならばと2人でコーナーに登り、翔月のニードロップ→宝城のダイビング・エルボードロップ→翔月のダイビング・ダブルニードロップと連続投下。だが、カウント2で返した木村は翔月をゴリースペシャルで担ぎ上げると、クリスティーナがコーナーからダイブしてフェースクラッシャーで合体。ここで時間切れ引き分けのゴングが鳴った。










 

▼エンディング

 宝城&翔月にとっては殊勲の引き分けだが、納得がいかない木村はマイクを持つと「オイ、風香! 時間経過ちゃんと言ってなかっただろ? 声が小さいんだよ! 風香のせいでうちはな、時間切れだよ! まさかのタイムドローになっちまったじゃねえかよ! オイ、このお詫びになモンスター軍のTシャツを今日中にすべて完売しろ! そしてお詫びしろ!」と八つ当たり。

 さらに木村は「そしてメインなのにこんなグダグダに結末に終わったお詫びに、モンスター軍からプレゼントだ。今日だけモンスター軍のTシャツ即売会やるぞ! サインと写真もOKだ! Tシャツ買っていない奴は絶対に撮るんじゃねぇぞ! 撮った奴は携帯電話取り上げて全部ぶっ壊してやるからな! 分かったか? 売店に集合!」と、あまり売上がよくないという紫のタッグリーグ戦用Tシャツの即売会を行うと発表し、そのまま売店へと行ってしまった。
 リングに残された宝城は「皆さん、今日は応援ありがとうございました! 結果は引き分けかもしれませんが、全然満足はいってません。なぜなら私たちはタッグリーグで優勝するのを目指して、練習生の頃からずっと2人で話をしてやってきてこの結果だったので、悔しいですが引き分けということで、まだ決勝に行ける結果になったと思いますので、次、2週間後、惡斗と沙希さんと闘うんですけど、そこでバッチリ勝って決勝に駒を進めたいと思います。ありがとうございました!」と絶叫。
 続いて翔月が「今日は引き分けてしまって……本当に勝ちたかったです。次はもう絶対に勝って、勝って決勝に行ってベルトを狙いたいと思っているので。本当に次、頑張ろうね。今日はスターダムの選手である私たちが、引き分けだけど私たちに締めさせてください」と言うと、選手たちがリング上に。

 翔月が「奈苗さんが歌ってくださるそうです」とムチャ振りをすると、奈苗は「なんで? なんでだよ! お前らがこんなにグデグデにするから締まらないじゃないかよ! 空気が悪い!」と拒絶。すると脇澤が「お前らそんなんじゃタッグチャンピオンになれないんだよ! 私たちが優勝してタッグチャンピオンになるんだからな! お前らバーカ、バーカ、バーカ!」と言い出す。
 それを聞いた宝城が「バカじゃないですよ! 私たち勝ちましたよ、奈苗さんたちに!」と言い返すと、翔月も「点数だって私たちのほうが上ですよ」追随し、最後は半ば強引に宝城が「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と締めくくった。

★試合後のコメント

宝城カイリ&翔月なつみ
――引き分けでしたが
翔月「試合としては全然嬉しくないですね。引き分けの1点でも大きいと最初は思ってたんですけど、全然嬉しくない1点ですね。内容もそうだし、攻められてばっかりで全然やり返してなかったし、ほんと時間にただ救われただけ。ダブルの向こうの連携も危なかったですし」
宝城「まあひと言で言うと、全然満足いかなかったです。攻める隙を作ることが出来なかったのも反省点ですし、隙はきっといっぱいあったと思うんですけど、そこを狙っていけなかったのが残念です」
――3点でトップですが
翔月「惡斗との試合しか残ってないんですけど、どうしたら決勝にいけるんでしょうか? 次、勝つことしか考えてなくて、木村さんたちが高橋さんたちに勝ったら点数で並んじゃうと思うんですけど、私達は勝って…本当にベルトも狙っているので、今日のことは次に活かして。いつまでもクヨクヨしててもしょうがないので、また練習して。2週間あるので惡斗たち…あそこはフットワークがあんまりよくないので、そこを狙って、もっと全般的にして挑んで、次は2点取りたいと思います」
宝城「連携もちょっと、今日失敗してしまったので、また1から練習しなおして。お客さんに喜んでもらえるような試合をすることなんで、また気持ちを入れかえて反省しっかりして、次いい試合ができるように頑張ります」

木村響子&クリスティーナ・フォン・エリー
――まさかの引き分けでしたが
木村「風香のせいでしょう。風香の滑舌が悪くて何言ってるか分からない。ちゃんとしたリングアナ使えよ。お陰でドローだよな? な?」
クリスティーナ「今日の引き分けには納得してない。もう一度だ、もう一度闘わせろ!」
木村「…って言ってます。まぁ決勝までいけば問題ないんで。決勝でお会いしましょう。まあTシャツも全部売れたんで、ね?」
――次の高橋戦については?
木村「うん、高橋は強いけど、脇澤は強くないからね。タッグなんで狙いどころはたくさんある」
――問題ないと?
木村「問題ない。安定感はこっちのほうが。だってさ、いっつも足引っ張ってんじゃん、脇澤が。あれじゃタッグの意味ないでしょ。うちらみたいにチームワークが大事だから。心が通じ合ってないとね! We are モンスターチーム!」

 デビュー2周年記念試合で奈苗と激しくやり合った愛川が、夕陽を仕留めて勝利

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜

11月3日(土・祝)新木場1stRING(12:00PM)
観衆296人(満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダのオープニングダンスを終えた風香GMが「皆さん、こんにちは。波乱の開幕戦が終わってタッグリーグ戦、緊張が出てきました。ほかにも愛川ゆず季選手の2周年記念試合があって、それが終わると1期生の2周年があって、3期生は2周年を迎えます。どんどん加速していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」と挨拶。

▼シングルマッチ 15分1本勝負
岩谷麻優
5分17秒
ドラゴンスープレックスホールド 
宝城カイリ●

 タッグリーグ公式戦ではないということで宝箱を持参した宝城は、中から縄跳びを取り出すと、見事な二重跳びを披露。対する岩谷はスカイブルーの猫マスクを被って入場。
 ゴングと同時に両者ドロップキック。相打ちになると、その後もエルボー、ドロップキックがことごとく相打ちに。宝城が岩谷のドロップキックをかわせば、岩谷も宝城のスピアーをかわし、上から踏みつける。

 ボディスラムからリング中央で逆エビ固めに捕らえた岩谷は、逆片エビ固めに移行してどっしりと腰を落とす。何とか這ってロープまで辿り着いた宝城は、岩谷のドロップキックをかわすとロープに張り付けてダブルチョップを連打。
 ロープに飛ばしてカウンターのダブルチョップから極楽固めを決めた宝城だが、カミカゼを逃れた岩谷はドラゴンスープレックスの体勢に。ロープを掴んで防御した宝城がエルボー合戦を仕掛けていく。

 そこから岩谷のエルボーをかわした宝城はスピアー。なおもコーナーに追い込んでショルダーをぶつけていった宝城は、対角線ダッシュのスピアーからダイビング・エルボードロップを投下。
 カウント2で岩谷が返すと、宝城はスライディングDを放っていくが岩谷は横十字で丸め込む。何とかカウント2で返した宝城だったが、岩谷は間髪入れずドラゴンスープレックスで投げて3カウントを奪った。









★試合後のコメント

岩谷麻優
「いやー、いやー、打撃が、打撃が強いですね。最後、ってか鼻が痛いんですけど! 鼻、なんか、痛い。ってか、最後のドラゴン! 世代闘争で一回しか出せなかったので、今回出してやろうと思っていて、出したんですけど形が崩れちゃいましたね。それでもスリーカウント取れたので。とれるの当たり前なんですけど、形が崩れたドラゴンで取れたので、これからもっと形も綺麗に威力も増して、色んな人から3カウントとりたいと思います」
宝城カイリ
「たぶん中盤から最後の方までずっと私が押してたと思うんですけど、まさかあそこでドラゴン使ってくると思ってなかったんで。岩谷選手も自分が後楽園で闘った時に出されたんですけど、それ以来ずっとやってなかったんで、もう使わないのかと思ってたんですけど、完全に自分が不意を突かれた感じで、まだ全然これからって感じなのに、めっちゃ悔しいです」
――ドラゴンのダメージは?
「首がちょっと、今ちょっと動かすとやばい感じです」

 

▼シングルマッチ 15分1本勝負
脇澤美穂
8分53秒
雪崩式フランケンシュタイナーを切り返しての切り返し→エビ固め 

翔月なつみ●

 着ていたパーカーで殴りかかり奇襲攻撃を仕掛けていった脇澤がエルボー合戦を仕掛けていくと、翔月もムキになって対抗。そこから脇澤のアイアンクローをかわして、カサドーラ、首固め、スクールボーイと連続で丸め込んでいった翔月は、オモプラッタから変型のクロスフェース。
 さらに脇澤のベノムアームを掴んで羽根折り固めに移行したが、脇澤は辛くもロープに脱出。翔月はなおも脇澤の右腕にドロップキックを叩き込む。

 脇澤もショルダーネックブリーカーを返すと、肩に担いで尻を叩いてからマットに叩き付ける。そこからコーナーに登っていった脇澤だが、立ち上がった翔月は下から殴っていくと、ヘッドバットからデッドリードライブ。さらにランニングローからニードロップを落とした翔月は、右腕にショルダーアームブリーカー。
 徹底的にベノムアームを破壊していく翔月はワキ固め。これもロープに逃れた脇澤に対し、下から右腕を蹴り上げていった翔月は、背中の上に乗っかるとニードロップを落とす。

 突進していった翔月にカウンターでクローホールドSTOを決めた脇澤は、さらにクローホールドSTO2連発。翔月もオモプラッタで巻き込んでクロスフェースを狙ったが、前転して逃れた脇澤は顔面へドロップキック。さらにミサイルキックから高角度ジャーマンで投げていく。
 カウント2で返した翔月は脇澤のフィッシャーマンバスターを逃れると丸め込んでいく。カウント2で返した脇澤だが、翔月はなおもランニングニーからニードロップを落とすとコーナーに登っていく。

 だが、追いかけていった脇澤は雪崩式フランケン。投げられたところをさらに回転して丸め込んだ翔月だったが、脇澤はさらに回転してエビ固めで逆に抑え込んで3カウント。丸め込みで敗れた雪辱を丸め込みでしてみせた脇澤は、試合後も翔月を挑発。ムッとした表情で殴りかかっていった翔月だが、脇澤は悠然と引き揚げていった。









★試合後のコメント

脇澤美穂
――前回の恨みは晴らせましたか?
「そうですね、ほんと若いのに調子に乗られたくないんで、私まだまだ負けてらんないです。タッグリーグ、必ず優勝します」
翔月なつみ
「やっぱタッグリーグで脇澤さんから取ることができて、どうしてもシングルでも勝てるっていうのを見せつけたくて最初っから丸め込みとか狙って行ったんですけど、向こうもすごい怒ってるのが伝わってきて。技の一個一個が重かったですし、やっぱり選手としてはまだまだ脇澤さんのほうが上だなというのを感じた試合だったので、これからもっと自分の力もつけて、タッグのチームも勢いづけて、シングルでもタッグでもどっちでも勝てるように頑張りたいと思います」

 

▼レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
夏樹☆たいよう
世IV虎
[1勝1敗=2点]
8分4秒
イグチボム→エビ固め
須佐えり
NOZOMI●
[2敗=0点]
 
 握手を求める須佐&NOZOMIだが、川葛は当然拒否。そこに奇襲攻撃を仕掛けていった川葛は、NOZOMIに合体の串刺し攻撃。さらにNOZOMIをロープに張り付けて両側から踏みつけていく。
 ロープに飛んで加速をつけた夏樹がジャンピングエルボーを叩き込むと、NOZOMIもロープに飛んでドロップキックを返していく。

 タッチを受けた須佐が飛び込んでいくが、夏樹はカウンターのドロップキック。そこに世IV虎も入って来るがドロップキックで須佐が迎撃すると、NOZOMIが入ってきてカニ挟みで世IV虎を倒し、そこに須佐がドロップキック。
 ボディスラムを狙ったNOZOMIだが、逆に世IV虎が滞空時間の長いボディスラムで叩き付ける。そこからジャイアントスイングで回していった世IV虎。すると目を回したNOZOMIは、コーナーを間違えて夏樹にタッチを求める。

 当然夏樹はストンピングを落としていき、世IV虎はアトミックドロップ。しかしNOZOMIも何とか丸め込んでいくと、そこからドロップキックを返して須佐にタッチ。世IV虎の足に絡みつきアンクルホールドに捕らえた須佐は、自らの頬を張ってパッション張り手を連打。
 世IV虎は張り手で吹っ飛ばすが、そこにNOZOMIも入ってきて自らパッション張り手にトライ。だが、ダブルラリアットで2人まとめて吹っ飛ばした世IV虎。タッチを受けた夏樹はダイビング・ボディプレスからイグチボムを狙うが、NOZOMIが入ってきてドロップキック。

 だが、世IV虎も入ってきた川葛が須佐に合体ケンカキック。しかし須佐も夏樹にロシアンフックを叩き込むとNOZOMIにタッチ。スイング式ネックブリーカーからスライディングラリアットを狙ったNOZOMIだが、夏樹は蹴りで迎撃。ならばと腕十字に捕らえたNOZOMIだが、両足を抱え込んだ夏樹はレスリングのローリングで回していく。
 須佐がカットに入ると、NOZOMIは飛び付き式フェースクラッシャーからミサイルキックを発射。もう一度スライディングラリアットを狙ったNOZOMIだが、夏樹がかわすと世IV虎が入ってきてケンカキック。続けて夏樹がジャックナイフ式エビ固め。

 カウント2で返したNOZOMIに対し、川葛は合体式世IVドン。だが、須佐が入ってきて夏樹にドロップキックからバックブロー。そこにNOZOMIがスライディングラリアットを叩き込むとコーナーに登っていく。だが、コーナーに駆け上がっていった夏樹は雪崩式アームドラッグ。
 そこに世IV虎が須佐を持ち上げ、NOZOMIの上に叩き付けると、夏樹がダイビング・フットスタンプを投下。そこからイグチボムで叩き付けた夏樹がNOZOMIから3カウントを奪い、川葛が勝利した。









★試合後のコメント

夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎
世Ⅳ虎「親分が勝ちましたよ」
夏樹「あんなね! クソ雑魚タッグね! ほんとアップにもなんないですよ」
世Ⅳ虎「自分たち2人で練習したほうがもっと疲れるわ。全然疲れねぇよ、この試合。ほんとマジ、大丈夫かよ?」
――公式戦1勝ですが
夏樹「いや、もう残り全勝で、そのまま決勝行って、ベルト巻くのうちらなんで」
世Ⅳ虎「もちろんね。ほんとあんな雑魚に負けたらうちらの未来ないっすよ。ね? 親分。負けるわけないっすよ。ほんとアップにもならねぇ」
夏樹「なんだろう? ストレス解消?」
世Ⅳ虎「そんな感じっすね、今日の試合は。闘うどうのこうのじゃなくストレス解消。もうただのうちらの人形みたいなもんだよあれ」

須佐えり&NOZOMI
須佐「いやー、なんだろう、自分があんまこのタッグ組ましてもらってるのに、なんていうんだろう、助けられるところが全然なかったなっていうのが」
NOZOMI「いや今回、自分がほんと申し訳ないです。えりが一生懸命パッション注入してくれてるのに、パッションの入れ方が変わらなかったわ!」
須佐「そうですよ! もっとパッションを100%出してくださいよ、200%、1000%出して!」
NOZOMI「なんだろう、4分の1ぐらいしか……」
須佐「何やってんの! それだからパッション足りないんですよ! パッション、パッション!」
NOZOMI「パッション……」
須佐「パッション、パッション。元気よくパッション、パッション!」
NOZOMI「パッション……」
須佐「パッションがあればなんでもできる!」
NOZOMI「(※腹部を抑えながら)痛い……」
須佐「もう今回は、相手も相手っていうことで、同期の世Ⅳ虎がいたんで自分が成長してるっていうのをすごい見せたかったんですけど、あんまりこう、自分も100%の力を出しきることができなかったなっていうのが、一番の悔いというか敗因の一つな気がします」
NOZOMI「とりあえず終わったことどうのこうの言ってもしょうがないんで、次、もう笑って! 最後(の公式戦)」
須佐「次こそ笑って終わりましょう」
NOZOMI「笑ってパッション! 自分たちが白星配給係じゃないってこと見せてやります。パッション!」
須佐「パッション!」
NOZOMI「OK、パッション!」
須佐「パッションがあればなんでも出来る!」

▼KちゃんパンダSPインタビュー

 あずみとまあやが登場しあたりまえ体操をやろうとするが、グダグダな展開に……。そこに須佐が乱入してマイクを奪い取り、「ミュージックスタート!」と強引にKちゃんパンダコーナーのスタートをコール。
 風香GMとKちゃんパンダが登場すると、この日のゲストとして岩谷麻優を呼び込む。猫マスクを手に登場した岩谷は「どうですか、これ新しいマスクです! 猫ちゃん」と嬉しそうにマスクをアピール。

 復帰したばかりの岩谷は「試合はやっぱり楽しいですね。試合をもっとしたい!」と言うが、そこにあずみとまあやから部屋の汚さを突っ込まれる。「猫ちゃんがいるから綺麗だよ!」と言い張る岩谷の横で、何やらGMが言おうとするが、岩谷は必死に抵抗!
 内容が気になる観客からは「聞きたい〜」という声が飛ぶが、岩谷は自分の言葉でブログに書くと約束。その代わりGMが岩谷が寮にいた時代に、ゴキブリを捕まえた岩谷がしばらく綿棒の箱の中で飼っていたという衝撃的な過去が暴露された!

 最後に岩谷が「今日の勝ちじゃ全然納得できないんで、タッグリーグ絶対優勝するぞ!」と意気込みを叫ぶと、そこに須佐が再び乱入して緑色のタッグリーグ記念Tシャツが売れていないことを嘆く。GMも「木村さんが盛り上げるために作れって言ったのに、木村さんチームのTシャツは1枚も売れていないそうです」と、またまた暴露してコーナーを締めくくった。

▼ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
●安川惡斗
鹿島沙希
[1敗=0点]
9分45秒
ネックハンギングボム→体固め 
木村響子
クリスティーナ・フォン・エリー
[1勝=2点]

 お揃いのパンキッシュなコスチュームで登場したモンスター軍は、エナジードリンクで乾杯しながらリングイン。さらにKちゃんパンダコーナーで話題にあがった紫のタッグリーグ記念Tシャツを風香リングアナに着るように強要。一方の惡斗は自作したACTショットガン(酒瓶風凶器)を手に登場。
 青森島根最強伝説が奇襲攻撃を仕掛けていくが、読んでいたモンスター軍は鹿島を場外に追いやると、惡斗を捕まえてダブルのバックブロー。さらに木村が惡斗を踏みつけてからヘアホイップで投げていく。

 惡斗の額に噛みついていった木村に続き、クリスティーナはサッカーボールキックからヘッドバット。惡斗も木村が出てきたところでエルボーを打っていくが、受け止めた木村はエルボー一発で吹っ飛ばす。だが、丸め込んでいった惡斗はようやく鹿島にタッチ。
 木村は容赦なく鹿島が負傷している右ヒザを踏みつけると、そこから足4の字固めへ。悶絶しながら必死にロープに手を伸ばす鹿島だが、木村は足4の字を決めたままヘッドバット。何とかロープに辿り着いた鹿島だが、クリスティーナがヒザにストンピングを落としてからレッグブリーカー。

 悲鳴をあげながらもがき苦しく鹿島だが、木村は鹿島の右足を持ち上げるとマットに叩き付けてからヒザ十字固めへ。堪らず惡斗がカットに入るが、木村はエプロンに投げ捨てる。だが、どうにか鹿島は惡斗にタッチ。するとモンスター軍はトレイン攻撃を狙う。
 ここで惡斗は連続のコンプリート・ショットで回避すると、クリスティーナにサンセットフリップを落としてから惡トーン。これをかわしたクリスティーナは「オイ、オイ、オーイ!」と拳を突き上げてからドロップキック、クロスボディ、コブラクラッチ式コンプリート・ショットと決めていく。

 防戦一方の青森島根だが、惡斗は木村のビッグブーツをかわして丸め込むとストレッチマフラーへ。だが、これを三角絞めで切り返した木村。どうにかロープに足が届いた惡斗だが、モンスター軍は今度こそトレイン攻撃。
 さらに木村がビッグブーツを叩き込むが、鹿島がACTガンショットで殴りかかって惡斗を救出。だが、木村がかわし鹿島のACTガンショット攻撃が惡斗に誤爆! すかさず木村が鹿島を蹴散らしてから惡斗をネックハンギングボムで叩き付けて3カウントを奪った。









★試合後のコメント

木村響子&クリスティーナ・フォン・エリー
――おめでとうございます
木村「何回言わせんだ、めでたくねーぞ! 勝って当たり前だ」
――初タッグでしたが
木村「見て、彼女のモヒカン。崩れてないよ? その程度の試合だよ。あいつらな、日本人同士でな、ウマあってないだろ? な。こっちはな、日本語通じなくても心が通じあってんだよ。言葉関係ねーよ。な? ノープロブレム」
エリー「ノープロブレム」
木村「ウィーアーセイムソウル」
エリー「YES」
木村「セイムファイティングスピリッツ。そういう事。Tシャツ買えよ、Tシャツ!」

安川惡斗&鹿島沙希
惡斗「おい! 青森島根最強伝説、負けたよ負けた! あーあ、なんで負けたんだろうな!?」
鹿島「なんで負けたんだよ」
惡斗「……ノーコメント! 次は倒す! とりあえず、鹿島、足(のケガを)治せよ、以上!!」
鹿島「お前、もっと動けよ! なんでもっと走んねーんだよ! なんでお前負けんの? ばっかじゃねーの!」
――鹿島選手怪我の調子は?
鹿島「大丈夫です」
惡斗「嘘つけ、バーカ!」
鹿島「うるせー、黙れよ!」
惡斗「こいつが怪我してても関係ねーから! 私一人でもやってやる! 以上!!」

 

▼愛川ゆず季デビュー2周年記念試合 タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季
紫雷イオ
19分47秒
タイガースープレックスホールド 
高橋奈苗
夕陽●

 先に入場した奈苗&夕陽は揃ってショーンキャプチャーポーズ。デビュー2周年記念試合ということで、愛川はデビュー戦の時に着用していた真っ白のコスチュームで登場!
 愛川から握手を求めると、奈苗は一旦愛川を睨み付けてから応じる。そして愛川と奈苗の先発で試合開始。2年前のデビュー戦を彷彿させるような緊張感のある間合いから、鋭いローを放っていった愛川だが、蹴り足をキャッチした奈苗はグラウンドに持ち込む。

 スリーパーから胴絞めのフルネルソンに捕らえていった奈苗だが、腕を取り返した愛川はアームドラッグからドロップキック。サッカーボールキックには奈苗もサッカーボールキックを返していくが、ならばと愛川はサッカーボールキック3連発からゆずポンスタナーの体勢に。
 これをスリーパーで切り返した奈苗だが、愛川もすぐに逃れてお互いにタッチ。夕陽が積極的に蹴っていくと、イオは夕陽をロープに何度もホイップしてからドロップキック。倒れた夕陽にニーを落とし、踏みつけたイオがタッチすると、愛川がキャメルクラッチに捕らえ、そこにイオがドロップキック。

 首4の字固めに捕らえた愛川は、反転して夕陽の顔面をマットに叩き付けていくと、さらに反転して絞め上げる。ロープに逃れた夕陽を蹴りで吹っ飛ばした愛川だが、夕陽は師匠譲りのアイルビーバックから蹴り返していく。
 続いて奈苗が愛川の胸板にチョップを叩き込んでから、ジャンピング・ボディプレス。愛川は奈苗の足にしがみついていくが、後転した奈苗はフロントネックロックに捕らえる。しかし愛川は奈苗の髪の毛を引っ張って脱出。

 怒った奈苗は下から蹴り上げると、エルボードロップを落としてからコーナーに追い込んでチョップを連打。さらにヘアホイップで投げてから串刺しラリアット。そこに夕陽が入ってきてダブルのエルボーから2人がかりでチョップを連打。
 ダウンした愛川にレッグドロップを落としてからスリーパーに捕らえていった奈苗だが、愛川が再び髪を掴むと、奈苗はコーナーに叩き付けて夕陽にタッチ。ガンガン愛川を蹴っていった夕陽だが、掌底をかわした愛川はゆずポンスタナーを決めてイオにタッチ。

 ドロップキックを連打するイオだが、背後から奈苗が捕まえて夕陽と合体攻撃を狙う。しかし側転→バック転フェイントからドロップキックで2人を吹っ飛ばしたイオは、夕陽にアッパー掌底から新幹線アタック。さらにその場飛びムーンサルトからダブルアームの体勢に。
 必死に踏ん張った夕陽はショーンキャプチャーで切り返す。10分が経過し、ロープに逃れたイオは夕陽の619をかわしてみせたが、ならばと夕陽はライオンサルトを投下してから奈苗にタッチ。

 串刺しラリアット2連発からのラリアットをマトリックスでかわしたイオは、アッパー掌底からウラカン・ラナを狙ったが、腰を落とした奈苗は逆エビ固めに切り返す。しかしこれをカットした愛川がYKイエロー(ハイキック)を叩き込むと、間髪入れずイオがマヒカ・デ・イオ。
 辛くもカウント2で返した奈苗は、イオのスワンダイブをスタナーで迎撃すると、シャイニング膝アッパーを叩き込んでからロープに飛ぶ。だが、イオはカウンターでウラカン・ラナ。カウント2で奈苗が返すと、タッチを受けた愛川がガンガン蹴ってコーナーに追い詰めたところにYKレッド(カカト落とし)。

 奈苗も体勢を入れ替えてエルボーを連打すると、走り込んできた愛川にカウンターのショルダータックル。さらに愛川のローキックにはローキックで対抗。そしてSTFを狙った愛川を逆に腕固めに捕らえるが、これはイオがカット。愛川はカウンターのYKイエローからチキンウイング・アームロックに捕らえるが、これは夕陽がカットに入る。
 しかし、その夕陽をイオがクロスフェースで捕獲。なおもアームロックで絞め上げた愛川は、奈苗の背中にYKレッド。そしてタイガースープレックスを狙うが、エルボーで逃れた奈苗はラリアット。

 15分を経過し、ショートレンジラリアットでなぎ倒した奈苗は、夕陽とトレイン攻撃。さらに夕陽のスワンダイブ式ミサイルキックから奈苗がジャーマン。奈苗は串刺し攻撃を狙ったが、愛川がかわすとそこにイオが串刺しダブルニー。さらに愛川がYKブルー(後ろ回し蹴り)を叩き込むが、奈苗も返す刀でバックドロップ。
 ダブルダウン状態から奈苗が先に夕陽にタッチ。まだタッチできない愛川に掌底と蹴りのコンビネーションを叩き込む夕陽は、さらに張り手を連打するが、蹴り足をキャッチした愛川は張り手からフィッシャーマンズ・スープレックス。カウント2で返した夕陽だが、愛川はタイガースープレックスの体勢に。

 これを奈苗がラリアットでカットすると、奈苗&夕陽はサンドイッチキック。さらに夕陽がハニーフラッシュを叩き込むと、続けて奈苗が冷蔵庫爆弾を投下。さらに夕陽がムーンサルトプレスを決めるが、これもカウントは2。
 夕陽のジャーマンを愛川が必死に堪えると、イオがコーナーからダイブして夕陽に回転エビ固め。さらに立ち上がってバズソーキックを叩き込むと、愛川のシャイニングゆザードとイオのシャイニング・ウィザードを同時発射。愛川は夕陽にYKブルーを放っていくが、かわした夕陽は逆にハイキック。愛川もかわして水面蹴り。だが、ジャンプしてかわした夕陽がジャンピングハイを叩き込む。それでも立ち上がった愛川はYKレッドからYKブルーを叩き込むと、ダメ押しのタイガースープレックスで3カウントを奪った。









 

▼エンディング

 試合後、マイクを持った愛川は「2周年記念試合、イオ選手とタッグを組んで苦しい試合でしたが、勝つことができました。ありがとうございました! 今日は初心を大切にするため……私のデビュー戦のコスチュームを着てきました(※涙ぐむ)。デビューしてから2年間、大きなケガなく、そしてたくさんの方々に支えられて本当に感謝しています。ありがとうございます。私は崖っぷちアイドルからプロレスデビューして、どう見られているか分からないですけど、いろんな期待に応えなきゃとかそれ以上見せてやるっていう気持ちで、一生懸命背伸びして、背伸びじゃ足らなくて、もうつま先立ちで頑張ってきたつもりです。
 白いベルトを獲って、タッグのベルトも獲って、女子プロレス大賞も受賞して、5★STAR GPも優勝することが出来て、周りのみんなに『すごいね』とか『もう女子プロレスの顔だね』とか言っていただくんですけど……こんなこと言ったらダメかもしれないけど、自分の中では1回も自分のことがすごいなんて思ったことがなくて、いつもその評価と自分の気持ちの中との葛藤で、悔しい思いでいっぱいの部分もありました。
 どんなに頑張ってもまだまだ私の目指しているところは上で、その上に高橋奈苗選手がいるんだと思います。もう12月24日、赤いベルト(への挑戦が)決まっていますが、私が高橋奈苗選手を倒したとき、初めてそういう気持ちになれるんじゃないかと思いました。赤いベルトのタイトルマッチ、全身全霊を賭けて、顔がボコボコになろうと、身体がボロボロになろうと、肩を上げ続けて勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。2年間ありがとうございました」と涙ながらに言うと、崩れ落ちるように頭を下げた。

 愛川のマイクを厳しい表情で聞いていた奈苗は「デビュー戦(の相手を)私が務めて、1年記念も私がいて、2年記念も私がいて、お前どんだけ私のこと好きなんだよ! あんたの気持ちはよく分かった。よく分かったよ! だけどな、みんな頑張って頑張って、この上に立ってんだよ。そんな頑張ってますアピール、いらねぇんだよ! もっとな腹括って、覚悟を決めて私の前に立て! 12月24日、私は一切妥協しないからな。お前も誰にも甘えず、私の目の前に立て!」と言うと、一瞬だけ握手をしてすぐにお互いにその手を払いのけた。
 さらに奈苗は「勝つか負けるか、答えは2つに1つ。それしかありません。そっから先、運命どうなるか、それぞれの力にかかっていると思います。そこまでまだ先ですけど、それぞれ力を高めて最高の闘いをしたいと思いますので、後楽園大会よろしくお願いします!
 そして、そしてですよ! 愛川ゆず季の2年なんかどうでもいいんですよ! 誰も祝ってないんですよ! 今、スターダムで行われているのはタッグリーグですよね? スターダムの一大イベントですよ、タッグリーグっていうのは! 知ってますか? そのタッグリーグ、私たちナナミホが初戦で負けてしまうというとんでもないことが起きてしまったんですよ。でもアレはもう練習です。次からが本番だと思って、2人でガンガン、ガンガン攻めていこうね! よっしゃー、ガンガーン! ガンガン、ガンガンってどっかで聞いたことあるね、イオ?」と、かつてチーム丸顔(ガンガン)を組んでいたイオのほうをチラリ。

 戸惑うイオを尻目に、奈苗は「だけど私はもう過去を振り返らない! 今を生きる人間なので、熱く今を生きて、赤いベルトも必ず守って、そしてどんどん伝説を作っていきんです! その成果を皆さんに見ていっていただきたいと思いますので、これからも高橋奈苗の応援をよろしくお願いします!」と奈苗節を炸裂させた。
 脇澤と一緒に「ガンガン」コールをする奈苗に割って入るように愛川が「今日は私が勝ったので、最後に締めさせていただこうと思います。選手の皆さんはリング上にあがってください。今日は本当にありがとうございました。タッグリーグも盛り上げていくぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と大会を締めた。 

★試合後のコメント

愛川ゆず季
「怪我もなく、ファンの方々に支えられてこうやって2年という中途半端な記念試合だったんですけど、こうやってメインで組んでもらって本当に感謝しています。ありがとうございます。3年目も一生懸命、そして(12月)24日高橋奈苗戦の赤いベルトに向けて、全力で闘いに備えて、胸を張って高橋奈苗選手の前に立ちたいと思います。そして、私が赤いベルトをとりたいと思います」
――今日の試合はいかがでした?
「ほんとに、苦しい試合だったんですけど、絶対に負けたくないっていうその試合だけで、そういう気持ちはプロレスをやってない人も持ってると思うので、やっぱ私は運動神経もよくないし、そういう誰もが持ってる部分で、より一層磨いて頑張って、それでいままでの結果が出てると思うので、このまま突き進んでいきたいと思います」
――記念試合にはいつも目の前に高橋奈苗選手がいるわけですが
「それは別に高橋奈苗選手が好きではないんですけど。ん〜、私が望んでるわけじゃないですけど、運命なんじゃないですかね。分からないですけど、そういう縁がある選手ということには変わらないと思います」
――順調に来た2年間だったと思いますが、採点すると何点ですか?
「皆には順調に来たねって言われるんですけど、私の中ではほんと紆余曲折、色んな事や嫌なこと、もちろん楽しい事もあったんですけど、何度も辞めようと思ったし、なんでやってんだろうとかそういうネガティブな部分が試合とは間逆な私がいるので、やっぱ苦しい期間が多かったんですけど、やっぱまだ今の時点でリングに立ってるってことは、周りの人がいるから、支えてもらってるからというのが大きい」
――プロレスラーとしての一番の目標が具体的には?
「プロレスラーとして上に行くのは高橋奈苗を倒すのが一番誰もに分かりやすいし、形にして表れることだと思うので、やはり(12月)24日、高橋奈苗選手に勝つ。それだけです」

高橋奈苗&夕陽
――試合の方いかがでした?
奈苗「いやー……うーん、ノリきれなかったな。2年記念試合ってことなんで、どんだけズタズタにしてやろうか、ボロボロにしてやろうか、そこに意識を持っていって、序盤は結構連携も考えてきたんで、そういうのは決まったりしたと思うんですけど、まぁ2年積み重ねてきた一つ一つのことは嘘ではないんだなと。蹴られて、痛みと一緒に伝わってきたものがありましたから、シングル決まってる前でタッグとはいえ負けるっていうのは本当に悔しいことですね。夕陽選手をカバーできなくてとられたのがすごい悔しいです」
夕陽「自分が3カウントとられたので。高橋選手はすごい勝ちたいって気持ちがあったので自分が取られて申し訳ない気持ちです。何がなんだか分からないです」
奈苗「いやでも、(夕陽が)野良犬の牙を持ってるなっていうのは、隣に立ってすごく分かったし、スタミナだったりキック力だったり、すごい強いって思ったので、愛川ゆず季のゆずポンキックがなんだって話ですよ。自信持ったほうがいいよ! もっともっと」
夕陽「今回、高橋選手と組ませていただいて、タッグのなんていうんですかね? 初めて組ませていただいたんですけど、タッグとはなんなのかっていう根本的なところから教えていただけたんじゃないかなと思う試合でした」
奈苗「息が合ってたのか、合ってなかったのかよく分からないけど、私はでも、なんかやっぱ教えてもらった方が一緒だというのもあるし、また組んでもいいんじゃないかなと思います。ショーンキャプチャーズ。忘れないでください。また、そのタッグはタッグで、シングル(は12月)24日後楽園があるんで、そこに照準絞って。タッグリーグがありますが、そちらも制して後楽園にいい形で繋げていきたいと思います。まあゾーン(=愛川&夕陽組とはブロック)が違うんでね、今のところ決勝で当たるしかないですけど、夕陽選手とも闘ってもいいなと思いますし。はい」
――愛川選手の成長はどのように感じました?
奈苗「いや私に、ボコボコにされ続けてきたおかげで、とても打たれ強くなってるんではないかなと思いました。だけど、だけどなんか、やっぱ、馴れ合いになってしまった2年なんじゃないですか?もう、いやもうキックは夕陽選手のほうが上ですよ。絶対。ただあの顔ね。ああいう負けるかっていう負けん気、あそこは本当に、私でも、私も意外とそうだと思うんですけど、それ以上に強い気持ちを持ってるかもしれないなと思うぐらい、気持ちの強さ? そこはやっぱ敵としては認めるところではありますね」
――12月24日の前哨戦という意味では今日の試合は
奈苗「前哨戦か……前哨戦と思わず、今日ボコボコにして私の前に立てないぐらいにしてやろうと思ってたんですけど、そういう意味ではそこに対しても腹が立つし、なんかそれと同時になんで私はコイツにこんなに一生懸命になってるんだろうと、負けてしまった今、虚しさもあるし……分からない。なんか負けちゃって悔しいし……うん、分からない。後楽園までまだ2ヶ月弱? 結構時間もあるので、今の気持ちとは全く違ったものになるんで。ほんとに分からない」

 タッグリーグ波乱の開幕!ナナミホが宝城&翔月に、川葛がイオ&岩谷に敗れる

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜開幕戦

10月27日(土)新木場1stRING(6:00PM)
観衆339人(満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダのオープニングダンスのあと、ハロウィンバージョンの衣装で風香GMが登場。ダンスを終えたGMが「皆さん、こんばんは。前回の大阪大会で岩谷麻優が復帰して、今日は須佐えりが復帰して、タッグリーグ開幕を迎えました。今日のためにコスチュームを新調したチームもいるので、皆さんも気合いを入れて応援してください」と挨拶。

 続いて第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦の入場式へ。ハロウィンにちなんだ帽子を被って須佐&NOZOMI、イオ&岩谷、夏樹&世IV虎、愛川&夕陽、宝城&翔月、木村、惡斗、奈苗&脇澤の順に登場(木村のパートナーのクリスティーナは次回大会から参戦、惡斗のパートナーの鹿島沙希は今大会を欠場)。木村はリングインするなり帽子を場外に投げ捨てたが、選手たちは被っていた帽子を客席に投げ入れた。

▼レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
愛川ゆず季
夕陽
[1勝=2点]
9分22秒
ファイアーバードスプラッシュ→片エビ固め 
須佐えり●
NOZOMI
[1敗=0点]

 NOZOMIはマスクを被って入場。愛川&夕陽はリングインするとハイキックからのエルボーシャドーを披露。4者ガッチリ握手を交わすと、これは約1カ月半ぶりの復帰戦となる須佐と夕陽の先発で試合開始。いきなりエルボーを連打した須佐は、さらにドロップキックから馬乗りになってパッション張り手を見舞っていく。そこにNOZOMIを呼び込み、はるかとやっていたような決めポーズをやろうとするが、NOZOMIは戸惑うばかり。
 「もう、いいよ!」と諦めた須佐にすかさず夕陽がミドルキックを見舞っていくと、愛川が入ってきて夕陽とダブルのミドルキックを叩き込む。

 それでも須佐はドロップキックを連発してからNOZOMIにタッチ。シットダウン・コブラツイストからグラウンドコブラで抑え込んだNOZOMIだが、夕陽も串刺しジャンピングニー。ならばとNOZOMIはスイング・ネックブリーカーからグラウンドに持ち込んだが、スイープした夕陽は足4の字固めに捕らえる。
 そこに愛川が入ってきて首4の字固めで合体。さらに反転すると、夕陽はイカリのような体勢に捕らえ、その横で愛川は余裕のセクシーポーズ。どうにかロープに逃れたNOZOMIだが、夕陽は低空ブレーンバスター。

 タッチを受けた愛川はパイパイアタックを狙うが、NOZOMIはチョップで迎撃すると、愛川の両足を持って固定。そこに須佐が馬跳び式ヒップトスを落とす。愛川もエルボーを打っていくと、NOZOMIはエルボーを返すが、愛川はそこから今度こそパイパイアタックを決める。
 だが、NOZOMIは変型のDDTで愛川の顔面をヒザに叩き付けると、スライディング・ラリアット。続いて須佐が愛川の水面蹴りをジャンプしてかわしてドロップキックを連打。そこから串刺しドロップキックを叩き込んだ須佐はDDTを狙うが、踏ん張った愛川は顔面へのニーリフトからフィッシャーマンズ・スープレックス。

 さらにゆずポンスタナーを決めると、夕陽が入ってきて619。愛川の水面蹴りと夕陽のミドルキックを合体で決めると、夕陽がスワンダイブ式ミサイルキック。続けてコーナーに登った夕陽だが、エプロンからNOZOMIが抑え付けると、須佐がコーナーに追いかけていって雪崩式ハーフハッチスープレックス。
 須佐は渾身のバックブローを叩き込むがカウントは2。そこに愛川が飛び込んで来るが、NOZOMIも入ってきて飛び付き式DDT。その横では須佐も夕陽にスイングDDTを決めていき、さらにロシアンフックを叩き込む。

 辛くもカウント2で返した夕陽は、カウンターの蹴りからジャーマン。愛川もゆずポンスタナーからの蹴りでNOZOMIを蹴散らすと、須佐をコーナー下にセット。そこにコーナーに登った夕陽がファイアーバードスプラッシュを投下して3カウント。
 愛川&夕陽の全力女子タッグが幸先よくリーグ戦白星スタートを切った。









★試合後のコメント

愛川ゆず季&夕陽
愛川「はいもう無事、初戦から勝つことができて勢いがついて、もう、夕陽選手、ほんと逸材だなって思いますね。夕陽選手の今日の、何あれ?」
夕陽「450°スプラッシュです」
愛川「450?」
夕陽「ファイアーバードスプラッシュとも言うんですけど」
愛川「おー! すごいね!」
夕陽「スターダムで出すのは初めてです」
愛川「私にもタイガースープレックスホールドという必殺技がありますので、お互いの力を個々に持ってますので、この勢いで優勝狙っていきたいと思いますね」
――初戦で夕陽選手がとったのは大きいと思いますが
愛川「はい、そうですね。もうどうしても決めてもらいたいというのが、もう私は完全に信頼しているので、はい。このタッグチームに関しては優勝狙えるタッグチームになるのではないかなと思います」
――連携とかはかなり考えてきた感じでしたが
愛川「そうですね、一緒にキックの練習したりだとか、連携を考えたりだとか、私はなかなか人とあわせる事ができないんですけど、やっぱり年齢が一回り違うせいか、なんか夕陽ちゃんとはすごい息が合うんですよ。貴重な選手だと思うんで、組めた事が運命じゃないかなと思います」
夕陽「ずっとお姉さん的な存在で引っ張ってくれて、最後もサポートしていただいて自分の技が出せたので、ほんとよかったです自分の技で3カウント取れて」
愛川「まあ初戦は勝たなきゃいけない相手だし勝って当たり前の選手だと思っているので私は。今後川葛も対戦しますが、それまで勢いが止まらないように、勢いつけていきたいなと」

須佐えり&NOZOMI
NOZOMI「ちょっと、もうちょっと可愛くなってよ〜。間違って夕陽ちゃんのとこ行っちゃった、あの子すげー可愛いんだもん。ごめん、やべー、あっちのがタイプだった。ごめん」
須佐「私も頑張って可愛くなってるんですけど」
NOZOMI「まだまだあるしちょっと頑張って」
須佐「はい」
NOZOMI「夕陽ちゃん可愛かったなぁ、あの子よかったなぁ」
須佐「でも、試合、ね?」
NOZOMI「どうした元気ないぜ? 最初の元気ないぜ?」
須佐「もうなんかもう復帰戦で、すごい意気込んで行ったんですけど、最後の最後にちょっとスタミナが危なくなって」
NOZOMI「何言ってんだ! パッションだろ!? パッション!」
須佐「パッショーン」
NOZOMI「パッションやれ、パッション!」
須佐「パッショーーーン! ……もう無理です」
NOZOMI「無理!? じゃあ、もう今回スタミナとっておいて、次勝ちに行くんで。よろしくお願いします。チーム名募集中!」
須佐「チーム名お願いします」
NOZOMI「パッション!」
須佐「……超頭痛い」

▼スペシャル6人タッグ 20分1本勝負
<MONSTER HUNTER's>
●安川惡斗
チェリー
志田 光
13分44秒
オメガプレックス 

<木村モンスター軍>
木村響子
アルファ・フィーメル
ヘイリー・ヘイトレッド

 木村モンスター軍の3人が登場すると、その大きさと迫力にどよめきが起こる。まずは竹刀を手に腰にREINA世界タッグのベルトを巻いた志田が入場。ところが、ここで次の入場曲がなかなかかからないアクシデントが発生! すかさず木村が「オイ、3vs.1でやるのか?」とリングアナの風香に食ってかかる。
 すると、ようやくゲーム『モンスターハンター』の曲に乗ってホウキを持ったチェリーと、特製の酒瓶を持った惡斗が入場。

 フィーメルは名前がコールされると、因縁のある志田に詰め寄っていき睨み付ける。するとモンスター軍が奇襲攻撃を仕掛けていき、木村が惡斗から酒瓶を奪い取って殴打していく。さらにヘイリーとフィーメルが両側から惡斗を抑え付けると、木村が踏みつける。木村は惡斗をコーナーに叩き付けると馬乗りナックル。続いてフィーメルがハンマーを落としてからカバーするが、自らカウント1で引き起こす。
 さらにヘイリーが逆水平チョップから串刺しランニングエルボー。ヘイリーの蹴りを絶叫しながら受け止めた惡斗は何とか蹴り足をキャッチしたが、ヘイリーは余裕で突き放す。だが、ドロップキックを返した惡斗はチェリーにタッチ。

 ジャピングネックブリーカーで飛び込んでいったチェリーは、志田との合体攻撃を狙ったが、ヘイリーはダブルラリアットで吹っ飛ばすと、串刺し式ヒップアタック。ケブラドーラ・コンヒーロで叩き付けたヘイリーに対し、「顔は嫌だ〜」と叫びながらコルバタを決めたチェリーは、「どっこいしょ!」と大外刈りで叩き付ける。
 しかしフロントスープレックスで投げたヘイリーは木村にタッチ。カナディアンバックブリーカーで木村が抱え上げると、ヘイリーは志田を、フィーメルは惡斗をカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ、それぞれマッチに投げつける。

 5分が経過し、延髄斬りを返したチェリーは38パンチ、38キック、38クラッシャーを決めたチェリーだが、木村もフロンキックで応戦。しかしブリザードスープレックスで投げたチェリーは志田にタッチ。志田のニーリフトに対し、エルボーで応戦した木村。エルボー合戦になると、木村のランニングエルボーをかわした志田がジャンピングニーからブレーンバスター。
 だが、木村はすぐさまフロントネックロックに切り返す。胴絞め式に移行したところでヘイリーとフィーメルが惡斗とチェリーを場外に連れ出す。志田はどうにか自力でロープに脱出したが、ここでフィーメルがリングインしオメガスラムを狙ったが、志田は回転エビ固めで切り返す。

 しかし下からネックハンギングで引っこ抜いたフィーメル。志田もどうにかウラカン・ラナで丸め込むが、起き上がったフィーメルはスピアーを決めると、今度こそオメガスラムで叩き付ける。フィーメルのスリーパーを逃れた志田は延髄斬りを叩き込むと、エルボーの連打でコーナーに押し込んでいく。
 10分を経過し、惡斗にタッチするとMONSTER HUNTER'sはトレイン攻撃。さらに志田とチェリーが合体ブレーンバスターで投げたところに、惡斗がコーナー最上段からの惡トーン。完璧に決まったがカウントは2。

 惡斗は蹴りの連打からコンプリート・ショットで叩き付けると、胴絞めフロントネックロックへ。しかしフィーメルはそのまま惡斗を持ち上げると、強引にブレーンバスターで投げて脱出。オメガスラムを背後に逃れた惡斗はスクールボーイ。さらにそのままストレッチマフラーに移行。
 そこからアクトロックを狙うが、パワーで振り解いたフィーメルはネックハンギングボム。惡斗はカウント2で返すと、チェリーと志田が救出に入り、MONSTER HUNTER'sが3人一斉にドロップキック。

 しかし木村とヘイリーも入ってきてチェリーと志田をバックブリーカーで叩き付けると、フィーメルが惡斗をバックブリーカーで叩き付けてから、豪快なオメガプレックス(抱え込み式バックドロップホールド)で投げて3カウントを奪った。

 マイクを持った木村が「お前ら何がモンハンだ? モンハンってゲーム知ってるのか? お前らのレベルはオトモアイルーレベルだよ! いい加減にこんな雑魚提灯ばかり当ててんじゃねぇぞ、ロッシー小川! ガキのお守りはこりごりだ。次のタッグリーグ戦、モンスター軍が全勝して優勝してやるよ!」と吐き捨てると、フィーメルも「私の名前はアルファ・フィーメル! ドイツからやってきました。あのスパースター、蝶野正洋も認めたスーパーモンスターだ! 一旦ドイツに帰るけど、両国までには戻って来るから楽しみにしておけ!」と再来日をアピール。

 モンスター軍が引き揚げたあと、マイクを持った惡斗は「うわー! I can`t speak English! 英語なんか分からねぇよ! MONSTER HUNTER's解散! 入場曲からおかしいし! 解散! 解散! 解散でお願いします! 私はドラクエだよ! FFだよ! いいよ、そんなの! MONSTER HUNTER'sは解散して、次はタッグリーグであいつらぶっ潰す! 以上!」と絶叫してあっさりMONSTER HUNTER'sの解散を宣言。志田とチェリーもそんな惡斗を置いてさっさと引き揚げてしまった。









★試合後のコメント

木村響子&アルファ・フィーメル&ヘイリー・ヘイトレッド
木村「ほんとさ、マッチメイク考えろって。ロッシー小川アホかって! いい加減ね、ガキのおもりをさせられんのも懲り懲りなんで。これ以上ああいう奴らとカード組まれるんだったら、ギャラを上げてもらいます。以上」
フィーメル「私達がベストだ!」
ヘイリー「木村モンスターアーミーNO.1イチバンサイキョー!」
木村「スターダムを食いつくすよ。ブラックバスみたいにね」

安川惡斗&チェリー&志田光
惡斗「もうね、モンハンね、解散だよ解散! わかんねーし、モンハン! それになんか入場曲、入場曲から息あってねぇし! 全然意味わかんねーし、なんか(二人共)言えよ! こんなにね、あわねーんだよとりあえず! モンハンだから解散今日で終わり! でもアタシは次モンスター軍と戦うから、アタシはまだまだあいつら狩りにいくぞ! 倒しに行く! 鹿島と! こっちも不安だけどとりあえず行くぞーーー! 以上! 解散!」
(惡斗はインタビュースペースから帰ってしまう)
チェリー「まあね、アタシはだから、世代的にはゴーストバスターズなの。だから、ね? MONSTER HUNTERとか言われても無理だから。あんなね、モンスター達と、これからもやってけって言われても無理だから、モンスター怖いから、解散。よかったありがとう。よかった解散してくれて。ありがとう。じゃ!」
志田「とりあえずあいつが隣にいるとギャーギャーギャーギャー耳いてーんだよ。多分二度と隣には並びません。今日対戦した3人、私は、安川とか、チェリーとか、そういう邪魔な奴が居ない所でリベンジしたいと思ってるんで。とりあえず、モンハン知らない奴とは私は付き合えない。以上です」

▼KちゃんパンダSPインタビュー

 まあやに呼び込まれて風香GMとKちゃんパンダが登場。今回のスペシャルパンダインタビューのゲストは、第1試合で約1カ月半ぶりに復帰した須佐。「ただいまー!」とファンに復帰の挨拶をした須佐はKちゃんパンダから「かわいい」と言われると、相変わらず一切否定しない。
 欠場中はケガをしていない右腕や下半身を中心にトレーニングをしていた須佐は、その間に同期の世IV虎がアイドルデビューすることに関して「私もアイドルじゃないですか」とキッパリ。

 すると須佐は「風香さんに言いたいことがあるんですよ! 私、ヤンキーみたいって言われたじゃないですか? なのになんで、avexのヤンキーオーディションに呼ばれてないんですか!」と訴える。するとGMは「アイドルになりたいんだったら、前回世IV虎ちゃんが歌ったんだから歌えばいいんじゃないですか?」と笑顔でムチャぶり。
 だが、須佐はまったく戸惑うこともなく、「入場からやりたいです!」と言い出す。一旦バックステージに捌けると、裏からもの凄い音がする。

 みんなが心配して裏に見に行くと、ケーキを持った須佐が再登場。ダンサーの“鼻だけ研ナオコ”藤沼さんが誕生日ということなのだが、須佐が「何度も騙されてるんじゃねぇよ!」と言いながら藤沼さんに張り手。
 それというのも、すでに試合前に藤沼さんにスターダム恒例の誕生日ドッキリを仕掛けていたことをファンに説明。すると須佐が藤沼さんの顔面にケーキを叩き付けた! 最後に須佐は「今回悠ちゃんが出られないんですけど、NOZOMIさんと頑張って上を目指します!」とタッグリーグ戦に向けての意気込みを叫んだ。

▼レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
●夏樹☆たいよう
世IV虎
[1敗=0点]
13分47秒
マヒカ・デ・イオ 
紫雷イオ
岩谷麻優
[1勝=2点]

 イオ&岩谷のサンダーロックはお揃いのタヌキマスクを被って登場。一方の元祖・川崎葛飾最強伝説は赤い特攻服を基調としたお揃いの新コスチュームで登場。
 サンダーロックは握手を求めていくが、川葛は無視。夏樹vs.イオで試合開始となると、いきなりハイスピードの攻防に。フェイントを入れてのドロップキックを叩き込んだ夏樹だが、イオもブリッジで起き上がるとアームドラッグ。そしてドロップキックの相打ちになったところで、世IV虎と岩谷がリングイン。

 腕を取った世IV虎をフライングメイヤーで投げていった岩谷は、続けてアームドラッグで投げていくが、そこに夏樹が入ってきて川葛が抜群の連係攻撃を繰り出す。そこから岩谷をロープに張り付け、両側から踏みつけていった川葛。さらに夏樹は骨折していた岩谷の鼻に鼻フック。
 「折れる! 折れる!」と絶叫した岩谷に対し、川葛は2人がかりで髪の毛を捻り上げてから世IV虎がヘアホイップ。世IV虎のスリーパーに続き、夏樹はヘッドロックで絞め上げる。それでも岩谷はエルボーで向かっていくが、夏樹は一発の張り手でダウンさせる。

 倒れた岩谷に馬乗りになってチョーク攻撃を見舞った世IV虎だが、岩谷もネックハンギングから逃れると、スリングブレイドを決めてイオにタッチ。川葛の合体攻撃を側転→バック転でかわしたイオはドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばすと、世IV虎にスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャー。
 さらにクロスフェースに捕らえるが、世IV虎はそのままイオを抱きかかえるとコーナーに叩き付けて脱出。すかさず串刺しラリアットからフロントキック。だが、キャッチしたイオはアッパー掌底を叩き込んで岩谷にタッチ。

 ダブルのフライング・クロスチョップから連係攻撃を決めると、立ち上がろうとする世IV虎に岩谷がドロップキック。さらにダブルリストアームサルトで投げた岩谷は、コーナー二段目に登っていくが、立ち上がった世IV虎はファイアーマンキャリーで担いで投げ捨てる。だが、岩谷は着地。そこに夏樹が入ってきて川葛がまたも連係攻撃を決めると、さらに世IV虎は世IVコブラ。
 これはイオがカットしたが、世IV虎は岩谷とイオに連続でケブラドーラ・コンヒーロを決めると、ダブルラリアットで吹っ飛ばして夏樹にタッチ。岩谷にダイビング・ボディプレスを投下した夏樹は、イグチボムでカウント2まで追い込む。

 世IV虎が入ってきて合体攻撃を狙う川葛だが、イオがスワンダイブ式ミサイルキックでカット。すると岩谷は夏樹に飛び付いて逆打ちを狙うが、踏ん張った夏樹はバックフリップで叩き付ける。10分が経過し、岩谷はドロップキックを返すとイオにタッチ。アッパー掌底から夏樹のバックを取ると、そこに岩谷がミサイルキック。
 しかし夏樹がかわしてイオに誤爆。そこに世IV虎が入ってくるが、サンダーロックは同時にウラカン・ラナを決める。さらにイオが夏樹にアッパー掌底からのムーンサルトプレス。カウント2で返されると、イオはダブルニーアタック。だが、夏樹がかわすと川葛は一気に波状攻撃。そこから夏樹がラ・マヒストラル。イオも丸め込みで切り返すが、どちらもカウント2。

 さらにお互いにアッパー掌底を叩き込むと、夏樹がコーナーに登っていく。岩谷が抑え付けると、イオが追いかけていく。しかし夏樹は回転エビ固めの要領でマットに着地して投げ捨てパワーボム。そこに世IV虎がセントーンを落とすと、続けて夏樹がダイビング・フットスタンプ。さらに川葛は合体式世IVドン。
 世IV虎は「親分、頼んだ!」と叫びながら岩谷を場外に連れ出す。その間に夏樹はイオにたいようちゃん☆ボムを狙うが、うまく逃れたイオ。ならばと夏樹は丸め込もうとしたが、逆にイオがマヒカ・デ・イオを決めて3カウント!









★試合後のコメント

紫雷イオ&岩谷麻優
イオ「勝ったーーー!! いやー、今日は座らないよ。勝ったよ!」
岩谷「よかった!」
――大本命からの勝利でしたが
イオ「ほんとですよ!もうほんと誰が、誰が予想してたとまでは言いませんけど、いやー、あの川葛から取れた3は、大きい」
岩谷「でっかい」
イオ「タッグリーグ、いやーほんと、なんだっけ? 機嫌が良いだっけ?」
岩谷「機嫌が良いですよほんと! タッグリーグ開幕戦!」
イオ「機嫌が良いです!」
岩谷「今回、ずっと前からイオさんの足を引っ張らないようにって言ってきたんですけど、今回ちょっと足を引っ張ってしまったと思うので、なんか足を引っ張ってしまったので、この期間中に、自分も、フォールを取れるぐらいの力をつけて、イオさんと一緒に、ベルトを巻きたいです。ほんとに」
イオ「はい、足を引っ張った? 自分はそこまでそうは思ってないんですけど、本人がそう言ってるって事は納得いってない試合だったという、それなので、まあ、本人がイオさんとベルトを巻きたいってそこまで強い意志をもってくれてるので、それに答えられるように、このままドンドン、今日みたいに勝って、進んでいきたいと思っています」
――夏樹選手からのフォール勝ちでしたが
イオ「多分初めてです」
岩谷「びっくりしました」
イオ「まあ、そうですね、だいぶ最後の丸め込み、マヒストラルからのブリッジ、マヒカ・デ・イオという技なんですけど、この技が着実に(カウント)3取れる技に自分も技も成長していってくれてる手応えは感じました」
――岩谷選手は前年に引き続き初戦勝利となりました
岩谷「はい! ほんとに、川葛から! でも、去年も、今年も、自分ではなく相方がフォールを取ったので、そろそろ自分も勝ちたいなと。自分の手で3カウント奪いたいなと思います。自分ホントに勝ててよかったです! いい風が吹きましたよ! この流れで、流れでというか、この勢いで! 突っ走っていきましょう!」
イオ「もう連勝していきましょう!」

夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎
――まさかの敗戦でした
夏樹「いや信じられないです」
世Ⅳ虎「知らないんですけど。いつ負けたんでしょう? 自分、親分勝ったと思って。ちょっとレフェリーおかしいですよ」
夏樹「いや、でも負けは負けなんでね」
世Ⅳ虎「考えられないですよ、あんな雑魚に負けるなんて」
夏樹「いや、でもこっから残りは全勝でいきたいと思いますし、ほんとに去年も開幕戦で負けたんだよね? 今年もちょっと同じ流れになってしまったんで、ちょっと考えなおしてもう一回しっかり臨みたいしね」
――油断ですか?
夏樹「完璧に勝ってたと思ったんで、うちらの勝ちのパターンのね? 流れでいってたからもう、カウント3聞くだけと思ってたから」

▼ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗
●脇澤美穂
[1敗=0点]
14分20秒
月詠
宝城カイリ
翔月なつみ
[1勝=2点]

 『タッチ』をアレンジしたテーマ曲に乗り、お揃いの新コスチュームで登場した宝城&翔月。羽根扇子を手にリングインすると、曲に合わせてダンスを披露した。対するナナミホは何と、2人が所属していたつんくプロデュースによる伝説のアイドルユニット、キッスの世界の『バクバクKiss』で入場!
 握手から奇襲攻撃を仕掛けた宝城&翔月は同時に串刺しドロップキック。しかし、すぐに鉢合わせにして流れを掴んだナナミホは翔月を合体ブレーンバスターで投げると、ナナミホポーズで「ナナエ軍団!」と雄叫びをあげる。

 翔月もオモプラッタから変型のクロスフェースを返すと、宝城にタッチ。前方回転ネックブリーカー3連発を決めた宝城は弓矢固め。これを奈苗がカットすると、脇澤はクローホールドSTO2連発。タッチを受けた奈苗はドロップキック2連発から、脇澤と一緒に踏みつける。さらに奈苗はアルバトロスに捕らえていくが、宝城は辛くもロープに脱出。
 奈苗は豪快なアバランシュホールドで叩き付けると、ジャンピングボディプレス。これをかわした宝城は翔月にタッチ。ドロップキックの連打からボディスラムを狙うが、奈苗が踏ん張るとエルボーにスイッチ。

 さらに卍固めを狙うが、投げて脱出した奈苗はヘッドロック。執拗なヘッドロックで絞め上げた奈苗はブレーンバスターを狙うが、翔月は宍・龍華翔。だが、ショルダータックルでなぎ倒した奈苗は脇澤と共に宝城と翔月をコーナーに叩き付けるとトレイン攻撃。だが、宝城も逆に串刺し式スピアー。さらに翔月も串刺し攻撃からエプロンに出て、奈苗にロープ越しに卍固めを決めると、背後から宝城が奈苗の尻を叩いていく。
 さらに宝城が翔月を肩車し、倒れている奈苗にハイアングルのヒップトス。だが、奈苗もチョップを打ってくる宝城をチョップ一発でなぎ倒す。それでも宝城は執拗にチョップを連打。だが、奈苗は張り手で宝城をなぎ倒すと、控えの翔月にも張り手を見舞ってから宝城にシャイニング膝アッパー。

 宝城もスピアーを狙ったが、受け止めてカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げた奈苗は叩き付けてから冷蔵庫爆弾。だが、これをかわし、奈苗の背後からスピアーを叩き込んだ宝城は、エビ反り状態の極楽固め。何とか脇澤がカットすると、宝城はカミカゼを狙うが、奈苗は逆に変型スリーパースイングでブン回していく。
 10分が経過し、翔月が入ってきて脇澤を奈苗にぶつけてから変型クロスフェース。イカリで合体した宝城は、どうにか耐えた脇澤にスピアーからカバーするがカウントは2。タッチを受けた翔月が串刺しニーからのランニングニー。だが、これもカウントは2。

 「なつみ」コールが起こる中、翔月のダイビングニードロップから宝城のダイビング・エルボードロップを連続投下。さらに翔月がトップコーナーからダイビング・ダブルニードロップ。だが、これをかわした脇澤はジャーマンで投げると、宝城もろとも『まとめて』で叩き付ける。
 残り3分となり、奈苗のシャイニング膝アッパーから脇澤がバックスライド。しかしカウントは2。ならあと脇澤はハイアングルのジャーマンで投げるが、これもカウントは2。奈苗が翔月をコーナーに乗せると、脇澤が雪崩式フランケン。投げられた直後に回転エビ固めで切り返した翔月は、カウント2で返されるとコーナーへ。

 奈苗が追いかけていくと、宝城&翔月の大金星を期待する観客からブーイング。それでも奈苗は雪崩式ブレーンバスターで投げていく。残り1分となり、脇澤が翔月を抱き起こそうとしたところを、翔月がオモプラッタで巻き込みながら抑え込む月詠(つくよみ)で3カウント!









▼エンディング

 ナナミホを破り、タッグリーグ戦白星スタートとなった三期生コンビ。「なつみ」コールの中、マイクを持った翔月が「私たちが勝ったぞー! 三期生初のタッグで、しかもメインで勝ったぞー! この調子で次のタッグリーグも絶対に勝つのでよろしくお願いします」と興奮気味に絶叫。

 宝城も「皆さん、今日はありがとうございます! 今日は私が序盤に鼻をケガして足を引っ張ったんですけど、同期のなっちゃんが最後まで諦めずに勝ってくれました。今日勝てたお陰で勢いがついたと思うので、次の試合では私がフォールを獲りたいと思います。脇澤さん、奈苗さん、今日は私たちが勝ったのでリングを降りていただけますか? 初めて私たち締められるんです」と感極まった様子ながら、ナナミホに向かって「リングを降りてください」と強気発言!

 ナナミホが憮然とした表情で渋々リングを降りると、翔月が「今日の締めは私たちがさせていただきたいと思います! 選手の皆さん、リングにほうにお願いします」と言うので、ナナミホは納得いかない様子でリングに戻る。最後はピンフォールを取った翔月が「タッグリーグの成功は私たちにかかっていると思うので、次からも頑張ります。それではご起立ください! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と音頭を取って開幕戦を締めくくった。

 

 

★試合後のコメント

宝城カイリ&翔月なつみ
――正直みんな驚いてたと思うんですが
翔月「これは完全にもう粘り勝ちですね! ほんとに最後まで、宝ちゃん途中鼻血出ちゃったりとか、鬼気迫る所いっぱいあったんですけど、あきらめずに立ち向かってくれたし、それを感じたので、私ももっと最後までどんだけやられてもっていうのしか頭になかったんで、ほんとに、チームワークのおかげだと思います」
宝城「私も、今日は本当に、なっちゃんと、同期のなっちゃんと、試合だったんですけど、強敵っていうの分かってて、すごいあたりが強いのも覚悟してて、でも絶対に! 3とられないっていうかどんなにボロボロになっても肩を上げるっていう気持ちでずっと居て、それが守れたのでよかったです。最後に、自分が戦闘不能の状態の時に、すごく危なかったと思うんですけど、気持ちでやり返してくれて、3のカウントが聞こえた時はてっきり私場外にいて奈苗さんにおさえられてたので、負けてしまったと思ってたんですけど」
翔月「おい! まあでもさ、危なかったですよね」
宝城「びっくりした。ほんとに今日はなっちゃんのおかげだと思っています。もっと私も次の試合でいいとこ出せるように」
翔月「今日の反省を生かして、もっと連携もうまくやって、これからもっともっと、次、木村さんとか強敵ばっかりなんですけど」
宝城「気持ちだけはね」
翔月「負けないで」
宝城「雑草魂で頑張るので、今日は本当に応援ありがとうございました」
――最後初めてのしめでしたが」
翔月「もう勝つってめっちゃ気持ちいいですね! これまでほんとに、特に私なんかシングルのリーグもでれなくて、ほんといっぱい悔しい思いもしましたけど、ほんとにやっぱ頑張ってよかったなと思いますし、やっぱ同期がタッグの相手でほんとに良かったと思いますし、ほんとに色んな事も言いあえてよかったです。気持ちよかったです。また次も、次もしめたいと思います。絶対に勝って、ベルトも頂きたいと思います」
宝城「ね! 全然狙えると思うので、ベルト、このまま勢いつけて頑張ります!」

高橋奈苗&脇澤美穂
脇澤「すいません」
奈苗「いや、私もカバーいけなかったからあれなんだけど、調子に乗ってんじゃねーつうの、アレ! 何? リング降りてくださいって! いや、皆で締めるのがスターダムでしょ! それをリング降りろって、なんだあいつ調子乗ってるまんまじゃいられないんで、いつかどっかでギャフンと言わせてやりますよ。でもあいつらがいいのも開幕戦で終わりじゃないんですか? それは何故なら私達がもっともっと頑張るからです! 次から、ね?」
脇澤「私は、高橋奈苗さんと、タッグのベルトが巻きたい! それだけなのに、初戦ちょっと負けちゃって、だから頑張れます!」
奈苗「ね!」
脇澤「だから頑張れる」
奈苗「頑張る。だからもう、ん〜〜ちょっとブルーゴッデスはちょっとうちらが勝って行く事は当たり前の事だと思うんで、次からほんと次から取り返しにいきます! 絶対! あんまお客さんもえこひいきしないでくださいよ。私が出ただけでブーイングとかね、あり得ないんで、ほんとに。いや、ありえない。脇澤さん、ちょっと頑張ろう、作戦練って」
脇澤「何言ってんだほんとに! 何がアイドルだ、ほんとに。私達のがアイドルですよね?」
奈苗「私達テーマ曲聞きましたか?」
奈苗&脇澤「キッスの世界ですよ!」
奈苗「あの有名な、キッスの世界、なめんじゃねーぞ、コラ!」
脇澤「セコンドにもう中西(百重)と納見(佳容)つきますよ!」
奈苗「つくの?」
脇澤「つかないですね」
奈苗「嘘ついたの?(苦笑)」
脇澤「子育てが忙しくて(苦笑)ベルトを巻いた時にきっと。決勝で」
奈苗「来てくれるでしょうね! コンサートやりますよ、コンサート! キッスの世界の!」
脇澤「コンサートやります」
奈苗「それが見たい人は我々を応援してください!」
脇澤「くそー! 悔しいです!」
奈苗「大丈夫、大丈夫頑張ります! ナナミホ頑張ります!」

 奈苗は時間切れで辛くも赤いベルトV5に成功!夏樹は愛弟子に貫禄勝ち

STARDOM OSAKA CHAMPIONSNIGHT2012
10月21日(日)大阪IMPホール(5:30PM)
観衆415人

▼オープニング

 オープニングで登場した風香GMが、まずは「大阪の皆さん、こんばんは。本日はスターダム年内最後の大阪大会にご来場ありがとうございます。今日はスターダムが誇る二大タイトルマッチがあります。選手みんな大阪のテンションに負けないくらい頑張りますので、熱い応援よろしくお願いします」と挨拶。


▼シングルマッチ 15分1本勝負

●岩谷麻優

4分4秒
ラリアット→体固め
世IV虎

 練習中に鼻骨を骨折し、約1カ月欠場していた岩谷麻優の復帰戦。ゴングと同時にダッシュしてドロップキックを見舞った岩谷はエルボーを連打。世IV虎も体勢を入れ替えてエルボーを返すが、岩谷はカウンターのドロップキック。しかしすぐにショルダータックルでなぎ倒していった世IV虎は馬乗りになってチョーク攻撃。
 早くも「終わりだ!」とネックハンギングで持ち上げる世IV虎だが、うまく逃れた岩谷はスリングブレイドから腕を取ってロープの反動を利用してのアームドラッグ。

 さらにドロップキックからダブルリストアームサルトを狙うが、世IV虎はフロントネックロックに切り返す。だが、ロープに押し込んでからダブルリストアームサルトで投げてみせた岩谷は、コーナー二段目からクロスボディ。さらにロープに飛ぶが、世IV虎はカウンターでケブラドーラ・コンヒーロ。
 ラリアットをかわした岩谷は、背後に回ってスクールボーイ。続けてウラカン・ラナを狙ったが、踏ん張って回転を止めた世IV虎は変型の逆片エビ固めに捕らえる。何とかロープに逃れた岩谷は突進してくる世IV虎に飛び付き式のエビ固め。

 カウント2で返されるとロープに飛んだ岩谷だが、世IV虎はカウンターで強烈なラリアットを叩き込み、吹っ飛んだ岩谷から3カウントを奪った。イオの肩を借り、観客に一礼した岩谷を見下ろした世IV虎は、堂々と勝ち誇ってみせた。









▼シングルマッチ 15分1本勝負
●脇澤美穂
8分5秒
ベノム固め
安川惡斗

 「お願いします」と握手を求める脇澤だが、惡斗は一切応じる気なし。すると脇澤は観客に「ワッキー」コールを要求。惡斗が「真面目にやれ!」と一喝するが、脇澤はなおも観客に「惡斗」コールを要求。
 惡斗がカッカしているところに唾を噴射した脇澤はベノムアームを狙うが、惡斗はロープに脇澤を張り付けると口に含んだラム酒を噴射。「目に染みる!」と悶絶する脇澤の顔面ロープに擦りつけた惡斗だが、脇澤はショルダーネックブリーカーからのドロップキックで反撃。

 さらに惡斗を踏みつけると、セコンドの須佐からペットボトルを受け取り、うがいをしてから惡斗の顔面に汚水攻撃。怒った惡斗がコブラツイストに捕らえると、脇澤は「離せ、ブス」。ならばと惡斗は「何がベノムアームだ!」と脇澤の左腕に腕固め。
 しかし脇澤は「ベノムアームは右だ!」とご丁寧に指摘。改めて右手に腕固めを決めた惡斗は、さらにロープに絡みつけてスレッジハンマーを落としていく。だが、2発目をかわした脇澤はローリングクレイドル。

 そこからコーナーに登った脇澤だが、立ち上がった惡斗は脇澤を抱え上げるとACTスペシャルで叩き付ける。しかしコーナー二段目からの惡トーンをかわした脇澤は、クローホールドSTOで叩き付けてからミサイルキックを発射。
 5分経過し、バックを取った脇澤だが、惡斗はロープを掴んで阻止。脇澤はFクラッシュを狙うが、惡斗はバックエルボーで引き離すと、フロントネックロックに捕らえてから振り回し、胴絞め式に移行。

 ガッチリ決まったが、脇澤は辛くもロープに脱出。惡斗は今度こそコーナー二段目からの惡トーンを投下すると、続けてコーナー最上段へ。だが、立ち上がった脇澤は追いかけていって雪崩式フランケン。カウント2で返した惡斗だが、脇澤は間髪入れずジャーマンで投げていく。これもカウント2で返した惡斗に対し、脇澤はフィッシャーマンバスターの体勢に。
 だが、踏ん張った惡斗は脇澤のバックスライドを前転してうまく逃れると、後方回転エビ固めで丸め込みながら掟破りのベノムアーム(アイアンクロー)で抑え込んで3カウント。試合後も悔しがる脇澤に口に含んだラム酒を吹きかけていった惡斗だが、脇澤も激怒して惡斗に掴みかかっていった。









▼ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
<PLANET>
紫雷イオ
●翔月なつみ
13分49秒
ハリケーンドライバー→片エビ固め
<木村モンスター軍>
木村響子
ヘイリー・ヘイトレッド

 大阪初上陸となる木村モンスター軍。「クリーンファイター」とアピールしたヘイリーはPLANETの握手に木村と共に応じると思わせておいて奇襲攻撃を仕掛けていく。木村は翔月を会場北側客席の最後方まで連れて行き、壁に叩き付けていく。ヘイリーも場外でイオに逆水平チョップ。
 翔月をリングに戻した木村は髪の毛を掴んで捻り上げてからヘアホイップ。木村も翔月の頭に噛みついていったいくと、ヘイリーは串刺し式ヒップアタック。

 タッチを受けた木村はまず控えのイオを攻撃してから、なおも翔月の髪の毛を掴んでからボディスラムを連発。木村が逆片エビ固めに捕らえると、翔月はロープに逃れようとするが、ヘイリーが邪魔をする。さらに木村はリング中央に引きずり戻してから、どっしり腰を落として改めて逆片エビ固め。
 5分経過し、これを自力でロープに逃れてみせた翔月だが、木村は顔面にニーリフト。「終わりか、オラ!」と挑発する木村にエルボーを叩き込んでいった翔月だが、ロープに飛んだところに木村はカウンターのエルボー。

 しかし翔月もトラースキック3連発から首固めでカウント2まで追い込むと、ようやくイオにタッチ。ドロップキックを連発するイオに対し、場外にいたヘイリーが足をすくって倒すと、すかさず木村との合体攻撃を狙うが、側転→バック転でかわしたイオはドロップキック。さらに木村にスペース・ローリング・エルボーからフェースクラッシャーを決めるが、グラウンドに持ち込んだ木村は腕十字に捕らえる。
 クラッチしながらどうにかロープに逃れたイオはバズソーキックを放っていくが、かわした木村はエルボーから踏ん張るイオをぶっこ抜いてブレーンバスター。

 続いてヘイリーが重たい蹴りを叩き込んでからケブラドーラ・コンヒーロ。さらにそのままバックブリーカー。しかしイオもヘイリーのブレーンバスターを逃れると、マトリックスでかわしてからアッパー掌底を叩き込む。そこに翔月が入ってきてトレイン攻撃を狙うが、ヘイリーは切り返す。
 イオはコーナーに飛び乗ってクロスボディを放っていくが、キャッチしたヘイリーは翔月にイオを叩き付けると、投げ捨て式のフロントブレーンバスターでイオを叩き付けてから串刺し攻撃を狙う。これをエプロンに逃れて逆上がりキックで迎撃したイオは、スワンダイブ式ボディアタック。

 イオのウラカン・ラナをライガーボムで切り返そうとしたヘイリーだが、イオはどうにか丸め込んでいくと翔月にタッチ。ドロップキックを連発していった翔月だが、ヘイリーは倒れず翔月を踏みつける。さらにランニングニーを叩き込んでいったヘイリーだが、カウントを取ろうとしたバーブ佐々木レフェリーを踏み台にしてのクロスボディでイオがカット。
 ヘイリーも合体攻撃を狙ったPLANETをダブルラリアットで吹っ飛ばすが、翔月はサムソンクラッチで丸め込んでいくと、続けてスクールボーイ。だが、首固めをブロックバスターホールドで切り返したヘイリーは木村とトレイン攻撃。さらにファイアーマンキャリーで翔月を担ぎ上げると、ターンバックルに1回翔月の頭を叩き付けてからのハリケーンドライバーで3カウントを奪った。









▼全力女子=全力タッグ 20分1本勝負
愛川ゆず季
夕陽
13分18秒
ゆずポンキック・レッド→片エビ固め
松本浩代
宝城カイリ●

 タッグリーグ戦出場が決まっている愛川&夕陽の新コンビが同じ全力女子の松本&宝城と対戦。この日、宝城が宝箱から出したのはけん玉。松本にも1つ渡して同時にけん玉にトライすると、松本は見事に玉を乗せてみせた。愛川&夕陽も松本&宝城同様に全力女子のテーマで入場し、並んでハイキックシャドーを披露。
 名前をコールされた松本がセクシーポーズで投げキッスをしてみせると、愛川は苦笑い。同門同士握手を交わしてから愛川vs.宝城で試合開始。愛川のローにタックルを合わせてテークダウンした宝城は腕十字を狙う。

 これをチキンウイング・アームロックで切り返した愛川は、ロープに逃れた宝城を蹴っていくと、串刺しランニングロー。だが、蹴り足をキャッチしてヒジを落としていった宝城はダブルチョップを叩き込むと、ジャンピングエルボーでなぎ倒して松本にタッチ。
 松本の串刺し攻撃をかわした愛川は、パイパイアタックを決めてからセクシーポーズ。すると松本は「私にもやらせろ〜!」と叫んでから掟破りのパイパイアタックを放っていくが、愛川は蹴りで迎撃。

 怒った松本はサイドバスターで叩き付けると、体重を乗せて「重い! 重い!」と愛川に悲鳴をあげさせてから、宝城をオンブして「食らえ300キロ!」とダブルニーを投下。愛川も宝城をボディシザースに捕らえると、夕陽にタッチ。
 コーナーに追い込んだ宝城を蹴っていった夕陽は、串刺しジャンピングニー。宝城も串刺しジャンピングエルボーを返すと、松本との合体攻撃を狙うが、側転でかわした夕陽。そこに愛川が入ってきて松本を蹴散らすと、宝城には夕陽とサンドイッチ・ランニングロー。

 夕陽は宝城にエルボー合戦を仕掛けていくと、愛川が背後から蹴りでアシスト。すかさずブレーンバスターで投げた夕陽。だが、宝城もエルボードロップを返すと松本にタッチ。「食らえ30キロ!」とダブルニーを落としていった松本にブーイングが飛ぶと、夕陽はロープに飛び乗ってのジャンピングキックを返し、さらに松本の腕を取ってロープに飛び乗り、前宙してからのアームドラッグ。
 松本もコーナーからスレッジハンマーを返すと、そこに入ってきた愛川も夕陽共々コーナーに叩き付けてから突進。これをかわした愛川&夕陽はダブルで蹴っていくが、松本は2人まとめてバックドロップで投げていくと、夕陽にリバーススプラッシュ。

 これをかわしてソバットを叩き込んだ夕陽は、ハニーフラッシュを決めて愛川にタッチ。ガンガン松本を蹴っていった愛川だが、ロープに飛んだところに追走した松本は体当たり。そこからコーナーに登っていくが、夕陽が足を押さえると、愛川が下から蹴り上げてからデッドリードライブ。
 松本に愛川の水面蹴りと夕陽のミドルキックの合体技を決めると、愛川はタイガースープレックスの体勢に。何とか逃れた松本にYKイエロー(ハイキック)を叩き込んだ愛川だが、松本もバックエルボーを返すと、バックを取って強引にバックドロップで投げていく。

 松本は東海道落としを決めるが、カウント2で夕陽がカット。10分を経過し、宝城が前方回転ネックブリーカー3連発。さらにカミカゼを狙ったが、これは夕陽がカット。しかし松本も入ってきて松本のエルボーと宝城のスピアーを同時発射。
 さらに松本が愛川にリバーススプラッシュ式ダブルニーを落とすと、続けて宝城がダイビング・エルボードロップを投下。カウント2で夕陽がカットすると、愛川は松本にゆずポンスタナー。さらに宝城にフィッシャーマンズ・スープレックス。

 だが、宝城は愛川の蹴り足をキャッチすると、イカリに捕らえる。腰に爆弾を抱える愛川は悲鳴をあげるが、夕陽が辛くもカット。しかし松本が愛川をコーナーに叩き付けてから宝城をホイップ。串刺し式スピアーを決めた宝城は、松本と合体攻撃を狙うが、夕陽がカット。
 夕陽がスワンダイブ式ミサイルキックで松本を吹っ飛ばすと、愛川は宝城にYKブルー(後ろ回し蹴り)。カウント2で松本がカットしたが、夕陽が松本にジャンピングハイ。宝城はスライディングDを狙うが、ヒジへの蹴りで迎撃した愛川はYKレッド(カカト落とし)を宝城の背中に落とすと、もう一度YKブルーを叩き込んでからダメ押しのYKレッドで3カウントを奪った。

 試合後も愛川と松本はセクシーポーズで競い合ったが、同じ全力女子ということもあり爽やかに健闘を称え合った。













★試合後のコメント
愛川ゆず季&夕陽
ーータッグリーグに向けて幸先のいいスタートだと思いますが、どうでしょうか?
愛川「そうですね。夕陽選手とタッグリーグに出ることになって、今回こうして大阪で闘わせてもらって、きちんと結果を残すことが出来たので、タッグリーグは2人で必ず優勝してベルトを巻く勢いがついたんじゃないかと思います」
夕陽「大阪っていうのは、元々私が初めてタッグを組んだところで、その(組んだ)相手が愛川さんだったんですけど。その時は負けてしまったんですけど、今回こうやってまた組ませていただいて、勝てたので本当にいいスタートになったんじゃないかなと思います」
愛川「ちょっと口のほうを切ってしまいまして、明日グラビア撮影なんですけど……どうしようかなって、ちょっと今になって思ってきました(笑)。頑張ります!」
夕陽「私も明日、学校です!(笑)」
愛川「頑張って! 二足のわらじ同士、(年齢は)ひと回り違いますけど、お互い頑張っていきたいと思います」
夕陽「タッグリーグもよろしくお願いします」
愛川「はい、よろしくお願いしまーす」
 
▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王者]
夏樹☆たいよう
10分12秒
たいようちゃん☆スパニッシュフライ→体固め
[挑戦者]
鹿島沙希●
※夏樹☆たいようが2度目の防衛に成功

 右ヒザに分厚いテーピングをした鹿島が「お願いします!」と握手を求めると、夏樹も応じていく。まずは腕の取り合いから目まぐるしい切り返しの応酬。スピーディーなロープワークからギアを上げた夏樹がジャンピングエルボー。さらに夏樹はエルボー合戦を仕掛けると、なぎ倒した鹿島の髪の毛を掴んでヘアホイップ。
 鹿島も夏樹の左腕を取り、ショルダーアームブリーカーを見舞っていくと、変型のグラウンド卍に捕らえる。

 さらに夏樹の左腕をロープに絡みつけてから踏みつけるが、夏樹はドロップキックを連発。そう簡単に鹿島に主導権を握らせない夏樹は変型の拷問コブラからストレッチバスター。さらにワキ固めやアームロックで鹿島の右腕を捻り上げる。
 5分経過し、バックを取った夏樹は足をひっかけて鹿島をシットダウンさせると、フェイントを入れてからのドロップキック。さらにミサイルキック2連発で追い込むと、張り手を見舞ってから「来い!」と挑発。歯を食いしばりながら必死に食い下がる鹿島だが、蹴り上げていった夏樹はコーナーに鹿島を追い込んで踏みつける。

 串刺しジャンピングエルボー2連発からの串刺しドロップキックを叩き込んだ夏樹は、ハーフダウンの鹿島の胸板にソバットを叩き込む。さらにフロッグスプラッシュを投下するが、カウントは2。イグチボムを回転エビ固めで切り返そうとした鹿島だが、夏樹は踏みつける。しかし夏樹のクロスボディをかわした鹿島はヤクザキックからアストロシザースからの前方回転エビ固め。
 執拗に抑え込んでいった鹿島は、一気に勝負をかけてしじみを決めたがカウントは2。夏樹はたいようちゃん☆ボムを狙うが、これを逃れた鹿島はダブルアームから自分のヒザの上に夏樹を落とすと、掟破りのたいようちゃん☆ボム! ズバリと決まったが、惜しくもカウントは2。

 続けてダブルアーム・スープレックス・ホールドで投げるが、これもカウントは2。ならばとコーナーに登ってダイビング・フットスタンプを狙った鹿島だが、立ち上がった夏樹は一気にコーナーに駆け上げると、たいようちゃん☆スパニッシュフライを決めて3カウント。
 必死で食い下がった愛弟子を退けた夏樹がハイスピード王座防衛に成功。ベルトを腰に巻いた夏樹から鹿島に握手を求めていき、健闘を称えると、鹿島は顔をクシャクシャして深々と頭を下げた。













★試合後のコメント
夏樹☆たいよう
夏樹「ありがとうございました。無事に防衛することが出来ました。初めてのスターダムの生え抜き選手からの挑戦だったんですけど。沙希はずっと練習生の頃からハイスピードを目指していたんですけど、やっと今日スタートラインに立てたんじゃないかなと思いますね。ちょっと足の調子がよくなかったみたいなんですけど、やっぱりハイスピードって言ってもゲームじゃないんでね。闘いなんで。そこはいくらスピードを出してとしても、技に気持ちとか魂がこもってないと、絶対に勝つことは出来ないと思いますし、そういう面ではまず今日、気持ちの面でハイスピードはハイスピードだけじゃないぞってところを教えることが出来たんじゃないかと思いますね。速く動くにもやっぱり気持ちが前に前に行っていないと、身体は追いついていかないんで。自分は小さくて軽いですけど、大きい選手にも負けない重さとかパワーを持っている攻撃っていうのを鍛えてきたので、沙希ももっと細いけど重い攻撃ってものを目指してもらいたいと思います」
ーー終盤には掟破りのたいようちゃん☆ボムを食らいましたが。
夏樹「あ〜、そうなんですよね。あの人、研究熱心なところがあるし(笑)、何かずっとアレを研究して狙っていたんだなと思うと、コノヤロウって気持ちもあるし(苦笑)。アレが効きましたね! アレが効いたんで、最後一発で仕留めてやろうって。前のリーグ戦のときは自分が15分で決めきれないで引き分けになってしまったんで、もう今日は一発で仕留めてやろうと思っていたので、それはよかったと思います」
 
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]
高橋奈苗
30分00秒
時間切れ引き分け
[挑戦者]
アルファ・フィーメル
※高橋奈苗が5度目の防衛に成功

 鋭い視線で奈苗で睨み付けるフィーメル。奈苗も額をくっつけて睨み返していくと、先制のエルボー。フィーメルも強烈なエルボーを返すと、さらに逆水平チョップ。吹っ飛ばされた奈苗はショルダータックルでぶつかっていくが、フィーメルは倒れない。
 逆に突進してきた奈苗に肩でぶつかっていってなぎ倒してみせたフィーメルは、手四つの力比べを要求。高い位置からでの力比べを要求するフィーメルに対し、意地で手を伸ばしていった奈苗は何とか押し込んでいこうとしたが、フィーメルは一気に押し返していく。

 腕を固めていったフィーメルだが、ヘッドシザースで切り返した奈苗。しかしレッグスプリットに捕らえたフィーメルはエルボー。さらにアンクルホールドへ移行すると、そのまま奈苗の左ヒザをマットに叩き付けていく。奈苗を抑え付けた状態で胸板にヒジを何発も落としていったフィーメルは、ボディシザースに捕らえる。
 反転した奈苗はカンパーナで切り返すと、そこからキャメルクラッチへ。だが、フィーメルもエルボーを返すと、奈苗のクロスボディをキャッチしてマットに叩き付ける。そこからロメロスペシャルで吊り上げたフィーメルだが、奈苗は辛くもロープに脱出。

 ヒザを押し付け、まだ立ち上がれない奈苗を蹴っていったフィーメルだが、奈苗は下から足を取るとステップオーバートーホールドからアルバトロス。そのまま立ち上がったフィーメルはサイドバスターで叩き付けていくと、奈苗の左腕をロープに絡ませ、さらにセコンドの木村、ヘイリーと共に踏みつけていく。
 10分を経過し、フィーメルは腕固めを狙うが奈苗は回転して逃れると馬乗りナックル。場外では木村と脇澤が小競り合い。至近距離からドロップキックを叩き込んでいった奈苗は、ボディスラムを狙うがフィーメルはブレーンバスターで切り返す。

 コーナーに追い込んだ奈苗を踏みつけたフィーメル。そこに木村も加勢するが、脇澤が追い払う。フィーメルの串刺し攻撃をかわし、チョップを乱打した奈苗だが、フィーメルもショートレンジラリアットを返す。それでも串刺しラリアットを返していった奈苗は、コーナー二段目からミサイルキック。
 これをかわしたフィーメルは、かつて志田光から3カウントを奪っているバックドロップ・ホールドを狙う。何とかニーリフトで逃れた奈苗だが、フィーメルはアンクルホールドへ。だが、下から蹴り上げて脱出した奈苗はアルバトロスに捕らえる。場外では両陣営のセコンドが揉み合いになる中、必殺技のオメガスラムを狙ったフィーメルだが、奈苗は回転してアルバトロスに切り返す。

 15分を経過し、そのまま持ち上げて後方に倒れて脱出したフィーメル。だが、なおもバックを取った奈苗はバックドロップと思わせておいてもう一度アルバトロスへ。辛くもロープに逃れたフィーメルに対し、コーナー二段目からのミサイルキックを発射した奈苗は、もう一度コーナーへ。だが、立ち上がったフィーメルはファイアーマンキャリーで担ぎ上げる。
 横十字で切り返した奈苗はカウント2で返したフィーメルの足を取ってアンクルホールドへ。悲鳴をあげながらもスリーパーで切り返したフィーメルは胴絞め式に移行。木村がエスケープを阻止すると、フィーメルは再びアンクルホールドにスイッチ。

 しかし下から蹴り上げて脱出した奈苗は、場外にエスケープしたフィーメルを指さし脇澤と須佐に「捕まえろ!」と指示。ナナエ軍団がフィーメルを捕まえると、奈苗はトペを発射。ナナエ軍団とモンスター軍がやり合う中、エプロンに上がったフィーメルは奈苗に断崖式DDT。
 20分を経過し、場外カウント16でどうにかリング内に戻った奈苗だが、フィーメルは止めに入るレフェリーを突き飛ばして奈苗を蹴っていく。奈苗も情熱を込めたエルボーを返していくが、フィーメルもエルボーからカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、そのまま前方に叩き付けるオメガスラム。

 何とかカウント2で返した奈苗だが、フィーメルはコーナーに登る。立ち上がった奈苗は追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。だが、フィーメルもカウント2で返す。拳を握った奈苗はラリアット3連発。3発目をブロックしてエルボー合戦を仕掛けたフィーメルだが、奈苗は延髄斬りからシャイニング膝アッパー。
 それでも立ち上がったフィーメルはラリアットの相打ちに持ち込み、ダブルダウン状態に。ダウンカウント9でカバーに行ったフィーメルだがカウントは2。雄叫びをあげたフィーメルはジャーマンで投げていったが、これもカウントは2。すぐさまワキ固めに捕らえた奈苗は、そこから腕固めに移行。

 25分を経過し、腕十字にスイッチした奈苗だが、フィーメルも必死にクラッチ。ならばと奈苗はアルバトロスにスイッチ。そこからバックドロップを狙ったが、フィーメルはロープを掴んで阻止。だが、エルボーを叩き込んでからバックドロップで投げていった奈苗は、ハーフダウンのフィーメルの顔面にレッグラリアット。そして冷蔵庫爆弾を投下するが、フィーメルはヒザの剣山で迎撃。
 残り時間3分となり、フィーメルは投げ捨て式タイガードライバーからクロスフェースに捕らえる。これも逃れた奈苗は渾身のエルボー。するとフィーメルはグーパンチを返す。堪らずダウンした奈苗だが、フィーメルは引き起こしてスクラップバスター。カウント2で返した奈苗をまたもクロスフェースに捕らえたフィーメル。残り時間1分となり、場内は大「奈苗」コール。フィーメルはそのまま絞め上げていったが、奈苗は最後までギブアップせず時間切れ引き分けに終わった。













▼エンディング

 頭を抱え「信じられない」といった様子のフィーメルは、レフェリーを突き飛ばすと、なおも奈苗に襲いかかる。セコンド陣が慌てて止めに入ると、フィーメルは憮然とした表情で木村、ヘイリーと共にリング下へ。
 マイクを持った奈苗が「アルファ、おめぇ強いな。悔しいな。チャンピオンとして勝って締めなきゃいけないのに」と言うと、観客から「頑張れよ!」の声が飛ぶ。奈苗はすぐさま「頑張るよ! 頑張ったんだけど……悔しい。相手がこんなにタフだと思わなかった」と反応したが、ガックリと項垂れる。
 するとリング下でも暴れ回っていたフィーメルがマイクを掴み、「黙れ! 私が本当のチャンピオンだ! お前と必ずリマッチしてやる!」とアピール。それを聞いた奈苗は「お前らの好きにさせないぞ。ちゃんと防衛したと言えない、チャンピオンとしては不甲斐ないんですけど防衛は防衛。このベルトは今、私のところにあります。なので、12月24日後楽園ホール、愛川ゆず季! 愛川ゆず季、お前とキッチリ勝負だぞ!」と辛くも白いベルトと同じ5度目の防衛に成功したということで、愛川の挑戦を受けるとアピール。

 リングに上がってきた愛川は「高橋奈苗選手の試合、十二分に見させていただきました。私が高橋奈苗選手と闘って赤いベルトを腰に巻く日が刻一刻と迫ってきているんじゃないかなと思います。次の大阪大会、必ず私の腰にその赤いベルトを巻いて、この大阪の皆さんに披露したいと思います。よろしくお願いします。そして来年の4月29日両国大会、私が赤いベルトを巻いて両国に登場することができればいいなと思います。必ず私がそのベルトを巻くから」と奈苗に宣戦布告。
 すると、そこに木村が割って入り「オイ、オイ、オイ、オイ! 引き分け? 防衛? お前完全に負けてたよな、いま? 今の負けだろ、お前の。アルファが怖ぇのか? もう一回やって勝つ自信ねぇのかよ。だからそうやって逃げるのかよ。やるのか、やらないのかどっちなんだよ!」と奈苗に詰め寄っていく。

 一部の観客からも木村の発言を支持するような声援が飛び、さらに奈苗にはブーイングと共に「逃げるなよ!」といった厳しい声が飛ぶ。それを聞いた奈苗は「逃げないよ。逃げないよ。私は12月24日に後楽園ホールで愛川ゆず季を倒して、その後お前とやってやってもいいんだよ! アルファじゃなくてもいいんだよ。どうなんだよ? 今日は引き分けかもしれないけど、私は逃げも隠れもしない! なぜならパッションがあるからだー!」と絶叫。
 木村は「パッション? お前ら見えないものに騙されてるんじゃねぇよ! ベルト総獲りするのは、このモンスター軍のミッションなんだよ! だからうちらがベルトを全部獲ってやる。楽しみだな」と言い返すと、ブーイングを飛ばす観客に向かって「オイ、大阪人のくせにブーイング飛ばすタイミングくらい読めや、アホンダラ!」と吐き捨ててモンスター軍は引き揚げていった。

 その後も一部の観客からは「高橋、ベルト返上せぇや!」といった声が飛ぶが、奈苗は「負けてはいないので返上はしません! でも今の自分が納得しているわけないんで。次、愛川ゆず季に防衛して、その次、木村響子? アルファ・フィーメル? 誰でもいいんだよ! みんな束になってかかってこいよ! 私は逃げも隠れもしない! そうなんだ、悔しいんだ。前回この会場では引き分けで、悔しいんですよ。だから次、この大阪に来るときは必ずキッチリ勝って、大阪の皆さんに喜んでいただきたいと思います! ありがとうございました!」と鬱憤を爆発させた。
 そして改めて「スターダムの皆さん、最後は私の勝利を祝して締めたいと思いますので、全員有無を言わさずリングに上がってください」と言ってモンスター軍を除く全選手にリングに上がるように指示。最後は「不甲斐ないんですけど、絶対、絶対、絶対、明日はもっといっぱいのパッションをお見せできるようにスターダムは進んでいきますので、また会いに来てください。今日はどうもありがとうございました! では恒例の締めを一緒にお願いします! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と奈苗の音頭で締めくくった。

★試合後のコメント

高橋奈苗
ーー5度目の防衛をしたわけですが、場内のムードというのは、正直奈苗選手が負けたっていう声が多かったわけですが。
「……いや、強いですね。正直、本当に納得いかないし、チャンピオンとして……不甲斐ない。……しっかり……勝って(※涙ぐむ)愛川ゆず季をしっかり倒していかなきゃいけないと思っていたんですけど、強かったです。でも、ギブアップもしてないし、3カウントも聞いていない。それは事実で……だからタイトルマッチだから引き分けでもこのベルトが私のところにあって、ルールはルールですけど喜べないのが事実ですね。……でも、私は折れてないよ、心は! キツかったし、シンドかったし、もっと出来るんじゃないかって自分で思う。あの時もっとなんで行けなかったんだって、すでに後悔もいっぱいあるけど、強い相手が現れたことをチャンピオンとしてはいいことだと考えられるように持っていきます」
ーー初代王者として5回防衛したわけですが、今までの防衛戦と比べて、初めての外国人、しかも初来日の外国人だったわけですが、いかがだったでしょうか?
「私は強い相手を欲していたし……うん。もっと身体と身体でぶつかり合える、プロレスで思いっきりシバキ合える相手を求めていたんで。そしてワールド・オブ・スターダムっていうベルトも名の通り、世界で闘える高橋奈苗になっていきたいと思っていたので、いろんな意味で願ってもない相手が今日やってきて、目の前に立って、すごく試合前はワクワクしていたし、自分の力、16年の力が本当に発揮出来る試合だと思っていたんですけど、相手が自分が思っているより一枚も二枚も三枚も四枚も、すっげー上手でした! 世界は本当に広いなって、頭ブッ叩かれた気分です。でも絶対、この試合が決まる前、(5★STAR GPの)リーグ戦が終わったときに言ったように、愛川ゆず季、リーグ戦で黒星付けられたんで、何倍にもしてやり返さないと気が済まないんで。その後……その後です! その後にモンスター軍……木村でもいい。っていうか、木村出て来いって言いたいですね。アルファ・フィーメル、ヘイリー、強いな。確かに強いよ。だけど私は負けない! もう誰でもいいから、どんどんこのベルト守って防衛して進んでいきたいです。そしてもっともっと闘いのレベルを上げていって、それをスターダム全体の底上げ、そして女子プロレス界全体の底上げ(にしたい)。高橋奈苗がくたばるか、どっちが先か勝負だと思っています」

アルファ・フィーメルwith木村響子
ーー初めての日本の試合で、しかもいきなりタイトルマッチでしたがどうでしたか?
フィーメル「タフマッチだったし、すごく強力な相手だった。でもすごく接戦だと思う。次の機会があれば勝てる自信がある。自分は初めての日本だったので、時差ボケもまだあるし、寿司とかご飯とか、こんなのはリアルフードではないわ。ドイツの飯こそがリアルフードなので、そういう面にも慣れていなかったハンデがあった。だけど自分は、今できることはすべてやったつもり。次、来るときはもっと万全な状態にして試合に臨めるようにしたいね。今日は接戦だったから、次やったら必ず勝てる! その時は日本のファンの前で、自分がヨーロッパ最強の女子レスラーだってことを証明してやる! 自分はナナエよりも大きいし、自分のほうが強いってことはもう分かっている。だから今度はもっと万全なコンディションで試合に臨みたい。30分闘ったのは初めて。いつもは5〜10分で大抵の試合が終わっているので、圧倒的に勝つっていうのがほとんど。今日みたいな接戦は自分にとって慣れない戦いだったけど、負けてはいない。ただし勝ってもいない。最後のクロスフェース、攻めていのは自分だったが、あのままもう少し時間があったらナナエはタップしていただろう。次やったときは、今日の反省を活かして10分程度で仕留めてやる!」
木村「まぁ見ての通りね、引き分け? 勝ってるよね? 勝ってるんだよ! 結果がタイムアップってだけで、内容はこっちが全然勝っているんでね。まぁチャンピオンならチャンピオンらしく、本来ならベルトを返上して仕切り直すべきなんだよ。おかしいと思うよ。まぁまぁ、でもうちらの挑戦も受けるって言ったよね? モンスター軍の挑戦を受けるって言ったんで。そこちゃんと大きく書いておいてください。まだモンスター軍、いっぱいいるんで」
 
 善戦した惡斗を振り切り、愛川が白いベルトV5に成功!

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
10月14日(日)新木場1stRING(12:00PM)
観衆317人(満員)

▼オープニング

 この日から新曲&新衣装でKちゃんパンダがオープニングダンス。風香GMもシルバーの新衣装で登場し、新しいダンスに加わる。踊り終えたGMは「今日は新しいダンスですごく緊張しました。2カ月間に渡る5★STAR GPが終わってひと息つきたかったんですが、こんな時だから気を引き締めないといけないと思い頑張りました。今日は外国人選手が多いですが、スターダムの選手は外国人選手にいいところを持っていかれないように頑張らないといけないので、熱い応援をよろしくお願いします」と挨拶した。

▼シングルマッチ 15分1本勝負

●翔月なつみ

9分24秒
ネックハンギングボム→エビ固め
世IV虎

 風香リングアナが世IV虎の名前をコールする前に「avexヤンキーオーディションに合格!」と紹介すると、場内からどよめきが起こる。そんな世IV虎は太々しい態度で翔月からの握手を拒否すると、自ら手を上げて高い位置での力比べを要求。
 翔月が力比べを挑んでいくと、最初は左腕一本だけで両手の翔月を押し込んでいた世IV虎。さらにそこから腕を捻りあげてハンマーロックに捕らえる。翔月も切り返していくと、回転して逃れようとする世IV虎に合わせて回転し、それを許さない。

 だが、背後に回り込んだ世IV虎はヘッドロック。グラウンドに持ち込み、執拗に絞め上げた世IV虎はそこから腕を取ってアームロックへ。翔月が防御すると、世IV虎は立ち上がってヘアホイップ。翔月もエルボーからのカサドーラを狙ったが、世IV虎はスリーパーで切り返すと胴絞め式に移行。
 何とかロープに逃れた翔月は、世IV虎の串刺し攻撃をかわすと、串刺しニーからモンキーフリップ。さらにドロップキックからロープに飛ばしていくが、世IV虎は逆にショルダータックルでなぎ倒す。ファイアーマンキャリーで担ぎ上げてから前方に投げ落とした世IV虎はセントーンを投下。

 カウント2で返した翔月は、2発目のセントーンをかわすと、世IV虎の背中にダブルニードロップ3連発。そこから逆片エビ固めを狙うが、世IV虎は決められる前にロープに脱出。そして突進してきた翔月をカウンターの風車式バックブリーカーで叩き付けると、逆に逆片エビ固めに捕らえていく。
 ロープに逃れた翔月になおもセントーンを落とした世IV虎は、ネックハンギングボムを狙うが、逃れた翔月は飛び付いていく。だが、ベアハッグでキャッチした世IV虎はそのままコーナーに叩き付けると串刺しラリアット。

 翔月もカサドーラで丸め込んでからトラースキック2連発を叩き込むと、ロープに飛ぶ。そこにカウンターのラリアットを合わせた世IV虎は、旋回式のネックハンギングボムで叩き付けていって3カウント。
 大の字に倒れた翔月を見下ろした世IV虎。翔月は21日の大阪で世IV虎と対戦する岩谷の肩に担がれて退場していった。









★試合後のコメント
世Ⅳ虎
「マジね、話になんない。弱い。まず、なんでこのうちに合った相手を当ててこないのか、意味わかんねーよ。うちはね、あんな弱い奴にかけてる時間はないから。まあ、当然の勝利」
――リーグ戦敢闘賞の自信に繋がった部分は
「それでなんでうちが、第1試合なのか? しかもなんで親分のタッグパートナーが鹿島なのか? うちは鹿島のことは一切認めてないんでね。まず、あいつが親分の隣にいる事自体気に食わない。それで第1試合、ストレス爆発しますよ」
――今、川葛内に不満がたまっていると
「そうですね。まあ、惡斗は今日のタイトルマッチでどうなるのかしらないけど、まあ、自分が今一番不満に思ってるのは鹿島沙希、お前だから」

▼スペシャル・タッグマッチ 20分1本勝負
紫雷イオ
ベーダ・スコット
13分21秒
マヒカ・デ・イオ
松本浩代
シ・ネ・ネ●

 ゼブラ側の全身スーツ姿で登場したシ・ネ・ネはお尻を突き出してセクシーさをアピール。松本も負けじと投げキッスで対抗(?)。スクールガール風のコスチュームで登場したスコットは、明るく元気なセクシーさをアピール。
 控えのシ・ネ・ネがイオに対してお尻を振ってアピールすると、先発で出てきた松本も控えのスコットにお尻を振ってみせる。そして手四つの力比べでイオを圧倒した松本は、ロープに飛んだイオに対して「アホかー!」と叫びながら全部伏せてかわしてみせる。

 さらにシ・ネ・ネを呼び込んで合体攻撃を決めると、ダブルエルボーを落とす。スコットがカットに入ると、イオはスコットにタッチ。ヘッドシザースでシ・ネ・ネを捕まえたスコットは、ミドルキックからコーナー二段目に登ってのダイビング・ネックブリーカー。
 倒れたシ・ネ・ネの上に乗っかって踏みつけたイオは、シ・ネ・ネのクロスボディをキャッチして高笑いするが、シ・ネ・ネはスイングDDTで切り返して松本にタッチ。

 矢のようなドロップキックを叩き込んだ松本は、イオの上に乗っかってからニードロップを投下。さらにシ・ネ・ネとのトレイン攻撃から「イオ、ぶっ壊すぞー!」とコーナースプラッシュ。5分が経過し、旋回式サイドバスターで叩き付けた松本は、イオの首を捻りあげる。
 イオもシ・ネ・ネの攻撃を側転→バック転でかわすと、ドロップキックを叩き込んでいく。さらに松本にアッパー掌底からの串刺しダブルニーを叩き込んでスコットにタッチ。飛び付き式のスイングDDTを決めたスコットだが、串刺し攻撃をかわした松本はコーナースプラッシュ。

 そこからエプロンに出てスコットをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げた松本だが、リング内に着地したスコットは側頭部に蹴りを叩き込むとバックドロップで投げていく。すかさずイオがスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャー。だが、イオのアッパー掌底をパンチで迎撃した松本は、イオのウラカン・ラナを押し潰して逆エビ固めに捕らえる。
 ロープに逃れようとするイオをSTFに捕らえた松本だが、イオはどうにかロープに脱出。ならばと松本はアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるが、うまく逃れたイオはロープの間を回転するフェイントからカサドーラを狙う。

 しかし松本はバックドロップで切り返してシ・ネ・ネにタッチ。10分を経過し、イオをロープに押し付けてのヒップトスを落としたシ・ネ・ネは、馬乗りパンチからスリーパー。エルボーで脱出したイオだが、背後から松本が攻撃。さらにシ・ネ・ネをオンブしてニードロップを落とした松本は、シ・ネ・ネに「コーナーに行け!」と指示。
 だが、意思の疎通ができていないシ・ネ・ネがコーナーに登るのが遅れたこともあり、スイングDDTはイオが投げ飛ばして回避。イオはそこにムーンサルトプレスを落とすが、カウント2でカットした松本はイオとスコットをまとめてバックドロップで投げていく。シ・ネ・ネがイオの後頭部にレッグドロップを落としていくと、松本がアルゼンチンで担ぎ上げる。

 しかし背後に逃れたイオは丸め込んでからすぐに立ち上がってバズソーキック。そこにシ・ネ・ネがカットに入ると、イオはシ・ネ・ネにもバズソーキック。かわしたシ・ネ・ネだが、イオはダブルアーム式フェースバスターで叩き付ける。何とかカウント2で返したシ・ネ・ネだが、イオは今度こそバズソーキックを叩き込むと、マヒカ・デ・イオで3カウントを奪った。









 ★試合後のコメント
紫雷イオ&ベイダー・スコット
イオ「試合ありがとうございました。外国人選手が2人来て、組んでのタッグマッチだったんですけど、未知の外国人選手というのはよく言ったものですけど、ここまでどエライのが来るとは思ってなかったんで、めちゃめちゃリング上で戸惑いと驚きと、まあでもこれも含めていい経験になったなと思います。ありがとう」
スコット「私は日本語がわからないまま試合をしたけど、イオのおかげでいい試合ができたわ。痛いし辛かったけど、イオがパートナーだったから日本でこれだけの試合ができたわ」
イオ「ありがとう」
イオ&ベイダー「バイバーイ」

松本浩代&シ・ネ・ネ
シ・ネ・ネ「私達のタッグはセクシーだったでしょ?」
松本「セクシーね! オフコース!」
シ・ネ・ネ「すごくタフな試合だったけど、次もまた闘ってやるわ」
松本「いやー、ビッグインパクトですよ〜」
シ・ネ・ネ「顎が今、壊されたけど、次の機会も松本と組んで闘ってやるわ!」
松本「オフコース!」
シ・ネ・ネ「次来る時はNo.1のタッグチームになるわ」

▼ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
<全力女子>
●宝城カイリ
夕陽
14分28秒
ライガーボム→エビ固め
<木村モンスター軍>
木村響子
ヘイリー・ヘイトレッド

 試合前から余裕の笑みを浮かべるヘイリーに対し、いきなり積極的に蹴っていった夕陽だが、ヘイリーはショルダータックルでなぎ倒す。そこに宝城が入ってきて、まずは控えの木村に攻撃してから、ヘイリーに対して夕陽と合体攻撃を狙う。だが、場外から木村が足をすくって宝城と夕陽を倒して引きずり出す。
 モンスター軍の2人は全力女子の2人を客席に叩き付けていくと、さらに場外でお互いにホイップして宝城と夕陽を激突させる。

 リングに戻ったヘイリーは夕陽をボディスラムで叩き付けて木村にタッチ。ロープに叩き付けてから張り付けた木村は、ヘイリーと両側から踏みつける。夕陽もソバットを返すとウラカンホイップで投げて宝城にタッチ。
 前方回転ネックブリーカーを決めた宝城だが、木村はすぐにボディスラムで叩き付けてヘイリーにタッチ。圧倒的なパワーで宝城をコーナーに叩き付け、串刺しヒップアタックを見舞ったヘイリー。さらに木村が顔面を踏みつけながらの逆エビ固め。

 5分が経過し、髪を掴んでの逆片エビ固めで絞め上げた木村だが、宝城は必死にロープエスケープ。腰を痛めつけられた宝城に対し、ヘイリーはバックブリーカー。宝城はガムシャラにチョップを乱れ打ちするが、ヘイリーは張り手一発で吹っ飛ばす。さらに木村がニーリフトで顔面を突き上げる。宝城は張り手を返すが、木村は一瞬にして顔色が変わると張り手からテークダウンを奪い腕十字へ。
 必死にクラッチしてロープに逃れた宝城は、一瞬の隙を突いてスクールボーイ。木村がカウント2で返すと、タッチを受けた夕陽がミドルキックで向かっていく。堪えてエルボーを返した木村は、夕陽のハイキックをかわしてエルボーを連打してからランニングエルボー。

 だが、夕陽も雄叫びをあげながら掌底から蹴りのコンビネーション。続くライオンサルトはかわされたが、夕陽はカニ挟みからの619を決めるともう一度ライオンサルト。しかし、今度は距離を誤りクリーンヒットとはならず。
 10分を経過し、宝城がスピアーで向かっていくが、キャッチした木村は張り手を連打。さらにヘイリーと合体ブレーンバスターを狙うが、夕陽がカットに入る。するとヘイリーが夕陽をエルボーで吹っ飛ばしてから、木村とリフトアップした宝城を投げつける。

 しかし夕陽は蹴りでヘイリーを吹っ飛ばすと、宝城のスピアーと水面蹴りの合体攻撃を木村に決める。さらに合体バックドロップから、夕陽がムーンサルトプレスを落とすと、続けて宝城がダイビング・エルボードロップを投下。だが、そこにヘイリーが入ってきて宝城にぶっこ抜きジャーマン。
 タッチを受けたヘイリーは宝城にランニングローを叩き込むと、ファイアーマンキャリーで担ぎ上げ、1回コーナーに叩き付けてからのハリケーンドライバー。さらにラストライドを狙ったが、宝城は回転エビ固めで切り返す。キックアウトしたヘイリーだが、そこに夕陽がスワンダイブ式ミサイルキック。続けて宝城がスライディングD。

 しかし木村がカットに入り、宝城にトレイン攻撃を決めてからヘイリーに向かってホイップ。ラリアットを叩き込んだヘイリーだが、カウント2で夕陽がカット。すると木村が夕陽を捕まえてネックハンギングボム。その横でヘイリーは宝城をライガーボムで叩き付けていって3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った木村が「オイ、ロッシー! このカード、舐めてんのか? モンスター軍を何だと思ってんだ。こんな雑魚当ててくるな。これじゃ試運転にもならねぇよ。(※観客に向かって)お前ら、若くてカワイイってだけで応援したくなる気持ちも分からなくもないけどな。こんなアンダードックをいくら応援しても、モンスター軍がスターダムのベルトを総獲りするからよ。お前ら応援しながらもコイツらのやられるところを見たいんだろ? 知ってるんだよ。というわけで、これからもモンスター軍のご活躍を影ながら応援してくれよ」とアピール。
 モンスター軍が引き揚げたあと、マイクを持った宝城は「皆さん、いつもたくさん応援してくれていて、声援がすごく聞こえるんですけど、今日はその声に応えることができなくてスミマセンでした。でも絶対に諦めないで、リーグ戦でまた闘うことになるんですけど、勝てるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」と悔しさを露わにした。









★試合後のコメント
 
木村響子&ヘイリー・ヘイトレッド
――戦慄の木村モンスター軍登場でしたが
木村「ていうかさ、マッチメイクもうちょっと考えろよな? ほんとに。マッチメイクミスなんじゃないの? あいつら、あの、妄信的な、人たちは? まぁやられてんの見たいんだろうから、いいっちゃいいんだろうけど、うちらほんと、試運転にもなんねーよ。準備運動だ。今からでも試合できるよ。もうワンマッチOKね!?」
ヘイリー「YES」
木村「GO!……弱い奴どうしがやりあったって面白くねーだろ? 弱い奴と強い奴。強い奴と強い奴。弱い奴と弱い奴がやっても何も生まれねーよ。強い奴がいなきゃ話になんねーよ。だからモンスター軍が産まれたの。アンダスタンド? イングリッシュわかりますか? アンダースタンド? ……なんかないのせっかくモンスター軍が初めて組んだっていうめでたい日に何もないの? 聞くことないの?」
――タッグリーグは別のパートナーと組みますが
木村「言い忘れてたけど、世界中に仲間がいるからね。ヘイリーと、今度組む奴。他にもまだいるからね。まあまあまあ。昔のプロレスて言ったらやっぱりまだ見ぬ強豪外人っていうのがファンタジーだったわけじゃない? それをモンスター軍で復活させる。皆がまだ全然見たことない、強い奴をいっぱい呼んでくる。乞うご期待」

宝城カイリ&夕陽
夕陽「17年間生きてきて、初めてモンスターに会いました。あんなでかいガイジンとか、あんな木村選手みたいな人に会ったことないし、とりあえず初めてモンスターに会いました」
宝城「ちょっと今、片耳の鼓膜が破れてしまって、片耳が聞こえない状態になってしまったんですけど……ん〜、やっぱり作戦不足というか、もっとやっぱり正面から行っても敵わないっていうのは分かっていたのに、やっぱりこうやられてやられて煽られて、それで自分の気持も高ぶってしまって、冷静に試合を進められなかったのが敗因だと思います。でも、気持ちは折れてないので、リーグ戦で必ずもっといい試合をして、勝てるように頑張ります。ありがとうございました」

▼SPインタビュー
 
 キッズファイターのあずみとまあやが出てきて「なんでまあやはいっつもこの髪型なんですか?」と呟いてからKちゃんパンダスペシャルインタビューコーナーへ。風香GMとKちゃんパンダも登場すると、今回のゲストである世IV虎を呼び込む。

 「キュートな笑顔でお馴染みの世IV虎、19歳です。avexかどこか知らねぇけど、うちをアイドルにするためのオーディション、余裕で受かってやったぜ!」と言い放った世IV虎は、今後はボイストレーニングやダンスレッスン、PV撮影などアイドルとしてのスケジュールが詰まっていることを報告。

 さらにダンスレッスンを受けたあとは、世IV虎もKちゃんパンダ&風香GMと共にオープニングダンスに参加することを予告。もちろんセンターを取ると宣言した世IV虎に対し、あずみは「世IV虎ちゃん、あずみのことをカピバラって言うんだもん」と文句を言い出す。まあやが「なんでまあやはいつもこの髪型なの?」と聞くと、世IV虎は「知らねぇよ!」と一喝。
 泣き出した(?)まあやだが、どうもキッズたちが世IV虎に当たるのは、最近世IV虎ばかりが「アイドル」「アイドル」と言われているのが原因とのこと。そこでキッズの2人も踊りを披露することに。披露したのは2人が自作したという、雨が降ったときに止むよう願う「水の妖精の踊り」!

 するとGMから「世IV虎ちゃんもアイドルらしいところ見せてよ」とムチャぶり。世IV虎は「マジっすか? マジすか……マジすかロックンロール?」と、うまく持っていって(?)大好きなAKB48の『マジすかロックンロール』をアカペラで披露。オーディションで歌った曲を披露した世IV虎を見て、あずみ&まあやは「別にいいよ。ヤンキーなんかになりたくないもん」とバッサリ。世IV虎も「まぁ人それぞれですからね」と大人の対応。
 今後はアイドル活動のため試合を休むこともあるか聞かれた世IV虎だが、「アイドルなんで、試合にも、アイドルの活動にも……これからもスターダムの世IV虎なんで世露IV苦お願いします!」と宣言して締めくくった。 

▼ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負

<ナナエ軍団>
高橋奈苗
脇澤美穂

17分40秒
イクボム

<川崎葛飾最強伝説>
夏樹☆たいよう
鹿島沙希

 握手を求めるナナミホだが、川葛が応じないため和田京平レフェリーが握手。すると渋々川葛も握手に応じようとしたが、ナナミホはそこに奇襲攻撃を仕掛けていく。だが、脇澤を場外に追いやった川勝師弟タッグは奈苗を捕まえて合体攻撃。
 さらに鹿島がドロップキックを見舞っていくと、夏樹がヘアホイップ。怒った奈苗も夏樹の髪の毛を掴んで投げていくと、夏樹☆ヘッドばりの人間魚雷でぶつかっていく。タッチを受けた脇澤がヘッドバットを見舞っていくと、夏樹が本家・夏樹☆ヘッドをお見舞いして「夏樹☆ヘッド、舐めんじゃねぇぞ!」と吐き捨てる。

 ナナミホも鹿島に対して合体フロントキックから合体ブレーンバスター。そこからフェースロックに捕らえていった奈苗は、鹿島をカナディアンバックブリーカーからコーナーに叩き付けて逆さ吊りにしていく。そこにコーナースプラッシュを見舞った奈苗に続き、脇澤がローリングクレイドル。
 脇澤がキャメルクラッチに捕らえると、そこに奈苗がドロップキック。ダブルアーム・スープレックスで投げていった脇澤に続き、奈苗がドロップキック。好連携を見せるナナミホに対し、鹿島もエルボーを返していくが、奈苗はカウンターのサイドバスターで叩き付ける。だが、2発目をコルバタで切り返した鹿島は夏樹にタッチ。

 脇澤も入ってきて合体攻撃を狙ったナナミホだが、夏樹は奈苗の腕を取ってコーナーに駆け上がると、そのまま脇澤にミサイルキック。さらにスピードでナナミホを翻弄するが、奈苗がガムシャラに夏樹を捕まえると、そこに脇澤がベノムアーム。しかし夏樹が目潰しを脇澤にお見舞いすると、「目がかすむ!」と言いながら間違えて奈苗にベノムアームでのアイアンクロー。
 すかさずナナミホをコーナーに追いやって串刺しドロップキックを見舞った夏樹は、奈苗のバックを取る。だが、腕を取ってアームブリーカーで切り返した奈苗は、アルバトロスに捕らえる。

 堪えた夏樹はロープに飛ぶが、カウンターのラリアットで1回転させた奈苗は脇澤にタッチ。ドラゴンリングインからベノムアームでのアイアンクローに捕らえた脇澤は、カットに入ってきた鹿島もろとも『まとめて』で叩き付ける。
 しかし夏樹がカニ挟みで倒したところに、鹿島がエプロンからドロップキック。夏樹もベースボール・スライドを叩き込むと、フロントキック。脇澤もフロントキックを返していくが、夏樹が蹴り足をキャッチ。だが、そこに奈苗が入ってきて延髄斬りを叩き込むと、脇澤は逆さ押さえ込み。

 カウント2で返した夏樹はコーナーに登っていくが、脇澤が追いかける。だが、股下から着地して逃れた夏樹はライガーボムで叩き付けて鹿島にタッチ。「ババア、どうした!」と挑発していった鹿島は、脇澤のドロップキックをかわして奈苗に誤爆させると、脇澤にフェースクラッシャー。
 そこからコーナーに登っていくが、追いかけていって脇澤は雪崩式フランケン。続けてミサイルキックを発射した脇澤は奈苗にタッチ。ミサイルキックで続いた奈苗は、コーナー二段目からのダイビング・ボディプレス。さらに串刺しラリアット。だが、夏樹が入ってきて串刺しドロップキックを叩き込むと、鹿島がアストロシザース式の高角度前方回転エビ固め。

 15分が経過して鹿島のしじみを投げ捨てパワーボムで切り返した奈苗だが、脇澤のミサイルキックは鹿島がかわして誤爆。すかさず夏樹がダイビング・ボディプレスを落とすと、鹿島もダイビング・フットスタンプで続く。奈苗もショートレンジラリアットを返すと、コーナーに登っていくが、またも夏樹が入ってきて雪崩式アームドラッグ。
 そこに鹿島がしじみを決めるが、カウント3寸前で奈苗がキックアウト。ヤクザキックを連打した鹿島に夏樹もフロントキックで加勢し、そこからトレイン攻撃を狙ったが、奈苗は連続ラリアットで迎撃。さらに脇澤とダイビング・ボディプレスを同時投下した奈苗だが、夏樹はバックを取る。

 そこに脇澤が走り込んできて夏樹にクローホールドSTOを決めて奈苗を救出。そのまま脇澤が夏樹を抑え込むと、奈苗が鹿島に延髄斬りからのイクボムを決めて3カウント。何回か誤爆はあったものの、何とか勝利した奈苗は「おっしゃー! おっしゃ! おっしゃー! うちら前回の新木場から3回目なんですけど、3回目にしてやっと勝てたぞー! この勢いでタッグリーグ、ナナミホで盛り上げていきたいと思います。そして必ず優勝しましょう! 何か言ってやってください」と言って脇澤にマイクを渡す。
 脇澤は「ナナエ軍団、勝ったぞー! 私は高橋奈苗と一緒にタッグリーグ、優勝してベルトを巻きたい! 奈苗さん、ダブルベノムアームを修得してトーナメント勝ちましょう! 応援よろしくお願いします!」と、とんでもない合体技を予告した。













★試合後のコメント
夏樹☆たいよう&鹿島沙希
――残念ながら負けてしまいましたが
夏樹「向こうのチームはタッグリーグにもエントリーしているチームなんで。まぁ前哨戦じゃないですけど、前回世Ⅳ虎と組んで引き分けてたんで、今日は勝ちたかったですけど……悔しいですね。まぁ沙希とのタッグは初めてだったという事もあると思うんですけど、それにしても、やっぱり相手の二人が大きいんでもうちょっとスピードとか、自分たちなりの動きで翻弄して勝つことできたんじゃないかなと思うんで、そこは反省して。次、タイトルマッチも控えてるんで、お前、こんなんじゃダメだぞ!」
鹿島「はい」
夏樹「そんなんで勝てると思ってるの?」
――鹿島選手はいかがでした?
鹿島「夏樹さんの言ってる通りなんですけど、タイトルマッチを前に、自分がフォール取られて負けて、この結果で」
夏樹「今日だってさ、奈苗さんより弱いけど、そんなん誰だって分かってんだからさ、じゃあ何で勝つんだよ?」
鹿島「……スピードです」
夏樹「今日はあの、5★STARの時のリーグ戦のような、気迫っていうか、根性とか、そこが一番、沙希が他の人より飛び抜けてるものだと思うんで、それがなかったらいくらスピード出しても何しても自分には勝てないと思うので。それをもう一回心得て、あと一週間、コンディション整えて挑んできてもらいたいと思います」
鹿島「はい」

高橋奈苗&脇澤美穂
――見事勝利しました
奈苗「はい、タッグリーグ前にこんなに何回も組めるのは、いい事で」
脇澤「はい」
奈苗「やっと勝ちっていう結果がついてきたんですよ。ドローばっかりで。なんですけど、やっぱりタッグワークがちょっと。心配な部分は多いので、反省点なので、流れが噛み合ってない部分があったことがすごく自覚できたので、そのへんをちょっとね? ダブルベノムはどうかと思うんですけど」
脇澤「でも、ベノムアームはタッグリーグを制します」
奈苗「何か制したことあるんですかね?」
脇澤「そうですね、何も制してない」
――3WAYマッチは……
脇澤「オーバー・ザ・トップルール」
奈苗「でもオーバー・ザ・トップロープルールじゃないからちょっと考えないとダメだね」
脇澤「そうですね。今日も時間ギリギリでしたよね?」
奈苗「はい、危なかったんで。ちょっと、次の新木場ではタッグリーグが始まるんで、そこまでにはちょっとバッチリ磨いて、楽しいナナエ軍団ワールド。ナナミホの世界をもっともっと見せて楽しんでもらえるようにして、そして最後に勝つっていう方式を見せていきたいと思います」
――初めて闘った夏樹&鹿島組はタッグチームとしていかがでした?
奈苗「いや全然ダメでしょう。前回の新木場が世Ⅳ虎&夏樹で、すごい勢いがあって、勝てなかったんでなんとも言えないんですけど、その身体と身体のぶつかり合いがすごくなんか心地よいプロレス感があったんですけど、鹿島沙希は見ての通り細くて身体もないし頭もないし、ただ若いだけの姉ちゃんなんで、そんなもんはまだまだですね、はい。ババアとか言ってたけどね? 誰でも歳はとるんだっつうの!」
脇澤「ホントですよ」
奈苗「言い返してやったほうがいいですよ?」
脇澤「私もババア、ババアって若い時言ってましたけど、誰でも歳はとるんだぞと。実感しました」
奈苗「実感したんだ(笑)」
脇澤「実感しました、本当に。だから私は本当にいいタッグパートナーに恵まれたと思うんですよ、このタッグリーグ。だから絶対ベルト巻いて」
奈苗「勝たないとおかしいよね!」
脇澤「私が負けなければ絶対巻ける!」
奈苗「敗戦にならなければ巻ける?」
脇澤「巻けます! 負けなければ巻ける。面白いこと言っちゃったんですけど」
奈苗「(マスコミは)笑ってないですけどね」
脇澤「ほんとに優勝して、ベルトを巻いて、2人で週プロの表紙をとりたいと思います」
奈苗「おー! バトル・ニュースだって、どこだってトップ画像、全部のトップいきましょう!」
 
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王者]
愛川ゆず季
11分56秒
ゆずポンキック・レッド→片エビ固め
[挑戦者]
安川惡斗●
※愛川ゆず季、5度目の防衛に成功

 腰に白いベルトを巻いて入場した愛川。風香リングアナが惡斗の名前をコールする際に痰が絡んでしまい、惡斗は思わず絶叫! 出鼻を挫かれた惡斗だが、愛川が差し出した手を両手で握ると「よろしくお願いします!」と絶叫。
 いきなり愛川のミドルキックをキャッチしてフルネルソンに捕らえた惡斗は、そこから流れるようにコブラツイスト。しかし回転して逃れた愛川はチキンウイング・アームロックに捕らえる。ここから脱出した惡斗はタックルでテークダウンを奪うとヒザ十字固めへ。

 愛川はこれをSTFで切り返すとワキ固めに移行。さらに馬乗りになってエルボーを打ち落とすと、首4の字固めで捕まえる。反転して惡斗の顔面をマットに叩き付けていくが、首を抜いた惡斗はサミングから愛川の顔面をロープに擦りつける。ローキックで反撃した愛川はミドルキック。
 だが、蹴り足をキャッチしてテークダウンした惡斗は愛川の右ヒザを蹴り飛ばすと、顔面を踏みつける。徹底的に愛川のミドルキックをキャッチしてみせる惡斗は、ヒザにエルボーを落とすと串刺しドロップキックから右ヒザへの低空ドロップキック。

 5分が経過し、惡斗のフロントキックをかわした愛川はゆずポンスタナー。惡斗からエルボー合戦を仕掛けていくと、愛川はローキックで応戦。絶叫しながら堪えた惡斗は、カウンターで愛川を抱え上げると、アバランシュホールドで叩き付ける。そしてコーナー二段目から惡トーンを投下。
 これをかわし、背中にYKレッド(カカト落とし)を落とした愛川は、左右の張り手からYKイエロー(ハイキック)。だが、惡斗もフロントネックロックからブン回していくと、そこからACTスペシャル。

 今度こそコーナー二段目からの惡トーンを決めた惡斗だが、カウント1で返した愛川はYKブルー(後ろ回し蹴り)。またもキャッチした惡斗はストレッチマフラーに捕らえたが、振り解いた愛川は背中にYKレッド。だが、ミドルキックで反撃しても惡斗はキャッチしてバックスピンエルボー。愛川も何とか返す刀でYKブルーを放っていくが、惡斗はこれもキャッチしてアクトロックで丸め込む。しかしロープが近かったため決まらず。
 大「惡斗」コールの中、惡斗はコーナー最上段から惡トーンを投下。ズバリ決まったがカウントは2。10分が経過し、フロントネックロックから振り回し、胴絞め式に移行した惡斗だが、愛川は必死に堪える。

 ならばとコーナーに登った惡斗だが、立ち上がって下から蹴り上げて叩き落とした愛川は絶叫しながらYKブルー。これもキャッチしてみせた惡斗は今度こそ完璧なアクトロックで丸め込んだが、愛川はカウント3寸前で肩をあげる。エルボーからロープに飛んだ惡斗だが、追走してミドルキックを叩き込んだ愛川はフィッシャーマンズ・スープレックス。
 そこからYKブルー→YKイエロー→YKブルーと叩き込んだ愛川だがカウントは2。片膝立ちの惡斗に愛川はダメ押しのYKレッドを叩き込んで3カウント。










▼エンディング

 5度目の防衛に成功した愛川は、夏樹と世IV虎が介抱する惡斗を鋭い目つきで見つめる。だが、ベルトが自分のところに戻って来ると、笑顔になりグラビアポーズで記念撮影。肩を担がれた惡斗は悔しさから絶叫しながら退場。
 マイクを持った愛川が「この白いベルト、防衛しました。ありがとうございました! V5です。安川惡斗、ご苦労様。もう惡斗とはいいです。私は次、赤いベルト、高橋奈苗選手は大阪で闘って、私が闘うときには持っているかどうか分かりませんが……」と言ったところで、会場の隅にいた奈苗が「持ってるよ!」と叫ぶ。愛川は「それはまだ分かりません。でも誰であろうと次の赤いベルトの挑戦者はゆずポンですので、皆さん応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」と、12・24後楽園大会で赤いベルトに挑戦することを改めて宣言。

 そこに夏樹と共に入ってきた世IV虎が「テメーよ、惡斗に勝ったくらいで何を喜んでるんだよ。次、始まるタッグリーグ、うちらオリジナル川葛がベルト獲るから。覚えておけよ、テメー」と宣戦布告。
 それを聞いた愛川は「次、私は夕陽選手とタッグを組んでベルトを一緒に巻きたいと思います。タッグリーグ、いろんな思いがあるけど、それ以上に頑張ってベルトに届いたらいいなと思います。こちらのほうも応援よろしくお願いします。選手が何か言いたいようなんですが、時間がないので今日は勝った私は締めたいと思いますので。タッグリーグ前ということで……」と言って、選手にリングに上がるように言うと、最後は「スターダムはサバイバルでいつ中心から落とされるか分かりません。ですけど、熱い闘いでみんなで争っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。締めの挨拶を白いベルトを防衛した私がしたいと思います。皆さん、ご起立ください。今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と愛川が締めくくった。

★試合後のコメント

愛川ゆず季
「見事防衛しまして、V5ということで、この白いベルト、これは、ずっと私のもの。グラレスラーの象徴として、守り続けていきたいと思います」
――試合を振り返ってみていかがですか?
「そうですね、安川惡斗選手は、デビューしたのも私より後。でも、こないだのリーグ戦で負けてしまったっていう、そこでやっぱり負けられないという強い気持ちがあって、優勝の5★STARリーグの優勝したいという気持ちもいっそう強くなりましたし、もうここは絶対に完勝して、力の差を見せつけないとなと、自分にとっても惡斗にとってもと思いました」
――赤いベルトの挑戦がありますが
「そうですね。赤いベルトを口にしてる以上、そこは口だけにならないように、そういう闘いをしていかなければならないというのもありまして、次、高橋奈苗選手がまだベルトを持っているかどうかわからないんですけど、次の挑戦者は私ということで、正々堂々と大きい顔をして闘えるように、準備をしときたいと思います」
――タッグリーグ戦に向けては
「そうですね。タッグリーグ、今度は夕陽選手とタッグを組むということで、やっぱり今までベルトを持っているということで、ベルトを返上するというのは痛い思いをしたり……嬉しい思い、辛い思いとか色んな思いをして手に入れたベルトだったので、悔しい気持ちは強いんですけど、やっぱりその分またベルトを私は手に入れたいなという気持ちが強く思ってます。なので夕陽選手と一緒にタッグのベルトを巻きたいなと思います」
――惡斗選手のアクトロック対策は考えてきていた?
「そうですね。この間のは対策を考えて逆に丸め込もうと。それは絶対に同じ技でとられないと研究してきたんですけど、惡斗はさらに上をいっていて、裏でも丸め込みをしてきたので、それはちょっとびっくりしましたね。それはヤバイと思ったので、もう力づくで返しました。やっぱ惡斗はすごい! 日頃からプロレスのことを考えてて、頭を使ってくる選手だなと思いました」
――今日ベルトを巻いて入場してきましたが、心境の変化が?
「やっぱりベルトを持ったら巻きたいなと思って。なんか、ちょっと緩いんですけど、ベルトの王者として、今回タイトルマッチとして巻いて入場しようと思いました」

安川惡斗
「私、負けてねぇよ? これで1勝1敗だろ! ドローだろドロー! こんなんね、あいつの赤いベルト、赤いベルトかけるから白いベルトかけるって、意味わかんねぇ。逆指名とか、逆指名されたけどよ、今度はアタシが強くなって、強くなって、アタシから白いベルト挑戦、強くなった時、クッソォォォ! アタシから! 白いベルトかけるって言って(やる)! ちゃんと色々整えて、整えて愛川ゆず季にアタシは白いベルト挑戦する。今度はアタシから挑戦する! 以上!!」

 惡斗が愛川組に地元で凱旋勝利!木村モンスター軍は初陣で圧勝!

スターダム Season9『Goddesses in Stars2012』
10月3日(水)青森はまなす会館(18:30)
観衆450人(満員)

▼オープニング

 お笑い芸人のあどばるーんさんが登場し前説を担当。訛りギャグでお客さんを温めたあと、「スターダム青森大会スタート!」のかけ声と共に風香GMが登場。
 「青森の皆さん、こんばんは! 本日はスターダム初の青森大会にご来場いただきありがとうございます。東京から10時間かけて来たんですけど、このコスチュームがすごく寒くてビックリしました。東京ではだいぶ盛り上がっている団体なんですけど、まだ東北では知らない人も多いと思います。でも来年の4月には両国国技館大会も決まっているので、ノンストップで突っ走りたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と挨拶。
 未定となっていた第4試合の鹿島沙希の対戦相手が、このほど木村響子が結成した木村モンスター軍の一員であるヘイリー・ヘイトレッドと発表されると、場内からどよめきが起こった。

▼シングルマッチ 10分1本勝負

真琴

10分00秒
時間切れ引き分け 
飯田美花

 第1試合はWrestling New Classicの真琴がスターダムに初参戦し、青森出身の飯田美花とシングルマッチを行う特別提供試合。

 ゴングと同時にドロップキックを連発していった飯田だが、4発目のドロップキックをかわした真琴は無気力キックからチンロックに捕らえる。さらに顔面を踏みつけてから逆片エビ固め。

 飯田はロープに逃れるが、真琴はストンピングを落とすと、下から殴りかかってくる飯田を蹴り飛ばしてからフロントネックロック。しかし真琴を押し倒して上になった飯田はマウントエルボーからボディスラムを狙うが、これは逆に真琴が持ち上げて叩き付ける。
 フットスタンプを落とした真琴は、クロスアームから両ヒザの上に乗せる変型バックブリーカーに捕らえるが、飯田は下から抜け出して脱出。

 エルボー合戦を仕掛けていった飯田だが、打ち勝ったのは真琴。ならばと飯田は真琴を対角線にホイップすると、串刺しドロップキック。しかしミサイルキックを狙った際に右ヒザを負傷し不時着してしまう。すかさず真琴は右ヒザにストンピングを落としていくが、飯田は気力でドロップキックを返すと、もう一度コーナーに登っていく。
 立ち上がった真琴は下から殴っていくが、かわした飯田はコーナー上で卍固め。さらに今度こそミサイルキックを発射。これをかわして自爆させた真琴は、飯田をコーナーに乗せると腹部を下から蹴り上げる。

 残り時間3分となり、コーナーからダイビング・クロスボディを発射した真琴だが、カウントは2。飯田は河津落としからグラウンド卍に捕らえていくが、真琴の足がロープに届く。なおもドロップキックを発射した飯田だが、真琴はエビ固めで丸め込む。カウント2で返した飯田はカウンターのドロップキック。
 そして三度目の正直でミサイルキックを決めると、フィッシャーマンズ・スープレックスでカウント2まで追い込む。真琴もエルボー合戦を挑んでいくと、ダブルチョップでなぎ倒す。

 残り1分となり、ダブルアーム・スープレックス・ホールドで投げた真琴だが、カウントは2。すると飯田はヘッドバットから欧州式エビ固めでカウント2まで追い込むと、ブリザード・スープレックス・ホールドで投げるがこれもカウントは2。最後は飯田がグラウンド卍に捕らえたところで、10分時間切れドローのゴングが鳴らされた。










▼シングルマッチ 15分1本勝負
木村響子
9分3秒
逆片エビ固め 
翔月なつみ●

 握手を求める翔月だが、木村は当然拒否。すると耳に手を当て、観客に手拍子を要求。そこに翔月はロックアップで組み付いていくが、木村はパワーで投げ飛ばすと、ハンマーロックに捕らえていく。
 さらに起き上がりこぼし式でチョップを叩き込んだ木村だが、翔月もカサドーラの体勢で飛び付いてのアームドラッグを返していく。

 力比べになると片手で翔月を圧倒してみせた木村は、翔月の髪の毛を掴んだまま何度も投げていく。さらに頭に噛みついていき、注意するレフェリーに唾を吐きかけた木村は、観客の反応のいい方向のロープに翔月を張り付け踏みつける。
 背後からヒップトスを落としていった木村は踏みつけフォール。カウント2で返した翔月はエルボーで反撃するが、木村は雄叫びをあげながら受け止めてみせる。

 逆に強烈なエルボー一発で翔月を吹っ飛ばした木村は、ロープに飛ぶ。かわした翔月はドロップキック3連発。「上げるぞー!」とボディスラムの体勢に入った翔月だが、これは木村が逆にボディスラム。
 しかし木村の串刺し攻撃をかわして、モンキーフリップで投げていった翔月は、ダブルニードロップ2連発から、コーナー二段目からのダイビング・ダブルニードロップ。

 カウント2で返した木村だが、さすがに腹部を抑えて苦悶の表情。突進してくる木村にトラースキックを叩き込んだ翔月は、気合いもろともボディスラムで叩き付けると、ランニングニーを放っていく。これをキャッチした木村は前方に叩き付けると逆エビ固めへ。
 悲鳴をあげながらもロープに逃れた翔月は、それでも髪の毛を掴む木村の手に噛みついていくと、下からエビ固めで丸め込む。カウント2で返し、蹴り飛ばしていった木村はカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げる。

 そこからトップロープに逆さ吊りにすると、ランニングニーを背中に叩き込む。しかしビッグブーツをかわした翔月はスクールボーイ。続けて逆さ押さえ込みで抑え込むが、キックアウトした木村は顔面を蹴り上げると、ぶっこ抜きブレーンバスター。
 カウント2で返して意地を見せた翔月だが、木村は再び逆エビ固めへ。シャチホコ式で決めたところで、翔月は堪らずギブアップ。 









 
▼ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負

<ナナエ軍団>
高橋奈苗
脇澤美穂

20分00秒
時間切れ引き分け 

<PLANET>
紫雷イオ
ダーク・エンジェル

 イオ&エンジェルのセコンドには鼻骨骨折で欠場中の岩谷麻優がつく。4者ガッチリ握手を交わしてから、奈苗とエンジェルの先発で試合開始。両者とも自分への声援を煽ってから、腕の取り合いに。ヘッドロックに捕らえていったエンジェルだが、奈苗もすぐに脱出。
 ロープに飛んだ奈苗の突進を伏せてかわそうとしたエンジェルだが、奈苗は寸前でストップしてストンピングを落とすと対角線にホイップ。しかしコーナーに飛び乗ったエンジェルは腰を振ってセクシーダンスを披露。唖然とする奈苗に飛び付き、アームドラッグで投げてからまたもセクシーダンス。

 そこに背後から脇澤がベノムアームでのアイアンクローを見舞っていき、奈苗と2人でダブルドロップキックを狙ったが、自爆させたエンジェルは腰を振ってまたもやセクシーダンス。「やってらんないよ! クネクネしちゃってさ!」とふて腐れてリングを降りてしまったナナミホ。
 そして観客に「踊れ!」コールを強要すると、イオがリングインしてエンジェルと社交ダンスを披露。すかさずそこにナナミホが襲いかかっていき、場外に連れ出して客席に叩き付ける。

 リングに戻った奈苗はエンジェルにステップオーバー・トーホールド。だが、エンジェルも突進してくる奈苗をカニ挟みで倒してイオにタッチ。エプロンから低空ドロップキックを見舞ったイオは、コーナーで串刺しダブルニー。だが、強引にバックドロップで投げていった奈苗は脇澤にタッチ。
 ナナミホはダブルのビッグブーツから奈苗がイオの足を押さえ、そこに脇澤がベノムアームでのアイアンクロー。さらに奈苗がドラゴンスクリューで投げると、脇澤がキャメルクラッチに捕らえ、2人で「ナナエ軍団〜」と叫びながらナナミホポーズ。

 イオもエビ固めでの丸め込みからドロップキックを返してエンジェルにタッチ。エンジェルの捕まえた脇澤の背中にイオがフットスタンプを落とすと、ダブルのアームホイップからイオがアシストしてエンジェルがその場飛びムーンサルト。続けてイオが1人でその場飛びムーンサルト。
 カバージョに捕らえたイオは、脇澤の口に指を入れて引っ張ると、続いてエンジェルが串刺しエルボー。さらに変型のコブラツイストに捕らえると、そこからDDT。

 唾攻撃を見舞った脇澤はようやく奈苗にタッチ。イオとエンジェルの合体攻撃をクロスボディでなぎ倒した奈苗に続き、脇澤はローリングクレイドルを狙うがエンジェルは踏ん張る。ならばとショルダーネックブリーカーからベノムアームでのアイアンクローに捕らえた脇澤だが、エンジェルはバックブリーカーで切り返す。
 さらにバックドロップで投げてイオにタッチすると、イオはスペース・ローリング・エルボー、フェースクラッシャー、クロスフェースと決めていく。これを奈苗がカットすると、ナナミホは合体攻撃を狙うが、イオがかわして鉢合わせさせる。

 だが、脇澤もイオを場外に放り投げ、コーナー最上段からプランチャを投下。続いて奈苗もトペを発射。15分が経過し、リングに戻った脇澤はイオにミサイルキック。そしてフィッシャーマンバスターを予告した脇澤だが、イオは首固めで切り返す。そこに奈苗が入ってきてカットすると、エンジェルとイオを分断。
 イオをコーナーに乗せると、脇澤が雪崩式フランケンを決めたがカウントは2。そこに奈苗が串刺しラリアット2連発。

 イオも反撃するが、カウンターのショルダータックルで吹っ飛ばした奈苗はブレーンバスターの体勢。だが、イオが背後に着地すると、エンジェルが入ってきてダブルドロップキック。さらにエンジェルが延髄斬りを叩き込むと、イオが619からスワンダイブ式ミサイルキック。
 残り時間3分となり、コーナーに登ったイオを脇澤が足止めすると、奈苗が追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。続けて脇澤がダイビング・ボディプレスを投下するが、これもカウントは2。

 奈苗は冷蔵庫爆弾を投下するが、これをかわして自爆させたイオは串刺しダブルニー。しかし奈苗もアルバトロスに捕らえる。これを反転し、逆にイオがクロスフェースを決めると、エンジェルも脇澤にレイネーラ。
 イオはダブルアーム・フェースバスターを狙ったが、奈苗は振り解いてショートレンジラリアット。残り1分のところでイオがカウンターのウラカン・ラナからバズソーキック。そしてマヒカ・デ・イオを決めたが、カウント2で脇澤がカット。

 エンジェルが捕まえた奈苗の両足をトップロープにかけて水平にすると、腹部にイオがミサイルキック。さらにムーンサルトプレスを投下したが、カウント2で返した奈苗は「ふざけるなー!」とカウンターのラリアットを叩き込む。
 だが、ここで20分時間切れのゴング。両チームとも握手を交わし、再戦での決着を約束した。









★試合後のコメント
 

紫雷イオ&ダーク・エンジェル
エンジェル 「(※ポルトガル語でまくし立てる)」
イオ「はい、そんな感じです。……いや、聞こえましたけど、ちょっと早かったのと頭が痛いので(苦笑)。あの〜、ナナエ軍団のワッキーとナナエもスターダムのすごくいい選手だけど、私たちのタッグチームのほうが上回っていたわ。今日は時間がなくなっちゃったけど、また次回やりたいわみたいなことを大筋では言っております! サラ(※エンジェルの本名)はまた(来年)4月29日の両国に向けて、日本に絶対にやってくるので、その時もタッグ、パレハを組んでスターダムを私たちが引っかき回したいと思います」
エンジェル「アリガト、スターダム!」
イオ「ありがとう、スターダム! グラシアス、ノスベモス(ありがとう、またお会いしましょう)!」


▼ザ・グレート・サスケ登場
 
 休憩明け、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケが登場。「皆さん、こんばんは! ザ・グレート・サスケでございます。いつも応援してもらって嬉しく思っています。11月11日、ここはまなす会館でみちのくプロレス開催します。(会場内の売店に)大柳(錦也)さん本人がいました。社長、よろしくお願いしますよ。スターダムさん、私も大好きなんですよ。初めて見たのは去年の大館大会でしたかね。今日も第1〜第3試合も激しい試合の連続で、同業者であるのを忘れて見入ってしまいましたね。
 とくに第3試合に出ていた高橋奈苗さん。奈苗さんからダイエットの方法を教えていただいて、先日発売された『かっこいいカラダ』の表紙をやらせてもらったわけです。ロッシー小川社長は、この業界で数少ない私の素顔を知っている人です。ようこそ東北へ」と軽妙な口調で挨拶したサスケは、なぜか東京で行われる上祐史浩氏とのトークイベントを告知してリングを降りた。
 
▼シングルマッチ 20分1本勝負
●鹿島沙希
9分20秒
ランニング・ライガーボム→エビ固め 
ヘイリー・ヘイトレッド

 木村響子がスターダムを侵略するために結成した木村モンスター軍の一員であるヘイリー・ヘイトレッドのスターダム初戦は、夏樹の持つハイスピード王座への挑戦が決まった鹿島沙希とのシングルマッチ。
 トライアングルリボン王座をはじめとする計4本のベルトを持参し、木村を帯同して入場したヘイリー。

 ロックアップから楽々とロープに押し込んだヘイリーは、ローキックから逆水平チョップ。鹿島もエルボーで応戦するが、逆水平チョップを連打したヘイリーはロープに飛ぶ。だが、リープフロッグでかわし、クルクルフェースバスターからドロップキックを叩き込んだ鹿島は変型のソル・ナシエンテ。
 上から抑え付けていったヘイリーだが、鹿島はフェースクラッシャーからラ・マヒストラルで丸め込むと、「よっしゃ、上げるぞ!」とボディスラムを狙う。リバースで投げていったヘイリーは、鹿島をコーナーに叩き付けて踏みつける。

 さらに対角線にホイップして串刺しヒップアタックを見舞ったヘイリーは、エプロンに登った木村と一緒に鹿島を踏みつける。そのまま場外に引きずり出した木村は客席に鹿島を叩き付ける。
 エプロンに鹿島を乗せたヘイリーは、走り込んできてニーリフトを突き上げる。リングに戻り重たいミドルキックを叩き込んでいったヘイリーは、滞空時間の長いフロントブレーンバスター。

 ロープに飛ばされた鹿島はクリストで切り返すが、ヘイリーはロープまでジリジリ近づいていく。エスケープされる直前でスクールボーイにスイッチした鹿島は、キックアウトされた瞬間にロープに飛ぶが、ヘイリーはカウンターで水車落とし。
 さらにぶっこ抜きジャーマンで投げていくがカウントは2。首を抑えて悶絶する鹿島をコーナーに乗せたヘイリーは、下から殴っていくが、ブロックして逆に殴り飛ばした鹿島はアストロシザース式の前方回転エビ固め。

 さらにヤクザキックからのしじみを狙ったが、ヘイリーは押し潰す。串刺しランニングニーを叩き込んだヘイリーは、「オワリ!」とつぶやいてランニング式ライガーボムを狙ったが、これを丸め込んでいった鹿島はロープに飛ぶ。
 だが、ヘイリーはカウンターでラリアットを叩き込むと、今度こそランニング式ライガーボムで叩き付けていって3カウント。モンスター軍としての初陣を飾ったヘイリーは木村と抱擁を交わした。









★試合後のコメント
 

ヘイリー・ヘイトレッドwith木村響子
ーー木村モンスター軍の初戦を振り返ってどうでしたか?
木村「ま、こんなもんだよね(笑)。相手がカスだから、うちらの強さしか目立たないよな?」
ヘイリー「スターダムの中で木村モンスター軍はもの凄く大きく、もの凄く強いチーム。それに比べて鹿島サンは(笑)。まぁスターダムには頑張ってねと言っておくわ」
木村「スターダムはみんなカスだと言ってます」
ーー木村選手はどうでしたか?
木村「いや、カスだよね? 手応えすらないよね。もうちょっと当てる相手考えたほうがいいんじゃないの? よりにもよってあんなガリガリな2人(翔月と鹿島)を当てなくてもね。可哀想だよね。もうちょっとマシな奴を当ててこいって、ロッシー小川に言っておいて」

 
▼ユニット対抗戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
<全力女子>
愛川ゆず季
松本浩代
●宝城カイリ
16分57秒
惡トーン→体固め 
<川崎葛飾最強伝説>
夏樹☆たいよう
世IV虎
安川惡斗

 惡斗が入場すると場内大歓声。さらに川葛Tシャツを着た八戸市の市長さんが世IV虎に花束を贈呈。名前をコールされた松本がセクシーポーズを取ったところで川葛が奇襲攻撃。先発で出た惡斗が松本に突進するが、髪の毛を掴んで投げ飛ばした松本は「世IV虎、来い!」と世IV虎を指名。
 ショルダータックルでぶつかり合った両者はなかなか倒れないが、競り勝ったのは世IV虎。すると川葛は松本をロープに張り付けて踏みつける。

 さらにトレイン攻撃を狙っていくが、かわして川葛の3人をコーナーに叩き付けた松本は、逆にコーナースプラッシュ。これを川葛がかわし、背後を取った惡斗が抑え付けると、そこに夏樹&世IV虎が合体で串刺し攻撃。
 何とか松本が愛川にタッチすると、愛川はランニングロー。続いて宝城がダブルチョップの連打からロープに振ってカウンターでのダブルチョップ。そこから極楽固めに捕らえるが、夏樹&世IV虎がカットに入る。

 すると夏樹がジャイアントスイングで宝城を回してから世IV虎にタッチ。世IV虎も「回すぞー!」と叫んでから高速のジャイアントスイング。さらに惡斗はフロントネックロックの体勢からスイングしていく。完全に目が回った宝城をヘアホイップで投げた夏樹は、逆片エビ固めに捕らえる。
 どうにか自力でロープに逃れた宝城は、夏樹のドロップキックを自爆させるとスピアーを決めて松本にタッチ。

 相手コーナーに突進した松本だが、世IV虎がパンチで迎撃。そこから惡斗との合体技を狙ったが、クロスボディで2人まとめてなぎ倒した松本は、その上に夏樹をファルコンアローで叩き付けると、宝城をオンブしてダブルニードロップを落とす。
 そこに愛川も入ってきて全力女子はトリプルのゆずポンキック(カカト落とし)を決めると、3人でセクシーポーズ。そこから松本が夏樹を攻撃しようとするが、コーナーに飛び乗り、ハイスピードで松本をかく乱した夏樹はジャンピングエルボー。

 松本もエルボー合戦を挑んでいくと、ロープに飛んだ夏樹に体当たり。しかしアイルビーバックで戻った夏樹は、回転エビ固めで丸め込んでから世IV虎にタッチ。夏樹との連係攻撃を決めた世IV虎は、さらにセントーンからチョーク攻撃で松本を悶絶させる。ロープに飛んだ世IV虎に対し、愛川がエプロンから蹴り。
 そこに松本が追走式体当たりを見舞っていくが、夏樹も背後から松本を抑え付け、そこに世IV虎が攻撃。だが、松本がバックエルボーを返すと、すかさず世IV虎はカウンターの世IVドン。

 ここで愛川と惡斗が同時にリングイン。惡斗のエルボーに対し、ローキックを返していった愛川。叫びながら耐えた惡斗はバックエルボーを叩き込むと、フロントネックロックの体勢でブン回す。しかし愛川もゆずポンスタナーを返すと、YKブルー(後ろ回し蹴り)。
 これをキャッチしてストレッチマフラーに捕らえた惡斗だが、蹴りで振り払った愛川はパイパイアタック。これを蹴りで迎撃し、コンプリート・ショットでコーナーに叩き付けた惡斗は、惡トーンを投下。

 これをかわして自爆させた愛川は、YKレッドからフィッシャーマンズ・スープレックス。さらにYKブルーを叩き込むがカウント2で夏樹がカット。すかさず宝城が前方回転ネックブリーカー3連発を決めると、松本にホイップされての串刺し式スピアー。
 アゴを抑えながらも宝城を抱え上げた惡斗だが、愛川が入ってきて蹴倒す。そこに夏樹&世IV虎が入ってきて松本を捕まえるが、松本も1人で応戦。しかし川葛の3人は松本に同時フロントキックを叩き込むと、全力女子の3人を場外に追いやる。

 そこに夏樹が三角跳びプランチャを発射。だが、リングに戻った松本は宝城をファイアーマンキャリーで担ぎ合えると、そのまま走り込んで場外の川葛に向かって宝城を投げつける。15分が経過し、リングに戻った宝城が惡斗をファイアーマンキャリーで担ぎ上げると、愛川がYKレッド。
 そこから宝城がカミカゼで叩き付けると、松本がリバーススプラッシュ式ダブルニー。最後に宝城がダイビング・エルボードロップを投下するがカウントは2。ならばと宝城はスライディングDを叩き込むがカウント2で夏樹&世IV虎がカット。

 さらに夏樹がミサイルキックで宝城を吹っ飛ばすと、世IV虎がセントーンを投下。夏樹&世IV虎の合体式世IVドンから惡斗がACTスペシャルで叩き付けるが、今度は愛川がカウント2でカット。
 ならばとコーナー最上段に登った惡斗が、惡トーンを投下していき宝城から3カウントを奪った。










▼エンディング

 マイクを持った惡斗はアゴを気にしながらも「青森に帰ってきたぞー! 姉さんと親分のアシストがあったけど勝利したぜー! 全力女子じゃない愛川ゆず季、今度白いベルト賭けてタイトルマッチするぞ! アゴ外れた! 白いベルト持ってまた青森来るぞー! ……てな感じです。ありがとうございました。私が締めてしまうぞー!」と絶叫するが、夏樹が「お前何を言ってるか分からないよ。ちゃんと締めろ」と突っ込む。
 惡斗は痛むアゴで何とか「私が締めるぞ! ほかの選手出てこーい! 私を信じて……立て! 立て! いくぞ! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM! ありがとうございましたー!」と絶叫して青森大会を締めくくってみせた。すると夏樹と世IV虎が騎馬を作って惡斗を抱え上げる粋な演出。しかし惡斗は敢えなく転落……。そのまま川葛のメンバーに足を掴んでもらって四方で決めポーズをしてみせた。

★試合後のコメント

安川惡斗
ーー白いベルトのタイトルマッチ前哨戦でしたが、いかがでしたか?
「前哨戦なのか? 川葛vs.全力女子だ。完全にこれは姉さんと親分のアシストで、全力女子に勝ったって感じだよ。愛川とそんな闘った気しねぇな。まぁ前哨戦って言われればそうなのかもしれねぇな。愛川とは8月19日に闘って、何か向こうの汚点晴らしのために(もう1回)闘えって?(苦笑)意味分からねぇ。アタシはもっと力を蓄えて、蓄えて、爪痕を残してアタシからタイトルマッチ挑むぜ〜ってやってやろうと思っていたのに、拍子抜けだよ! ビックリした! まぁ早いな。あと2週間? 2週間あるかないか分からないけど、その中で策を練って練って。向こうは『負ける気がしません。赤いベルトに挑戦しますんで』って、お前にとって白いベルトはオマケかって感じだよな! それがすっごいムカつく。アタシはオマケにさせない。もう向こうが勝ったって、1勝1敗ドローだから。アイツは汚点を晴らしてクリーンな状態で赤いベルトを目指したいみたいだけど、アタシはそんなことさせない。終わらせない。次の新木場でアイツの汚点を晴らすどころか、真っ黒に染めてやるよ。以上!」
ーー地元の青森で試合をしたことについてはどうでしたか?
「青森来たぞー!って感じで惡斗〜って呼んでくれて嬉しいなと思いつつ、ラム酒を口に含んで(天に向かって)ブーッとやろうとしたら、脇澤だね! アイツが誕生日近いみたいで、親分とかに醤油とかコーラに入れられて、その仕返しにアタシのラム酒に醤油入れてやがんの! 入場した瞬間、口に含んだら醤油の味がすんの! ブーッって。最初の青森来たイメージが娼婦のイメージで最悪だけど、まぁ吹いたけどな。客にかかったかもしれないけど、まぁごめんねって感じ! 最初は醤油で始まった。最後は醤油をかけられた……って待って! 脇澤色じゃん。ここカットね。カットっていうのを(敢えて)入れるんだろ? 入れてもいいけど……とりあえず、青森の奴らにはアタシは帰ってきたぞ! 成せば成るだよ。ヒョロヒョロの身体からアタシはここまで来て、次、愛川ゆず季とタイトルマッチをやるんだぞ、って。とくに若い連中、若い青森の奴等! どうだ、人生いろいろ、山あり谷ありだけど、成せば成る! アタシを見ろー! ……なんだ、これ? 以上!」

 

愛川ゆず季
ーー前哨戦、いかがでしたか?
「そうですね。やっぱり全力女子としては負けてしまったんですけど、やっぱり連係は川葛がスゴイなっていうのを感じましたね。あと今日の惡斗は、私は全然強さをそこまで……まぁ地元なので、すごい頑張ろうっていう気持ちは伝わってきたんですけど、パワーがなかったので、私はこれイケるんじゃないかなって思っちゃいましたね」
ーーあまり惡斗選手から強さみたいなものを感じなかったってことですか?
「そうですね。今回は……そうですね、タッグの中での闘いだったんですけど、ハイ。まぁベルトは守れるだろうなって、闘ってみて思いました」
ーー勝てる、防衛できる、と。
「ハイ。そうですね、自信はあります。もちろん!」
ーー青森での試合っていうのはどうでしたか?
「青森って初めて来たところだし、試合ももちろん初めてだったんですけど、とってもお客さんが温かくて、やっぱり惡斗の地元だけあって、すごく惡斗は応援されていて。すごい温かいところだなって思いました」
ーーやりずらさとか、アウェーとかは感じませんでしたか?
「そうですね、5★STARの惡斗戦のときもだいぶアウェーだったので(苦笑)。まぁその空気に私は馴れたかなっていうのはありますね」
ーー最後に防衛戦に向けての意気込みを聞かせてください。
「安川惡斗に私は(前回)負けてしまいました。その汚点を自分の中ですごく悔しい思いもしましたし、今すぐにでも……それが消えるわけじゃないけど、私の強さを見せたいと思います。白いベルトは私のベルトなので、必ず防衛したいと思います! 応援よろしくお願いします。頑張るぞー!」

 
 
 
 
 
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夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール