感動的だった脇澤美穂のリング・リターン 2011年12月26日


 

 あの、”みんなの太陽”脇澤美穂がリングに戻ってきた。おおよそ10年ぶりのリング。ひと口に10年と言う歳月はとてつもなく長いようで、実はあっという間のようでもある。ワッキーはこの間にお笑い芸人をめざしながら結構、迷走していたような気がする。相方が吉本の養成所に入学したことで、再びプロレスという世界に戻ってきたがこれは容易ではなかったのだ。この10年でワッキーの所属していた全女は解散し、同期も次々に引退していった。残ったのは高橋奈苗だけという現状…

 もし奈苗が現役でいなかったらどうなっていたのかはわからない。これもめぐり合わせの妙なのかもしれない。人生は出会いが無かったら、どうにも物事は進展しない。奈苗という同期を頼ってスターダムの門を叩いたが、そこももう全女とは別世界だった。キャリアは無くてもセンスにあふれた自由な子供たちばかり。現実はかなり戸惑ったと思う。それでもワッキーは1からやり直す覚悟で真摯な気持ちで挑んだのだ。まるで新人以上に新人ぽいワッキーがそこにいたのだ。それでもって9月には骨折もした。6月に復帰宣言して何度も怪我をして、また骨折で遅れる。とことんツイテいない人だと思ったほどだ。

 運命の12月25日、ワッキーは前日「緊張して…ヤバい明日、ヤバい。どうしよう。」という内容のメールが来た。10年と言う歳月はまるで、まったくの新人のような気持ちにさせてしまったようだ。試合はまるで昔の女子プロレスを彷彿させるゴツゴツとした闘いに終始。技よりも感情があふれる闘い。これがワッキーのいや、全女の闘いなのだ。おそらくジャーマンで投げた際、ワッキーは額を打って鮮血し、口の中も切っていた。これがよりリアルで必死な闘いを醸し出したのだ。リングに上がったワッキーはあの、どこかおどどした様子は無く、一世を風靡したミホカヨのワッキーに戻っていた。やっぱりワッキーにリングは似合っていた。そして改めて感動的だった。昨今、引退や退団といったネガティブな話題が多い女子プロレス界。スターダムはそんな空気もなく底抜けに明るい未来がある。ワッキーは「スターダムの太陽になる!」と言った。この心意気に期待したいものだ。

 大阪は来年に繋ぐ大会にしたい  2011年12月21日


 

 12月23日は今年3回目、年内最後の大阪大会になります。クリスマス・シーズンなので、この日と25日の新木場大会専用のガイドブックを発売します。選ばれしメンバーがサンタの格好をして表紙を飾っています。この華やかさがスターダム最大の魅力だと自負する次第ですが、クリスマス記念のポートレートも用意しましたので。またクリスマス福袋を限定10個作成。5,000円ですが、総額1万円以上の内容で非売品のグッズも幾つか入っています。グッズ売店に立つ新人もサンタの格好をしてお客さまを迎えようかと思っています。おかげさまで大阪大会の前売り分は完売しましたので少しだけ増席し、立見も設けました。この勢いで来年の3月25日にはIMPホールに挑みたいですね。

 メインはゆずポンの持つ白いベルト、ワンダー・オブ・スターダム王座の防衛戦。9月以来だから3カ月ぶり、2度目の防衛戦となります。ムーブオンアリーナでタイトルマッチというのも、どんな雰囲気になるのでしょう。やっぱり大阪というマーケットを大事にしたいから、あえてタイトルマッチを組んだ次第です。星輝ありさは16歳という信じられない若さが武器で、「スピードでもキックでもゆずポンより劣っているところはない」と豪語。ありさはタッグながら世Ⅳ虎、新人王戦でも美闘陽子を下している実績があり、けして侮れない選手。ゆずポンvsありさのシングル対決は4月10日の1回のみ。この時もありさの長い脚に苦戦していましたね。まだまだ身長が伸び、大きくなっているありさは本当に将来が楽しみ。ありさのお父さんが180センチ以上もあるので、身長170センチ超えもあるおとかも。

 セミでは美闘陽子vs夏樹☆たいようの王者対決。何気にシングルは初めてで、夏樹は大阪では3回連続のシングル登場。美闘も新人王戦の屈辱をここで晴らしたいはず。この二人の試合って結構、スウイングするんですよ。夏樹は雑草育ちだから、美闘のようなエリートは好きではない。大きい美闘と小さい夏樹の身体能力比べ。高橋奈苗は鹿島沙希と組んで、紫雷イオ&岩谷麻優と対戦。奈苗とイオのその後も注目ですね。世Ⅳ虎&山縣優vs松本浩代&須佐えりなんて渋いカードがオープニング。これは最初から見逃せません。スターダムが来年以降、大阪でどれだけ根を生やすのか、それもこれもこの大会が重要だと思います。

 来年のカレンダーはお買い得!  2011年12月18日


 

 手前味噌ながらスターダムの2012年カレンダーはかなりの出来栄えだと思います。今回は13枚綴りでA2サイズ。通常のポスターよりも少し小さいサイズですが、それでも大きくて豪華感はあります。それでもって各月を完全特写しました。全部、撮り下ろしの新作写真ばかり。これがこだわりなんです。手間暇をかけて作れば、必ずいい商品が出来ると察していますので。だから、それぞれに合ったシチュエーションで撮影。ゆずポンと美闘陽子は時間の関係でスタジオ撮影。大半は野外ロケを敢行しました。もっとも柳原カメラマンと私はもう4年も一緒に仕事をしているので、ツーカーで阿吽の呼吸でやっています。

 私が撮影のコンセプトやロケ場所、内容とかを説明し、それに合った撮影をしてくれるのです。1月はタイムリーにタッグ王座を獲得したばかりのBY砲にしました。発売が12月11日と決まっていたのでベルトを獲ってから、入稿までの時間が限られていたので…3月は須佐えり&鹿島沙希。これは須佐えりが高校を卒業するので、あえて今のコスチュームにしました。最後の制服風のコスチュームだからです。脇澤美穂は1度、私服で撮影しましたがコスチュームが間際に完成したので撮り直し。それでも新しいコスチュームがピンとこなかったので、全女時代のガウンがあると言うのでシフトチェンジ。ギリギリのセーフでした。

 高橋奈苗はミッドブレスをお借りして撮影。器具の周りでトレーニングしている感じを押さえたのです。奈苗にとって今年は肉体改造をした記念すべき年だったから、その記念でもあるんです。トラブルメーカーの3人は新橋のガード下で撮影を敢行。歩行者がいる中でその隙間を見つけての撮影。実は国会議事堂前で撮ろうとも試みましたが、警備の警官があまりにも多いので断念しました。また来年もカレンダーの撮影をしますが、誰がピンでひと月をゲットするのか。デビューする新人の中から一人で撮影する選手は出てくるのか…そう考えてみるとこのカレンダーも面白い。また製作の楽しみが増えましたね。この自信作をぜひお買い求めください!

 ゆずポンが女子プロレス大賞を受賞!  2011年12月14日


 

 ゆずポンがプロレス大賞の女子プロレス大賞を受賞しました!スターダムとしては昨年に高橋奈苗に続いて2年連続。いや~、こんなに嬉しいことはありません。ゆずポンとは年頭から「プロレス大賞で何かの賞に選ばれること」を目標にやってきましたので感無量です。私の長い業界生活でこれほど素晴らしいことは滅多にないことです。本当にプロレス大賞の何かに絡むことを前提にやってきましたので。これほどプロレス大賞を意識してきたのはおそらく、ゆずポンと奈苗、そして世Ⅳ虎くらいなものでしょう。やっぱり、こういった賞を意識しながら試合をしている選手は輝きが違います。手前味噌ですがだからスターダムは輝いているのだと思いますね。

 吉報が東スポの楠崎記者からあったのが午後3時12分。新木場で待機していたのですが、「受賞しても、落ちても3時までには連絡しますから(苦笑)」と言われていたので、なかなか掛かってこない電話を待っていたわけで。ゆずポンもお腹を痛いと言って遅れてくるし…サムライTVの村山ペンギンはカメラを持って待ち構えているし…でも吉報の連絡が来た際、妙に冷静な自分がいました。受賞したことを告げるとゆずポンは大喜び。来ていた選手たちを集合させ、この旨を告げると、いきなりゆずポンは服を脱ぎだして踊りだしたのですよ。そこからみんなで胴上げをしました。これがまたグダグダでしたが、スターダムぽくって良かった。ゆずポンは「私がスターダムの代表として取ったと思います。みんなのおかげです」とコメントしました。

 そこから午後6時には新日本プロレスの事務所に行き、MVPの棚橋弘至と一緒に東スポ用の撮影。何とも華のある競演じゃありませんか。一面でこの模様が載ります。スターダム的には何部か買ってしっかり資料とさせていただきます。でも、ゆずポン&タナはカッコ良すぎるツーショットでした。ゆずポンは先日の武藤敬司選手と、今回の棚橋選手といいメジャー・レスラーと顔を合わせることでグレードがまた上がりましたね。誰もが気軽に「ゆずポン!」と呼ぶんです。こんな女子レスラーはいませんよ。本当に受賞して良かったし、嬉しかった。来年度は女子プロレス界を背負ってさらに精進してほしい。ゆずポンなら大丈夫でしょう。

 武藤敬司、武田梨奈…素晴らしい遭遇!  2011年12月11日


 

 全日本プロレスの「ファン感謝デー」に行ってきました。ドラマ「エル・パラシオ」から生まれた豪華な6人タッグが実現。スターダムを旗揚げして約1年で、こんなコラボが実現するなんてまったくの想定外の出来事ですね。それにしても武藤敬司というプロレスラーの凄さをまざまざと見ました。この偉大なる天才はまさにプロフェッショナル。プロレスというビジネスで何が重要かってことを熟知しているんです。このビジネスは話題になって、期待される以上の内容を提供する。その点に試合が集約されているのです。だから、おのずとクオリティーの高いものになっていく。その状況を目のあたりにしました。懐が深すぎるし、誰が高橋奈苗と真正面からプロレスをしてくれるなんて想像できますか。スターダムは本来ならミックスマッチはNGなんですが、これはそんな次元ではありません。

 武藤敬司という業界の最高峰の試合は学ぶべきものが多いのです。自分の見せ所を最大限にピンポイントで見せつける。ドラゴン・スクリューと足4の字、フラッシング・エルボー、シャイニング・ウイザードといかに少ない技で魅了させるか、いいタイミングで出すか、観客の心理を突いた間を見せるか。そして認めた相手にはその懐の深さで寛容になる。最高のプロレスラーですね。さらに武田梨奈という本当に素晴らし過ぎる空手家が発見できたのも意義がありました。アクション女優でエルパラで女子プロレスを体感し、もうプロレス心がすごくあるんです。(プロレスを)やるんだったら、ちゃんとやりたいという気概を見せてくれました。その美しいフォームのキックの数々は、理想のプロレスラーです。女子プロレス史上最高のキックの使い手といっても過言ではありません。とにかく真面目に取り組んでくれました。

 スターダム勢もゆずポンと夏樹でスタートを切って、全日本プロレスのファンに認められた感じがしました。奈苗も武藤さんに遠慮なく攻撃。ラリアット、バックドロップ、冷蔵庫爆弾とありえない展開は生まれたのですよ。ゆずポンはカズ・ハヤシのセクハラ攻撃をしのぎ、最後は武藤→ゆずポンとシャイニングの競演。なんと、ゆずポンがカズからフォール勝ち。何から何までありえないことなかり。プロレスの深さを見ましたね。多くのスターダム・ファンは新木場に足を運んでいただき、この試合を見られなかったと思いますが、GAORAでの中継や週プロで堪能してください。でも武藤さんは凄く気を使ってくれて、やっぱりトップは違います。有意義な参戦でした!

  ブル中野引退興行にスターダムから4選手出場  2011年12月8日


 

 かの偉大な女子プロレスラーだったブル中野の引退興行が来年、1月8日に開催されますがようやくスターダムからの参戦選手が発表されました。高橋奈苗、夏樹☆たいよう、愛川ゆず季、世Ⅳ虎の4名が晴れて出場します。私にとってブル中野は全女時代の仕事仲間であり、長い人間関係があります。ですので、何かの形で協力していきたいという思いがありましたが、スターダムの選手を派遣することで、それは達成することになります。なんでスターダムが最後になったかといえば、それは簡単な理由。カードが難航?したためです。正式に決まるまで一転、二転、三転どころか10回以上は変わりました。こんなに当初の思惑と違うことは当のブル中野は想像していなかったでしょうね。マッチメークは難しいもので、まして一回性の大会はなおさらです。

 実は5月ごろから内々で話はありました。そのためブルは何度も、「ゆずポン祭」やスターダムの会場に足を運んでいたのです。その中でブルの意中の選手はスターダムには沢山いたわけで、それでもカードは難航したのです。私から出した条件は「スターダムでは実現しないカード」ということ。ブルのマネージメントをしている杉山氏は何度も新小岩の事務所に通ってくれました。終盤はほとんど毎日、電話で内容の確認でした。杉山氏の熱意は感じました。それはまたブル中野の熱意でもあるからです。本当に熱心でした。これには脱帽です。

 高橋奈苗はもともと、この大会に出場することを夢見ていました。奈苗にとって、全女の大先輩であるブルは神様のような存在だそうです。奈苗は真摯な気持ちで出場します。夏樹は誰が見ても唸らすテクニックの持ち主だから、ここに抜てきされて当然の結果です。世Ⅳ虎は例のFlashトーナメントでブルの中で最高の評価を得ました。そして、ゆずポン…ブルはゆずポンの捨て身の闘いに絶賛してくれました。だから、あえてシングルでゆずポンのプロレスを多くのファンの方に見てもらおうと考えてくれたのです。ゆずポンは誰が相手でも、ゆずポンの試合をするのみ。またこの件では書きたいと思います。

 鹿島沙希が来てる!?  2011年12月7日


 

 スターダムの今年デビューした新人の中でひと際、異彩を放っているのが鹿島沙希だろう。星輝ありさや岩谷麻優、須佐えりと同年代ながら、他の選手がどこか幼さを覗かせるが、沙希だけが今風。よく木下優樹菜によく似ていると言われたが、部屋着からしてお洒落というか、ちょっと違う感じ。スターダムのオフィシャルの柳原カメラマンや、NTTプライム・スクエアの西山氏の推しメンはこの沙希なのだ。最もプロレスラーらしくない容姿だが、最もプロレスが好きで入門してきたのも沙希というわけ。

 昨年の12月30日に島根から上京。その時は43キロだった体重も今では、51キロまで増量したとか。良く食べるというが偏食家で、好物はポテトフライに焼きそば。これだけでは太るはずがないが、ほとんどの主食がこれなんです。だからみんなで食事に行っても沙希はいつも決まってポテトフライを注文する。まるでウサギかリスのように、食べている感じがしてならない。これは今風でもなく、沙希風だ。やっぱりプロレスラーらしいカラダでないと、技の威力や説得力が乏しい。これが大きな課題だろう。やる気は誰よりもあるが、なんだか非力に映ってしまうのが難点。

 それでも最近は取材も多く、かの週刊ヤング・ジャンプが注目の女子アスリート特集で抜てき。1月4日発売の誌面で取り上げてくれるのだ。これは4~5年前に栗原あゆみ選手が同様の企画で登場したこともあり、沙希が他の選手を差し置いて、女子プロレスラー代表で載ってしまう。私は「他にもいろいろ選手がいますが?」と尋ねたほどで、他のスポーツのアスリートに沙希が加わってしまうのだ。先日は週刊プレイボーイ誌でゆずポンの技をかけられる役で誌面に出た。また山陰放送が正月の番組で取り上げようともしている。スターダムのファンの方には、それほど受けていないが沙希に注目する人は意外に多い。本来なら沙希みたいなタイプが人気者になることが今っぽいが、さて初勝利も飾ったことだし、人気面でも新境地を開くのだろうか。

 新人王の最右翼はこの3人!?  2011年12月3日


  

 新人王決定トーナメントの優勝争いは美闘陽子、世Ⅳ虎の本命に星輝ありさが加わった形が順当な見方なのでしょう。抽選会でシード権を得た世Ⅳ虎とありさですが、これはワンディ・トーナメントという形式では俄然有利。そこに1回戦から始める美闘がどこまで突っ走れるか。でも美闘は空手でも複数の男性と組み手を行っており、スタミナの問題はないと思います。プロレスと空手のスタミナ配分は違いますが、あの体は相当鍛えられている証し。体の強さではナンバーワンです。おっとりしているようで美闘は闘い慣れしていて、地力は抜群。なにしろ本物のアスリートですから。タッグ王座を戴冠したことで、プロレスにおける勝利の喜びも体現しました。勢いを感じます。

 会場人気抜群の世Ⅳ虎は、いわゆる期待度では一番です。Fashトーナメント以来、世Ⅳ虎の注目はすごいものがあり、他団体のオファーが結構、来ました。ランジェリー武藤の引退試合にも抜てきされたし、「よねやマニア」、「年越しプロレス」なども声がかかっています。それは単なる会場人気だけでなく、しっかりした試合内容が評価されたものだと認識しています。その世Ⅳ虎は抽選会の席で美闘に「決勝まで上がって来い!」と叫んでいた。これはライバルに対してのエールだし、タッグリーグ戦の雪辱をしたい気持ちもあるでしょう。岩谷麻優vs須佐りの勝者と闘いますが、世Ⅳ虎はこの試合は勝って当然と踏まえ、決勝を想定しているのです。

 そこでシード権を獲得したありさが、どう奮闘するのかが新人王戦のキーポイント。すんなり美闘が決勝に上がるのか、それともありさが叩き落とすのか。もっとも美闘も鹿島沙希との1回戦を勝ち抜くことが絶対条件ですが。ありさは16歳の少女で思春期ということもあって、テンションの波が激しい。でもテンションが上がっている時はまさに鬼に金棒状態。さりさと美闘はかなり体格差があるようで、身長は追随しているのです。ありさは高校生になって更に2センチ伸びています。お父さんが180センチもある人なので、もっと伸びる可能性はあります。これにウエイトが付けば問題なし。でもこれは何年もかけた課題。こっちのブロックは見逃せません。スターダムの新人王戦まであと1週間…ファンのみなさんも予想しながら楽しんでみてください。

 新人王という響き…   2011年12月2日


 

 12月11日のメインはルーキー・オブ・スターダム2011~スターダム新人王決定トーナメント~。今年デビューした6選手により、争われる新人ナンバーワン決定戦です。タッグ王者になった美闘陽子も、話題を振りまく世Ⅳ虎も今年デビューの新人というわけで、断然この二人が有利な感じがします。しかし、高橋奈苗が全女時代、新人王トーナメントでいつも勝てていた脇澤美穂に秒殺された例もあり、予断は許せません。何しろワンディ・トーナメントだからどこに魔物が潜んでいるのか…それにしても生え抜きだけで新人王を出来る喜びは格別です。旗揚げ当時から、この企画を温めてきたので。選手が順調に育てばいけるかと。

 私が20年間も在籍していた全女では毎年、この新人王はドラマがありました。1977年の第1回大会では本命の冨高千賀子(トミー青山)が、漆原幸恵(ルーシー加山)に敗れる番狂合わせをよく覚えています。1985年も本命の宇野久子(北斗晶)が決勝で破れたことも。たった2人の新人王だった1996年は最上真理が凄い抑え込みで優勝を勝ち取り、そのがむしゃらさが印象的でした。全女の新人はほとんどテクニックが無いため、気迫で勝負するしかなかった。それはそれでいい時代でしたね。スターダムの新人はもう、新人離れしています。でも勝ちたいという感情は不変なもの。

 1回戦で組まれた岩谷麻優vs須佐えりはその典型的な試合になると思います。麻優は何しろまだ1勝も挙げていない未勝利娘。須佐えりとは6月に未勝利対決をして、いいところがなく敗れ去りました。この試合はひどい内容でした。それでも星輝ありさとの女ーAMA-でタッグリーグ戦に出場。打たれ強さや、受けっぷりの良さで貴重なる1勝をもぎ取ったのです。無論ありさが勝ったのですが、麻優の好アシストがあったからです。須佐えりはこのところ不本意な試合が続いています。BY砲のキックで試合続行不可能になったり、鹿島沙希に初勝利を献上したり。コンディションを踏まえると五分五分といったところでしょう。だからこそ見逃せないカードなのです。トーナメントの抽選会では麻優のテンションが上がりまくり、優勝宣言?までしました。ならばそれを示してほしい。須佐えりもそこは簡単には許すはずはありません。だからこそ楽しめで見逃せない一戦。新人らしさ、気迫で勝負してほしいですね。

 美闘陽子の涙    2011年11月28日


 

 GODDESSES OF STARDOM争奪タッグリーグ戦は優勝決定戦にもつれ込み、BY砲が川崎葛飾最強伝説を破り、初代チャンピオンの栄光に輝きました。ここでは美闘陽子と世Ⅳ虎のライバル関係が浮き彫りになりましたが、美闘を終始サポートしていたのが誰あろう、ゆずポンでした。常々、「スターダムの中心は陽子ちゃんでなけれないけない」とゆずポンは公言しており、タッグリーグ戦ではひたすらバックアップしていました。勝利者インタビューではなんと、美闘が嬉しさのあまり号泣。ゆずポンと組んで美闘は初戴冠を果たしましたが、その感謝の念が出たのでしょうね。

 打ち上げパーティの席上ではゆずポンが美闘の泣いていた姿を真似て、笑わせていましたがこういう関係もいいですね。「陽子ちゃんは私なんかよりも全然強いし、陽子ちゃんをスターダムの象徴にしたい…」と口癖のように言っていた。まるで姉妹のような関係です。体の大きな妹が泣く姿を見て、姉はよけい可愛いと思ったのです。こんな素の美闘もいい。どこかクールで弾けきれなかった美闘がベルトを獲って泣くなんて誰が想像してたのか。女子プロレスの魅力は喜怒哀楽です。感情をどれだけ出せるのか、どこまでさらけ出せるのか。

 パーティで着用していた服はゆずポンから、美闘へのプレゼント。こういった気遣いがいいんですよ。きっと、美闘はいつも洒落っ気がない格好をしているから、ゆずポンは気を利かせたんですね。BY砲は女子プロレスの中でもトップクラスに華があって魅力があって、将来性があるタッグチーム。ベルトの戴冠でスターダムのセンターに登りました。そしてセンターが最も似合う二人なんです。

 明日はタッグリーグ戦の最終日、初代王者チームは? 2011年11月26日


  

 いよいよ明日はタッグリーグ戦の最終日。初代王者へのチャンスがあるのはBY砲、川崎葛飾最強伝説、AMAの3チームとなりました。残念ながらチーム丸顔は2敗で脱落しましたが、でも一番張り切っているのですよ。紫雷イオがメキシコから凱旋しリフレッシュ。グラン・アパッチェ仕込みの新技もあるそうなので、どんなのか期待したいです。さて、泣いても笑ってもあと1試合…得点状況的にはBY砲が明日の川崎葛飾に勝てば、すんなり優勝。川崎葛飾が勝った場合は、二つの可能性。まずAMAがチーム丸顔に勝てば、3チームが同点で並びます。敗れた場合は、BY砲vs川崎葛飾が同点で優勝決定戦。だから公式戦は2試合ともに見逃せません。

 前回、試合後に病院に運ばれた世Ⅳ虎は、医師の診断では問題なく出場します。須佐えりも胸骨を痛めましたが2週間の休みを取り、これまた問題はありません。スターダムとしては怪我があった場合、本人の意思ではなく、医者の診断を最優先しています。そうでないと試合はさせません。今大会、開幕戦でAMAが川崎葛飾に勝ったことで俄然、注目されましたが、最後も何かやってくれると面白くなりますね。例え、仮に敗れたとしても10代の二人にはいい経験になったと思います。BYは川崎葛飾の連勝をストップさせたことで、相性はいいはず。川崎葛飾にとっては勝しかありません。

 今年は初代王座をめぐる闘いになりましたが、来年以降もタッグリーグをやっていきたい。それは女子プロレスの魅力を存分に出せるのがタッグマッチだからです。同じチームのエントリーもあれば、チーム編成や関係も変化していくでしょう。おかげさまで最終日とあってチケットは予定していた販売枚数は完売。追加として1列増席しました。残りは立見です。これは実際に旗揚げ以来の入りになります。こうやって大会が盛り上がったり、関心を持っていただくことは嬉しい限り。気が引き締まります。Fan+の「月刊スターダム」の会場用CM映像も、BY砲&チーム丸顔のニューバージョンをお届けします。みんな楽しんで撮影に挑みました。これにも期待してください。

 ゆずポンが広げる女子プロレス   2011年11月21日


 

 ゆずポンが全日本プロレスのリングであの武藤敬司選手とタッグを組むことになりました。これはドラマ「ここが噂のエル・パラシオ」で共演したことがきっけかで、場面をリングというLIVEでお見せするのです。こういった気を見て敏な動きはさすが武藤選手だと思います。その嗅覚はすごいですね。おそらくプロレス界一柔軟でなおかつ、メジャー感をキープしている。エルパラで共演したアクション女優の武田梨奈さんも一緒にトリオを組んで出陣するのですから、まさにエルパラのリアル版です。ファン感謝デーという通常よりもやわらかい大会なので、こういったコラボもありなのです。

 この会見では芸能マスコミも大勢集まり、武藤選手はビックリしていました。我々もそうですがプロレス関係のマスコミは本当に限りがあって、会見で取材陣を集めるのってけっこう大変なのです。これも武藤&ゆずポンのツーショットが売り物になったということですね。なぜかこの場にプロレス・マスコミはほとんど来ていませんでしたが…それでもって今週号から週刊プロレスで隔週連載のコーナーもスタート。一般に発信するという意味では、他の女子レスラーの追随を許しません。ドラマのレギュラー出演といい独壇場と言っていいでしょう。来週号の週刊プレイボーイでも取り上げられますが、ゆずポンにとってプロレスがいい相乗効果になっているのです。

 今年、私はゆずポンとある目標がありました。それはプロレス大賞で何かの賞に受賞することです。いろいろプロレスの世界の外でも活動してきて、その証しとして賞をいただけたらこれ以上はありません。願わくば女子プロレス大賞か、新人賞。新人賞はZERO1の橋本大地選手が最有力だと思われますが。なにしろ両国国技館を満員にしてのデビューですから。ゆずポンはプロレスの実績以上に、対外的には女子プロレスの広告塔のような役割を果たしたとは思うのですよ。こういった賞を取りたいと考えている女子レスラーが何人いるかは知りません。スターダムでは毎年、誰かが賞レースに引っかかって躍進していきたいです。

 心・技・体が揃った最高レベルの名勝負   2011年11月16日


  

 高橋奈苗vs夏樹☆たいようのワールド・オブ・スターダム戦は、まさに心・技・体の3拍子が揃ったハイレベルのタイトルマッチでした。おそらく現在の女子プロレスでは最高の技術水準だったと思われます。そしてこの試合は奈苗と夏樹がこれまで培ってきた歴史の集大成。全女に始まり、プロレスリングSUNで合流し、パッション・レッドを経てスターダムにたどり着きました。これはすべて二人の闘争の歴史であり、チャンピオンとチャレンジャーという最高の舞台で戦ったのです。二人でしか出来ない試合、二人の思いがMAXに爆発した試合、二人のプロレス生活を凝縮した試合…

 きっとこの二人の世界には、誰も介入することは不可能。まさに聖域なんです。試合の後日、奈苗にこう言いました。「あまりにレベルが高すぎて、誰もこのベルトの試合が出来なくなってしまう」と。嬉しい反面、困った反面。この領域に入ってくる選手の台頭がスターダムの命題なのです。禁断の聖域とでも言ったらいいのでしょうか。だからスターダムの選手は心して闘わなければなりません。でもこういった試合は特別なもので、これからはクールダウンしていかないと大変です。スターダムの選手たちは奈苗vs夏樹を見て、学んでいきますが、それぞれの個性は違うのでこれは奈苗と夏樹の作品と解釈しています。

 現代、女子プロレスは大技の進化ですごいところまで行き着きました。これからは、というよりもスターダムはベーシックなプロレスを心掛けていきます。そうしないとエスカレートするのみ。クラシックな攻防の中に女子特有の感情や技術をお見せできれば幸いです。プロレスの原点回帰は足を取ったり、腕を決めたりから始まりますが、こういったプロのレスリングをもっと習得していくことが全体の課題。そのためには奈苗と夏樹が先頭になって走っていくのがいい構図なのです。

 涙と感動のプロテストは5名が合格! 2011年11月14日


 

 今年度のプロテストは5名が受験し、全員が合格しました。キッズのあずみちゃん以外はみんな、20歳を超えた選手ばかり。だから浮ついた気持ちは全くなく、合格してプロになって人気者になりたいという目的意識がハッキリしていた。それが結果として出たんだと思います。そこには10代の女の子には無いハングリー精神があります。ハングリーなんて言葉自体が死語なのかもしれませんが、それだけ気持ちが据わっているということなのです。それにしても風香は短期間でよくこれだけ仕込んできたと思うと脱帽します。人を教えることって、いわば忍耐力。風香はまるで学校の先生のように優しく、時には厳しく指導してきました。いわゆるスパルタ式ではありません。自主性に任せた感じで、だから自由にのびのびと練習してきたのだと察します。

 今年デビューした選手たちには私も、かなりの時間を費やしましたが、今回の練習生の練習を見たのはたった3回のみ。前日、シーザージムで練習すると言うので少しだけ顔を出しました。ここである程度のレベルの下調べをしておいたので、プロテスト本番では自分なりのデータを持っていました。でも本番は何が起きるのかわかりません。スポーツ・エリートの宝城カイリは緊張なのか足がつり動きが鈍かった。それに比べ、他の3人は実に持っている可能性を見せてくれた。それだけ自主トレを積んできたのでしょうね。個性的で面白いに尽きます。美闘陽子、世Ⅳ虎、星輝ありさみたいな見るからに光っている素材ではないけど、誰もがひたむきで一生懸命。だから好感度はあります。

 言葉でいうとフレッシュさとは違う、なにか応援したくなムードが漂っているのですよ。中でも意外なアグレッシブさを見せたのが翔月なつみ。彼女はあまり特徴が無いタイプに見え、実は負けん気が誰よりも強く、上昇志向も強い。リングネームも当日まで、ああだこうだと話し合いをしましたから。宝城は大学時代にヨットで世界選手権も経験した本物のアスリート。ほんわかしているけど芯の強さは、新人時代の華名に似た雰囲気。その彼女が失速し追試をさせ、合格した時は四方に土下座してまでし号泣しました。これぞ本当のドキュメントです。こんないい場面があるなんて素晴らしい。この映像で感動を見てほしいです。安川惡斗は舞台女優なだけに、プロレスと演技が混同している部分は多々ありますが、やり過ぎくらいがいいのでしょうか。惡斗=ACTと同意語。リングでどこまで成り切れるのか…はるか悠は純アイドル。70年代~80年代にいそうな感じ。でも頑張り屋さんで、体は小さいけど頼もしい。20代という女性が最も輝く時間をプロレスに費やす覚悟を持った女性たち。みなさん、応援をお願いします。きっと損はさせません。

  早くも実現する世Ⅳ虎vs松本浩代に大注目!  2011年11月10日


 

 以前、この欄で書いたことがあったが私が見たかったカードの一つ、世Ⅳ虎vs松本浩代が11月12日の新木場大会で実現します。今、最も勢いのある若手の世Ⅳ虎と、かつては若手の代名詞的な存在だった松本。風貌や経歴は全然、違いますがプロレスの過程は似たものがあります。松本もデビュー早々から注目され、息吹の若頭みたいな立場で勇躍。2~3年前の輝きは顕著なものがあり、まさしく次代のホープでした。現在の松本はOZアカデミーのレギュラーとして活躍していますが、大ベテランの中に混ざって奮闘していますね。でも息吹の頃のグイグイ押すような上昇とは違います。松本はあれで、いろいろなキャラもこなし、フリーでは重宝している。でも、私はそんな松本がなんか違うと思っている一人なんですよ。8月28日の新木場大会のメインははある意味で今年のベストバウト級の闘いでした。奈苗&松本組を見て、エスオベーションの鈴木八郎氏は「松本のこんな試合を見たのは久しぶりです」と嬉しそうでした。だからガツガツした松本がいいんですよ。

 先日の「ゆずポン祭5」のメインでゆずポン&朱里vs奈苗&松本戦がありましたが、正直言って一番目立っていなかったのは松本ではなかったかと思います。”若き奈苗”といったイメージを勝手に抱いていますが、奈苗はいつだって自分が一番、一番に目立ちたい人。松本も同じようなタイプなのに、奈苗よりは大人の立ち振る舞い方をしています。良くも悪くも仕事人になっているような感じに見えますね。いかがなものでしょうか。だから世Ⅳ虎を相手には遠慮ないパワーを見せてほしい。きっと今、世Ⅳ虎が受けている評価に対し、面白くないと思いますから。そんなジェラシー丸出しの松本が登場願いたいものです。

 世Ⅳ虎は世Ⅳ虎で順調に育っています。でもこの世界、まだまだ上には上がいる。そこをどうクリアしていけるか。勝った負けたという次元ではなく、存在感で世Ⅳ虎は松本を超えられるのか。それとも松本は超えさせないのか…そんな意地をお互いに見せてほしい。なぜなら二人とも非常にクレバーで実は技巧派タイプだから。そんな隠し味ではなく、真っ向勝負の肉弾戦を望みたい。18歳の世Ⅳ虎の可能性を図るいいチャンスだと思います。

 最高峰の対決は今週の土曜日!  2011年11月7日


 

 スターダムの赤いベルトはワールド・オブ・スターダムという名称で現在、高橋奈苗が保持しています。7月24日の後楽園ホールでの争奪トーナメントに勝ち抜き、初代王者になりましたが今回、夏樹☆たいようとの闘いが初防衛戦となります。この二人は全女の先輩後輩という間柄から、プロレスリングSUNで合流。フリーを経てスターダムではライバル関係に急浮上しました。だから二人にとってその思いは格別でしょう。奈苗にしても、夏樹にしてもこの対決は感慨深く、待望の一戦でもあり、今年一番の大勝負なのかもしれません。

 チャレンジャーの夏樹にすれば年頭から「今年はトップの一角に食い込む」と宣言。その言葉の通り、スターダムでは猛進してきました。後楽園ではJWPの無差別級王者だったLeonを撃破し、文字通りトップの一角に勝利し実績を作りました。ただこの時点でLeonが無差別級王座から転落していて、強さの象徴を破ったことにはなっていません。だからこの奈苗戦はもの凄いチャンスだと思います。8月28日の新木場大会で夏樹はモモ☆ラッチを炸裂させ、奈苗からピンフォール勝ち。奈苗のスターダムにおける初の敗北をゲットしたのです。

 夏樹は”奈苗超え”がプロレス生活最大のテーマ。調印式でもけっこう緊張していたのが伝わったほど。奈苗にすれば絶対に負けたくない相手だけど、どこかで超えてほしい…そんな複雑な思いもあるでしょう。しかし今の奈苗はスターダムを牽引する立場だから、まだまだ引きたくないのが本音。二人はめいっぱいの殴り合いを見せながら、きっと確かめ合うのでしょう。もうスターダムでも数えきれないほど闘っていますが、その引き出しは底を尽きません。まだまだ見せたこともない攻防を見せつけてくれると察します。その次の11月27日はタッグリーグ戦の最終日。チケットは最近では一番の売れ方。ハッキリ言って11月12日の大会よりも売れています。だから意地でも満員にしたいところ。そうでないと最高峰のチャンピオン・ベルトの権威にかかわります。その意味でもいったいどのくらい観客を動員し、どんな名勝負を残すのか。注目です!

 ゆずポンのデビュー1周年と奈苗と朱里と   2011年11月4日

 

 ゆずポンのデビュー1周年記念大会「ゆずポン祭5」が終わりました。メインは熱闘、熱闘で最後は高橋奈苗の前にゆずポンは砕け散りました。試合前に左肩の痛みを訴えていた奈苗ですが、さすがプロ中のプロは違います。主役の座を奪う勢いでいつも以上に張り手やチョップをゆずポンの胸板に打ち込んでいました。まさにミミズ腫れのMAX状態。今までで一番、痛々しい感じでした。さすがにゆずポンも「なんであそこまでやってくるのだろう(笑)」と苦笑していました。これが、奈苗のゆずポンに対する期待&愛のムチなのでしょうね。いつだって中心にいたいから奈苗は頑張っているのです。キャリア15年を超えてそんな選手はいないですよ。

 そして何といっても朱里がゆずポンのパートナーにぴったりしていた。パイレンジャーの曲に乗って一緒に踊りだしたり、このノリが良かった。お得感があったと思います。試合は終始、シリアスな展開となりましたが、初対戦の奈苗や松本に対し、堂々と渡り合っていました。それでいて技が全部、確実でクリーンヒットしている。美闘陽子に足りないものを全部持っている感じがした。ハングリーさ、キックの正確さ、闘う厳しさ…朱里を見ていると、美闘がどうあるべきかわかったような気がしますね。でも美闘はあの体格と笑顔が魅力的なので、これはゆずポンから学び取ってほしい。また、ゆず朱里のタッグやシングルマッチなども実現できればいいですね。いろいろなことを乗り越えて、踏み込む器量もこちらには必要だということです。

 主役のゆずポンはけして体調が万全でなく、キックの切れもいいわけではなかったけど、あれだけの覚悟を見せてくれれば申し分ない。なんだかデビュー戦のシーンが幾つも再現されましたが、気迫と体ごとぶつかるスピリットはお見事!試合後の打ち上げでも饒舌でした。これはファンお方と触れ合うことで逆に癒されているのですから。ドラマの撮影もあと2日間というから、その後は充電してまた最前線で暴れてほしい。今年最大の目標であるプロレス大賞の一角に食い込むことは出来るのか!?まだまだ、ゆずポンは闘います!

 

 週プロの表紙に世Ⅳ虎が登場!?  2011年11月2日


 

 本日発売の週刊プロレスの表紙はあっと驚くFlashトーナメント。勝利した里村明衣子&花月の歓喜したシーンが載りました。が…倒れている世Ⅳ虎も含めて表紙なのですよ。これを見て高橋奈苗が「私が載っていない…」と絶句していました。奈苗を入れた写真が右上のカット。横位置だからカットされるのは仕方ないこと。週プロのカメラマンは立ち位置で撮ったのでしょう。だから奈苗は入らないのです。この大会が終わった後、「週プロは表紙ですかね?」と奈苗が聞いてきました。それだけ意識しているし、試合をしてみてその感触があったのでしょう。奈苗、残念!またの機会を狙うしかない。

 女子プロレスの表紙と言えば最近では、華名が2回も奪取。実は震災のあった週は、ゆずポン&栗原あゆみのビキニショットが表紙に内定していました。しかし、震災で吹っ飛んだのです。これも運が無いことで、スターダムでは華名が表紙になった同じ号で、BY砲が小さく載っていました。ゆずポンは今後も表紙が十分に狙えます。でも選手は試合で載ることが嬉しんですよ。試合が評価されることが本望なので。だから今回のセンダイガールズの表紙は羨ましい限りだと察します。

 佐藤編集長も編集後記で「昔の対抗戦時代のように本誌の表紙や巻頭カラーを飾るのが当たり前になってほしい」と書かれていますが、その通りです。それにはまずプロレス界に認知される選手や大会を作っていかないと。スターダムはこれからも表紙を意識した闘いをしていきます。これが私の執念でもありますので。それにしても世Ⅳ虎は目立ちました。次は誰が目立つのか!?

 ゆずポン祭5は豪華なタッグ戦!  2011年11月1日


 

 11月3日に新木場で開催される「ゆずポン祭5」はプロレスラー愛川ゆず季の、デビュー1周年を記念した大会です。昨年の10月31日に衝撃デビューして以来、早いものですね。ゆずポンがここまでプロレスラーとして奮闘しているなんて、誰も想像していなかったのでは。まさに体当たりのプロレスはリアリティがあって、とても感情投入しやすい。ゆずポンの表情を見ているだけで、プロレスしている感じです。そこはタレントだから表現力は並大抵ではありませんね。10月からはドラマ出演も実現し、ある意味で今が旬なのかもしれません。

 さて「ゆずポン祭5」では初めてタッグマッチを敢行します。これまでの「ゆずポン祭」は本人の意向でシングルマッチを重視してきました。しかし今回はタッグマッチでその生き様を見せます。パートナーにはなんと、朱里が登場です。これはファンの方たちにとって意外性抜群でしょう。朱里が出てくるなんて指定の範囲外だったと思いますから。これは、ゆずポンたっての希望。「ハッスル」時代からKG(朱里の初期リングネーム)に目を付けていたというから、ゆずポンも先見の明があったのでは。かくいう私も「ハッスル」からKGは気になる選手で、観客とハイタッチをしている姿を見て「この選手はいける!」と想像していましたので。スマッシュでの活躍はいい感じです。女子プロレスという世界ではなく、別の枠で勝負できる選手だと思います。

 やっぱり、ゆずポンのタッグパートナーは見た目が重要。スターダムでは美闘陽子が適役です。二人が横に並ぶだけで華があるし、期待感も強い。これって重要なことです。タッグチームの場合、バランスは大事でそれによって見る側のゾクゾクした気持ちを煽るもの。だから朱里もその期待に十分応えてくれるでしょう。対戦相手は高橋奈苗&松本浩代という、これまた今、最もパワーのある選手が合体。このパワーは凄まじい。まるで交通事故のような衝撃があります。特に朱里は初遭遇なのでどう対応していくのか。また、ゆずポンは「勝ちに行く」と宣言していることから真正面の衝突は避けられないところ。今回も”ゆずポン・マジック”が炸裂するのか!?注目するしかりません。

 一番の評価を得たのが世Ⅳ虎だった  2011年10月30日


  

 女子プロレス団体対抗Flashトーナメントは準優勝。決勝戦は今年のベストバウトの呼び声が高い白熱した闘いでした。敗れたとはいえ最も評価されたのは世Ⅳ虎だったのはいうまえもありません。サムライTVでゲスト解説していたブル中野も「こんな18歳の新人はいない!」と絶賛しておりました。自身のブログでは「MVPは世Ⅳ虎」と書かれていたほど。里村明衣子もバックステージでの勝利者インタビューで世Ⅳ虎を絶賛。取材していたマスコミに聞いた話では、世Ⅳ虎の名前ばかりを出すので花月が面白くないような顔をしていたとか。会場人気のすごさは「銭形金太郎」効果なのでしょうか?それともなんなのか…?

 ダイビング・セントーンで里村もあわやというシーンがありましたが、世Ⅳ虎はセントーンとラリアット、そしてチョークしかやっていない感じ。少ない技で試合を組み立てるのは基本ですが、チョークをしている時の表情がすさまじい。まるで狂った女そのものです。これで白目をむけばさらにイメージ付けできますね。奈苗も世Ⅳ虎ばかり絶賛されることに悔しさを隠せない様子でしたね。素直に後輩の活躍を喜べない奈苗は大人げないですが、これが奈苗らしさ。いつまでも自分が一番でいたい。現役ならそう思わないとトップには君臨できない。それでいてしっかり団体をまとめているのですから、ここがプロの仕事なのです。

 世Ⅳ虎が評価を挙げた一方、美闘陽子はもうひとつ踏み切れなかった。ブルもTV中継に解説でかなり叱咤していた。これって期待の裏返しなんですよ。美闘に思い切って蹴ってほしい、引かずに前に向かってほしいという。でも美闘は2回戦で左ひじを痛めてしまいました。けっこう苦痛な顔をしていた。これも運があるか、ないか…おっとりした性格はいいのですが、でもまだキャリア1年未満ですから。彼女がプロレスに芽生えたら最強になるときなので。その日を待つしかない。これは親心ですよ。世Ⅳ虎、美闘に誰が続くのか。練習生もプロテストを経てデビューしてくるでしょう。だからスターダムは目が離せない!

 団体対抗戦に出場した理由   2011年10月28日


 

 団体対抗Flashトーナメントに多大なるご声援ありがとうございました!スターダムは堂々の準優勝でした。選手はともかく私はこの結果に満足しています。なぜなら、まだ伸びしろを感じたからです。優勝できなくてもスターダムが旗揚げして9カ月の意義は十分に示せたでしょう。今回、この大会に出場を決断したのは里村明衣子のオファーだったから。里村でなかったら受けなかったと思います。私とは団体で一緒になったわけでもなければ、一緒に仕事をしたことも数えるほど。でも彼女の真正面からの問いかけに応えないわけにはいきません。とにかく一生懸命、代表者として指揮を取っているその姿勢が素晴らしい。現在、センダイガールズは常駐のスタッフがいない。全部、里村が舵を取って進めている。所属選手たちも試合直前までそれぞれが雑用をこなしていた。スターダムは私が大半の雑用をして、当日は選手やサポートしてくれる人たちに丸投げしています。だから今は何の不安もなく興行を迎えられる。センダイもそうやってシステムを作っているのでしょう。

 里村明衣子という存在、そしてやっぱりスターダムを見たことが無い人たちに向けてのアピールが目的でした。「絶対、スターダムは評価される」大丈夫だという信頼感を選手たちには抱いています。普段は対立していても、選手たちは誰よりもスターダム愛が強い。そして、その部分はみんな純粋です。それは精一杯、声援を送っていたセコンドを見ればわかってもらえたと思います。ゆずポンもドラマ撮影で忙しい中、セコンドの手伝いをしに駆けつけてくれました。みんな一員だから、これは必然なのです。でも凄い熱気と活気を感じた大会でしたね。まさに団体力の明暗がくっきり出ました。どことは言いたくありませんが、大会に積極的ではない団体もありました。それは細かいやり取りで感じたのです。応援シートの提案をしたのもスターダムとアイスリボンだけだった。まあ、それはいいです。あれだけ満員になったのだから、そしてスターダムが頑張れたのだから。

 世Ⅳ虎は存在感を見せつけました。美闘陽子は試合中に肘を痛め、苦痛の顔を浮かべていました。岩谷麻優の打点の高いドロップキックは思わずうなってしまった。鹿島沙希も非力ながら気の強さを発揮しました。でもやっぱり高橋奈苗、夏樹☆たいようがすべてをリードしていたのです。夏樹なんか対抗戦向きで容赦しないから。奈苗と里村が向かい合った瞬間、今の王道女子プロレスって雰囲気でした。この刺激は大きい。だからこそ麻痺しないようまた通常の闘いに戻るのです。この刺激は1年に1回でいい、また大きくなった姿を見せられればと思います。みなさんの声援がスターダムを大きくしています。これからもご支援お願いいたします。

  鹿島沙希は頑張っています!  2011年10月25日


 

 先日の大会で勇気彩、山縣優を相手に2試合を完走した鹿島沙希。連敗したけれど、その頑張りは認められる奮闘ぶりでした。まだまだ線が細く非力でパワー不足ですが、負けん気の強さとやる気はあります。ゆずポンも「沙希は2試合もやってすごい」と言っていました。一見、軟弱のように見えて意外に芯の強い所があるのです。その沙希がFlashトーナメントの1回戦に名乗りを上げ、出場が決まりました。REINAと闘う5選手のうち、未勝利が2人もいるなんて前代未聞。これは選手たちを親心としては信じるしかありません。

 10・23新木場大会は即日、サムライTVの「速報!バトル☆メン」で流れましたが、そこで驚くことが…なんとキャスターのミラノコレクションA.T.の口から「スターダムの鹿島沙希選手を応援しています」という発言があったのだ。沙希は女子レスラーとしては珍しくミラノに憧れていて、沙希のブログをミラノが見てそれを知ったという。憧れだった選手から名前を呼ばれるなんて…沙希曰く「今年で一番のニュース!」とか。沙希のブログには早速、ミラノからコメントが入ったそうです。この世界は狭いですが、それにしても面白い話です。

 今回、沙希は須佐えりとのタッグで密かにタッグリーグ戦出場を狙っていたらしい。きっとAMAにリベンジしたかったに違いありません。岩谷麻優も「もう一度、あのカードをやりたい」と言っていたっけ。でも今回、不参加の判断をしたのは日程的な問題もあるけど、タッグとしても経験が無いため、チャンピオン・ベルトがかかったリーグ戦に出場させることは出来なかった次第です。AMAもさしたる実績はなかったのですが、初戦で川崎葛飾を破ったし、これは可能性の先物買いでした。いずれ沙希もタッグ戦線に絡まなくてはならないが、まずはシングルで1勝をしてから。そうでないとね!

 次は10・27女子プロレス団体対抗戦に注目!  2011年10月23日


 

 タッグリーグ戦はBY砲が勝利し独走、最低でも優勝に王手がかかりました。川崎葛飾に勝って3連勝すればぶっちぎりの優勝となります。AMAは次のチーム丸顔に勝たないと優勝の望みは消えます。勝てば優勝ラインに残る可能性もあり。川崎葛飾は片目を開けて最終戦ではBY砲に勝てば、同点に並びます。チーム丸顔のみ優勝戦線から脱落。紫雷イオが万全なら圧倒的に優勝候補だったのに…でもイオはこれをバネにしてくれるでしょう。出直しのメキシコ行きを発表しました。

 さて近々には10月27日、後楽園ホールでの仙台女子プロレス主催の「女子プロレス団体対抗Flashトーナメント」が控えています。本日、出場メンバーを発表しましたが、鹿島沙希が高橋奈苗を押しのけて1回戦出場を決めました。REINAには夏樹☆たいよう、世Ⅳ虎、美闘陽子、岩谷麻優、そして鹿島沙希が出陣。奈苗は2回戦までお預け。でも理想的なスターダム・チームかもしれませんよ。REINAとはキャリアが違いますが、でも新人中心のスターダムが勝利したら痛快でしょう。

 こういった女子団体との対抗戦はいかなるものかと思いましたが、里村明衣子の真摯な姿勢に協力させてもらうことになりました。真面目に女子プロレスを追及する心がいいですね。スターダムは仙女と比べれば今時ですが、みんな熱い気持ちは持っていますので。これをきっかけに他団体に打って出ることはありません。あくまでも内部充実がテーマ。団体プロレスの礎を築くのはスターダムの使命なので。10月27日は楽しみな日となりそう、時間がある方は応援してください!

  敗者は優勝戦線から脱落!   2011年10月22日


 

 明日のタッグリーグ公式戦はチーム丸顔と川崎葛飾最強伝説にとってはまさにサバイバルマッチ。敗れたチームは優勝の見込みが完全に無くなります。当初は本命、対抗と言われた両チームですが、勝負は時の運も左右します。まさかの紫雷イオの負傷はチーム丸顔にとってはアクシデント。イオの右ひじはどこまで治っているのでしょうか?ここがすべてのポイントを握っていますね。イオがまだ辛い状況ならば、丸顔の勝利は難しい。ここは奈苗は1対2で挑むくらいの闘いを見せないと厳しいかも。川崎葛飾も優勝するためには絶対に落とせない星。もっともこのカードは初対決の上、大会屈指の好カードなのですから。

 最初にBY砲とAMAが闘いますが、どちらが負けてもまだ可能性があります。勝ったチームは王手をかけます。この得点争いを見た上で丸顔と川崎葛飾は闘うので、まだ精神的にはいいのかも。3大会で決める短期集中のリーグ戦。これが長丁場だと見る側のテンションを維持するのが大変で、きっと消化試合みたいな感じにもなりかねません。だから3大会で決めるのですよ。チャンピオン・ベルトの方は米国から輸送中のため、明日の大会には間に合いません。本来ならいち早く真新しいベルトを披露しなければならなかったのですが、製作に時間がかかったようです。11月12日の大会には間に合いますが、その日までお待ちください。

 今大会が終わると次は10月27日に後楽園ホールで開催される仙女主催の女子プロレス団体対抗Flashトーナメントの番です。スターダムは満を持してこの闘いに飛び込んでいきます。新人ばかりでリスクはありますが、この旗揚げして10カ月の現実を見極めたいです。負け戦はしませんので期待してください。

 リーグ戦は1勝対決 BY対AMA   2011年10月21日


 

 10月23日の新木場大会ではタッグリーグ公式戦が2試合行われますが、まずは開幕戦で先勝したBY砲とAMAが激突。この試合の勝者は確実に優勝が見えてきます。3試合の公式戦で2勝をマークすればまずは当確線上に位置するのですから。川崎葛飾を破って勢いに乗るAMAですが、この間にどれだけの秘策を練り上げたかはリングで拝見といきたい。BY砲はゆずポンが連日のドラマ撮影で疲れが溜まっており、体力的な心配があります。ただ美闘陽子は体力を温存しているので、ゆずポンんの分まで張り切ることは間違いないでしょう。

 話は変わりますが最近、チケットの予約メールをして、寸前になりキャンセルをしてくる者がいます。それも1度ならず、2度、3度と同じ人物なのだから、これは意図的だと言うしかありません。基本的に興行が中止以外は予約されたチケットのキャンセルは無効です。悪質ファンを撲滅するために今後はこの人物からの予約は受けません。みなさんが楽しんで観戦していただくためにも、ルールを守ってほしいものです。

 AMAが番狂合わせの勝利!BYはまず1勝! 2011年10月10日


 

 タッグリーグ戦は波乱の幕開けでした。紫雷イオの右腕に的を絞ったゆずポンが、マヒストラルのように回転してのアームブリーカーでギブアップを取って先勝。優勝に向かってアピールをすると、奈苗はイオをかばい、次回からの巻き返しを宣言しました。イオは右腕の靭帯を痛め2週間経ちましたが、まだ治っていません。さらに長引くようだと厳しい闘いが余儀なくされます。ゆずポン曰く、奈苗の攻めがいつになく激しかったとか。ドラマの撮影が続いており、ちょっとばかし睡眠不足の日々が続いており、ゆずポンも万全なコンディションではないそうだ。

 そしてAMAがやってくれました。戦前は優勝候補にすら名前が挙がらなかったAMAですが、川崎葛飾を破ったのは紛れもなくAMAだったのです。ありさがスタンディング・ダブルニーを世Ⅳ虎に決め、勝利をものにしたのです。この瞬間、場内は割れんばかりの歓声に包まれました。ありさはいつも以上に興奮し「お客さんの後押しがあって勝てました!」と絶叫。13日で16歳を迎えるありさにとって、勝利を自らプレゼントしたのです。練習生がこれからプロテストを受け、デビューを目指す中、誰かが底上げされなくてはリング上の風景は何ら変わりません。だからAMAが一歩抜きんでたのです。それにしても、ありさは末恐ろしい限り。でも世Ⅳ虎がだんだん試合巧者になってきています。

 大会記念ポスターを買って投票用紙をもらい、優勝者&公式戦勝敗を全部当てるとスターダムからは来年の新木場での10大会を差し上げるという特別企画があり、75枚のポスターが売れました。それでも投票結果は非情です。1位は川崎葛飾、2位はチーム丸顔、3位はBY砲、4位はAMAの順。勝敗を当てるのは、AMAの負けが90パーセント近くあり、ここで大半が脱落を示唆。でも、AMAが勝つという番狂合わせが起こったため、開幕戦現在では75票中、的中者は5名のみ。勝敗の予想という興味は薄れましたね。でも、これだけ優勝者予想に興味を持っていただいたことに深く感謝するのみです。

 いよいよタッグリーグ戦が開幕!   2011年10月9日

 

 いよいよ明日からFan+プレゼンツGODDESSES OF STARDOM争奪タッグリーグ戦~が開幕します。スターダム初のタッグリーグ戦を1年目から開催できて非常に嬉しく思っています。初年度の計画にチャンピオン・ベルトの新設がありましたので、ある意味で予定通り。選手がそれだけ育ってきた証しなので、みなさんもとくとご覧ください。こういったリーグ戦と言えば、入場式が定番。入場式と言えばやっぱりタスキでしょう。スターダムでも各選手の名前入りのタスキを作りました。細かいところに手が届く団体でありたいと思っているので、入場式もお楽しみを。某チームが開会宣言をしますので。そのチームにはもう伝えました。聞いていないチームは選手宣誓はしないので、心配は無用!

 そして優勝チーム&公式戦勝敗予想を行うことを急きょ決めました。10日のみ大会の記念ポスターを500円で販売します。ここで用紙をもらい、休憩時間終了までにグッズ売店に提出ください。全部的中した方の中から10名様は2012年度の新木場10大会の最前列のチケットをプレゼントします。こういったこともタッグリーグ戦を盛り上げる一環ですので。これはファンの方からいただいたメールからヒントを得ました。面白いものは即、実行です。全部的中することは結構、大変なことですが…これは実際、ライブで起こることなので想定外かもしれません。

 大会の最終日にはサポートするFan+から「月刊スターダム」購入者の方を打ち上げパーティーに参加できる特典もあり、様々な点から意義にある大会になっていきます。このパーティーは一流ホテルの立食式パーティーなので、この機会に出席をしてください。選手もパーティー衣装なのか、ジャージなのかはわかりませんが、きっと期待に応えてくれることでしょう。私の立場では優勝予想は出来ませんが、それぞれのチームが魅力的なので、みなさんに興奮と感動を与えられれば幸いですね。明日からの3大会で初代の王者が決定です!

 本日からドラマ「ここが噂のエル・パラシオ」がスタート!  2011年10月7日


 

 いよいよ本日放送より愛川ゆず季が出演しているテレビ東京のドラマ「ここが噂のエル・パラシオ」がスタートします。昨日、第1話の試写会を兼ねたマスコミ会見が新木場1stRINGで行われましたが、南側をすべてマスコミ席にし大勢の取材陣が集まりました。やっぱりTV局の力は大きいです。この時間帯は”ドラマ24”といい、テレビ東京でも人気ドラマを集結させています。AKB48の「マジすか学園」なども放送されていた時間です。金曜の深夜12時12分からなので、まだそれほど深くない。視聴率も期待できますが、まずは女子プロレスのドラマということで、女子プロレスの存在を知ってもらいたい。

 今春に某地上波で女子プロレスのドラマがありましたが、どちらかというと韓流スターが主役でその動向を追ったドラマって感じでしたが、このエルパラは女子プロレスの場面もしっかり撮影し、プロレス・ファンが見ても十分に楽しめそう。制作前にドラマのプロデューサーの方には「プロレスのシーンはちゃんとやってほしい」という注文を付けました。幸い、愛川ゆず季が出演し、よりリアルなドラマになっています。第1話の試写を見ましたが、かなり面白い。新木場1stRINGのスクリーンで見たから、まるで映画のような迫力がありましたね。それに出演者がみんなビジュアルがいいし、女子プロレス入りさせたい人材がたくさん。

 各プロダクションのマネジャーさんとは名刺を交換し、「プロレスはどうですか?」と振ると割と好感触。このドラマが何かのきっかけになって、女子プロレスに女優さんたちが参入したら面白いし画期的。スターダムは世間にアピールしたく、ビジュアルを重視しています。だから、このドラマは好材料ですね。きっと見た方に何かの感動と、女子プロレスの魅力が伝わると思い全面協力しています。セクシーで可愛くて、プロレスも素晴らしい、そんなプロレス団体がエル・パラシオなのでしょうね。

 ドラマ撮影現場に行ってきました  2011年10月4日


 

 10月7日(金)の深夜から始まる女子プロレスを題材にしたドラマ「ここが噂のエル・パラシオ」の撮影現場に行ってきました。朝の6時に出発して、午後10時までびっしりと。ロケ場所は埼玉県の入間郡にあるとある倉庫。といっても、これが道場としては申し分ない立派な建物なんです。リングを入れるため、天井の高さの関係があるので通常の倉庫はなかなか道場には適していませんが、ここは広くて大きい。奥には台所もあり、二階部分には寮まであるのです。まさに本格的な道場が完備されています。入った右には小さな事務室があり、よりリアルな感じが。会場風としても使っており、リングの上には照明が付いていて、TVマッチ仕様にもなるのです。

 ここで、ゆずポンたちは週の半分以上もロケをしていて、プロレス漬けの日々を過ごしているのですよ。こんな場所を見るにつけ、スターダムでも道場が欲しくなってしまいます。でも正直言って、維持費が大変。自前の道場はまだまだ先のことでしょう。さて、今回は第5話で高橋奈苗、夏樹☆たいよう、世Ⅳ虎、そして紫雷イオが特別出演しました。けっこうプロレスシーンも多く、ド迫力です。ゆずポンと奈苗がファイトシーンを見せると、あまりの迫力に出演者、スタッフから拍手が起こりました。ドラマって一つのチームだから、みんなで取り組んでいる。「今日は全員野球で行きましょう!」と監督さんがスタッフに言っていました。これは搬入や物の移動を全員でやれば素早く出来るということ。スターダムも団体なので、見習うことは多いです。フォア・ザ・チームの精神が大事なんです。

 ゆずポンは毎日、ここでロケがあるため近くのホテルを借りで通っているとか。「眠い、疲れた」と言いながら本番ではイキイキして演じています。これってプロレスもそうだけど、天性の才能なんでしょうね。イオが台詞ありで出演しました。これも見どころです。世Ⅳ虎もいい味を出しています。スターダムは全面協力なので選手の出演も何度かありますが、予告映像を見る限り面白い作品が出来そうな予感。みなさんもご期待ください!

 タッグリーグのポスターが完成!  2011年9月29日

 28日に放送された「銭形金太郎」はかなりの視聴率を集め、スターダム登場では18パーセントを超えたそうです。ですので、このサイトのアクセスもびっくりするほど上がりました。通常の5倍以上も。やっぱり地上波の影響力はすごいですね。さっそく鹿島沙希に仕事の依頼が来たし、これからどんな余波があるのか楽しみ。

 さて10月10日からは初代GODDESSES OF STARDOM王座を争奪するタッグリーグ戦が開幕です。そして大会のポスターが出来上がりました。スターダムは新木場1stRINGを中心に大会を行っているため、いわゆる情報発信が大きな宣伝ですので、ポスターを作ったのは久しぶり。今ってポスターを春場所もスペースも限られているから、あまり需要がなくなっています。それでもポスターがあるのと、なにのでは大会の重みみたいなのが違う気がします。今回のポスターは出場する4チームを中心に写真を構成。いいバランスですね。色使いもいい感じじゃないですか。

 公式リーグ戦は追って発表しますが、3大会でリーグ戦が繰り広げられます。1大会にタッグマッチが2試合という計算です。11月27日が最終戦で最高得点チームが優勝し、初代タッグの女王になるのです。チャンピオン・ベルトは作成中で10月10日までには間に合う予定です。ベルトが到着しないとカッコがつきませんから。これまた斬新なデザインに期待してください。そこはスターダムらしさ、スターダムらしい価値観があります。

 紫雷イオが右ひじを損傷!   2011年9月28日


 

 9月25日のワンダー・オブ・スターダム戦は紫雷イオの思わぬ負傷によって、愛川ゆず季が辛勝しました。イオは怪我をしたことを知られないように闘いましたが、右ひじが曲がらないことから無念のフォール負けを喫したのです。ゆずポンキックを脳天に喰らった後、これ以上は闘えないと堪忍したのでしょう。勝ったゆずポンもイオが負傷したことを試合後に知ったそうです。そういった裏事情がありましたが、改めてもう1度見たい試合になりました。次は両選手共にベストな状態でです。

 医師の診断の結果、右ひじの靭帯が伸びていたそうで、通常の人なら全治1カ月かかるそうですが、レスラーの鍛えられた肉体がどれだけ短縮して試合に挑めるか…無理は禁物なので、ここはとりあえず安静にするしかありません。イオもスターダム参戦以来、順調にいっていたのでここはひとまずクールダウンの時期と察知していますね。若いのに冷静な見方をしています。もっともイオはフレーと言っても、すでにスターダムを中心に活動しており、私はスターダムのメンバーという意識でいます。だからケアもしなければなりません。

 9月28日の東京愚連隊興行は高橋奈苗、鹿島沙希との3WAYでしたが、ほとんど動きらしい動きは出しませんでした。出来なかったというのが事実。それでも、ちゃっかりフォールを盗み取るなど試合巧者ぶりを発揮し、勝ち名乗りを挙げました。今はあまり腕を動かすことを避け、生活するしかないでしょう。焦らず、でも10月10日から開幕するタッグリーグ戦には間に合ってもらいたい。そんな心境です。

 須佐えりvs鹿島沙希…スターダムの前座戦線が熱いぞ!  2011年9月24日


 

 おかげさまで明日の新木場大会はチケットがいつも以上に売れています。これも愛川ゆず季vs紫雷イオのタイトルマッチ効果なのでしょう。後楽園以来、タイトルマッチは初めて。やっぱり団体プロレスの主軸はベルトをめぐる攻防なのですから、満員になってもらわないと困ります。それと共に今、スターダムの前座戦線で熱い闘いを見せているのが、須佐えりvs鹿島沙希なのです。二人の対戦は今回で3度目。しかしながら、こうやってシングルマッチが組まれたのは初めてなのです。8月28日は巴戦、9月10日は沙希のアピールによって組まれた試合。だから最初からシングルと決まっているのは初というわけです。

 前回は急に組まれましたが、なんだかいかにも前座試合っぽく、意地と意地が出た感じ。ある方は「技よりも気持ちが出ていて、良かった!」と言ってくれました。そうです!新人らしさが伝わった意地の張り合いに終始。須佐えりのぐったりした写真がそれを如実に物語っていますね。沙希はとにかく須佐えりが相手だと攻めまくります。おそらく「私の方が須佐えりより上だ!」という格上意識があるのでしょう。ガンガン攻めていきます。須佐えりは誰が相手でもマイペースを崩さない。ある意味で自分の戦術がある選手なので、攻めさせて、その後に攻撃させるパターン。それをいいことに沙希は先手先手に攻めるのです。

 こういったライバル意識は面白いし、これから練習生がデビューすればもっと前座戦線が激化していくことでしょうね。須佐えりは「私は岩谷麻優に勝っているから、星輝ありさがライバル」と言い切っている。沙希など眼中に無いということなのか…?だからこそ、今回もこのシングルは意地の爆発。どちらの意地が強いのか、楽しみです。でも、やっぱり半年先にデビューしてる分だけ、須佐えりの方が安定感があります。沙希はこれを超えていくにはますは、ウエイトアップ、そして練習で補うこと。それに、こちらとしては意図的に他のイベントに出場されたりもしています。スターダム以外の大会で学ぶことも多いし、これは顔を売る機会でもあります。女子の団体に選手を積極的に出すことはしませんが、チャンスがあれば、他でいい経験をさせたいですね。

  ミックスマッチ、大館大会あれこれ    2011年9月21日


 

 大館大会はいろいろな意味で貴重な体験をした。何しろ興行の翌日、午前8時にホテルを出て、宮城県築館で支援者と食事会をして午後1時に出発。ここまでは順調だったが…東北道は通行止めの箇所が多く、乗っては降りての繰り返し。結局、東京の事務所に着いたのは翌日の午前4時を回っていたから都合20時間以上も移動にかかった計算になった。予定よりも10時間もオーバーしたのだ。みんな移動バスの中ではハイテンション。何回、休憩とコンビニに寄ったことか。

 大会は実にユニークでなぜかジュニアの大物が集結。”世界の究極龍”ウルティモ・ドラゴン、ミックスマッチの立会人として垣原賢人氏が来場。ザ・グレート・サスケ、稔の両選手も観戦するなど豪華メンバーが大館に集まったのだ。これはプロモーターの村上さんの人脈。IWGPジュニア王者が4人も揃うなんて、凄いことだ。ウルティモ校長は美闘陽子と初タッグ。世Ⅳ虎は男色ディーノとこれまた移植タッグを結成。とにかくディーノの存在感は群を抜くが世Ⅳ虎もけして負けてはいない。美闘がこのメンバーに入るだけで純正統派なのが一目瞭然だった。試合はディーノはセクハラ(もちろん男性に)三昧。ウルティモ校長もカッキーもそれにサスケも、ディーノに吸い取られたのだ。圧巻は世Ⅳ虎がディーノに男色ドライバーを喰らうシーン。これって凄いシーンだった。

 ウルティモ校長もこういった試合は嫌いじゃない。結構、いい絡みをしていたのだ。ここがプロたる所以。サスケに至っては勝手にリングに上がり、ディーノにバック攻めを受けていた。これもプロフェッショナル。いい意味で面白がってプロレスをしちゃうのは素晴らしいこと。美闘も世Ⅳ虎ももっとプロになってもらいたい。これってキャリアの成せる業なのだろう。だからメインに出た奈苗、イオ、夏樹、山縣は実に妙技を見せつけてくれた。これぞプロだと痛感した。スターダムの新人たちがどんな場所でも観客のハートを掴めるよう精進していくしかない。この大館大会は本当に貴重な旅だったと思います。

 後楽園大会のDVDを発売!  2011年9月19日

 次の新木場大会、9月25日から後楽園大会のDVDが発売されます。ちょうど大会から2カ月後。サムライTVで放送されましたが、まだ見ていない方にとってはある意味、待望の発売なのだろう。サムライTVの中継と違う点は、記者会見や試合前のインタビューがふんだんに入っているところだ。中継では基本的に試合後のコメントを重視しているから、試合前のメッセージは収録していない。でもDVDはいかに多くの映像を入れられるかが勝負。そうでないと、このようなビッグマッチは同じ映像になってしまう。それでも後楽園大会の直前に開催された千葉大会を特典映像に加わえた。ここも楽しんでほしいところ。

 スターダムではDVD製作をSeasonごとに行っているが、それは第一に記録を残しておきたいから。これは選手の成長記録でもあり、回を重ねるごとにどんど内容が変化していくからだ。これから何年か経った時にそれぞれの選手がどのような変貌を遂げていくのか…それを克明に残しておきたいもの。もっと余裕があるなら、各選手ごとのプロモーション映像も作っていきたい。DVDならではの編集の妙技もあっていいだろう。

 今回の後楽園DVDは236分で5,500円。236分ってことは3時間56分。約4時間でないか。当然、1枚のDVDでは収録時間がこの4時間が限度。片面二層といい、これ以上は収録不可能なのだ。それがもっと長い場合は、2枚にわかれたりもする。ちなみに120分以内は片面一層というくくりになるのだ。つまりサムライTVでは120分で収められているものが、DVDでは倍近くで楽しめる。お得感があっていい。年内にはSeason3を発売したい。まだ2大会残っており、編集はまだ先。それでも11月中に出せればいいと考えています。DVDのプチ裏事情でした。

 仮面貴族FIESTAで異色カード実現&高木大社長のこと  2011年9月18日


 

 ミル・マスカラスの来日40周年を記念したイベント「仮面貴族FIESTA2011~僕らの夢のオールスター戦~」が10月7日の後楽園ホールで開催しますが、スターダムからの提供マッチが決まりました。すでに、ゆずポン&高木大社長のタッグが発表されていましたが、その対戦相手がパッション・ナッキー&岩谷麻優となりました。これはミックスマッチのカテゴリーに入るかはわかりませんが、ある意味で冒険的な試み。ゆずポン&高木大社長はご存じ、”ゆずポンキック”の2大使い手。おそらく最大の見せ場はダブルのゆずポンキックに他なりません。何しろ高木大社長は本家より早く、ゆずポンキックを使用し、何度もフォール勝ちを収めているツワモノ。

 最近、高木大社長と食事をする機会がありました。仕事の話もさることながら、もっぱら雑談、雑談、雑談…こういった情報交換が大事なのですよ。そこにはいろいろなヒントが隠れているからです。高木大社長はレスラーという雰囲気があまりしません。やっぱり物事のとらえ方が社長なのですよ。あとすごい嗅覚の持ち主だから、発想がユニーク極まりない。ゆずポンを一番初めに面白がったのも大社長でしたから。それでいてDDTの現場はもう他の選手に任せているし、飲食部門も柿本大地が完全に仕切っている。こうやって適材適所に人員を配置することが経営者の仕事。私など、何から何まで自給自足状態だから、見習う点は大いにあります。

 スターダムの提供マッチなのに大社長が加わるところが、実にキテレツというか、アナーキーなところ。でもこれでいいのです。仮面貴族の40周年を祝うイベントは別名、僕たちの夢のオールスター戦だから、これもありなのです。参加することに意義がある。すごいメンバーの中でパッション・ナッキーや岩谷麻優の名前があるだけで素晴らしいこと。スターダムは女子の団体と絡むことは視野に入れていませんが(仙女のトーナメントは特例)、こういった面白いイベントには出ていきます。そうやって新しいファンを獲得していくことも大事なので。マスカラスからもスターダムが上手くいっていることを喜んでくれました。彼もプロレス・ビジネスが長いので、いいアドバイスをもらいました。マスカラスがスターダムを知っているなんて、すごいことです。だから10月7日は頑張っていきたい!

 新境地を開く奈苗の弾けっぷり!  2011年9月17日


 

 今、スターダムで最も弾けまくっている選手、それは高橋奈苗ではないでしょうか。デビュー15周年を境に肉体改造に着手。見事な体を創り上げましたが、30歳を超えてこんなに頑張っているベテランはいないでしょうね。ここが奈苗がある意味で純粋で真っ直ぐなところ。乞うと決めたらやり抜く。素晴らしいところです。でも、奈苗の魅力はその弾け方にあるのですよ。パッション・レッド時代は「パッション!パッション!」というのは合言葉になっていて、これも弾けていました。でも…今回の弾けっぷりはこれまでとひと味も、ふた味も違うんです。

 奈苗はスターダム最強でありながら、パートナーが不在でした。みんな奈苗と組むことを避けていたのですから。あの、ゆずポンをして「高橋さんは面倒臭い!」と言っていたほど。奈苗はその性格ゆえ、何でも徹底してやらないと気が済まない人。これには若い選手は付いてこれないのも事実。良く言えば生真面目。悪く言えば融通が利かなく、くどい。強くて当たり前の奈苗ですが、まだ上昇志向は誰よりも強く、トップの座を譲る気配がありません。しかし、王道女子プロレスを貫く中で、弾けている奈苗の方が魅力があります。強い人がその強さばかりを強調すると嫌味になるけど、奈苗が素直にイオの凄さを認めたり、はしゃいでいる姿がいいんですよ。

 一歩間違えると暴走してしまうほど一生懸命。これって奈苗の憧れていた堀田祐美子に似た部分があります。だからといってKYだというのではないですので。そこはイオがしっかり奈苗を抑えています。このバランスがいいですね。松本浩代も奈苗を慕うひとり。でも松本は奈苗とのシングルマッチを熱望している。NEO最後に川崎大会で直前に怪我をして満足に動けなかった悔しさを松本はずっと持ち続けているのです。だからスターダムで実現させたいカードでもありますね。奈苗のプロレス人生、今は一番余裕があっていい感じ。もう尖っている時期が過ぎ、これからは女子プロレス界の発展のために尽力を尽くすのは大きな仕事。ひいてはスターダムを大きくさせ、奈苗の情熱を伝授していくのです。それは私も同じで経験を活かしスターダムのために、前進あるのみなのです。

 大館大会で初のミックスマッチ  2011年9月16日

  

 9月20日は秋田・大館でスターダムが実質上、初の地方大会を行います。これまで大阪大会を2度敢行。でも大阪は大都会なので地方という感じではありません。だから大館に行くのはとても楽しみなのです。おそらくスターダムの予備知識があまりない土地だと思われます。新木場や大阪のような多くの支持者はいません。そんな素のところで誰が評価されるのか、どの試合が受け入れられるのか、これってとても興味がありますね。プロレスは知識があればあるほど面白いですが、全く知識が無くても楽しませることが重要。スターダムの新人たちがどこまで奮闘できるのか…?これもある種の勉強です。地方を回ることでプロレスの根底が理解できるようになるのですよ。

 今回の大館大会は平日開催のため、学生組は欠場となります。その代り何人もフリーの選手を導入しました。山縣優、松本浩代の両選手はスターダムでもお馴染み。仙台女子プロレスから1試合提供マッチをお願いしました。さらにプロモーターの要請で男子レスラーが出場。”世界の究極龍”ウルティモ・ドラゴン、”元祖ゲイ・レスラー”男色ディーノが特別参戦します。さらに垣原賢人氏もミックスマッチの立会人で来場。全日本プロレスで活躍中の稔選手も遊びに来るそうです。

 スターダムでは初のミックスマッチですが、これは従来の男vs男、女vs女が闘う形式。昨今、流行っている男と女が真っ向勝負することはありません。そうそうミックスマッチは男女が同じコーナーに立つことが面白いのであって、激突することはいががなものでしょうか。私の持論はプロレスラーは男が圧倒的に強い。最近、女に負ける男のレスラーがいますが、これは言語道断。おかしな話です。だから直接、肌を交えることは好みません。それはファン心理を逆なでするしかないから。したがって美闘陽子vs男色ディーノの絡みは期待しないでください。そもそもディーノは女性を好まないので。でもイレギュラーはあるので、そのへんはどうぞ大目に見てください。少しの絡みは妙技の範疇ですから。

 ウルティモ校長とは久しぶり。初めて会ったのが1990年だからもう、21年前になります。彼は24歳、私は33歳でした。ユニバーサル・プロレスで知り合って、その年の暮、メキシコ旅行の際は彼のアパートに住まわせてもらいました。当時はメキシコ事態が右も左もわからなかったから、本当に頼りになったのです。それからお互いの結婚式に出席したり、仕事ではアルシオンと闘龍門が提携したりもしました。節目、節目でいい関係を保っていましたし、風香の引退興行ではゲスト参戦してもらいました。校長はしっかりしたビジネスマン。これは若い頃からで、そんなところが合いましたね。久しぶりに電話したら「何でもやりますよ(笑)」と言っていた。稔も府川唯未の旦那さんだから旧知の仲。東北の地で思わぬ再会。これもプロレスがもらたしてくれる縁です。そんなこんなで大館大会は個人的に楽しみ。いい興行をやってきます!

 ゆずポンのプロ根性!  2011年9月15日


  

 「水着で会見に出ていいですか?」と前日、ゆずポンから連絡があった。スターダム9・25新木場大会のカード発表会見にゆずポンは、ビキニの水着で出席するというのだ。そういえば、ワンダー・オブ・スターダムの白いベルトを戴冠した際、ゆずポンはいきなりグラビア・ポーズを披露して見せた。「私がチャンピオンになったら、いろんな意味でベルトの価値を高める」と言っていたことがあった。だから白いベルトを持って入場する時は必ずグラビア・ポーズをするとも。グラビア・アイドル+レスラー=グラレスラーなるカテゴリーを作ってしまったから、プロレスの要所要所にこのエッセンスを出さないと気が済まない。このこだわりが、ゆずポンのゆずポンたる所以なのだ。

 そんなわけで会見でも白いベルトが関係する以上、グラビアを意識しないとならない。ゆずポンは思い切ってスカイブルーのビキニを用意し、大胆にも会見場に現れたのだ。白いベルトに挑戦するイオはけげんそうな顔をしていた。「あなたのペースには乗りませんよ」とも顔に書かれていた。イオがゆずポンと同じ土俵で勝負するわけがない。でも、ゆずポンはイオの気持ちなんて全く気にせず、次々とポースをとって見せた。そのたびにカメラマンがシャッターを押す。このバシバシというシャッター音がきっと快感なのであろう。そうなるともう、ゆずポンの独壇場。イオは後ずさりするしかない。東スポのカメラマンが新聞ネタになるようなポーズを求めてきたが、ゆずポンは優雅にポーズを楽しんでいる。でもイオにはそんな気はない。その温度差がある意味、貪欲差の違い。ゆずポンは求められたことは大抵のことは実行する。それが仕事だし、何よりそこに躊躇はない。

 その時点でマスコミ操作はゆずポンの勝ちだった。事実、マスコミもゆずポンの会見は感触が良く、多くの取材陣が集まってくる。それは、ゆずポンが期待値以上のサービズをするからに他ならない。かつてのスター選手、長与千種や北斗晶も同様にいかにマスコミに載ることを中心に物事を考えていた。それはゆずポンも同じ。自身の武器を最大限に利用する。その姿勢は現在、どのレスラーも適わないだろう。ブル中野はゆずポンを「捨て身なところがいい」と褒めていた。会見からもう勝負は始まっていると考える、ゆずポンはとっておきのビキニでまずは先制したのだ。イオにも水着になれとは言わないが、いかにマスコミを見方に付けられるかを学ぶべきだろう。ゆずポンは心理戦でまずリードしたといっていい。さて次は本番を待つのみだ。

  ゆずポンvsイオが今、熱い!  2011年9月12日


 

すでに発表している通り、9月25日の新木場大会ではワンダー・オブ・スターダム選手権試合として、愛川ゆず季vs紫雷イオの対決が行われます。イオがスターダムに登場以来、この二人は好敵手に発展しました。それにしてもイオの試合における効果は抜群。スターダムに大いなる刺激を与えるばかりでなく、スキルもぐ~んと上がっています。イオはいわゆるハイスピードのカテゴリーと思われますが、動きっぱなしというのではなく、メリハリを利かせるタイプ。だから一つ、一つのインパクトは大きい。その場飛びのムーンサルト・プレスにしても、いろいろ改良し、今の形になったのでしょう。

 ゆずポンとイオはすでにタッグながら2度対戦。体型は良く似ており、雰囲気で魅せるという共通点もあります。ゆずポンにとっては7月24日に獲得して以来、初の防衛戦になりますが、現時点では最強のチャレンジャーがイオであることは明らか。ゆずポンは10月から放送されるテレビ東京のドラマ撮影がもうクランクインし、これが11月10日まで続くのでスケジュールはもの凄くタイト。スケジュール・リストを見ましたが、早朝から夜までぎっしり。それこそ寝る時間が十分に取れないほど。これをどう乗り切っていくか、ゆずポンにとって予定外の難敵がこのスケジュールなのですよ。

 でも芸能活動を活性化させるためにプロレスラーになったのだから、これは本望だと思います。昔、クラッシュ・ギャルズは年間270試合以上もこなし、その上で殺人的な芸能活動のスケジュールを敢行してきたのです。試合のクオリティーは今の方が高いですが、それでも毎日、毎日、試合。「毎度お騒がせします」というドラマにクラッシュが出た時など、朝5時に出発し、6時に横浜のスタジオに到着。午前中に何話分の撮影をし、午後からはその日の試合会場に向かうのです。栃木、群馬、茨城などは2~3時間で行きますが、昼食はいつも車中。そんな経験を私もしてきました。でも私自身も20代だったから、体力もあったし出来たことですが…

 そんなハンデを乗り越えて、ゆずポンは頑張ってもらいたい。イオだって前日は確か京都で試合だから、これも結構タイト。忙しすぎる対決は逆にハイテンションで乗り切ってもらいたい。きっと新しいスターダムの風景が見られるんじゃないか、私は期待せずにいられません。

 岩谷麻優の復調&AMA  2011年9月6日


 

 スターダムの未来を象徴するタッグチーム、女ーAMAーが岩谷麻優の復活で再始動します。復活と言っても1試合欠場しただけですが、これまでどんなに打たれてもへこたれなかった麻優の欠場は大きなことでした。プロレスラーをめざし上京してきて1年間、麻優は麻優なりに突っ走ってきたのでしょう。元来のインドア派だったから、この1年間は人間関係に大きな変化があったと察します。休みは寝ていることが生き甲斐だったし、人のことなんて気にして生活していなかったから、東京での生活は大変だったと思います。体調不良は精神的な疲労でもあったのです。麻優が実家に帰っている時、いつも心配し「麻優ちゃんはいつ帰ってきますか?」と私に聞いてきたのが、ありさでした。ありさにとって、麻優は同期であり、一番のライバルであり仲間。特にAMAを組んでからは、よけい麻優の存在は絶対的なものになっていたのです。

 休み明け、麻優の初戦はいきなり4チーム出場のスクランブル・タッグウオーズ。10月から開催するスターダムの初代タッグ王座を賭けたリーグ戦に先駆け、一同に介したいわば前哨戦的な色合いのタッグバトル。AMAはここで何を見せ、どんな活躍を示すのか。おそらく総合力で一番劣るのがこのAMAなのは事実です。ならばもう若さの勢いが最大の武器。おう破天荒にいくしかありません。そこは二人ともわかっていることでしょうね。

 でも麻優の顔を見ている時のありさは本当に嬉しそう。これがパートナーってやつのでしょう。年下だけど常に積極的でリング上でもアグレッシブなありさは、なんだか体もやや大きくなりました。夏休み限定の茶髪も封印し、高校生らしい黒髪に戻ったのです。やっぱり、ありさには黒髪が似合うと思います。そういえば麻優はこんなことを言っていました。「休んで思ったのは、麻優にはプロレスしかないんだと…」。まさに名言。この言葉を常に思いながら今後も精進してほしいですね。だからAMAは大穴。その破天荒さが出ればきっと、何かをやってくれるはず…かも。

 次はシングルが見たい、世Ⅳ虎vs松本浩代  2011年8月31日


 

 8月28日の新木場大会ですが、実は新木場では旗揚げに次ぐ観客動員を記録しました。これは意外ですね。メインは夏樹☆たいようがスターダムでは初めて、高橋奈苗に勝ちましたが…世Ⅳ虎と松本浩代の真っ向勝負はド迫力そのものでした。松本はキャリア丸5年。世Ⅳ虎は8カ月。でもそんなことは全く感じさせない互角の勝負を見せてくれ、大いに楽しませてもらいました。松本の方が身長が高く、ひと回り大きく見せます。開始早々の体当たり合戦は良かった。こういったぶつかり合いこそ、プロレスの醍醐味。世Ⅳ虎は一歩も引けを取らなかった。

 松本がミサイルキックで世Ⅳ虎を吹っ飛ばせば、世Ⅳ虎はラリアット→ブロック・バスターで応戦。女子プロレスのヘビー級(そんなに体重は無いが)バトルって感じで、違った未来を見ましたね。近い将来、二人のシングルを組みたいとも思いました。この勝者が奈苗とやればいいのです。肉体自慢はぶつかり合いで勝負すればいい。それにしても松本は充実していました。今、最も奈苗にスタイルが近いのは松本でしょう。まるで”ヤング奈苗”といった雰囲気がします。おそらく好試合は間違いなし。世Ⅳ虎にとっても簡単な相手ではないので、これも勉強。勝ち負け以前に経験を積むことも重要。

 まあ仮定の話をしましたが、こうしてみるとスターダムはまだまだ多くの未対戦シングルがあります。世Ⅳ虎や美闘陽子がスターダムのトップになるには、こういったまだ若いけど勢いのある選手と勝負し合っていくことです。それは紫雷イオも同じ。スターダムに合った既存の選手はまだいるのでしょうか?でもスターダムは独立独歩のマイペースを貫きますので!

 じわじわ上がる須佐えりの評価  2011年8月28日


  

 8・28新木場大会で行われたトライアングル・バトル(巴戦)は、どれもが好勝負でした。星輝ありさが須佐えり、鹿島沙希から連勝し勝利を挙げましたが、中でもキラリと光ったのが須佐えりだったんじゃないかと思います。特に沙希との試合は、じっくりと腕の取り合いから始まってスターダムのポリシーであるプロのレスリングを垣間見せてくれました。須佐えりって誰が相手でも攻め込まれるんですよ。沙希がここぞとばかり攻撃していたのが、試合を面白くさせましたが、これは須佐えりが引き出しているんですね…?もっとも、そんな余裕はないかもしれないけど、舐めてかかられるところが須佐えりらしいところ。

 でも、そんな須佐えりは攻め込まれながらも耐えられるタフさ、意外な頑丈さを持っているんです。だからどんなに吹き飛ばされても、安心感が出てきました。切り返し技も決定率が上がり、ここがポイントを高くしているところ。ありさは攻撃力はピカ一ですが、受けっぷりがもう一つ。動きが大きい分、ミスも目立ってしまう。須佐えりは確かに地味、限りなく地味。女子高生なのにもう落ち着いた雰囲気。同じ女子高生なら、ありさの方がフレッシュ。だからこそ、須佐えりを応援しちゃう人が増えて来ているのも明らか。

 もともと子供の頃からJdの会場に出入りをしていたから、元Jd系の選手から可愛がられていたし、ファンも親しみを持っている。基礎票は持っているのです。先日の後楽園大会でサムライTVの解説をした斉藤文彦なんかは、須佐えりを評価している一人。「こんなこと言っちゃおかしいいけど、ビジュアルでは他の選手(ありさ、麻優、沙希)に劣るけど、応援したくなるものを持っている…」と。これから練習生が続々とデビューしてくると、まず須佐えりが関門となっていくでしょう。そしてまた攻め込まれてしまうけど、妙技を見せてくれるに違いありません。だからスターダムの前座戦線は大いに注目です。

 実力派が揃ったメイン  2011年8月26日


 

 8月28日の大会は欠場者が2名もいるのにかかわらず、チケットの伸びが著しいです。こんな時こそ団体力の見せ場ではないでしょうか。メインは高橋奈苗が軍団を増強しようと、松本浩代を勧誘?してタッグを結成。このチームは似た者同士でかなり手強い。個々の実力的にはスターダムでもトップクラスですね。大型で明るくて豪快…2大パワーステーションが揃いました。まるで女・人間発電所コンビ。かつて”人間発電所”と呼ばれたブルーノ・サンマルチノの女版です。松本は5月に出場した際、奈苗に対し何かを呟きました。これを「タッグを組みたい」と勘違いした奈苗が今回、即座に動いた次第なのです。奈苗は紫雷イオをパートナーにして、BY砲から勝利を奪い、この勢いで軍団増殖に出たのです。

 先日の「ゆずポン祭4」で久しぶりにタッグを組み、抜群の連携を見せた川崎・葛飾軍ですが、奈苗&松本はこれまでで一番の強豪には間違いありません。何しろパワーでは一枚も二枚も上。世Ⅳ虎にとって松本との真っ向勝負は自らを査定するいいチャンスです。世Ⅳ虎のパワーがバリバリの松本に通じるのか?スターダムの枠だけのパワーなのか?これも楽しみな絡み。夏樹は奈苗に対して異常な闘志を燃やしており、これまた楽しみ。その対峙は絶品ですが、夏樹もそろそろ結果を残したいところでしょう。

 今回、ゆずポン、岩谷麻優が欠場する中でセミの美闘陽子vs紫雷イオは、いわゆるビジュアル系対決。ファンが期待する初対決です。メインはけしてビジュアル系ではないものの、プロレスの中身で勝負する4人が集結。確かに美闘vsイオは、キックvs空中殺法と明らかに華麗で派手で見た目も十二分。ならばメインはド迫力で魅せるに違いありません。これはセミとメインのカード対決でもあるのですよ。だから見どころが満載なのです。どちらが面白かったか、是非見比べてください。

 夢ちゃんの逆襲!  2011年8月25日


 

 8月28日の大会で再戦が決まった夢vs世Ⅳ虎…前回、初の黒星を喫し、涙でリベンジを誓った夢ちゃんでしたが、こんなに早くリマッチが実現するとか誰も想像しなかったでしょう。実は夢ちゃんは25日から夏休みが終了し、二学期が始まるのです。いわゆる”ゆとり教育”というやつです。だから、どうしても夏休みに勃発した世Ⅳ虎との闘いにひと段落させたかったのです。これは夏休みの忘れ物なのですよ。この試合を行わないと夏休みが終わらない。そんな思いで夢ちゃんは世Ⅳ虎に挑むのですよ。

 そりゃあ世Ⅳ虎と夢ちゃんの体格差は、まるで大人と子供(当たり前か?)。まともに闘って夢ちゃんが勝つことは難しい。でも、そんなことをいつも夢ちゃんは確実にクリアしてきました。ドリーム・マジックというべき夢ちゃんの闘い。それを唯一、無視して空気を読まなかったのが世Ⅳ虎だったのです。この壁を乗り越えないとキッズ・ファイターの面目は潰れます。夢ちゃんはこのところ、練習が辛くなってきたそうです。それは大人の階段を上っていくための試練。もしかしたら、夏休みの宿題が残っていたことも夢ちゃんにそんな気持ちを抱かせたのかも。

 ケニー・オメガ戦で凄い評価を受け、ニュース番組や雑誌で活躍が取り上げられましたが、夢ちゃんはまだ9歳のキッズ。焦らずじっくりとプロレスの勉強をしていけばいいのです。先は長いのだから、一歩一歩進んでいけばいい。9歳の夏休みは同級生と比べると、濃い内容でした。二学期が始まっても夢ちゃんの奮闘を見守りください!

  ゆずポンが昭和の怪物の洗礼を受けた! 2011年8月23日

 

 何と表現していいのか、わからない試合となった「ゆずポン祭4」のメイン。ゆずポンはダンプ松本という昭和の怪物を相手に未体験ゾーンを経験した。ダンプはダンプという怪物のイメージを誇示し、プロレスの範疇を超えた闘いを仕掛けてきた。それがダンプの流儀なのだろうが、ゆずポンはこれまでのキュリアを最大限に活かし応戦。それはそれは辛い闘いだったと思う。ゆずポンが後方回転エビ固めを決めたがダンプがカウント・スリーで返す。レフェリーはスリーを入れたため、ゆずポンの勝利を宣したが、試合はこれでは終わらなかった。

 ゆずポンを痛ぶり挑発するダンプ。私の名前まで出したものだから、リングサイドに出向き「これではお客さんも納得がいかない。もう1回やれ!」と言ったが、ダンプはあれだけ煽っておいて「今からか?次回だろ?」と言ってきた。つまり言うだけ言って、帰るつもりだったのだ。これは許されない。勝ち逃げならぬ、負け逃げ?をしようとしたダンプに対し、私は再戦を強要するしかなかった。ゆずポンにはリングサイドで「もう1回やるぞ…」と確認。その眼はまだ死んではおらず、再戦を行う意思もあった。そして再戦はダンプは一方的に攻めてきた。パイルドライバー、高速ブレーン・バスター、そしてハーフハッチまで繰り出した。そのスピードはあのダンプではなく、ゆずポンを潰しにきたのである。

 ところが、ゆずポンの気の強さが幸いした。「思いっきりフォールを乗って来たので、苦しかったけど意地でも返した。絶対、負けてたまるかと…」これが、ゆずポンの強さである。ダンプはきっと、さっさと勝って試合を終わらせたかったのだろう。それから竹刀を振り回してきたから、ゆずポンは自らの足で対抗。何度も竹刀を振るうダンプに対し、キックで応戦。しまいには竹刀が折れてしまったのだ。これがゆずポンの強さだ。1年も経たないキャリアの新人なら、大抵は100パーセント心が折れ負けていたに違いない。でも、ゆずポンは応戦した。きっと、これ以上の緊張関係は無いであろう。それほどまできつく辛い闘いに終始したのだ。

 その代償は全身打撲で次回大会を欠場。ここはじっくり静養して英気を養ってほしい。ゆずポンは負けていなかったし、このような対戦相手を選んでしまった私に非がある。でもプロレスは一寸先はハプニング。このような試合を経験することは、おそらくもう無いだろう。貴重な経験、貴重な緊張感。プロレスの悪魔と向き合ったゆずポンの大きな成長を期待したい!

  AMAの結束   2011年8月17日


 

 AMA結成記念として行われたシングルマッチは、星輝ありさが岩谷麻優に勝利しました。旗揚げ戦以来、2度目の対戦はありさの連勝に終わりましたが、どれだけ成長が見られたでしょうか?とにかく二人とも風貌が大人っぽくなりましたね。思春期の女の子だから、最も変化が見られる年頃。この年齢ってマインドコントロールが大変だと思います。それは男性ではなかなか理解できないことで、テンションを保っていくことが重要。結構、精神的な浮き沈みがある年代なのですから。

 リング上では3歳年下のありさがチーム・リーダーのような頭脳と積極性を持っています。ありさは志向する女子高校生レスラーで、常にいろいろなアイデアを持っているから、見ていて面白い。麻優は典型的な受身タイプだから、これがチームとなると上手く回るんです。久々のシングルマッチは見ていて、非常に危なっかしい感じでした。二人とも背があって細く、同じような体型をしています。でも細い分だけダメージが蓄積もされるのです。麻優のダイビング式のクロスボディを喰らったありさは、これが想像以上に効いたらしく、少し失速。麻優もありさのキックを正面から受けきるので、これまたダメージがありました。やっぱりスタミナ不足が麻優の課題。試合の終盤はいつもヘロヘロになっています。これを克服するには練習しかありません。

 それではシングルを終えたAMAの、チームとしての可能性はどうなのでしょう。フレッシュさ、華やかさはピカイチなので、入場から魅せてくれます。期待感も大きい。今はこつこつとキャリアを積む時期。1試合でも多くタッグマッチを経験することが重要。だから私はAMAのタッグをたくさん組んでいこうと考えています。プロレスは経験に勝るものはなし。AMAが他のチームと対等に渡り合うには、AMAしかない武器を持つこと。ありさのキックと麻優の立体殺法に磨きをかけること。キックでは美闘陽子やゆずポン、空中殺法では紫雷イオや夏樹が秀でています。まだまだ彼女らには劣っているからこそ、経験が大事なのです。幸い若いし焦ることはありません。じっくり経験を重ね、熟していくしかないのです。10月からのタッグリーグではAMAに頑張ってもらいたい。だから、いろいろ課していこうと思います。

 イオの衝撃!?  2011年8月14日


 

 紫雷イオのスターダム初参戦はインパクトが大きかったですね。それは入場時からスワンダイブ式の前転宙返りを見せ、随所で超ファインプレーを魅せてくれました。スペース・ローリング式のバックアタック、トぺ・スイシーダ、スワンダイブ式のボディプレス、ムーンサルト・プレスを披露し、そしてライダーキックでゆずポンを仕留めたのです。ゆずポンが東京で敗れたのはスターダムの旗揚げ以来。これはスターダム的には凄いこと。イオはデビュー当時から天才の異名を誇っていましたが、なかなか存在を誇示するリングが見えなかった。だからイオもスターダムで生まれ変わりたかったし、輝きたかったというのが本音でしょう。動きといい、雰囲気といいスターダム向きの選手なのですよ。それが今日、立証されました。

 ゆずポンが露骨にイオに対し、抵抗していました。バックステージでは「水着で勝負したい」みたいな発言もしました。イオが胸元を意識したコスチュームを着てきたことが、ゆずポンを刺激したのでしょうか?イオはゆずポンを破ったことで、ワンダー・オブ・スターダムへのチャレンジが一歩前進した感じです。これはスターダム・チャンピオンシップ実行委員会としても、すぐさま検討したいです。またイオの活躍を諸手を挙げて喜んだ奈苗に対しての嫌悪感もありますね。ゆずポンはコーナーにいる奈苗を何度も蹴散らしましたが、これぞ憎悪の表れなのです。でも、そんな感情が芽生えたことはレスラーとして大いなる進化だと感じてください。

 イオは早々と奈苗との本格タッグをぶち上げました。10月から始まるスターダムのタッグリーグ戦。奈苗&イオのエントリーは決まりでしょう。まさに柔・剛のタッグ。どんどんチームワークを磨いてほしいもの。ゆずポンとイオの抗争?はSeason3の生んだ副産物。天空の天才娘はスターダムのキーポイントですね。ゆずポンも美闘もイオに独走させたくはない。ならば争うしかありません。どんどん進化するスターダムは1回ごとの興行に大きな意味と意義があり、ひと時も見逃せません!

 夏はゆずポンの季節!?  2011年8月13日


 後楽園大会でワンダー・オブ。・スターダムを奪取した際、リング上でグラビア・ポーズまで披露してしまったゆずポン。これには驚いた人も多かったと思います。ある意味「さすが!」、「1本取られた!」という感じです。本人に聞いてみると「ベルト姿を撮られているうちに、気分が良くなってしまった(笑)」とのこと。ゆずポンはグラビア・アイドルなのですが、ベルトを獲った直後のリングであれが出来るのは大したもの。今夏の衝撃?シーンでした。

 夏と言えば水着、水着と言えばゆずポンの季節ですね。先日、ゆずポン祭の会見でも水着を着用していましたが、それを披露する間もなくダンプ松本に剥ぎ取られてしまい、ゆずポンは相当焦っていたっけ。翌日の東京スポーツやデイリー・スポーツは開催中のG1よりも大きな扱い。実際、いつもは記者が写真を撮っているのに、わざわざカメラマンを投入するマスコミも多かった。まさに、ゆずポン戦略、ゆずポン効果。8月21日の「ゆずポン祭4」ではますます新展開が見られそうですね。ゆずポンvsダンプなんて、想像しただけで絵になります。まるでTVか漫画の世界じゃありませんか。

 そんな、ゆずポンの白いベルト姿のポートレートが14日の新木場大会からお目見えです。写真を撮られることが本職なので、いつもサービス精神が旺盛。カメラマン冥利に尽きます。Season3でも、ゆずポンは新境地を見せてくれるでしょう。初参戦の紫雷イオとの絡みはちょっと、どうなるのか想定外な感じがしますが。ゆずポンは言っていました。「ベルトを持ってリングに上がったら、必ずグラビア・ポースをやりたい」と。だから試合だけでなく、ゆずポンのパフォーマンスも見逃せません。女子プロレス史上屈指のパフォーマーに夏も独占されそう…!?

 この2試合も注目せよ! 2011年8月11日


 

 8月14日は実に1カ月半ぶりの新木場大会。6月26日以来となります。後楽園ホールでワンランクアップ?したスターダムの躍進にご期待ください。さて久しぶりの新木場でオープニングを飾るのが、世Ⅳ虎vs鹿島沙希ということになりますが、これは初対戦でもあります。沙希は昨年12月に上京して来ましたから、世Ⅳ虎たちがデビューしていく様をつぶさに見てきています。意識的には同期という感覚で接していますが、世Ⅳ虎はそういう意味ではかなり遠い所に行ってしまった感もありますね。その成長具合が並みの新人レベルではありません。ならば沙希は少しだけ、通常の新人レベルを超えた存在なのかもしれない。

 沙希は性格的にはけっこう大胆で真っ直ぐな感じ。世Ⅳ虎にとっては一番、カモになるタイプでしょう。沙希は引くことを知らないから、いつの間にか世Ⅳ虎のペースにはまってしまうことは目に見えます。でも沙希はわかっていても、真っ直ぐ突っ込んでいくのでしょうね。ここが沙希のいい点であり、マイナス点でもありますので。でも沙希は調子に乗りやすいから、意外な場面を作ってくれるかもしれない。そんな期待があります。

 続いては夏樹☆たいようvs須佐えりのこれまた初シングルマッチ。夏樹はタッグが多く、須佐えりは大半がシングル。だからこれまで接点があまりありませんでした。それでも試合巧者の夏樹のことだから、須佐えりの見せ場はきっちり作ったうえで仕留めるに違いありません。須佐えりって何でもそつなくこなすタイプ。性格は不器用ですが、プロレスは器用。何でも丸め込んでしまいます。パッケージ・ガールとでも言えばいいのでしょうか?夏樹としてはハイスピード路線で見込みがあるのかチェックする試合。ハイスピード・トライアウトみたいなイメージです。この2つのシングルは勝敗よりも、沙希や須佐えりの意外性の闘い。単なる善戦以上を期待してしまいそう。それは皆さんも同様でしょう。だからオープニングから要チェックしましょう!

 天空の天才娘、紫雷イオ登場!  2011年8月10日


 

 さあ、いよいよ14日から紫雷イオがスターダムに参戦します。フリーの選手がまだ1回も出場していないのに、早くもレギュラーになったのは異例中の異例ではないでしょうか?ある人が「最もロッシー小川好みな選手…」と言っていたっけ。私好みって?なんなのだろう…きっと空中殺法が好きだとかそんなイメージなのでしょう。確かにイオは天才肌の空中ファイターで、スピードでは夏樹に劣るけど、飛躍力では断然上。一つ、一つのテクニックは凄いの一言。夏樹の”ハイスピード狙い”という見方もありますが、当のイオは「私はハイスピードの選手じゃないんです」と言っていた。どちらかと言えば1発、1発の威力があり、連続的なスピードが勝っているわけではありません。

 それにしても、イオのスターダム参戦はかなりのリスクを背負っています。おそらく9月のトリプル・テイルズ興行が終わるまでは3人のトリオを重宝する団体もありますが、イオが脱退後はこれもありえない話になっていきますから。最初にイオと話をした際、①スターダムのスケジュールを最優先すること②イメージを変えることなどの提示をしました。そしてギャラ等を含め、イオはスターダムでやっていくことを決断したのです。でもこれは、あくまでイオからの話。イオが自分の意志でスターダムに出て、輝きたいと直感したのですから。この選択はきっと正しい判断となることでしょう。あとはイオの頑張り次第。天才が開花していなかったという現状を、スターダムで打破してほしいものです。イオが課したリスクって、それは他の団体が使いにくくなることが予想されます。スターダムに出れば出るほど、イメージが付いてやたらな扱いが無くなるのです。もしかしたら仕事が減ることだってあり得る。でもイオはそんなことよりも、自分の立ち位置を重要視したのでしょう。

 イオはもう4年半もキャリアがあるのです。ただキャリア等は年数ではなく、どの位置でやっていたのかが重要。前座ばかり何年もやった選手よりも、新人でもメインを任された数の多い方がキャリアがあると判断していますので。イオはレスラーとしては自ら”ゆとり世代”と言っています。けして体育会系ではない。言うならばマイペース派なのです。これまで、自分よりも年齢が低い層はあまりないことでしょう。いわば、妹分から急に大人の世界に入った感じなのです。パートナーは選手間から総スカンを食っていた高橋奈苗。イオの指名は奈苗にとっても渡りに船ですね。

 14日のスターダム初陣では愛川ゆず季&美闘陽子のBY砲が対戦相手。いきなり好カード、タッグの主導権争いです。イオとゆずポン、イオと美闘の試合は見逃せません。これを見ずしてSeason3は語れません。その意味で会場でイオを改めて体現してほしい。イオの活躍が目に浮かびますが、誰よりもいい仕事をやってほしい。そのための協力はしますので!

 ボーナスマッチで見たスターダムの未来  2011年8月9日


 

 大阪大会は大盛況で終了しました。ホントに熱い、熱いリングでした。メイン終了後に、岩谷麻優がゆずポンのラ・ゆずストラルで敗れ、「こんなんでは東京に帰れません!」と泣きながら再試合を訴えましたが、中途半端にフォールを返し微妙な結果が、ボーナスマッチを呼ぶことになるとは…フォールをしっかりはね返す力が無いのが麻優らしいのですが、これが今の実力なんだと思います。それでも、ありさの「全員でやろう!」という呼びかけで、異例の全員参加のタッグマッチが始まったのは好判断でした。

 この日のありさは凛として怒りが爆発していました。タッグの時も、ボーナスマッチの時も、ありさは常に怒りの表情を出していましたから。20歳以下のヤングチームでは、世Ⅳ虎の存在感を別格にするならば、ありさの感情は抜きんでていました。これは明らかに未来のエースを睨んでのものに映りました。ありさが体を大きくした時こそ、スターダムにまた変革の時が来ると思っています。それほどのキーパーソンではないでしょうか。でも、みんな活き活き。鹿島沙希なんかはまだデビュー仕立てなのに、顔に充実感が漲っていた。この解放感がスターダムの魅力なのだと自負しています。20歳以上のアダルトチームも、必要以上に若さを強調していましたね。弾けっぷりがいいんですよ。

 こういった番外マッチは選手の自主性や試合勘を養うのには大いに結構。普段、組まない選手が組むことでお互いに刺激い合うし、潜在能力も引き出されるもの。夢ちゃんもここでは、通常の選手扱いで、こんな姿も普段は見られないから、いい勉強になったと思います。大阪には夢ちゃんのお母さんも内緒で東京から来ていましたが、なんと夢ちゃんは発見したらしく、怒っていたみたい。夢ちゃんは家族にも練習する姿や、リングに上がる姿を見られたくないらしいのです。ここが小さいながら、プロのプライドなんですね。そういえば、美闘の荒削りなところがあまりなく、安定して見られたのは良かった点。須佐えりも日に日に成長しています。スターダムは全員プロレス。それが爆発した大阪の夜でした。

 夢ちゃんの夏休みは大阪へ  2011年8月6日


 

 先日の後楽園大会で”裏MVP”的な活躍をしたのが、9歳のキッズファイターこと夢ちゃんでした。本名は春香ですが、「夢見るキッズ」ということで、夢と書いてハルカと読ませています。夢ちゃんとケニー・オメガとの3分間はまさに、現実とファンタジーのいい空間でしたね。これをとやかく言う人がいたら、もうナンセンス。プロレスはいかに多くの楽しみを発見することにあり。だから夢ちゃんの闘いはスターダムには欠かせないスパイスとなっています。夢ちゃんはリング上では笑わない。常にシリアスで睨んでいます。

 いつも「真面目な闘いがしたい!」と言っている夢ちゃんですが、広田さくら選手のようなコミカル系は苦手なようです。ケニーとの試合で夢ちゃんは、キッと睨みを利かせました。相手に隙を見せない、ゆるい空気を作らない。夢ちゃんはいつも大真面目。今回、8月7日の大阪大会では、くいしんぼう仮面と闘います。夢ちゃんはまったく、くいしんぼう仮面の予備知識がありません。おそらく前回の、えべっさんと勘違いしている可能性もあります。でも夢ちゃんはいつものように、キックを主体に冷静沈着なリングマナーを見せてくれるでしょう。ここが単なるキッズ・ファイターではないんですよ。

 夢ちゃんは少し前まで、人見知りが激しく、2年前までは私もあまり会話は弾まないこともありました。唯一、風香とは話をしていました。今ではスターダムのマスコットとして、みんなが可愛がっていますし、夢ちゃんも大人の対応をしています。ここが凄いところ。「家では子供なんですけど(苦笑)」と夢ちゃんのママは言いますが…スターダムの中では誰よりも落着き、はしゃいでいません。そんな夢ちゃんは大阪でも、夢ちゃん流を貫くでしょう。みなさん暖かく見守ってください。9歳の夏休みはプロレス三昧です!追伸 8月8日(月)のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」をお見逃しなく!

 姉御が大阪参上!  2011年8月4日


 

 先月末でKAIENTAI DOJOを退団したばかりの山縣優が、大阪大会で3度目のスターダム登場となります。世Ⅳ虎をパートナーに高橋奈苗&須佐えりと対戦。山縣&世Ⅳ虎はまさに”リアル・トラブルメーカー”ですが、それも昔の話。元々、山縣はアルシオン出身で、奈苗とはミッドブレスの練習仲間という縁です。先日、山縣と話していたら「またこうして小川さんと仕事をするとは思わなかったけど、これも何かの縁ですね(苦笑)」と言っていた。アルシオンからK-DOJOに移った時、いろいろなギャップに驚いたそうで、それだけアルシオンがある意味で完備されていたということです。山縣も34歳になり、これが最後の勝負時なのでしょう。これから女子マットにも積極的に進出していくしかありませんね。

 その山縣はスターダムでの仕事にやりがいを見つけたようで、今後も機会があれば出場してもらいたいと思っている。単発のフリーではスターダムのストーリーラインに乗っていけないし、正直言って使いづらい。紫雷イオにしても、このスターダムを中心に活動していきたいという意思があり、レギュラーとして出てもらいますが、山縣にしても”姉御”というキャラクターがここで誕生したのだから、有意義な活動をしてほしい。渋いレスリング・テクニックは新人にとって参考になるし、やっぱり苦労もしてきたからその点がいい相乗効果になれないいと思っています。

 夏樹&世Ⅳ虎はスターダムでは特異な存在。特に世Ⅳ虎はヒール道を突き進んでいるから、山縣とは意外に合うかもしれない。山縣は仕事人。その技術は確かだし、テンポが独特のものがあります。とにかく刺激し合えばいいし、奈苗とはじっくりシングルマッチを組んでみたい。女子プロレスはレスリングを疎かにする傾向があるけど、プロのレスリングは見ていて面白いし、頭と体の両方を駆使するから力量が表れます。山縣のスターダム参戦はきっと、いいスパイスになるでしょうし、なってもらいたい。そんな期待をしています。

 鹿島沙希の潜在能力が発揮なるか!?  2011年8月3日


 

 大阪大会のオープニングを飾るのが鹿島沙希が、夏樹☆たいように挑む一戦です。沙希にとって夏樹はデビューを目前に控えたエキシビションで胸を貸してくれた先輩。Leonを破りハイスピード王座を奪取した夏樹にとっては、けして難敵ではありませんが自身が楽しみにしているカードでもあります。なぜならば沙希はデビュー前から「ハイスピードの選手を目指したい!」という発言をしていたから他なりません。細身でどこか頼りなさげな沙希ですが、芯の強さを秘めた選手。デビュー戦では高橋奈苗が逆エビ固めを仕掛けた際、「ギブアップ!」と問うと、すかさず「うるせえ!」と答えたほど気の強さがあります。

 現代風のルックス、言動とすべてにおいて”いまどき”な雰囲気。これは明らかですが…少し前、日本テレビの「物真似王座決定戦」なる番組が、沙希に「木下優樹菜のそっくりさん」として出演させたく簡単なオーディションを行いました。そこで沙希は「私はなんでこんなところに来ているんだろう」と言いたげな顔をしていたのです。そういえば、あのオーディション結果はどうなったのか…?沙希はああ見えてかなりの硬派。だからグラビア撮影的なことも好きではありません。「私はプロレスラーになるために島根から上京してきたんだ」という意識が強く、そしてプロレスが大好き。

 ここが沙希のポイントが高い点です。何だか知りませんが2004年~2005年にかけてのプロレスが好きなようで、きっとその頃プロレスに夢中になったんでしょう。島根時代はいつも、母親と一緒にプロレス観戦、週プロの愛読者でもありました。同じ雑誌を何回も見直すそうです。だから夏樹との試合が決まってから、試合のシュミレーションに余念がありません。沙希はきっと、本気で勝つ気でいると思いますよ。スターダムの良さはこの本気度。勝つことを諦めない気持ちがどこよりも強い。だから未熟でもそこには真実があるのです。沙希が夏樹にどこまで善戦するのか?これが大方の見方。でも沙希だけは勝負にこだわっていくことでしょう。夏樹も頼もしい後輩の相手を務めるのだから、思いっきりのいい闘いを見せてもらいたい。楽しみな試合です!

 大阪の夜はスーパーアイドル・サミット! 2011年8月2日


 

 8月7日、今週末の日曜日に迫った大阪大会ですがカードを発表しました。先週、大阪にプロモーションで出かけましたが、美闘陽子のイベントでは東京以上に大阪のファンの活気を感じました。大阪のファンは東京と比べると積極的で、大いに楽しもうとしていますね。プロレスは楽しんだ者勝ちですから。そしてメインカードはBY対AMAのスターダム・スーパーアイドル・サミット。ビジュアル系の頂上対決となります。

 星輝ありさ(15歳)、岩谷麻優(18歳)と比べたら、愛川ゆず季(28歳)、美闘陽子(24歳)は”オバサン”なのでしょう…平均年齢はBYが26歳、AMAが16・5歳。こうなったら、どちらが好みかってことにもなります。もっともプロレスは実力勝負だから、年齢やビジュアルは付属みたいな感じですが、見る側からすれば、これも重要なのでしょうね。少女たちの10年後がこんな形になるのでしょうか?でも、これぞスペクター(観賞用)スポーツの醍醐味です。やっぱり女性の闘いは美しくないとね。

 スターダムの誇る4人のビジュアル系はある意味で、女子プロレス界に打って出る人材。これだけでも他団体に勝っていますね。実はここが大事なポイントで、女子プロレスはファンに興味を抱かせないと発展が無いものだから。試合もさることながら入場シーンや立ち振る舞いも見どころです。

  AMAが後楽園大会のオープニングで好発進! 2011年7月30日


 

 久しぶりにこのコーナーを書きます。本来は後楽園ホール大会の直後に出せば良かったのですが、なかなか機会が無く日にちが空いてしまいました。その間に大阪に行ったり、慌ただしくしていましたが…まずは後楽園ホールの総括を。細かいことは抜きにして観客動員、試合内容と及第点を付けてもいいでしょう。デビュー半年の新人が大半を占めた団体の初の後楽園進出は好感触に尽きましたね。普段は新木場での定期戦がスターダムの定番でしたが、やっぱり後楽園での興行は気分がいい。やり甲斐は大いにありました。

 その中でオープニングを飾ったのが、女ーAMAーを結成した星輝ありさ&岩谷麻優の二人でした。観客にハイタッチしながら入場し、その上揃ったダンスまで披露。これが何とも初々しかった。ありさのリズム感に押されてか、麻優も頑張って踊ってました。これは、ありさが振付を考え何度か練習を重ねて出来たもの。それこそ近所の空地で蚊に刺されながら、リハーサルをしていたのです。ありさの想像力はすごいものがあります。自己プロデュース能力が長けていて、とてつもなくフレッシュ。15歳の妹分は麻優にとって頼もしい存在なのです。

 試合は麻優と須佐えりが闘志をむき出しにして、バチバチやり合いました。この二人は立派なライバルです。お互いに「こいつより私の方が上!」という意識が強いのでしょう。須佐えりはこのところ、毎試合充実しています。それにデビュー3戦目の沙希がなぜか叱咤するという展開。ありさは得意のブラジリアンキックを須佐えりの顔面に直撃!そして、ありさの1399から、麻優のダイビングからのクロスボディといった連携で勝負が決まりました。ありさは「もう後楽園いいですね!毎月やってください!」と言ってきました。こういった言葉が自ら出ることが大事なのです。この二人のおかげでオープニング・ダッシュしたため、好感触のうちに大会が進行したのです。

 見た目は、まるでアイドル・コンビのようで将来性もたっぷり。若さって無限大の可能性を秘めています。明るさと華やかさがAMAの信条ですが、女子プロレスのいい部分をしっかり継承していましたね。

  早くも乱闘!ラティーノ・センセーションの狂気  2011年7月21日


 

 ”ラティーノ・センセーション”メルセデス・マルチネスが来日し、ワールド・オブ・スターダムの調印式を行いました。高橋奈苗との初遭遇はまさに、緊張感あふれたものでした。身長、体重共にメルセデスの方が大きく、かといって適度にシェープされた体つきで不気味な感じ。久しぶりに未知の強豪って雰囲気です。まだまだ世界には探し当てれば、いろいろなタイプの選手はいますね。お互いに睨み合い、「ナンバーワン論争」が勃発。奈苗が「アイアム・ナンバーワン!」と叫ぶと、鼻で笑っていました。そして、いきなりコブラ・クラッチで締め上げ乱闘に発展。この血の気の多いところが、外国人って感じでいいですね。ミステリアスで、それでいてしっかりとした実力もある。

 少し練習を見ましたが、11年のキャリアがあるだけにレスリングの技術は確かです。これは奈苗も侮れません。スターダムではアメリカン・プロレスのベーシックなレスリングを主体に学んでいますが、こういう時にそれが活かせるというもの。私がかつていた全女はあくまでも全女スタイル、アルシオンではルチャをベースにしていました。でも世界標準のプロレスは、アメリカで生まれたプロレスリングなのです。メルセデスに「ジャパニーズ・スタイルはどう?」と聞くと、「ジャパニーズ・スタイルって、いろいろなプロレスの良い部分はミックスされたものだと思う」と言っていました。深い言葉だと思います。それからYOU TUBEの発達でハードさえあれば、世界のどこにいても映像が検索できるから、すでに奈苗の情報はしっかりインプットされていました。中には奈苗の得意技トップ10みたいな映像もあり、これさえ見ればかなり対策になるのです。

 このところ、様々な団体で外国人が来日していますが、活かすも殺すも相手の選手次第。その意味で奈苗の懐の深さは超一流。きっと想像以上の試合が期待できます。私にとっても楽しみな試合が1つ増えました。ラティーノ・センセーションのプロレスと遭遇してください!

 美女アスリート対決の第2ラウンド  2011年7月19日


 

 後楽園大会では新設するワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントが行われますが、1回戦のカードは美闘陽子vs長野美香という再戦。4月10日の新木場大会で1度対戦している両者、この時は長野が飛びつき腕十字固めで完勝しました。それは見事な1本勝ちでしたね。長野はアスリート中のアスリートで、その体型は鍛えている証し。筋肉が大きいから実際の体重よりも大きさを感じます。その太腿を見れば、長野のすごさがいっぺんでわかります。プロの格闘家とはこうあるべきという見本のような選手です。

 対する美闘は極真空手の有段者という経歴は、すでに浸透していますが、空手自体はアマチュアでの活動なので割とマイペース。鍛えるという意識は長野の方が勝っています。それでも美闘には恵まれた体が武器であり、体力では劣っていません。前回はスリリングな展開に終始しましたが、完璧に長野が勝利。美闘のキックを長野は上手く捌いていました。この辺がプロのキャリアを積んできた所以なのでしょう。実に冷静に美闘の攻撃を対処していました。

 そして第2ラウンドはチャンピオン・ベルトがかかった大一番。これはスターダムのトップ・ベルトの位置づけだけでなく、世界の女子プロレスを視野に入れ新設したのです。そこで再び対峙する両者…長野はジェルスのリングで藤井惠選手に完敗しましたが、プロレスのリングは別物。もっと試合数を重ねれば、その類まれなセンスが開花することは明らか。美闘はこのところ、ゆずポンとのタッグで連勝とタイミング的には運気が来ていると思います。何はともあれスターダムのテクニックを存分に披露してもらいたい。

 ケニー・オメガが参戦!   2011年7月16日


 

 後楽園大会で夢ちゃんと対戦するのが、カナダの路上王ことケニー・オメガです。飯伏幸太選手とのゴールデン☆ラヴァーズでは、IWGPジュニア・タッグチャンピオンにもなり、プロレス大賞のベストバウト賞も受賞しました。凄い空中殺法の使い手であり、独特のリズムを持っていますね。最近では短期間ながら、あの中澤マイケル選手とKO-Dタッグ王者にもなっています。夢ちゃんは外国人という未知の領域に入ります。9歳にしてこの経験は得難いものでしょう。問題はタイミングが合うかどうか、そして観客に受け入れられるか…?今回の後楽園大会はこれまで新木場で観戦した人が半数。初めてスターダムを見る人がおそらく半数。その反応が気になります。

 またこの試合はスターダムとDDTの連動企画と思っています。DDTの両国大会は午後4時からで、その前に後楽園に是非立ち寄っていただきたい。ゆずポンは両国のバトルロイヤルに出場し、ケニー・オメガは後楽園に出場。いい感じです。当初は飯伏幸太選手に出場を打診しましたが、高木大社長は「面白いと思いますがさすがにタイトルマッチが控えているため(IWGPジュニア戦=vsプリンス・デヴィット)、新日さんがOKしないと思います(苦)」と言われてしまいました。ならばパートナーのケニーをお願いしました。まあ、IWGPタイトルマッチの前に9歳のキッズ・ファイターと試合をするなんて飯伏選手しか出来ないと勝手に思いましたので。

 とにかく後楽園大会はスターダムにとって、いろいろ未知の部分が多いので一つ、一つクリアしていきたい。夢ちゃんとケニーはまさにファンタジー。見たいシーンはたくさんありますが、夢ちゃんがどこまで対応できるか。プロレス頭とセンスの勝負です。セコンドには中澤マイケルが来るのかなあ…

 女ーAMAー   2011年7月13日


 星輝ありさ&岩谷麻優のタッグチームは7月24日の後楽園ホールから始動する予定ですが、どうやら本人たちは「女ーAMA-」というチーム名が気に入ったようです。風香から「いいチーム名を考えてください」と言われ、なんとなく考えていたAMAという名前を言いました。ありさのAと、麻優のMAでAMA(あま)と読ませ、女(あま)と書く。あまという発音では尼、海女、天、安馬とかある。女をちょっと軽めにアマと言うこともあり、AMAは若い女の子の呼び名、そんな定義でいいのではと思います。本人たちも最初は?的な感じでしたが、ありさは「AMAって気にいっています」と言い、自分でロゴまでデザインするほど。

 パソコンが得意というありさは、何種類か色違いのデザインをメールしてくれました。本格的に始動する際はありさの考えたデザインを採用するかもしれません。こうやって、本人たちが名前を好きになり、愛着を持つことが第1歩。元来、名前とかチーム名がは聞き慣れ、呼び慣れするもの。そうやって定着していくのです。昔、ビューティー・ペアは必ず「どこがビューティーなの?」と言われたり、クラッシュ・ギャルズは「わかりにくい」と一部で言われたこともありましたが、そんなことは売れてしまえば関係ない。

 だからAMAもこれから売れてほしいのです。幸い、麻優(18歳)、ありさ(15歳)と若い二人だけに大いに可能性はあるし、じっくりやるしかない。この二人が成長し団体を支えるようになれば、スターダムが次のステップに進むってこと。それはそれは大きいことなのです。まあ、若いのだからいろいろな経験積んでもらいたい。同世代では最高のタッグチームを目指してほしい。

 千葉Blue Fieldに行こう!  2011年7月9日


 

 後楽園ホールまであと2週間となりましたが、明日は千葉Blue Fieldでイベントマッチを開催します。イベントマッチといっても、通常の試合を4試合にトーク・バトル&抽選会と盛り沢山。まず後楽園への道~トーク・バトル~には高橋奈苗、ゆずポン、世Ⅳ虎が登場します。後楽園での赤いベルト、白いベルトの中心人物ですので。ゆずポンは胸部肋軟骨で試合は欠場しますがトークバトルには燃えています。実は4月3日の大阪大会で世Ⅳ虎のダイビング・セントーンを喰らい、それ以降ずっと痛みに苦しんでいました。だから今回の欠場は今後のことを考えると意味があるのです。後楽園に万全を尽くすためにも、ここは休んで痛んだ箇所を治すしかない。だから千葉大会にご来場の方には申し訳ありませんが、トークの方で頑張らさせてください。よって、ゆずポンと世Ⅳ虎の舌戦は注目ですね。奈苗の立ち位置はどうなるのか!?

 山縣優が特別出場する6人タッグには、須佐えりが初めてタッグを経験します。初勝利で勢いがあれば、きっとかき回してくれるでしょう。でも夏樹&世Ⅳ虎&山縣の牙城は高いです。時間差バトルロイヤルもスターダムでは初めて。奈苗、夏樹以外の所属選手には未体験ゾーン。ここは意外なちゃっかり者が出てくると面白いですね。夢ちゃんもこの中に入るので、どんな立ち回り方をするのか、ちょっと注目しましょう。百戦錬磨の奈苗の同行はいかに。

 後楽園への中継的な大会ですが、そこはいつもとは違うテイスト。鹿島沙希のデビュー2戦目、相手は星輝ありさです。ありさは同世代を相手にすると滅法強い選手。後楽園でオープニングマッチに出場する二人にとっても前哨戦。だからこの千葉大会はすべて後楽園に繋がっているのですよ。東京からは遠いですがご来場をお待ちしています。スターダムのハウスショーにもご期待ください!

  ティーンズ・バトル  2011年7月6日


 

 後楽園ホール大会のオープニングを飾るのは、4人のティーンによる闘いです。星輝ありさ&岩谷麻優はデビュー前からタッグ結成を望んでいただけに、きっといろいろとファイン・プレーを見せてくれるでしょう。このチームのリーダーは年下のありさ。ありさは割と慎重派で、麻優はトンパチ・タイプ。深く考えるのが、ありさで豊富なアイデアの持ち主。動物的なナチュラルな生き方なのが麻優。本当に対照的な二人ですが、麻優は年上なのに、偉ぶったところを見せないので妹分のありさが自由に動けると思います。若いし、ビジュアルもいいし、未来を強く感じるチームになりそう。二人とも継続してやっていきたいとか。

 一方の須佐えり&鹿島沙希は、いわばこの大会のためのチーム。即席な感じもしますが須佐えりは、ちゃっかり屋でそつなくやってしまうタイプ。派手さはないが堅実さはピカイチ。沙希はまだデビューしたばかりなので、まったくもって未知数。7月10日の千葉大会でありさとのシングルマッチを組んだので、これはいわば前哨戦。ありさの方が有利ですが、沙希はまだあまり披露していないから、どんな秘策があるかもしれない。見逃せないシングルマッチです。須佐えりは千葉大会は初めてタッグに抜てき。6月26日に麻優を破り初勝利を体感しただけに、次の試合は真価が問われそう。

 とにかく若いことはいいことだ。若さはチャレンジャーの証。若さは失敗も恐れない。若さは向う見ず。若さは無限大。若いって素晴らしい。このカードはスターダムの特徴でもあります。だから後楽園大会はオープニングから目が離せない。きっと何かをやってくれます!

 ハイスピード選手権  2011年7月2日


 

 7・24後楽園大会の全カードを発表したが、赤と白のベルトに注目が集まっていますが、ハイスピードのベルトも蘇ってきました。長らくJWPのLeon選手が保持していましたが、ようやく奪回のチャンスが巡ってきたのです。元々、このハイスピードはNEOが認定・管理していたもの。急に作成したため、特急料金を支払っていました。だから赤と白より3割増し位の価格になってしまっています。レジー・パークスというベルト職人の作品ですが、全女にあったWWWA世界タッグ、格闘技王座、アルシオンのクイーン、ツインスター、JDのTWFシングル&タッグもこのパークス製なのですよ。WWFやWCW、ECWといったベルトもパークスが作りました。パークスは元々、著名なレスラーで日本プロレス、国際プロレスに来日しています。確かフォルクスワーゲンを自らの腹に乗せ、その腹筋の力を保持したエピソードの持ち主でした。

 ハイスピード王座はNEOが解散を発表した後、甲田社長から話がありました。スターダムが設立され、当時王者だった夏樹☆たいようが所属となったため、「だったらスターダムで管理して運営してください」と言われたのです。私はアルシオン時代に、スカイハイ・オブ・アルシオンという空中殺法を主体とした王座を作り、チャパリータASARI、浜田文子、アパッチェ姉妹、AKINOらがベルトを巻いた過去があります。ベルトの趣旨的には似ており、女子空中戦をフィーチャーしてきた私が管理するのはある意味で必然なのでしょう。

 現王者のLeonはアルシオン出身。キャリア11年目で団体の頂点に到達しました。私的には嬉しいことでした。Leonは努力家で練習の成果が肉体に現れていますから。Leonと夏樹は当代のナンバーワンとナンバーツーのスピード・ファイター。後楽園ホールをハイスピード空間へと導いてくれるでしょう。そして、どんな結果になってどんな歴史を作るのか。純粋にいい試合、女子の可能性を感じさせてくれるに違いありません。

 スターダムの赤いベルト&白いベルト  2011年6月27日


 

 スターダムにチャンピオン・ベルトが誕生しました。赤の皮にゴールドのプレートが「WORLD OF STARDOM」(ワールド・オブ・スターダム)、白の皮にシルバーのプレートが「WANDER OF STARDOM」(ワンダー・オブ・スターダム」といいます。赤いベルトが世界を対象に、白いベルトはスターダムの象徴と位置づけてください。早くも奈苗が「赤いベルトと言えば、高橋奈苗…」と目を見開いていましたね。赤いベルトと白いベルトと言えば、かつては全女の王者の印。全女=女子プロレスという時代が長かったため、イメージカラーとしてかなり浸透していました。その権威のある証しとして、誰でもチャンピオンになれるわけではなく、本当に選ばれた選手が競うものだったんです。私は少年時代からプロレスを見始めて、タイトルマッチはシリーズの最終戦というイメージがありました。だから、昨今のように日常的にタイトルマッチが行われることもなかった。WWEのようにTVとリンクして展開が激変するならまだしも、そこらへんは慎重にやっていきたいですね。

 赤いベルト、白いベルトは当然、全女のイメージカラーを意識しました。女子プロレスのイメージカラーはやっぱり、赤と白なんじゃないかと。でも時代も違えば所属選手も違う。ならば新しい定義を作ってい行きたいのです。何を言ってもベルトの価値は闘う選手の品格や試合内容にかかっています。ここは女子プロレス黄金時代の良さを踏襲できればいいと思っています。古きを訪ねて新しきを知るみたいな感じです。

  でもこのベルトは新鮮で可愛い感じがします。スターダムなんで、あえてスター(星)を前面に出し、中央は星型にしました。これは斬新だと自負していますね。ベルトって、すぐ頭に浮かぶ物がいい。印象が残るものがいい。全日本プロレスの三冠王座はすぐベルトのイメージが浮かびます。だからデザインは重要なのです。後楽園からベルトの攻防が始まります。これがスターダムの歴史に繋がっていきます。ベルトを通じて選手たちが目標を持ち、育って行ってくれたら幸いです。

 現代最高のビジュアル・コンビの第2戦目  2011年6月25日


 

 明日の新木場大会はSeason2の最終戦。メインはスターダム頂上タッグ戦として、愛川ゆず季&美闘陽子vs夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎がラインナップされています。ゆずポン&美闘の通称BY砲にとっては、そのタッグワークと共に実力も試される試合。夏樹&世Ⅳ虎は目下、タッグでは無敗の快進撃中。この試合の結果が今後のスターダムのタッグ戦線を大きく左右するでしょう。それにしてもBY砲は女子プロレス界屈指のビジュアル・タッグではありませんか。これには誰も異存はいなでしょう。パッと見ただけで華やかだし、美しい。これが女子プロレスの名花なのですよ。特に美闘の大きさは最近の女子プロレス界ではそうそういないタイプ。体が大きいことって、それだけで財産だと思います。ゆずポンの突貫精神もいいですね。体を張った闘いこそ、二人の魅力なのですよ。そこが売り物にもなっていますから。

 それに対し、夏樹&世Ⅳ虎はまさに女・特攻隊。特攻服がよく似合い、それでいてスピード&機動力はは抜群。小回り、大回りが出来るチームです。正直、タッグマッチの戦術や技術では川崎・葛飾コンビの方が数段上。ならばBY砲はどう立ち向かっていくか。この二人にはキックという共通テーマがあり、それが最大の武器でもあります。だから、いかにキックのバリエーションを繰り出せるかがキーポイントじゃないでしょうかね。スリリングな攻防は見逃せません。

 今回、試合後に後楽園ホールに向けてある発表をする予定です。それは後楽園の中核をなすものです。なんでしょうか…だから楽しみしてください。Season2が終わると、千葉大会を挟み後楽園に突入。8月14日からSeason3に入ります。そうそう、新木場大会は1カ月半も空くので、明日は欠かせません。必ず、ご来場ください!

 夏樹がハイスピード奪回に始動! 2011年6月22日


 

 夏樹☆たいようが昨日の会見でようやく公の席での”ハイスピード奪回”を宣言しました。それも7月24日の後楽園大会での挑戦を名乗り上げたのです。昨年11月のパッション・レッド興行で満を持してLeonの挑戦を受け、ハイスピード王座の防衛戦が行われましたが、この試合で惜敗。それから8カ月…ハイスピードの王座を預かる管轄はスターダムに委ねられましたが、ベルトはLeonが保持したまま。その間にスターダムが旗揚げし、夏樹はコーチ役として自分のことよりも、新人育成を重点に入れていました。だから、まさに満を持してなのです。

 スターダム初の後楽園ホールでハイスピード奪回は、夏樹にとって一番の晴れ姿になることでしょう。そのためにはまずJWPと交渉しなくてはなりません。前王者のオプションとしてリマッチの権利はあります。これまでは、なかなかそのチャンスが無かった。Leonはトーナメントで何度もベルトを賭け防衛記録を重ねてきました。そのたびに夏樹は意識していたのはいうまでもありません。このところスターダムの大会とJWPの大会はいつも、重なっています。日曜日の昼間に興行を開催ということは、女子プロレスの定石ですから仕方ないこと。先日、偶然PIKOちゃん(ボリショイ)と会ったので「いつも興行が重なるね…」と言うと、「そうですよ、マスコミはみんなスターダムに行っちゃうし…」と。日曜日の興行はいくら早く発表しても、重なるのは常。だから、それに影響されない団体を作っていくしかないのです。

 夏樹とLeonは日本一、いや世界一、スピードのある闘い。これはだれも異論はないでしょう。夏樹って素晴らしいレスラーですが、タイガーマスクで例えるなら、ダイナマイト・キッドみたいなタイプ。だからタイガーマスクになれるような絶対的な正統派を自ら作り上げることが任務だと思います。自分と対峙するのはスターダムから生み出すのです。それが岩谷麻優なのか、星輝ありさなのか、はたまた鹿島沙希になるのかはわかりません。夏樹のプロレス生活のライフワーク、それはハイスピード・ランドの形成なのです。

 ナナモモ対談  2011年6月21日


 

 サムライTVの企画でナナモモの対談番組の収録が行われました。同期であり、かつてはベスト・パートナーだった二人には多くの歴史があります。それはこの1時間番組では全部を語ることは不可能なほど密度が濃いもの。全女の経営が悪化した1996年に二人はデビューしました。かたやアニマル浜口道場出身の高橋奈苗、かたや大阪の栗栖正伸ジム出身の中西百重。東西のプロレス道場出身というのも珍しいこと。私は全女時代、1年ちょっとしか二人とは接触していません。というか、ほとんど会話すらしたことがありません。私は団体の広報部長という立場にいましたが、新人選手とはあまり話をすることはなかった。たまに宣材用の写真を撮るセッティングをするくらい。モモはデビュー当時から非凡な才能の持ち主で2年目には、早くもWWWA世界タッグに挑戦し、武道館大会にも抜てきされていました。奈苗の方は体が大きいという印象しかないのですよ。

 私が全女を辞めてから二人はブレイクしました。大量選手離脱があり、そこで抜てきされたのが奈苗であり、モモだったわけです。全女の未来はデビューして2年足らずの若手に託されたのです。私はアルシオンという団体を興し、浜田文子&AKINOというルーキーを輩出。ナナモモが売り出された時期と同じ頃だったので結構、意識はしましたね。だからナナモモよりも先にラスカチョを倒させたという思いがありました。でも全女には地上波が付いていましたので、世間的なブレイクはナナモモの方があったと思います。「キッスの世界」でCDデビューした時は正直、やられた!と痛感しましたもの。このナナモモにしても、ミホカヨにしても勢いと強いエネルギーを感じました。そして純粋に全女を復興させようと頑張っていたのです。

 モモがAtoZを主戦場にした時、少しだけ関わりましたが、引退直前に当時、売出し中の西尾美香&Hikaruと対戦させたこともあります。引退試合も行きました。二人はすごく対照的な運命だったと思います。モモは野球で言えば、長島茂雄タイプ。直感で動く天才肌。奈苗は王貞治タイプ。努力で実を結んだ人です。性格も真逆。モモは大雑把でおおらかで天真爛漫。深く考える前に行動する。奈苗は慎重派で、何事にも細かい。でも、徹底的にバカなことが出来る共通点もあります。これはミホカヨにも共通していること。素晴らしき同期ですね。6月28日(火)に1回目の放送があるそうです。そうそう、モモは奈苗の15周年大会の行われる後楽園ホールに来ると言っていました。そうなると、ワッキーは居るので、ひょっとすると「キッスの世界」が集合になるかも。人に歴史あり、ナナモモにも新しい歴史が待っているのです。7月24日、後楽園ホールは乞うご期待です!

 さてどうなるか!?注目のデビュー戦  2011年6月20日


 

  いよいよ次回大会で鹿島沙希がデビューします。43キロで上京してきた体重も50キロまで増えました。負けん気は強く、か細い体ながら闘志は漲っています。スパーリングではデビューしている選手からフォールを奪ったりして、「デビューしたら追い抜いてやる」という気持ちは誰よりも強いのは明らかです。ただ…あまりにも思い込みがすご過ぎて、空回りもしばしば。先日も高橋奈苗に「デビュー戦で高橋奈苗とやりたいと言っておいてこの様か!あんまり舐めんじゃないよ!」と怒鳴られていた。この厳しさがいいんですよ。今の世の中、気を使い過ぎて、言いたいことも言わないことが多々あります。言わない方が波風が立たないし、面倒臭くない。これじゃ、しっかりした人間形成は出来ません。人って怒られないとわからないことって沢山あるので、しっかり怒ってくれる先輩の存在は大事だと思います。

 さて沙希のデビュー戦の相手は希望通りに奈苗になりました。奈苗は確かに名勝負マシンのごとく、どんな相手でも及第点以上の試合をします。おそらくホウキが相手でも、いい試合をやってのけるでしょう。だから安心だと言ってしまったら、それまで。プロレスの世界はそんな甘いものではありません。向かってこなかったらバシバシやられます。痛い思いもします。気を抜いたら容赦しません。そこが奈苗の良さであり、懐が深いところなのです。だから沙希も思い切ってぶつかるしかありません。1つ心配な点は奈苗をヒヤリとさせるシーンが作られるかどうか。説得力ある攻めが出来るのだろうか…体格差はどうにもなりませんから。そうでないとデビューしただけで終わってしまいます。奈苗に爪痕くらいは残してほしいもの。鹿島沙希というレスラーの未来を示すためにも単なる善戦なんて望んでいません。玉砕でもいいから、爪痕を残すのです。

 須佐えりの自己主張!  2011年6月12日

 
 

大いに盛り上がった新木場大会ですが、バックステージでコメント中の岩谷麻優に須佐えりがシングル戦を要求してきました。「私は外敵と闘った実績がある」(須佐)、「勝ってはいないけど、何度もメインに出ている」(岩谷)とそれぞれが主張。確かに外敵と何度も対戦してきた須佐えりは、他の選手にない経験をしてきたし、麻優は何度かメインで奮闘してきた。麻優は「あなたはメインに出たことがあるのか?」的な発言もした。これって意地ですね。でも須佐えりから発信した対戦は、これにて旗揚げ以来、11大会で1度も勝利が無い二人が次回、一騎打ちが決まったのです。どの時代にも連敗記録っていうのがあります。風香もデビューから1年半、シングルマッチでは勝つことが出来ませんでした。古くはミミ萩原もそうでした。だから1勝の重みは違います。そして勝つことの喜びをファンの皆さんと共有できるのです。

 人気面では断トツで麻優の方があります。でも須佐えりにはJDのファン時代から顔馴染みの応援部隊もいるのです。須佐えりはずっと第1試合で闘ってきました。負けても負けても立ち向かっていく姿を見せてきた。良さは怖いもの知らず、小回りが利くこと。意外にタフな面もあり、結構打たれ強い。麻優はそのやられっぷりがお見事。ダメな中にも観客が後押しする魅力があります。甲乙付けがたいというのが実情。次回、6月26日の第1試合で初勝利を争います。

 新ガイドブックの裏表紙に注目! 2011年6月11日


 オフィシャル・ガイドブックが新しく発売されます。これで旗揚げ以来、4冊目。女子プロレス団体一のグレードとボリュームを自負していますが、いわゆるパンフレット制作は大げさに言えば私のライフワークのようなもの。全女時代から数え、もう32年間も作っているのですよ。最初のころは自分でラフのデザインを書いたりもしました。「RINGSTARS」という名称で大判のB4サイズで作っていた時期もありましたね。何しろ1993年の夢のオールスター戦が開催された横浜アリーナでは、なんと2,000円のパンフレットが8,000部も売れたのです。これだけで1600万円です。まさに驚異的な数字。東京ドーム大会の時などは100ページ、3,000円の価格で発売もしました。

 アルシオン時代は表紙に絵を使いましたが毎回、メキシコで購入してきたものです。これも印象深いなあ…そしてスターダムではA4サイズ。なんか常にパンフレットを編集している感じもします。写真を選ぶのはもう日常的なこと。さて、今回の注目は裏表紙…デビュー直前の鹿島沙希を大抜擢しました。これは期待を込めてと言うことですが、ちょっとした遊び心でもあります。インパクトは絶対にあります。「なんだ、この子は!?」って感じで驚く人もいることでしょう。沙希本人は「昨日から寝られない…」と言っています。夏樹とのエキシビションが行われますが、それだけで緊張気味。だから今夜は逆にゆっくり寝られることだと思います。

 こんなことが出来るのもスターダムの選手層が少しずつ熱くなってきた証拠。次々に新人を輩出、それも注目させてのデビューですから。是非、観戦記念に、また通販でもお買い求めください!1部1,500円です。

 奈苗の心中はいかに…? 2011年6月7日


 

 毎度、毎度、スターダムの会見は高橋奈苗の人生劇場のようになっています。それは、その時々で奈苗の置かれている立場や心情が浮き井彫りになっているからです。怒ったり、わめいたりといろいろな奈苗が見られるのですよ。今回もメインカードに名前が入っている選手が、奈苗以外、誰も会見に出席しなかったから、またまたドラマが勃発。奈苗の対戦相手の愛川ゆず季&美闘陽子が所用で欠席し、パートナーの岩谷麻優に至っては謎の置手紙を残しました。これは世Ⅳ虎の手に渡り、強引に読まれ「パッションとかにはもう疲れた。自由にやらせてください…」的な内容でした。これには奈苗も「どいつもこいつも勝手なことばかりしやがって!」と怒り心頭。ただでさえ、前回の大会でゆずポンや美闘からタッグを拒否されているから、奈苗の孤立は内心穏やかではありません。

 チームリーダーとしてリング上を牽引してきた奈苗ですが、やはり世代のずれなのか、親離れしたいのか、若い世代と考えが合うはずがないのです。「お前ら十分、自由にやらせているだろ!」とでも奈苗は言いたいのでしょう。これは仕方のないこと。「きっとあの手紙は世Ⅳ虎の仕業に違いない!」と疑心暗鬼になっている奈苗は、きっとリングで答えを出してくれるでしょう。ゆずポン&美闘には絶対、負けたくないはず。そのカギは麻優が握っているのです。負けっぱなしでも、ファンのハートを掴んでいる麻優の逆襲にも期待したいですね。奈苗がどうコントロールするのか、それともコントロールされることを拒むのか…?Season2の終盤戦だけにお見逃しなく!

  脇澤美穂がスターダムに入団  2011年6月3日


 

 今日、新たに新入団選手の発表!全女で絶大な人気を誇った脇澤美穂が10年ぶりに本格復帰することになり、スターダムに入団しました。ワッキーとは全女時代、約1年半しか重なっていませんが新人時代から注目していました。それは「オーレ」という各団体の新人だけを集めたビデオ(まだDVDの無い時代)に全女代表として抜てきしたことがあったのです。JWPの本谷香奈子、FMWの池田陽子、SPWFの千春などがメンバーに入っていましたね。秩父のリングスター・フィールドでロケを行ったことを覚えています。それから私がアルシオンを設立するにあたって、全女残留組の中で唯一、声を掛けたのがワッキーだったのですよ。その話は話すと長くなるので…割愛します。

 その後は納見佳容とのタッグ、”ミホカヨ”ですごい人気を獲得しましたね。それは当時の「レディゴン」や「週プロ」の扱いを見れば、一目瞭然。2011年3月にアルシオンで府川唯未が引退した時、「今年最大の引退」だと思っていましたが、ワッキーの引退をさらに上をいくものでした。あの川崎市体育館が超満員になったほどで、その人気のすごさが伺えますね。その後、2007年にお笑い芸人としてのワッキーに出会いました。レディース・リングという雑誌の企画で奈苗とのツーショットが実現したのです。それから今回、スターダムに入団ということで、私にとっては14年ぶりの同じ職場(団体)ということになります。なんだか変な気分ですね。

 引退→復帰はよくある話だけど、10年ぶりというのは例がないこと。あのジャガー横田も8年、長与千種で4年、ライオネス飛鳥で5年のブランクでしたから。まだ31歳だという。この10年のブランクは確かに大きいけれど、やる気があれば埋まります。まずはウエイトを絞るところから。夏ごろには元気な姿を見せてもらいたいと期待しています。

 スターダムの人間模様   2011年5月30日


 立ち位置が微妙な人間模様

 雨にも負けず日曜日の新木場大会は大盛況でした。メインの試合中、美闘のハイキックをノーガードで喰らった夏樹が脳震盪を起こし倒れてしまいましたが、最後はきっちり決めました。そして、いつものように夏樹&世Ⅳ虎がマイクを独占していると、ゆずポンが美闘との共闘をアピール。「毎回、(夏樹&世Ⅳ虎が)最後を締めているとこのままではスターダムが駄目になる」と訴えたのです。これはゆずポンからの非常ベル。いつも、同じ顔ぶれでメインを組んでいたらマンネリしていくし、進化していかない、というところでしょう。奈苗はおきざりにされましたが、確かにゆずポン&美闘のタッグは二人が並んでいるだけでも絵になります。観客からも「ゆずポン、その通りだ!」という声も飛んでいました。最先端のスタンダードを目指すスターダムは日々、変わっていくことが望まれているので、どんどん自己主張してほしい。

 美闘は悔し涙を流していましたが、こういう生の感情が女子プロレスの醍醐味。女は感情を出すことが武器であり、それがおとこ心をくすぐるものなのですよ。バックステージでも美闘は「ビジュアル的にもゆずポンと組んでいきたい…」と禁断の言葉を発してしまいました。その夜、反省も含めて奈苗と長時間、電話で話ましたが、さすがに美闘の言葉には怒り心頭でした。「なんで陽子にまで、あそこまで言われなければならないんだ!本当に頭にきた!」と。でも、言いたいこと、やっていきたいことを話せるのって重要。先輩が押さえつけていたら、それは試合に出てしまうし、バックステージを含めたリング上は唯一、キャリアとか、先輩・後輩の関係を超越できる場所なので。幸い、観客もゆずポン&美闘のタッグには好感触なので、時期を見てマッチメークしたいと思います。

 スターダムは新しく若い団体。”新しいこと”って言葉をよく使いますが、”新しいことと”は、新しい顔ぶれを指します。試合内容で新しいことなんて早々ありませんから。まだデビュー半年足らずの新人ばかりなのに、もう立派にメインを務めたり、興行が盛況になっている。これは、いろいろな要因があるにせよ、若いパワーが注目されているという証なんです。Seson2はそんな人間模様が、少しずつ見えてきました。奈苗の孤立は大いに結構。ジェネレーション・ギャップは仕方ありません。ならば、観客の支持を勝ち取った選手が覇権を握っていくしかない。それが、動いているってことです。

 岩谷麻優のことを書きます  2011年5月25日


 

 「女子プロレスでナンバーワンの空中殺法の使い手になりたいです」と肩を震わせながら、涙声で必死に訴え、その健気さでプロテストに合格したのが岩谷麻優です。あれから半年が経ちました。その間にデビューも果たし、ナンバーワン空中殺法の使い手にどれだけ近づいたのでしょうか…麻優は山口県美祢市出身の18歳で、上京するまで約1年間も引き籠り生活をしていました。引き籠りは現代の子供たちにおける心の病です。いわゆる昔でいう登校拒否みたいなものなのか、もっと奥深いものがあるのか、わかりません。麻優を見ているとけして、暗い性格というわけでありませんが根っからのインドア生活主義。試合が無い日、練習が無い日はほとんど外出せず部屋で過ごし大半の時間が睡眠時間のようです。大好物は、スルメという一風変わった女の子ですが、夏が近づく季節になっても暖房が欠かせません。本当に本当にこんなに変わった人間に出会ったのは初めてです。もっと、もっと変わり種の面やエピソードは数えきれないほどありますが、あまり個人情報を出しても…と思います。

 先日の記者会見は起きてすぐ会場に来たため、ノーメイクのスッピン。化粧をするでもなく、そのまま会見に臨んだのには驚きました。まったく気にしている様子もありません。世Ⅳ虎いわく「スターダムで一番ポジティブなのが麻優ちゃん!」と言わしめました。物事にこだわらないし、気にしない性格はある意味で大物です。本当に子どもがそのまま歳を重ねていくとこんな感じになるのだと思います。そのため、自分が好きなことに対しては熱心で一生懸命。純粋と単純が紙一重の状態。そんな麻優はどうしょうもないけど、憎めないところがあり、私はいつも驚くばかりなのです。

 プロレスは10試合を経験し、10連敗中。勝てるメドはありません。次はゆずポンが相手ですが、どうなっていくのでしょう。いっそ、須佐えりとの連敗対決を組んでどちらか先に初勝利すれば、どうにか精神的にも変わっていくのではないかとも思っています。お互いにマイペースな故、動じずに闘ってくれるでしょうが。それともデビューを控えた鹿島沙希と試合をするのも、いい刺激になると察しています。麻優はまだ18歳だけど、少しは焦ってもらいたい。その気になるには少しばかり時間がかかると思うけれど、公約通りにナンバーワン空中殺法の使い手の兆しが見える時にはメキシコに連れて行ってもうひと皮剥かせたい、そんなことも考えています。さて、どうなるものか…

 美闘陽子の奮起に期待!  2011年5月22日


 

 次回で再び、「スターダム最強タッグ戦」が行われます。メンバーが高橋奈苗&美闘陽子vs夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎という組み換え戦。世Ⅳ虎は奈苗の呪縛から逃れ、せいせいしているようできっと実力以上のパワーを発揮すると思います。ああ見えて、世Ⅳ虎はスターダムの状況を冷静に見ています。「高橋さんや夏樹さんが経験した全女という団体の生活を味わってみたい…」とも言っていました。これは現在のスターダムの選手たちが環境に甘えているんじゃないか、というクエッションからです。世Ⅳ虎は中学卒業後、その腕1本でいろいろな職業を体験し、世の中の厳しさも知っているから、きっと物足りないのでしょう。そこで一番、ターゲットになっているのが美闘なのです。美闘は当初からエース候補と呼ばれてきましたが、大きな結果を残していないのも事実ですから。

 「エース候補はエース候補のままで終わる」と夏樹の発言しました。奈苗も「言われて悔しくないのか!笑っていていいのか!」と檄を飛ばしましたが、一番戸惑っているのは美闘本人なのでしょう。あれだけの資質がありながら、イマイチ訴えるものが無い。感情も豊かだし、キックだって凄い。でも足りない何かがある。それはきっとプロレスでのし上がってやるという気持ちと、全部さらけ出す姿勢が薄いのだと思います。美闘はいつも薄笑いを浮かべています。これは余裕なのか、照れなのか、観客からすれば「そんな余裕見せていないで無我夢中で向かっていけ!」という心境だと思います。

 最近、私は美闘のフレーズから”エース候補”という文字を抜きました。”エース候補”は最初から決まっているのではなく、勝ち取るもの。それでも美闘が開花できなければ、我々の責任だと思っていますね。もう本人次第なんて言ってられない。その潜在能力を引っ張り上げなきゃなりません。美闘が持っているものは女子レスラー屈指の才能。しかしプロレスラーはどれだけ、己をさらけ出せるか、これが重要。ゆずポンはそれが自然に身につたから、リング上では素晴らしく豊かな表情を見せ、そしてカッコ悪い姿も出しています。そこにファンは共鳴を受けるのです。5・29決戦は美闘にとっては全員が査定するような試合になるでしょう。ならば、それに負けない人間味を出してほしい。

 これが近未来のビジュアル系対決!?  2011年5月20日


 

  先ほどカード発表会見が終わり、次回大会(5月29日・新木場)で長野美香vs星輝ありさのシングルマッチを行うことになりました。ありさはこのところ、ゆずポン、美闘に負けていますが、まだまだ若いため今は経験を積んでいくのみ。会見でありさは「歳がひと回り違うので、若さで勝負したい!」的な発言をしていました。ありさ15歳、長野27歳…そう12歳の年齢差があります。少女vs美女といった対戦ですね。ありさが27歳になるまで相当な年月があります。少女から大人に駆け上がっていく段階をスターダムで過ごすことになるのですから、本当に有意義な生活をしてもらいたい。

 長野美香もこれで須佐えり、岩谷麻優、美闘陽子と対戦し、これがスターダム4戦目。やっぱり総合と二束の草鞋はスケジュールに制限があり、だからこそ貴重な戦力だと言えるでしょう。でも、この二人が並ぶと綺麗な感じがしますね。清潔感たっぷりです。やっぱり見て面白いカードと、見たくなるカードって違います。この対戦は後者でしょう。関心が寄せられるのだから、次は試合内容です。長野の牙城は高いので、ありさも苦戦が予想されますが、とにかく若さで突っ走ってもらいたい。そして、ありさ戦以降、長野美香は上位陣との対戦が待っています。

 DVDでもう一度見たい好勝負!  2011年5月19日


 

 ゆずポン祭3での愛川ゆず季vs栗原あゆみ戦は、マスコミにはかなり好評ですね。週刊プロレスでも破格の扱いをしてもらったし、サムライTVのニュースを見ただけでも熱闘の様子が伝わってきました。一昔前の表現をあえて使えば、スウイングした試合でした。お互いの良さが上手く噛み合った感じで、観戦したファンの方は満足してもらえたかと思います。あゆみが、ゆずポンの髪の毛を掴んで投げると、ブーイングが飛びましたね。あゆみも苦笑していましたが、ゆずポン祭はゆずポンのホームなのでこれもありです。とにかく、ゆずポンはいつも必死に闘っています。器用なテクニシャン・タイプではなく、まさに玉砕覚悟の体当たりプロレス。これはデビューしてから、自然と身に付いた闘い方なのです。だから生傷が絶えません。この日も唇が腫れで膨らんでいました。

 結構、体力的にはきついと言っていますが、それはいつもの口癖。試合になると豹変し、スイッチが入り切り変わるのです。試合のたびにゆずポンのレスラーとしてのハードルは高くなっていっているような気がします。期待値が大きいというか、これはスターダムの選手全般に言えることですが。だからプレッシャーも相当なものだと察しますが、私の立場は面白いカードを組んで闘いを仕向けること。”まな板に乗った鯉”になってもらえれば、いいのです。これはかつて、全女の松永会長が言っていたことです。”まな板に乗った鯉”とは、「どうにでも料理して!」と全てを任せること。そこには邪念や邪心があっては成立しません。

 しばらく見ないうちに、あゆみ人気は高騰したと思います。それはグッズ販売の列が凄かったことでも立証しています。担当マネジャーの泉井氏に売り上げを聞きましたが、自分の冠大会ではないにもかかわらず驚異的な数字を弾きましたね。他の選手ではありえない数字で、かつての風香も風香祭以外でこんな数字はありませんでした。次は再戦か、それともタッグ結成か…どちらにしても夢が膨らみますね。これが夢のカードってやつですよ。だから早く、この試合をDVDにして、じっくり見てみたい。久しぶりにそう感じました。私的にはとっても珍しい感覚なのです。

 ゆずポン祭で配られるフリーマガジンとは?  2011年5月14日


 ゆずポン祭3で先着200名様に進呈する「FREMAGA」をご紹介します。これはタレントのMEGUMIさんが監修する冊子でオールカラー全98ページのミニ写真集です。これだけのボリュームでなぜ、ミニなのかって?それはサイズが縦横14センチだからです。今回のテーマは「明るい未来」とかで、表紙ににもアカルイミライとタイトルが付けられています。MEGUMIさんの周りにいる著名人やアーティスト、クリエイターが提供する1枚の写真で笑ったり、楽しい気持ちになったりしてもらうのが目的だそうです。私もゆずポンに頼まれて、大阪大会の際、笑顔でハイタッチで入場する写真を送りました。ゆずポンのいい表情が載っています。

 この冊子は非常に良く出来ていて、手元に1冊あってもいい感じ。だから、ぜひお早めに行って会場入り口で貰ってください。限定200冊のみ。だから当然、貰えない人も大勢います。ゆずポン祭3の大会グッズも万全です。ご来場をお待ちしています!

 ゆずポン祭3は完売近し…  2011年5月12日


 

 スターダムは3週間のオフタイム。次回は5月29日ですが、その前に5月15日はゆずポン祭3が開催されます。チケットの状況はかなりいいです。今、このコラムを書いている現在で残数はSシートが4~5枚、Aシートは3枚、Bシートは少しありますが、西は4列目になります。これまで私が直接かかわった新木場大会では、スターダム旗揚げ戦、ゆずポンのデビュー戦、仮面貴族FIESTA2009に次いで4番目の記録になりそう。やっぱり、ゆずポンvs栗原あゆみという旬のカードだからでしょうね。ゆずポン本人は風邪を引いていましたが、病院通いで体調も戻ってきました。大事な試合を目前にしての生還です。

 当日新発売するグッズもいろいろ仕込みました。オフィシャル・ガイドブック、ゆずポン祭2DVD、ゆずポンTシャツ、ゆずポン&あゆみコラボ・ポートレート、ダブルキッス・マーク入りサイン色紙と多種多彩。ポートレートも7種ほどあります。ゆずポン祭は試合だけでなく、グッズ即売会で本人と触れ合うなども楽しみの一つ。これはスターダムも同じです。そして急に企画した打ち上げイベントも募集から2日間で定員に達しました。ゆずポンはタレントとしてデビューしてから、このような直接長い時間をファンの方と過ごすのは初めてということで、実は集まるのかと心配していました。でも、それは取り越し苦労。プロレスラー、いやグラレスラーのゆずポンも認知されてきたのでしょう。デビューから早半年が過ぎ、すっかりプロレス界の住人です。みなさん、この機会にゆずポン祭をご覧ください!

 6人タッグの妙技を堪能!  2011年5月8日


 

 5・8新木場大会のメインで行われた6人タッグはスターダムの新しい一面をお見せできたかと思います。夏樹&世Ⅳ虎に山縣優を加えたトリオはハマっていましたね。同じ特攻服を着て入場しましたが、やっぱり見た目は大事です。即席トリオには見えなかったし、チームワークを良かった。阿吽の呼吸が出来ていたのです。そしてスリリングな攻防の数々…チーム名を川崎&葛飾&函館と言っていましたが、山縣は「私は函館出身ではありません。北海道苫小牧市出身です!」とリング上でハッキリ申していました。そう、これは私のミスで夏樹にそう伝えてしまったのです。山縣は函館の大学を卒業したので、出身地を聞かれた際に思わず函館と言ってしまったのです。山縣のつっこみは面白かったけど、怒りをこちらに向けられたので少々戸惑いました。でも、また見たいトリオだと思います。それにはスターダムがもう少し、選手層が厚くなっていかないと…

 この6人タッグ戦、やっぱり頑張ったのは岩谷麻優でしょう。ひとりだけ場違いな感じもしましたが、けしてこの起用は間違いではなかった。麻優はご存じの通り、まだ1勝もしていません。そんな選手がメインに抜てきした理由はその見事な受けっぷりと、リングでは何かやってくれる期待感からです。麻優は鋭い攻撃に耐えて奮闘し、観客の共感を得ることに成功。1年前まで引き籠りだった少女が、プロレス・デビューしメインに登場するなんて、これはプロレスの奥深さだと思います。相変わらずインドア・ライフを好んでいますが、これで一皮抜けたと言っていいでしょう。これから麻優が上昇していくことを望んでやみません。

 鹿島沙希が初めてマスコミの前に出ました  2011年5月7日


 6日の会見で練習生の鹿島沙希がプロテストを控えたこともあり、初めてマスコミの前に姿を披露しました。沙希は昨年の12月30日に単身で島根県から上京し、4カ月間トレーニングを積んできました。43キロだった体重も48キロまで増え、最近ではプロテインを飲み始めさらにウエイトアップを図っています。これは日々の努力しかありません。私は沙希のことをウサギにしか見えない時期もありましたが、最近は少し凛々しくなりましたね。そして何よりも写真映え、映像映えします。今回のモバイル・サイトやサムライTVでの扱いで改めてそう感じました。これって実は重要なことで、実物以上に写真映えが大事なのです。

 スターダムに新たなるビジュアル戦士が誕生間近ですが、これでいて沙希は根っからのプロレス好き。なんでもお母さんといつも一緒に週プロを読んで、近県に興行があると団体を問わず観戦に行っていたそうです。初めて見た女子プロレスの興行に奈苗と夏樹も出ていたそうで、これで女子プロレスへの興味も湧いたとか。中島勝彦の17歳の時の映像に感化され、当時17歳だった沙希はプロレスラーを志したと言っていました。勝彦のような熱血タイプが理想像なのでしょう。これは沙希が内面に秘めた闘志だと思います。5月5日に18歳の誕生日を迎えましたが、前日には奈苗が17歳の最後に17分間のスパーリングをやらせたと言っていました。すっかり逞しくなった沙希は、9日にプロテストにチャレンジします。選手層がまだまだ薄いスターダムにとって、一発合格を期待しています。きっとそれだけの成果を見せてくれると思います。

 初の6人タッグ、そして山縣優が参戦  2011年5月6日


 5月8日のスターダム新木場大会のメインは、初の6人タッグが行われます。スターダムにとって3週連続開催の最後。まだ旗揚げして3カ月の団体なので、プロレスでは当たり前なことですが初めてというものがまだ多々あります。タイトルマッチもまだ開催したことがないし、試合形式ではバトルロイヤルなんかもやっていませんね。だから単なる6人タッグでもスターダム流の6人タッグが見られるんです。3掛かりの妙技が6人タッグの見どころであり、めまぐるしく動き回ることがきっとスターダムらしさなのでしょう。

 夏樹&世Ⅳ虎のコンビが用意したパートナーは、KAIENTAI DOJOの山縣優選手でした。他団体の選手がスターダムのメインに出場することは無論初めて。知っている人は知っていると思いますが、山縣選手は私がかつて、興していた団体アルシオンの生え抜き選手で、2000年12月に吉田万里子選手を相手にデビューしました。彼女は女子レスラーでは珍しい大学卒業の学歴を持つ選手。卒業前から上京し練習を積みデビューに至ったんです。当時、浜田文子を師事していましたが、いつも二人は孤立していましたね。やっぱりスーパールーキーとして、デビューした文子に対して、所属選手のジェラシーは少なからずあり、山縣選手もその仲間として見られていたのです。だからアルシオン時代はきっと、いい思い出は無いでしょうね。理不尽な態度をされても、マイペースを貫いたからそれがまた反感を買っていました。どちらがいい悪いはありません。

 そして2002年2月、山縣選手はアルシオンを去りました。文子が1月に突如、辞めたのでこれはある意味で必然だったのかもしれません。文子はフリーになりましたが、山縣選手が選択したのは男子の団体KAIENTAI DOJOだったのです。そこからプロレスの基本を学び、肉体改造もしました。それも合理的に鍛え上げ、メンタル面から変貌したのです。その山縣選手がスターダムに上がることはこれも縁なのでしょう。私はそう捉えています。別に因縁はありません。女子団体ではない苦労があったはずです。Biggningなどで顔を合わせたことはありますが、それは他人の芝生。だから実に9年ぶりに同じリングで仕事を共にする関係なのです。立場は違えど、やっぱり思い入れはあります。この9年間で培ったスキルを存分に披露してもらいたい。素直にそう思っています。

 一方の高橋奈苗&愛川ゆず季&岩谷麻優はいわば即席チーム。奈苗は”ポポポポ~ン”なる名前を発表しました。ゆずポン、ななポン、まゆポンだそうです。これには、ゆずポンも呆れ気味でした。でもプロレス名人の奈苗なので、必ずや何かを見せてくれるに違いありません。岩谷麻優がこの猛者たちを相手にどこまで奮闘できるのか…これも新鮮で楽しみの一つですね。結論としてはスピード、スリリングがたっぷり詰まった6人タッグを期待しています。

  並んでいるだけで絵になる4人  2011年5月1日


 4月30日の新木場大会はいろいろありましたが、なんとか終了しました。高橋奈苗が4選手(急きょ6選手に)とシングルマッチを敢行しましたが、風香いわく「4人が立っているだけで絵になりますね」ーこの写真が奈苗に立ち向かった4選手なのです。スターダムが誇る”ビジュアル4”と言ってもいいでしょう。それぞれの個性は違いますが、キャラがかぶっていることはありません。女子プロレスが男子に勝るものって、当たり前のことですが実は女性がやっている点なんです。いくら激しい試合をしても、男子の迫力にはかないません。ならば女子は女子の魅力をリングで発散することが、より注目されることなんです。女性は愛おしい存在です。だからビジュアルの際立った選手が頑張る姿が観客の感銘を受けるはずです。大げさに表現すると、そこはスターダムの生命線でもあるのです。

 美闘陽子、愛川ゆず季、星輝ありさはいずれもキックの使い手。奈苗は必死にそのキックを耐えました。最後のありさにの放ったパンチ?により、左目を負傷しましたが大健闘です。このところ、スターダムのメインは奈苗、夏樹、世Ⅳ虎が飾っていますが、それだけでは物足りません。やっぱり、この4人がその一角を崩さないといけないでしょうね。私は友人から「美闘はいつもエキシビションみたいな扱いをしているけど、それじゃエースにはなれないよ…」と言われました。そのつもりはなくても、どこかで美闘をエースに育てたいあまりに無難なカードに加えていたのかもしれません。この言葉を真摯に受け止め、美闘がもっと奮闘する機会を作っていきたいと思っています。

 ゆずポンはすっかりベテランのような雰囲気になってきました。その、たたずまいと発言はデビュー10戦のプロレスラーには見えません。でも、もう10戦を数えたんですね。最近は表情にも余裕が浮かばれいい感じです。ありさ、麻優はまだまだ若い。攻めのありさ、受けの麻優みたいなファイトスタイルですが、麻優のリング度胸は見上げたもの。ありさは打たれ弱さを克服し、さらに自分の世界をどう広げられるか。とにもかくにも、この4人には頑張らせないとスターダムは活性化しないのはわかっています。

  奈苗の真価が発揮されるのか!?  2011年4月27日


  

 4月30日の大会は「ゴールデン・ウイークJAPAN応援LIVE」と題して、元気があって活力を与えるイベントにしようと画策しています。その象徴となる試合が高橋奈苗の4人掛けです。愛川ゆず季、美闘陽子、星輝ありさ、岩谷麻優の4選手と各5分1本勝負が敢行されますが…奈苗とすれば短期勝負で次々に勝ち星を挙げていくことが先決でしょう。しかしながら、この5分間は相手方も「絶対勝たせない」という思いが強く、長くて20分間ノンストップマッチにもなりかねません。相手方は常にぴんぴんした状態からゴングが鳴るので、奈苗が体力を消耗していくだけ。でも奈苗はこれまで、20分以上の試合を何度も体験しているからスタミナ切れといった問題はないでしょう。

 奈苗と対戦する1番手は誰になるのか。これもカギを握っています。別に奈苗vsスターダムのチーム戦という図式ではないですが、自然とそうなっていくのが必然の流れ。ゆずポンとは昨年10月31日以来のシングル戦。たった5分間ながら濃縮した5分になることは間違いありません。ゆずポンは順番にもよりますが、蹴って蹴って蹴りまくる戦法を取るでしょう。美闘陽子も、星輝ありさも蹴りの名手だけに、この日の奈苗は一歩、差し違えばボコボコにされてしまうのですよ。まさに人間サンドバック。中でも奈苗vs美闘は正真正銘のシングル初対決。先日の4月24日にはタッグながらファースト・コンタクトを果たし、お互いに感触を掴んだことと思います。「あのキックやばいよ!全部、急所を蹴ってくる」と奈苗はこぼしていました。ありさも2度目の対戦だから、きっといろいろ考えてくるでしょう。トリッキーな動きこそ、ありさの信条なのですから。あと初対戦では試合前から涙を流した岩谷麻優がどこまで踏ん張るか。会見では「5分間では負けません」と発言しましたが、奈苗のラッシュに耐えられなければ敗れ去っていきます。ここも見どころですね。

 単なる奈苗の忍耐マッチではなく、スターダムの選手個々を見てほしい。どこまで奈苗と対峙できるのか。それが今後のシングル対決に繋がっていく。とりわけ、奈苗vsゆずポン、奈苗vs美闘は必見。奈苗は自らに喝を入れ、元気を与えられるのか?それともスターダム勢が元気を示すのか?通常の大会には見られないきっとプレミアムな何かがあるはずです!

 世Ⅳ虎の止まらぬ勢い!  2011年4月25日


  

 昨日のSeason2開幕戦はいかがでしたか?メインの”スターダム最強タッグ戦”は重量級の真っ向勝負でした。ひとり、体の小さな夏樹☆たいようの躍動感は絶品ですね。スターダムのメインは夏樹のスピードあふれるファイトにみんなが引っ張られています。これが相乗効果というものですね。そして世Ⅳ虎…いきなり黒髪での登場はインパクトがあり過ぎました。パーカーを取った瞬間、観客がどよめきました。体が大きいから大人みたいな世Ⅳ虎ですが、まだ17歳のティーン・エージャーでもあるのです。最初は奈苗の指示に従ったフリをしていた世Ⅳ虎も試合が終わってみれば、奈苗を罵倒し裏切りました。

 そして「お客さんだって高橋奈苗のメインなんて見たくないでしょ? 次回、自分と親分のシングル。うちらがスターダムで最強なんで、みなさんにも伝わる熱い戦いをしたいと思います。うちと親分がメインの方がいいですよね? このすごい歓声に応えられる試合にしたいと思うので、どうぞ次回もよろしく(世露死苦)!」と世IV虎は言い放ったんです。これってまさに本音かも。Season1でずっとメインを突っ走ってきた世Ⅳ虎がメインを譲らないと宣戦布告したのです。Sason2も世Ⅳ虎がリードするのか…でも昨日の美闘陽子を見ていたら、なんか兆しが感じられましたね。奈苗に放ったキックは凄かった。バックステージでキックの破壊力を聞くと「急所ばかり蹴ってきた…」と奈苗は呆然としていました。世Ⅳ虎が敗れた夏樹を介抱し、連れ去ると、リング上に残った美闘に大コールがありました。これって、美闘しっかりしろ!という叱咤と、美闘締めてくれ!という願望が交差した瞬間だったと思います。美闘はいかにも人のよさそうな話し方で戸惑っていました。ここで独創的に決まられれば、もっともっと変わっていくでしょう。

 バックステージでコメントを出していた奈苗を押し出すように、世Ⅳ虎が夏樹と場所を占拠。これも勢いですね。奈苗は「なんか今日はしっくりこない…」とこぼしていましたが、いろいろ頭の中を駆け巡っていることだと察知しました。次回、4月30日の大会は震災で延期になった大会なので、何か元気を与えられるイベントを作っていきたいですね。日本中に届けられるような闘いをです。

 須佐えりのチャンス!  2011年4月23日


 

 スターダムの第1試合が定位置になりつつある須佐えりですが、彼女はまるで女子高生がそのままリングに上がって来たような選手です。まるでレスラーぽっくないというか、まあ学生ですからどっぷりプロレス生活しているわけではないので。私はよく知りませんでしたが、かつてはJDの常連ファンで知る人ぞ知る存在だったそうです。小林大輔前JD担当も「あの須佐さんの娘さんがレスラーになったなんで驚きですよ!」と言っていたほど。小学生の頃から会場に出入りしていたらしく、たいていの選手は須佐えりのことを知っていたみたいですね。乱丸のマスクをかぶってリングに上がった経験もあるそうで…だから根っからプロレスが好きなんでしょうね。

 須佐えりには前回から外敵と闘うシリーズを与えています。他の選手が個性を披露する中で、これといった特徴が無いのも事実で、ならば外敵との闘いで殻を破ってもらいといと思った次第です。第1回目はDASH.チサコ、次の4月24日が悲恋、4月30日が水波綾、5月8日が中川ともかと続いています。私、悲恋選手とはほとんど面識がありません。仙女ではチサコ、花月の両選手は風香祭に出てもらったことがあり、話したことがありましたが悲恋選手は縁が無いんですよ。でも仙女の中では異彩を放っているように映り、美的ヒールというジャンルの継承者なのでしょう。以前、みちのくプロレスの宇田川さんから「悲恋の人気は仙女で一番です」と聞いたことがあったことを思い出しました。OZアカデミーやWAVEでも活動していますが、スターダム出場は意外性ですよね。女子高生を痛ぶる悪女という図式が想像できます。ちょっとばかり悲恋選手には注目しています。それはスターダムにはいないキャラクターだから。須佐えりも、あまり情報は無いようで「アンクル(ホールド)を使いますよね」とは言っていた。今回は第2試合…何か足跡、いや爪痕でもいいので残してほしい。そう願っています。

  何気に豪華なスターダム最強タッグ戦  2011年4月19日


 4月24日のメインは「スターダム最強タッグ戦」と名付けました。最強タッグ戦と言えば昭和のプロレス・ファンにはあの、アントニオ猪木&坂口征二vsルー・テーズ&カール・ゴッチの「世界最強タッグ戦」を思い出す人もいると思います。先日の大阪大会では「STARDOM THE BEST」というタイトルのタッグマッチを行いましたが、これは内容重視のタッグ戦でした。今回は実力者4人が一つのリングに集結。奈苗&世Ⅳ虎の仰天タッグはもちろん、奈苗vs美闘の初コンタクト、夏樹vs世Ⅳ虎も初顔合わせなのです。スターダムではまだまだ絡んでいないカードが幾つかありますが、このSeason2では少しづつ実現していくでしょう。

 マスコミは奈苗&世Ⅳ虎のコンビに興味津々ですが、私が楽しみにしているのは会見では欠席した美闘と奈苗の初遭遇なのです。眠れる獅子のような美闘が奈苗と対峙することで、新たなプロレス観と出会えそうな予感がするからです。奈苗のことだから、さわりだけやることはしないでしょう。できれば美闘の存在能力を奈苗に引っ張り上げてほしい。それが出来るのは奈苗の役目だとも思っています。でも美闘が出遅れていることで、世Ⅳ虎という異端児が台頭してきたのだから、それはそれでいいとしましょう。

 会見でも態度が悪く奈苗を怒らせていた世Ⅳ虎は、そんな小言をまったく気にしていなかった。リング上ではただでは済まない奈苗がまた、キラーな魂を醸し出すかもしれません。要注意なタッグです。だからこのメインの内容いかんでは、今シーズンの方向性も想像できます。この4人にゆずポン、長野美香を加えた6人がスターダムの中軸。とにかく外れの無い試合内容で、これぞスターダムというアピールをしてほしい。試合では敵同士だけど、いい作品を創造していく同志という感覚がどこかにあるでしょう。スターダムのスリリングで激しく、本気のプロレスを堪能してください。これは推薦の試合です。

 ゆずポンマスクが登場したぞ!  2011年4月18日


 

 4月24日の新木場大会に突如、ゆずポンマスクが出場します。ゆずポンマスクは、ゆずポンのマスクバージョン。夢ちゃん用の対戦相手に名乗りを上げたのです。そして、この日からはSeason2のスタート。スターダムの新章が始まるのです。高橋奈苗vs世Ⅳ虎のシングル対決で幕を閉じたSeason1ですが、さてさてSeason2はどんなドラマが待ち受けているのか…

 その矢先だから、ゆずポンマスクの登場は新鮮だと思っています。もっとも私自身マスクが好きということもあり、ゆずポンのマスクウーマンをプロデュースするのは必然でしょう。黄色のマスクは虎バージョンでなんと、タイガーマスクでお馴染みのYN製。これだけで価値があがりましたね。会見ではちょっとマスクが小さかったため、本番は矢切タイプと言われる鼻と口が繋がっているタイプを使用します。でも、このマスクは頬の部分に”ゆずポン”という文字がデザインされ、豪華な感じ。これから、何度かマスク姿でもやっていけば、デザインも変化していくでしょう。これは大人の遊び心なのですよ。夢ちゃんは、ゆずポンマスクと対戦するのが嬉しいらしく、「バチバチに闘う」と申していました。末恐ろしい9歳の小学3年生です。ゆずポンがまたプロレスの奥深さを知っていくといいですね。

 圧巻だった奈苗vs世Ⅳ虎の真っ向対決    2011年4月11日


 この写真はまさに衝撃ショットです。4月10日の新木場大会のメイン、高橋奈苗vs世Ⅳ虎で世Ⅳ虎がエプロンサイドで膝爆弾を敢行した場面なのです。それにしても、観客が第1試合から出来上がっていました。スターダムとしては旗揚げ戦に次ぐ観客が集まり、どの試合も白熱。シングルマッチを6試合お届けしましたが、どれもが緊張感があってスリリングでしたね。大会のクライマックスはやっぱり奈苗と世Ⅳ虎のシングル対決。まさに、ぶつかり稽古のような肉弾戦。スターダムのヘビー級バトルは見応え十二分。試合後、奈苗がびっしょり汗を搔いていたことが何より熱闘を物語っていましたね。その奈苗はけろりとした表情をしていました。あれだけ攻めて受け合った奈苗はスタミナ豊富な怪物です。

 そしてバックステージではマスコミに対して感謝の念を述べるとともに「マスコミは新人ばかり扱ってる。」とけん制球を投げつけました。スターダムの躍進の陰にはマスコミが頻繁に取り上げてくれたことが大きいのですが、それはこれだけフレッシュで魅力がある新人が集まったことで注目してくれたのは明らか。奈苗は人一倍、マスコミに載りたいレスラーでもあるから、新人中心の掲載を快く思っていないところもあったのでしょう。それがこの機会に爆発したのです。それは夏樹☆たいようも同じこと。これまで沈黙を守ってきた夏樹は”奈苗超え”と、”ハイスピード奪回”を宣したのです。夏樹は岩谷麻優の秘めたる可能性を買っていて、将来は二人でハイスピード戦を展開したい希望があります。でもその前に王座奪回をしなくてはなりません。いろいろ自己主張していくことで、内部が活性化すればいいのです。スターダムのSeason1が終了し、次回からはSeason2が始まります。

 旗揚げシリーズのクライマックスは奈苗vs世Ⅳ虎   2011年4月8日

  

 スターダムの旗揚げシリーズの最終戦となる4・10新木場大会、そのメインを飾るのが高橋奈苗vs世Ⅳ虎のシングル対決だ。とにかく世Ⅳ虎は勢いに乗っている。ほとんどの試合のメインを張り、奈苗にしたら新木場では初のメインというあたり、世Ⅳ虎の存在感は傑出していたというしかありませんね。奈苗にしても、体格で劣る新人ばかり相手にしてきたので、ここが本領の発揮でしょう。まさに真っ向勝負なのです。4月3日の大阪ではタッグながら、前哨戦が組まれ世Ⅳ虎がゆずポンの胸を破壊しました。世Ⅳ虎のダイビング・セントーンは人間凶器と称してもいいです。事実、ゆずポンはその後遺症が残り、まだ胸の痛みが取れない状態なのです。奈苗とて、これをまともに喰らったらたまったものではありません。それに世Ⅳ虎は奈苗に当てつけとばかり、ラリアットも使い始めました。「高橋さんは体が小さくなって、”小型冷蔵庫”みたい(笑)」と大笑いした世Ⅳ虎は大物です。

 そして何より、これまで奈苗を取り上げてくれていた東スぽがこのところ、世Ⅳ虎一辺倒になってきているのです。”極太あやや”とかニックネームが付けられたほど、東スポと奈苗はいい関係を築いてきましたが、そこに世Ⅳ虎が割って入り、このところは世Ⅳ虎のことばかりクローズアップしています。調子に乗った世Ⅳ虎は「うちに負けたら、子分となって名前を”泣Ⅶ虎(奈々子)に改名しろ!」と豪語しています(あくまで東スポ紙上のみですが)。奈苗も「負けたら黒髪にしろ!」と言葉の争いに拍車がかかりました。これは注目せずにはいられませんね。チケットの売れ行きも今週ぐーんと伸びてきました。美闘陽子vs長野美香といい、好カードには好感触です。

 格闘美女対決実現!  2011年4月7日


 

 4月10日の新木場大会、メインの高橋奈苗vs世Ⅳ虎もさることながら、美闘陽子vs長野美香も見逃せない一戦です。空手をバックボーンに持つ美闘は極真の有段者。レスリングがベースの長野は全国規模の選手だったから、これは単に美女対決ではなく本物のアスリート対決なのだ。既存の女子レスラーにとっても、その試合内容と闘い方に興味が集まるのではないかと思います。長野は久しぶりにスターダム参戦ですが、日ごろの練習量をもってすればコンディションには問題がないでしょう。美闘もプロレスのキャリアを重ねている真っ最中。

 次のガイドブックで紹介されていますが先日、美闘が通う空手の道場に行ってきました。そこには子供たちを指導する厳しくも優しい、先生の姿があったのです。子供たちの名前を全員覚え、叱咤する姿はきっと憧れの対象なのでしょう。きっと何人かの男の子は、陽子先生が初恋の相手だったりするのではと思いました。いつもの美闘ではない、格闘家の姿を少しだけ見ることができました。スパーリングも見ましたが、蹴りの速さはプロレスではまだ見せたことがないほど。これからはいかに、空手とプロレスを融合していくかにかかっています。これはもう少し時間がかかるのでは、そんな感じがしました。

 一方の長野はいつ見ても清々しい人ですね。格闘界の清純派なんですよ。でも2月12日の岩谷麻優戦で少し吹っ切れた長野を見ることが出来ました。彼女は大人しく照れ屋ですが、きっといろいろなパフォーマンスがやりたいのでしょう。ある意味で天才肌なので、何でも器用にやれる選手なのです。そしてこの対決は今後の女子プロレスにおける一つのヒントがあるような気がします。格闘技出身のエリート・アスリートはどうあるべきか。それを示していく始めの闘いがあります。まったくもって試合内容がどうなっていくのか、想定外の試合なのです。どちらが勝っても、何回もできるような闘いをしてもらいたい。これがプロモーターでもある私の願いです。

 大阪大会の成功と夢ちゃんの誕生日  2011年4月6日


 先日の大阪大会は札止めの観衆が集まり、試合も白熱し大盛況でした。やっぱり大阪は熱かった。実際、指定席のチケットは売り切れ急きょ、立見を販売することになりましたがチケットが無い!仕方なくというか、これしか手段がなかったというか、なんとメモ紙に”立見”と書いて販売してしまったのだ。まったくもって、全女イズムでした。次回は一応、立見のチケットを用意しようと思っています。立見をお買い求めの方、すみませんでした。メインの奈苗&ゆずポンvs夏樹&世Ⅳ虎は、旗揚げ後のベストマッチでした。この4人に続く選手の台頭が急務です。いいムードで終わりましたが、グッズ売店も凄かった。まさに大阪パワーを感じました。

 この日の前日、夢ちゃんが満9歳のバースディを迎えました。9歳の頃を思い出すと、まだプロレスと出会っていなかった自分がいます。何かプレゼントを渡そうと事前に「何か欲しい物はある?」と聞くと、「津波が怖いので、もう一軒家が欲しい」との答え。さらに「ほかに何が欲しい?」と問うと、「家にはサンドバックとかミットはあるけど、グローブが無い」と言っていた。グローブを買ってあげたかったけど、時間もないしもっと子供っぽい物をあげました。お母さんに聞くと試合前は一人、部屋に篭り練習しているそうで、家族にその場面を絶対に見せないそうです。それでも音がするので、布団を敷いて練習をしているらしい。もの凄くプロ意識が高い9歳なんです。プロレスの夢は「チャンピオンになること」らしい。まだ9歳だし、頑張ってプロレスを続けていればチャンピオンは夢ではありません。大阪大会ではえべっさんと難なく試合を行った夢ちゃんは、小さな大物です。そしてスターダムには欠かせないマスコットなのです。夢ちゃんの成長がスターダムの未来そのものなのです。今の気持ちを忘れずに頑張ってほしいですね。

 愛リスが明日、日本での最終戦  2011年4月2日

 

 1月に来日しスターダムの旗揚げメンバーだった愛リスが、明日の大阪大会をもってメキシコに帰国することになりました。当初は半年くらいの滞在を視野に入れていましたが、それが早まった形です。ビザはまだ期間が残っていますが、とりあえず明日が日本のラスト・ファイトとなります。昨年、2月28日にアレナ・ロペス・マテオスでの初対面で彼女を将来、日本に招へいしたいと直感してから、時が経ってスターダムに呼ぶことが出来ました。ほとんど顔だけ見て決めたようなものです。大半のルチャドーラって20歳を過ぎると太りだし、アスリート系の体型は皆無。だから彼女を見たときは、ある種の驚きがありました。それに若いのが何より良かったです。

 愛リスは現役の女子大生で今回、私が休学願いのようなメールを作り、大学に提出しました。だから帰国後はまた、大学に通う生活に戻るのです。バックパッカーと言うべき旅人でもある愛リスは、これまでカナダ、ペルー、エクアドルの諸国を回り、ボーイスカウトの活動を行ってきました。日本行は冒険旅行だったのかもしれません。大変な勉強家で滞在中に日本語の平仮名、カタカナが読み書きできるようになりました。家族とはスカイプで年中、連絡を取っておりパソコンは必須アイテムでしたね。思うに日本の女子レスラーの新人たちとはライフワークが違っていました。愛リスにとってはすべてが勉強で学習なのですが、新人たちはプロレスだけが学習。その温度差は大きかったと思います。世Ⅳ虎とは本当に険悪な時期がありましたが、このところは上手くやっていました。やっぱり言葉の壁はなかなか関係を近づかせることは難しいことが再度かわりました。

 さて明日は夏樹☆たいようとの最終戦。当初は夏樹がハイスピードの王座を奪回したら、チャレンジャーに抜てきしたい意向もありました。愛リスのルチャを最も、引き出せる相手が夏樹だと思います。だから愛リスには日本でのすべてをぶつけてもらいたい。そして愛リスの名前を印象付けて帰国してほしい。今はそんな思いがします。

 スターダムに他団体から初参戦! 2011年3月31日


 久しぶりに書きますが、今回の震災では多くの人たちが予期せぬ出来事で尊い命を失いました。哀悼の意を込めて慎んでご冥福をお祈りします。この間、いったい何を書けばいいのか悩み、しばらく放置してしまいました。申し訳ありません。さて、話を切り替えスターダムの4・10新木場大会のカード発表会見が行われました。今回は6つのシングルマッチをラインナップしています。まずスターダムに他団体から初めて選手が参戦します。仙女のDASH.チサコ選手です。スターダムは旗揚げ以来、純血路線を貫いてきました。やっぱり団体としての力がつくまでは他を頼りにしない。あくまで内部を充実させる。この方向性は今も変わっていません。しかし、今回は須佐えりが奈苗戦後に「いろいろな経験を積みたいと」と自己主張。愛リスがメキシコに帰国することになり、その枠が空いたことも手伝って、須佐えり企画を考えた次第です。

 あくまでも須佐えり個人として、いろいろな外敵と闘っていきます。だから即=他団体との交流とは違います。今、いろいろ他団体からオファーが来ていますが、それも100パーセント、ノーということではなく、臨機応変に考えていかなければならない問題。本音は独立独歩、純粋培養こそが命題だと思っています。チサコ選手はこれまで何度か、風香祭に出場してくれたことがあり、私的には買っている一人です。何しろ面構えがいい。見るからにひと癖ありそうで、マイペースの須佐えりに大いに刺激を与えてほしい。「あれは地で性格も悪いです!(笑)」とは以前、新崎人生社長や里村明衣子選手から聞いたことがあります。逆らうってことはきっと、ある意味で素直な性格なのでしょう。須佐えりもチサコ選手も150センチ前半の身長。小さい部類の選手ですが、チサコ選手のふてぶてしさ、そしてスピリットを体感してほしいものです。

 ゆずポンvs美闘の初対決!  2011年3月11日


 3月12日のメインは夏樹&ゆずポンvs美闘&麻優のタッグマッチ。中でもゆずポンと美闘の初対決が注目です。ちょうどアメトークに出演したばかりの二人ですが、「意識してこのカードを組んだの?」と奈苗に聞かれましたが、これは偶然、いや必然です。おそらく、今のスターダムで最も関心のある対戦だと察します。題して、ゆずポンキックvsドールBの真っ向対決!二人の蹴り合いが見ものですが、果たしてどこまでやり合ってくれるのでしょうか!?スターダム、そして女子プロレス界に誇るビジュアル対決だけに、これは必見ですよ。二人の試合内容によっては今後の女子マット界の行方を左右しかねません。単なるビジュアル対決ではなく、もっとスケールの大きいカードなのですよ。

 夏樹と麻優の絡みも見どころ満載。空中殺法の使い手を目指す麻優にとって、夏樹は身近にいる教材のようなお手本。試合中、麻優の表情はいいんですよ。だから写真映えします。動いている映像よりも、写真で魅せるタイプとでも言えばいいのでしょうか。ただ難点はスタミナが無い点。こればかりは日頃、どれだけスタミナを養う練習をしているかにかかっています。また夏樹と美闘の対戦は2度目。前回は夏樹がスピードで翻弄しました。美闘の重爆キックで夏樹は吹っ飛びましたが、インサイドワークでは夏樹の方が上手。美闘はキャリアを積んでいる真っ最中なので、とにかく日々、勉強でしょう。ゆずポンと麻優はいったいどうなるのか…これも興味津々ですね。試合のカギは麻優の頑張り次第。麻優が握っています。今回は奈苗戦のような緊張で涙を流すことはないでしょうが、そんな麻優をみんなが応援したくなるのですね。

  アメトークを見よ!  2011年3月10日


 本日の午後11時15分からテレビ朝日の人気番組「アメトーク」にスターダムから愛川ゆず季&美闘陽子が出演します。芸人さんが女子プロレスラーに扮して登場していますが、私も現場に行ってあまりにも似ている(全員ではないが)ので驚きました。クラッシュ・ギャルズ時代~団体対抗戦などなど、大半が全女の映像でまるで自らの足跡をなぞるかのようでしたね。スタジオのゲストとして3人の現役女子レスラーが出演しましたが、3人中スターダムから2人も出ているのですよ。私的にはそれが嬉しいことでした。話題性ナンバーワンのゆずポンが出るのはもちろんのこと、デビューしたばかりの美闘陽子が抜てきされたのは凄いこと。これで美闘の名前はイッキに上がるでしょう。

 やっぱりビジュアルは大事な要素ですよ。他のスポーツなどもTVや雑誌はビジュアル重視の扱いですから。それは女子プロレスラーも同じです。まず入り口はわかりやすくないとね。見た目の顔から入って、それからプロレスが好きになってもらえればいいのです。だから、ゆずポンや美闘は今後、重要な役目を担っていると思います。これに他の選手も刺激を受けてもらいたいし、次世代の星輝ありさや岩谷麻優もやがてはこういった番組に出られるといいですね。

 奈苗マジックの見せどころ!? 2011年3月9日

 3月12日のチケットはまだありますが、なんとなく観客動員が固定化されつつあります。さらに勢いをつけていきたいですね。高橋奈苗の情熱注入は須佐えりが対戦相手。前回の岩谷麻優戦同様、今回も奈苗のプロレスラーとしての力量がどう奏でるのか…毎回、新人相手にする奈苗ですが、これはある意味で試練ですね。勝敗の試練ではなく、どんな試合を構築出来るか。奈苗の腕の見せ所です。どんな素材でも、美味しく料理する奈苗シェフがいったい、どんなテイストに仕上げるのか。これは見ものですが、奈苗はきっと素晴らしい試合にするでしょうね。そして須佐えりが会見で”女子高生スペシャル”を出すと予告しましたが、どんな技なのでしょう…?女子高生の軽いノリなのか…、なんなのか。須佐えりはつかみどころのない選手だけに皆目、予想不確定です。

 高校生活とプロレスの両立は大変なことでしょう。毎日、早起きして学校に行ってそれでもってプロレスの練習に参加するという生活。どっちも、おろそかに出来ません。須佐えりはとても普通の感覚の持ち主で、プロレスラーぽくありません。女子高生がそのままリングに上がっているようです。そこが最大の弱点であり、またひょっとしたら魅力なのかもしれません。奈苗は中学卒業で社会に出たので須佐えりの生活は理解できないでしょう。この試合では須佐えりの本性を出し切ってもらいたいですね。小さい頃から父親に連れられ、Jdの会場に通っていたため、相当なプロレス好きなはず。そんな思いを爆発させてもらいたいのですよ。奈苗なら大丈夫ではなく、須佐えりが頑張った試合にしてほしい。そんな一戦に期待しています。

  世Ⅳ虎vs愛リスの憎悪爆発!?  2011年3月4日


 

 先日のカード発表会見で乱闘寸前の事態が起きました。次回3月12日の大会で第1試合で闘う世Ⅳ虎と愛リスが胸ぐらを掴みあったのです。みなさんはご存じないと思いますが、この二人は本当に仲が悪い。生まれも育ちも国も違う両者に接点はリングのみという状況。メキシコから単身やってきた女子大生の愛リスは勉強家で、日本語の書き方や話し方を毎日教わっています。最初は世Ⅳ虎も教えていたのですが、どうも変な言葉ばかり教えていることに気が付いた愛リスは、そこから世Ⅳ虎を警戒するようになりました。また世Ⅳ虎が「ワタシハアイリスデス!メキシコカラキマシタ!(笑)」と小馬鹿にするものですから、愛リスはいつも怒り心頭だったのです。それが爆発したのが会見の席でした。

 「日本語で話せ!」と一喝した世Ⅳ虎に対し、愛リスは「アタマ、クルクルパー!」と応戦しました。プライベートでもそりが合わない二人だけに、いつも見ていて冷や冷やしていましたが…世Ⅳ虎の世界観と愛リスは180度違います。クラスの成績優秀な生徒と、クラスを裏で仕切る番長の争いみたいな感じ。冷静に見れば優等生に勝ち目はありません。でも愛リスにはラテンの情熱的な血が流れています。負けず嫌いな性格だからプロレスをやっているのであり、世Ⅳ虎の思うがままにならないとは想像するのですが…続く星輝ありさは今回は失速しないで完走してもらいたいですね。世Ⅳ虎vsありさはスターダムの数年後のトップ争いになるといいですが。いづれにしても興味が湧く二連戦と言えるでしょうね。

312日(土)新木場1stRING  開始/6:00PM

◆世Ⅳ虎シングル二番勝負 201本勝負

世Ⅳ虎    vs   星輝ありさ

◆世Ⅳ虎シングル二番勝負 201本勝負

世Ⅳ虎    vs   愛リス

 

 ゆずポンと世Ⅳ虎の充実ぶり  2011年3月2日


  

 今週号の週刊プロレス誌上でも絶賛されましたが、2月27日のメインはスリリングな闘いに終始しました。中でもゆずポンと世Ⅳ虎の充実ぶりは凄いものがあります。デビュー数試合の新人とは思えません。手前味噌ですが今、各団体を見渡してみてもかなり上位に位置する闘いではないでしょうか?二人のシングル対決を待望する声もありますが、奈苗&夏樹を除き現時点でスターダムをリードする闘いなのです。ゆずポンの鬼気迫る闘いは本物ですし、世Ⅳ虎のセンスもまた本物です。旗揚げから3戦を終わってみて、どうも自己プロデュース能力に長けている選手が評価されています。ゆずポンしかり、世Ⅳ虎しかり、ありさも才能の持ち主です。ゆずポンは本当にザ・プロフェッショナルって感じですね。

 美闘陽子は少し時間がかかると思いますが、プロレスをもっともっと体感していったら、きっと眠れる獅子が大暴れするでしょう。「どこまで力を入れて蹴っていいのか、わからないんです…」と美闘は呟いていました。極真空手の師範代だけに100パーセントのパワーで蹴ったら一撃です。きっと一発で勝負が終わることもあるでしょう。遠慮をしているのではなく、躊躇しているのです。でもリング上はある意味で戦場なので、蹴って蹴って蹴りまくればいいのですよ。それで試合が終わってもいいのですから。美闘陽子は心優しき格闘家。でも、その闘争心に火を付けるような選手が現れたらきっと激変することでしょう。それが誰なのか、楽しみ。

 まだあまり公表できませんが、次代の練習生が春頃には6人ほどになる予定です。スターダムに可能性を求めて来てくれることは嬉しい限り。風香スカウト部長の手腕が発揮されます。夏にはタッグマッチが2試合とか、6人タッグマッチが当たり前のように見られることでしょう。それも練習生たちの成長にかかっています。

 ゆずポンと世Ⅳ虎の初遭遇    2011年2月23日


 

 2月27日、最大の目玉カードはメインのタッグマッチです。まだ旗揚げしてから3戦目のスターダムは、初顔合わせがたくさんあります。メインの4選手はどの絡みも初めて。特に注目なのが、ゆずポンと世Ⅳ虎ではないでしょうか。旗揚げ戦、第2戦とオープニングマッチで闘ってきたゆずポンと、いずれもメインを務めた世Ⅳ虎。まったく対照的な感じの二人ですが、会見では自慢のバストを巡った争いを見せました。このやり取りはさすが、ゆずポンも世Ⅳ虎に負けずに自己主張。こちらが意図していないことで、また視野が広がりました。こういうのは嬉しい誤算ですね。

 果たしてゆずポンキックが世Ⅳ虎の厚い肉体に炸裂するのか!?世Ⅳ虎がパワーで跳ね除けるのか…メイン抜てきのありさの弾けっぷりも見どころ。夏樹のスピードに付いていけるのか。ゆずポンと夏樹はどうなるのか。ゆずポンキック&ブラジリアン・キックの合体はどんな威力があるのか…などなど、どこをとっても新鮮。スターダムはまだまだフレッシュな組み合わせがいっぱい潜んでいるのですよ。チケットはDシート、Eシートは売り切れましたが、まだ各席ともあります。今日から前日の土曜日までは最後のチケットセールなのです。日曜日の午後はスターダムで楽しんでください!

 夢にとっては大敵登場、それとも… 2011年2月21日


 今回、初めてスターダム以外の選手が出場します。かつてはGAEA JAPANに所属しコスプレで人気者だった広田さくらです。会見の際、「服装はどんな感じですか?」と尋ねると、「普通に出ます」と言っていたのでまったく期待していなかったけど、出てきたのはドレス姿…それに自らの8歳当時の写真まで持参するありさま。やっぱり考えている人は違いますね。これは試合まで、いろいろな想像力を掻き立てられます。夢ちゃんは大人の体型になる日まで(というか体型がある程度、固定化するまで)、3分間という枠の中でプロレスを学んでもらおうと思っています。その3分間が夢ちゃんの成長具合で、5分間になるかもしれませんし。おそらく相手によってはミスティコみたいな動きも可能だし、対戦者の引き出し次第でどうにでも化けます。

 スターダムは基本的には団体プロレスなので、団体だけの選手で成り立つようにしていくつもりです。やっぱり団体なのだから、出場する選手の中心は所属選手でなければなりません。これは当たり前のことでしょう。かといってフリーがどうの他団体がどうのと言うこともありません。やるべき時が来たら大きく打って出ていきます。ただ、まだ旗揚げしたばかりで新人を育て上げている最中なので、内部の充実が必須なのです。そこで広田さくらなのですよ。広田さくらの奥深さ、プロレス頭、これは新人たちにも感じ取ってほしいもの。プロレスは考えれば、考えるほど構築されるものですから。「広田さくらさんって怖い人?」と夢ちゃんも最初は戦々恐々としていましたが、会見の席で一度会ってからはなんだか発言も変わりました。夢ちゃんと広田さくら、どちらが弾けるのか見ものですね。

 奈苗の情熱注入第2戦目は… 2011年2月20日


 久しぶりに休日を過ごしています。シリーズ第2戦が1週間後になりました。前回は世Ⅳ虎が美闘に雪辱し、場内は大世Ⅳ虎コールに包まれましたね。これはまさに副産物です。これからは全員が世Ⅳ虎の独走を許さないようにしないとなりません。あのキャラですから、うかうかしているとみんな世Ⅳ虎に持っていかれますよ。さて高橋奈苗の情熱注入マッチ、星輝ありさとの一戦は良かったと思います。ありさも今、現在の力を存分に発揮してくれました。ありさは自己プロデュース能力に長けているから、じっくり時間をかけて体作りをしていけば末恐ろしい限りです。

 次回は岩谷麻優が挑みます。麻優は18歳になったばかりですが、自らの「スタミナ不足」をキーポイントにしています。これまたスタミナを養う練習…というか、すべてがスタミナの源だと思いますが。ありさ以上にじっくり時間がかかる選手だと感じています。何しろマイペースでスロースターターなので、誰かがいつも背中を押さないとダメでしょう。そんな世話の焼ける麻優ですが、何か持っているような気がしてなりません。睡眠が趣味なので休日はどこにも出掛けない派だけに、その充電したエネルギーを試合で発散してもらいたいものですね。奈苗は会見で「まったく負ける気がしない」と言っていたけれど、ならば麻優は少しは風穴を開けてもらいたい。

 旗揚げ戦から1週間  2011年1月30日


 

 早いもので旗揚げ戦から1週間が経ってしまいました。この間、次の展開の会見が2つ、ガイドブックの編集&撮影、興業の準備と大忙しでした。振り返ってみますと旗揚げ戦は上々な滑り出しだったと思いますね。見る側の期待値やハードルが高かったのは事実ですが、みなさんにはどう映ったでしょうか?メインを務めた美闘陽子は逸材ですね。もう見栄えは完成品に近いです。あとは時間をかけてプロレスを覚えていくこと。世Ⅳ虎は評判以上の評価を上げました。その度胸、面構えは17歳とは思えない雰囲気がありましたが、美闘の良きライバルになれればいいですね。

 星輝ありさ、岩谷麻優、須佐えりの10代トリオはまず確固たる体を作ることが大事。肉体の説得力はこの世界では必須ですから。ただ、やたら太ってしまうのはスターダムのカラーではないです。体がでかいことと、太ってでかいことは違います。いずれも楽しみなホープたちです。

 長野美香は一流のマット裁きを見せてくれ、レスリングでの非凡な才能が垣間見れました。これから慣れていって、上位陣との対戦が組まれれば面白い存在になります。スターダムのカギを握っている一人です。そして今回も、ボロボロになって奮闘してくれたゆずポン。本人が求めるものではないにしろ、顔面を腫らせばマスコミが飛びつく、いわば広告塔。まさに体を張ってプロレスと向き合っています。2月6日の「ゆずポン祭2」では開花してほしい。

 そうこう言っているうちにスターダムが動き出しました。7月24日には後楽園ホールに初進出します。ようやく到達したのでは遅すぎます。始めから後楽園をやっていく気構えでスターダムは旗揚げしましたので。きっと半年はあという間に過ぎるでしょう。

  逸材を証明するのか美闘陽子  2011年1月22日


 

 極真空手の有段者である美闘陽子は、女子プロレス史上まれにみる逸材です。170センチの長身とそのビジュアルは、それだけで現役選手よりも遥かに存在感が際立っています。デビュー前から団体のエース候補と呼ばれ、大きな期待がかかっていました。明日はそのベールを脱ぐ日です。先日、ジェルスで披露したバット折りを見て、その可能性を強く感じました。一撃必殺の蹴りが最大の武器で、プロレスでどう活かせるかが問題になっていきます。美闘は心優しい故、その本物の蹴りがどこまで強くヒットできるのかがポイントでしょう。実践スパーリングを見ている限りでは、どこか遠慮気味な姿がありました。体が大きいため、下手をすると動きが散漫に映ってしまうかもしれなんです。

 おっとりしたお嬢さんタイプの美闘は、先輩たちのアドバイスを聞き最近ではようやく、大器らしい蹴りが出来るようになってきました。美闘の試合は蹴りが重要ポイント。スターダムは先にデビューしているゆずポンを始め星輝ありさ、夢と都合4人もキックの使い手がいますが、一番重い蹴りをするのが美闘なのです。それぞれの選手が違った蹴りを見せるので、これはキックの競演でもあるのです。

 対戦相手は、これでも17歳の世Ⅳ虎。その風貌やしぐさは立派な大人と言ってもいいでしょうね。世Ⅳ虎は常々、「美闘ばかり目立ちやがって面白くない。この機会に潰してやる!」と悪たれをついています。この重量級の闘いはもう新人という枠を超えてしまっていますね。岩谷麻優vs星輝ありさと同様、共にデビュー戦を迎えるだけに意識は相当なもの。麻優vsありさがジュニア・ヘビー級ばりの速さで勝負するなら、美闘vs世Ⅳ虎はヘビー級のようなパワーとパワーの真っ向勝負。手前味噌ながら、見どころが多い大会になりそうです。

 最年少のキッズ・ファイター  2011年1月22日


 小学生プロレスラーというと、かつてのりほちゃんを思い出しますが、スターダムにも一人キッズ・レスラーがいます。それが小学2年生で8歳の夢(はるか)ちゃんです。夢ちゃんは風香に憧れ、シュートボクシングを習い始め、やがては「S-cup」にまで出場するようになりました。みんなと一緒になって練習し、受け身からロープワーク、ブリッジまで出来るようになったのです。夢ちゃんは子供なのに、大人のような立ち振る舞いをします。学校に行くよりも、スターダムの練習に参加しているほうが楽しいとか。この前も寄せ書きサインを沢山書いてもらったら、「学校の宿題より大変だ…」と言っていました。

 夢ちゃんは明日のデビュー戦に対して「全然、緊張していない。だって練習しているところを人が見ているだけでしょ?」って言っていました。もう未来の大物の予感ですね。一番、対戦した相手を聞いたら「こうき(光貴=13歳の兄)を倒したいんだ。だって、いつも夢のお菓子を勝手に食べちゃうから。ほんとに頭にくる!」と兄妹対決を常に視野に入れているようです。そんな夢ちゃんのためにキッズ部門を作り、体が多いくなるまで3分間の闘いを見せていきます。もしかしたら、意外に評判を呼ぶかもしれませんね。それは見てのお楽しみです。

  プロレス少女たちの闘い  2011年1月21日

 
 試合順が未発表ということで、ファンの皆さんはどんな想像力を持つものでしょうか。大半がデビュー戦を控えた選手というのも、見る側の期待が大きいと思います。さて、5試合のうち未完成の魅力に溢れているのが、岩谷麻優vs星輝ありさだと思います。17歳と15歳によるティーンズ・ファイトは未来のスターダムを最も体感させてくれるに違いありません。

 8月に山口県美祢市からやって来た麻優はたった44キロしかない体でした。それが今や5354キロ。最初の3カ月位は食べる、食べる。練習以外は食べているか、寝ているかの生活で大きく増量したのです。あと物おじしない、マイペースな性格がプロレスと合っていたのでは。私から見ればプロレスのリングでのみ輝く人間です。ある意味で天職に近いのでは、なんて感じています。そんな麻優のデビュー戦は親心として感無量ですね。

 一方のありさは野性少女そのもので、アグレッシブな闘争心はお見事!攻撃することが大好きな少女なのです。得意はシュートボクシングでマスターしたブラジリアン・キック。一見ハイキックに見えますが、蹴るときに足首が曲がり、足を自由自在に操っているようにも見えるのです。あと、ちょっと楽しみなのが入場シーン。きっと、ありさらしいパフォーマンスを披露してくれるでしょう。お互いがライバルと認め合っているだけに、デビュー戦での闘いが第1章になるといいですね。かつて同時デビューをしたナナモモのような素敵な関係が築ければと思います。近未来のスターダムそのものの闘い…この二人が3年後、5年後の女子プロレス界を引っ張る逸材なのか。それをどうか品定めしてください。きっと何かのヒントが見えるはずですから。

 奈苗&愛リスのタッグに注目!  2011年1月20日


 旗揚げまで、あと3日となりました。毎日、大会の準備に追われていますが、近づくにつれ一層楽しみになってきました。あの世Ⅳ虎が「緊張して寝られない…」と言うほどで、デビュー戦は想像を超えるプレッシャーなのでしょうね。さてタッグマッチに出場する高橋奈苗も何気に緊張しているとか。あれだけ試合をこなしてきた奈苗も、新しい年を迎えての初陣となるのです。あれだけ長くプロレス生活をしていても、怪我以外でこんなにも試合の間隔が開いたのは初めてでしょう。昨年の女子プロレス大賞を受賞したナンバーワン・レスラーにしても旗揚げは格別なものなのです。

 パートナーに抜擢された愛リスは、メキシコからやって来た20歳。どこか面影がファビー・アパッチェやダーク・エンジェルを少し小さくしたような感じがします。彼女とは昨年228日にメキシコのアレナ・ロペスマテオスで出会いました。風香のメキシコ・ツアーをしたあの会場です。試合前に場内を見渡すと、綺麗なラテン美人がいて、私はルチャドーラと察し、すぐ声を掛けたのです。ほんの5分程度の立ち話。彼女のリングネームだけはしっかり覚えました。試合の方はデビュー戦とあって、かなり焦っていました。技のミスも目立ちましたね。それでも真面目そうで強く印象に残りました。

 日本に帰ってから、いつかは日本で学ばせたいと思っていました。スペル・ルチャスのマヌエル・フローレスに居場所を尋ねても「怪我して辞めたみたいだ…ダミアン(HIROKAの旦那)が知っているかも。」と言われたので早速、HIROKAに連絡したまでです。HIROKAからは「まだ練習に通っているみたいですよ。日本に行きたいか聞いてみましょうか?」と返事がありました。

 でも、そんな話をしていたことも、すっかり忘れスターダムの設立もあり、12月になりました。やっぱり旗揚げは純血で迎えたいという思いが強くなり、再びHIROKAに連絡をとったのです。「彼女はまだ日本に行きたいと言ってますよ。どうしますか?」というHIROKAの答え。それからメール・アドレスを聞き直接連絡を取り合うようになったのです。一度HIROKAが経営するペットショップに来たそうで「保健所の調査員かと思うほど、とてもルチャドーラに見えないし大人しく真面目そうでしたよ」と伝えてくれました。たった1度、立ち話程度の接触したことがないのに、遠い日本にやって来た愛リスはある意味で大物なのでしょう。そんな愛リスの初戦は奈苗とのタッグ。きっと評価を上げ、スターダムの一員として頑張ってくれることを信じています。

  旗揚げまであと1週間  2011年1月15日


 

 いよいよ旗揚げ戦まで、あと1週間に迫ってきました。各選手は最終調整に余念がありません。というより、これから追い込んでいくと言った方が正しいでしょう。新木場1stRINGに寒さは格別です。もう腰が冷えて立てなくなるほどです。その中で夕方から練習を始めているのだから、常に体を動かしていないとなりません。カードが決まり、みんな対戦相手を意識するようになりましたね。それはいいことです。互いに刺激し合わないと。

 スターダムの旗揚げ戦がデビュー第2戦になるゆずポンは、11日まで舞台に立っていたのでようやく練習再開しました。でも1試合でも、やっているだけに勘はすぐ取り戻せましたよ。これから代謝を上げて引き締めた体に戻ることでしょう。因縁の高橋奈苗が相手にいますから、ゆずポンキックが再び炸裂です。夏樹☆たいようとのタッグはもちろん初めて。タッグ自体が初だから、また違ったゆずポンが披露できると思います。

 そして私的に注目なのが、夏樹と愛リスの絡み。ルチャの国からやって来た愛リスは、センスがありますね。顔はファビー・アパッチェに少し似ていますが、動きはルチャ・リブレの醍醐味をたっぷり見せてくれるでしょう。夏樹にとってもハイスピードの先駆者が、ルチャに対応できるか見もの。上手くはまれば、きっと新しい世界観が構築できると思います。それくらい期待しています。現役女子大生の愛リスは大学を休学して、日本に来ました。しっかり育てれば、ハイスピードのクラスでは面白い存在になりますね。また、奈苗vs夏樹もスターダム・テイストのレスリングを作り上げてくれるでしょうし、ゆずポンvs愛リスの異次元バトルも楽しみ。ちょっと想像力が必要です。

 奈苗&夏樹はコーチとしても優秀なので、是非お手本のような熱い闘いを新人選手に見せてもらいたい。高橋奈苗&愛リスvs夏樹☆たいよう&愛川ゆず季のタッグマッチは、想像つかない面白さが満載。目が離せません!

 エキシビジョンで見せた本気度  2010年11月8日


 

 この2枚の写真を見ていただければ、デビューを控えた練習生の本気度が伝わってくるでしょう。10月31日の「ゆずポン祭」でそのベールを脱いだスターダムの精鋭たち。極真空手で全国大会2位の肩書きを持つ美闘陽子と、プロレス観戦歴10年を誇る須佐えりという真逆対決は、たった3分間のお披露目ながら大いなる期待感を抱いたのは言うまでもないのでは。須佐は練習生第1号で6月から新木場に姿を現し、美闘は7月下旬に練習に参加。須佐は一見、普通の女子高生で特に目立つ存在ではなかったが、なんでも器用にこなす姿が印象に残った。一方の美闘は見るからに未来のエース候補生。会った瞬間にその醸し出すスター性をビンビン感じられたもの。

 エキシビジョンは通常、スパーリング形式で張り合うことがこれまでの女子プロレス。ところが美闘と須佐はベーシックなプロレスを障りだけ見せた。この3分間は彼女たちにとって、長い3分間だったと思う。でも二人ともリング度胸がいいではないか。大型の美闘に対し、動きで対抗した須佐…重心を低くしてポジションをうかがう須佐は、隙あらば首や足を狙い締め上げた。そして何よりも、やられた時の上目使いの目つきが秘めたる思いを感じさせるには十分だったのだ。形だけ繕うことも出来たエキシビジョンにあって、負けたくないという気持ちが光ったのだ。美闘も容赦ない膝蹴りやサッカーボール・キックを見舞わせた。この重さは絶対的な武器である。

 重要なのは本気で取り組むこと。そして、それをリングで表現すること。痛み、辛さ、喜び…プロレスのリングはたくさんの世界観が詰まっている。ファンはそれを投影させて応援してくれる。だから形は大事だが、それだけにこだわらなくていい。1つ1つの場面で覗かせた本気度こそが、スターダムの根底だと思う。ビジュアルに長けていて試合も素晴らしいことがスターの条件だが、必死さを感じさせるのもこれまたスターにか欠かせないポイント。たった3分間で想像力を与えてくれた練習生の気合のファイト。旗揚げが待ち遠しいのは私だけではあるまい。

 無から有を生むスターダム  2010年9月20日


 

 スターダム設立会見の際、「道場とか事務所はどうなっていますか?」という質問があった。スポンサーが存在しないスターダムにとって無論、自前の道場は無い。今は新木場1stRINGとシュートボクシングの新小岩ジムを定期的に借りているのが現状だが、それでも最低週に3回の合同練習の時間を作っている。それ以外に各自が自主練を積む日々。しかし、練習生は10代の学生が多いため、必ず全員が合同練習に参加できるわけではない。寮があって、そこに住まわせ、朝から晩まで練習をさせる環境は遠い昔の団体生活だった。

 そんなハンデを物ともしない、強い意志でスターダムは着実に動いていると思う。1回の練習時間はだいたい3時間。集中力を養うのなら、あまり長くても効率が悪い。いかに体力を強化しながら、無駄なく技術を学ぶ。コーチをする風香は現役時代、マイペースを貫いたが、身に付いたスキルは想像以上に高い。それに練習生それぞれの出来映えを熟知しているから、教えるのが上手い。無理をさせず、少しずつ加速を上げるという手法だ。何より自ら手本を見せるから、わかり易いことこの上ない。

 予定されている旗揚げまであと4カ月…それが長いか、短いかはわからない。目標を置かず、ただ練習をしているだけではモチベーションは上がらない。だから旗揚げの時期を設定した。道場は無いスターダムだが、そこには限りない未来がある。そう道場の有無は問題じゃない。練習をやろうとする姿勢がある限り、きっと実を結び、大きな花を咲かせてくれるはずだ。まさに無から有を生むのがスターダムなのだ。

 

 
 
 
 
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夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール