愛川ゆず季が紫雷イオを下し初防衛に成功

『スターダムSeason3 Wonderful stars2011最終戦』
◆9月25日(日)東京・新木場1st RING(12:30)
観衆375人(超満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダのダンスで風香GMが登場。「みなさん、今日はシーズン3最終戦にたくさんのご来場ありがとうございます。今日は前半戦に同期対決と10月から始まるタッグリーグ戦に向けた前哨戦がありまして、後半戦はスターダム初の防衛戦になります。10月からのタッグリーグに向けて最高潮でいきたいと思いますので、みなさん十分に盛り上がって弾みをつけてください」

▼15分1本勝負
 須佐えり(13分0秒/変型DDT→片エビ固め)鹿島沙希

 前々回の新木場は巴戦、前回は両者とも2試合目となる形で戦った2人が、正式な形で初のシングルマッチで対戦。須佐のタックルを鹿島が切ってグラウンドへ。首、足、腕を交互に取り合う一進一退の攻防が続く。須佐がおちょくって鹿島を怒らせ、張り手、エルボーを打ちあう。須佐がドロップキック連発でペースを握るも、鹿島はフェースクラッシャーで反撃に転じ、ヘッドロックやグラウンド卍で絞めあげた。背後から飛び付く腕ひしぎ逆十字固めはロープに逃げられたが、鹿島はそのサードロープを使って右腕を攻め続ける。須佐がアンクルホールドを決めると鹿島が取り返し、再び須佐が取り返した。残り5分。須佐がドロップキック、飛び付きDDTと攻め立てたが、スイングDDTは鹿島が阻止。須佐はDDT2連発からコーナー2段目に上ると、追いかけてきた鹿島を捕らえてスイングDDTを決めた。しかし、3カウントは奪えず、スイングDDT式の首固めもカウント2。鹿島は残りの力を振り絞ってエルボーを放ちクリスト。そのまま転がしてフォールするもカウント2で返されてしまう。最後は走り込んでの飛び付きスイングDDTで須佐が仕留めた。

★バックステージのコメント

 須佐「前に巴戦でやった時は10分かからなかったと思うし、この間の10分でスタミナがあるのはわかっていたんですけど、ここまで粘ると思わず苦戦してしまいました。前から関節技の練習をしていたのは知っていたんですけど、ここまで強くなってると思わず、腕攻めが効きました。(フィニッシュは)やっぱり今までと違う方法で差をつけたかったので、密かに2、3カ月前から練習していたDDTで勝てて嬉しいです。同期と違って沙希は2期生なので、いろんな意味で嬉しいような、でももっと自分に突っかかってきてほしかったような気もします」

 鹿島「自分が関節技を決めたら返してきて、全然ギブアップしないし、粘り強いっていうんですかね。決めても決めて決まらない。最後はグルグル回ってDDTで終わってしまって。悔しいですね。またドローにはなりたくないって最後攻めていったんですけど、DDTで何発もやられて頭を打ってしまって…次は絶対に勝ちたいと思います」

▼20分1本勝負
 世IV虎(10分13秒/ネックハンギングボム→エビ固め)岩谷麻優

 「スターダム最強と最弱だから眼中にないし、試合する意味がない」と岩谷を見下していた世IV虎。序盤からリストロックなど正攻法の攻防を見せる。ヘッドスプリング、ロープを使っての前転を決めると客席からは大きな拍手。世IV虎が注目を浴びる試合となる。調子に乗る世IV虎に対し、岩谷はさらに難しいことを要求。世IV虎は途中までやりかけ「できるか!」と腕の攻防をやめ、コーナーで顔面ウオッシュ。逆水平チョップ、逆片エビ固めで攻め立てた。ネックブリーカーで反撃に転じ、ダイビングクロスボディーアタックを決めた岩谷だが、「重い世IV虎には効果があるはず」と狙っていたダブルリストアームサルトは持ちあげられず、スリーパーにつかまってしまった。さらにコーナーでラリアットを連発されたが、ロープの反動を利用して世IV虎の大きな体をダブルリストアームサルトで投げることに成功。飛び付き回転エビ固めでヒヤリとさせた。しかし、肩に担ぎ上げられ、バックフリップ、2度目は前に投げ捨てられる。セントーンはカウント2で肩を上げるも、ネックハンギングボムで力尽きた。

★バックステージのコメント

 世IV虎「(粘られた?)そんなことないですよ。(序盤の攻防は)あいつにできてウチにできないものはないっていうのを見せて、背伸びすることで格の違いを見せようと思ったんですけど、あいつもいろいろ入れてきて、でかい選手には返せないだろって顔だったので。なめられてましたね。(同期の意地は感じた?)自分は何も思ってないので感じることはないです。(ダブルリストアームサルトで投げられてしまったが?)ロープの反動を使われたら体が軽くなったみたいになって、やられてしまいました。自分の読みが…反省点です」

▼GODDESSES OF STARDOM 開催スペシャル スクランブル・ウォーズ20分1本勝負
 高橋奈苗vs夏樹☆たいようvs美闘陽子vs星輝ありさ
(時間切れ引き分け)

 タッグリーグの前哨戦もいよいよ最後の戦い。約1カ月に渡る戦いで、選手たちのボルテージも最高潮となってきた。前回の新木場大会でタッグで行われたスクランブル・ウォーズだが、今回は各チーム1人ずつが出場するシングルバージョン。リーグ戦に向け弾みをつけるためにも、負けられない戦いとなる。

 夏樹が奈苗を指名するが、星輝が突っかかり、夏樹と星輝で試合開始。スピード感溢れる攻防でやりあう。夏樹は場外に下りると、星輝を誘い出しトペを狙う。美闘がリングに入り、カウンターの蹴りを浴びせた。奈苗と美闘が手四つの力比べから仕切り直し。美闘はリープフロッグで飛び越すと蹴りを浴びせる。コーナーに振られても奈苗を飛び越しドロップキックを浴びせた。夏樹も加わり、3人がコーナー間を対角に目まぐるしく動き回る。美闘が場外に落ち、奈苗と夏樹の争いに。髪の毛をつかみ合うと星輝と美闘が止めに入る。しかし、奈苗と夏樹は息の合ったところを見せて2人を蹴散らし、再び2人の世界へ突入してしまった。美闘は奈苗に対して「クソババァ!」と攻め立てる。「イオから冷静さを学んだ」という奈苗だったが、いつものように激しく攻め、エプロンの夏樹にも攻撃。星輝がエプロンからロープ越しにボディーブロー、ハイキックを奈苗に浴びせる。奈苗が美闘をインディアンデスロック、星輝にコブラツイストを同時に決めると、夏樹も美闘にキャメルクラッチ。奈苗は3人をそれぞれコーナーに逆さ吊りにし、1人ずつボディーアタックを見舞っていく。3人目の夏樹だけ上体を起こしてカウンターの張り手を狙ったが、奈苗はかわしてエルボーを浴びせた。美闘は夏樹、星輝をコーナー2段目に寝かせて手刀を落とす。再び夏樹と星輝。星輝は延髄斬りからダブルニードロップ、チキンウイングフェースロック、ワキ固めを決める。同時に美闘が奈苗に逆片エビ固め。星輝はブラジリアンキックを放つも、美闘はかわす。星輝は変則のブラジリアンキックを浴びせ、シャイニングブリッジを決めるも、カットに邪魔された。夏樹が場外の美闘にプランチャを浴びせると、すかさず奈苗がトペで突っ込む。さらにエプロンから星輝がプランチャで飛んだ。リングに戻ると星輝が奈苗に1399を決めるもカウント2。最後は奈苗と夏樹の攻防となり、モモラッチを潰した奈苗がバックドロップ。夏樹の雪崩式たいようちゃん☆ボムも奈苗が阻止。終了間際にモモ☆ラッチが決まるも、美闘らがカットに入り、時間切れに終わった。

★バックステージのコメント

 奈苗「悔しい! 悔しい…。ちょっとこれ痛いな。タッグリーグに向けてっていうのもあるけど、リングに上がれば1人だし、それで勝てなかったというのは問題があるってことなので。今日はタイトルマッチということで、こんなに大勢のお客さんが来てくれて、イオにつなげるためにも勝たなければいけなかった。今日は冷静になろうと思ったんですけど、その作戦は自分にあわないと思います。冷静に戦況を見ていたらこうなってしまったので、走り続けたいですね。それでダメなら高橋奈苗はそれまで。暴走と言われても私は私のやり方でやらなければダメだってわかりました。なので、ガンガンいきたいと思います。勝てなかったのはイオに申しわけないので、セコンドでゲキと飛ばしたいと思います。(タッグリーグに向けて見えたものは?)やっぱり敵は川崎葛飾じゃないかなって。美闘はババァとか言ってたりしたけど、そんなに年齢は変わらないし、口を使ってる間に体が動いてないから。蹴りも弱くなってる感じがして、よっぽどありさの方が効きました。でも、あのちっこい体で通用するのって? 思うし。ただ、見過ぎてやられ過ぎましたけど、見えたものもあったので。絶対にチーム丸顔が優勝します」

 星輝「タッグリーグに向けて負けるわけにいかなかったので、引き分けは…負けたくなかったです。蹴りは自分でも強くなったなって思いました。ブラジリアンキックは2回出したんですけど、一回避けられたので、変則のブラジリアンをやって、もう一回やったんですけど、ブラジリアンを見抜いている人にはどんどん使っていきたいと思います。(意識したのは?)夏樹さんですね。開幕戦で戦うのは決まっているので、意識せずにはいられませんでした。すごく早かったです。でも、自分はついていけたなって思いました。手応えは十分です。夏樹さんのスピードにもっとついていければ、女-AMA-の若さで弾けて勝てると思います」

 夏樹「悔しいですね。最後、奈苗さんと1対1になるチャンスができて、モモ☆ラッチまで出せたのに勝てなかった。もうルールだからとか時間のせいにはしたくないので。今日の結果は受け止めて、これからも狙いは奈苗さんなんで。奈苗さんに言いたいですね。自分を見ろって。近くにいるだけじゃチャンスは巡って来なかったから、こうやってチャンスを作っているので、一回一回を無駄にしたくないですし、奈苗さんと試合ができるのはこれが最後っていう気持ちで試合をしてるので。世IV虎と一緒に一番弱っちいところから倒していこうってことで(開幕戦での対戦を)OKしたんですけど、今日の星輝は動きも早かったし、ハイスピードの卵の素質は感じたので、タッグリーグで殻を破ってくれたらいいんじゃないですかね」

▼Kちゃんパンダ・インタビュー

 星輝ありさが2度目の登場。風香GMから「ありさちゃん、身長は何センチあるの? 会うたびに巨大化していくよね。美闘陽子と同じくらいだよね?」と聞かれると「はい、お父さんもお母さんも大きいので遺伝しちゃったかなって」と答える。話題がタッグリーグになると岩谷の話を始め、昨日見せられた心霊写真が実は加工で騙された、という話に。風香GMも「沖縄のことを『国を越えてる』と言っていた」と明かし、お馴染みの部屋が汚いという話題など、岩谷の暴露合戦に。それでも「最強のチームになりたい」と女-AMA-への思いを語った星輝は、風香やKちゃんパンダとともにオープニングダンスを踊って見せた。

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合30分1本勝負
 愛川ゆず季(15分5秒/ゆずポンキック・レッド→片エビ固め)紫雷イオ
※初代王者が初防衛に成功。

 後楽園大会で巻いたベルトの初防衛戦。ゴングが鳴ると両者とも蹴りでけん制。緊張した空気が流れる。イオがヘッドロックに捕まえると、愛川はアームホイップからヘッドシザースで絞めあげたが、足を取られて逆転される。「お返しだ!」とサッカーボールキックを食らい、背中へのドロップキック、腕固め、サンセットフリップと守勢を強いられ、コーナーでは顔を踏みつけられた。串刺しドロップキックで反撃に転じ、胸元へのローキックを連発。しかし、ボディーへの一撃でうずくまってしまい、またも守勢に。逆エビ固めは何とかサードロープに手を伸ばすも、スペースローリングエルボー、フェースクラッシャー、クロスフェースと畳み掛けられた。蹴りで反撃を試みたが、イオのエルボー連発、ドロップキックで流れを戻され、さらに胸を狙ったストンピング、ミサイルキック、クロスフェースと防戦が続いた。しかし、イオの場外プランチャをかわして逆転。着地の際に腕を痛めたイオがギリギリのカウント19でリングに戻り、愛川はキックの嵐、網打ち式原爆固め、STF、コンビネーションキックと攻めた。シャイニングゆザードはかわされたが、イオの619は右腕に力が入らず失敗。ムーンサルトプレスを剣山した愛川がゆずポンキック・ブルー、シャイニングゆザードと攻め込んだ。最後はゆずポンキック・イエロー、ゆずポンキック・ブルー、ゆずポンキック・レッドと連発。崩れ落ちたイオをフォールし、愛川が初防衛に成功した。

 愛川がマイクを持つ。「みなさんのおかげで勝てました。白いベルトを巻いて、スターダムで紫雷イオ選手というすごくいい選手と巡り会えました。次はタッグリーグ戦。タッグのベルトも獲って、美闘陽子ちゃんにももっと輝いてもらいたいと思います」。

 タッグリーグ戦に向けて各チームがアピール。
 美闘「ゆずポンが防衛して嬉しいです。ゆずポンと一緒にタッグの初代王者になります」
 奈苗「私の言うことじゃないかもしれないけど、イオの方がよかったよ。こんなんで満足してるんじゃねえぞ。(イオは控室に)帰っちゃったけどさ。チーム丸顔が絶対に優勝するから」
 星輝「今日は相方なしのスクランブルウオーズで、次がタッグリーグで負けられなかったんですけど、引き分けに持ち込むことができたと思います」
 奈苗「そんなんで満足してるんじゃねえ」
 星輝「女-AMA-は若さとみんなが想像できないことをして勝ちます!」
 世IV虎「そんなこと言ってる前に練習しろよ」
 星輝「してるよ!」
 世IV虎「ウチらが主役なんで。今日はそれ以上は言わないですけど、タッグリーグでしっかりウチらが主役なのを証明するんで。そこんとこ世露IV苦」
 最後は愛川がマイクを持ち「今を信じて、明日に輝け、We are スターダム!」で締め括りとなった。 

★愛川のコメント

 「ゆずポンキックで防衛できてよかったと思います。本当にやられっ放しですごく苦しかったんですけど、気持ちだけで向かっていきました。なかなかペースを掴むことができなかったのでまだまだなんですけど、これから勉強していきたいなって思います。飛び技とか私のできないことができるすごい選手なので、今日は勝ったけど、気を抜いてはいられないなって。勝ったのでよかったんですけど、もっとできたんじゃないかなって思います。もっと私やプロレスやベルトを知ってもらいたいし、スケジュールも大変ですけど、頑張ってやれることをやっていきたいと思います」
 ──初の防衛戦だったが?
 「緊張もするし、重たい試合で大変でした。本当に苦しい試合だったし、これからももっと苦しくなるのはわかっています。でも、このベルトを持って一番輝いて、白いベルトが似合う選手になっていきたいと思います」
 (イオが現れる)
 イオ「もう一回やらないですか?」
 「私はいつでも」
 イオ「物足りなかったですよね? また必ずお願いします」
 (握手をかわし、イオは控室へ)
 ──再戦はすぐに?
 「私は挑戦していただける選手がいるならいつでも準備はできているので、防衛していきたいし、白いベルトを広めていきたいと思っているので、いつでも受けます。ぜひスターダムの選手からも挑戦してもらって戦いたいなって思っています」
 ──後楽園の決定戦と今回の防衛戦の違いは?
 「決定戦は勢いで突っ走るだけで失うものがないので気持ちだけでぶつかっていって、ベルトを持っているのは背負ってることがあるので、その違いが大きいです。今はドラマも撮っていてなかなか練習できない中での試合で、すごくつらくて、でも練習しないといけない。ベルトを持っていてもキャリアがないのも事実。ケガにつながるのも怖いので、調整がうまくいってなかったので不安だったけど、スターダムの選手に支えてもらって頑張れました」

★イオのコメント

 「自分が場外に飛んだ時に避けられてしまって、その時に手をついてヒジをケガしてしまって。その衝撃で肩もケガしてしまって。途中から右手がまったく使えなくなってしまいました。まだまだ自分の本来の動きの引き出しを開ききってないです。自分の動きが全く出せなくなってしまいまして、本来ならばまだまだ全然動けます。お客さんにも申しわけなく思います。自分の持ち味を出せず。ベルトはあるべき場所にやってくると自分自身でも言いましたが、今日こういう結果になって、今は愛川選手の腰にあるのが一番似合ってるんじゃないかって思います。彼女もグラレスラーで風当たりが強いのはわかっていたし、今日の気合いの入り方はすごいなって思いました。それに迎え撃つ実力を出すことができなかった。それは彼女にも、お客さんにも、スターダムにも申し訳ないですね。この腕がいつ治るかわからないですが、愛川さんが受け入れてくれたので、必ずもう一度やって、勝つこともあれば負けることもあるとわからせたいと思います。後々どうなるかわからないですけど、ケガを治すことに専念して必ずもっといい試合をしに来ます」。
 ──ケガはタッグリーグ戦に影響するのでは?
 「そうですね。まだ医師の診察を受けてないのでわからないですが、今のところヒジ、腕、肩、手首も動かないのでわからないです。まあ、気合いで治します」
 ──スターダムに参戦して5戦目。自分に合ったリングだと思うか?
 イオ「それは来る前、離れたところから見ていた時点でピッタリだと思っていたし、1戦目くらいから水を得た魚のように戦えていました。今日は不本意ですけど」
 ──これまで大きなケガは?
 「ほとんどないですね。丈夫なので。タイトルマッチでこういうことになってしまって、本当に悔しいです。プロレスの神様がそういう風にしたんですかね。神様はちょっと厳しいです」

 初の地方大会はジュニアの大物が勢揃い

スターダムSeason3『Wonderful Stars2011』
◆9月20日(火)秋田・大館市民体育館(18:30)
観衆880人(満員)

▼オープニング

 風香GMがリングへ。「大館のみなさん、今日はご来場ありがとうございます。私は現役の時、選手としてこのリングに立たせていただきました。1年半経って、今はスターダムという団体のゼネラルマネジャーと形を変えて、またここに立つことができて、とても嬉しいです。大館のみなさんの温かさが大好きなので、また来年、再来年と呼んでいただける大会にしたいと思います。みなさん、楽しんでいってください」。

▼20分1本勝負
 松本浩代(9分32秒/東海道落とし→片エビ固め)岩谷麻優

 最初の入場は松本浩代。会場の手拍子を求め、試合前から会場を温める。岩谷は元気よく走ってリングインし「来い!」と右手を高く上げ力比べを要求。これは松本が手首を捻りあげたが、岩谷は腕の取りあいからアームドラッグで投げた。タックルで倒され、強烈な張り手を食らう。負けじとエルボーを打ち返したが、サイドバスターでたたきつけられた。ネックブリーカーやエルボーで反撃するも、担ぎあげることはできず、バックブリーカー、逆エビ固めと腰を攻められた。一回転してかわそうとしたバックドロップは頭から落ちてしまい、2発目はまともに浴び、最後は東海道落としで力尽きた。

▼仙台女子プロレス提供試合20分1本勝負
 水波綾(12分32秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)仙台幸子

 ロックアップからスタート。水波が重い体重を乗せたエルボーで優勢となり、ヘッドロックでじわじわと体力を奪う。タックル、ギロチンドロップで連発、逆エビ固め、ダイビングショルダータックルと畳み掛けたが、DDT、サンセットフリップ連発、ミサイルキックと反撃を許す。パワースラムで流れを戻し、裏投げで投げ捨てるも、ダイビングギロチンドロップはかわされ、ジャーマンで投げられる。しかし、すぐに裏投げでやり返し、ダイビングギロチンドロップで終わらせた。

▼スターダム・スペシャルMIX30分1本勝負
 ○ウルティモ・ドラゴン&美闘陽子(13分22秒/反則)●男色ディーノ&世IV虎
※特別立会人:垣原賢人

 スターダム初のミックスマッチが秋田で実現。ディーノの暴挙を取り締まるため、垣原が特別立会人として来場した。本部席には観戦に訪れたサスケ、稔の姿も。ジュニアの大物が揃う豪華な顔ぶれとなった。先に入場したディーノは仰向けで足を開いてドラゴンを誘う。ドラゴンのマントを奪うと布団代わりにして「カモン」と手招き。ドラゴンは思わず両手で自身の股間を押さえた。世IV虎はディーノに「触るな!」と嫌悪感を隠せない。

 世IV虎と美闘で試合開始。序盤は世IV虎が優勢も、美闘が蹴りで反撃して両者タッチ。ディーノはすぐにドラゴンの右手を自分の股間へと引っ張り、抱きついて股間をまさぐる。さすがのドラゴンも場外に逃げ、垣原らに助けを求めた。美闘、さらにドラゴンがドロップキックを放つも、ディーノはドラゴンの唇を奪ってしまう。美闘への「ファイト!一発!」は腰を振らず、蹴りで決める。コスチュームのパンツを開き、男色ドライバーを狙う。吸い込まれそうになった美闘はギリギリで踏み止まり、ドラゴンがかわりに世IV虎の頭をディーノのパンツの中へ。ディーノは気付かずに男色ドライバーを敢行し、レフェリーには攻撃を誤爆させてしまい、リング上は無法地帯に。慌てて垣原がリングに上がるもディーノに唇を奪われ、四つん這いでバックから腰を振られてしまった。助けに入ったサスケも返り討ちにあい、垣原と同じように後ろから攻められることに。ディーノの反則で試合終了となった。

★バックステージのコメント

 ドラゴン「怖かったです。久しぶりに怖い試合でした」
 美闘「初めて男性と組ませていただく試合だったんですけど、本当に気持ち悪かったです。大丈夫ですか?」
 ドラゴン「はい」
 美闘「ああいうのもあるんだなって勉強になったので、もっと蹴っ飛ばせばよかったですかね」
 サスケ「実は本来は私がこの試合に出るはずだったんですよ。諸々いろんなことがありまして、校長に出ていただいたんですが、非常に申しわけないことをしましたね」
 ドラゴン「勘弁してよ。まあ、いい経験だけどね(笑)」

 ディーノ「何? この大館の地にウルティモ・ドラゴン、カッキー、稔選手やサスケさん、ジュニアの大物ばっかりじゃない。大きいモノばっかりぶら下げてたじゃない。この大館に何があるの? もう1回来ちゃおうかしら。私もジュニアにはこだわりがあるから。私だって引き下がれないわよ。俄然やる気になってきた。もう1試合したいくらいよね。夜の延長戦、大館のゲイタウン待ってなさい。そうだ。この間DDTで来て、この大館はもうゲイタウンになったのよ。そういうのも関係あるのかも知れないわね。ジュニアの大物が揃ったのも。まあ、次こそは完全決着。ジュニアの頭、取ったるわ。カリ首洗って待ってなさい」

▼30分1本勝負
 愛川ゆず季(7分8秒/シャイニングゆザード→片エビ固め)鹿島沙希

 開始早々、ロープ際まで追い込んだ愛川がゆずポンキック・レッドを放つも、鹿島がかわす。しかし、コーナーで胸元へのローキックを連発で浴び、ドロップキック、ヘッドシザースと劣勢を強いられた。鹿島はグラウンドでのエルボー、フェースクラッシャーで反撃。ワキ固め、アキレス腱固めで絞めあげる。ゆずポンキックを警戒し、右足に攻撃を集中した。愛川はゆずポンスタナー、ゆずポンキック・ブルーで流れを変えると、網打ち式原爆固め、STF。ゆずポンキック・レッドをかわされ、クリスト、しじみと反撃を許したが、ゆずポンキック・レッド、シャイニングゆザードで勝利した。

★バックステージのコメント

 愛川「最後きっちりシャイニングゆザードで取れたのでよかったです。(初の大館は)お客さんがすごく温かかったので嬉しかったです。こうやって秋田県の方にも応援してくれてる人がいるんだなって。明日からもっと頑張ろうって気になりました。(今週末の防衛戦は)絶対に勝って防衛して、グラビアポーズ見せたいなって思っています」

▼30分1本勝負
 ○高橋奈苗&紫雷イオ(16分41秒/ナナラッカ→エビ固め)●夏樹☆たいよう&山縣優

 夏樹が「奈苗出てこい!」と呼び込んで先発でいきなり激突。ハイレベルの攻防で観客を熱狂させた。山縣がローンバトルを強いられる場面もあったが、トラブルメーカー2は息のあった連係で逆転。奈苗がクロスボディーアタックで2人まとめてなぎ倒し、山縣への足4の字固め&夏樹へのアルバトロスの複合技で攻め立てた。イオを肩の上に立たせる合体技は今回も失敗。奈苗が捕まり夏樹のモモラッチも食らったが、イオのムーンサルトプレス、奈苗の冷蔵庫爆弾を連続で夏樹に落として逆転する。イオのスワンダイブ式ミサイルキックで夏樹&山縣を吹っ飛ばすと、奈苗が夏樹にイクボム。最後はナナラッカできっちりと3カウントを奪い、リーグ戦前にフォールされた借りを返した。

 奈苗「秋田県のみなさん! チーム丸顔勝ちました! ガンガン! 私たちはチーム丸顔、丸顔と書いてガンガンというチームを作ったんですけど、このチームでこの地で勝利することができて本当に嬉しいです。勝利の女神様、イオも一言お願いします」
 イオ「はい。秋田、大館で試合をしたのは初めてなんですけど、私と奈苗さんが組めば敵はなしということで、予想通りの勝利でございます。この調子でいかせていただきますので、どうぞ温かく見守ってください」
 奈苗「スターダムでは秋からタッグのリーグ戦があるんですけど、できれば秋田から東京の方に足を運んでいいただければ嬉しいんですが、それは叶わないという方はぜひとも東京にパワーを送って下さい。私たちも東京から秋田に向けてパワーを送りますので、今後もよろしくお願いします」
 最後はドラゴン、サスケ、垣原、稔も加わり、「今を信じて、明日に輝け、We are スターダム!」で初の地方大会を締め括った。

★バックステージのコメント

 奈苗「よっしゃー!」
 イオ「勝ちましたよ」
 奈苗「勝ったね」
 イオ「やっぱり私が隣にいればね」
 奈苗「女神様!」
 イオ「どやって感じですね。負けなしですよ」
 奈苗「やばい! よかった。すごい。嬉しすぎる。秋田のみなさん、笑顔だったよね。我々が入場した感じで」
 イオ「向こうはガラ悪かったですけどね」
 奈苗「こっちは女神様がいるから。もう勢いは止まらないです。タッグリーグもベルトが見えてるよ」
 イオ「私にも見えてます」
 奈苗「もう、ここ(腰)にあるよね。夏樹に1回、イオじゃない人と組んだばかりにフォールを取られまして、築き上げてきたものがちょっとだけヒビが入ってしまったかもしれないけど、今それを違う方法で積み上げてる最中だと思うし、今日もそれで一勝できたし。絶対に私がフォールを取られる悪夢のようなことは起こらないと断言できます。今週末はシングルのスクランブルウォーズということで、イオは白いベルトを取ってくれると思うので、私が勝利してイオに繋げます」
 イオ「コンディションは見ての通りバッチリですよ。タイトルマッチもすごく楽しみです。今日のセミファイナルも少し見てましたが、やっぱり蹴りがするどいなって。油断はできないですね」
 奈苗「ガンガンがタッグを取って、スターダムを丸く締めましょう」

 タッグリーグ前哨戦はチーム丸顔が制す

スターダム Season3『Wonderful Stars2011』
◆9月10日(土)東京・新木場1st RING(18:30)
観衆285人

▼オープニング

 Kちゃんパンダのダンスとともに風香GMが登場。「みなさん、こんばんわ。前回は欠場者が2人もいる中、熱い応援ありがとうございました。今日は来月から始まるタッグリーグを見据えた大会となります。明るく元気なスターダムらしい大会となりますので、明るく元気な応援をよろしくお願いします」。また、夢が発熱のため欠場となることを発表した。

▼20分1本勝負
 山縣優(7分47秒/YOU-LOCK)須佐えり

 試合前の握手を拒否された須佐はロックアップからロープ際に押し込まれ、ヘッドロックに捕まる。ヒザ蹴りからスリーパーで絞めあげられ、ボディスラムと劣勢。ボディーへのエルボーで山縣が顔を歪めたが、ボディーブローで反撃され、サーフボードストレッチ、腕ひしぎ逆十字固め、ワキ固めと劣勢を強いられた。女子高生固めは肩車で持ちあげられ阻止されてしまったが、飛び付きDDTで反撃に転じて女子高生固めを決め、コーナーを駆け上がってのDDT、ドロップキックと攻め込む。エルボーの打ち合いから延髄斬りを狙われたが当たりは浅く、須佐はDDT、回転エビ固め、スクールボーイと反撃した。しかし、2度目の延髄斬りはまともに浴びてしまい、スピードの乗ったドロップキックを頭部に食らい、首極め腕十字固めにギブアップした。

▼15分1本勝負
 中川ともか(9分17秒/フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)鹿島沙希

 手四つの力比べから鹿島が腕を取りに行く。ヘッドロックに切り返され、グラウンドに引きずり込まれるも、ヘッドシザースで切り返して見せる。ショルダータックルで倒されてもドロップキックでやり返し、ロープ貼り付けから背後へのドロップキック、ヒザをついたコブラツイストと攻め込まれても、エルボーで反撃していく。フェースクラッシャー2連発、ボディースラム、腕固め、クリスト、丸め込み、グラウンドでの羽根折り固め、しじみと畳み掛けたが、カウンターのエルボーでダウン。ミサイルキックを食らった。フィッシャーマンズスープレックスを首固めに切り返したが、バックブリーカーから逆片エビ固めに捕まったが、ロープに手を伸ばした。しかし、延髄斬りを顔面に入れられてしまうと、ついにフィッシャーマンズ・スープレックスで投げられてしまい、3カウントを聞いた。

 試合後、鹿島がマイク。「今日は夢ちゃんが急きょ休みということで、前半が2試合になってしまったんですけど、自分はいいところを見せられなかったし、悔しい。自分がライバルとしている須佐えり、出てきてください。急きょですけど、1勝もしてない自分と負け続けている須佐えり…」。須佐に「待って待って。負け続けてない。1試合勝ってるから。しかも、この間の巴戦でも勝ってる」と遮られたが、鹿島は「もう1試合、自分とのシングルマッチを組んでほしいと思います」と直訴。ロッシー小川社長は「10分間だけ。10分で勝負をつけてください」と認めた。

▼10分1本勝負
 須佐えり(時間切れ引き分け)鹿島沙希
※第3試合に出場予定だった夢は発熱のため欠場。鹿島の希望で急きょシングルマッチが行われることになった。

 ゴングが鳴っても、お互いにけん制しあってなかなか攻めない。鹿島がタックルをにいくも、須佐が切って腕ひしぎ逆十字固めを狙う。鹿島は許さず再びスタンドへ。腕の取りあい、エルボー、ヘッドロック、ヘッドシザースの攻防から須佐が張り手。鹿島がヘッドロックで絞めあげると、須佐がアンクルホールドに切り返す。さらに鹿島がヒザ十字へ。串刺しドロップキックを2連発、エルボー連打、腕固めと優勢に試合を進めた。須佐はカウンターのドロップキックで反撃に転じ、ドロップキック、DDTを連発で放っていく。残り3分となると、須佐が丸め込みの攻防に。さらに張り手を打ち合い、エルボー合戦を展開。丸め込み、ボディースラムとお互い攻め続けたが、時間切れのゴングが鳴った。

★バックステージのコメント

 鹿島「(中川は)キャリアが全然違うので、スターダム内の人とやるより迫力というか威力が違って、一発一発が重かったです。腕攻めで相手の必殺技(唸れ豪腕)を封印しようと思ったんですけど、フィッシャーマンで敗れて悔しかったです。(すぐに須佐戦を希望したが?)自信があったというより、とにかく悔しくて勝ちたいと思って、夢ちゃんが急きょ欠場ということもあったので、負け続けてるえりを指名してお願いしました。体力とかより気迫で向かっていけば…体力の問題もあるけど、気持ちが大事だと思ったので、(連戦でも)不利と思わずぶつかっていきました。最後は勝ちたかったけど、もう少し時間があったら勝てた自信はあります。(須佐はライバル?)須佐えりとは他の人とやるより特別な何か、試合の雰囲気が須佐えりとやると違うんですよ。早くまた須佐えりとやって勝ちたいですね」。

 須佐「今日は沙希との試合の前に試合をしていて、いつもの体力はなくドローだったけど、1本目だったら絶対に自分がフォールを取っていたと思います。悔しさと、10分という制限の中でフォールが取れなかった悔いがあります。先にデビューしているので、先にフォールすれば見下れることもないじゃないですか。でも、今回は全部上から目線だったのでムカつきました。今回は10分で勝てなかったので、次回こそ10分以内にフォールを取って見せます。自分は(鹿島を)ライバルとは思ってません。自分は岩谷に勝ってるので、次は星輝です」。

▼Kちゃんパンダインタビュー

 今回の選手はこの日早くも3度目の登場となる須佐えり。まず、ショートカットになった理由や夏休みの思い出、さらに今後タッグを組みたい選手を聞かれると「同期にいないから後輩から探す」と語った。インタビュアーは風香GMに交代。「えりちゃん最近かわいくなったと思うけど、女の子が変わるのは恋をする時。小川さんが最近オシャレになったし、2人があやしい」と言われた須佐は「まったくないです!」と即答。「質問はいいです!」と強引にマイクを奪うと「本当は夢と勝負がしたくて来たんですよ。何やってるんですかね、あいつ。夢がいないので、代わりに風香GMさんが勝負してください」と対戦を迫った。「靴がない」と断ろうとする風香GMに練習用シューズを貸し「風香GMさんは1年近く運動してないんですよね?」と挑発して嫌がる風香GMに受諾させた。勝負の内容は、コーナーに上って中に戻り、対角のコーナーへ走り、エプロンに出てからコーナーを上ってリング内に戻る。さらにロープワークを3往復してから受け身を取るまでのタイムトライアム。風香GMが負けたらモノマネ、須佐が負けたら歌を歌うというペナルティで勝負は行われた。タイムは須佐が27秒6秒、風香GMが23秒7で風香GMの勝利。しかし、須佐は歌わず風香GMに飛び付きスイングDDTを浴びせる。風香GMが「だって負けたくないから」という須佐を許したため、罰ゲームは行われなかった。

▼GODDESSES OF STARDOM開催スペシャル スクランブル・タッグウォーズ30分1本勝負
 高橋奈苗&○紫雷イオ(21分26秒/ラ・マヒストラル)星輝ありさ&●岩谷麻優
※他の2チームは愛川ゆず季&美闘陽子、夏樹☆たいよう&世Ⅳ虎

 10月10日、23日、11月27日の3大会で行われるタッグリーグ戦の前哨戦で4チームが一斉に激突。4チームが四方のコーナーに陣取り、リング上は8人中2人のみが出場。1人がリングを下りればタッチをしなくても出場権を得ることができる変則ルールで試合が行われた。

 全選手が入場すると、奈苗、愛川、夏樹の王者3人がにらみ合い。愛川はタイトル戦が決まっているイオにもベルトを見せつけた。ゴング前から誰が先発で出るからの争い。美闘と星輝で試合が始まり、ドロップキックや腕の取りあいの攻防を展開した。美闘がサッカーボールキックで攻め込むと、世IV虎が美闘をリング外に落として強引に試合権利を強奪。星輝に代わって入ってきた岩谷をショルダータックルで吹っ飛ばした。奈苗がドロップキック、夏樹がエルボーと試合に加わり、奈苗と夏樹の対戦に。ドロップキックをかわされた奈苗は左肩を押さえてリング下へ。すかさずイオが代わりにリングイン。愛川の蹴りをかわし、エルボー合戦でやり合ったが、水面蹴りで倒され、サッカーボールキックを浴びた。しかし、イオは蹴り足をキャッチして愛川を倒し、その場飛びのムーンサルトプレスを見舞う。奈苗の肩の上に乗って合体攻撃を狙うも、美闘が蹴りで阻止する。イオが川崎葛飾に捕まりロープに貼り付けにされると、他の2チームも加わって6人から蹴りを浴びる。BY砲はイオへのダブルの正拳突き「BYクラッシュ」を放ち、美闘がキャメルクラッチに捕らえて愛川が蹴り。女-AMA-にかわってもイオの劣勢は続き、岩谷が投げて星輝がサードロープから飛んでミドルキック。川崎葛飾は世IV虎がヘアーホイップで投げ捨て、夏樹と2人で踏みつけた。助けに入りたい奈苗だったが、愛川、星輝、世IV虎に次々と場外に落とされ、リングの中に入ることができない。イオは川崎葛飾のダブル攻撃を側転でかわしドロップキック。自力でピンチを脱出し奈苗とチェンジした。奈苗は世IV虎にショルダータックルを見舞ったが、夏樹に勢いを止められ、美闘、岩谷も加わった4人から攻撃される。奈苗は4人をまとめてクロスボディーアタックでなぎ倒し、世IV虎を足4の字固めに捕らえる。愛川は岩谷にSTF、イオは夏樹にクロスフェース、星輝は美闘にチキンウイングフェースロックを同時に決めた。イオと夏樹の攻防となり、ハイスピードな展開に会場が沸く。イオの619をブロックした夏樹がソバットから回転エビ固めを狙い、イオもエビ固めで切り返す。イオがトペを狙うも、世IV虎が足を引っ張って阻止。女-AMA-が愛川にAMA固めに決め、BY砲は岩谷を逆エビ固め&キャメルクラッチに捕らえて「BY砲!」とポーズ。川崎葛飾は6人を重ねて踏みつけてポーズ。最後にチーム丸顔が岩谷を捕らえてポーズを狙ったが、これは世IV虎に邪魔された。BY砲はダブルのミドルキック、サンドイッチ式サッカーボールキック、美闘が愛川を抱える合体ゆずポンキック・レッドで岩谷を追い込む。カットに入った世IV虎が美闘にセントーンを決めるも、ネックハンキングボムは美闘がかわしてハイキック。それでも世IV虎はカウンターでネックハンキングボムを決め、夏樹と2人でBY砲2人に顔面ウオッシュを浴びせた。川崎葛飾は合体攻撃を狙ったが、愛川のゆずポンキック・レッドで阻止され、BY砲のダブルゆずポンキック・レッドを世IV虎が食らう。ミサイルキックを狙ってコーナーに上った美闘は星輝に蹴り落とされ、チャンスを奪った星輝が世IV虎に1399。しかし、シャイニングブリッジで担ぐことはできず、逆に川崎葛飾の合体攻撃を狙われたが、合体ボディープレスは自爆させる。美闘が女-AMA-をまとめてブレーンバスターで投げ、イオが美闘にドロップキック、愛川がイオにハイキック、世IV虎が愛川にチンクラッシャー、奈苗が世IV虎にラリアット、夏樹が奈苗にモモ☆ラッチを決めるもカウント2。奈苗がバックドロップ、パワーボム、スライディングキックと決め、イオの河津落とし&奈苗のラリアットの合体技で夏樹を攻め立てたが、夏樹&世IV虎も合体のチンクラッシャーを奈苗に決めて反撃する。イオはBY砲のダブルのミドルキックをかわし、美闘の蹴りを愛川に同士討ちさせる。さらに女-AMA-の合体619もかわしたが、岩谷を羽交い締めにした奈苗のラリアットはかわされてしまい、イオに誤爆。川崎葛飾は奈苗を場外に落とし、他の5人をコーナーに重ねて串刺しボディーアタック。夏樹はイオにダイビングフットスタンプを落とすと、そのまま対角のコーナーに走り、場外でやりあっている奈苗&美闘めがけて三角飛びプランチャでダイブ。イオにブラジリアンキックを放った星輝が、エプロンから場外の奈苗、夏樹、世IV虎、美闘めがけてダイビングクロスボディーアタックで飛び、リング内では愛川がイオにシャイニングゆザードを決めた。岩谷のドロップキックを愛川に呼び込んだイオは、岩谷をダブルアーム式フェースバスターでたたきつける。側頭部への蹴りで愛川の動きを止め、誰もカットに入れない状態を作りあげると、岩谷にラ・マヒストラル。大混戦となった試合はイオが勝利した。

 イオ「勝ちましたよ! 前回の奈苗さんの負けの雪辱をキッチリ果たしました。文句ない見事な3カウント。愛川ゆず季、次はあんたから私が3カウントを取るんだよ。白いベルトを獲って、タッグのベルトも巻いて、私たちが万々歳でスターダムを牛耳るってことですよね、奈苗さん」。
 奈苗「イオ、頼もしすぎるよ! 最高! イオは私の女神様なので、チーム丸顔この調子で優勝して、ガンガンベルトを巻きたいと思います」。
 愛川「イオ選手、強烈なキックをありがとうございました。おいしい所を持っていかれました。25日のタイトルマッチ、手に入れたばかりのベルトは絶対に渡しません。私が勝ちますので、よろしくお願いします」。
 世IV虎「オメエらバカかよ。今日だって休み明けの岩谷に勝っただけだろ。テメエらそんなんでタッグリーグ優勝とか言ってるんじゃねえ! 優勝は川崎葛飾しかないんだよ。ガンガンだかまるがおだか知らないけど、開幕戦オメエらとやってやるよ」。
 星輝「ちょっと待ってくださいよ。今日は負けちゃったんですけど、私たちだって優勝したいんですよ。そんなこと言うなら、開幕戦女-AMA-と戦ってください」。
 夏樹「何言っちゃってるの?」
 世IV虎「いいよ」。
 夏樹「え?(笑)」
 世IV虎「ウルセーからやってやるよ。その生意気な口きけねえようにしてやっからな!」
 イオ「余計なのがグチャグチャ言ってるけど、3カウントを取ったのは私。勝ったのはガンガン。最後は私たちが締めましょう!」
 奈苗「みんな、丸く私たちを囲んで!」
 イオ「今を信じて、明日に輝け、We are スターダム!」

★バックステージのコメント

 奈苗「勝ったね。すごい! 素晴らしい! 難しい試合の中で勝つ、イオ! イオ! いよー!」
 イオ「隣に私がいたら敗北はないですよ」。
 奈苗「このチームに敗北はない! 今日はすごく大事な日じゃん。タッグリーグに出る中で勝者が私たち。タッグリーグの優勝は決まったも同然だよ」。
 イオ「逆に今日の試合やってよかったんですかね?」
 ナナ「本当だね。勢いに乗っちゃったよ。優勝しかないし、ベルトが集まって来ちゃうね。ベルトから集まってくるんじゃないかなって」。
 ──強敵になりそうなチームは?
 奈苗「マジでうちらがスバ抜けてると正直思いましたね」。
 イオ「当たり前なんですよ、キャリアで言ったら。ただ、3チームともキャリアが1年も経ってない中で、あそこまで付いてくるのは立派。ただ、付いて来られる中でも差があって、本当に付いてこれてるチーム、あんまりついてこれてないチームっていうのはお客さんも見ててわかったと思います。今後、その差がどう開いていくか」。
 奈苗「コメントも素晴らしい。冷静だよね、分析が」。
 ──試合中に何度も場外に落とされていたが?
 奈苗「悔しいんですけど、それはみんなが意識してる表れで、それはいいことだと思うので。イオが頑張ってくれたというのもあったんですけど、悔しい部分もありますね。でも、信頼はあります。イオに全部持っていかれるのは正直悔しいので、自分が勝ちを取りにいきたい。キャリアも全然違いますけれども、こういう年下のイオの冷静さとか本当に凄いと思うので、私もちょっと盗みます。この冷静さを」。
 イオ「奈苗さんは本当に尊敬する部分がたくさんある偉大な先輩なんですけど、15周年で私は5年もやってない選手なんですけど、そんな中でも奈苗さんに負けないって気持ちは本当にありますので、切磋琢磨して」。
 奈苗「いいチームにしていこう。それこそタッグチームなんで」。
 イオ「タッグも磨きつつ、個人紫雷イオ、高橋奈苗もできていくんじゃないかなと思いますね」。
 ──連係は?
 奈苗「ポーズにこだわりすぎ? でも見てもらいたいじゃん。カメラの向こうにいる人にも伝わるものを。だから試合中も決めていきたいし、反省はするけど、しっかりすべてがガッチリ決めていきたいなって。まだ余地があるというか。伸びしろたっぷりということで」。

 愛川「おいしい所をチーム丸顔に持っていかれてしまったんですけど、前哨戦と言うことで、タッグリーグはBYで絶対に優勝したいと思っています。一試合一試合を大事にして勝っていきたいと思います」。
 美闘「他のチームのタッグの技とかわかったので、対策をしてBYがベルトを獲れるように頑張ります」。
 愛川「タイトルマッチが決まっているんですけど、紫雷イオ選手がフォールを取ったのが悔しいし、絶対に負けたくないなって。確かに格上の選手だと思うんですけど、絶対にベルトは渡したくないです」。

 夏樹「今日はね」。
 世IV虎「この辺にしといてやるって感じですか。みんな生意気なことを言い過ぎ。勝ってない人までああいうこと言ってね。女-AMA-とか負けておいてやってほしいって百万年早いんだよ」。
 夏樹「世IV虎ちゃんOKしちゃうし(笑)」。
 世IV虎「ああいうのは片っ端から潰しておかないと。マジいらついたわ」。
 夏樹「でも、最後はおいしいところを持っていかれたけど、タッグワークではどこにも負けないなって今日改めてわかったんで。うちらはうちらで最強伝説をタッグリーグでも作っちゃいますか」。
 世IV虎「かならず優勝しますので」。
 夏樹「タッグリーグでも自分は奈苗さんから目を逸らさないので」。
 世IV虎「とりあえず生意気な女-AMA-から潰していくので、そこらへん世露IV苦」。

 星輝「うまく私が頭使ってできたところがあったので、麻優ちゃんとの連係ももっと増やしていったら、協力していけば、他のチームなんて敵にならないんじゃないかなと思います」。
 岩谷「やっぱり体格の差があるので、その辺は体を大きくしなきゃいけないなと思ったけど、やっぱり2人には若さがあるので、ありさちゃんの蹴りを上うまく利用というか」。
 星輝「利用?(笑)」。
 岩谷「2人のいい所をあわせて、若さと勢いでいきたいなって思います」。

 奈苗が負けた!夏樹が直接フォールでシングル戦迫る

スターダムSeason3『Wonderful stars2011』
◆8月28日(日)東京・新木場1st RING(12:30)
観衆358人(超満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダのダンスに続き、風香GMが挨拶。「みなさん、こんにちわ。今日はご来場ありがとうございます。はじめに愛川ゆず季、岩谷麻優、2名が欠場となり、楽しみにしてくださっていた方にガッカリさせてしまい、申し訳ありません。9月10日にはパワーアップして戻ってくるので、よろしくお願いします。でも、今日は2人がいないことを感じさせないくらい熱い試合ばかりになるので、最後まで楽しんでいってください」。

▼スターダム・トライアングルバトル(巴戦)各15分1本勝負
 須佐えり(7分46秒/スイングDDT式エビ固め)vs鹿島沙希

 先に2連勝した選手が勝利となる巴戦。鹿島がニュートラルコーナー、須佐が青コーナー、浴衣姿で入場した星輝が赤コーナーに立ち、コールを受ける。グー&パーで試合順を決定。鹿島がチョキを出してしまいやり直し。須佐と鹿島がグーで揃ったため、星輝はリング下へ。

 グラウンドの攻防から始まり、鹿島が足、首、あばらと攻める。ヘッドロックをエルボーで脱出した須佐が足首を固めたが、鹿島が取り返して裏アキレス腱固めへ。サードロープを使ってヒザを攻め、アキレス腱固めでギブアップを迫った鹿島だったが決めきれず、スタンドでのエルボーの打ち合いへ。鹿島は流れを渡さず、羽根折り固めで絞め上げたが、ロープに走ったところを前蹴りで止められ、DDT3連発を浴びてしまった。「高校生固め!」と女子高生固めを決められ、飛び付き式DDT、首固めと劣勢。フェースクラッシャーで反撃するも、腕極め式DDTからスイングDDT式の首固めで固められ、3カウントを奪われた。

▼スターダム・トライアングルバトル(巴戦)各15分1本勝負
 星輝ありさ(4分47秒/ブラジリアンキック→片エビ固め)須佐えり

 ゴングと同時に様々な丸め込みの連発でヒヤリとさせられた星輝。串刺しドロップキックをかわして流れを変えると、ランニング式ミドルキック、トラースキックと放ち、チキンウィングフェースロックで絞め上げる。女子高生固めは許さず、足首固め、さらに逆片エビ固めと攻め立て、右ハイキックからシャイニング・ブリッジを狙う。これはDDTに切り返され、腕極め式DDTと攻め込まれたが、ナックルを連発して右ハイキック、ローリングセントーン、キャッチ式延髄斬り。最後はブラジリアンキックで仕留めた。

▼スターダム・トライアングルバトル(巴戦)各15分1本勝負
 星輝ありさ(3分0秒/1399→片エビ固め)鹿島沙希
※2連勝した星輝の勝利。

 ゴングと同時に鹿島がドロップキックを狙う。かわした星輝はフェースクラッシャーを連発され、変形コブラツイストに捕まった。キーロックに切り返し、カウンターのハイキックを決める。しじみを狙われたが、形が崩れた上にニアロープ。リバーススプラッシュ式のダブルニードロップ、四つん這いの上からダブルニードロップと落とすと、回転式のハイキック、1399で終わらせ、2連勝で巴戦の勝者となった。

★バックステージのコメント

 星輝「ちょっとスタミナが大変でした。だけど、私はそんな須佐とか鹿島なんかより、今までちゃんと練習できてたから勝つのはわかっていたし、ちゃんと押さえるところは押さえていたので、最後はブラジリアンキックと1399で仕留めることができました」。

 須佐「2試合連続って初めてだったので緊張があったんですけど、楽しめる試合でした。自分の方が先にデビューしているので、鹿島には勝てる自信があったんですけど、星輝に勝てる自信も若干はあったんですけど、最終的にはやっぱり蹴りの前に惨敗でした」。

 鹿島「えりとの勝負は勝てそうな気がしたんですけど負けてしまって。ありさは2回続けて(の試合)だったんで勢いよく行ったけど、蹴りが強くて最後ごガッツリ入って負けてしまいました。もっと練習して確実に決められるようになりたいと思います。差はないと思ってるので、次は絶対に勝ちたいと思います」。

▼キッズ・ファイト~夢のプロレス物語~3分1本勝負
 夢(時間切れ引き分け)世IV虎

 前大会で初めて敗北を味わった夢のリベンジマッチ。しかし、ゴングと同時にのど元を掴まれ、顔面ウオッシュ、ロープはりつけ状態での鼻フック、619と序盤から劣勢。何とかカウント2で返すも、スイングスリーパーで回されてしまった。ボディプレスをかわした夢はカサドーラからのアームドラッグを狙うも、スリーパーに切り返されてしまう。蹴りで脱出し、ミドルキックを連発。串刺し式のドリームキックからシャイニング式ハイキック、浴びせ蹴りと畳み掛けたが、ロープに手を延ばされてしまった。ダイビングボディアタックをキャッチされてもスクールボーイに切り返し619。世IV虎のお株を奪うヤンキー座り式でフォールしたが、時間切れのゴングが鳴った。

★バックステージのコメント

 夢「今日は勝てなかったんですけど、勝てなかったことは一番の屈辱です。前回負けたから勝とうと思ったのにドローになってしまったので、また戦って次こそは勝とうと思います」。

▼20分1本勝負
 美闘陽子(時間切れ引き分け)紫雷イオ

 グラウンド、腕の取りあいと静かな立ち上がり。美闘は右手を高く上げて力比べを誘う。イオが見上げながら手を伸ばそうとすると、美闘はミドルキックを狙うも、これを読んでいたイオが蹴り足をキャッチし、ドロップキックを放った。イオは「このデカ女!」と弓矢固め。さらにドラゴンパンサーで絞め上げた。交互にサッカーボールキックとドロップキックを打ち合い、美闘はキャメルクラッチで変顔にさせる。イオが側転式ヒップアタック、フェースクラッシャー、美闘が手刀と一進一退の攻防が続いたが、美闘がカウンターのドロップキック、串刺しジャンピングニーで攻勢に。ブレーンバスターは着地されてしまったが、ドロップキックをかわして胸元に蹴りを浴びせた。コーナーに上ったイオをジャーマンで落とし、ミサイルキックを狙う。ハイキックで落とされてしまったが、イオがコーナーに上ると二段式蹴りで場外に落とし、エプロンを駆け抜けてイオの胸元にローキックを放った。動きの止まったイオに美闘は蹴りの嵐を浴びせるも、イオは美闘を場外に落としてムーンサルトアタックを放った。リングに戻りエルボー合戦。体格の勝る美闘は押され気味だったが、強烈なハイキックでやり返す。イオが619、スワンダイブ式ミサイルキック、クロスフェースで絞め上げる。ライダーキックをかわした美闘がハイキック。ドールBはブロックされたが、二段蹴り、ジャーマン、首相撲からのヒザ蹴り連発、ブレーンバスターと畳み掛けた。イオはダブルアーム式フェースバスターで流れを変えようとするも、美闘がアックスギロチンドライバーを決めた。イオがカウント2で返し、残り1分。イオは十字固め、首固めなど丸め込みで3カウントを狙う。残り10秒でイオがハイキックからフォールするもニアロープで時間切れ。試合後は握手をかわし、イオは指を立てて再戦をアピールした。

★バックステージのコメント

 イオ「20分…足りないですね。まだまだ時間も足りないし、やってて面白かったですよ、すごい。もっと多くのお客さんに見てもらえる試合だったんじゃないかなって。欲を言えば、というか普通に考えれば(自分が)勝って終わりたかったんですけどね。美闘さんがすごい返してきたんで。蹴りも以前もよかったけど、今回もよくて。まだまだこれで終わらないですよ。決着ついてないし。次回に持ち越しということで、ファンの人たちにも楽しみなカードが増えたんじゃないですかね。(効いたのは?)ハイキックですかね。回転蹴りみたいなやつ(ドールB)も警戒してたんですけど、不意にくるノーモーションの蹴りは重さといい、対応しきれなかったんで。認めざるを得ないですよ。悔しいですけど。もう1回どころか、何度でもできる試合だと思うんで。ドローは残念ではありますが、まだまだ楽しみが後に残ったってことで、プラスに考えます」。

 美闘「ゆずポンの仇をどうしても取りたかった。今日は欠場していないので、借りを返したって言いたかったんですけど…もう1回やりたいです。私の好きな青をコスチュームにしてるので、そこも気にくわないですね。スカイブルーは麻優ちゃんで青は私。悔しいので次に勝ったらコスチュームを変えてもらいます。前回はゆずポンと一緒だったのでやりやすかったんですけど、1人と力不足でしたね。(イオは)速いです。自分は体が重くなってるので、イオさんのスピードもそうですけど、夏樹さんも速いので、スピードでも対応できるように体を変えていかないと。(蹴りの手応えは?)体重差もあるので一発で倒せると思ったんですけど…。(最後に握手したが?)チーム丸顔の1人ということでよくわからないですけど、戦っていただいて、先輩の方と試合できてありがたくて、握手をさせていただいたんですけど、もう1回と言ってきたので、次は勝つつもりでいきたいですね」。

▼インタビュー

 Kちゃんパンダのインタビューコーナーには再デビューを目指す脇澤美穂が登場。全女時代の経歴が読み上げられると、脇澤は「引退式みたいですね。一回読まれたことがあるんで思い出しました」とツッコミ。Kちゃんパンダとの一問一答へ。

 ──デビューのきっかけ。
 脇澤「豊田真奈美選手に憧れてなっちゃいました。両親は反対しましたね」。
 ──アイドル時代の大変だったことは?
 脇澤「特にないんですけど(笑)。アイドルと言ってもアイドルじゃなかったんで。私と組んでいた子(納見佳容)がかわいい方だったので、私は変態の方で。大変じゃなかったですね。睡眠も普通にとってました。歌? 歌は音痴だったので…」。
 ──もう一度、プロレスをやろうと思ったきっかけは?
 脇澤「芸人として世界一になりたいので、特技を身につけようと。あとは現役の時に獲れなかったベルトを獲りたいなって思って帰ってきました。赤いベルトとか獲ったことないんですよ。WWWAの。なくなっちゃったんですけど、今は高橋奈苗選手が巻いてるじゃないですか。実力を付けて高橋奈苗選手から奪いたいと思います」。
 ──高橋奈苗とは?
 脇澤「同期なんで組みたいし戦いたいですね。面白い人ですね。みなさん、知らないでしょ? でも、言っちゃいけないんです。言うなよって言われたので言わないです。風香さんも知らないですよね? あの時、事件が起きたんです。でも、言えないんです(笑)」。
 マイクはKちゃんパンダから風香GM&夢へ。
 風香「(インタビューを受ける相手が)練習生は砕けたらダメと言われたので真面目にいきたいと思います。ブランクは大きいですか?」
 脇澤「大きいです。きついですね」。
 風香「ライバルの練習生は?」
 脇澤「みんなに全然追いついてないので。一緒に入った芸人の松丸ですかね」。
 夢「ていうか、ワッキー。練習の進み具合はどうなの?」
 脇澤「え!? そうですね。ぼちぼちですね。頑張ってます」。
 風香「夢先輩から脇澤さんは見てどう?」
 夢「ぼちぼち」。
 風香「復活したらどういう選手に?」
 夢「太陽でいたんですけど、もうそんな歳でもないんで。月にでもなろうかと、夜の女になります」。
 夢「あのワッキー。夢にどんな先輩になってほしいの?」
 脇澤「優しい優しい、いつもご飯をおごってくれる先輩がいいですね。いいでしょうか?」
 夢「いや」。
 脇澤「じゃあ、夢先輩を目標の選手にしません」。
 夢「じゃあ、いいよ」。

 Kちゃんパンダが脇澤に一発ギャグのリクエスト。脇澤は「風香さんにやってもらいましょう」と逃れようとしたが、夢が「脇澤、お前がやれ!」と一喝。脇澤は「納豆ネバネバ、ネバーランド!」とポーズを決めた。
 ──最後にテストマッチへの意気込みは?
 脇澤「テストマッチ、絶対に一発で受かりみさんにデビュー戦を見てもらえるように頑張るぞ!」

▼Wonderful Star 30分1本勝負
 ○夏樹☆たいよう&世IV虎(20分18秒/モモ☆ラッチ)●高橋奈苗&松本浩代

 4人が一斉にぶつかり、奈苗と夏樹が場外へ。リング上では松本と世IV虎がタックルを打ちあう。先に倒したのは世IV虎だったが、松本もすぐにやり返した。劣勢を強いられた世IV虎が奈苗にアトミックドロップで反撃。チェンジした夏樹は速射砲のドロップキックを連発し、奈苗に反撃する隙を与えない。世IV虎も加わり奈苗を痛ぶる。夏樹に奈苗が串刺しラリアットを、松本がショルダータックルを連発。夏樹が張り手からドロップキック、ミサイルキックと攻め込み、世IV虎は腕に噛みつき、さらにロープを使って腕を締めあげるなど、松本を攻めた。松本が腕に噛みついてお返しすると、奈苗もリングに入り、反対の腕に噛みつく。ダブル攻撃を狙った奈苗&松本だが、2人は90度の別方向に走ってしまい、ダブルのショルダータックルの威力は弱まってしまう。構わず連続したが、最後まで息があわず、松本は「お前のせいだ!」と奈苗を責めた。世IV虎が松本と奈苗をコーナーに重ねてボディアタックを狙うも、松本は「奈苗爆弾!」と奈苗をぶつける。しかし、串刺しボディアタックはカウンターのラリアットで返され、セントーン、バックフリップと浴びてしまう。夏樹のスピードに乗った攻撃で追い込まれた松本だが、バックエルボーで反撃。世IV虎を背負い、奈苗が前から抱きつくと、3人分の体重で夏樹にニードロップを浴びせた。さらに東海道落としを決めて奈苗とチェンジ。奈苗と夏樹が足を止めてエルボーを打ちあう。奈苗がラリアットで夏樹を一回転させるもカウント2。ワンセコンドは世IV虎のカットに邪魔され、さらに世IV虎のラリアットを浴びてしまう。夏樹のダイビングボディプレス、合体チンクラッシャー、夏樹のダイビングフットスタンプと追い込まれた奈苗。たいようちゃん☆ボムは潰して阻止したが、ドロップキックで場外に落とされる。しかし、夏樹の三角飛びプランチャは世IV虎と同士討ちにさせ、松本がトペをお見舞いする。奈苗が冷蔵庫爆弾で飛んだが、夏樹はカウント2で肩を上げ、ナナラッカは首固めに切り返す。夏樹のモモ☆ラッチは奈苗が潰してエビ固め。さらにナナラッカでたたきつけるも、世IV虎がカットに入る。夏樹のソバットからたいようちゃん☆ボムを狙うと、松本が夏樹を捕まえ、バックドロップで投げ捨てた。夏樹が松本の足を払ってドロップキックを奈苗に誤爆させると、奈苗をモモ☆ラッチで丸め込む。ついに夏樹が奈苗から3カウントを奪取した。

 世IV虎「おい、高橋奈苗。オメエはな、負け姿が一番似合ってるんだよ! こんなんで誰も奈苗軍団になんて、なりたくないんだよ。見ろよ。松本浩代も呆れてるだろ。このKYに親分、何か言ってやってください」。
 夏樹「よっしゃ! 勝ったぞ! 奈苗さん、これで現実わかりましたか? 今日奈苗さんに勝ったのは自分です。次、シングルマッチ。自分とやってください。何なら赤いベルトかけたっていいんですよ。奈苗さんが動けるならハイスピードのベルトだってかけてやりますよ。とにかくタッグチームは川崎葛飾が最強ってことだよ!」
 松本「奈苗さん、悔しくないんですか? 私、すっごい悔しいです。だけど、奈苗さんが負けようが、私にとっての絶対的存在なのは変わらない。お客さんだって(自分との)シングルマッチ見たいでしょ? 私はまだ諦めてないですから」。
 奈苗「黙って聞いていれば調子に乗りやがって。夏樹! 一回勝ったくらいで何なんだよ。こっちは勝ち続けて来てる。ここからが勝負の始まりだ! ベルト? 上等だよ。いつだってやってやる。私は逃げも隠れもしない。それから世IV虎、松本。お前らは何もわかってない。わかってないんだよ!」
 イオがリングに上がる。「奈苗さん、何なんですか? さっきのタッグワーク。何ですか? 奈苗軍団って。よそ見ばっかりしてるから負けるんですよ。奈苗さん、よそ見しないでください」。
 感動した奈苗が抱きつく。
 イオ「奈苗さん、私だけを見て。私とのタッグでベルトを狙っていきましょう!」
 奈苗「そうだー!」
 世IV虎「ちょっと待てよ。今、最強のタッグチームは川崎葛飾なんだよ。お前らそれでベルト獲れると思う? 今日はうちらが勝ったんで、うちらが締めさせてもらいます」。
 夏樹「今日は気分よくうちらが締めさせてもらいまーす! 選手、リングに上がって。きれいな円になって。行くぞ! 今を信じて、明日に輝け We are STARDOM!」

★バックステージのコメント

 夏樹「よっしゃ! 超嬉しい! 川崎葛飾最強! うちらは有言実行なんでね。タッグリーグが待ち遠しくてしょうがないですよ」。
 世IV虎「親分、おめでとうございます」。
 夏樹「パッション・レッドで同じ方向を見て、同じ方向を見ながら一歩下がって奈苗さんの背中を見ながらここまで来てここまで来た。旗揚げしてからは奈苗さんの目の前でアピールしてきたつもりですし、これからは背中じゃなくて面と向かって真っ正面から勝負していきたいですね。今日までも目の前に立ってはいるんですけど、立っているだけで、奈苗さんの視線は違う方向を向いていたと思うんですけど、今日勝ったことで正真正銘真っ向勝負。シングルやる約束もしたんでね。きっちりシングルマッチでどっちが強いか、自分が倒すべき人は高橋奈苗というのを証明したいと思います」。
 世IV虎「今日の親分は試合前から違うなって思っていたんですけど、本気で倒しに行くために姐御に協力してもらって一緒にトレーニングしたりしていたんで、その成果が出たんじゃないですかね。嬉しいですね。何も言えねえ。松本はうちに勝ってから言えよ」。
 夏樹「調子に乗りすぎでしょ」。
 世IV虎「あんな家電に負けないし」。
 夏樹「リサイクルショップに行ってから出直してほしいね」。
 世IV虎「買い換えですよ」。
 夏樹「(今後は)ベルトができた時点でうちらが総なめするって言ってきたんで。それを実現するのみですよ」。
 ──奈苗選手に勝つのは?
 夏樹「SUNの時にリーグ戦で勝ったことがあるんですけど、その時はまぐれとしか思われなかった。次はまぐれと言わせないですし、存在自体も勝っていけるようにね。今まで連破してきたんで。勝つしかないです」。

 奈苗「何とも言えないところが正直なところなんですけど、リングで言った通り。ここから本当の意味で戦いが始まると思うし、この負けには意味があると思うし、神様が忠告というか、教えてくれてるのかなって。思うしかないですよ、悔しい。赤いベルトの王者として、1カ月で一番近くの夏樹に負けるなんて。悔しすぎる。悔しすぎるけど、自分は今までも負けたりぶつかったり挫けたりしながら、そのたびに立ち上がってきたんで。ここからまた気持ちを切り替えて、リングで言った通りシングルでも何でもやります。私は逃げません。川崎葛飾、客観的に見ても、スターダム旗揚げしてから積み上げてきたものの大きさはわかるので、それは素直に敵がこんなにいるのは幸せなことだし、スターダムの刺激的なリングに立っていられることを幸せに思います。奈苗軍団は諦めないです。プロレスでつながる仲間を増やしていきたいし。所属選手に限らず増やしていきたいし、信念があるので。イオを一番に大事に、タッグを狙っていきます。でも、勢力を拡大して知らしめていきます。スターダムの人間怖い…。でも、前向きに頑張ります」。
 ──世IV虎選手、松本選手へ『わかってない』と言っていたが?
 奈苗「負けたことを揚げ足を取られて悔しかったのもありますが、勝ち続けてきたことの重さというか、いつも勝ち続け、トップを張り続けてきたと思っているので。その大きさというか、やり続けたことを…わかってもらわなくてもいいんですけどね。そういう意味でわかってないですね。世IV虎と松本もまたチャンスは違ったし、世IV虎は舐めくさってるし。積み上げていくことの重要さというか。自分を一定のレベルというか、高いレベルで、プロレスにすべてを捧げてきたこと、思いがパーってでてきましたね」。

 紫雷イオ、初参戦でゆずポンをフォール

『スターダムSeason3 Wonderful Stars2011』
◆8月14日(日)東京・新木場1st RING(12:30)
観衆325人(超満員)

▼オープニング

 Kちゃんパンダとともにダンスを披露した風香GMが挨拶。「みなさん、こんにちわ。本日は暑い中、ご来場ありがとうございます。みなさんのおかげで7月24日後楽園大会を大成功で終えることができました。今日からスターダム第2章として、レギュラー参戦選手や練習生が増えて、これからも新しいスターダムを見せていけると思うので、応援よろしくお願いします」。

▼20分1本勝負
 世IV虎(9分37秒/エルボードロップ→体固め)鹿島沙希

 世IV虎がロックアップにいくも、鹿島は付き合わずに張り手。これに怒った世IV虎が顔を踏みつけ、髪の毛を掴んで振り回す。鹿島が腕ひしぎ逆十字固めを狙うと、持ちあげてマットにたたきつけスリーパー。ショルダータックルを連発し、マウントエルボーを浴びせ、さらに「死ね!」と両手で首を絞めた。ヒップドロップ、逆エビ固めと攻め続けるも、回転エビ固めで逆転され、ドロップキック連発、フェースクラッシャー、クリストと反撃を許す。しじみでは3カウントギリギリでヒヤリとさせられたが、最後はエルボードロップ一発で3カウント奪取。鹿島も肩を上げようと必死に動いたため微妙なカウントに見えたが、世IV虎が勝ち名乗りを受けた。

★バックステージのコメント

 世IV虎「丸め込みを連発されるのは想定外でしたね。味噌汁みたいな何だかわからない技(しじみ)があるのは知ってたけど。(3カウントは)あれは決まってた。客のエーって声は聞こえたけどね。(最初の)張り手は来ると思わなくて。先にやられたのはむかついた。でも、認めないです。フリフリ着たやつはプロレスラーでも何でもないんでね。この後に自分のサプライズがあるんで、楽しみにしていてください」。
 鹿島「やっぱ正面から行っても勝てないなって思いましたね。もうエルボー一発で倒れてしまって、凄いパワーでした。(先に張り手を放ったが?)向こうのペースでやったら無理だと思ってペースをつかもうと思ったんですけど、何かブチ切れられてしまいました。(カウントが微妙だったが?)スリー入ってないと思ったんですけどね。ゴングが鳴ってて。でも、痛くてそれどころじゃなかったです。次はもっと頭を使って勝ちたいと思います」。

▼20分1本勝負
 夏樹☆たいよう(8分50秒/トリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル)須佐えり

 ゴングと同時にハイスピードの攻防。須佐は何とか付いていこうと追いかけ回し、カニ挟みからアンクルホールドに捕獲。女子高生固めも決めた。しかし、キック、エルボーの重さには耐えきれず動きが止まってしまう。腕極め式DDT、スイング式DDT、ロープを駆け上がってのスイング式首固めと攻め続けたが、カウンターでクロスボディアタックを浴びてしまい再び劣勢に。最後はコーナー最上段から飛んだ夏樹に腕を捕まえられ、丸め込みでグラウンドも引きずり込まれると、ラ・マヒストラル3回転でフォール負け。勝利した夏樹は客席最前列で観戦していた中西百重さんの元に駆け寄り握手をかわしていた。

★バックステージのコメント

 夏樹「(須佐が)ハイスピードのタイトルマッチできるかって言ったら、まだまだできないですけど、その素質は感じましたね。やっぱり体が小さいと、自分も小さいからわかるんですけど、大きい選手が一発のところを、うちらは2、3発、10発ってね。パワー、スタミナが必要だし、小さいから動きで勝負すればいいんじゃなく、動き以外のところでも勝負できるようになって、初めてハイスピードだと思っているので。その上で磨いていってもらいたいなって思います」。
 須佐「初めてのシングル戦で、今までの選手とは違うので緊張しました。やっぱり理想と現実は全然違うっていうのを思い知らされましたね。(ロープワークは)途中から訳分からなくなり、追いかけることしか頭になかったです。(ベルトは?)まだまだ遠い存在ですね。手の届かない存在になって、自分にはまだだってわかりました」。

▼キッズ・ファイト~夢のプロレス物語~3分1本勝負
 世IV虎(2分27秒/ボディプレス→体固め)夢

 当日発表となっていた夢の対戦相手は世IV虎。握手に応じない世IV虎に対し、夢はシャイニング式の側頭部蹴りで先制。ドロップキック、619、サッカーボールキックと攻め続けるも、世IV虎が首根っこを掴んでコーナーにたたきつけ、顔を踏みつけた。さらにロープにはりつけにすると鼻フック。何と619まで披露して見せた。ダイビングボディアタックはキャッチされながらも、すぐにスイングDDTに返した夢だったが、カサドーラはスリーパーに切り返されてしまう。ボディスラムで力いっぱいマットにたたきつけられ、すでに動けない夢だったが、世IV虎はだめ押しのボディプレス。夢は初めて引き分け以外の結果に終わり、リングの上で泣いてしまった。

 世IV虎がマイク。「キッズだか何だか知らねえけど、18歳が9歳に負けるわけねえんだよ」と吐き捨てて退場。夢は「今回は負けてしまったんですけど、絶対にいつか世IV虎に勝って見せたいと思います。その時まで応援してください」と早くもリベンジを宣言した。

★バックステージのコメント

 夢「世IV虎が出てくると思わなかったし、まさか負けると思わなかったです。悔しいです。必ず世IV虎に勝ちます」。
 世IV虎「一試合目にお客さんからエーって言われるし、暴れ足りなかったんですね。今日はどっちにも先手を奪われたんですけど、先にやられるのは本当に腹立つから。リングで18歳が9歳に負けるわけないだろって言ったけど、キックは痛かった…かな。(ブーイングが飛んだが?)あれがうちのスタイルなんでね。9歳だろうが30歳以上だろうが、うちと試合すればああなるんだよ。みんな今まで9歳だからって、手加減してるか何かわからないけど、うちは知らないし、まず(手加減の)やり方がわからないから。空気を読むつもりはないし、試合は試合。これからも自分の試合をしていきます。いつでもリベンジに来いよ。あと10年経ったくらい? いや、それでも負けないかな。そんなヤワじゃないんでね。自分の恐ろしさを分かってもらえたと思います」。

▼AMA結成記念シングルマッチ30分1本勝負
 星輝ありさ(12分27秒/シャイニング・ブリッジ)岩谷麻優

 女-AMA-の2人がデビュー戦以来半年ぶりとなるシングル対決。手四つの力比べからスタート。岩谷がグラウンドに持ち込み、腕ひしぎ逆十字固めを狙い、コーナーで踏みつける。串刺しのフロントキックで星輝が反撃。同じように踏みつけてやり返した。星輝が串刺しドロップキックを連発。岩谷がカウンターでキックを狙うも、星輝はギリギリで踏みとどまったが、岩谷はドロップキック、ジャンピングボディプレス、腕固め、ネックブリーカー、コルバタと攻め立てる。張り手の打ち合いはどちらも譲らなかったが、星輝が胸元へグーパンチを放ちドロップキック。岩谷を肩に担いだが、これは腕固めに切り返されてしまった。星輝のハイキック、スリーパーを凌いだ岩谷は、屈伸式のダイビングボディアタックを連発。ウラカンラナや十字固めで3カウントを迫ったが、星輝のハイキックで動きが止まってしまう。それでも1399はカウント2で肩をあげ、ブラジリアンキックはロープに手を伸ばす粘りを見せる。得意の蹴りで決着をつけられない星輝は、岩谷を腕をクロスさせたファイアーマンキャリーで担ぐと、そのまま変形のブロックバスター。初公開の新技でカウント3を奪った。

★バックステージのコメント

 星輝「ボディアタックが凄く痛かったです。やっぱり麻優ちゃんも強くなっていて、私も強くなったと思っていたけど、でもあのボディアタックは痛くて、受ける前に自分がかわせるようになりたいです。でも、女-AMA-としてではなく、旗揚げから半年で、前より2人ともレベルアップできたんじゃないかなって思いました。最後、新しい技を出したんですけど、私はずっと得意技が蹴りしかなくて、他にないかなって考えた末にできた技です。ブロックバスターみたいですが少し違うんですよ。シャイニング・ブリッジという名前にしました。あの技も磨いて、3カウントを取れるように頑張りたいと思います」。
 岩谷「普段から仲がいいというか、女-AMA-のことを話していたし、どういう技を出してくるか予想はしていたんですけど、顔面へのソバットとか、顔に蹴りを入れられて意識が飛んだというか。やっぱりデビュー戦で負けた相手だし、ライバルでもあるので勝ちたかったんですけど、負けてしまって…。でも、蹴りが凄いなって思いましたね。ライバルだけど、これから対戦することもあるだろうけど、女-AMA-を結成した以上、ありさの蹴りを自分の力にプラスにして、2人で2倍になるじゃなく、無限の可能性を広げていけたらいいなって思います」。

▼Kちゃんパンダインタビュー

 今回は夏樹。出てこない夏樹をサングラス姿の夢が力づくでリングに連れ込み「やっぱ今時、川崎葛飾葛西でしょ」とトラブルメーカー2入り(?)をアピール。「意気込みはスターダムをハイスピード王国にすることです」、「普段はなるべく体力を使わないように遅いです」と夏樹。「夏の出会いは?」と聞かれると「絶対にそういうのになると思った」と逃げようとするも、捕まってしまい続行。風香「トラブルメーカー2ですけど、1は何ですか?」、夏樹「姐御がいろいろ昔に問題を起こした元祖と言うことで」、風香「市井舞ちゃんじゃないんだ(笑)」、風香「タッグリーグは川崎葛飾最強伝説で?」、夏樹「自分のパートナーは世IV虎しかいない。スターダム始まってからずっとやってるし、一番組んでいるので負けないですね。当たってみたいのは奈苗さんとイオのチーム」。夏樹が警戒して答えるためグダグダに。急きょ、夏樹vs風香のハイスピード対決「叩いて被ってゴンザレス(ジャンケンポン)」で勝負することになった。まず、風香が先制するも夏樹がまさかの流血。2本目は夏樹が思いっきり叩いてやり返した。3本目。ジャンケンで負けた夏樹がブロックしてセーフとなったが、ピコピコハンマーが壊れてしまう。やり直しはジャンケンで負けた風香が叩いてしまい、夏樹が怒って風香にジャイアントスイング。風香の反則となり、夏樹がKちゃんパンダチャンピオンベルトを巻いた。夏樹「挑戦者募集!」

▼WonderfulStarsタッグバトル30分1本勝負
 高橋奈苗&○紫雷イオ(17分52秒/ライダーキック→片エビ固め)●愛川ゆず季&美闘陽子

 スターダム初参戦のイオが青の新コスチュームで登場。奈苗との「チーム丸顔(がんがん)」で無敗のBY砲と対戦した。イオは入場すると愛川に近づきにらみつける。試合前は愛川がイオとの握手を拒否した。先発で美闘と対戦したイオはローキックに顔をゆがめ、奈苗の肩の上に乗る連係攻撃は失敗。イオが2人がかりで攻められ、ローンバトルを強いられた。ようやくチェンジした奈苗は1人で2人を吹っ飛ばす大暴れ。美闘に宙づりスリーパー、ダイビングラリアットを決めると、イオは美闘にドロップキックを連発。さらにその場飛びのムーンサルトプレスも披露した。終盤、美闘が奈苗にハイキック、浴びせ蹴りを決めると、愛川はアルバトロスを許さず逆にSTF。さらにゆずポンスタナー、ゆずポンキック・ブルー、フィッシャーマンスープレックスと畳み掛けた。しかし、ゆずポンキックはかわされてしまい、奈苗のショットガンΩ、イオのジャベに愛川が捕まる。619、スワンダイブ式ボディプレスと攻められ、逆転を狙った合体ゆずポンキック・レッドもかわされ、奈苗のショルダータックルで2人一緒に吹っ飛ばされてしまった。イオはゆずポンキック・ブルーをブリッジしてかわし、河津落としと奈苗のラリアットの合体を決める。しかし、ムーンサルトプレスはヒザを立てられ、美闘のジャーマン、愛川のシャイニングゆザード、ハイキック、ゆずポンキック・ブルー、ゆずポンスタナーと追い込まれるも、奈苗がラリアットで助けに入る。イオは2度目でムーンサルトプレスを愛川に決めるもカウント2。ならばとライダーキックを放つと、ついに3カウント。イオはスターダム初戦で無敗のBY砲に土をつけることに成功した。

 奈苗「イオ、あんた素晴らしいね。最高だね。まさにスターダムに現れた新星って感じじゃないですか」。
 イオ「奈苗さん、ありがとうございます。奈苗さんも最高で最強のパートナーですよ。奈苗さん、タッグのタイトルも発表されたことですし、このタッグで狙っていこうじゃないですか」。
 奈苗「もちろんね。ベルトを2人で巻いて、この丸顔同士、チーム丸顔と書いてガンガン、ガンガン行ってベルトを目指していきたいと思うので、ガンガン応援よろしくお願いします」。
 イオ「2人でって言いましたけど、自分1人の力を試すためにスターダムに来ました。ということは狙う物ありますよね? ゆずポン、愛川ゆず季。私のライダーキックの味はどうだった? 勝った者には言う権利があるんですよ。私がタッグのベルトも獲って、シングルのベルトももらって、全部のベルトをもらっていこうじゃないですか」。
 奈苗「え、全部?」
 イオ「やるからには全部ですよ。まあ、今はいいじゃないですか」。
 愛川「黙って聞いてれば訳の分からないことばかり言って。高橋さん、タッグチームができてよかったですね。紫雷イオ、お前調子に乗ってるんじゃないよ。いきなり後楽園に現れて、高橋さんのご機嫌をとってスターダムに参戦して。本当の目的はベルトだったんですか。でも、負けたからには挑戦はいつでも受けます。ただ、スターダムのみんなはわからないですけど、私は(イオ参戦を)高橋さんみたいに喜んでませんから」。
 美闘「外からいらして超えらそうな態度、なんですか? ゆずポンが必ず防衛します。タッグも私たちが必ず獲ります」。
 奈苗「お前はもの申す前に、後楽園で私に負けてるんだよ。まあ、いいわ。紫雷イオという素敵なパートナーが現れたのでね。今日はお前(イオ)が締めてくれ。これから高橋奈苗軍団がガンガンいくのでよろしくお願いします。私と組みたいという人はいっぱいいるんですよ。その中からイオを選んでるの。そこを忘れないで」。
イオ「これからレギュラー参戦しますので、よろしくお願いします。今を信じて! 未来に輝け! ウィー・アー・スターダム!」

★バックステージのコメント

 奈苗「勝った! ガンガンいいね。いやぁ、ライダーキックはグルグル回ってすごいわ」。
 イオ「勝ててよかった…ということはなく、今日の勝ちは当たり前だと思うんですよ。掌の上で転がして勝ちました。ただ、2人とも蹴りが本当に痛くて、舐めてかかったらやられちゃいましたね。本当に素晴らしいと思います。でも、まだまだガンガンが勝っていきますので。まだまだ安泰ですよ」。
 奈苗「初戦にして安泰?(笑) 今までは布石ですね。雑魚たちが騒いでいただけで、私はイオが運命という感じがしました。でも、連係が失敗してしまって…」。
 イオ「まあ、それは追々育んでいけば、ね」。
 奈苗「ガンガンとしてイオもスマートになってマッチョになって、これから切り開いていきましょう」。
 ──タッグ王座の話も出たが?
 奈苗「はい。タッグのベルトは大好きなので、イオと連係、絆を作っていきたいと思いますので。そういうことでベルトからこっちに来てくれると思うし、他のチームには負けないしね」。
 イオ「ベルトはつかみ取っていくものかも知れないけど、流れる水のように集まっていくものだと思っているので、タッグなり白いベルト、赤いベルト、全部私に集まってくると思います」。
 奈苗「赤はないよ」。
 イオ「いいじゃないですか、それはね」。
 ──チーム名「チーム丸顔」は?
 イオ「ノーコメントでお願いします。まあ、お客さん(の反応)に任せますかね」。
 奈苗「これからガンガンの渦が巻き起こっていくと思うので、お客さんもよろしくお願いします」。

 愛川「本当に今日は悔しいとしか言いようがないですけど。イオ選手、コスチュームから谷間を出しているし、本当に気にくわない。ベルトに挑戦するって言ってたんですけど、負けたし挑戦して来るなら受けます。でも、手に入れたばかりの白いベルトは絶対に渡したくないです。向こうは若くていい体とか言ってるけど、グラビアアイドルとして負けられないし、タイトルマッチをやるなら、水着で出てきてもらいたいです。体の違いも見せつけていきたいし、負けたくないって思っています」。
 美闘「イオさんはクルクル回って軸もできてるし、本当に強かったです。でも、ゆずポンが絶対に防衛してくれるし、タッグも私たちが獲ります。よそ者には獲られたくないです」。
 愛川「高橋さんはパートナーができて喜んじゃってる感があるんですけど、私たちが底力を見せて勝ちます。(イオ選手は)対戦したことのないような選手だったので、どっちから来るかもわからないし、ビックリっていうのがあるんですけど、髪の毛も赤くて、いかにもプロレスラーって感じですよね。私はプロレスラーっぽくないプロレスラーを目指しているので。私たちのタッグは回数を重ねるごとによくなって来ていると思うし、まだまだのチームですけど、陽子ちゃんの強烈な蹴りもあるし。陽子ちゃんを使って(笑)勝っていきたいと思います」。
 美闘「私たちの方が連係がありますよね。あっちはグチャグチャだったし」。
 愛川「高橋さんが本当にうるさい」。
 美闘「若作りですかね?」

 
 
 
 
 
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夏樹☆たいよう引退試合
6月1日(日)後楽園ホール